JP2010109500A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの属性のジョブばかり処理され,他の属性のジョブが処理されない状況を回避する印刷装置を提供すること。
【解決手段】MFP100では,同じ属性のジョブについて実行ジョブリスト51への登録を規制する規定量となる制限値が設定されている。MFP100は,印刷要求を受け付けた際に,印刷要求を受け付けジョブの属性を取得し,当該ジョブと同じ属性のジョブが実行ジョブリスト51に制限値以上登録されている場合には,当該ジョブを実行ジョブリスト51に登録せず,制限値以上登録されていない場合には登録する。そして,MFP100は,実行ジョブリスト51に登録されているジョブについて,所定の順で印刷処理を行う。
【選択図】 図9

Description

本発明は,様々な属性の印刷ジョブを扱う印刷装置に関する。さらに詳細には,印刷要求されたジョブの実行順を管理する印刷装置に関するものである。
従来から,コピー,PCプリント,FAXプリント等の様々な属性の印刷ジョブを扱う印刷装置では,それらの印刷要求が非同期に発生する。印刷装置では,印刷すべきジョブの順序を所定のルールに従って決定し,その決定順で印刷処理を行っている。
印刷ジョブの順位付けを行う技術としては,例えば特許文献1に開示がある。特許文献1では,複数のジョブが投入された場合において,コピージョブによる画像記録期間にはプリンタジョブの起動を禁止する等の,ジョブの処理順番についてのルールに関する技術が幾つか開示されている。
特開平10−161479号公報
しかしながら,前記した従来の印刷装置には,次のような問題があった。すなわち,特定の条件を満たす同一属性のジョブばかり優先的に処理されてしまうことがある。その場合,不満の原因となる。例えば,1人のユーザによって大量の印刷ジョブ要求が発生すると,そのユーザの印刷ジョブで印刷ジョブ情報を記憶するジョブキューが満杯になりうる。この場合,他のユーザは印刷ジョブを登録できなくなり,不公平感を生む。
本発明は,前記した従来の印刷装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,1つの属性のジョブばかり処理され,他の属性のジョブが処理されない状況を回避する印刷装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた印刷装置は,印刷要求されたジョブの情報を記憶するジョブリストと,印刷要求されたジョブを,当該ジョブと同じ属性のジョブがジョブリストに規定量以上登録されている場合にはジョブリストに登録せず,規定量以上登録されていない場合には登録する登録部と,ジョブリストに登録されたジョブを,所定の順に印刷処理する印刷部とを備えることを特徴としている。
本発明の印刷装置では,同じ属性のジョブについてジョブリストへの登録を規制する規制量を設定している。「規定量」の対象は,例えば,メモリの空き容量であってもよいし,ジョブリストに登録されている登録数であってもよい。印刷装置は,印刷要求を受け付けた際に,印刷要求を受け付けたジョブの属性を取得し,当該ジョブと同じ属性のジョブがジョブリストに規定量以上登録されている場合には,当該ジョブをジョブリストに登録しないようにしている。
すなわち,本発明の印刷装置は,同じ属性のジョブが規定量以上登録されない。このことから,仮に1つの属性のジョブが連続したとしても,同じ属性のジョブがジョブリストに大量に登録されることはない。そのため,他の属性のジョブが早期に印刷可能になる。つまり,同じ属性のジョブばかり処理される状況を回避でき,不満軽減が期待できる。
また,本発明の印刷装置は,ジョブを要求した機能によってジョブの属性を選別するとよりよい。機能としては,例えばPCプリント,コピー,FAXプリントが該当する。機能ごとにジョブリストへの登録を規制することで,1つの機能に集中しても,他のジョブが早期に利用可能になる。結果として,他のジョブを要求するユーザの不満が緩和される。また,ジョブを要求したユーザによってジョブの属性を選別してもよい。ユーザごとにジョブリストへの登録を規制することで,1人のユーザが大量のジョブを要求しても,他のユーザが早期に利用可能になる。
また,本発明の印刷装置は,規定量を設定する設定部を備えるとよりよい。すなわち,規定量をユーザによって設定可能にすることで,ユーザの意図を反映することができ,使い勝手が向上する。
