JP2010112509A - 軸と軸孔の圧入構造 - Google Patents

軸と軸孔の圧入構造 Download PDF

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Abstract

【課題】軸を軸孔に圧入することにおいて、軸孔に対して軸を極めて高い精度にて正確に圧入することができ、且つ圧入範囲も十分に得ることができ、強固なる圧入接合を実現することができる軸と軸孔の圧入構造とすること。
【解決手段】軸2と該軸2が圧入される軸孔1において、該軸孔1の開口端に開口端面11が形成され、前記軸孔1の圧入孔部14側には開口端に向かって拡開する斜面案内部12が形成され、前記開口端面11と前記斜面案内部12との間に該斜面案内部12側より前記開口端面11に向かって拡開する急斜面案内部13が形成されること。該急斜面案内部13の斜面の傾斜角度は前記斜面案内部12の斜面の傾斜角度よりも大きく形成され、且つ前記開口端面11は、扁平円錐形状としてなること。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸を軸孔に圧入することにおいて、軸孔に対して軸を極めて高い精度にて正確に圧入することができ、且つ圧入範囲も十分に得ることができ、強固なる圧入接合を実現することができる軸と軸孔の圧入構造に関する。
一般に機械(例えば自動車)分野において、軸とその軸孔における締結手段としての圧入については広く一般的に行われている。その一例として、棒形状のシャフトと、そのシャフトの外径よりも僅かに内径が小さい孔を有したプーリの圧入についても広く圧入が行われている。シャフトとプーリの締結手段としては、ボルトによる締結も広く行われているが、圧入による締結の方が製造コストとしては廉価であるということで有利である。さらに、圧入による締結手段は、ボルトによる締結に比べて、ボルトの重量分だけ軽量化が可能であるため、圧入による締結の使用頻度はより一層高いものとなっている。
通常、圧入は、棒形状の軸を、その軸の外径よりも僅かに小さい内径である孔を有した構造物に、大きい荷重をかけて差し込むことによって行われる。このような圧入を行うにあたって、軸が圧入される孔の端面側には圧入をし易くするために面取を設けることが、必須の構造である。前記面取は、軸を構造物の軸孔に圧入するのに際し、上記面取は軸の軸芯と、孔の孔中心とのズレを吸収し、軸芯と孔中心とを可能な限り一致させて、安定した状態で圧入させる役割を担う。
さらに上記を詳述すると、圧入する際には、軸の軸心と軸孔の孔中心を一致させた状態で、大きい荷重を掛けて差し込むことになるが、圧入する機械の精度や製品の寸法のバラツキ等によって、圧入時には実際は、軸心と孔中心とは完全には一致せず、若干ずれることが多い。このずれた位置で圧入され始めると、軸心と孔中心が若干ずれていたとしても、前記面取によって、軸が軸孔中心にガイドされ、軸心と孔中心が一致する位置になるように、軸が横方向に沿って位置をずらしながら圧入されるものである。
この面取の形状としては、特許文献1及び特許文献3に記載されたものでは、2段階に傾斜角度が変化した斜面面取が開示されている。また、特許文献2では、特に記載はされていないが、斜面面取と端面部分ではそれよりも更に外側に広がる弧形状もしくは直線状と思われる複合面取等が開示され、圧入される孔の圧入される端面側の面取形状として挙げられる。
このように特許文献1乃至特許文献3に開示された面取によって、軸を軸孔に圧入し易いものにできる。特許文献1乃至特許文献3に開示されている面取によって、一般に広く採用されている単一斜面面取と比較して、プーリ孔端面開口部の開口径を更に大きくし、面取が持つ役割である圧入時の軸心合わせの機能を高める事が出来る。
