JP2010112001A - シート構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置が容易で複数のシートを敷設する場合でもシートどうしの張り度合を安定させ得るシート構造物の提供。
【解決手段】 シートと、該シートを固定部に取付けるための取付手段とを備え、該取付手段は、前記固定部に着脱自在な杆状体と、一端側が該杆状体に係止され他端側がシートの端辺に係止されたコイルバネとを備えたシート構造物の構成。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建屋の屋根などに設置して遮熱や遮光をするためのシート構造物に関する。
建屋の屋根などに設置して遮熱や遮光をするシート構造物として、下記特許文献1に開示された技術がある。これは、シートと、シートを屋根などの設置部から距離をあけて張るよう設置するための設置手段とを有する。この種のシート構造部に用いられる、遮熱性や遮光性を有するシートについては種々提案されている。
また、下記特許文献1に示すシート構造物は、シートを止める手段として、シート受け部材とスプリングとを備えている。シート受け部材はその延在方向に垂直な断面が凹状の条材であり、屋根に固定される底面に対して両側面が内側に傾斜して形成されている。なお、シート受け部材は、屋根に固定される固定部を有する。
この構成において、シートの端部近傍をシート受け部材の凹部に入り込ませた状態でシートの上から凹部内にスプリングを挿入し、スプリングの幅方向の弾性力によってシートを凹部の内壁面に押しつけることで固定する。
実用新案登録第3141973号公報
上記従来のシート構造物において、シートをシート受け部材の凹部に固定する際には、一旦スプリングを縮め、この状態を維持してスプリングを凹部に挿入する必要がある。このような作業はやりにくく、熟練を要する。
また、屋根等に複数のシートを敷設する場合では、各シートに同様な張力を付与することは難しく、シートどうしに張り度合の違いが発生してしまう。
そこで本発明は、設置が容易で複数のシートを敷設する場合でもシートどうしの張り度合を安定させ得るシート構造物の提供を目的とする。
本発明は、シートと、該シートを固定部に取付けるための取付手段とを備え、該取付手段は、前記固定部に着脱自在な杆状体と、一端側が該杆状体に係止され他端側がシートの端辺に係止されたコイルバネと、を備えたことを特徴としている。
上記構成において、シートは遮熱性や遮光性を有するものが好ましく、このようなシートを屋根等に設置する場合、屋根等の被設置部に固定された固定部に、杆状体を沿わせるようにして取付けることでシートを設置し、シートが不要な場合は杆状体を固定部から取外す。
本発明のシート構造物は、固定部に杆状体を着脱可能とする連結具を備えたことを特徴としている。
上記構成において、連結具を介して固定部に杆状体を着脱することで、シートの設置、取除きを行う。
本発明のシート構造物では、コイルバネは三個以上の複数設けられ、杆状体の長手方向外側に配置したコイルバネの弾性率が、杆状体の長手方向内側に配置したコイルバネの弾性率に比べて低く設定されたことを特徴としている。
上記構成において、長手方向外側に配置したコイルバネおよび長手方向内側に配置したコイルバネが同じ引張力を受けた場合には、長手方向外側に配置したコイルバネの伸張量が長手方向内側に配置したコイルバネの伸張量が大きい。このため、シートの全面に等しい風荷重(風圧)が働くと、シートにおいて、杆状体の長手方向外側端部の変位量が、長手方向内側の変位量に比べて大きくなって、シートに当たる風が、シートにおける杆状体の長手方向外側端部側に受け流される。
本発明のシート構造物では、コイルバネの弾性率がシートの弾性率に比べて低く設定されたことを特徴としている。
上記構成において、シートに風力等が働いた場合には、コイルバネの伸張量がシートの伸張量に比べて大きいから、シートに働く風荷重が、コイルバネが伸張することで吸収され易くなる。
本発明のシート構造物では、取付手段はシートの一端辺側および他辺側の双方に設けられていることを特徴としている。
上記構成において、シートを屋根等の被設置部に設置するには、一方の固定部に取付手段によってシートの一端辺側を支持させた状態で他方の固定部に、取付手段によってシートの他端辺側を支持する。あるいは、シートの一端辺側および他端辺側を同時に固定部に支持する。
