JP2010106584A - 建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】マフラーブラケット、ベルフランジ及びエンジンサポートを一体化して、部品点数の削減及びコストダウンを図り、部品の組付け性及び製作性を向上させる。
【解決手段】エンジンサポート17により支持されたエンジン10の側面にベルフランジ18を介して油圧ポンプ16が連結され、且つ、ベルフランジ18の上方にマフラーブラケット19が配置された建設機械において、該マフラーブラケット19、ベルフランジ18及びエンジンサポート17を一体化して1つの組立部品に形成する。そして、一体化部品20は振動減衰性能の高い鋳物により製作することにより、前記エンジン10側面にボルト21,22により取外し可能に締結固定する。
【選択図】図3
【解決手段】エンジンサポート17により支持されたエンジン10の側面にベルフランジ18を介して油圧ポンプ16が連結され、且つ、ベルフランジ18の上方にマフラーブラケット19が配置された建設機械において、該マフラーブラケット19、ベルフランジ18及びエンジンサポート17を一体化して1つの組立部品に形成する。そして、一体化部品20は振動減衰性能の高い鋳物により製作することにより、前記エンジン10側面にボルト21,22により取外し可能に締結固定する。
【選択図】図3
Description
本発明は建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構に関するものであり、特に、エンジンサポートにより支持されたエンジンにポンプ用フランジが設けられ、該ポンプ用フランジの上方にマフラーブラケットが設置された建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構に関するものである。
従来、此種油圧ショベル等の建設機械は、下部旋回体上に上部走行体が旋回可能に搭載され、該上部旋回体の前方中央部にブーム、アーム及びブラケット等が上下動可能に取り付けられている。更に、上部旋回体の前部一側にキャブが設けられていると共に、該上部旋回体の後方部にエンジン、マフラー及び油圧ポンプ等の機器類が搭載されている。
図4に示すように、エンジン41は断面L型のエンジンサポート42により支持され、該エンジンサポート42は鋼鉄により形成されている。そして、エンジンサポート42の鉛直面部はボルト43によってエンジン41の側面下部に固定され、且つ、該エンジンサポート42の下部水平面部はボルト44によってエンジン設置面に固定されている。
又、エンジン41の側面中央部にはポンプ用フランジ(ベルフランジ)45が設けられ(図5参照)、該ポンプ用フランジ45を介してエンジン41側面に油圧ポンプ46が連結されている。更に、ポンプ用フランジ45の上方にはマフラーブラケット48が設けられ、該マフラーブラケット48上にマフラー47が支持固定されている。尚、ポンプ用フランジ45及びマフラーブラケット48は夫々ボルト49及びボルト50によりエンジン41に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−137884公報
上記従来例では、エンジンサポート、ポンプ用フランジ及びマフラーブラケットは互いに独立した別部品として作製され、且つ、各部品は夫々各別にエンジンに組み付けられている。そのため、部品点数が増加してコスト高になると共に、部品の組付け性が低下するという問題があった。
又、エンジン近傍には激しい振動が発生するために、特に鋼板製のエンジンサポート及びマフラーブラケットに割れ等の不具合が生じる恐れがある。更に、エンジンサポート及びマフラーブラケットは鋼板を溶接して製作しているので、該部品の製作効率が低下するという問題もあった。
そこで、エンジンサポート、ポンプ用フランジ及びマフラーブラケットを一体化して部品点数の削減及びコストダウンを図り、且つ、該部品の組付け性及び製作効率を向上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、エンジンサポートにより支持されたエンジン側面にポンプ用フランジが設けられ、該ポンプ用フランジの上方にマフラーブラケットが設置された建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構であって、該エンジンサポートと前記ポンプ用フラン
ジと前記マフラーブラケットとを一体に形成し、且つ、該一体化した部品を前記エンジン側面に組み付け可能に構成して成る建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構を提供する。
ジと前記マフラーブラケットとを一体に形成し、且つ、該一体化した部品を前記エンジン側面に組み付け可能に構成して成る建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構を提供する。
この構成によれば、従来例では互いに別部品であったエンジンサポートとポンプ用フランジとは、一体化してフラーブラケットは1つの組付部品として形成される。そして、エンジン組付時に、該一体化した部品はエンジンの一側面にボルト等で締結固定して組み付けられる。
請求項2記載の発明は、上記一体化した部品は鋳物により形成されている請求項1記載の建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構を提供する。
