JP2010110996A - 中空成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の上ばり回収は、打込工程での成形装置自体において、回収上ばりをエア送りするためのハウジングおよびダクトの設置のための所定の占有空間を必要とし、成形装置自体の小型化を阻害するという課題があった。
【解決手段】一対の胴部把持体27,28および一対の口部把持体29,30を備えた製品ホルダ20を型締装置5の駆動とは独立して開閉駆動するよう設け、その上方に上ばりB1を当接・落下させるストッパ体50,51を設け、ストッパ体と製品ホルダとの間に割受け体対40a,40bと41a,41bを備えこれらの開閉によってストッパ体50,51から落下した上ばりB1を受ける上ばり受け部40、41を設けた構成とした。これによって、型締・打込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用でき、かつ簡素な構成の上ばり回収の機構によって確実に上ばりを回収することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、合成樹脂からなる中空成形品を吹込成形した際に発生する口部の樹脂余剰部である上ばりを、容易かつ確実に回収できる中空成形装置に関する。
従来における中空成形装置は、押出機のヘッドから押し出されたパリソン内に打込ノズルを通して圧縮エアを吹込み、閉じた成形金型内で膨張させる打込装置と吹込みされてなる中空成形品の搬送機構と、を備えている。
かかる中空成形における上ばりの発生は、成形金型内に導入したパリソンの上部を成形金型から若干上方に突出させてカッタによって切断するため、その突出部が、打込ノズルを成形金型内のパリソン内に降下させて打ち込んだ際、上ばりとして残ることに起因している。
この上ばりは、打込ノズルをパリソン内に打ち込んだ際、成形金型の口金と打込ノズルの上部に位置するカッティングスリーブとによって挟まれて剪断的に切断されるようになっている。
そして、従来では、前記切断した上ばりの回収は、成形金型を取り付けた一対のプラテンに取り付けた把持ホルダが上ばりと一緒に打込ノズルに付着した中空成形品を把持しつつ、打込ノズルの上昇移動に従ってばりを打込ノズルに付着させて中空成形品から離脱させていた。
この離脱した上ばりを打込ノズルのさらなる上昇移動によってノズル上方に位置する落下板に当接させると共に、打込ノズルより取り外して空間部に落下させて、落下と同時に落下位置近傍にあるノズルから吹き出た噴出エアによって広口状に開口したシュータ内に飛ばして回収するようになっている。
なお、前記把持ホルダは、成形金型の開閉・型締装置の開閉・型締の駆動と連動するプラテンの動きに合わせて駆動するようになっている。
かかる上ばりの回収は、狭い作業域においては有効であるが、通常、落下板までの高さが4cmないし8cmという開放状態の空間部分があるので、落下した上ばりが、開放空間部分からシュータ内に向けてうまく吹き飛ばされないとか、また中空成形装置の周囲に飛散するということもあり、上ばりを確実に回収できないおそれがあった。
そこで、例えば、特許文献1に記載した改良技術は、図13に示すように、切断した上ばり113を打込ノズル102に残して打込ノズル102と一緒に上昇させ、ダクト143付きハウジング104の底板に穿設してあるノズル挿通用底孔142を通過させて、上ばり113をハウジング104の天板に穿設してあるノズル挿通用の径を狭めた上孔141の内面周縁に当接させて、上ばり113を打込ノズル102から取り外す。
そして、ノズル挿通用の底孔142がシャッタ105にて閉鎖状態にしたハウジング104内に落下させ、エアにてダクト143からハウジング104外に排出して上ばり113を回収する。
図13中、符号111は成形後の製品、符号123はハウジング104を吊っているシャフトを示す。なお、シャフト123は、図示を省略したノズル打込本体に固定されている。
特開2003−53827号公報
上述の上ばり回収方法は、型締・打込工程での成形装置自体において、ハウジング104およびダクト143の所定の占有空間を必要とするという問題があった。また、上ばり回収のためのこれら大掛かりな構造品が必要となり、そのためコスト高となり、これら構造品の制御も複雑になるという問題もあった。さらに、シャッタ105がばりを挟んでしまうというおそれもあった。
