JP2013224542A - 作業機械 - Google Patents

作業機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2013224542A
JP2013224542A JP2012096912A JP2012096912A JP2013224542A JP 2013224542 A JP2013224542 A JP 2013224542A JP 2012096912 A JP2012096912 A JP 2012096912A JP 2012096912 A JP2012096912 A JP 2012096912A JP 2013224542 A JP2013224542 A JP 2013224542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
gas aftertreatment
aftertreatment device
hydraulic pump
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012096912A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Matsunaga
英則 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2012096912A priority Critical patent/JP2013224542A/ja
Publication of JP2013224542A publication Critical patent/JP2013224542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】設置数に依らずに排気ガス後処理装置の設置が容易な作業機械を提供する。
【解決手段】下部走行体2の上に設置された機械本体3は、ガードパネル11で覆われたエンジンルーム8を備える。エンジンルーム8には、エンジン15に連結された油圧ポンプ16や排気ガス後処理装置17が設置されている。排気ガス後処理装置17は、筐体21の両端から下方に突出し、油圧ポンプ16を跨ぐ一対のブラケット22を有している。排気ガス後処理装置17の下方に設置された仕切板50は、上向きに凹む拡張凹部52を有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械に関し、その中でも特に、消音装置や煤浄化装置、NOx還元装置などの排気ガス後処理装置の設置構造に関する。
図1〜3を参照しながら、この種の設置構造の従来例を説明する。なお、便宜上、説明での前後左右等の方向は図示の矢印に従うものとする。
図1は、従来の油圧ショベルの一例を示している。この油圧ショベル101では、クローラ型の下部走行体102に上部旋回体103が旋回自在に搭載されている。上部旋回体103は、下部走行体102に支持されたアッパーフレーム104や、アッパーフレーム104の上に設置されたアタッチメント105やキャブ106、エンジンルーム107などで構成されている。
エンジンルーム107には、エンジン111やその関連装置が収容されており、エンジンルーム107の周囲を覆うガードパネル112の左右側面には、開閉可能なメンテナンス口113が1つずつ設けられている。また、ガードパネル112の上面右側から排気筒114が突出している。
図2、図3に示すように、エンジンルーム107には、エンジン111や油圧ポンプ115、排ガス処理器116(排気ガス後処理装置)などが設置されている。エンジン111は、回転軸Aの方向を左右に向けた状態でエンジンルーム107の中央部分に配置されている。油圧ポンプ115は、エンジン111の右端部の下側に連結され、そこから右方向に突出している。油圧ポンプ115の突端上部には、レギュレータ115aが設けられている。
排ガス処理器116には、排気音を抑制する消音装置と、排気ガス中の煤等を除去する煤浄化装置(DPF:Diesel particulate filter)の双方の機能が備えられている。排ガス処理器116は、前後方向に横向けた状態で、油圧ポンプ115の上方を交差して横切るように配置されている。排ガス処理器116は、エンジン111から延びる排気ガス配管117と排気筒114との間に接続されている。
排ガス処理器116は、一対の支持脚118や支持板119、ブラケット120を介してアッパーフレーム104に支持されている。具体的には、一対の支持脚118は、前後対向状にアッパーフレーム104に立設されており、これら支持脚118の上端に平らな支持板119が架設されている。その支持板119の上にブラケット120を介して排ガス処理器116が取り付けられている。
ガードパネル112の内側には、防火用のガード板121が設置されている。このガード板121と支持板119とで、エンジンルーム107に、エンジン111や排ガス処理器116が設置されている空間と、油圧ポンプ115が臨むメンテナンス用の空間とが区画されている。
この種の設置構造に関する先行技術文献としては、例えば特許文献1〜3がある。