また,本発明の印刷装置は,登録部にてジョブリストに登録されなかったジョブの情報を記憶する第2ジョブリストを備え,登録部は,ジョブリストからジョブの登録を削除した場合に,ジョブリストに登録可能なジョブを第2ジョブリストから抽出し,抽出したジョブをジョブリストに登録するとよりよい。すなわち,ジョブリストへの登録を拒否されたジョブの情報を第2ジョブリストに残し,ジョブリストへ再登録可能にする。これにより,ユーザにとっては,登録されなかったジョブについて再要求の手間がない。
また,本発明の印刷装置は,印刷不能である場合に,ジョブの登録可能数を増やすように規定量の値を変更する変更部を備えるとよりよい。エラーや用紙なし等の印刷不能で保留になっている状態では,ジョブリストからジョブが退出しない状況に陥る。そのため,規定量に達し易くなる。そこで,例外措置として一時的に規定量を増やすことで,規定量到達による登録拒否をできる限り回避する。
また,本発明の印刷装置の登録部は,ジョブの属性ごとに規定量の値を設定するとよりよい。すなわち,ジョブの属性ごとに優先度は異なる。そこで,ジョブの属性ごとに規定量の値を設定することで,より適切な運用を図ることができる。
また,本発明の印刷装置の登録部は,登録規制の対象にならない属性が設定されているとよりよい。すなわち,印刷装置が受け付けるジョブには,FAXプリントや管理者ユーザのジョブのように優先度が極めて高いものがある。そのようなジョブについては,登録を規制しない方が好ましい。
本発明によれば,1つの属性のジョブばかり処理され,他の属性のジョブが処理されない状況を回避する印刷装置が実現される。
以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,コピー,PCからの指示で行うプリントであるPCプリント,FAX受信したことによるプリントであるFAXプリント等の様々な属性の印刷ジョブを扱う複合機(MFP:Multi Function Peripheral )に本発明を適用したものである。
[MFPの全体構成]
実施の形態のMFP100は,図1に示すように,用紙に画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る画像読取部20とを備えている。また,画像読取部20の前面側には,液晶ディスプレイからなる表示部41と,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群42とを備えた操作パネル40が設けられ,この操作パネル40により動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になっている。
画像形成部10は,パーソナルコンピュータ(PC)等の情報端末装置から送られてくる画像データや画像読取部20で読み取った原稿の画像データを基に画像を形成し,当該画像を用紙に印刷する。画像形成方式は,電子写真方式であってもインクジェット方式であってもよい。また,カラー画像に対応するものであってもモノクロ画像専用であってもよい。本形態のMFP100は,電子写真方式のカラー画像形成装置とする。
画像読取部20は,原稿台にセットされた原稿の画像を読み取って原稿の画像データを作成する。また,画像読取部20は,MFP100の最上部となる位置に,原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder)を備えており,複数枚の原稿を連続して読み取ることができる。
また,MFP100は,コピー,PCプリント,FAXプリント等の様々な属性の印刷ジョブを扱う機能を有している。これらの印刷ジョブは,ユーザが操作パネル40を操作することによって,あるいはPC等の情報処理装置からネットワークを介して,あるいは相手側FAX装置から通信回線を介して,非同期でMFP100に送られる。MFP100は,受け付けた印刷ジョブを所定の順序で印刷処理する。印刷処理した際の印刷情報やエラーが発生した際のエラー情報は,履歴情報としてメモリに記憶する。印刷ジョブの処理順序の詳細については後述する。
[MFPの電気的構成]
