JP2010106995A - プル型ガススプリング - Google Patents

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Abstract

【課題】封止用と潤滑用の潤滑油を多量に充填したガススプリングを提供すること、前記潤滑油がアアキュムレータへ流入しないように構成したガススプリングを提供する。
【解決手段】ガススプリング1のシリンダ本体2のシリンダ孔がピストン部材5で上下区画され、ピストン部材5の上側の第1シリンダ室6とピストン部材5の下側の第2シリンダ室7とが形成され、第1,第2シリンダ室6,7に少なくとも10年分の消費量に相当する量の第1,第2潤滑油9,10が収容され、第2潤滑油10の液面よりも高い位置でピストン部材5を下方から受け止めるストッパ部材11が設けられ、第2シリンダ室7にはガス通路31に接続されたガス通路形成部材22が設けられ、このガス通路形成部材22の上端の開放端が第2潤滑油10の液面よりも高い位置で開放されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、プル型ガススプリングに関し、ピストン部材及び/又はロッド部材とシリンダ本体との摺動部に長期に亙って常時潤滑油を供給可能にしたものに関する。
プル型ガススプリングは、シリンダ本体と、ピストン部材と、ロッド部材と、シリンダ本体内のピストン部材とロッド側端壁部材の間に形成された高圧の圧縮ガスを収容するガス収容室等を備え、ピストン部材及びロッド部材を退入方向へ付勢するように構成されている。
ここで、ガススプリングのロッド部材は、ロッド側端壁部材に形成されたロッド孔を挿通して外部へ延びているため、シリンダ本体の外部においてロッド部材の表面に付着するダストにより、ロッド部材の表面に傷がつき、シール部材が損傷する。その結果、ガス密にシールするシール部からの圧縮ガスのリークが発生しやすくなる。製作段階においては、ピストン部材と摺接するシリンダ孔の内面、ロッド部材の表面等を鏡面状に研磨加工していた。
他方、ガススプリングにおけるシール部をシール部材で封止すると共に潤滑油により封止し且つ潤滑する技術も種々提案されている。例えば、特許文献1には、椅子の高さ調整用のガススプリングにおいてピストンの上側に上側ガス室が形成され、ピストンの下側に下側ガス室が形成され、ロッドは下側ガス室を貫通して下方へ延びるように構成され、下側ガス室にはロッドとロッドガイドの間のシール部を封止し且つ潤滑する少量の潤滑油が封入されている。
特許文献2には、自動車のバックドアを支持する倒立姿勢のガススプリングにおいて、シリンダ本体の内部がピストンにより2室に区画され、ピストンにオリフィスが形成され、シリンダ内に高圧の圧縮ガスが充填され、ピストンから下方へ延びるロッドが設けられ、シリンダ内にロッドをガイドするリテーナが設けられ、ロッド側シリンダ室内にシール部を封止し且つ潤滑する為の少量の潤滑油が充填されている。
特開2001−50324号公報 特開2003−278812号公報
ガススプリング内にシール部を封止し且つ潤滑する少量の潤滑油を封入する技術が広く採用されているが、ガススプリングのロッドの伸縮の都度、ロッドの表面に潤滑油がコーティングされ、その潤滑油が回収されないため、潤滑油が徐々に消費される。その結果、2,3年程度で潤滑油が枯渇し、封止性能と潤滑性能が低下し、シール部材が摩耗し、圧縮ガスのリーク量が増し、ガススプリングの性能が低下してしまう。
そこで、圧縮ガスが充填されたシリンダ室に多量の潤滑油を充填しておけば、長期に亙って封止性能と潤滑性能を確保することができる。その場合、プッシュ型ガススプリングでは、そのストロークエンドのとき、ロッド部材の先端の係止部が潤滑油中に繰り返し突入することになるため、潤滑油の劣化が進行する虞がある。
他方、ガススプリングの圧縮ガスのリークに対処する為に、ガススプリングのシリンダ本体のロッド側端壁のガス通路にアキュムレータを接続する場合が多い。このように、シリンダ室に多量の潤滑油を充填し、アキュムレータを接続した場合には、潤滑油がアキュムレータへ流入しやすく、所期の封止性能と潤滑性能を確保できなくなる虞がある。
本発明の目的は、封止用と潤滑用の潤滑油を多量に充填したガススプリングを提供すること、前記潤滑油がアアキュムレータへ流入しないように構成したガススプリングを提供すること等である。