特許文献1には、エンジンに排気ガス後処理装置を直接取り付ける設置構造が開示されている。特許文献2や特許文献3には、エンジンの振動を避けて、エンジンとは別に排気ガス後処理装置を取り付ける設置構造が開示されている。
これら設置構造では、上述した油圧ショベルと同様に、排気ガス後処理装置は、いずれも油圧ポンプを跨いで設置された平板状の部材の上に載置されている。
特開2011−94347号公報 特開2010−7525号公報 特開2009−79422号公報
近年、排ガス規制が強化され、煤等の除去に加えてNOxの低減が求められる場合がある。その場合、排気ガス配管と排気筒との間に、排ガス処理器に加えてNOx還元装置(排気ガス後処理装置)を増設する必要がある。
図4に、上述した油圧ショベル101にNOx還元装置122を増設した状態を示す。NOx還元装置は、排ガス処理器116と左右方向に横並びに設置され、排ガス処理器116と排気筒114との間に接続されている。
排ガス処理器116及びNOx還元装置122を支持するために、ガード板121は除かれ、一対の支持脚118及び支持板119は右方向に拡張されている。それにより、油圧ポンプ115の上方には支持板119が張り出すため、レギュレータ115aの点検等のメンテナンスが困難になる。
そこで、油圧ポンプ115のメンテナンス用の空間を確保するために、ガードパネル112における排気ガス後処理装置が設置されている部分を嵩上げし、一対の支持脚118を延ばして排気ガス後処理装置116等を上方にシフトさせている。
従って、排ガス規制に対応するためには、既存の構造を大幅に変更する必要があり、手間が掛かるしコストも高くつく。ガードパネル112が高くなる分、キャブ106からの後方視界も悪くなる。
そこで本発明の目的は、設置数に依らずに排気ガス後処理装置の設置が容易な作業機械を提供することにある。
本発明に係る作業機械は、下部走行体の上に機械本体が設置された作業機械である。前記機械本体は、前記下部走行体に支持されたアッパーフレームと、前記アッパーフレームの上に設置されるとともにガードパネルで覆われたエンジンルームと、を備えている。前記エンジンルームには、エンジンと、前記エンジンに直列に連結された油圧ポンプと、前記エンジンの排気経路の途中に接続された少なくとも1個の排気ガス後処理装置と、が設置されている。
前記排気ガス後処理装置は、筐体と、互いに離れて位置し、前記筐体から対向して突出する一対のブラケットと、を有している。前記排気ガス後処理装置は、前記一対のブラケットで前記油圧ポンプを跨ぐように当該油圧ポンプの上方に設置されている。前記排気ガス後処理装置の下方に、前記一対のブラケットを介して当該排気ガス後処理装置を支持するとともに、当該排気ガス後処理装置と当該油圧ポンプとの間を仕切る仕切板が設置されている。そして、前記仕切板が、上向きに凹んで前記排気ガス後処理装置と前記一対のブラケットとの間の空間に入り込み、前記油圧ポンプの上方の空間を拡げる拡張凹部を有している。
このように構成した作業機械によれば、排気ガス後処理装置の下方に設置される仕切板に、排気ガス後処理装置と一対のブラケットとの間の空間に入り込み、油圧ポンプの上方の空間を拡げる拡張凹部が形成されているので、油圧ポンプの上方のスペースが拡がって油圧ポンプのメンテナンスが容易にできる。
その結果、支持板が油圧ポンプの上方に張り出していても、排気ガス後処理装置を相対的に低く設置できる。
従って、排気ガス後処理装置を増設する場合も、ガードパネルの嵩上げなど、大掛かりな変更を伴うことなく容易にできる。
具体的には、前記エンジンルームには、複数の前記排気ガス後処理装置が並列に設置され、前記エンジンルームの上方を覆う前記ガードパネルの上面が、前記排気ガス後処理装置の上方の部位を嵩上げすることなく略平坦に形成されているようにすればよい。
そうすれば、排気ガス後処理装置を増設した後も、増設前と変わらず良好な後方視野が得られる。
また、前記仕切板は一枚の金属板からなり、前記拡張凹部が前記金属板を曲げて形成されているようにするとよい。
そうすれば、仕切板の剛性が構造的に強化されるため、排気ガス後処理装置をより安定して支持できる。また、仕切板により、排気ガス後処理装置と油圧ポンプとの間を隙間無く仕切れるので、排気ガス後処理装置が発する熱から油圧ポンプを保護できる。
本発明の作業機械によれば、排気ガス後処理装置の設置数に依らずに排気ガス後処理装置の設置位置を低く保つことができるので、排気ガス後処理装置の設置が容易になる。
従来の油圧ショベルの一例を示す概略斜視図である。 図1の矢印A1の方向からエンジンルーム内を見た概略斜視図である。同図は、関連装置の配置が理解し易いように簡略化してある。 図2の矢印A2の方向からエンジンルーム内を見た概略図である。 図1の油圧ショベルに排気ガス後処理装置を増設した場合での図3相当図である。 本発明を適用した油圧ショベルを示す概略斜視図である。 図5の矢印A3の方向からエンジンルーム内を見た概略斜視図である。同図は、関連装置の配置が理解し易いように簡略化してある。 図5の油圧ショベルにおける排気ガス後処理装置の設置構造を示す概略斜視図である。 図6の矢印A4の方向からエンジンルーム内を見た概略図である。 図6の矢印A5の方向からエンジンルーム内を見た概略図である。 作業機械の変形例を示す図7相当図である。 作業機械の他の変形例を示す図7相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。説明で用いる前後左右等の方向は、便宜上、図示の矢印に従うものとする。