特許文献1乃至特許文献3では、面取の構成は大きく分けて、2つのパターンに分類できる。図12は従来技術の概略を示す図であり、図12(A)に示すように、圧入される孔hに隣接して直線状の急斜面からなる略漏斗形状の面取が形成され、その急斜面からなる面取tと孔の開口端面との間には前記急傾斜面よりなる面取よりも傾斜面の傾斜角度が緩やかな直線状の斜面からなる面取が形成されている。
また、図12(B)に示すように、急傾斜面の面取の周囲で且つ孔hの開口端面に面取tが形成されることは、前述したパターンと同等であるが、その孔hの開口端面における面取tより開口端面側には傾斜角度が緩やかな直線状の斜面ではなく、孔開口に向かって膨らむように円弧または曲線の斜面として形成されたものである。上記2つのパターンの面取形状に対して、構成要件が1つ減ったものでは、たとえば直線状の斜面のみであったり、弧状の斜面のみの面取である。また、構成要件が1つ増えたもの〔斜面と斜面の間に微小半径の弧状面(すなわち、アール)〕が存存する。
いずれにおいても圧入される孔端面の面取部の形状は上記2つのパターンを変形させたものと考えられる。孔端面の面取とは圧入される軸孔と、軸孔の開口部で周囲を平坦形状とした面との間に配置され、実際に圧入される孔の内径よりも大きい直径にて形成され、圧入時の軸と圧入孔の軸心の横方向(直径方向)のズレを吸収する役割を有している。
圧入時には、軸の先端の軸心は圧入孔の孔中心に対して若干ずれた状態の場合もしばしばあるが、面取があることによって軸の先端は面取に沿って横方向(直径方向)に滑って行き、圧入孔へと到達する動作となる。すなわち、孔中心から軸芯がずれていても、前記面取によって孔中心の位置に軸芯が案内される。この軸心の横方向(直径方向)のズレを吸収する役割は主に外側の傾斜角度が緩やかな直線状の斜面あるいは弧状の斜面が担っている。
面取の深さを同一とすれば傾斜角度を緩やかにすることで面取部の端面の外径をより一層大きくする事が出来るため、軸心の横方向(直径方向)のズレを吸収する範囲を広くして、効果を高める事が出来る。孔端面の面取部には更に、軸心の横方向(直径方向)のズレを吸収する役割だけで無く、圧入倒れを低減する効果もある。従来技術を示す図12(A),(B)を見ると、圧入孔の面取tの圧入孔寄りである奥側の斜面の傾斜角度は急になっている。
特開2001−263363 特許第3958732号 再公表特許W02004/016961
ところで、軸sを軸孔hに圧入するときに圧入倒れという現象が生じることがある。この圧入倒れとは、具体例を基に詳述すると、プーリ装置等において、軸sをボス等の軸孔hに圧入する時に、完全に垂直に圧入することができず、若干斜めに圧入されてしまうことがしばしば生じる〔図12(A),(B)参照〕。この圧入倒れが起きると、圧入後の形状ではシャフトから見て、プーリ自体の取り付けも斜めに取り付いたような取り付き方となってしまう。
このようなプーリにゴム製のベルト等がかけられ回転駆動した場合、ベルト張力がベルト幅両端で不均一になるためベルトが偏摩耗し、ベルト寿命が短くなってしまう恐れがある。さらに、プーリが倒れた状態で回転駆動するためにベルトは左右にぶれながら回転駆動し、その点からもベルト寿命が短くなってしまう恐れがあり、さらにベルト動作音が大きくなってしまい、ポンプ部分全体としての騒音が大きくなる大きな要因となっている。いずれにしても、プーリの圧入倒れは、ポンプにとっては益は無い。
軸の倒れを防止するために、端面開口より軸孔の奥側の面取の斜面を急傾斜にすることで、シャフトの倒れ角度を減少させる事が原理的には可能である。しかし、実際の量産時において、以下のような問題点が生じる。すなわち、圧入前に、軸先端の上に軸孔を備えた構造物を配置した段階で、既に軸が倒れている場合では、急傾斜の面取部を設けただけでは、圧入倒れを完全に防ぐ事が出来ず、倒れた状態でシャフトにプーリ孔が圧入されてしまう。
