JP2010105937A - グルタチオン産生促進組成物 - Google Patents
グルタチオン産生促進組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010105937A JP2010105937A JP2008277919A JP2008277919A JP2010105937A JP 2010105937 A JP2010105937 A JP 2010105937A JP 2008277919 A JP2008277919 A JP 2008277919A JP 2008277919 A JP2008277919 A JP 2008277919A JP 2010105937 A JP2010105937 A JP 2010105937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- glutathione
- promoting
- glutathione production
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
経口投与組成物として好適な、生体内に於ける酸化ストレス防御及び解毒機能を向上せしめるためのグルタチオン産生促進作用を有する組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
アセチル化トリテルペン酸にグルタチオン産生促進作用が存すること、更には3-アセチルウルソール酸及び/又は3-アセチルオレアノール酸がバラ科アロニア属、バラ科リンゴ属、バラ科ナシ属、ツツジ科クマコケモモ属、ツツジ科スノキ属、フトモモ科フトモモ属、リンドウ科センブリ属の植物体の抽出物に含有されることを見いだした。アセチル化トリテルペン酸を含有する経口投与組成物として好適な、グルタチオン産生促進作用を有する組成物を提供する。
【選択図】図4
Description
<1>トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択される成分を有効成分として含有することを特徴とする、グルタチオン産生促進用の組成物。
<2>前記トリテルペン酸は、ウルソール酸又はオレアノール酸であることを特徴とする、<1>に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<3>前記誘導体は3位アシル化体でであることを特徴とする、<1>又は<2>に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<4>前記トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択される成分の起源が、バラ科アロニア属(Aronia sp.)、バラ科リンゴ属(Malus sp.)、バラ科ナシ属(Pyrus sp.)、ツツジ科クマコケモモ属(Arctostaphylos sp.)、ツツジ科スノキ属(Vaccinium sp.)、フトモモ科フトモモ属(Syzygium sp.)、リンドウ科センブリ属(Swertia sp.)の植物体の抽出物から選ばれることを特徴とする、<1>〜<3>何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<5>バラ科アロニア属(Aronia sp.)の植物がアロニア・メラノカルパ(Aronia melanocarpa)、バラ科リンゴ属(Malus sp.)の植物がリンゴ(Malus pumila var. domestica)、バラ科ナシ属(Pyrus sp.)の植物がセイヨウナシ(Pyrus communis)、ツツジ科クマコケモモ属(Arctostaphylos sp.)の植物がウワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi)、ツツジ科スノキ属(Vaccinium sp.)の植物がツルコケモモ(Vaccinium oxycoccus)、フトモモ科フトモモ属(Syzygium sp.)の植物がチョウジ(Syzygium aromaticum)、リンドウ科センブリ属(Swertia sp.)の植物がセンブリ(Swertia japonica)であることを特徴とする、<4>に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<6>前記グルタチオンの産生促進に於いて、γ-グルタミルシステイン合成酵素の発現の促進を機作に含むことを特徴とする、<1>〜<5>何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<7>経口投与組成物であることを特徴とする、<1>〜<6>何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<8>デトックスを目的とする組成物であることを特徴とする、<1>〜<7>何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
<9>前記デットクスの目的は、次に示す疾患予防及び/又は改善効果であることを特徴とする、<8>に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
(疾患)しみ、にきび、アトピー性皮膚炎、動脈硬化、糖尿病、薬物中毒、妊娠中毒、白内障、慢性肝疾患、腎疾患、肺疾患
本発明のグルタチオン産生促進用の組成物は、トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択される成分を有効成分として含有することを特徴とする。前記トリテルペン酸としては、例えば、ウルソール酸、オレアノール酸、アジア酸、ベツリン酸などが好適に例示でき、中でも3位に水酸基を有する、ウルソール酸、オレアノール酸がより好ましい。これらは、トリテルペン酸のまま使用することもできるが、誘導体などに構造変換して使用することもできる。誘導体としては、水酸基をアセチル化、オクタノイル化、ラウロイル化、オレオイル化、ステアロイル化、イソステアロイル化などの等アシル化したアシル誘導体、メトキシ化、エトキシ化、ブチルオキシ化等のアルコキシ化したアルコキシ誘導体、カルボキシル基をアミド化したアミド誘導体、カルボキシル基をアルキル化、アルケニル化、アリル化、ホスホリル化したエステル類等が好適に例示でき、アシル化誘導体が特に好ましい。具体的には、例えば、3-アセチルウルソール酸、3-アセチルオレアノール酸、3-アセチルアジア酸などが好適に例示でき、中でも、3-アセチルウルソール酸、3-アセチルオレアノール酸が特に好適に例示できる。これらは、更にアルカリで処理して塩としても使用でき、塩としては、例えば、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩等の有機アミン塩、アルギニン塩、リシン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。を好ましく用いることができる。