続いて,MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は,図2に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM34と,ASIC35と,ネットワークインターフェース36と,FAXインターフェース37とを備えた制御部30を有している。また,制御部30のASIC35は,画像形成部10,画像読取部20,操作パネル40等と電気的に接続されている。
CPU31は,MFP100における画像読取機能,画像形成機能等の各種機能を実現するための演算を実行し,制御の中枢となるものである。ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM(Non Volatile RAM)34は,不揮発性を有する記憶手段であって,各種設定ないし画像データ等を保存する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素(例えば,画像形成部10を構成する露光装置の点灯タイミング,用紙の搬送路を構成する各種ローラの駆動モータ(不図示),画像読取部20を構成するイメージセンサユニットの移動用モータ(不図示))を制御する。
ネットワークインターフェース36は,インターネット等のネットワークに接続され,PC等の情報処理装置との接続を可能にしている。FAXインターフェース37は,電話回線に接続され,相手先のFAX装置との接続を可能にしている。そして,ネットワークインターフェース36やFAXインターフェース37を介してジョブのやりとりを行うことができる。
[ジョブ管理]
続いて,MFP100のジョブ管理機能について説明する。MFP100には,コピー,FAXプリント,PCプリント等の各種ジョブが非同期で入力される。MFP100は,受け付けたジョブの印刷処理順を管理する。
MFP100は,図3に示すように,ジョブの属性ごとに用意された複数のキューと,ジョブの実行順序を管理する2種類のジョブリストとを有している。ジョブの属性は,例えば,コピー,PCプリント,FAXプリント等の機能の種類や,管理者,登録者,ゲスト等のユーザの種類によって区別される。本形態のMFP100は,機能別にキューが設けられている。具体的には,コピージョブを登録するコピーキュー53C,FAXプリントジョブを登録するFAXプリントキュー53F,PCプリントジョブを登録するPCプリントキュー53Pを有している。また,ジョブリストとしては,各キュー53C,53F,53Pに登録されたジョブの実行順序を管理する実行ジョブリスト51(ジョブリストの一例)と,実行ジョブリスト51に登録できなかったジョブを管理する未登録ジョブリスト52(第2ジョブリストの一例)とを有している。
各キュー53C,53F,53Pには,実行ジョブリスト51に登録可能な登録数を規定する制限値(規定量の一例)が設定されている。制限値は,図4に示すような制限値テーブル55によって管理される。本形態では,コピーキュー53Cの制限値を5,FAXプリントキュー53Fの制限値を無制限,PCプリントキュー53Pの制限値を6とする。FAXプリントキュー53Fは,実際にはメモリ容量による上限値があり,無制限に登録されるわけではないが,制限処理の対象外となっている(詳細は後述する)ことから,無制限と設定される。この制限値の値は一例であり,これに限るものではない。
なお,制限値としては,すべての属性で共通の制限値を1つ設けることにしてもよいが,ジョブの属性ごとに処理の優先度が異なることが多い。そこで,ジョブの属性ごとに制限値を設定することで,より適切な運用を図ることができる。
また,MFP100では,ユーザによる各キュー53C,53F,53Pの制限値の設定が可能になっている。例えば,MFP100の表示部41に,図5に示すような設定画面(設定部の一例)を表示し,操作パネル40を操作することで制限値の値を入力する。入力された値は,制限値テーブル55に反映される。これにより,ユーザのニーズに合わせてカスタマイズすることができる。
実行ジョブリスト51は,各キュー53C,53F,53Pに登録されたジョブの実行順序をリストとして管理する。すなわち,実行ジョブリスト51には,図6に示すように,各種ジョブの情報が登録され,この登録順に印刷処理が行われる。例えば,図6の例では,先頭に登録されているコピー1ジョブが印刷実行中であり,コピー1ジョブが終了すると,コピー1ジョブが実行ジョブリスト51から削除される。そして,FAXプリント1ジョブが先頭となって印刷処理される。