請求項1のガススプリングは、倒立姿勢のシリンダ本体と、このシリンダ本体のロッド側端壁部材に形成されたロッド孔を挿通してシリンダ本体外へ突出するロッド部材と、シリンダ本体内に形成されたシリンダ室と、このシリンダ室に収容された圧縮ガスであってロッド部材を進出方向又は退入方向へ付勢する圧縮ガスとを有するガススプリングにおいて、前記シリンダ室に収容されてロッド部材とロッド孔の摺動部に供給される潤滑油と、前記シリンダ室においてロッド部材の上端部に形成された係止部と、前記潤滑油の液面よりも高い位置で前記ロッド部材の係止部を下方から受け止めるように、前記シリンダ本体に設けられたストッパ部材とを備えたことを特徴としている。
請求項2のガススプリングは、請求項1の発明において、前記潤滑油は、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油であることを特徴としている。
請求項3のガススプリングは、倒立姿勢のシリンダ本体と、このシリンダ本体内に装着されたピストン部材と、このピストン部材を介してシリンダ本体内に形成された上側の大気開放状の第1シリンダ室および下側の第2シリンダ室と、このピストン部材に固定的に連結され下方へシリンダ本体外まで延びるロッド部材と、第2シリンダ室に収容された圧縮ガスとを有するガススプリングにおいて、前記シリンダ本体の下端部に固定されたロッド側端壁部材と、前記第1シリンダ室に収容されてピストン部材とシリンダ本体との間の摺動部に供給される第1潤滑油と、前記第2シリンダ室に収容されてロッド部材と前記ロッド側端壁部材のロッド孔との間の摺動部に供給される第2潤滑油と、前記第2潤滑油の液面よりも設定距離高い位置で前記ピストン部材を下方から受け止めるように、前記シリンダ本体に設けられたストッパ部材とを備えたことを特徴としている。
請求項4のガススプリングは、請求項3の発明において、第2シリンダ室と連通する圧縮ガス通路に接続されたアキュムレータと、圧縮ガス通路に接続され且つ第2潤滑油の液面よりも高い位置に開放端が開放されるようにロッド側端壁部材に固定されたガス通路形成部材とを設けたため、第2シリンダ室の潤滑油がアキュムレータへ流入するのを確実に防止することができる。
請求項5のガススプリングは、請求項3又は4の発明において、第1,第2潤滑油は、夫々、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油であることを特徴としている。 請求項6のガススプリングは、請求項1又は2の発明において、前記ストッパ部材は、前記シリンダ本体に内嵌された円筒体で構成されたことを特徴としている。
請求項7のガススプリングは、請求項2の発明において、前記ロッド部材に、ピストン部材よりも上方へ延びて第1潤滑油の液面よりも高い位置まで突出し且つシリンダ本体のヘッド側端壁で受け止められる延長ストッパ部を設けたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ロッド部材がシリンダ室に収容された圧縮ガスの付勢力で進出方向へ作動するとき、ロッド部材の係止部が、潤滑油の液面よりも高い位置でストッパ部材により受け止められるため、ロッド部材の係止部が潤滑油内へ突入することがない。それ故、圧縮ガスと潤滑油との混合による潤滑油の劣化を確実に防止することができる。 しかも、多量の潤滑油をシリンダ室に収容することが可能となり、ガススプリングの耐久性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、潤滑油が少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油であるので、少なくとも10年間は潤滑油がシリンダ室内に維持されるから、ガススプリングの耐久性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、第1潤滑油によってピストン部材とシリンダ本体間の摺動部を封止し且つ潤滑することができ、第2潤滑油によってロッド部材とロッド側端壁部材のロッド孔の間の摺動部を封止し且つ潤滑することができる。その他、第2潤滑油の液面よりも高い位置でピストン部材を下方から受け止めるように、シリンダ本体にストッパ部材を設けたため、請求項1と同様に、ピストン部材が潤滑油に衝突又は突入することがない。それ故、圧縮ガスと潤滑油との混合による潤滑油の劣化を確実に防止することができる。しかも、多量の潤滑油をシリンダ室に収容することが可能となり、ガススプリングの耐久性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、シリンダ室と連通するようにロッド側端壁部材に形成された圧縮ガス通路に接続され且つ圧縮ガスを収容可能なアキュムレータと、前記圧縮ガス通路に接続され且つ第2潤滑油の液面よりも高い位置に開放端が開放されるようにロッド側端壁部材に固定されたガス通路形成部材とを備えたことを特徴としている。