本発明のシート構造物は、シートを固定部に取付けるための取付手段が、固定部に着脱自在な杆状体と、一端側が杆状体に係止され他端側がシートの端辺に係止されたコイルバネとを備えているから、屋根等の被設置部に固定された固定部に杆状体を沿わせるようにすることで、熟練を要することなく極めて容易にシートを設置することができ、シートが不要な場合は杆状体を固定部から取外すことで、極めて容易にシートを取外すことができる。
本発明のシート構造物は、被設置部にシートを複数並べて敷設する場合でも、固定部に杆状体を沿わせるようにして各シートを敷設すればよいから、作業者がシートの張り度合を調整する必要がなく、シート毎の張り度合に相違を生じにくくすることができる。
以下、本発明のシート構造物の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態を示すシート構造物の使用状体を示す斜視図、図2は要部の側面図、図3は同じく平面図、図4ないし図6はシートどうしの連結状態を示す図、図7は取付杆部材に対するシートの取付状態を示す概念図、図8ないし図10は連結具の構成を示す説明図である。
これらの図に示すように、シート構造物1は、屋根等の被設置部2を所定の高さH分だけ浮かせて覆うシート3と、このシート3を固定部4に取付けるための取付手段5とを備えている。シート構造物1は被設置部2の面積に応じてその個数が設定される。
先ず、被設置部2に固定される固定部4の基本構造を説明する。これは、前後方向Frに一対で設けられ、各固定部4は合成樹脂製の杆状部材を組合せた構造体からなる。すなわち、各固定部4はシート3の幅方向(被設置部2の幅方向でもある)Dに沿う方向の長尺の杆状体である複数本の支持杆部材6,7,8と、これら支持杆部材6,7,8の長手方向各端部を挿込んで固定する支持台部材10から構成されている。
支持杆部材6,7,8は三本で一組とされ、各支持杆部材6,7,8はそれぞれ長手方向同一断面に形成されている。その断面形状は、中抜き形状断面であってもよいし充実断面であってもよい。また、固定部4を構成する杆状部材は、合成樹脂を被覆した鋼管であってもよい。
図1では、各固定部4において支持台部材10は、幅方向Dに一対で設けられ、支持杆部材6,7,8の幅方向各端部側に配置され、支持杆部材6,7,8をその長手方向(幅方向)両端部で支持している。
図2に示すように、各支持台部材10は、三本の杆状の組立部材11,12,13を縦方向の同一平面内に配置させて三角形状に形成されている。なお、この場合、三角形状が直角三角形となるよう、組立部材11,12,13を連結している。
各支持台部材10の各頂点部分には、隣合う支持台部材10側に向けて対向するよう側方に突出する継手14,15,16が設けられている。
支持台部材10の各頂点部にはヒンジ部17,18,19が設けられて、組立部材11,12,13の長さ方向端部どうしがヒンジ部17,18,19によって回動自在に連結されている。
なお、三角形状の底辺に相当する組立部材12の長手方向に、組立部材11,12,13とは別に、転倒防止杆部材20が、支持台部材10の底部から前後方向Frで対向する支持台部材10に向けて延長するよう設けられている。
各支持台部材10は図示しない係止手段(符号省略)によって組立部材11,12,13による三角形状を保持できるよう構成されているとともに、係止手段を解除することで折畳み自在に構成されている。
前記支持杆部材6,7,8は、それぞれ支持台部材10の各頂点部付近に継手14,15,16を介して幅方向Dに沿うよう取付けられる。なお、幅方向Dとは、被設置部2が平屋根に設置する場合であれば水平方向に相当し、前後方向Frに直交する方向である。
支持杆部材6,7,8は、その端部が支持台部材10に継手14,15,16を介して取付けられた状態で、二本(支持杆部材7,8)が被設置部2側にその平面方向(前後方向Fr)に離間して配置されている。支持杆部材6,7,8のうち一本(支持杆部材6)は被設置部2から所定高さH、すなわちほぼ支持台部材10の高さ分に対応する距離だけ離れて配置されている。