なぜならば、製造装置による大量生産によって、軸が軸孔に圧入されていく工程では、軸と軸孔との圧入における相対移動速度は、高速にて行われるために、軸先端が軸孔面取部を通過する時間が極めて微小時間であるために、圧入倒れの補正が完了する前に圧入が終了されてしまうためである。上記課題は面取を孔の深さ方向に沿って深く(長く)すれば解決が可能であるが、面取深さを深くしてしまうと、その分だけ圧入される孔の深さが浅くなる。すなわち、圧入有効長さが短くなり、そのために、圧入強度が低下してしまうことになる。
しかし、上記特許文献1乃至3に開示されたものでは、プーリ孔の開口部における面取によって、孔の開口径がさらに大きくなり、圧入が開始される前に軸の先端上部に軸孔を配置して、圧力がかけられると、軸が軸孔の孔中心軸に対して倒れ易くなり、その倒れ傾斜角度も大きくなる。このことは、軸孔の端面開口部の開口径が大きくなるほど、軸先端の外径と軸孔の開口部の開口径との隙間が大きくなっていくため、ガタの発生により、さらに倒れ易くなる傾向にある。
つまり、特許文献1乃至特許文献3の面取部の形状では、圧入を行い易いということでは、利点があるものの、その面取の形状によっては、軸の倒れが生じ易くなり、その結果、前述したように、プーリ等として使用した場合にはベルト寿命の低下やベルト動作音の増大という課題も有している。また逆に圧入倒れを低減するために、面取の斜面の傾斜角度を急にすると面取端面の開口径が小さくなってしまい、軸心の横方向(直径方向)のズレを吸収することが難しくなってしまう。そこで、本発明が解決しようとする目的(技術的課題)は、軸孔に対して軸を極めて高い精度にて正確に圧入することができ、且つ圧入範囲も十分に得ることができ、強固なる圧入接合を実現することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、軸と該軸が圧入される軸孔において、該軸孔の開口端に開口端面が形成され、前記軸孔の圧入孔部側には開口端に向かって拡開する斜面案内部が形成され、前記開口端面と前記斜面案内部との間に該斜面案内部側より前記開口端面に向かって拡開する急斜面案内部が形成され、該急斜面案内部の斜面の傾斜角度は前記斜面案内部の斜面の傾斜角度よりも大きく形成され、且つ前記開口端面は、扁平円錐形状としてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記斜面案内部と、前記軸孔の圧入孔部との境目は、断面弧状に形成されてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記急斜面案内部と前記斜面案内部との境目は断面、弧状に形成されてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記開口端面と前記急斜面案内部との境目は、断面弧状に形成されてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記開口端面,前記急斜面案内部及び前記斜面案内部のそれぞれの斜面は、断面直線状としてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記開口端面、前記急斜面案内部及び前記斜面案内部のそれぞれの斜面は、断面弧状としてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項1,2,3,4,5又は6のいずれか1項の記載において、前記開口端面の斜面は、断面弧状に形成されてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、軸と軸孔との圧入倒れを低減することができ、軸孔に対して軸を極めて高い精度にて正確に圧入することができる。さらに圧入範囲も十分に得ることができ、軸と軸孔との強固なる圧入接合を実現することができる。
請求項2の発明では、前記斜面案内部と、前記軸孔の圧入孔部との境目の断面形状は、略弧状に形成されたことにより、斜面案内部と圧入孔部との境目が角状とした場合よりも外直径方向に凹む状態となり、斜面案内部と圧入孔部との境目が実質的に拡がり、軸を圧入孔部に案内する角度を急傾斜とすることができ、軸の軸芯線を軸孔の孔中心軸線に極めて一致させる状態にすることができる。