請求項5の発明によれば、第1,第2潤滑油は、夫々、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油であるため、少なくとも10年間は第1,第2潤滑油が第1,第2シリンダ室内に維持されるから、ガススプリングの耐久性を高めることができる。
請求項6の発明によれば、前記ストッパ部材は、前記シリンダ本体に内嵌された円筒体で構成されたため、ストッパ部材の構成が簡単化し、組み付けも簡単化する。
請求項7の発明によれば、前記ロッド部材に、ピストン部材よりも上方へ延びて第1潤滑油の液面よりも高い位置まで突出し且つシリンダ本体のヘッド側端壁で受け止められる延長ストッパ部を設けたため、第1潤滑油をピストン部材で加圧して大気開放孔から大気中へ飛散させるのを確実に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、このガススプリング1はプル型ガススプリングであり、例えば、工作機械の主軸ヘッドを支持するガスバランサとして適用可能なものである。
ガススプリング1は、倒立姿勢の細長いシリンダ本体2と、シリンダ本体2の上端部を塞ぐヘッド側端壁3と、シリンダ本体2の下端部を塞ぐロッド側端壁部材4と、ピストン部材5と、第1,第2シリンダ室6,7と、ロッド部材8と、第1,第2潤滑油9,10と、ストッパ部材11と、第2シリンダ室7に収容された高圧(例えば、7〜10Mpa)の圧縮ガスGなどを備え、第2シリンダ室7は、アキュムレータ25に接続されている。
シリンダ本体2の内部には、ピストン部材5が上下方向に摺動自在に装着され、シリンダ本体2の内部のシリンダ孔がピストン部材5によってガス密に区画されている。シリンダ孔のうちピストン部材5の上側には大気開放状の第1シリンダ室6が形成され、ピストン部材5の下側には第2シリンダ室7が形成されている。
第1シリンダ室6の上端はヘッド側端壁3でガス密に封鎖され、このヘッド側端壁3に形成された呼吸孔3aにより第1シリンダ室6が大気開放になっている。
第2シリンダ室7の下端はロッド側端壁部材4でガス密に封鎖され、この第2シリンダ室7には圧縮ガスが収容されている。
図1〜図5に示すように、ロッド側端壁部材4は、シリンダ本体2の下端部に螺合された封鎖壁部4aと、この封鎖壁部4aの上端の外周部分から上方へ延びる筒状の筒壁部4bと、この封鎖壁部4aの下端に連なり且つシリンダ本体2よりも大径のフランジ部4cとを有する。このロッド側端壁部材4にはロッド部材8が挿通するロッド孔12が形成されている。筒壁部4bの外周部にはシール部材13が装着され、ガス密にシールしている。尚、フランジ部4cには取り付け用ボルトを挿通させる為の4つのボルト穴14が形成されている。
ロッド部材8は、ピストン部材5に固定的に連結されて下方へシリンダ本体2外まで延びている。ロッド孔12には、シール部材15と、ブッシュ16と、スクレーパ17とが装着されている。ロッド部材8の上端部分にはピストン部材5の上側に延び第1潤滑油9の液面よりも高い位置まで突出する延長ストッパ部8aが一体的に形成されている。ピストン部材5が上限位置まで上昇したとき、延長ストッパ部8aの上端がヘッド側端壁3に当接して受け止められる。そのため、呼吸孔3aから第1潤滑油9が外部へ飛散しないように構成されている。
ロッド部材8のうち、延長ストッパ部8aの下側にはネジ軸部8bと嵌合軸部8cとが形成され、ネジ軸部8bがピストン部材5に螺合され、嵌合軸部8cがピストン部材5の嵌合穴5aに嵌合されている。ピストン部材5の外周部には、シール部材18とウェアリング19とが装着され、ピストン部材5とシリンダ孔壁面の間の摺動部をガス密にシールしている。また、嵌合軸部8cの外周部にはシール部材20が装着され、ガス密にシールしている。
第1潤滑油9は、第1シリンダ室6に収容されてピストン部材5とシリンダ孔壁面との間の摺動部に供給される。この第1潤滑油9は、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油である。第2潤滑油10は、第2シリンダ室7に収容されてロッド部材8とロッド側端壁部材4のロッド孔12との間の摺動部に供給される。この第2潤滑油10は、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油である。
前記ストッパ部材11は、シリンダ本体2に内嵌された円筒体で構成されており、第2潤滑油10の液面よりも設定距離高い位置でピストン部材5を下方から受け止めるように、シリンダ本体2に設けられている。ストッパ部材11は、ロッド側端壁部材4の筒壁部4bの上端に当接して支持されている。