被設置部2側(下側)の二本の支持杆部材7,8が、被設置部2(屋根)の上面に適宜の固定手段9を介して固定されることで、固定部4全体が被設置部2に固定される。この固定手段9は、二本の支持杆部材7,8を被設置部2の上面に容易に着脱できる構成のもの(例えば重石やハゼ取付金具等)が好ましい。
次にシート構造物1を説明する。図1,図2には、一例として、前後一対の固定部4に対して、同幅、同長さのシート3を幅方向Dに二枚並べて配置して、それぞれのシート3を、取付手段5を介して各固定部4に支持させたシート構造物1の形態を描いている。なお、シート3の枚数、固定部4の個数は被設置部2の面積に応じて適宜対応可能である。
シート3は遮熱性・遮光性に富んだ材質で成形されたメッシュであり、所定の弾性率(伸縮性)を有する。シート3はこのような構成であれば、特に材質を限定するものではない。
シート3は、その外辺部(端辺)に補強生地35が施されている。この構成により、シート3に局部的に応力が生じにくいように構成されている。
シート3において、幅方向に直交する方向の端部(前後端部)の補強生地に、シート3一枚につき三個以上のハトメ21が取付けられている。
図1,図7に示すように、各ハトメ21には、引張バネとしてのコイルバネ23,24の一端側のフック23a,24aが係止されている。すなわちコイルバネ23,24はハトメ21と同数設けられている。コイルバネ23,24の他端側のフック23b,24bは、取付杆部材25に係止されている。
図1,4,5,6に示すように、ハトメ22はシート3において、幅方向Dに直交する方向の辺部、すなわち前後方向Frに沿う左右辺部にも設けられている。このハトメ22は、隣合うシート3どうしが離れあわないように索体36を結びつける部分として用いられている。
取付杆部材25は、支持杆部材6,7,8とほぼ同一の長さに設定されている。取付杆部材25は長手方向が同一断面に形成されている。その断面形状は、中抜き形状断面であってもよいし充実断面であってもよい。
取付杆部材25は固定部4の支持杆部材6,7,8のうちの一本である、上位の支持杆部材6に連結具26(連結金具)を介して添えられて、支持杆部材6に着脱自在に設けられている。この連結具26は取付杆部材25の長手方向に複数箇所設けられている。連結具26として、杆状部材どうしを着脱自在に固定し得るものが用いられる。
また、この連結具26は、シート3の幅方向外側(取付杆部材25の長手方向外側)に配置したコイルバネ24がさらに外側に移動しないよう、取付杆部材25に位置決めする機能を有している。
すなわち、ハトメ21,22を取付けたシート3と、コイルバネ23,24とからシート体27が構成され、取付杆部材25と連結具26とから取付手段5が構成されている。
ここで図8〜図10に基づいて、連結具26の構成を説明する。連結具26は、片側を開放した保持枠部材40と、保持枠部材40に横軸41回りに回動可能な回動枠部材43と、操作片44を有するとともに保持枠部材40に別の横軸45を介して回動可能なロック体45とを有する。
すなわち、保持枠部材40に横軸41回りに回動枠部材43を回動させて、保持枠部材40と回動枠部材43とで支持杆部材6および取付杆部材25を挟み込んで、この状態でロック体45を保持枠部材40に対して別の横軸46回りに一方向に回動させて、ロック体45の先端部を回動枠部材43側に設けた係止部47に係止し、ロック体45を別の横軸46回りに他方向に回動させることで、支持杆部材6および取付杆部材25を、保持枠部材40と回動枠部材43とで挟んで保持する(支持杆部材6に対して取付杆部材25が離れない)よう構成されている。
支持杆部材6に対して取付杆部材25を取外す際には、上記と逆の操作を行う。
コイルバネ23,24において、シート3の幅方向外側に配置したコイルバネ24の弾性率が、シート3の幅方向内側のコイルバネ23の弾性率に比べて低く設定されている。
具体的にこの実施形態では、シート3の一辺側および他辺側それぞれに五本のコイルバネ23,24が設けられており、幅方向外側の二本のコイルバネ24の弾性率が幅方向内側のコイルバネ23の弾性率に比べて低く設定されている。幅方向外側の二本のコイルバネ24の弾性率はそれぞれ等しく、幅方向内側の三本のコイルバネ23の弾性率はそれぞれ等しく設定されている。換言すれば、同じ荷重を負荷させた際に、幅方向外側のコイルバネ24は幅方向内側のコイルバネ23に比べて伸び易い(伸張量が大きい)。