実行ジョブリスト51の登録順は,基本的には,ジョブを受け付けた時間順であり,新しいジョブはリストの最後に追加される。ただし,次のような場合には例外となる。すなわち,各属性にはそれぞれ制限値が設定されていることから,制限値よりも多くのジョブは登録できない。そこで,ある属性についてジョブの登録数が制限値を超えた場合には,その属性のジョブは未登録ジョブリスト52に登録される。図7は,未登録ジョブリスト52の一例であり,例えば実行ジョブリスト51に既に5つのコピージョブが登録されていた場合には,6つ目以降のコピージョブは未登録ジョブリスト52に登録される。未登録ジョブリスト52への登録順序は,ジョブを受け付けた時間順となる。実行ジョブリスト51からジョブを削除すると,未登録ジョブリスト52に登録されているジョブの中から登録可能なジョブを抽出し,当該ジョブを実行ジョブリスト51に移行する。
図8は,実行ジョブリスト51の登録例,および未登録ジョブリスト52から実行ジョブリスト51への登録の移行例を示している。図8の例は,コピージョブに着目し,その他の属性のジョブの登録例を省略している。また,図8の「コピー」の文字に付随する番号の順にジョブを受け付けたものとする。
まず,図8(A)は,実行ジョブリスト51に,既にコピーの制限値である5つのコピージョブが登録されている状態を示している。一方,未登録ジョブリスト52にはコピージョブが1つも登録されていないものとする。この状態で,6つ目のコピージョブであるコピー6ジョブを登録しようとすると,コピーの制限値を超えてしまうために実行ジョブリスト51には登録できない。そのため,コピー6ジョブは,図8(B)に示すように,未登録ジョブリスト52に登録される。コピー6ジョブは,未登録ジョブリスト52に登録されたままでは印刷処理されない。
その後,実行ジョブリスト51に登録されているコピージョブの,先頭のジョブであるコピー1ジョブの印刷処理が終了すると,コピー1ジョブが実行ジョブリスト51から削除される。これにより,コピージョブの登録数が4つとなり,制限値までに1つの空きが生じる。そこで,図8(C)に示すように,未登録ジョブリスト52に登録されているコピー6ジョブが実行ジョブリスト51に移動し,未登録ジョブリスト52から削除される。これにより,コピー6ジョブの印刷処理が可能になる。
[ジョブ登録処理]
続いて,上述したジョブ管理機能を実現するMFP100の手順について説明する。始めに,ジョブを受け付けた際の,ジョブのキュー群およびジョブリストへの登録処理(登録部の一例)について,図9のフローチャートを参照しつつ説明する。本処理は,MFP100がジョブ要求を受け付ける度に実行される。
まず,MFP100の記憶領域に,受け付けたジョブ要求のジョブデータを記憶する空き容量が十分あるか否かを判断する(S101)。つまり,記憶領域への保存可否を判断する。空き容量が不十分の場合には(S101:NO),ジョブデータの受信を拒否し(S111),本処理を終了する。具体的にS111の処理では,例えば,エラーメッセージの表示や,エラーログの記録を行う。
空き容量が十分の場合には(S101:YES),ジョブデータを受信してRAM33ないしNVRAM34に保存する(S102)。次に,受け付けたジョブの属性を取得する(S103)。そして,取得した属性に適したキューに当該ジョブの情報を登録する(S104)。
次に,実行ジョブリスト51から,S103の処理で取得した属性と同属性のジョブの登録数を取得する(S105)。そして,その登録数がS103の処理で取得した属性の制限値よりも小さいか否かを判断する(S106)。つまり,実行ジョブリスト51に登録可能か否かを判断する。
登録数が制限値よりも小さい場合には(S106:YES),受け付けたジョブの情報を実行ジョブリスト51に登録する(S107)。一方,登録数が制限値以上の場合には(S106:NO),受信したジョブの属性がFAXプリントであるか否かを判断する(S121)。属性がFAXプリントでない場合には(S121:NO),受信したジョブの情報を未登録ジョブリスト52に登録する(S122)。
一方,属性がFAXプリントの場合には(S121:YES),受信したジョブの情報を実行ジョブリスト51に登録する(S107)。すなわち,ジョブの属性のなかには,FAXプリントのように優先度が極めて高いものもある。そのため,そのような属性については,登録を規制しない方が好ましい。そこで,本形態のMFP100では,ジョブの属性がFAXプリントであれば,制限値とは関係なく実行ジョブリスト51に登録する。