前記ロッド側端壁部材4には、第2シリンダ室7と連通するように圧縮ガス通路21が形成され、圧縮ガスを収容可能なアキュムレータ25が圧縮ガス通路21に接続されている。前記アキュムレータ25内へ潤滑油が流入しないように、第2シリンダ室7内においてガス通路形成部材22がロッド側端壁部材4に固定され、このガス通路形成部材22内のガス通路22aが圧縮ガス通路21に接続され、ガス通路形成部材22の上端の開放端が第2潤滑油10の液面よりも所定距離高い位置に開放されている。
次に、以上説明したガススプリング1の作用、効果について説明する。
第1,第2シリンダ室6,7に少なくとも10年分の消費量に相当する第1,第2潤滑油9,10を夫々収容したため、ピストン部材5とシリンダ本体2の間の摺動部と、ロッド部材8とロッド孔12の間の摺動部とを封止し且つ潤滑することができるため、ガススプリング1の耐久性を高めることができる。
第2シリンダ室7にストッパ部材11を設け、第2潤滑油10の液面よりも設定距離だけ高い位置でピストン部材5を下方から受け止めるように構成したため、ピストン部材5が第2潤滑油10の液面に接触しないから、第2潤滑油10がアキュムレータ25に流入するのを確実に防止することができる。ストッパ部材11を円筒体で構成したため、構成が簡単化し、組み付けも簡単化する。
また、第2シリンダ室7内においてガス通路形成部材22の開放端が第2潤滑油10の液面よりも高い位置で開放されているため、第2潤滑油10がアキュムレータ25に流入するのを確実に防止することができる。
ロッド部材8の上端部分に第1潤滑油9の液面よりも高い位置まで突出する延長ストッパ部8aを設けたので、ロッド部材8が最大限退入したとき、延長ストッパ部8aの上端がヘッド側端壁3で受け止められるため、呼吸孔3aから第1潤滑油9が外部へ飛散するのを確実に防止することができる。
図6、図7に示すように、このガススプリング1Aは、プッシュ型ガススプリングでありる。このガススプリング1Aは、倒立姿勢のシリンダ本体30と、このシリンダ本体30内に形成されたシリンダ室31と、ロッド部材32と、シリンダ室31に充填された圧縮ガスGと、シリンダ室31に収容された潤滑油33と、ストッパ部材34等を有する。
シリンダ本体30の上端部はヘッド側端壁部材35で塞がれ、その下端部はロッド側端壁部材36で塞がれている。ヘッド側端壁部材35はシリンダ本体30の上端部分に螺合され、ヘッド側端壁部材35の筒部35aの外周側に装着したシール部材35bによってガス密にシールされている。ヘッド側端壁部材35には、圧縮ガスを充填する為の充填用バルブ37も装着されている。
ロッド側端壁部材36の中心部には、ロッド孔38が形成され、ロッド部材32がロッド孔38を挿通して外部へ延びている。ロッド孔38には、シール部材39と、ブッシュ40とスクレーパ41とが装着され、ロッド部材32とロッド孔38の間の摺動部がガス密にシールされている。ロッド側端壁部材36はシリンダ本体30の下端部分に螺合され、ロッド側端壁部材36の筒部36aの外周側に装着したシール部材36bによってガス密にシールされている。
ロッド部材32の上端部には、ロッド部材32をストッパ部材34で下方から受け止める為の係止部32aが形成され、ロッド部材32はシリンダ室31内の圧縮ガスGにより下方へ付勢されている。シリンダ室31に収容された潤滑油33は、ロッド部材32とロッド孔38の摺動部に供給されて封止し且つ潤滑する。この潤滑油33は、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油である。
ストッパ部材34は、シリンダ室31内においてロッド側端壁部材36に固定された4枚の板部材からなり、この4枚の板部材はロッド部材32の軸心を含む面と平行に配置され、ロッド部材32の周囲に90°おきに配設されている。このストッパ部材34は、潤滑油33の液面よりも高い位置でロッド部材32の係止部32aを下方から受け止めるように、シリンダ本体30に設けられている。
次に、上記ガススプリング1Aの作用、効果について説明する。
シリンダ室31内に少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油33を収容し、その潤滑油33でロッド部材32とロッド孔38の間の摺動部を封止し且つ潤滑しているため、ガススプリング1Aの耐久性が格段に向上する。
ストッパ部材34により、ロッド部材32の係止部32aを潤滑油33の液面よりも設定距離高い位置で受け止めるように構成したため、係止部32aが潤滑油33の中に埋没することがなく、圧縮ガスGと潤滑油33の混合が生じず、潤滑油33の劣化を招くことがない。