なお、幅方向外側から幅方向外側に隣合うコイルバネほど弾性率を順次低くなるよう設定することも好ましい。
この実施形態において幅方向外側と幅方向内側のコイルバネの弾性率を変えるために、幅方向外側のコイルバネ24を形成する線材の径を、幅方向内側のコイルバネ23を形成する線材の径よりも細くしている。しかしながら、例えば幅方向外側のコイルバネ24と幅方向内側のコイルバネ23とで線材の巻径を変えたり、単位長さ当りの巻数を変えたりすることで、コイルバネ23とコイルバネ24の弾性率を変えることも可能である。
また、コイルバネ23,24の弾性率はシート3の弾性率に比べて低く設定されている。すなわち弾性率として、コイルバネ24<コイルバネ23<シート3の関係となっている。
図1において、符号30は、シート3のたるみを抑制するためのたるみ抑制枠体である。これは杆状部材の組合せから構成された枠体31と、枠体31の転倒を防止する脚杆部材32から構成されている。枠体31は杆状部材の組合わせから構成されており、脚杆部材32は枠体31を立設した状態を保持すべく、枠体31の下部に前後方向Frに延長されている。
上記構成において、シート構造物1を屋根等の被設置部2に設置するには、作業者は被設置部2のうちシート3で覆う領域を予め設定しておき、その領域に対応する位置に固定部4を前後方向Frに対になるよう設置しておく。
作業者は、被設置部2に設置した固定部4の配列にみあうだけの数のシート構造物1を準備する。そして、前側の固定部4および後側の固定部4のそれぞれに対して、シート構造物1の取付杆部材25を、連結具26を介して取付ける。このとき、取付杆部材25を支持杆部材6に沿わせるようにし連結具26によって取付杆部材25を支持杆部材6に固定する。
そして、シート3の前後方向Frの長さを、前後の固定部4どうしの距離に対応するよう設定しておけば、取付杆部材25を支持杆部材6に取付けるだけで、シート3を適宜の張力で張ることができる。また、たるみ抑制枠体30をシート3の前後方向Fr途中に設置することで、シート3のたるみを抑制して、風によるシート3のばたつきを抑制することができる。
上記のように、固定部4にシート構造物1を取付けるには、取付杆部材25を支持杆部材6に沿わせるようにし連結具26によって取付杆部材25を支持杆部材6に固定するといった、極めて容易な作業で行うことができ、しかも予め固定部4の離間距離に応じた前後方向長さにシート3を設定しておくことで、シート3を所望の張り度合とすることができる。
ところで、シート構造物1では、シート3と取付手段5の取付杆部材25をコイルバネ23,24によって連結し、シート3の幅方向外側に配置したコイルバネ24の弾性率を、シート3の幅方向内側のコイルバネ23の弾性率に比べて低く設定している。また、コイルバネ23,24の弾性率を、シート3の弾性率に比べて低く設定している。
このような構成のシート構造物1を被設置部2に設置した状態でシート3が風を受けると、コイルバネ24の弾性率をコイルバネ23の弾性率に比べて低く設定しているから、シート3において幅方向内側よりも幅方向外側の方がたるむ量が多くなる。このため、風がシート3の幅方向外側の方へ流れ易く(案内され易く)なる。よってシート3に大きな負担がかからず、コイルバネ23,24の脱落を防止することができる。
なお、シート3に当った風がシート3の幅方向外側から抜けるときに、コイルバネ23を中心軸にしてシート3の長さ方向端部が捩れて幅方向外側のコイルバネ24に負荷がかかる状態になる。したがって、シート3が不要に捩れないようにするためには、幅方向内側のコイルバネ23は一個ではなく、複数個設けてこれらのコイルバネ23によってシート3の過大な捩れを抑制することが好ましい。
降雨があって雨水がシート3上に溜まった場合にも同様で、雨水そのものの重量によってコイルバネ24が伸び、シート3の幅方向外側がたるんでシート3上から雨水が落下する。
このように、シート3の幅方向外側に配置したコイルバネ24の弾性率を、シート3の幅方向内側のコイルバネ23の弾性率に比べて低く設定したことにより、風雨に対して、コイルバネ23,24とシート3とで柔軟に対応してシート3やコイルバネ23,24、固定部4を安定させることができる。
上記構成のシート構造物1では、連結具26がシート3の幅方向外側に配置したコイルバネ24が外側に移動しないよう位置決めしているから、シート3が幅方向Dに移動するのを防止して、シート3の間の距離を確実に保持することができる。