1)日本新薬株式会社より供与されたバラ科アロニア・メラノカルパの果実の乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液に酢酸エチル1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、アロニア・メラノカルパの抽出物2.4gを得た。
使用カラム:野村科学製Develosil C−30−UG5 (5μmx250mm)
移動相溶媒:90%アセトニトリル
流速:1ml/分
検出:UV 波長210-400nm
分析結果を図1に示すが、製造例1に記載のアロニア・メラノカルパの抽出物にはオレアノール酸、ウルソール酸、3-アセチルオレアノール酸及び3-アセチルウルソール酸が含まれていることが示されている。
1)バラ科リンゴの果実を購入し、凍結乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液に酢酸エチル1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、リンゴの抽出物1.5gを得た。
1)バラ科セイヨウナシの葉を樹木より採取し、凍結乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液にノルマルブタノ−ル1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、セイヨウナシの抽出物1.9gを得た。
1)「ウワウルシ」の名称でウチダ和漢薬より販売されているツツジ科ウワウルシの果実の乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液に酢酸エチル1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、ウワウルシの抽出物2.9gを得た。
1)ツツジ科ツルコケモモの果実の乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液にノルマルブタノール1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、ツルコケモモの抽出物2.1gを得た。
1)「チョウジM」の名称でウチダ和漢薬より販売されているフトモモ科チョウジの花蕾の乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液に酢酸エチル1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、チョウジの抽出物3.4gを得た。
1)「せんぶり」の名称でウチダ和漢薬より販売されているリンドウ科センブリの地上部の乾燥物を200g秤取り、4lの70%含水エタノ−ル水溶液を加え、ホモジナイザ−でホモジナイズ処理を行い、室温で2時間浸漬し、不溶物を濾過で取り除いた後、減圧濃縮し、約1lの水溶液とした。
2)この様にして得た水溶液に酢酸エチル1lを加え、液液抽出を行った。同様の抽出操作を、さらに2回行った。各溶媒相を合わせ、減圧濃縮し、センブリの抽出物2.8gを得た。
本発明のグルタチオン産生促進用の組成物は、生体内に於いてグルタチオンの産生を高める目的で経口投与組成物として投与するもの、皮膚内のグルタチオン産生量を高める目的で経皮的に投与されるものが存する。この様な本発明の組成物に於いて、前記トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこらの塩は、グルタチオン産生促進剤として作用する。
経口投与組成物としては、、例えば、菓子やパン、麺等の一般食品、カプセル剤や、錠剤の形態を取る、健康増進の目的を有する食品群(例えば、特定保健用食品等)、顆粒剤、粉末剤、カプセル剤や、錠剤の形態を取る、経口投与医薬等が例示でき、それぞれの製剤で許容される任意成分を含有することができる。この様な任意成分としては、食品であれば、塩、砂糖、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、酢等の調味成分、着色成分、フレーバー等の矯臭成分、増粘剤、乳化・分散剤、保存料、安定剤等が好適に例示でき、健康増進の目的を有する食品群や医薬であれば、結晶セルロース、乳糖等の賦形剤、アラビヤガムやヒドロキシプロピルセルロース等の結合剤、クロスカルメロースナトリウム、デンプン等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤、矯味、矯臭剤、着色剤等が好ましく例示できる。これらを常法に従って処理することにより、本発明の経口投与組成物は製造することができる。この時、前記トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩は、総量で、組成物全量に対して、1〜50質量、より好ましくは5〜30質量%含有されることが好ましい。
(1)グルタチオン産生量測定試験
ヒト肝ガン由来細胞株HepG2(ATCC;CRL-11997)を用いてグルタチオン産生量の測定試験を実施した。10容量%牛胎児血清(GIBCO社製)を含むRPMI1640培地(GIBCO社製)に細胞を懸濁し、培養プレートに播種し、CO2インキュベーター(95容量%空気、5容量%二酸化炭素)内、37℃の条件下で24時間培養した。24時間培養後、ジメチルスルホキシドにて懸濁した各抽出物を乾燥固形物量として培地中に20μg/mlの濃度で含む試料添加培地に交換し、さらに24時間培養した。
細胞を回収し、その後−30℃で凍結、融解することで細胞を破砕し、細胞内のグルタチオンを溶出させた。1000xgで15分間、20℃で遠心し、上清を測定試料とした。GSH/GSSG−412キット(OXIS Research社製)を用いてグルタチオン量を測定した。即ち、グルタチオン標準品、ブランク、測定試料200μlを、各々のキュベットへ入れ、キット付属のクロモジェン200μlと酵素液200μlを各キュベットに加え、室温で5分間インキュベートした。その後各キュベットにキット付属のNADPH液200μlを添加し、412nmの吸光度の変化を3分間測定した。グルタチオン量は、同時に設定したグルタチオン標準品にて作成した検量線から計算した。これらを元に、グルタチオン産生促進値(検体存在下のグルタチオン産生量/検体非存在下のグルタチオン産生量)を求めた。この値が1.4以上の場合(40%促進)、その検体はグルタチオン産生促進作用を有すると判断した。