図5に、本発明を適用した油圧ショベル1(作業機械)の一例を示す。油圧ショベル1は、クローラ型の下部走行体2に上部旋回体3(機械本体)が旋回自在に搭載されている。上部旋回体3は、下部走行体2に支持されたアッパーフレーム4や、アッパーフレーム4の上に設置されたアタッチメント5やキャブ6、カウンターウエイト7、エンジンルーム8などで構成されている。
アッパーフレーム4は、上部旋回体3の底部を構成する剛性に優れた強度部材であり、図示はしないが、肉厚な金属板からなる底板や、底板の左右に張り出すサイドデッキなどで構成されている。アッパーフレーム4の後部は、上面視円弧状に形成されている。
アタッチメント5は、ブーム5aやアーム5b、バケット5c、油圧シリンダ5dなどで構成され、アッパーフレーム4の前部に起伏自在に設置されている。アタッチメント5は、油圧シリンダ5dを油圧制御することによって作動する。キャブ6は、箱型の運転室であり、アタッチメント5の左に隣接してアッパーフレーム4の前部に設置されている。カウンターウエイト7は、高重量の部材からなり、アタッチメント5と前後のバランスを保つためにアッパーフレーム4の後端に設置されている。
エンジンルーム8は、アッパーフレーム4の後部に設置され、エンジン15等を収容している。エンジンルーム8の上面及び左右側面はガードパネル11によって覆われており、その後面はカウンターウエイト7によって覆われている。機種によっては、エンジンルーム8の左右側面もカウンターウエイト7で覆われている場合もある。
湾曲したガードパネル11の左右側面には、開閉可能なメンテナンス口11aが1つずつ設けられている。また、略平坦なガードパネル11の上面11bの右後隅部には排気ガスを外部に排気する排気筒12が設けられている。排気筒12は、排気口を後方に向けた状態でガードパネル11から上向きに突出している。
図6に示すように、エンジンルーム8には、エンジン15や油圧ポンプ16、排気ガス後処理装置17などが設置されている。同図は、これら装置の位置関係を明示するために簡略化して表してある。この油圧ショベル1では、排気ガスを高度に浄化できるように、排ガス処理器17AとNOx還元装置17Bが設置されている(両者を包括して排気ガス後処理装置17ともいう)。
エンジン15は、エンジンルーム8の略中央に位置し、その回転軸Aを左右方向に向けた状態でアッパーフレーム4の上に設置されている。油圧ポンプ16は、エンジン15に直列に連結されている。具体的には、エンジン15の右端部の下寄りの部分に連結され、そこから右方向に突出している。
油圧ポンプ16は、油圧制御に用いられる作動油の循環経路の途中に接続されている。油圧ポンプ16は、エンジン15によって駆動され、作動油を高圧にして循環経路に送り出す。油圧ポンプ16の突端上部には、メンテナンスが必要なレギュレータ16aが上方に張り出すように設けられている。
排ガス処理器17Aは、上述した排ガス処理器17Aと同様に、排気音を抑制する消音装置と、排気ガス中の煤等を除去する煤浄化装置の双方の機能を備えている。一方、NOx還元装置17Bは、触媒を用いて排気ガス中のNOxを減少させる機能を備えている。これら装置は、前後方向に延びるように横置きされ、そして、左右方向に並列された状態で、油圧ポンプ16の上方を交差して横切るように配置されている。
排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bは、上流側からこの順に、エンジン15から排気筒12に至る排気経路の途中に直列に接続されている。具体的には、排ガス処理器17Aの後端部分に、エンジン15から延びる排気ガス配管15aが接続されており、排ガス処理器17Aの前端部分に中継配管18の一端が接続されている(図9参照)。そして、中継配管18の他端はNOx還元装置17Bの前端部分に接続され、NOx還元装置17Bの後端部分に排気筒12が接続されている。
図7〜図9に詳しく示すように、これら排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bは、いずれも同様の円筒状の外観を有し、ユニット化された状態で、アッパーフレーム4に設置されている。
排ガス処理器17A及びNOx還元装置17B、つまり排気ガス後処理装置17は、円筒状の筐体21と、筐体21の両端に離れて位置し、筐体21から半径方向に突出する一対のブラケット22,22とを有している。具体的には、筐体21は、円筒状の本体部21aと、本体部21aの各端部に接合され、本体部21aの開口を塞ぐ2つの短寸な有低円筒状の蓋部21bとを有している。
本体部21a及び各蓋部21bの各々は、その接合部位に、半径方向外側に張り出した円環状のフランジ23を有している。本体部21aと蓋部21bとは、互いのフランジ23を突き合わせて接合されている。接合されたフランジ23,23は、筐体21の両端寄りの部位から半径方向外側に円環状に張り出している。図示しないが、密閉された筐体21の内部には、フィルターや触媒等、それぞれの機能に応じた部材や素材などが収容されている。