本発明は、このような従来の中空成形装置の技術的問題を解決しようとするものであり、型締・打込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用でき、かつ簡素な構成の上ばり回収の機構によって確実に上ばりを回収することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、型締装置の成形金型の開閉および型締の駆動とは独立して開閉駆動される少なくとも一対の把持体を備えた成形後の製品のホルダと、該製品ホルダの上方に配設され、開閉する少なくとも一対の割受け体を有し、該割受け体によって切り離した上ばりを受ける上ばり受け部と、該上ばり受け部の上方に配設され、吹込成形後の打込ノズルに付いた上ばりを当接させて前記上ばり受け部上に落下させるストッパ体と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前記少なくとも一対の割受け体は、前記製品ホルダの駆動とは独立して開閉駆動される構成としたものである。
前記請求項1に係る発明の作用は、次の通りである。すなわち、吹込成形後に、型締装置の開閉および型締駆動系とは独立した駆動系によって成形後の製品を製品ホルダの把持体対によって把持し、ついで上ばり受け部の割受け体対を開いた状態にて打込ノズルを上昇させ、打込ノズル先端に付いた上ばりを、打込ノズル上昇に従い上方のストッパ体に当接させて落下させ、閉じた割受け体対の上ばり受け部に受けて収容させ、排除されることになる。
したがって、この発明は、型締装置の開閉および型締駆動系とは独立した駆動系によって製品ホルダを駆動するので、独立駆動される製品ホルダが成形後の製品を保持した後、成形金型が閉じた吹込成形中においても、成形装置外に取り出すことができる。
よって、上ばりを納めた上ばり受け体下方には成形後の製品が位置せず、上ばり受け体を開いて上ばりをそのまま落下させることができ、従来のような飛散を排除することができる。また、型締・吹込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用ができ、かつ簡素な構成からなる上ばり回収機構によって上ばりの回収を確実にすることができるという効果を奏する。
請求項2に係る発明の作用は、上ばり受け部の駆動系を製品ホルダの駆動系と独立にしたので、これらの駆動操作性により自由度を持たせることができるという効果を奏する。
上述のように本発明の中空成形装置は、上ばりを成形後の製品を製品ホルダにて把持し、ストッパ体によって落下させ、かつ把持体の受け部に受けて収容できるので、型締装置の開閉および型締駆動系と連動した駆動系の従来の製品ホルダに比べ、上ばりの飛散を排除することができ、また型締・吹込工程にて狭い作業域を持つ中空成形装置でも適用ができ、上ばりの回収を確実に行うことができる。
本発明の実施の形態である中空成形装置は、図1および図2に示すように、成形するための作動部として、樹脂組成物を溶融して押し出す押出機1と、該押出機1の先端にあってパリソンを押し出すクロスヘッド2と、その下方の図示を省略したパリソン切断装置と、成形金型3と、打込装置4と、型締装置5と、成形金型移動装置6および成形品取出装置7と、を備えている。
押出機1は、樹脂組成物の投入用ホッパ8と、押出機内部に樹脂組成物の移送・混練・溶融・吐出を行うためのスクリュ(図示略)を備えている。クロスヘッド2は2頭用のものであり、ダイとコアからなる。押出機1にて溶融した樹脂組成物は、押出機内を経てヘッド2に供給され、筒状パリソンが形成されるようになっている。
図示を省略した前記パリソン切断装置は、クロスヘッド2から垂下する筒状パリソンの上端部を切断するものであり、電熱カッタを有するカッタホルダを備えている。
成形金型3は、図2および図3に示すように、一対の割型3a,3bからなり、これら割型が筒状パリソンを挿入させて、中空成形品Pを成形するため、左右2個のキャビティを形成している。割型3a,3bのそれぞれのキャビティの対向上縁に、パリソンの上ばりを食いちぎるための上向きのテーパを持つ口金3c、3dが設けられている。
また、成形金型3は、付帯する金型移動用電動機6aを備えた成形金型移動装置6によって、2頭用クロスヘッド2の直下位置および打込装置4の左右の吹込ノズル9,9の直下位置の間にて、水平方向に交互に往復動できるようになっている。
打込装置4は、図1および図2に示すように、成形金型3の左右のキャビティそれぞれの上方において、パリソン内に挿入して圧縮エアを吹込む左右の打込ノズル9,9およびこれらノズルを上昇・下降させる打込ノズル駆動装置10を備えている。打込ノズル駆動装置10は、図示を省略した制御部に接続された可変速タイプの吹込装置駆動用の電動機を具備している。打込ノズル9,9の先端寄りの上部に、図3に示すように、割型3a,3bの口金3c,3dと協同してパリソンの上ばりを挟んで剪断的に切断するためのカッティングスリーブ9aを形成している。