上記(1)と同様の方法でHepG2を培養し、ジメチルスルホキシドにて懸濁した各抽出物を乾燥固形物量として培地中に20μg/mlの濃度で含む試料添加培地に交換し、さらに6時間培養した。その後細胞を回収し、RNAspin Mini RNA isolation kit(GEヘルスケアバイオサイエンス社製)を用いて全RNAを抽出した。得られた全RNAを用いて、以下に示すようにリアルタイムRT-PCR法によりγ-グルタミルシステインシンセターゼ(GCS)遺伝子の定量試験を実施した。即ち、1μgのtotal RNAを鋳型とし、GCS合成プライマー(SIGMA GENOSYS社製)及びPrimeScript 1st strand cDNA synthesis kit(タカラバイオ社製)を用いて逆転写反応を行った。逆転写反応によって得られたGCSのcDNAを滅菌水にて100倍希釈し、鋳型cDNAとした。Ex Taq kit(タカラバイオ社製)を用いてPCR反応を行った後に電気泳動を行った。得られたバンドは画像ソフトを用いて画像として取り込み、ImageJ(アメリカ国立衛生研究所製)を用いてバンドの濃淡を数値化した。GCS遺伝子の発現量は、β-アクチン遺伝子についても同様に検討した発現量(合成プライマーはSIGMA GENOSYS社製)の相対値として表した。設計した合成プライマーの塩基配列及びPCR反応条件は以下の通りである。
図2にトリテルペン酸及びアセチル化トリテルペン酸を添加したときのヒト肝ガン由来細胞株HepG2のグルタチオン産生量を示す。いずれもグルタチオンの産生を促進していることが判る。グルタチオン産生量は、ジメチルスルホキシドのみ添加したコントロールに於けるグルタチオン量に対する比で示した。3-アセチルウルソール酸及び3-アセチルオレアノール酸は、コントロールに比べて3倍以上も高いグルタチオン産生促進作用を有し、その効果はウルソール酸及びオレアノール酸よりも高いものであった。即ち、トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択されるものの内、アシル化誘導体が好ましく、中でも、アセチル化誘導体が特に好ましいことが判る。
図3に製造例1〜7に記載の植物抽出物を添加したときのヒト肝ガン由来細胞株HepG2のグルタチオン産生量を示す。グルタチオン産生量は、ジメチルスルホキシドのみ添加したコントロールに於けるグルタチオン量に対する比で示した。製造例1〜7の植物抽出物はいずれもコントロールに比べて高いグルタチオン産生促進作用を有した。これより、トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択されるものの基源として、植物の抽出物を利用することができることが判る。
図4に製造例1〜7に記載の植物抽出物を添加したときのヒト肝ガン由来細胞株HepG2のGCS遺伝子の発現量を示す。製造例1〜7の植物抽出物はいずれもコントロールに比べて高いGCS遺伝子発現促進作用を有した。以上の結果より、本発明の組成物はグルタチオン合成酵素の発現を促進することを機作の一つしており、新規な作用機序に則ったグルタチオン産生促進作用を有することが判る。
Claims (9)
- トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択される成分を有効成分として含有することを特徴とする、グルタチオン産生促進用の組成物。
- 前記トリテルペン酸は、ウルソール酸又はオレアノール酸であることを特徴とする、請求項1に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- 前記誘導体は3位アシル化体であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- 前記トリテルペン酸、トリテルペン酸の誘導体及びこれらの塩から選択される成分の起源が、バラ科アロニア属(Aronia sp.)、バラ科リンゴ属(Malus sp.)、バラ科ナシ属(Pyrus sp.)、ツツジ科クマコケモモ属(Arctostaphylos sp.)、ツツジ科スノキ属(Vaccinium sp.)、フトモモ科フトモモ属(Syzygium sp.)、リンドウ科センブリ属(Swertia sp.)の植物体の抽出物から選ばれることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- バラ科アロニア属(Aronia sp.)の植物がアロニア・メラノカルパ(Aronia melanocarpa)、バラ科リンゴ属(Malus sp.)の植物がリンゴ(Malus pumila var. domestica)、バラ科ナシ属(Pyrus sp.)の植物がセイヨウナシ(Pyrus communis)、ツツジ科クマコケモモ属(Arctostaphylos sp.)の植物がウワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi)、ツツジ科スノキ属(Vaccinium sp.)の植物がツルコケモモ(Vaccinium oxycoccus)、フトモモ科フトモモ属(Syzygium sp.)の植物がチョウジ(Syzygium aromaticum)、リンドウ科センブリ属(Swertia sp.)の植物がセンブリ(Swertia japonica)であることを特徴とする、請求項4に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- 前記グルタチオンの産生促進に於いて、γ-グルタミルシステイン合成酵素の発現の促進を機作に含むことを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- 経口投与組成物であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- デトックスを目的とする組成物であることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
