JP2010112696A - 空気調和装置の遠隔管理システムおよび遠隔管理方法 - Google Patents

空気調和装置の遠隔管理システムおよび遠隔管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ビルなど対象物件における異常への対応のための作業時間を短縮できる空気調和装置の遠隔管理システムを提供する。
【解決手段】室内機8aa,8ab…は、異常コード通知アプリケーション33a,33b…と個体番号通知アプリケーション34a,34b…を持っている。ローカルコントローラ3aは、グループ・異常コードの対応関係情報39を持っている。異常発報時には、室内機8aa,8ab…からローカルコントローラ3aを経由して遠隔管理装置4に、異常コードと共に個体番号とグループに関する情報とが通知される。さらに、遠隔管理装置4からサービスマンなどが携帯しているサービス端末6に、異常が発生している室内機の個体、異常に関連するグループ及び個体やグループに関連する情報が通知される。
【選択図】図3

Description

本発明は、室外機及び複数の室内機で構成された空気調和装置を管理する遠隔管理システムおよび遠隔管理方法に関し、特に、通信網を介して空気調和装置を管理する空気調和装置の遠隔管理システムおよび遠隔管理方法に関する。
遠隔管理システムにおいては、各地に点在するビルなどの対象物件に配置された空気調和装置の管理を行うため、対象物件ごとにローカルコントローラが設けられている。例えば特許文献1(特開2008−51357号公報)には、通信回線を通じてローカルコントローラにより空気調和装置を監視するとともにローカルコントローラを介して空気調和装置に指令を与える中央管理装置を備える遠隔管理システムの例が記載されている。
このような遠隔管理システムを使って空気調和装置の保守・管理を行う場合、空気調和装置に異常が起きた際に空気調和装置のどこで異常が発生したかを特定することが重要である。ところで、空気調和装置の場合、異常の大半は室外機で発生する。室外機は、ビルの屋上や室外機専用の部屋に設置され、室外機の数も1系統に1〜3台程度である。そのため、異常の発生している系統が分かれば、異常の発生している室外機の特定は容易であり、異常発生箇所の特定は容易であった。
しかしながら、発生割合は少ないものの、室内機を特定しなければならない空気調和装置の異常も発生している。一般的な空気調和装置において、室内機は、一つの系統に十数台〜数十台が接続されている。しかも、一つの系統に接続された室内機が同じフロアにあるとは限らず、異なるフロアや異なる部屋に配置されることは珍しくない。そのため、異常の発生が室内機においてのものである場合には、サービスマンなどが対象物件で行う異常発生中の室内機の特定は難しく、異常への対応に時間が掛かっていた。
本発明の課題は、ビルなどの対象物件における異常への対応のための作業時間を短縮できる空気調和装置の遠隔管理システムを提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、空気調和装置と監視装置と遠隔管理装置とを備えている。空気調和装置は、室外機及び室外機と同じ系統に属する複数の室内機を有する。管理装置は、空気調和装置に接続され、空気調和装置を監視する。遠隔管理装置は、監視装置に通信回線を介して接続されている。空気調和装置は、異常識別情報通知手段と個体識別情報通知手段とを持っている。この異常識別情報通知手段は、室内機の異常を検知して異常の種別を識別するための異常識別情報を監視装置に通知する。また、個体識別情報通知手段は、室内機の個体を識別するための個体識別情報を異常識別情報に合わせて通知する。監視装置は、空気調和装置の運転に関して過去の運転情報を記憶する記憶部を有する。監視装置は、異常が発生した室内機について、記憶部に記憶している過去の運転情報の中から異常識別情報に関連する異常情報を取得する。そして、取得した異常識別情報に関連する異常情報とともに個体識別情報を監視装置は遠隔管理装置に送信することができる。
本発明によれば、遠隔管理装置では、監視装置の個体識別情報通知手段から通知された個体識別情報により、異常が発生した室内機の個体を識別することができる。このとき、個体識別情報が異常識別情報に合わせて通知されるため、通知された異常の発生している室内機が設置されている遠隔地で作業をするサービスマンなどに対して、遠隔管理装置のオペレータが、通知されている異常に対応する室内機を特定して指示を出すことができる。
第2発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第1発明の空気調和装置の遠隔管理システムであって、監視装置は、室内機が属するグループと異常識別情報との対応関係を記憶部に記憶している。記憶部に記憶されている個体識別情報及びグループと異常識別情報との対応関係に基づいてグループの識別情報を異常情報とともに遠隔管理装置に監視装置が送信する。
本発明によれば、記憶装置に記憶されているグループと異常情報との対応関係により、個体識別情報とともに、異常識別情報に対応したグループの識別情報を監視装置が送信できるので、空気調和装置の異常に対処するために必要な対象をグループという形態で特定することができる。それにより、異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第3発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第2発明の空気調和装置の遠隔管理システムであって、監視装置は、個体識別情報またはグループ識別情報で識別される個体またはグループに関連のない情報を異常情報の中から除いて遠隔管理装置に送信する。
本発明によれば、送信すべき異常情報の中から、異常に関係する個体やグループに関連のない情報すなわち不要な情報が監視装置により除かれるので、監視装置から遠隔管理装置に送信される情報量が削減できる。
第4発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第3発明の空気調和装置の遠隔管理システムであって、監視装置は、同一の室内機を複数のグループに割り付け可能に構成されている。
本発明によれば、監視装置により、同一の室内機を複数のグループに割り付けることで、室内機を複数のグループに重複して所属させることができる。
第5発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第2発明から第4発明のうちのいずれかの空気調和装置の遠隔管理システムであって、遠隔管理装置は、記憶部の対応関係を書き換えるための書換手段を有する。
本発明によれば、遠隔管理装置の書換手段により、グループと異常識別情報との対応関係を書き換えられるため、最初の試運転などの際に詳しく条件出しなどを行う作業を省き、必要に応じて試運転後に遠隔管理装置から書き換えを行える。
第6発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第1発明から第5発明のうちのいずれかの空気調和装置の遠隔管理システムであって、公衆回線を介して遠隔管理装置に接続される、携帯可能な受信装置をさらに備える。また、遠隔管理装置は、個体識別情報を受信装置に送信する送信手段を有する。
本発明によれば、異常の発生している現場に携帯された受信装置により、遠隔管理装置の送信手段から送られてくる個体識別情報をサービスマンなどが受信して、異常のある室内機を特定することができる。それにより、サービスマンなどは異常のある室内機の特定を迅速に行える。
第7発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第2発明の空気調和装置の遠隔管理システムであって、室内機は、ショーケースであり、異常識別情報は、ショーケースの特定の測定温度が所定時間に所定範囲において変動するショーケース温度異常に関するものである。また、グループは、ショーケース温度異常が発生した系統に属する室外機と全てのショーケースとを含むものである。
本発明によれば、ショーケース温度異常が発生したとき、その温度異常の判断の元になっている特定の測定温度が所定時間に所定範囲内において変動するものである場合、監視装置から遠隔管理装置に、ショーケース温度異常を示す異常識別情報および異常情報とともに、異常が発生しているショーケースの個体識別情報と、ショーケース温度異常が発生した系統に属する室外機および全てのショーケースを含むグループの識別情報とを送信することができる。それにより、遠隔管理装置の側では、送られてきたグループに属する室外機や他のショーケースもガス漏れなどのショーケース温度異常の兆候がないかを、室外機や他のショーケースの過去の運転情報を用いて迅速に調べることが可能になる。このように、室外機や他のショーケースの過去の運転情報を調べることは、故障の有無の判断の確度を向上させるのにも役立つ。
なお、ここで、特定の測定温度が所定時間に所定範囲内において変動するというのは、例えば、30分ごとに測定されるショーケースの最低温度が6時間で2〜3度の範囲で上昇するような場合をいう。このようなゆっくりとした最低温度の変動をきたす故障の場合には、1台のショーケースだけでなく複数台のショーケースにもショーケース温度異常を示す兆候が現れることが経験則や実験などから知られている。従って、室外機や他のショーケースなどのグループの状況を分析することが、迅速で正確な判断を促進することになる。