[ジョブ実行処理]
次に,実行ジョブリスト51の登録順にジョブの実行を行うジョブ実行処理(印刷部の一例)について,図10のフローチャートを参照しつつ説明する。本処理は,所定のタイミングで定期的に実行される。
まず,実行ジョブリスト51にジョブの登録があるか否かを判断する(S201)。登録がなければ(S201:NO),本処理を終了する。一方,登録があれば(S201:YES),実行ジョブリスト51から実行対象ジョブを選択する(S202)。
ここで,S202の実行ジョブ選択処理について,図11のフローチャートを参照しつつ説明する。まず,実行ジョブリスト51から先頭に登録されているジョブ(先頭ジョブ)の情報を取得する(S301)。そして,取得したジョブの属性を取得する(S302)。
次に,取得したジョブの属性がFAXプリントであるか否かを判断する(S303)。属性がFAXプリントの場合には(S303:YES),当該ジョブを実行対象ジョブに決定する(S321)。すなわち,処理の優先度が高いFAXプリントのジョブについては,他のジョブよりも優先的に実行対象とする。
一方,属性がFAXプリントでない場合には(S303:NO),次のジョブがあるか否かを判断する(S304)。次のジョブがない場合には(S304:NO),再度先頭ジョブを取得し(S311),当該先頭ジョブを実行対象ジョブに決定する(S321)。次のジョブがある場合には(S304:YES),次に登録されているジョブの情報を取得し(S305),S302の処理に戻ってS302以降の処理を繰り返す。
すなわち,S202の実行ジョブ選択処理では,実行ジョブリスト51にFAXプリントのジョブがある場合には,そのFAXプリントをジョブを実行対象ジョブに決定する。これにより,極めて優先度が高いジョブについては優先処理できる。一方,FAXプリントのジョブが登録されていなければ,先頭ジョブを実行対象ジョブに決定する。これにより,FAXプリント以外のジョブについては,先に登録されている順に実行対象ジョブになる。
図10のフローチャートに戻り,S202の処理で決定した実行対象ジョブの印刷処理を行う(S203)。そして,印刷が終了したか否かを判断する(S204)。印刷が終了した場合には(S204:YES),実行ジョブリスト51から印刷済みのジョブの登録を削除する(S205)。
次に,未登録ジョブリスト52から実行可能ジョブを抽出する(S206)。ここで,S206の実行可能ジョブ抽出処理について,図12のフローチャートを参照しつつ説明する。まず,未登録ジョブリスト52にジョブの情報が登録されているか否かを判断する(S401)。ジョブの情報がなければ(S401:NO),ジョブを抽出することなく本処理を終了する。
一方,ジョブの情報があれば(S401:YES),未登録ジョブリスト52から先頭に登録されているジョブ(先頭ジョブ)の情報を取得する(S402)。そして,取得したジョブの属性を取得する(S403)。そして,実行ジョブリスト51に登録されているジョブのうち,S403の処理で取得した属性と同属性のジョブの登録数を取得する(S404)。そして,その登録数が同属性の制限値よりも小さいか否かを判断する(S405)。つまり,実行ジョブリスト51への登録可否を判断する。
登録数が制限値よりも小さい場合には(S405:YES),取得したジョブを実行可能ジョブに決定する(S411)。一方,登録数が制限値以上の場合には(S405:NO),次のジョブがあるか否かを判断する(S406)。次のジョブがない場合には(S406:NO),ジョブを抽出することなく本処理を終了する。次のジョブがある場合には(S406:YES),次に登録されているジョブの情報を取得し(S407),S403の処理に戻ってS403以降の処理を繰り返す。
すなわち,S206の実行可能ジョブ抽出処理では,未登録ジョブリスト52に登録されているジョブ1つ1つについて,実行ジョブリスト51への登録可否を先頭ジョブから順に判断する。そして,登録可能と判断された時点でそのジョブを実行可能ジョブに決定する。一方,実行ジョブリスト51に登録可能なジョブがなければ,実行可能ジョブなしとして応答する。