請求項3の発明では、前記急斜面案内部と前記斜面案内部との境目は、弧状に形成させたことにより、軸を急斜面案内部から斜面案内部に円滑に案内することができ、軸の圧入をより一層正確に行うことができる。請求項4の発明では、前記開口端面と前記急斜面案内部との境目は弧状に形成されたことで、開口端面によって案内された軸の先端部が急斜面案内部に滑らかに移動することができ、衝撃を少なくして、圧入することができる。
請求項5の発明では、前記開口端面,前記急斜面案内部及び前記斜面案内部のそれぞれの斜面は、断面直線状としたことにより、軸孔の形成を切削加工によって簡単にできる。請求項6の発明では、前記開口端面、前記急斜面案内部及び前記斜面案内部のそれぞれの斜面は、断面弧状としてなる軸と軸孔の圧入構造としたことにより、軸孔の形成をプレス加工にて容易にできる。請求項7の発明では、前記開口端面の斜面は、断面略弧状に形成されたことにより、開口端面における軸の急斜面案内部への案内を円滑にできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明には、複数の実施形態が存在する。まず第1実施形態では、図1に示すように、軸孔1と軸2とから構成される。前記軸孔1は、各種ポンプのボス孔、或いはプーリ装置のボス孔等の装置に設けられたものである。軸孔1は、図1(B),(C)及び図2に示すように、開口端面11,斜面案内部12,急斜面案内部13及び圧入孔部14から構成されたものであり、その形成される順位は、軸孔1の開口側から前記開口端面11,急斜面案内部13,斜面案内部12,圧入孔部14となる。
前記開口端面11の直径中心は、後述する斜面案内部12,急斜面案内部13及び圧入孔部14の直径中心と一致している〔図1(B)参照〕。すなわち、前記軸孔1の直径中心を通過する仮想の孔中心軸線Laを設定すると、該孔中心軸線Laに前記開口端面11,斜面案内部12,急斜面案内部13及び圧入孔部14の直径中心が位置している。
前記開口端面11は、円形状で且つ扁平円錐形状の浅いくぼみとして形成されたものである〔図1(A),(B)参照〕。すなわち、前記開口端面11を孔中心軸線Laに沿った断面形状として見る、開口端面11の傾斜面11aの傾斜角度αは、極めて小さい角度である。ここで、傾斜角度αとは、図2に示すように、前記孔中心軸線Laに直交する角度基準線Jに対する角度であり、該角度基準線Jは、前記軸孔1の直径方向と同一方向である。そして、開口端面11における傾斜面11aの傾斜角度αは、具体的には、約5度乃至10度程度である。
次に、斜面案内部12は、図1(B),(C)及び図2に示すように、前記開口端面11との間に後述する急斜面案内部13を介して形成されたものである。斜面案内部12は、前記角度基準線Jに対して比較的大きな傾斜角度θaを有する円錐状の内周壁面であり、斜面案内部12の傾斜面12aの傾斜角度θaは、具体的には約50度乃至75度程度である。また、斜面案内部12の傾斜面12aの仮想延長線nは、前記開口端面11の傾斜面11aに交わる(図2参照)。
すなわち、前記仮想延長線nと前記傾斜面11aとの交点による円周軌跡の直径は後述する急斜面案内部13の最大直径よりも大きい。また、第1実施形態において、前記の開口端面11の傾斜面11a,斜面案内部12の傾斜面12a,急斜面案内部13の傾斜面13aは、直線状に形成されている。すなわち、前記傾斜面11a,傾斜面12a及び傾斜面13aは、連続した折れ線形状を構成するものである。
次に、急斜面案内部13は、図1(B),(C)及び図2に示すように、前記開口端面11と前記斜面案内部12との間に位置して連続形成されたものである。急斜面案内部13の傾斜面13aの前記角度基準線Jに対する傾斜角度θbは、前記斜面案内部12の傾斜面12aの傾斜角度θaよりも大きな角度に形成されている(図2参照)。急斜面案内部13の傾斜角度θbの具体的な角度は、前記角度基準線Jに対して約70度乃至90度に近づいた角度である。