第8発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第2発明の空気調和装置の遠隔管理システムであって、異常識別情報は、室内機の設定温度に対して室内機の設置箇所の室内温度が所定時間以上乖離する異常に関するものである。また、グループは、室内機の設置箇所の室内温度の調節に係わる全ての室内機を含むものである。
本発明によれば、室内機の設定温度に対して室内機の設置箇所の室内温度が所定時間以上乖離する異常が発生した場合、監視装置から遠隔管理装置に、設定温度から室内温度が乖離する異常を示す異常識別情報および異常情報とともに、異常が発生している室内機の個体識別情報と、室内機の設置箇所の室内温度の調節に係わる全ての室内機を含むグループの識別情報と、それらに係わる過去の運転データとを送信することができる。
それにより、遠隔管理装置の側では、異常を検知している室内機だけでなく、その室内機の設置箇所の室内温度調節に係わる全ての室内機を含むグループの過去の運転情報を用いて迅速に調べることが可能になる。また、室内温度調節に係わる全ての室内機の過去の運転情報を調べることで、その室内の快適性の評価が可能になる。さらに、異常が検知された室内機が所属する系統の室外機と室内機をグループに含めておくこともできる。このような同一の系統に属する室外機や室内機の運転データもあわせて分析すれば、異常原因を抽出するのに役立つ。
第9発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、第2発明の空気調和装置の遠隔管理システムであって、異常識別情報は、運転スケジュールに反する異常に関するものである。また、グループは、運転スケジュールに反する異常を発生している室内機と同一の空間に存在する全ての室内機を含むものである。
本発明によれば、運転スケジュールに反する異常が発生した場合、運転スケジュールに反する異常を示す異常識別情報および異常情報とともに、異常を発生している室内機の個体識別情報と、異常を発生している室内機と同一の空間に存在する全ての室内機を含むグループの識別情報と、それらの過去の運転情報とを送信することができる。
それにより、遠隔管理装置の側では、異常を検知している室内機だけでなく、その室内機と同一空間に存在する全ての室内機を含むグループの過去の運転情報を用いて迅速に状況を確認することが可能になり、運転スケジュールに反する理由の分析が迅速に行え、その確度も高くなる。
第10発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムは、空気調和装置と監視装置と遠隔管理装置とを備えている。監視装置は、空気調和装置に接続されている。そして、監視装置は、空気調和装置を監視する。室外機及び室外機と同じ系統に属する複数の室内機を有する。監視装置は、遠隔管理装置は、監視装置に通信回線を介して接続されている。また、監視装置は、空気調和装置の運転に関する過去の運転情報、室内機の異常を検知して異常の内容を判定するための異常内容判断情報および、室内機が属するグループと異常内容判断情報との対応関係を記憶する記憶部を有する。そして、監視装置は、過去の運転情報と異常内容判断情報とを比較して異常を認識し、認識した異常に関する情報とともにグループの情報を遠隔管理装置に送信する。
本発明によれば、記憶装置に記憶されているグループと異常内容判断情報とを比較して監視装置が異常を認識し、そして、監視装置が、認識した異常に関する情報とともにグループの情報を遠隔管理装置に送信するので、空気調和装置の異常に対処するために必要な対象をグループという形態で特定することができる。それにより、異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第11発明に係る空気調和装置の遠隔管理方法は、第1工程で、空気調和装置が、室内機の異常を識別するための異常識別情報及び、室内機の個体を識別するための個体識別情報を出力する。第2工程では、室内機に接続されている監視装置が、異常識別情報に関連する異常情報を取得する。第3工程では、監視装置が、通信回線を介して接続されている遠隔管理装置に対し、異常情報とともに個体識別情報を出力する。
本発明によれば、遠隔管理装置は、第3工程で、異常識別情報に合わせて監視装置から出力された個体識別情報により、異常が発生した室内機の個体を識別する。それにより、異常が発生している室内機が設置されている遠隔地で作業をするサービスマンなどに対して、遠隔管理装置のオペレータが、異常の室内機を特定して指示を出すことができる。
第1発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、遠隔管理装置から離れた遠隔地で室内機の異常に対応するサービスマンなどの作業時間を短縮することができる。
第2発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、異常の対応に必要なグループが特定されることで、異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第3発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、不要な情報の削減により通信負荷を軽減することができる。
第4発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、同一の室内機を異なるグループに所属させて管理できるため柔軟な管理が行える。
第5発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、対象物件でサービスマンなどが行う初期設定のための作業における余分な負担を軽減できる。
第6発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、異常処理対応現場における異常室内機の特定の迅速化により異常対応作業を短縮することができる。
第7発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、ショーケース温度異常の対応に必要なグループが特定されることで、ショーケース温度異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第8発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、室内機の設定温度に対して室内温度が所定時間以上乖離する異常の対応に必要なグループが特定されることで、異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第9発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、運転スケジュールに反する異常の対応に必要なグループが特定されることで、運転スケジュールに反する異常への対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第10発明に係る空気調和装置の遠隔管理システムでは、異常が監視装置で特定され、そして異常の対応に必要なグループが特定されることで、異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
第11発明に係る空気調和装置の遠隔管理方法では、遠隔管理装置から離れた遠隔地での室内機の異常に対応するサービスマンなどの作業時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る遠隔管理システムと管理対象の接続の概要を示す図。 空気調和装置の構成を示す図。 第1実施形態に係る遠隔管理システムの構成の概要を示すブロック図。 グループを説明するための概念図。 (a)サービス端末の画面表示の一例を示す平面図。(b)サービス端末の画面表示の他の例を示す平面図。 第2実施形態に係る遠隔管理システムの構成の概要を示すブロック図。 グループを説明するための概念図。
−第1実施形態−
<管理対象と遠隔管理システム全体の構成>
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置とその遠隔管理システムとの接続関係と構成の概要を図1に示す。遠隔管理システム1は、ビルなどの物件B1,B2,B3…に設けられた空気調和装置2a,2b,2c…の管理を行っている。管理対象である空気調和装置2a,2b,2c…自身にも管理に用いられる制御装置が組み込まれていることから、空気調和装置2a,2b,2c…も遠隔管理システム1の中に含まれる。遠隔管理システム1は、空気調和装置2a,2b,2c…に加えて、ローカルコントローラ3a,3b,3c…と遠隔管理装置4とを備えている。