図10のフローチャートに戻り,S206の処理によって実行可能ジョブが抽出されたか否かを判断する(S207)。実行可能ジョブが抽出された場合には(S207:YES),抽出されたジョブを実行ジョブリスト51の最終に登録する(S208)。そして,未登録ジョブリスト52から当該ジョブの情報を削除する(S209)。これにより,実行可能ジョブの情報が未登録ジョブリスト52から実行ジョブリスト51に移動する。実行可能ジョブが抽出されなかった場合(S207:NO)あるいは実行可能ジョブの移動後には,S201の処理に戻り,S201以降の処理を繰り返す。
一方,印刷が終了していない場合には(S204:NO),ジャム処理等によって印刷停止中であるか否かを判断する(S211)。印刷停止中でもなければ(S211:NO),S204の処理に戻って印刷処理の終了を待つ。
印刷停止中の場合には(S211:YES),各属性の制限値の値を所定ジョブ数分増量する(S212,変更部の一例)。すなわち,エラーや用紙なし等の印刷不能で保留になっている状態では,ジョブが実行ジョブリスト51から退出しない状況にある。そのため,制限値まで達し易い。そこで,例外措置として一時的に制限値を増やす。これにより,制限値到達時の登録拒否をできる限り回避する。
制限値を増やした後は,エラーが解除され,印刷可能になるまで待機する(S213)。印刷可能になった後は,制限値を元に戻す(S214)。そして,S204の処理に戻り,S204以降の処理を繰り返す。
以上詳細に説明したように本形態のMFP100は,印刷要求を受け付けた際に,印刷要求を受け付けジョブの属性を取得し,当該ジョブと同じ属性のジョブが制限値以上登録されている場合には,当該属性のジョブは印刷順序を管理する実行ジョブリスト51に登録しない。すなわち,MFP100は,印刷要求を受け付けたジョブについて,そのジョブデータについてはメモリに保存するが,印刷順序を決定する実行ジョブリスト51への登録は同属性の登録数によって制限する。このことから,仮に1つの属性のジョブが連続したとしても,同じ属性のジョブが実行ジョブリスト51に大量に登録されることはない。そのため,同じ属性のジョブが大量に連続したとしても,他の属性のジョブを実行ジョブリスト51に割り込ませることができる。例えば,PCプリントジョブが連続して要求されたとしても,コピージョブを割り込ませることができる。よって,他の属性のジョブが早期に印刷可能になる。従って,同じ属性のジョブばかり処理される状況を回避でき,不満軽減が期待できる。
また,MFP100は,実行ジョブリスト51への登録を拒否されたジョブの情報を未登録ジョブリスト52に残している。そして,実行ジョブリスト51からジョブの登録を削除した際に,実行ジョブリスト51に登録可能なジョブを未登録ジョブリスト52から抽出して実行ジョブリスト51に登録している。つまり,実行ジョブリスト51への再登録を自動的に行っている。これにより,登録されなかったジョブについて再要求の手間がない。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,複写機,スキャナ,FAX等であっても様々な属性の印刷ジョブを扱うものであれば適用可能である。
また,実施の形態では,実行ジョブリスト51に登録可能か否かの制限値として,登録件数を設定しているが,制限値は登録件数に限るものではない。例えば,属性ごとに合計データサイズの制限容量を設定してもよい。
また,実施の形態では,FAXプリントを優先して処理しているが,本処理については,あくまでもオプションとして選択することが可能な処理である。すなわち,実施の形態のように特定のジョブを優先的に印刷する構成がなくてもよい。
また,実施の形態では,印刷処理終了後において,未登録ジョブリスト52のジョブを実行ジョブリスト51に移動させているが,未登録ジョブリスト52の移動はこのタイミングに限るものではない。例えば,ユーザが実行待機中のジョブを手動で削除した場合であっても,未登録ジョブリスト52のジョブを移動させてもよい。
また,実施の形態では,ジョブの属性として機能に着目し,機能ごとにキューを用意しているが,属性としては機能に限るものではない。例えば,属性としてジョブを要求したユーザに着目し,ユーザごとにキューを用意してもよい。この場合,例えば,図13に示すように,ユーザごとに制限値を設定したテーブル56を用意してもよい。さらに,管理者ユーザについては(例えばユーザA),制限値を大きくすることで,登録の制限を受け難くするとよい。あるいは,管理者ユーザのジョブについては,実施の形態のFAXプリントのように,制限値の登録制限を受けないようにしてもよい。また,未登録のユーザからのジョブ要求については,非属性のユーザとして登録する。未登録のユーザは,制限値を小さくすることで,登録の制限を受け易くしてもよい。