型締装置5は、図2に示すように、成形金型3の割型3a,3bを開閉および型締するよう駆動するものであり、移動可能に所定間隔あけて配設しこれら割型をそれぞれ取り付けた前方プラテン11および後方プラテン12を、成形金型3のパーティングラインPLに対して接近・離反方向に同調して移動させるようになっている。図1,2中、符号13は前方プラテン11を取り付けた前方プラテン支持プレートを示す。
成形後の2個の製品Pを把持する製品ホルダ20は、図4および図5に示すように、成形金型3の開閉方向と直交する方向に延設されている。製品ホルダ20は、型締装置5の駆動系とは分離独立して駆動されるものであり、前方プラテン11および後方プラテン12に取り付けた前後一対の支持部材21,22と、それぞれに取り付けた駆動シリンダ23,24と、これら駆動シリンダによって進退動される左右の押出部材25,26に取り付けた左右の前方胴部把持部材27,27および左右の後方胴部把持部材28,28と、左右の前方口部把持部材29,29および後方口部把持部材30,30と、を備えている。
製品ホルダ20は、吹込成形終了後、離反した割型3a,3bから離型し左右の打込ノズル9,9に吊り下がった製品Pを挟持するようになっている。成形品取出装置7の取出スライドユニット7aは、型開き中に製品ホルダ20内に挿入し、中空成形品Pを把持する。左右の製品ホルダ20,20の各把持体27,28,29,30が離反した後、中空成型品Pを保持しながら、成形装置外に搬送するようになっている。
前方支持部材21は、前方プラテン11の側面にボルト固定された前方支持板21aと、前方支持板21aにボルト固定されて前方支持板21aに対して直交方向に延び前方駆動シリンダ23をボルト固定した前方シリンダ支持板21bと、を備えている。
後方支持部材22も前方支持部材21と同様な構造を持ち、後方プラテン12の側面にボルト固定された後方支持板22aと、後方支持板22aにボルト固定されて後方支持板22aに対して直交方向に延び後方駆動シリンダ24をボルト固定した後方シリンダ支持板22bと、を備えている。
板状の前方押出部材25は、前方駆動シリンダ23の一対のシリンダ軸23a先端の取付板23bにてボルト固定されている。前方押出部材25は、左右に縦長孔25a,25bを形成し、前方胴部把持部材27の左右のねじ軸27a,27bを縦長孔25a,25bに縦方向に自由にスライドできるよう、かつ軸方向に位置調整できるようにナットによって固定されている。
板状の後方押出部材26も前方押出部材25と同様に、図5および図6に示すように、後方駆動シリンダ24の一対のシリンダ軸24a先端の取付板24bにてボルト固定されている。後方押出部材26は、左右に縦長孔26a,26bを形成し、後方胴部把持部材28の左右のねじ軸28a,28bを縦長孔26a,26bに縦方向に自由にスライドできるようナット止めしている。
前方胴部把持部材27および後方胴部把持部材28は、図5〜図7に示すように、それら先端にパーティングラインPLを挟んだ等距離の位置にて中空成形品Pを変形させないゴム等のベルト27c,28cを設けており、これらによって中空成形後の中空成形品Pの胴部を把持することができる。
前方押出部材25は、縦長孔25a,25bの両外側に第2の縦長孔25c,25dが形成され、側面L字型の前方口部把持部材29を左右のボルト29a,29bによって縦長孔25c,25dに縦方向に自由にスライドできるようボルト固定されている。
後方押出部材26も前方押出部材25と同様に、図5,図6および図8に示すように、縦長孔26a,26bの両外側に第2の縦長孔26c,26dが形成され、側面L字型の後方口部把持部材30を左右のボルト30a,30bによって縦長孔26c,26dに縦方向に自由にスライドできるようボルト止めされている。
前方口部把持部材29および後方口部把持部材30は、図5,図6および図8に示すように、パーティングラインPLを挟んだ等距離の位置にて中空成形品Pを変形させない程度に支持できるようナイロン,テフロン(登録商標)等の合成樹脂製の半環状型の弾性支持体29c,29d,30c,30dが設けられており、これらによって中空成形後の中空成形品Pの口部を受けて弾性支持することができる。これら弾性支持体は、それぞれ、スライド板29e,30eにボルト固定されており、スライド板29e,30eが長手方向両端に形成した長孔29f,29g,30f,30gに左右のボルト29h,29iおよび30h,30iによってパーティングラインに対し進退方向に自由にスライドできるようボルト止めされている。