ローカルコントローラ3a,3b,3c…は、各物件B1,B2,B3に少なくとも1個ずつ設けられ、各物件B1,B2,B3に設置されている空気調和装置2a,2b,2c…にそれぞれ接続されている。各物件B1,B2,B3の空気調和装置2a,2b,2c…の規模が大きいような場合には、一物件当たりに複数のローカルコントローラが設けられることもある。ローカルコントローラ3a,3b,3c…は、インターネットなどの通信回線5を介して遠隔管理装置4の遠隔管理サーバ4aに接続されている。遠隔管理装置4には、データ保管用のサーバや電子メールを送受信するためのサーバなど種々の装置が設けられるのが一般的であるが、ここでは遠隔管理システム1と直接関連する遠隔管理サーバ4a以外の装置の記載を省略している。
遠隔管理システム1においては、異常を検知した場合には、通信回線5を介して遠隔管理装置4に接続されているサービス端末6を用い、サービスマンなどの修理を行う者に対して異常に関する情報や修理に関する情報を伝達する。
<空気調和装置の構成>
まず、遠隔管理システム1の管理対象である空気調和装置2a,2b,2c…の構成について説明する。図1に示すように、空気調和装置2a,2b,2c…は、室外機7a,7b,7c,7d,7e…と室内機8aa,8ab…,8ba,8bb…,8ca,8cb…,8da,8db…,8ea,8eb…とを含んでいる。空気調和装置の室内機とは、室内の空気調和のために設置される機器をいい、空気調和装置の室外機とは、室内機と連結されて室外の空気などとの間で熱や湿度などの交換を行う機器をいう。
図1に示すように、例えば、室外機7aと室内機8aa,8abとは連結されて、一つの系統を構成している。従って、物件B1には、3つの系統が存在し、3つの系統には3つの室外機7a,7b,7cがそれぞれ連なっている。一つの物件に系統がいくつ存在するかは、物件ごとに異なっており、ここでは、物件B2,B3に各1系統ずつ存在する場合を例示している。ただし、系統は3系統よりも多い場合もあり、物件によって様々である。なお、室内機には、分離型のヒートポンプ式空気調和装置の室内機ばかりでなく、室外機と同一系統内で一緒に管理される熱交換機能付きの換気扇なども含まれる。
また、図1では、室外機7aに連結されている2つの室内機8aa,8abを描いているが、室外機7aに連結される室内機の数も物件によって様々であり、一系統に連結される室内機が60台程度になる場合もある。そして、同じ物件B1に設置される室内機8aa,8ab…,8ba,8bb…8ca,8cb…の設置場所も様々である。例えば、同一系統に連結されている室内機8aa,8ab…が異なる階のフロアに配置される場合もあり、異なるテナントの部屋に配置される場合もある。
(系統)
次に、室外機と室内機の連結について、室外機7aと室内機8aa,8ab…を例にとって図2を用いて説明する。図2に示すように、室外機7aと室内機8aa,8ab…とは、冷媒連絡配管9a及び通信ネットワーク10aによって連結されている。室外機7aと室内機8aa,8ab…で構成されている系統において、系統を構成するいずれかの機器に故障が発生したときには、故障の影響が冷媒を共有する系統全体に及ぶ場合がある。そのため、系統において不具合が発生した時に、通信ネットワーク10aで集められる室外機7aや室内機8aa,8ab…などの系統を構成する機器のデータ全般を解析しないと故障箇所や故障原因が特定できない場合もある。
(冷媒回路)
図2に示すように、室外機7aの圧縮機11、四路切換弁12及び室外側熱交換器13並びに、室内機6aa,6ab…の膨張弁14a,14b…及び室内側熱交換器15a,15b…は、冷媒連絡配管9aによって連結されて閉じたループ、すなわち冷媒回路を形成している。この冷媒回路の中を冷媒が循環する。また、冷媒と室内外の空気と間の熱交換のために、室外側熱交換器13及び室内側熱交換器15a,15b…に対して室外側ファン16及び室内側ファン17a,17b…が設けられている。
冷房時には、圧縮機11で圧縮されて吐出された冷媒が四路切換弁12を介して室外側熱交換器13に送られる。室外側熱交換器13では外気との熱交換が室外側ファン16によって促進され、熱を奪われた冷媒は、冷媒連絡配管9aを通って膨張弁14a,14b…に送られる。膨張弁14a,14b…で高圧液状の冷媒が低温低圧の湿り蒸気の状態に変化し、室内側熱交換器15a,15b…に入る。室内側熱交換器15a,15b…では室内空気との熱交換が室内側ファン17a,17b…によって促進され、熱を奪って温度が上昇した冷媒は、四路切換弁12を介して圧縮機11に送られる。
暖房時には、四路切換弁12が切り替わって、圧縮機11で圧縮されて吐出された冷媒が室内側熱交換器15a,15b…に送られる。そして、冷房時とは逆の経路をたどって、室外側熱交換器13を出た冷媒は圧縮機11に送られる。
なお、上記の説明は、室外機7aと室内機8aa,8ab…について行ったが、室外機7bと室内機8ba,8bb…、室外機7cと室内機8ca,8cb…、室外機7dと室内機8da,8db…及び室外機7eと室内機8ea,8eb…についても同様に冷媒回路が形成されている。
(制御用機器の配線)
空気調和装置2aにおける空気調和の動作を正しく効率よく行わせるために、冷媒回路の室外機7aや室内機8aa,8ab…の各構成要素のうちのいくつかは、それぞれの機器の中に組み込まれた室外側制御部18及び室内側制御部19a,19b…によって制御される。
室外機7aには、室外機7aの各部の温度を測定するための温度センサとして、熱交換器温度センサ20、出入口温度センサ21、吸込側温度センサ22、吐出側温度センサ23及び外気温度センサ24などが設けられており、こられの温度センサ20〜24で測定された温度が室外側制御部18に伝達される。熱交換器温度センサ20は、室外側熱交換器13の内部の冷媒の温度を検出する。出入口温度センサ21は、室外側熱交換器13の出入口に設けられ、室外側熱交換器13と室内機8aa,8ab…との間を通う冷媒の温度を測定する。吸込側温度センサ22は、圧縮機11に吸い込まれる冷媒の温度を測定する。吐出側温度センサ23は、圧縮機11から吐出される冷媒の温度を測定する。外気温度センサ24は、外気温度を検出する。
室外機7aには、圧縮機11に吸入される冷媒の圧力を測定するための吸入側圧力センサ25及び、圧縮機11から吐出される冷媒の圧力を測定するための吐出側圧力センサ26などの圧力センサが設けられている。吸入側圧力センサ25及び吐出側圧力センサ26などで測定された冷媒の圧力は室外側制御部18に伝達される。
また、室外機7aにおいては、圧縮機11のモータ、四路切換弁12及び室外側ファン16のモータが室外側制御部18に接続されている。室外側制御部18により、圧縮機11のモータ及び室外側ファン16のモータの回転数やオン・オフが制御され、四路切換弁12の切替が制御され、室外側制御部18による制御に関する制御情報も蓄積される。
室内機8aa,8ab…には、室内側熱交換器15a,15b…の第1出入口と第2出入口の冷媒の温度を測定するための第1温度センサ27a,27b…と第2温度センサ28a,28b…が設けられ、室内の温度を測定するための室内温度センサ29a,29b…が設けられている。これらの温度センサ27a,27b…、28a,28b…,29a,29b…で測定された温度が室内側制御部19a,19b…に伝達される。
また、室内機8aa,8ab…においては、膨張弁14a,14b…や室内側ファン17a,17b…のモータなどが室内側制御部19a,19b…に接続されている。この室内側制御部19a,19b…により、膨張弁14a,14b…の開度及び室内側ファン17a,17b…のモータの回転数やオン・オフなどが制御され、室内側制御部19a,19b…の制御に関する制御情報も蓄積される。
室内側制御部19a,19b…は、通信ネットワーク10aを介して室外側制御部18に接続され、室外側制御部18は通信ネットワーク10aを介してローカルコントローラ3aに接続されている。そのため、室外側制御部18や室内側制御部19a,19b…で収集された温度や圧力に関するデータ及び制御情報は、ローカルコントローラ3aを介して遠隔管理装置4に集めることが可能である。
<遠隔管理システムの構成と動作>
図3は、遠隔管理システムの構成の一部を示すブロック図である。図1に示したように、遠隔管理システム1は、複数の物件B1,B2,B3…の遠隔管理を行っているが、物件ごとの構成は類似していることから説明を簡単にするため、遠隔管理装置4と物件B1の間に構築された構成について説明する。さらに、遠隔管理装置4と物件B1の間に構築される構成において、室外機7aと室内機8aa,8ab…の系統、室外機7bと室内機8ba,8bb…の系統、及び室外機7cと室内機8ca,8cb…の系統の管理が類似することから、以下、遠隔管理システム1のうち、室内機8aa,8ab…と室外機7aとローカルコントローラ3aと遠隔管理装置4とサービス端末6で形成されている部分の構成について説明する。なお、本発明の用途が、空気調和装置の異常時の対応にあることから、異常時に必要な構成と動作の説明を主に行い、通常時の動作などの説明を省略する。