各ブラケット22は、断面L字状に曲げ加工された金属部材であり、支持板部22aと、支持板部22aに直交して連なる締結板部22bとを有している。一対のブラケット22は、筐体21の両フランジ23に固定されている。具体的には、各支持板部22aは、各蓋部21bのフランジ23の外面下部に固定され、対向して筐体21から下方に突出している。各締結板部22bは、各支持板部22aの下端から互いに逆向きに突出している。
排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bは、その下方に配置された仕切板50に支持されている。具体的には、仕切板50は、上方から見て、並列された排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bよりもひとまわり大きな矩形の輪郭を有しており、排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bは、各々、一対のブラケット22を介して仕切板50に締結して固定されている。
それにより、排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bは、仕切板50に一体に組み付けられ、ユニット化されている。
アッパーフレーム4における油圧ポンプ16の近傍の前後左右4箇所には、排気ガス後処理装置17を支持する支持脚31が立設されている。各支持脚31は、角柱状の部材からなり、上下方向に平行に延びている。そして、これら支持脚31の上端に、排気ガス後処理装置17とユニット化された仕切板50が締結して固定されている。具体的には、仕切板50の四隅に設けられた締結孔51に、各支持脚31の先端に設けられた雄ネジ31aが挿入され、締結孔51から突出する雄ネジ31aにナットが締結されている。
仕切板50が支持脚31に固定された状態では、排気ガス後処理装置17は、一対のブラケット22,22で油圧ポンプ16を跨ぐように、油圧ポンプ16の上方に位置している。また、排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bと油圧ポンプ16との間は、仕切板50によって仕切られている。レギュレータ16aを含め、油圧ポンプ16のほぼ全体が仕切板50の下方に位置している。排ガス処理器17A及びNOx還元装置17Bは高温になるため、仕切板50で仕切ることにより、レギュレータ16a等が過熱されるのを防いでいる。
そして、仕切板50には、油圧ポンプ16のメンテナンスを容易にし、排気ガス後処理装置17の設置位置を下げる工夫が施されている。
具体的には、仕切板50に上向きに凹む拡張凹部52が形成されている。仕切板50は、一枚の金属板からなり、曲げ加工によって拡張凹部52が形成されている。本実施形態の拡張凹部52は台形断面を有し、左右方向に延びるように形成されている。
詳しくは、仕切板50は、同一平面上を前後に離れて位置し、支持脚31に固定される一対の取付面部50aと、これら取付面部50aの対向する縁から上方に折り曲げられた一対の屈曲面部50bと、これら一対の屈曲面部50bの上縁に連なる上面部50cとを有している。取付面部50a、屈曲面部50b及び上面部50cは、いずれも左右方向に長い矩形形状をしている。拡張凹部52は、一対の屈曲面部50bと上面部50cとで構成されている。
図8に示すように、拡張凹部52は、排気ガス後処理装置17と一対のブラケット22,22との間に形成された下方空間57に入り込んでいる。拡張凹部52の前後幅及び深さは、できるだけ大きいのが好ましい。例えば、左右方向から見て、下方空間57に僅かな隙間を残して嵌り込むように形成する。
それにより、レギュレータ16aの上方の空間が拡がってメンテナンスが容易できるようになっている。
例えば、従来のように、仕切板50に平坦な板材をそのまま用いると、図8に示すように、レギュレータ16aと仕切板50との間の上下間距離H1が小さくなるため、メンテナンスが困難になる。上下間距離H1を大きくするために、支持脚31を延ばし、排気ガス後処理装置17や仕切板50を上方にシフトさせると、図4に示したように、そのままではガードパネル11に収まらず、ガードパネル11の上面11bのうち、排気ガス後処理装置17の上方の部位を嵩上げする必要が生じる。
それに対し、この油圧ショベル1では、仕切板50に拡張凹部52が設けられているので、排気ガス後処理装置17や仕切板50の設置位置を相対的に低く保ったままで、レギュレータ16aの上方の空間を拡張することができる。従って、ガードパネル11の上面を嵩上げせずに、メンテナンスができる上下間距離H2を確保することができる。
従って、この油圧ショベル1であれば、排ガス処理器17Aのみを搭載した機種と、排ガス処理器17AとNOx還元装置17Bとを搭載した機種とで共用できるため、汎用性に優れる。
そして、排ガス処理器17Aのみを搭載した機種に、NOx還元装置17Bを増設する必要が生じた場合には、排ガス処理器17Aの隣にNOx還元装置17Bを設置するだけでよい。排気ガス後処理装置17は仕切板50とユニット化されているので、ユニットごと交換してもよい。いずれにせよ、ガードパネル11や支持脚31等の変更が不要になるため、増設が容易にできる。