そして、急斜面案内部13と、前記斜面案内部12,開口端面11との角度の関係では、前述したそれぞれの角度の範囲において、傾斜角度θb>傾斜角度θa>傾斜角度αとなるように決定される。前記斜面案内部12に連続して圧入孔部14が形成される。圧入孔部14は、軸2が実際に圧入接合される孔であり、圧入孔部14の内径は、軸2の外径よりも僅かに小さい。
第1実施形態における軸2のズレを吸収する作用について説明する。軸2の先端部が前記開口端面11に当接し〔図3(A)参照〕、直径中心に向かって移動する〔図3(B)参照〕。そして、急斜面案内部13に近接すると共に、軸2の倒れが少しずつ補正されて、軸2の軸芯線Lbが前記孔中心軸線Laに対して平行に近づく。このような状態で、前記軸2の先端が急斜面案内部13に入り込む〔図4(A),(B)参照〕。
このとき、軸2の軸芯線Lbは、前記孔中心軸線Laに対してさらに一致するように近づきつつ補正される。さらに、軸2の先端が前記斜面案内部12に到達する〔図5(A),(B)参照〕。このとき、軸2の軸芯線Lbと、軸2の孔中心軸線Laとは略一致した状態となり、軸2は圧入孔部14に圧入されてゆく〔図6(A),(B)参照〕。このように、図3乃至図6における、軸2の先端部が開口端面11から圧入孔部14へ移動して圧入されてゆく工程は瞬時に行われて、完了するものである。
また、図7において、前記開口端面11と前記急斜面案内部13の境目113Pと前記斜面案内部12と圧入孔部14との境目124Pとを通過する仮想傾斜線mは、前記仮想延長線n(斜面案内部12の延長線)よりも、前記角度基準線Jに対して大きな角度となり、軸2は、仮想傾斜線mに沿って圧入孔部14に向かうものであり、軸2の軸芯線Lbが孔中心軸線Laに近づきながら圧入孔部14に圧入されてゆくものである。
次に、本発明の第2実施形態では、図8(A),(B)に示すように、前記斜面案内部12と前記圧入孔部14との境目を弧状にして弧状連続面124が連続形成されたものであり、前記斜面案内部12の内周面から膨らむように形成された面である〔図8(B)参照〕。該弧状連続面124は、図8(B),(C)において、124Rによって示されてい
る。ここでRは、曲線を示すもので、円弧及び円弧以外の自由曲線も示すものである。前記弧状連続面124が形成されることにより、前記軸2の圧入倒れをさらに低減する事が可能となる。
すなわち、弧状連続面124によって、前記斜面案内部12と前記圧入孔部14との境目124Pの内径は、さらに大きくなる。そして、前記急斜面案内部13と前記開口端面11との境目113Pと、前記弧状連続面124とを通過する仮想傾斜線Gaは、前記急斜面案内部13と前記開口端面11との境目113Pと、前記境目124Pとを通過する仮想傾斜線Gbよりも角度が大きくなる。
仮想傾斜線Gaが仮想傾斜線Gbよりも前記角度基準線Jに対する角度が大きくなるため、軸2は前記仮想傾斜線Gaに沿って、圧入孔部14に案内されることになり〔図8(C)参照〕、軸2の軸芯線Lbが、軸孔1の孔中心軸線Laにより一層一致し易くなるものであり、軸2の圧入倒れを低減することができる。前記弧状連続面124は、半径0.5mm乃至3mm程度が好ましい。
次に、本発明の第3実施形態では、前記開口端面11の傾斜面11aが弧状に形成されたものである〔図9(A)参照〕。傾斜面11aが弧状に形成されるものでは、円弧形状に形成されるものであるが、加工精度や金型精度により円弧近似の曲線としたものも含まれる。また、単に、滑らかな曲線形状としたものも含まれる。
この第3実施形態では、軸2の軸孔1への圧入時は、軸2の軸孔1に対するズレが生じている場合において、軸2の先端が開口端面11に突き当たり、さらに、軸2の先端と開口端面11の傾斜面11aとがこすれ合いながら、軸芯線Lbと孔中心軸線Laとが一致する方向に横方向(直径方向)にずれつつ圧入される。このとき、相互にこすれながら移動するが、傾斜面11aを弧状にすることによって、軸2は横方向(直径方向)へのこすれが滑らかになり、よって軸2の軸孔1への圧入をスムーズにすることができ、圧入荷重が安定する。