- 前記デトックスの目的は、次に示す疾患予防及び/又は改善効果であることを特徴とする、請求項8に記載のグルタチオン産生促進用の組成物。
(疾患)しみ、にきび、アトピー性皮膚炎、動脈硬化、糖尿病、薬物中毒、妊娠中毒、白内障、慢性肝疾患、腎疾患、肺疾患
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008277919A JP5466842B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | グルタチオン産生促進組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008277919A JP5466842B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | グルタチオン産生促進組成物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010105937A true JP2010105937A (ja) | 2010-05-13 |
JP2010105937A5 JP2010105937A5 (ja) | 2011-11-10 |
JP5466842B2 JP5466842B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=42295753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008277919A Active JP5466842B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | グルタチオン産生促進組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5466842B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011026265A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Hokkaido Mitsui Chemicals Inc | トリテルペン含有抽出物、フラボノイド含有抽出物の製造方法 |
JP2012031133A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Fancl Corp | プロテアソーム活性化剤 |
CN104431987A (zh) * | 2014-11-13 | 2015-03-25 | 中国科学院山西煤炭化学研究所 | 一种从野樱莓果实中提取脂溶性抗氧化剂的方法 |
WO2019131774A1 (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-04 | サントリーホールディングス株式会社 | 活性酸素産生抑制用組成物 |
JP2019533657A (ja) * | 2016-10-04 | 2019-11-21 | コリア リサーチ インスティチュート オブ バイオサイエンス アンド バイオテクノロジーKorea Research Institute Of Bioscience And Biotechnology | オレアノール酸アセテートを有効成分として含む、薬剤により誘発される腎臓毒性の予防、改善または治療用の組成物 |
WO2020122222A1 (ja) | 2018-12-13 | 2020-06-18 | 花王株式会社 | 洋梨果汁精製物の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111480080B (zh) * | 2017-11-28 | 2023-09-19 | 塞尔吐温株式会社 | 通过实时谷胱甘肽测量改善治疗细胞质量的方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10265328A (ja) * | 1997-03-27 | 1998-10-06 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 化粧料、ペットフード、リパーゼ阻害剤及びそれを含む食品 |
JP2008508284A (ja) * | 2004-07-29 | 2008-03-21 | ミシガン ステイト ユニバーシティー | 肥満、インスリン関連疾患、及び高コレステロール血症を治療するための方法及び組成物 |
WO2008074935A2 (fr) * | 2006-11-14 | 2008-06-26 | Universite Louis Pasteur | Compositions biologiquement actives, procédé pour leur obtention, et applications biologiques |
-
2008
- 2008-10-29 JP JP2008277919A patent/JP5466842B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10265328A (ja) * | 1997-03-27 | 1998-10-06 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 化粧料、ペットフード、リパーゼ阻害剤及びそれを含む食品 |
JP2008508284A (ja) * | 2004-07-29 | 2008-03-21 | ミシガン ステイト ユニバーシティー | 肥満、インスリン関連疾患、及び高コレステロール血症を治療するための方法及び組成物 |
WO2008074935A2 (fr) * | 2006-11-14 | 2008-06-26 | Universite Louis Pasteur | Compositions biologiquement actives, procédé pour leur obtention, et applications biologiques |
JP2010509390A (ja) * | 2006-11-14 | 2010-03-25 | ユニヴェルシテ ド ストラスブール | 生物活性組成物、その製造方法、および生物学的応用 |
Non-Patent Citations (8)