また,その他の属性としては,例えば給紙トレイの種類に着目し,給紙トレイごとにキューを用意してもよい。これにより,例えば,ある給紙トレイが用紙なし等で印刷ジョブ要求が溜まり続けている状況になっても,他の給紙トレイを指定したジョブは印刷できるようになる。
また,実施の形態では,FAXプリント以外の属性のジョブについては,実行ジョブリスト51に登録された時系列順に印刷処理が行われるが,印刷順序はこれに限るものではない。例えば,属性に優先順位を設け,その属性順に印刷処理するようにしてもよい。
実施の形態にかかる複合機の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態にかかる複合機の電気的構成を示すブロック図である。 複合機のジョブ管理における機能構成を示すブロック図である。 機能別の登録制限テーブルの設定例を示す図である。 制限値の設定画面の例を示す図である。 実行ジョブリストの登録例を示す図である。 未登録ジョブリストの登録例を示す図である。 実行ジョブリストおよび未登録ジョブリストの管理例を示す図である。 複合機のジョブ登録処理の手順を示すフローチャートである。 複合機のジョブ実行処理の手順を示すフローチャートである。 複合機の実行ジョブ選択処理の手順を示すフローチャートである。 複合機の実行可能ジョブ選択処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザ別の登録制限テーブルの設定例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成部
20 画像読取部
30 制御部
40 操作パネル
41 表示部
51 実行ジョブリスト
52 未登録ジョブリスト
55 制限値テーブル
100 MFP

Claims (9)

  1. 印刷要求されたジョブの情報を記憶するジョブリストと,
    印刷要求されたジョブを,当該ジョブと同じ属性のジョブが前記ジョブリストに規定量以上登録されている場合には前記ジョブリストに登録せず,規定量以上登録されていない場合には登録する登録部と,
    前記ジョブリストに登録されたジョブを,所定の順に印刷処理する印刷部とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載する印刷装置において,
    前記登録部は,ジョブを要求した機能によってジョブの属性を選別することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する印刷装置において,
    前記登録部は,ジョブを要求したユーザによってジョブの属性を選別することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記規定量を設定する設定部を備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記登録部にて前記ジョブリストに登録されなかったジョブの情報を記憶する第2ジョブリストを備え,
    前記登録部は,前記ジョブリストからジョブの登録を削除した場合に,前記ジョブリストに登録可能なジョブを前記第2ジョブリストから抽出し,抽出したジョブを前記ジョブリストに登録することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    印刷不能である場合に,ジョブの登録可能数を増やすように前記規定量の値を変更する変更部を備えることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記登録部は,ジョブの属性ごとに前記規定量の値を設定することを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記登録部は,登録規制の対象にならない属性が設定されていることを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する印刷装置において,
    前記印刷部は,前記ジョブリストに登録されているジョブを時系列順に処理することを特徴とする印刷装置。
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