図2において示した室外側制御部18と室内側制御部19a,19b…による各種センサを用いた室外機7a及び室内機8aa,8ab…の構成機器の制御における異常検知について、図3のブロック図を用いて説明する。図3に示すように、室外機7aの室外側制御部18は記憶部30を有し、室内機8aa,8ab…の室内側制御部19a,19b…は記憶部31a,31b…を有している。記憶部30には、異常コード通知アプリケーション32が記憶されており、記憶部31a,31b…には、異常コード通知アプリケーション33a,33b…及び個体番号通知アプリケーション34a,34b…が記憶されている。異常コード通知アプリケーション32、33a,33b…は、室外側制御部18及び室内側制御部19a,19b…の温度センサ21〜24,27a〜29a,27b〜29bや圧力センサ25,26や制御対象の各構成機器から送られてくる情報及び制御対象の各構成機器に与える情報に基づいて異常を特定し、特定した異常に対応する異常コードを特定する。異常の特定は、センサ等や制御対象の構成機器等との間の送受信情報の組み合わせが、予め記憶している、異常コードに対応する送受信情報の組み合わせと一致するか否かで行われる。個体番号通知アプリケーション34a,34b…は、異常コードの通知の際に起動され、異常コードとともに異常が発生している室内機8aa,8ab…の個体番号を付与して室外側制御部18に送信する機能を有する。
なお、図3に示した室外側制御部18及び室内側制御部19a,19b…と温度センサ20〜24,27a,27b…,28a,28b…,29a,29b…や圧力センサ25,26や制御対象の各構成機器との接続は、図2で示したこれらの接続関係と同じであるので説明を省略する。
室外側制御部18及び室内側制御部19a,19b…は、温度センサ20〜24,27a,27b…,28a,28b…,29a,29b…と圧力センサ25,26、圧縮機11、四路切換弁12、室外側ファン16、膨張弁14a,14b…、及び室内側ファン17a,17b…などから異常を示す信号を受信すると、受信した信号が示す異常を特定する。そして、異常が室内機8aa,8ab…で発生しているなら、室内機8aa,8ab…が室外側制御部18を経由して、室内機8aa,8ab…の個体番号及び特定した異常に対応する異常コードをローカルコントローラ3aに送信する。
例えば、室内側ファン17aが送風を指示しても回転しないなどの異常があると、室内側制御部19aは、異常コード通知アプリケーション33aにより、室内側ファン17aのオン・オフ異常を認識し、このオン・オフ異常に対応する異常コード、例えば「XXX001」のようなコードを室外側制御部18に送信する。その際、室内側制御部19aは、個体番号通知アプリケーションにより、室内機8aaを示す個体番号、例えば「YY1001」のような番号を一緒に室外側制御部18に送信する。これら異常コードと室内機8aaの個体番号を受信した室外側制御部18はローカルコントローラ3aに異常コードと個体番号を転送する。
例えば、異常が発生しているのが室外側ファン16であった場合には、室外側制御部18は、異常コード通知アプリケーション32により、室外側ファン16のオン・オフ異常を認識し、このオン・オフ異常に対応する異常コード、例えば「XXX101」のようなコードをローカルコントローラ3aに送信する。室外機7aの異常の場合には、通常は、1系統に1台の室外機しか存在しないことから、異常コードの「XXX101」によって、異常箇所が室外機7aの室外側ファン16ということを特定できる。室外機7aの場合には従来と同様に系統が識別できれば個体を識別する必要がないことから、室内機8aa,8ab…の個体番号通知アプリケーション34a,34b…を記憶部30に記憶させておく必要はない。ただし、個体番号通知アプリケーションを室内機8aa,8ab…に準備しておいて、室内機8aa,8ab…の個体番号は通知するようにしてもかまわない。
図3に示すように、ローカルコントローラ3aは、通信部35、コントローラ側制御部36及び記憶部37を有している。ローカルコントローラ3aの通信部35は、通信ネットワーク10aを介して室外側制御部18とデータの送受信を行い、インターネットなどの通信回線5を介して遠隔管理装置4とデータの送受信を行う。空気調和装置2aに異常が発生したときには、通信部35で室外側制御部18から送られてくる状態データや異常コードなどを受信する。状態データとしては、例えば、空気調和装置2aの室外機7aや室内機8aa,8ab…の運転時間や運転回数、圧縮機11のモータの回転数、室外側ファン16のオン・オフや回転数、室内側ファン17a,17b…のオン・オフや回転数、室内温度、室外温度、室外側熱交換器13の温度、室内側熱交換器15a,15b…の温度、圧縮機11から吐出される冷媒の温度や圧力、圧縮機11に吸入される冷媒の温度や圧力などがある。
コントローラ側制御部36は、遠隔管理装置4からの指示に従い、空気調和装置2aの運転状態を監視している。監視のために、コントローラ側制御部36は、空気調和装置2aから受信した状態データや異常コードの処理を行っている。また、コントローラ側制御部36は、室外機7aや室内機8aa,8ab…のオン・オフ制御や設定温度の変更などの制御を行う場合もある。
ローカルコントローラ3aの記憶部37は、通信部35で受信した空気調和装置2aの状態データや異常コードなど室外機7a及び室内機8aa,8ab…の状態情報38を記憶する一方、これらの処理に必要な情報を予め記憶しており、コントローラ側制御部36に対して出力する。また、コントローラ側制御部36が空気調和装置2aに対して行った制御の内容などを記憶する。
また、記憶部37は、グループ・異常コードの対応関係情報39を記憶している。グループとは同一系統の室外機7aや室内機8aa,8ab…から抽出されたものが属する集団であって、同一のグループには、異常が検知されたときに、異常のある室内機と共に配慮しなければならない室内機や室外機が含まれる。また、発生している異常の種類によって影響の出る範囲や配慮すべき範囲が異なることから、当然、グループに属する室内機や室外機の配分は異常コードに対応して行われている。そのため、このような異常が発生している室内機の異常コードとグループとの対応関係がグループ・異常コードの対応関係情報39に記述されている。ローカルコントローラ3aでは、個体番号と異常コードから、異常の発生している室内機ばかりでなく、それに関連する室内機も一つのグループとして特定する。なお、物件B1がビルの場合には、室外機7aに属する同一系統の室内機8aa,8ab…が異なるテナントに属するなど使用状況の観点からグループに属する室内機の配分がなされる場合もある。
例えば、先に説明したような室内側ファン17aが動作しないといった場合には、この異常の影響は室内機8aaに限定的なものであるから、室内側ファン17aのオン・オフ異常を示す異常コード「XXX001」のグループとしては、室内側ファン17aが故障している室内機8aaのみを属させておけばよい。一方、同じ室内機8aaの異常でも、膨張弁14aが閉じないといった場合には、他の室内機8ab…に流れる冷媒が不足して他の室内機8ab…において適切な冷凍サイクルを行わせることが難しくなる場合もある。そのような場合には、室内機8aaだけでなく他の室内機8ab…を含めて、影響を調査する必要のある室内機をグルーピングする。
空気調和装置2aに異常が検知されて、ローカルコントローラ3aが遠隔管理装置4に対して異常発報を行う場合には、ローカルコントローラ3aは、記憶部37に記憶されている室外機・室内機の状態情報38のうち、異常発生前30分間の状態情報を送信する。ただし、異常コードに対応するグループが、系統の中の一部の室内機のみを含む場合には、そのグループに関連した情報に絞って状態情報の送信が行われる。異常コードに対応して状態情報をどの範囲まで送信するかもグループ・異常コードの対応関係情報39に記述されている。
従って、室内機8aa,8ab…のいずれかに異常があり、ローカルコントローラ3aが遠隔管理装置4に異常発報を送信する場合には、異常のある室内機の個体番号、異常コード、異常コードに対応するグループコード及びそのグループに関連する状態情報が異常発報に含まれる。
なお、図3にはローカルコントローラ3aのみを示しているが、図2に示したローカルコントローラ3b,3c…が管理においてローカルコントローラ3aと類似の役割を果たすものであることは、系統が異なる室外機7a,7b,7c…や室内機8aa,8ab…、8ba,8bb…、8ca,8cb…の管理が互いに類似するものであったのと同様である。そこで、図3において、ローカルコントローラ3b,3c…の記載を省略し、余分な説明を省いている。
遠隔管理装置4は、ローカルコントローラ3aから異常発報を受け取ると、その異常発報を遠隔管理サーバ4aで処理して、インターネットなどの通信回線5を介してサービスマンなどが使用するサービス端末6に情報を送る。例えば、個体番号がサービスマンに分かってもサービスマンが効率よく修理する役には立たない。サービスマンなどが物件において迅速に異常に対応するためには、個体番号で特定される室内機がどのような機種なのか、どこに設置されているのか、どのテナントが使用しているのかなどの個体番号に関連する情報が必要になる。このような情報を送るため、遠隔管理装置4は、遠隔管理サーバ4aの記憶部40に、個体番号で特定される室内機に関連する情報が集積されている個体番号関連情報41、異常コードで特定される異常に関連する情報が集積されている異常コード関連情報42、及びグループに関連する情報が集積されているグループ関連情報43を記憶している。