左右の上ばり受け部40,41は、図4,図5および図9に示すように、前方支持部材21の前方支持板21aにスペーサ21cを介してブラケット21dを取り付け、ブラケット21dに取り付けた左右の駆動シリンダ42,43に、前方の口部把持体29,30の上方にパーティングラインPLを跨いで張り出すように取り付けられている。
上ばり受け部40,41は、それぞれの上方に設けられた左右のストッパ体50,51に当接して落下した上ばりを受けるものであり、図5の二点鎖線でしめすように、中空成形品Pの口部上ばりB1をそれぞれ載せて置ける一対の割受け体40a,40bおよび41a,41bを備えている。これら割受け体は、上向きに拡径したテーパを成しかつ馬蹄形に切欠いた先端部40c,40dおよび41c,41dを備えている。
これら一対の割受け体40a,40bおよび41a,41bは、駆動シリンダ42,43によって、図9中、パーティングラインPLの延びる方向に、言い換えれば成形金型3の開閉方向と直交する方向に開閉駆動されるようになっている。
上ばりの当接・落下用の左右のストッパ体50,51は、図4、図5および図10に示すように、上ばり受け部40,41の割受け体40a,40bおよび41a,41b上方まで張り出した板形状を持ち、駆動シリンダ42,43上面に片持ち式に取り付けられている。
左右のストッパ体50,51の先端部50a,51aは、馬蹄形に切り欠かれており、打込ノズル9にくっ付いて上昇してきた上ばりB1を当接させて、この上ばりB1を割受け体40a,40bおよび41a,41bの切欠きテーパ先端部40c,40dおよび41c,41d上に落とすようになっている。左右の割受け体40a,40bおよび41a,41bの先端部上面から左右のストッパ体50,51の先端部下面までの間隔は、5mmないし20mmが好ましい。
製品ホルダ20の下方に、中空成形品Pの底部に形成した下ばりを切断する前方カッタ60および後方カッタ61と、これらによる下ばり切断時に中空成形品Pの下部を押さえる受け部70,71が設けられている。
すなわち、前方押出部材25の縦長孔25c,25dに支持ブラケット72を左右のボルト73,74によって縦長孔25c,25dに縦方向に自由にスライドできるようボルト止めされている。
平面U字型の前方カッタ60は、支持ブラケット72との重なり部分に長手方向両側に長孔60a,60bが形成され、これらにボルト75A,75Bによって長孔にパーティングラインPLに対し進退動自在に自由にスライドできるようボルト止めされている。
前方カッタ60は、突き出たカッタ部60c,60dにそれぞれ2条の長孔60e,60fに直立受け部70,71をボルト止めし、直立受け部70,71が長孔60e,60f内をパーティングラインPLに対し進退動自在に自由にスライドできるようしている。受け部70,71は、中空成形品Pを型くずれさせないよう中空成形品Pの底角隅部を押さえるようゴムまたは合成樹脂から形成するのが好ましい。
後方支持板22aに第2後方シリンダ板22cがボルト固定され、第2後方シリンダ板22cに駆動シリンダ76が取り付けられ、そのシリンダ軸76aに取付板77を介して断面L字型の後方カッタ61を取り付けている。後方カッタ61は、駆動シリンダ76によって、不動の前方カッタ60に対し進退動して両者共同して下ばりを切断するようになっている。
次に、かかる中空成形装置の動作について説明する。かかる中空成形装置による吹込成形は、図1および図2に示すように、まず、樹脂を多頭用クロスヘッド2から垂下させて図1にて左右のパリソンを形成し、これらパリソンを成形金型3のそれぞれの左右のキャビティに挿入する。ついで、これらパリソンに対応する左右の吹込ノズル9,9を打込み、パリソン内に圧縮エアを吹込んで、これらパリソンを成形金型3のキャビティに一致するまで膨出させることにより行う。
この吹込成形によって、図1に示すように、中空成形品Pであるボトルを成形する。パリソンの上部は、型締装置5によって成形金型3が型閉めされた際、図示を省略したパリソン切断装置によって切断された後、成形金型3が成型金型移動装置6によって打込装置4側に移行し、打込ノズル9,9が下降して、上ばりB1が成形金型3の口金3c,3dとパリソン内に導入された打込ノズル9のカッティングスリーブ9aとによって剪断される。
成形金型3は、型開した後その状態のまま、成型金型移動装置6によって図1の原位置に移動する。この型開時に、打込ノズル9は上ばりB1を付着させているとともに中空成形品Pを吊り下げている。原位置に戻った成形金型は型閉し、次の新たに垂下したパリソンをキャビティに挿入する。