しかも、シート3どうしに設けたハトメ22に索体36を結びつけ、この索体36の長さを調節することにより、図6に示すようにシート3(特にシート3の幅方向外側部分)の傾斜量を制限することができる。これによって、コイルバネ23,24のフック23a,24a,23b,24bに過大な負荷が掛かるのを防止して(フック23a,24a,23b,24bが伸びてしまうのを防止して)、コイルバネ23,24がシート3あるいは取付杆部材25から外れるのを防止することができる。
また、シート3に対しては、過大な捻れ力等が生ずるのが抑制され、シート3に折目が生じることによる変形やそれに伴う亀裂の発生等による劣化を抑制することができる。
シート構造物1は連結具26を取外すことで、容易に且つ短時間で被設置部2から撤去することができる。そして、シート構造物1であるシート3、コイルバネ23,24、取付杆部材25、を一体物として扱うことが可能で、シート3を巻回するなどすればコンパクトにまとめられて収納スペースも少なくてすむ。
図1では固定部4を前後一対で設けた例を示しているが、シート3で覆う領域が大きければ、前側の固定部4および後側の固定部4を、それぞれ幅方向Dに複数並べて設置する場合も考えられる。あるいは、前側の固定部4および後側の固定部4を、それぞれ幅方向Dおよび前後方向Frに並べて、前側の固定部4および後側の固定部4にシート構造物1をそれぞれ設置することも可能である。
上記実施形態では、各支持台部材10を、三本の杆状の組立部材11,12,13によって縦方向の同一平面内の直角三角形状となるよう連結した。しかしながら、支持台部材10は直角三角形状に限定されるものではなく、正三角形としてもよい。また、四本あるいはそれ以上の本数の組立部材を用いて四角形以上の多角形となるよう構成することも可能である。
特に、支持台部材10を三角形とする場合、支持杆部材7,8の設置位置と、シート3の長さとの関係に応じて、支持杆部材6の水平方向の配置位置が、支持杆部材7,8との間に配置されずに、三角形の三角形状の下方の内角のひとつが90°を超えるようになされてもよい。
本発明の実施形態を示すシート構造物の使用状体を示す斜視図 同じく要部の側面図 同じく要部平面図 同じくシートどうしの連結状態を示す図で、一部拡大平面図 同じくシートがたるんでいない状態の一部拡大断面図 同じくシートがたるんだ状態の一部拡大断面図 同じく取付杆部材に対するシートの取付状態を示す平面概念図 同じく連結具の構成を示す説明図で、保持枠部材に対する回動枠部材、ロック体の動きを示す側面図 同じく連結具の単体平面図 同じく連結具の単体底面図
符号の説明
1…シート構造物、2…被設置部、3…シート、4…固定部、5…取付手段、6,7,8…支持杆部材、9…固定手段、10…支持台部材、11,12,13…組立部材、23,24…コイルバネ、25…取付杆部材、26…連結具、27シート体

Claims (5)

  1. シートと、該シートを固定部に取付けるための取付手段とを備え、
    該取付手段は、前記固定部に着脱自在な杆状体と、一端側が該杆状体に係止され他端側がシートの端辺に係止されたコイルバネと、を備えたことを特徴とするシート構造物。
  2. 固定部に杆状体を着脱可能とする連結具を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート構造物。
  3. コイルバネは三個以上の複数設けられ、杆状体の長手方向外側に配置したコイルバネの弾性率が、杆状体の長手方向内側に配置したコイルバネの弾性率に比べて低く設定されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート構造物。
  4. コイルバネの弾性率がシートの弾性率に比べて低く設定されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のシート構造物。
  5. 取付手段はシートの一端辺側および他辺側の双方に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のシート構造物。
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