ここで、グループの具体的な設定方法について説明する。まず、ローカルコントローラ3aの側では、試運転時、系統毎での室外機・室内機の検出を従来と同様に行い、各系統をデフォルトのグループとして設定する。異常コードは全てデフォルトのグループに設定する。次に、ローカルコントローラ3a側で必要に応じて室内機1台以上を構成要素として任意のグループを作成する。このとき、デフォルトのグループから新規に作成したグループに、異常コードを移動する。試運転発報送信処理を実行するとき、作成したグループ情報も合わせて遠隔管理装置4に送信する。遠隔管理装置4では、試運転発報受信処理が実行され、作成されたグループ情報が読み込まれる。
グループの設定を行う場合、一つの室内機が複数のグループに属することを許容するようにする。異なる故障に起因する場合には、故障が起きた室内機が及ぼす影響も異なり、考慮すべき対象が異なる場合がある。例えば、1階フロアの室内機の膨張弁が閉まらないといった故障の場合のグループG1を1階フロアに配置されている室内機に割り当て、同じ1階の室内機の室内側ファンが動作しないといった故障の場合のグループG2を1階のフロアに配置されている異常を起こした室内機自身に割り当てると、1階のフロアの同じ室内機がグループG1に所属すると共にグループG2にも所属する。
また、遠隔管理装置4の遠隔管理サーバ4aは記憶部40を有しており、この記憶部40に、異常コードとグループの対応関係を書き換えるためのアプリケーションであるグループ・異常コードの対応関係情報書換アプリケーション44が記憶されている。この対応関係情報書換アプリケーション44を起動することにより、ローカルコントローラ3aの記憶部37に記憶されているグループ・異常コードの対応関係情報39を書き換えることができる。試運転時に室内機8aa,8ab…のグループを設定しなければならないとすると、試運転時の作業が増えて空気調和装置2aを稼動させる作業の負担が増えてしまう。そこで、遠隔管理装置4から、グループ・異常コードの対応関係情報書換アプリケーション44により、必要に応じて、室内機1台以上で任意の新規グループの作成、既存グループの変更・削除を行うことができるようにする。対応関係情報書換アプリケーション44により、系統の全ての室外機7aと室内機8aa,8ab…を含むデフォルトのグループから新たなグループを作成するとき、新規に作成するグループに適切な異常コードを設定する。例えば、空気調和装置2aの運転状況や機種やテナントなどの状況を検討してから適切と思われるグループと異常コードとの組み合わせの選別を行う。グループの作成・変更・削除があった場合、設定情報をローカルコントローラ3aに通知する。遠隔管理装置4からの通知を受けて、ローカルコントローラ3aは、グループ情報(異常コード情報を含む)を更新する。
サービス端末6は、通信部45、端末側制御部46、記憶部47及び表示部48を有している。サービス端末6の通信部45は、インターネットなどの通信回線5を介して遠隔管理装置4とデータの送受信を行う。空気調和装置2aに異常が発生したときに、通信部45では、遠隔管理装置4から送られてくる、室外機7a及び室内機8aa,8ab…のうち異常に関連するものを特定するための情報及び、異常の状況や異常に対処するための情報などを受信する。端末側制御部46は、主に、遠隔管理装置4から受信した情報を表示部48に表示するための処理を行う。サービス端末6の記憶部47は、遠隔管理装置4から送信されてくる情報を記憶する。
<異常発報への対応>
異常発報を受けたときの対応について、図3及び図4を用いて説明する。以下、異常への対応について、異常への対応に系統全体を考慮しなければならない場合、異常への対応にグループを考慮しなければならない場合、及び異常への対応に個別の室内機だけを修理すればよい場合に別けて説明する。
(系統での対応)
系統で対応しなければならない場合として、まず、室外機7aで故障が生じた場合が考えられる。例えば、冷房時に、室外側ファン16が動いていなかったり、室外側熱交換器13に汚れが付着していたりして、十分に冷媒が冷却されない場合には系統全体に影響が出る。例えば、室外側ファン16が動いていない場合には、室外機7aの室外側制御部18で異常を検出し、その異常に対応する異常コード「XXX101」をローカルコントローラ3aに送信する。ローカルコントローラ3aでは、グループ・異常コードの対応関係情報39により、異常コード「XXX101」に対応するグループを特定する。この場合、図4に示す、系統全てを含むグループG0が特定される。また、このグループG0の場合には、異常発報のデータに、異常発生前30分の全ての室外機7aと室内機8aa,8ab…の状態データが必要であることがグループ・異常コードの対応関係情報39に記述されているので、ローカルコントローラ3aは、異常コード「XXX101」とともに、グループG0を示す情報と異常発生前30分の状態データとを異常発報に含めて遠隔管理装置4の遠隔管理サーバ4aに送信する。異常発報に基づいて異常の解析が行われ、遠隔管理装置4により、サービス端末6を通じてサービスマンに対して、物件B1の室外機7aの室外側ファン16を点検・修理するように指示が出される。この場合、室外機7aの設置場所が限られていることから、その設置場所をサービスマンが特定するのは容易である。
(グループでの対応)
図4に示す室内機8aa,8ab…、8af,8ag…、8am,8an…のうち、一部の室内機8aa,8ab…の冷房能力が十分に確保されない場合を考える。この場合、室内側制御部19a,19b…のいくつかから、冷房能力不足を示す異常コード「XXX002」及び異常のある室内機の個体番号が室外機7aを経由してローカルコントローラ3aに送信される。ローカルコントローラ3aでは、グループ・異常コードの対応関係情報39により、異常コード「XXX002」に対応するグループを特定する。この場合、冷房能力が十分でないというのは室内機個別の異常に起因する可能性が高く、その点を考慮して予め記憶されている異常コードとグループの対応関係から、図4に示す室内機8aa,8ab…を含むグループG1が特定される。異常コード「XXX002」の場合、グループG1が特定されると、予めグループG2,G3…の状態データが必要ないという情報がグループ・異常コードの対応関係情報39に記述されているので、グループG2,G3…の状態データは遠隔管理装置4には送信されない。従って、ローカルコントローラ3aは、異常コード「XXX002」、この異常コードを発信している室内機の個体番号、グループG1を示す情報、及びグループG1に属する室内機8aa,8ab…と室外機7aの異常発生前30分の状態データを遠隔管理装置4に送信する。異常発報に基づいて異常の解析が行われ、遠隔管理装置4により、サービス端末6を通じてサービスマンに対して、物件B1のグループG1の室内機8aa,8ab…を点検・修理するように指示が出される。例えば、図5(a)に示すように、サービス端末6の表示部48に、グループG1に属する室内機8aa,8ab…がどの場所に設置されているかが一目で分かるような表示を行う。図5(a)においては、斜線で示したものが異常コードを送信した室内機である。グループに属する室内機の配置場所をレイアウト画面で表示することによって、サービスマンは、異常が発生している物件において速やかに異常の原因箇所に到達できる。図3に示した個体番号関連情報41やグループ関連情報43とレイアウト画面の情報をリンクさせておくことで、図5(a)に示すようなレイアウト画面表示を行うことができる。
物件B1において、サービスマンは、斜線で示した室内機8aa…を調べ、例えば3階フロアの配管の詰まりが原因で冷媒循環量が不足しているなどの故障の原因を発見することができる。その際に、グループで表示することにより、異常コードを発信している室内機以外にもサービスマンの注意が及ぶので、異常の原因の発見が早くなることが考えられる。
(室内機個別の対応)
図4に示す室内機8aaの室内側ファン17aにオン・オフ異常が発生した場合を考える。この場合、室内機8aaの室内側制御部19aから、オン・オフ異常を示す異常コード「XXX001」及び異常のある室内機8aaの個体番号が室外機7aを経由してローカルコントローラ3aに送信される。ローカルコントローラ3aでは、グループ・異常コードの対応関係情報39により、異常コード「XXX001」に対応するグループを特定する。この場合、室内機8aaのみを修理すればよいことが分かっているので、その点を考慮して予め記憶されている異常コードとグループの対応関係から、図4に示す室内機8aaのみを構成要素とするグループG4が特定される。異常コード「XXX001」の場合、グループG4が特定されると、予め構成機器の状態データが必要ないという情報がグループ・異常コードの対応関係情報39に記述されているので、状態データは遠隔管理装置4には送信されない。従って、ローカルコントローラ3aは、異常コード「XXX001」、この異常コードを発信している室内機の個体番号、及びグループG4を示す情報を遠隔管理装置4に送信する。異常発報に基づく異常の解析を省いて、遠隔管理装置4により、サービス端末6を通じてサービスマンに対して、物件B1の室内機8aaを点検・修理するように指示が出される。例えば、図3に示した個体番号関連情報41とレイアウト画面の情報をリンクさせておくことで、図5(b)に示すように、サービス端末6の表示部48に、室内機8aaがどの場所に設置されているかが一目で分かるような表示を行う。
<グループ化>