なお、本発明にかかる作業機械は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。例えば、仕切板50の構造は、仕様に応じて変更できる。
図10は、その一例であり、拡張凹部52の断面積が、右側(メンテナンス口11a側)から、左側(エンジン15側)に向かって次第に小さくなるように、先窄まり状に形成されている。この場合、メンテナンス口11aの手前から奥方に向かって油圧ポンプ16の上方の空間は小さくなるが、主にメンテナンスが必要なレギュレータ16aの上方には大きな空間が得られる。
図11は、また別の一例であり、拡張凹部52が仕切板50の右側の部分だけに形成されている。取付面部50aは、拡張凹部52の左側の部分まで拡がっている。この場合でもレギュレータ16aの上方に大きな空間が得られる。
それ以外にも、拡張凹部52の断面形状は矩形や円弧状等、仕様に応じて選択できる。仕切板50は、エンジン15に取り付けてあってもよい。仕切板50と支持脚31との間に防振装置を設置してもよい。支持脚31は、枠状でも板状であってもよい。排気ガス後処理装置17は3つ以上であってもよい。排気ガス後処理装置17の形状は、円筒状に限らず、例えば矩形箱形状や多角形状であってもよい。排気ガス後処理装置17の各々で形状が異なっていてもよい。
1 油圧ショベル(作業機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体(機械本体)
4 アッパーフレーム
8 エンジンルーム
11 ガードパネル
15 エンジン
16 油圧ポンプ
16a レギュレータ
17 排気ガス後処理装置
17A 排ガス処理器
17B NOx還元装置
21 筐体
22 ブラケット
31 支持脚
50 仕切板
52 拡張凹部

Claims (3)

  1. 下部走行体の上に機械本体が設置された作業機械であって、
    前記機械本体は、
    前記下部走行体に支持されたアッパーフレームと、
    前記アッパーフレームの上に設置されるとともにガードパネルで覆われたエンジンルームと、
    を備え、
    前記エンジンルームには、
    エンジンと、
    前記エンジンに直列に連結された油圧ポンプと、
    前記エンジンの排気経路の途中に接続された少なくとも1個の排気ガス後処理装置と、
    が設置され、
    前記排気ガス後処理装置は、
    筐体と、
    互いに離れて位置し、前記筐体から対向して突出する一対のブラケットと、
    を有し、
    前記排気ガス後処理装置は、前記一対のブラケットで前記油圧ポンプを跨ぐように当該油圧ポンプの上方に設置され、
    前記排気ガス後処理装置の下方に、前記一対のブラケットを介して当該排気ガス後処理装置を支持するとともに、当該排気ガス後処理装置と当該油圧ポンプとの間を仕切る仕切板が設置され、
    前記仕切板が、上向きに凹んで前記排気ガス後処理装置と前記一対のブラケットとの間の空間に入り込み、前記油圧ポンプの上方の空間を拡げる拡張凹部を有している作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記エンジンルームには、複数の前記排気ガス後処理装置が並列に設置され、
    前記エンジンルームの上方を覆う前記ガードパネルの上面が、前記排気ガス後処理装置の上方の部位を嵩上げすることなく略平坦に形成されている作業機械。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の作業機械において、
    前記仕切板は一枚の金属板からなり、
    前記拡張凹部が前記金属板を曲げて形成されている作業機械。
JP2012096912A 2012-04-20 2012-04-20 作業機械 Pending JP2013224542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012096912A JP2013224542A (ja) 2012-04-20 2012-04-20 作業機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012096912A JP2013224542A (ja) 2012-04-20 2012-04-20 作業機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013224542A true JP2013224542A (ja) 2013-10-31

Family

ID=49594770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012096912A Pending JP2013224542A (ja) 2012-04-20 2012-04-20 作業機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013224542A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2889461A1 (en) 2013-12-27 2015-07-01 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. NOx reducing device