この構成によれば、エンジンサポート、ポンプ用フランジ及びマフラーブラケットを一体化した部品は、鋳物によって製作されるため高い振動減衰性能を有する。依って、エンジン近傍に激しい振動が生じても、該一体化部品に伝達される振動が効果的に減衰される。
請求項1記載の発明は、エンジンサポートとポンプ用フランジとマフラーブラケットを一体化して形成したので、部品点数の削減化及び製作費の低減化が可能になると共に構造が簡単化する。又、従来例ではエンジンサポート等の3つの部品を互いに別工程で組み付けていたが、本発明では1工程で組み付けるので部品の組付けが著しく向上する。
請求項2記載の発明は、エンジン近傍に激しい振動が発生した場合でも、鋳物製の一体化部品にはエンジン振動が伝達され難いので、請求項1記載の発明の効果に加えて、エンジン振動に起因するエンジンサポート及びマフラーブラケットの割れ等の不具合をより確実に防止することができる。
更に、鋳物製の一体化部品は製作時に溶接工程が不要になるため製作効率が著しく向上する。
本発明は、エンジンサポート、ポンプ用フランジ及びマフラーブラケットを一体化して部品点数の削減及びコストダウンを図り、且つ、組付け性及び製作効率を向上させるという目的を達成するために、エンジンサポートにより支持されたエンジン側面にポンプ用フランジが設けられ、該ポンプ用フランジの上方にマフラーブラケットが設置された建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構であって、該エンジンサポートと前記ポンプ用フランジとマフラーブラケットとを一体に形成し、且つ、該一体化した部品を前記エンジン側面に組み付け可能に構成したことによって実現した。
以下、本発明に係る好適な一実施例を図1乃至図3に従って説明する。本実施例では、エンジンサポート、ベルフランジ(油圧ポンプ用の連結部品)及びマフラーブラケットを鋳鉄により1つの部品として形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、該一体化部品の材質は鋳鉄以外の金属材料であってもよい。
図1は本実施例に係る建設機械としての油圧ショベル1を示す側面図である。同図に示すように、下部走行体2上には旋回機構3を介して上部旋回体4が旋回可能に搭載され、該上部旋回体4の前方中央部にはブーム5が俯仰動可能に設けられている。
又、ブーム5の先端部にはアーム6が上下回動可能に枢着され、且つ、アーム6の先端部にはバケット7が上下回動可能に取り付けられている。更に、上部旋回体4の前方一側部にはキャビン8が搭載されている。
図2は上部旋回体4の平面図であるが、説明の都合上、ブーム5等の作業アタッチメントを取り外した状態を示している。同図に示すように、上部旋回体4の後方部にはエンジン10と、該エンジン10の排気ラインに接続された略円筒形のマフラー11と、該マフラー11の右側に設置されたポンプ室12とが搭載されている。
前記マフラー11はエンジン10に対して直交する方向(車両前後方向)に水平に設置され、又、該マフラー11には排ガス4次規制に対応可能なDPF(Diesel Particulate Filter)が内蔵されている。更に、ポンプ室12内には図3に示す油圧ポンプ16が収納され、該油圧ポンプ16はエンジン10の出力軸側に連結されている。
又、エンジン10の前方には旋回機構3が設けられていると共に、該旋回機構3の右側には燃料タンク13が設置されている。更に、燃料タンク13とポンプ室12との間には作動油タンク14が設けられている。これら作動油タンク14、燃料タンク13、ポンプ室12及びエンジン10等はハウスカバー15により被蔽保護されている。
図3は、エンジン10のポンプ室12側に設置される組付部品を示す。従来例では、エンジンサポート17、ベルフランジ18及びマフラーブラケット19は互いに別部品として製作されていたが、本発明では1つの組付部品(以下、「一体化部品20」と称する。)として製作されている。
同図に示す如く、円形のベルフランジ18の下部側にはエンジンサポート17が連設され、且つ、該ベルフランジ18の上部側にはマフラーブラケット19が連設されている。斯くして、一体化部品20を構成するエンジンサポート17、ベルフランジ18及びマフラーブラケット19は、エンジン10側面に一工程で組み付けられる。
本実施例では、一体化部品20の下部を構成するエンジンサポート17は、鉛直面部と該鉛直面部下端に直角に延設した下部水平面部とから成る。そして、該エンジンサポート17の下部水平面部は、エンジン設置面にボルト22により固定されている。更に、エンジンサポート17の鉛直面部はエンジン10の前側面下部を垂直に支持固定している。
又、一体化部品20の上下中間部を構成するベルフランジ18は、エンジン10の前側面中央部に設けられている。更に、ベルフランジ18は、従来例と同様に中心孔を有するドーム状に形成され、該中心孔にはエンジン10の出力軸が水平に挿通されている。そして、エンジン10の前側面にはベルフランジ18を介して前記油圧ポンプ16が連結されている。
更に、一体化部品20の上部を構成するマフラーブラケット19は、ベルフランジ18の上方に設置されている。そして、該マフラーブラケット19は、マフラー固定用の上部載置部と、該上部載置部の下面に連設した垂直支持部とから成る。