以上、遠隔管理システム1における異常対策およびその異常対策でのグループの役割について説明してきた。このような異常対策で用いられるグループについては、どのようなグループ化を行ってもある程度の効果は見込める。しかし、グループ化をどのように行うかによって、遠隔管理システム1の異常対応の性能に差が生じることが考えられる。そこで、具体的な方法や例を挙げながらグループ化についてさらに詳しく説明する。
グループ化による効果としては次のようなものが考えられる。グループ化によって、異常が発生した機器をグループ単位で分析できるようになるため、個々の機器しか分析しない場合に比べて容易に異常の原因などが確定できるという効果が生じると考えられる。また、グループ化して異常時に送信するデータをグループのものに限るとすれば、発生した異常の分析に必要十分な機器の運転データを遠隔管理装置4に送信することができるという効果があると考えられる。それにより通信コストの最適化が図られる。
以上のことから導き出される結論は、グループ化を行うときには、上述の効果を最大限に引き出せるような構成要素を抽出するように行うのが好ましいということである。
(グループ化方法)
グループ化の方法としては、例えば次の4つのグループ化の方法が考えられる。第1の方法は、異常の内容、異常の原因あるいは異常コードによるグループ化である。この場合には、同一の異常の内容、同一の異常の原因、あるいは同一の異常コードのものを一つのグループとする。このような場合、異常を生じているものが1台ということが多いが、第1の方法に従えば、異常を生じている1台が1つのグループをつくることになる。1台が1グループをつくることにより、遠隔管理装置4やサービス端末6の側では、他の室内機などに異常の原因が存在する可能性の少ないことを認識することができ、作業の迅速化に役立つ。
また、同一の異常の内容や同一の異常の原因ばかりでなく、類似する異常の内容や類似する異常の原因や複数の異常コードで一つのグループをつくることもできる。類似するもの同士などでグループをつくる場合には、どのように組合せてグループをつくれば効果的かということを予め実験や過去の事例から決定する。そして、グループは、異常が起これば関連するグループのデータを送付できるように、予め、異常との関連付けが行われ、例えば図3の空気調和装置2aの室内機8aa,8ab…などのグループについては、ローカルコントローラ3aの記憶部37のグループ・異常コードの対応関係情報39に記述される。
グループ化方法の第2の方法は、使用方法によるグループ化である。第2の方法では、複数の室内機を、同じように使用されているものに分類する。そして、同一の分類に一つのグループを割り当てる。このようにグループ化することで、同一グループの構成要素の正常/異常の比較によって異常の原因を特定し易くなる。例えば、同じ室内空間に設置されているもの、サーバ室に設置されているあるいはオフィスビル各階のトイレに設置されているなど機能が同じ空間(部屋)に設置されているもの、同じ系統に属するもの、またはペリメータ処理・外調処理に利用するなど用途が同じもの等を基準にグループ化する場合が考えられる。
グループ化方法の第3の方法は、使用時期によるグループ化である。使用時間帯、曜日、使用日時(スケジュール)などが同じものを一つのグループとする。また、第3の方法においても第1の方法と同様に、使用時期が完全に一致するものだけをグループ化する場合だけでなく、使用時期が類似するものを同一のグループに分類してもよい。例えば、オフィスビルなどでの深夜に利用される室内機を一つのグループにする場合などである。
グループ化方法の第4の方法は、サービス内容に係わるグループ化である。例えば、いわゆる省エネ制御サービスといわれるものが適用されるものを一つのグループとする。ここで、省エネ制御サービスとは、設定された環境にするためにできるだけエネルギー消費を少なくするような制御を予め用意されている複数の制御方法の中から選択して空気調和を実施させる制御である。省エネ制御サービスの場合、例えば設定温度と室内温度の乖離が所定値を超える場合にはエネルギーを省くことよりも快適性を重視して迅速に設定温度との差を解消するような制御に切り替えるような設定がされるのが一般的である。例えば、このような切り替えが頻繁に起こる場合には、異常として認識して運転データとともに遠隔管理装置に報告することが考えられる。その際に、省エネ制御サービスについての異常と判断された室内機をグループとして、そのグループに関連する全ての運転データを報告する。この場合に用いられるグループをつくるためのグループ化が第4の方法に該当する。この第4の方法によるグループの特徴は、ローカルコントローラ3aなど(監視装置)が異常と判断した室内機を中心にグループ化を行う点である。この第4の方法によりグループ化されたグループについては、第1実施形態による遠隔管理システム1では、ローカルコントローラ3a,3b,3c…に異常を認識する機能がないため、ローカルコントローラ3a,3b,3c…から遠隔管理装置4に報告を行うことができない。この第4の方法によるグループの報告が可能な遠隔管理システムについては第2実施形態において説明する。
(グループ化の具体例)
(1)ショーケースの場合
(i)ショーケースの機器接点異常の場合、発生したショーケースに異常が限定される。この場合は、第1の方法でグループ化が行われたグループが用いられる。例えば、ショーケースの機器接点異常を示す異常コードがあるのであれば、その異常コードを発生するものが一つのグループである。もし、異常を発生しているショーケースが図4の室内機8aa,8afに相当するものであるとすると、これらのショーケースのみの過去の運転データをローカルコントローラ3aが遠隔管理装置4に送信する。遠隔管理装置4の方では、2つのショーケースがグループ化されていることで、例えば同じ時期にメンテナンスが行われたなど両方に共通する履歴に気づき易くなり、故障の因果関係を探るのに便利である。また、異常がそれら室内機に特定のもので他の室内機を調べる必要性の小さいことが認識できるので、対象の室内機を集中的に詳細に調べて原因の特定を急ぐことができる。
(ii)ゆっくりとしたショーケース温度異常の場合は、ガス漏れ等、室外機や他のショーケースも関連する異常である。ゆっくりとしたショーケース温度異常とは、例えば、ショーケースの30分ごとの最低温度が6時間で2度上昇するような異常である。この場合は、第2の方法でグループ化が行われたグループが用いられる。ショーケース温度異常に対応するグループは、同一系統に属する室外機と他のショーケースを含むものになる。もし、異常を発生しているショーケースが図4の室内機8aaに相当するものであるとすると、室外機7aおよびショーケース8aa,8ab…,8af、8ag…,8am,8an…の過去の運転データをローカルコントローラ3aが遠隔管理装置4に送信する。
(iii)急激なショーケース温度異常の場合、ショーケースのドアの開放や機器の故障など、発生したショーケースでの異常と考えられる。急激なショーケースの温度異常とは、温度の閾値を10分以上超過する場合などが該当する。このような場合には、第1の方法でグループ化が行われたグループが用いられ、上述のショーケースの場合(i)と同様の処理が行われる。
(2)オフィスの空気調和装置の場合
(i)室内機の温度センサ異常など、その室内機自身の以上の場合、第1の方法によるグループが用いられる。この場合、上述のショーケースの場合(i)と同様の処理が行われ、ローカルコントローラから遠隔管理装置に該当室内機のみの運転データが送信される。
(ii)室内機のリモートコントローラの設定温度と吸込温度(室温)の乖離が長時間(例えば3時間以上)継続している場合、第2の方法によるグループが用いられる。この場合、同一空間の全ての室内機をグループ化することができる。このようなグループの室内機の過去の運転データを分析することで快適性を評価することができる。例えば、設定温度と吸込み温度の乖離が長時間続いているのが1台だけであれば、この室内機が存在する空間の快適性は損なわれていないと判断できる。逆に、同一空間の大半の室内機が同様の傾向を示していれば、快適性が低下していると判断できる。もし、時間を追う毎に同様の傾向を示す室内機が増えてきているのであれば、時間を追う毎に快適性が低下してきていると判断できる。
さらに、設定温度と吸込温度の乖離が長時間継続している原因を探る場合には、同じ系統の室外機と室内機をグループに含ませることができる。同じ系統の室外機と室内機をサブグループに含ませることにより、異常原因を抽出するときにはこのサブグループを分析する。同一系統の機器を分析することで、例えば、冷媒の循環量が不足して設定温度と吸込温度が乖離しているなどの原因の特定が容易になる。
(iii)省エネ制御サービスにより夜間空調停止スケジュールが設定され、夜間の空調電力を削減する制御が行われることがある。そして、このような夜間空調停止スケジュールの期間に室内機で異常が発生する場合がある。このような場合、例えば室内機の温度センサ異常が発生しているとすると、省エネ制御サービスが行われていなければ、第1の方法によりグループ化されたグループの過去の運転データが、例えば図3の室内機8aaからの通知を受けてローカルコントローラ3aから遠隔管理装置4に送信される。