次に、本発明の第4実施形態では、図9(A),(B)に示すように、前述した第2実施形態に加えて、前記開口端面11と前記急斜面案内部13との境目113P及び該急斜面案内部13と前記斜面案内部12との境目123Pもそれぞれ弧状に形成したものである。具体的には、前記開口端面11と前記急斜面案内部13との境目113Pの弧状形成範囲を弧状連続面113とし、前記急斜面案内部13と前記斜面案内部12との境目123Pの弧状形成範囲を弧状連続面123とする〔図9(B)参照〕。前記弧状連続面113は、前記急斜面案内部13の内周面から膨らむように形成されたものであり、前記弧状連続面123は前記急斜面案内部13の内周面より見て凹むように形成されたものである〔図9(B)参照〕。
第4実施形態では、前記開口端面11の傾斜面11a,斜面案内部12の傾斜面12a,急斜面案内部13の傾斜面13aは、それぞれ断面弧状に形成されることがある。具体的には、図9(B)に示すように、前記傾斜面11aを11R,前記傾斜面12aを12R,前記傾斜面13aを13Rにて示している。また、前記弧状連続面113は113R,前記弧
状連続面123は123R,前記弧状連続面124は、124Rによって示されている〔図9(B)参照〕。そして、弧状連続面113,弧状連続面123及び弧状連続面124の各弧状面が滑らかに連続する曲線となるようにして、前記傾斜面11a,傾斜面12a及び傾斜面13aの弧状曲線が形成されるものである〔図9(B)参照〕。
上記弧状連続面113,弧状連続面123及び弧状連続面124を形成する場合には、前記開口端面11,斜面案内部12及び急斜面案内部13を金型による面押し加工によって形成するときに極めて容易に形成することができ、且つ金型寿命が延び、製作する時間及び製作費用を低減することができる。さらに、軸2の軸孔1に対する圧入を円滑にすることができ、圧入荷重の安定化の効果を得られる。軸2は、先端部に面取部21が形成されている。該面取部21は、軸芯線Lbに対して約3度乃至30度に形成される。
本発明では、軸2と該軸2が圧入される軸孔1において、前記開口端面11と前記斜面案内部12との間に該記斜面案内部12側より前記開口端面11に向かって拡開する急斜面案内部13が形成され、該急斜面案内部13の斜面の角度θbは前記斜面案内部12の斜面の角度θaよりも大きく形成されたことによって、軸孔1への軸2の圧入長さをより一層多くすることができる。
すなわち、従来技術では、2段階の傾斜面のみが存在したものであり、軸2の倒れを少なくするために、奥側の面取の傾斜を大きくした場合には、例えば前記急斜面案内部13と略同等の傾斜面を有する面取のみから構成されるものとすると、図11の想像線の部分にて示したように、軸孔の全長の多くを占めることになる。その結果、図11に示すように、従来の軸2の圧入長さはHoとなる。本発明では、開口端面11と斜面案内部12との間に急斜面案内部13を形成したことにより、面取の深さ方向の長さは従来と略同一であり圧入長さHaとなる。この圧入長さHaは、前記圧入長さHoよりも大きくすることができる。また、上記とは逆に、同一の圧入長さとすれば、軸孔1を有するプーリ等の部材を軸方向に薄くすることができ、ひいては省スペース化につながる。
図10は、本発明における軸孔1と軸2を具備した車両用ポンプA(具体的にはウォータポンプ)を示すものであり、図10(A)は、製造装置によって、前記車両用ポンプAの組付工程を示すものである。また、図10(B)は、組付が完了した車両用ポンプAである。製造装置は、支持治具3及び押圧治具4とから構成されるものであって、前記支持治具3には前記車両用ポンプAのポンプ本体部5が固定支持される。