また、マフラーブラケット19の上部載置部には、Uボルト(図示せず)等を介してマフラー11が水平に載置固定されている。更に、マフラーブラケット19は、重量の大きいマフラー11に十分対応可能な支持強度を有しているため、大型のマフラー11であっても安定して支持できるように構成されている。
本実施例では、一体化部品20全体は鋳物によって作製されているため、高い振動減衰
性能を有している。又、ベルフランジ18の円周部外側には、図示しないボルト貫通用孔が複数(例えば10個程度)穿設されている。そして、該孔を貫通するボルト21,により、一体化部品20はエンジン10の前側面に取外し可能に締結固定されている。
性能を有している。又、ベルフランジ18の円周部外側には、図示しないボルト貫通用孔が複数(例えば10個程度)穿設されている。そして、該孔を貫通するボルト21,により、一体化部品20はエンジン10の前側面に取外し可能に締結固定されている。
以上の如く本発明によると、従来例では互いに分離していたエンジンサポート17とベルフランジ18とマフラーブラケット19とを一体化して、1つの一体化部品20として形成したので、構造が簡単化して部品点数が削減すると共に製作コストが大幅に低減する。
又、一体化部品20はボルト21,及びボルト22によりエンジン10に締結固定されている。従って、エンジンサポート17、ベルフランジ18及びマフラーブラケット19を1工程で容易に着脱できるので、従来例に比べて一体化部品20の組付・分解時の作業性が著しく向上する。
更に、一体化部品20は鋳鉄により形成したので高い振動減衰性能を有する。従って、エンジン10近傍に激しい振動が発生した場合でも、一体化部品20に伝達される振動が効果的に減衰される。
斯くして、エンジン振動に起因するエンジンサポート17及びマフラーブラケット19等の割れ又は損傷等の不具合を未然に防止でき、従来例に比較して耐久強度が著しく向上する。更に、鋳鉄製の一体化部品20は、製作時に溶接工程が不要になるので、エンジンサポート17、ベルフランジ18及びマフラーブラケット19の製作性が大幅に向上する。
上記実施例では、エンジンサポート17はベルフランジ18の下部一側に設けたが、エンジン10等の型式や大きさに応じて、ベルフランジ18の下部他側又は下部中央部に設けることもできる。又、マフラーブラケット19の上部載置部は下方に凸の屈曲形状に形成したが、本発明は之に限定されるべきではなく、マフラー11の構造などに応じて適宜形状に形成することができる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
1 油圧ショベル
4 上部旋回体
10 エンジン
11 マフラー
16 油圧ポンプ
17 エンジンサポート
18 ベルフランジ(ポンプ連結用のフランジ)
19 マフラーブラケット
20 一体化部品
21 ボルト
4 上部旋回体
10 エンジン
11 マフラー
16 油圧ポンプ
17 エンジンサポート
18 ベルフランジ(ポンプ連結用のフランジ)
19 マフラーブラケット
20 一体化部品
21 ボルト
Claims (2)
- エンジンサポートにより支持されたエンジン側面にポンプ用フランジが設けられ、該ポンプ用フランジの上方にマフラーブラケットが設置された建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構であって、該エンジンサポートと前記ポンプ用フランジと前記マフラーブラケットとを一体に形成し、且つ、該一体化した部品を前記エンジン側面に組み付け可能に構成したことを特徴とする建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構。
- 上記一体化した部品は鋳物により形成されていることを特徴とする請求項1記載の建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280511A JP2010106584A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280511A JP2010106584A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構 |
Publications (1)
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JP2010106584A true JP2010106584A (ja) | 2010-05-13 |
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Family Applications (1)
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JP2008280511A Pending JP2010106584A (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 建設機械のサポート・フランジ・ブラケット一体型エンジン組付機構 |
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2008
- 2008-10-30 JP JP2008280511A patent/JP2010106584A/ja active Pending
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