しかし、省エネ制御サービスで夜間空調停止スケジュール中に温度センサ異常が発生するのは、室内機を停止させる制御と矛盾する。そのため、このような場合に備えて、第2の方法によるグループ化も行っておく。つまり、同一の空間の全ての室内機をグループ化する。そして、図3のローカルコントローラ3aの記憶部37に例えば夜間空調停止スケジュールの対象となっている室内機が記憶されている。また、ローカルコントローラ3aのグループ・異常コードの対応関係情報39には、同一の空間の全ての室内機を含むグループと、夜間空調停止スケジュールの対象になっている室内機について所定の異常(例えば温度センサ異常)の発生とが関連付けて記述されている。さらに、夜間空調停止スケジュールの対象になっている室内機について所定の異常が発生した場合には、第1の方法によってグループ化された所定の異常の通常のグループよりも、夜間空調停止スケジュールの対象となっている室内機の異常に関連付けられたグループを優先する処理を行うよう設定される。それにより、夜間空調停止スケジュールの対象になっている室内機について所定の異常が発生した場合、第1の方法で作成されたグループではなく、第2の方法で作成されたグループについて過去の運転データなどが例えば図3のローカルコントローラ3aから遠隔管理装置4に送信される。遠隔管理装置4では、このグループに関するデータを用いて、夜間空調停止スケジュールで停止しているはずの室内機で異常が発生した理由について状況確認を行うことができる。
(iv)定期的に発生する異常の場合、第3の方法によるグループ化を行う。この場合は、同一スケジュールの室内機を同一のグループとするグループ化を行う。しかし、定期的に異常が発生する場合、発生している異常が定期的なものであるか否かの判断を行わなければならない。そのために、例えば、図3の室内側制御部19aの異常コード通知アプリケーション33aまたはローカルコントローラ3aの記憶部37に記憶させたアプリケーションにより、発生した異常が定期的なものか否かの判断を行う。一例を挙げるとすれば、前回同じ室内機で同じ異常が発生した日時までの期間と、前々回同じ室内機で同じ異常が発生した日時から前回の日時までの期間とを比較して、その差が所定範囲例えば期間の10%以内なら定期的と判断するなどである。定期的に発生している異常と判断されれば、同一スケジュールの室内機のグループの過去の運転データなどが、例えば図3のローカルコントローラ3aから遠隔管理装置4に送信される。
(v)省エネ制御サービスについて解除指令が頻発し、省エネ制御サービスが提供できない状態が継続することがある。このような省エネ制御サービスの解除指令が頻発する場合には、第4の方法によるグループ化が行われる。第4の方法によるグループ化では、ローカルコントローラ3aなどが異常と判断した室内機をグループ化する。また、サブグループとして、異常と判断された室内機と同一空間の全ての室内機をグループ化するという、第2の方法によるグループ化を合わせて行うことができる。
このようなグループを用いることで、遠隔管理装置4においては、省エネ制御サービスの対象となっている室内機についての分析を行うことができる。そしてさらに、解除指令が頻発している室内機と同一空間の全ての室内機を分析することができる。さらに、その特定された室内機が属する同一空間の全ての室内機を分析することで、予想される省エネ制御サービスの解除の原因の検証を行うことができる。
ただし、省エネ制御サービスについて解除指令が発せられたことは、室外側制御部18や室内側制御部19a,19b…などでは検知することができない。そのため、ローカルコントローラ3aに、省エネ制御サービスについて解除指令が発せられたことを異常として認識するアプリケーションが必要になる。そのため、第1実施形態の遠隔管理システム1ではこのようなグループに対応することはできないので、第2実施形態に示すような構成を持つ遠隔管理システムが必要になる。
−第2実施形態−
本発明の第2実施形態に係る遠隔管理システムについて図6および図7を用いて説明する。図6に示す第2実施形態の遠隔管理システム1Aも、図3の第1実施形態の遠隔管理システム1と同様に、空気調和装置2aの室外側制御部18と室内側制御部19a,19b…とローカルコントローラ3aAと遠隔管理装置4とを備えている。
第2実施形態の遠隔管理システム1Aが第1実施形態の遠隔管理システム1と異なるところは、ローカルコントローラ3aAの構成である。第2実施形態の遠隔管理システム1Aにおいて、ローカルコントローラ3aAの構成以外のところ、すなわち管理対象と遠隔管理システム1Aとの関係は第1実施形態とほぼ同じであり、空気調和装置2aの構成も第1実施形態と同様である。従って、以下の説明においては、第2実施形態の遠隔管理システム1Aのローカルコントローラ3aAを中心に説明する。
第2実施形態のローカルコントローラ3aAが第1実施形態のローカルコントローラ3aAと構成において異なる点は、記憶部37Aには、第1実施形態のローカルコントローラ3aの記憶部37に存在しなかった異常コード通知アプリケーション50と個体番号通知アプリケーション51とを備えている点である。
上述のグループ化のところでも説明したように、サービス内容に関してグループ化を行った場合(グループ化の第4の方法)には、サービス内容に関する異常を発生している室内機を中心にグループ化が行われる。
この場合に重要な点は、サービス内容に関する情報を持たない室内側制御部19a,19b…では、サービス内容に関する異常が検知できないということである。図6を用いて説明すると、サービス内容に関する情報は、ローカルコントローラ3aAの記憶部37Aに記憶されている。例えば、室内機8aa,8ab…の中で省エネ制御サービスの対象となっている室内機は、記憶部37Aに記憶されており、省エネ制御サービスの設定・解除は、ローカルコントローラ3aAで行われる。
ここでは、省エネ制御サービスが頻繁に解除される事柄を異常とする場合を例にしてサービス内容に関する異常とグループとの関係について説明する。まず、省エネ制御サービスが頻繁に解除される異常を定義して、ローカルコントローラ3aAで異常を検知する方方の一例を示す。ここでは、空気調和装置2aについて一日に10回以上省エネ制御サービスが解除される場合を異常とする。この条件は、ローカルコントローラ3aAの記憶部37Aの異常コード通知アプリケーション50に記述されている。そのため、室内機・室外機の状態情報38に記憶されている過去の運転データを参照して、一日に10回の省エネ制御サービスの解除があったと判断された場合には、異常コード通知アプリケーション50により、省エネ制御サービスにおける異常が検知される。なお、ここでは、取得したばかりの最新の運転データも、処理のためには、ローカルコントローラ3aAの記憶部37に記憶されるのであるから、過去の運転データの一形態とみなしている。
このような省エネ制御サービスの異常が検知されると、異常コード通知アプリケーション50により個体番号通知アプリケーション51が起動され、個体番号通知アプリケーション51に異常コード通知アプリケーション50から解除のあった室内機の情報が与えられる。それにより、個体番号通知アプリケーション51は、省エネ制御サービスの解除のあった室内機の個体番号を通知できる状態になる。
ローカルコントローラ3aAは、省エネ制御サービスの異常検知を受けて、この異常とグループとの対応関係を抽出する。省エネ制御サービスの異常には、異常コードが割り当てられている。ローカルコントローラ3aAは、省エネ制御サービスの異常コードと、個体番号通知アプリケーション51が通知する個体番号を使って、グループ・異常コードの対応関係情報39から対応するグループを特定する。
そして、ローカルコントローラ3aAは、対応するグループに属する室外機と室内機の過去の運転データを室内機・室外機の状態情報38から抽出し、グループの識別情報や異常コードや個体番号とともに、図7に示すように、遠隔管理装置4に送信する。
このときのグループは、ローカルコントローラ3aAが異常有りと判定した室内機とその室内機が属する系統の室外機と室内機から構成される。異常が発生している室内機と同一空間の全室内機の過去の運転データを分析することで、遠隔管理装置4の側で省エネ制御サービスの解除頻発の原因についてより詳細に検討を加えることができる。
第2実施形態の遠隔管理システム1Aについて、第1実施形態で説明したように室内機8aaなどで異常が発生した場合には、第1実施形態の遠隔管理システム1と同様の動作を行える。第1実施形態の遠隔管理システム1の全ての機能を第2実施形態の遠隔管理システム1Aが備えているが、ここでは、説明の重複を避けるため、第2実施形態の遠隔管理システム1Aが有する第1実施形態の遠隔管理システム1の機能については説明を省略する。
<変形例>
(a)
上記第1実施形態の説明では、グループ・異常コードの対応関係情報39は、ローカルコントローラ3aの記憶部37に記憶する場合について説明したが、ローカルコントローラ3a以外の記憶部に持たせてもよい。例えば、遠隔管理装置4に持たせることができるが、この場合は、グループに応じて異常発報におけるデータ量の削減を行うことはできない。また、室外側制御部18や室内側制御部19a,19b…に持たせることもできるが、これらの制御用配線基板などの故障の場合が考えられる。そのため、室外機7aと室内機8aa,8ab…の全ての故障を関しつつグループと異常コードの対応関係を把握するには、ローカルコントローラ3aにグループ・異常コードの対応関係情報39を置く方が便利である。
(b)