前記ポンプ本体部5には、前述した軸2が装着されており、プーリ6には、そのボス孔として、前述した軸孔1が形成されている〔図10(A)参照〕。該軸孔1には、前述した開口端面11,急斜面案内部13及び斜面案内部12からなる面取が形成され、前記軸2は、先端部に面取部21が形成されている。
(A)は本発明の第1実施形態における軸と軸孔との構成を示す一部断面にした正面図、(B)は(A)の(ア)部拡大図、(C)は(B)の(イ)部拡大図である。 図1(C)の(ウ)部拡大図である。 (A)は軸の先端が軸孔の開口端面に倒れ状態で当接した初期状態の拡大縦断正面図、(B)は軸の先端が軸孔の開口端面上を移動しつつ倒れが孔中心軸線に一致するように補正されている状態を示す拡大縦断正面図である。 (A)は軸の先端が急斜面案内部に到達した状態の拡大縦断正面図、(B)は急斜面案内部によって軸の軸芯線が孔中心軸線に一致しつつある状態を示す拡大縦断正面図である。 (A)は軸の先端が斜面案内部に到達した状態の拡大縦断正面図、(B)は軸の先端が圧入孔部に到達した状態を示す拡大縦断正面図である。 (A)は圧入の初期状態を示す拡大縦断正面図、(B)は圧入が進行している状態を示す拡大縦断正面図である。 は第1実施形態における作用を示す要部拡大断面図である。 (A)は本発明の第2実施形態を示す要部拡大断面図、(B)は(A)の(エ)部拡大図、(C)は第2実施形態による作用図である。 (A)は本発明の第3及び第4実施形態を示す要部拡大断面図、(B)は(A)の(オ)部拡大図、(C)は第3及び第4実施形態による作用図である。 (A)は本発明における軸孔の面取を有する車両用ポンプの組付を製造装置を介して行う工程を示す一部断面にした側面図、(B)は本発明における軸孔の面取を有する車両用ポンプの一部断面にした側面図である。 本発明の圧入長さを示す拡大図である。 (A)及び(B)は従来技術を示す略示図である。
符号の説明
1…軸孔、11…開口端面、14…圧入孔部、12…斜面案内部、
13…急斜面案内部、2…軸。

Claims (7)

  1. 軸と該軸が圧入される軸孔において、該軸孔の開口端に開口端面が形成され、前記軸孔の圧入孔部側には開口端に向かって拡開する斜面案内部が形成され、前記開口端面と前記斜面案内部との間に該斜面案内部側より前記開口端面に向かって拡開する急斜面案内部が形成され、該急斜面案内部の斜面の傾斜角度は前記斜面案内部の斜面の傾斜角度よりも大きく形成され、且つ前記開口端面は、扁平円錐形状としてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
  2. 請求項1において、前記斜面案内部と、前記軸孔の圧入孔部との境目は、断面弧状に形成されてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
  3. 請求項1又は2において、前記急斜面案内部と前記斜面案内部との境目は、断面弧状に形成されてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記開口端面と前記急斜面案内部との境目は、断面弧状に形成されてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記開口端面,前記急斜面案内部及び前記斜面案内部のそれぞれの斜面は、断面直線状としてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
  6. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記開口端面、前記急斜面案内部及び前記斜面案内部のそれぞれの斜面は、断面弧状としてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6のいずれか1項の記載において、前記開口端面の斜面は、断面弧状に形成されてなることを特徴とする軸と軸孔の圧入構造。
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