このとき、図5に示すように、予め把持位置にある前方胴部把持体27および後方胴部把持体28は、2個の中空成形品Pの胴部を挟み込むと同時に、前方口部把持体29および後方口部把持体30とが中空成形品Pの口部を挟み込む。と同時に、2個の中空成形品Pの下部は、それぞれ受け部70,71に押し当たる。
製品ホルダ20による中空成形品Pの把持後、駆動シリンダ42,43が作動して一対の割受け体40a,40bおよび41a,41bを閉じるとともに、打込ノズル9が上昇して上ばり受け部40,41を通過する際、打込ノズル9に付着して一緒に上昇した左右の上ばりB1がストッパ体50,51の先端部50a,51aに当接する。打込ノズル9はそのまま上昇し、所定位置に戻る。左右の上ばりB1は、ストッパ体50,51に当接すると、上ばり受け部40,41の閉じた状態の一対の割受け体40a,40bおよび41a,41bの先端部40c,40dおよび41c,41d内に落下収容される。
型締された成形金型3は、成形金型移動装置6によって再び打込装置4下方に移動する。この移動後、駆動シリンダ76の駆動によって前進した後方カッタ61が、不動位置にある前方カッタ60と協働して中空成形品Pの下ばりを切断する。
ついで、成形品取出装置7の取出スライドユニット7aが中空成形品Pの胴部を把持する。そして、駆動シリンダ23,24の駆動による前方押出部材25および後方押出部材26が、パーティングラインPLから離反するよう後退するのに伴い、前方胴部把持部材27および後方胴部把持部材28ならびに前方口部把持部材29および後方口部把持部材30は、図12に示すように、取出スライドユニット7aによる中空成形品Pの取出移送を阻害しないような後退位置まで移動する。
取出スライドユニット7aは、図1に示すように、成形装置外に後退し、中空成形品Pは取り出される。
中空成形品Pが成形装置外に取り出された後、駆動シリンダ42,43の駆動によって上ばり受け部40の一対の割受け体40a,40bおよび上ばり受け部41の一対の一対の割受け体41a,41bを互いに離反する方向に開き、それら下方の適当な上ばり収容部に落下回収される。
成形金型3内で吹込み冷却された中空成形品P内の圧縮エアが排気された後、成形金型3は型締装置5により型開される。成形金型3が型開した後その状態のまま、成型金型移動装置6によって再び図1の原位置に移動する。この際、駆動シリンダ23,24が作動して、図5に示すような閉じた状態に戻る。このように、本実施形態によれば、上ばりの確実な除去を行える。
本発明の実施形態を示す中空成形装置の正面図である。 同中空成形装置を側面図である。 同中空成形装置の成形金型と打込ノズルの配置関係を示す断面図である。 図1に示した製品ホルダ、上ばり受け部およびストッパ体を示す正面図である。 図4に示した製品ホルダ、上ばり受け部およびストッパ体等を示す側面図である。 後方プラテンに取り付けた製品ホルダを示す正面図である。 図4に示した製品ホルダの一対の胴部把持部材を示す平面図である。 図4に示した製品ホルダの一対の口部把持部材を示す平面図である。 図4に示した上ばり受け部を示す平面図である。 図4に示した上ばり受け部およびストッパ体を示す平面図である。 図5に示した製品ホルダの一対の下ばりカッタを示す平面図である。 図5とは異なった状態の製品ホルダ、上ばり受け部およびストッパ体等を示す側面図である。 従来の上ばり回収装置を示す断面図である。
符号の説明
3…成形金型
4…打込装置
5…型締装置
9…打込ノズル
20…製品ホルダ
23,24…製品ホルダの駆動シリンダ
27,28…胴部把持部材
29,30…口部把持部材
40,41…上ばり受け部
40a,40b…一対の割受け体
41a,41b…一対の割受け体
42,43…上ばり受け部の駆動シリンダ
50,51…ストッパ体
P…中空成形品
B1…上ばり

Claims (2)

  1. 型締装置の成形金型の開閉および型締の駆動とは独立して開閉駆動される少なくとも一対の把持体を備えた成形後の製品のホルダと、
    該製品ホルダの上方に配設され、開閉する少なくとも一対の割受け体を有し、該割受け体によって切り離した上ばりを受ける上ばり受け部と、
    該上ばり受け部の上方に配設され、吹込成形後の打込ノズルに付いた上ばりを当接させて前記上ばり受け部上に落下させるストッパ体と、
    を備えたことを特徴とする中空成形装置。
  2. 前記少なくとも一対の割受け体は、前記製品ホルダの駆動とは独立して開閉駆動されることを特徴とする請求項1に記載の中空成形装置。
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