上記第1実施形態では、室内機8aa,8ab…に個体番号通知アプリケーション34a,34b…を設ける場合について説明したが、室外機7aが異常コードを通知してきた室内機8aa,8ab…を通信ネットワーク10aのアドレスなどで特定できるのであれば、室外機7aに個体番号通知アプリケーションを記憶させ、室外機7aが個体番号を通知するようにしてもよい。
(c)
上記実施形態では、異常が発生している個体に関連する情報として、遠隔管理サーバ4aが個体番号関連情報41を、グループ関連情報43とは別に記憶し手いる場合について説明したが、グループ関連情報43に個体に関する情報を含ませることによって個体番号関連情報41を省いてもよい。
<実施形態の特徴>
(1)
本発明の第1実施形態および第2実施形態による遠隔管理システム1,1Aでは、個体番号通知アプリケーション34a,34b…により室外側制御部18を経由してローカルコントローラ3a,3aA(監視装置)から送信された個体番号(個体識別情報)により、遠隔管理装置4が一つの系統に属する多数の室内機8aa,8ab…8ba,8bb…、8ca,8cb…中から、異常が発生した個体を識別することができる。それにより、異常が発生している室内機8aaが設置されている遠隔地(物件B1)で作業をするサービスマンなどに対して、遠隔管理装置4のオペレータが、異常のある例えば室内機8aaを特定して指示を出すことができる。
(2)
ローカルコントローラ3a,3aA(監視装置)の記憶部37,37A(記憶装置)に記憶しているグループ・異常コードの対応関係情報39により、個体番号とともに、異常コードに対応したグループコードを送信できるので、空気調和装置2aの異常に対処するために必要十分な識別情報を送信することができる。それにより、異常対応作業を的確に行え、作業の迅速化が図られる。
(3)
ローカルコントローラ3a,3aA(監視装置)により、異常発報に含まれる情報(異常情報)の中から、異常に関係する室内機8aa,8ab…(個体)やグループに関連のない情報が除かれるので、ローカルコントローラ3a,3aAから遠隔管理装置4に送信される情報量が削減できる。
(4)
ローカルコントローラ3a,3aAにより、同一の室内機8aaを複数のグループG1,G4に割り付けることで、室内機8aaを複数のグループG1,G4に重複して所属させることができる。このように一つの室内機8aaを同時に複数のグループG1,G4に所属させるようにすることで、異常の種類や発生状況に合わせた柔軟な対応が可能になる。
(5)
遠隔管理装置4のグループ・異常コードの対応関係情報書換アプリケーション44(書換手段)により、グループと異常コード(異常識別情報)との対応関係を書き換えられるため、最初の試運転などの際に詳しく条件出しなどを行う作業を省き、必要に応じて試運転後に遠隔管理装置4から書き換えを行える。
(6)
サービス端末6(受信装置)により、遠隔管理装置4の遠隔管理サーバ4a(送信手段)から送られてくる個体番号(個体識別情報)をサービスマンなどが受信して、異常のある室内機8aa,8ab…を特定することができる。それにより、サービスマンなどは異常のある室内機の特定を迅速に行える。特に、個体番号に関連する個体番号関連情報41にも続いて個体番号が示す室内機の状況を通知することがサービスマンの理解を助けるのに効果的である。
1,1A 遠隔管理システム
2a,2b,2c 空気調和装置
3a,3b,3c,3aA ローカルコントローラ(監視装置)
4 遠隔管理装置
5 通信回線
6 サービス端末(受信手段)
7a,7b,7c,7d,7e 室外機
8aa,8ab,8ba、8bb、8ca、8cb,8da,8db,8ea,8eb 室内機
特開2008−51357号公報

Claims (11)

  1. 室外機(7a,7b,7c,7d,7e…)及び前記室外機と同じ系統に属する複数の室内機(8aa,8ab…,8ba,8bb…,8ca,8cb…,8da,8db…,8ea,8eb…)を有する空気調和装置(2a,2b,2c…)と、
    前記空気調和装置に接続され前記空気調和装置を監視する監視装置(3a,3b,3c…,3aA)と、
    前記監視装置に通信回線を介して接続されている遠隔管理装置(4)とを備え、
    前記空気調和装置は、前記室内機の異常を検知して異常の種別を識別するための異常識別情報を通知する異常識別情報通知手段(32,33a,33b…)と、前記室内機の個体を識別するための個体識別情報を前記異常識別情報に合わせて前記監視装置に通知する個体識別情報通知手段(34a,34b…)とを持ち、
    前記監視装置(3a,3b,3c…,3aA)は、前記空気調和装置の運転に関して過去の運転情報を記憶する記憶部(37,37A)を有し、異常が発生した前記室内機について、前記記憶部に記憶している前記過去の運転情報の中から取得した前記異常識別情報に関連する異常情報とともに前記個体識別情報を前記遠隔管理装置に送信し得るよう構成されている、空気調和装置の遠隔管理システム。
  2. 前記監視装置は、前記室内機が属するグループと前記異常識別情報との対応関係を前記記憶部に記憶しており、前記個体識別情報及び前記対応関係に基づいて前記グループの識別情報を前記異常情報とともに前記遠隔管理装置に送信する、請求項1に記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  3. 前記監視装置は、前記個体識別情報で識別される個体またはグループに関連のない情報を前記異常情報の中から除いて前記遠隔管理装置に送信する、請求項2に記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  4. 前記監視装置は、同一の前記室内機を複数のグループに割り付け可能に構成されている、請求項3に記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  5. 前記遠隔管理装置は、前記記憶部の前記対応関係を書き換えるための書換手段(44)を有する、請求項2から4のいずれかに記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  6. 前記遠隔管理装置に公衆回線を介して接続される、携帯可能な受信装置(6)をさらに備え、
    前記遠隔管理装置は、前記個体識別情報を前記受信装置に送信する送信手段(4a)を有する、請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  7. 前記室内機は、ショーケースであり、
    前記異常識別情報は、前記ショーケースの特定の測定温度が所定時間に所定範囲において変動するショーケース温度異常に関するものであり、
    前記グループは、前記ショーケース温度異常が発生した系統に属する前記室外機と全ての前記ショーケースとを含む、請求項2に記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  8. 前記異常識別情報は、前記室内機の設定温度に対して前記室内機の設置箇所の室内温度が所定時間以上乖離する異常に関するものであり、
    前記グループは、前記室内機の設置箇所の前記室内温度の調節に係わる全ての前記室内機を含む、請求項2に記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  9. 前記異常識別情報は、運転スケジュールに反する異常に関するものであり、
    前記グループは、前記運転スケジュールに反する異常を発生している前記室内機と同一の空間に存在する全ての前記室内機を含む、請求項2に記載の空気調和装置の遠隔管理システム。
  10. 室外機(7a,7b,7c,7d,7e…)及び前記室外機と同じ系統に属する複数の室内機(8aa,8ab…,8ba,8bb…,8ca,8cb…,8da,8db…,8ea,8eb…)を有する空気調和装置(2a,2b,2c…)と、
    前記空気調和装置に接続され、前記空気調和装置を監視する監視装置(3aA)と、
    前記監視装置に通信回線を介して接続されている遠隔管理装置(4)とを備え、
    前記監視装置は、前記空気調和装置の運転に関する過去の運転情報、前記室内機の異常を検知して異常の内容を判定するための異常内容判断情報および、前記室内機が属するグループと前記異常内容判断情報との対応関係を記憶する前記記憶部(37A)を有し、前記過去の運転情報と前記異常内容判断情報とを比較して異常を認識し、認識した異常に関する情報とともに前記グループの情報を前記遠隔管理装置に送信する、空気調和装置の遠隔管理システム。
  11. 空気調和装置(2a,2b,2c…)が、室内機(8aa,8ab…,8ba,8bb…,8ca,8cb…,8da,8db…,8ea,8eb…)の異常を識別するための異常識別情報及び、前記室内機の個体を識別するための個体識別情報を出力する第1工程と、
    前記空気調和装置に接続されている監視装置(3a,3b,3c…,3aA)が、前記異常識別情報に関連する異常情報を取得する第2工程と、
    前記監視装置が、通信回線を介して接続されている遠隔管理装置(4)に対し、前記前記異常情報とともに前記個体識別情報を出力する第3工程と
    を備える、空気調和装置の遠隔管理方法。
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