WO2016027345A1 (ja) * 2014-08-21 2016-02-25 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 産業用車両
KR101598770B1 (ko) * 2014-08-08 2016-02-29 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 유압 셔블
JP2016102358A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日立建機株式会社 建設機械
US9534355B2 (en) 2014-08-08 2017-01-03 Komatsu Ltd. Hydraulic excavator
JP2018040122A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 コベルコ建機株式会社 建設機械

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2889461A1 (en) 2013-12-27 2015-07-01 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. NOx reducing device
JP2015124773A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 コベルコ建機株式会社 建設機械
US9429056B2 (en) 2013-12-27 2016-08-30 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. NOx reducing device
KR101598770B1 (ko) * 2014-08-08 2016-02-29 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 유압 셔블
US9534355B2 (en) 2014-08-08 2017-01-03 Komatsu Ltd. Hydraulic excavator
WO2016027345A1 (ja) * 2014-08-21 2016-02-25 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 産業用車両
JP5904626B1 (ja) * 2014-08-21 2016-04-13 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 産業用車両
US9855838B2 (en) 2014-08-21 2018-01-02 Mitsubishi Logisnext Co., LTD. Industrial vehicle
JP2016102358A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日立建機株式会社 建設機械
JP2018040122A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 コベルコ建機株式会社 建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5630216B2 (ja) 建設機械
JP2013224542A (ja) 作業機械
KR101523778B1 (ko) 건설 기계
JP5989017B2 (ja) 建設機械
JP5666747B1 (ja) 支持機構、排気処理ユニット、ホイールローダ
EP2202391A1 (en) Construction machine
JP5676827B1 (ja) 支持機構、排気処理ユニット、ホイールローダ
JP2008156835A (ja) 排ガス後処理装置を設けた建設機械
EP2333260B1 (en) Engine device
JP5654856B2 (ja) 油圧ショベル
JP2013117189A (ja) 作業機械
WO2016027307A1 (ja) 作業車両
JP5793169B2 (ja) 作業車両搭載用のエンジン装置
JP6428708B2 (ja) 建設機械
JP2014202024A (ja) 建設機械
US9976468B2 (en) Construction machine
WO2013046514A1 (ja) 防火壁を有する建設機械
JP5346548B2 (ja) 作業車両搭載用のエンジン装置
JP5369124B2 (ja) ブルドーザ
JP6371691B2 (ja) 建設機械
JP2016050466A (ja) 小型建設機械
JP2010106582A (ja) 建設機械のブラケット・フランジ一体型エンジン組付部品
JP2021147754A (ja) 建設機械
JP2022083090A (ja) 建設機械
JP5788465B2 (ja) 作業車両搭載用のエンジン装置