次に、前記実施例1,2を部分的に変更する例について説明する。
1]本発明は、ガスバランサ以外のプル型ガススプリングやプッシュ型ガススプリングにも適用可能である。ガススプリングのシリンダ本体の長さや太さは、実施例のものに限定される訳ではなく、種々の構造のガススプリングに本発明を適用することができる。
2]図5に示すストッパ部材22は円筒体で構成したが、円筒体以外の部材からなるストッパ部材11を採用してもよい。
3]その他、当業者ならば前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能である。
本発明の実施例1に係るガススプリングとアキュムレータの斜視図である。 ガススプリングの断面図である。 ガススプリングの断面図である。 ガススプリングの平面図である。 ガススプリングの要部拡大断面図である。 本発明の実施例2に係るガススプリングの断面図である。 図6のVII −VII 線断面図である。
符号の説明
1,1A ガススプリング
2 シリンダ本体
4 ロッド側端壁部材
5 ピストン部材
6,7 第1,第2シリンダ室
8 ロッド部材
8a 延長ストッパ部
9,10 第1,第2潤滑油
11 ストッパ部材
21 ガス通路
22 ガス通路形成部材
25 アキュムレータ
30 シリンダ本体
31 シリンダ室
32 ロッド部材
32a 係止部
33 潤滑油
34 ストッパ部材

Claims (7)

  1. 倒立姿勢のシリンダ本体と、このシリンダ本体のロッド側端壁部材に形成されたロッド孔を挿通してシリンダ本体外へ突出するロッド部材と、シリンダ本体内に形成されたシリンダ室と、このシリンダ室に収容された圧縮ガスであってロッド部材を進出方向又は退入方向へ付勢する圧縮ガスとを有するガススプリングにおいて、
    前記シリンダ室に収容されてロッド部材とロッド孔の摺動部に供給される潤滑油と、
    前記シリンダ室においてロッド部材の上端部に形成された係止部と、
    前記潤滑油の液面よりも高い位置で前記ロッド部材の係止部を下方から受け止めるように、前記シリンダ本体に設けられたストッパ部材と、
    を備えたことを特徴とするガススプリング。
  2. 前記潤滑油は、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油であることを特徴とする請求項1に記載のガススプリング。
  3. 倒立姿勢のシリンダ本体と、このシリンダ本体内に装着されたピストン部材と、このピストン部材を介してシリンダ本体内に形成された上側の大気開放状の第1シリンダ室および下側の第2シリンダ室と、このピストン部材に固定的に連結され下方へシリンダ本体外まで延びるロッド部材と、第2シリンダ室に収容された圧縮ガスとを有するガススプリングにおいて、
    前記シリンダ本体の下端部に固定されたロッド側端壁部材と、
    前記第1シリンダ室に収容されてピストン部材とシリンダ本体との間の摺動部に供給される第1潤滑油と、
    前記第2シリンダ室に収容されてロッド部材と前記ロッド側端壁部材のロッド孔との間の摺動部に供給される第2潤滑油と、
    前記第2潤滑油の液面よりも高い位置で前記ピストン部材を下方から受け止めるように、前記シリンダ本体に設けられたストッパ部材と、
    を備えたことを特徴とするガススプリング。
  4. 前記第2シリンダ室と連通するようにロッド側端壁部材に形成された圧縮ガス通路に接続され且つ圧縮ガスを収容可能なアキュムレータと、
    前記圧縮ガス通路に接続され且つ第2潤滑油の液面よりも高い位置に開放端が開放されるようにロッド側端壁部材に固定されたガス通路形成部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のガススプリング。
  5. 前記第1,第2潤滑油は、夫々、少なくとも10年分の消費量に相当する量の潤滑油であることを特徴とする請求項3又は4に記載のガススプリング。
  6. 前記ストッパ部材は、前記シリンダ本体に内嵌された円筒体で構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガススプリング。
  7. 前記ロッド部材に、ピストン部材よりも上方へ延びて第1潤滑油の液面よりも高い位置まで突出し且つシリンダ本体のヘッド側端壁で受け止められる延長ストッパ部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のガススプリング。
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