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011026265A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Hokkaido Mitsui Chemicals Inc | トリテルペン含有抽出物、フラボノイド含有抽出物の製造方法 |
JP2012031133A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-16 | Fancl Corp | プロテアソーム活性化剤 |
CN104431987A (zh) * | 2014-11-13 | 2015-03-25 | 中国科学院山西煤炭化学研究所 | 一种从野樱莓果实中提取脂溶性抗氧化剂的方法 |
JP2019533657A (ja) * | 2016-10-04 | 2019-11-21 | コリア リサーチ インスティチュート オブ バイオサイエンス アンド バイオテクノロジーKorea Research Institute Of Bioscience And Biotechnology | オレアノール酸アセテートを有効成分として含む、薬剤により誘発される腎臓毒性の予防、改善または治療用の組成物 |
US11464787B2 (en) | 2016-10-04 | 2022-10-11 | Korea Research Institute Of Bioscience And Biotechnology | Composition comprising oleanolic acid acetate as active ingredient for preventing, alleviating, or treating renal toxicity induced by medicine |
WO2019131774A1 (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-04 | サントリーホールディングス株式会社 | 活性酸素産生抑制用組成物 |
CN111565580A (zh) * | 2017-12-28 | 2020-08-21 | 三得利控股株式会社 | 用于抑制活性氧产生的组合物 |
JPWO2019131774A1 (ja) * | 2017-12-28 | 2020-12-24 | サントリーホールディングス株式会社 | 活性酸素産生抑制用組成物 |
JP7240331B2 (ja) | 2017-12-28 | 2023-03-15 | サントリーホールディングス株式会社 | 活性酸素産生抑制用組成物 |
TWI803554B (zh) * | 2017-12-28 | 2023-06-01 | 日商三得利控股股份有限公司 | 使用於抑制活性氧產生的組成物 |
WO2020122222A1 (ja) | 2018-12-13 | 2020-06-18 | 花王株式会社 | 洋梨果汁精製物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5466842B2 (ja) | 2014-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3231437B1 (en) | Aging inhibitor | |
JP5466842B2 (ja) | グルタチオン産生促進組成物 | |
JP5334448B2 (ja) | グルタチオン産生促進剤およびグルタチオンの欠乏に起因する疾患の予防・治療剤 | |
JP6335508B2 (ja) | 成長ホルモン分泌促進剤 | |
JP2023539484A (ja) | ニコチンアミドモノヌクレオチドに富む酵母粉末、その製造方法及び用途 | |
JP2009046465A (ja) | 皮膚化粧料及び飲食品 | |
JP5403942B2 (ja) | グルタチオン産生促進剤およびグルタチオンの欠乏に起因する疾患の予防・治療剤 | |
JP2010095529A (ja) | 脂質代謝改善用組成物 | |
JP4520089B2 (ja) | ルブロフサリン配糖体含有組成物 | |
KR20120044807A (ko) | 클로렐라를 유효성분으로 포함하는 간기능 개선 또는 숙취해소용 조성물 | |
JP4563659B2 (ja) | 抗酸化組成物、皮膚老化防止用組成物、抗炎症組成物及び脂質代謝改善用組成物 | |
WO2022220265A1 (ja) | サーチュイン又はクロトー活性化又は発現増強剤、nad+増加剤、及び老化細胞抑制剤 | |
JP5220346B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP2007131599A (ja) | グリケーション抑制能を有する植物抽出物及びその製造方法 | |
JP2007131599A6 (ja) | グリケーション抑制能を有する植物抽出物及びその製造方法 | |
JP2010120946A (ja) | 抗炎症組成物 | |
EP3666269A1 (en) | Blood flow improver | |
JP2010280572A (ja) | グルタチオン産生促進組成物 | |
JP2006008571A (ja) | 保湿剤、抗酸化剤、抗老化剤、皮膚化粧料及び美容用飲食品 | |
KR100749941B1 (ko) | 고추냉이 추출물을 포함하는 간암 예방용 조성물과 건강 식품 | |
JP2010280572A5 (ja) | ||
KR101794924B1 (ko) | 퉁퉁마디 유래 비알코올성 지방간 질환 예방 또는 치료용 이소람네틴의 분리방법 | |
JP5085198B2 (ja) | 抗酸化剤 | |
KR20180088606A (ko) | 비알코올성 지방간 질환 예방 또는 치료능이 있는 이소람네틴(isorhamnetin)을 함유하는 퉁퉁마디(Salicornia SPP.) 물 추출물의 에틸아세테이트 분획물 | |
JP7455350B2 (ja) | 大気汚染物質によるダメージ抑制剤、化粧料及び飲食品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110927 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110927 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5466842 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |