JP2010105692A - チューブ容器及びチューブ体の加飾方法 - Google Patents

チューブ容器及びチューブ体の加飾方法 Download PDF

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【課題】 本発明は、加飾様式に係る制約が少なく、低コストで高品位に実現可能なチューブ容器の加飾方法を創出することを技術的課題とするものである。
【解決手段】 筒状のチューブ体により胴部を形成したチューブ容器において、胴部の外周面の所定の高さ範囲に、印刷層により加飾した感熱ラベルを熱融着により巻回状に接着固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筒状の胴部の外周面を加飾したチューブ容器及びチューブ容器の胴部を形成するチューブ体の加飾方法に関するものである。
従来から合成樹脂製のチューブ容器はクリーム状になった化粧料、洗顔料、歯磨き剤等の用途に使用されている。
このチューブ容器は、筒状に押出成形した合成樹製のチューブから形成したチューブ体、あるいはアルミラミネートシートを巻回して筒状にしたチューブ体で筒状の胴部を形成し、一般的には胴部の上端に、笠状の肩部の上端開口部から口筒部を立設したヘッド部を熱溶着固定し、さらに内容物を充填した後に胴部の下端開口部を熱シールするようにして使用される。
一方、このようなチューブ容器の加飾方法としては、胴部の外周面に印刷する方法、ラベルを貼付する方法、ホットスタンプによる方法等があるが、そのなかでも印刷による方法は高品位な加飾性を付与することができる。
印刷によるチューブ容器の加飾方法についてはたとえば特許文献1に記載があるが、チューブ体、あるいはチューブ体にヘッド部を熱溶着固定した状態で、比較的薄肉のチューブ体が変形しないように、円柱状のマンドレルを挿入した状態で印刷し、さらにこの印刷層を保護層としての機能を発揮するクリアコート層で被覆する。
特開平11−309785号公報
ここで、印刷による加飾方法は図柄や文字等を繊細に基材であるチューブ体の外周面に一体化させて高品位に現出させることができるが、一方で筒状であり比較的薄肉で変形しやすいチューブ体の外周面に印刷する必要があるため、外周面の全周に亘る加飾が困難で、適用可能な印刷方式も限定的であり、加飾様式に係る制約が大きいと云う問題がある。
また、印刷のためにチューブ体の前処理が必要で、個々のチューブ体に印刷してさらにクリアコート層を形成する必要があり、加飾のためのコストが高くなると云う問題がある。
そこで本発明は、加飾様式に係る制約が少なく低コストで高品位に実現可能なチューブ容器の加飾方法を創出することを技術的課題とするものである。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明のチューブ容器に係る主たる構成は、
筒状のチューブ体により胴部を形成したチューブ容器において、
胴部の外周面の所定の高さ範囲に、印刷層により加飾した感熱ラベルが熱融着により巻回状に接着固定されたものである。
上記構成中、巻回前の感熱ラベルは平坦なフィルム状で、たとえば熱ロール等で加熱すると同時に被接着面(本発明ではチューブ体の外周面)へ押圧することにより被接着面に熱融着により接着固定する機能を有する感熱層を有するものであり、一般的には感熱フィルム(感熱層)/印刷層/基材フィルム層、あるいは接着層(感熱層)/基材フィルム層/印刷層/クリアコート層等の層構成を有するものを使用することができる。
上記主たる構成によれば、巻回する感熱ラベルは元々平坦フィルム状であるので、印刷方式に係る制約が小さく、たとえばスクリーン印刷により繊細で高品位に図柄や文字を現出させることができ、繰り返し印刷による多色印刷や厚盛印刷も可能である。
また、個々のチューブ体に印刷する必要がなく、平坦なフィルムに連続的に高速で、印刷し、さらにクリアコート層を形成することができ、チューブ体の外周面の前処理の必要がないことも相俟って従来の直接印刷する方法に比較して低コストで加飾することができる。
印刷層により加飾した感熱ラベルは後述するような方法によって、チューブ体の外周面に熱融着により巻回状に接着固定することができるが、この感熱ラベルによりチューブ体の全周に亘って、印刷層による加飾を現出させることができる。
本発明の他の構成は、上記主たる構成に加えて、感熱ラベルを、印刷層を形成した部分を除く部分を透明性を有するものとする、と云うものである。
上記構成により、胴部を形成するチューブ体に直接印刷したような、高品位な加飾状態とすることができる。
次に、本発明のチューブ体の加飾方法は、
チューブ体にマンドレルを挿入し、マンドレルに並列状に配設した熱ロールにより、印刷層により加飾した感熱ラベルをチューブ体の外周面の所定の高さ範囲に押圧状に熱融着して巻回状に接着固定する、と云うものである。
上記加飾方法において、感熱ラベルのチューブ体への接着固定は、工程上チュー部体の状態で実施するのがより自由度が高いが、チューブ体にヘッド部を熱溶着固定した状態でも実施することができる。
マンドレルによりチューブ体を中心軸回りに回動させながら、熱ロールにより感熱ラベルの感熱層を適宜の温度に加熱すると同時に、内接するマンドレルで内側から支持された状態でチューブ体の外周面に押圧するようにして、感熱ラベルを巻回状に接着固定することができる。
本発明は、上記した構成、方法となっているので、以下に示す効果を奏する。
すなわち、巻回する感熱ラベルは元々平坦フィルム状であるので、印刷方式に係る制約が小さく、たとえばスクリーン印刷により多色印刷や厚盛印刷も含めて多様で高品位に図柄や文字を現出させることができる。
そして、チューブ体の全周に亘って、さらには胴部を形成するチューブ体に直接印刷したように印刷層による加飾を現出させることができる。
また、個々のチューブ体に印刷する必要がなく、平坦なフィルムに連続的に高速で、印刷し、さらにクリアコート層を形成することもでき、チューブ体の外周面の前処理の必要がないことも相俟って従来の直接印刷する方法に比較して低コストで印刷層による加飾を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に沿って図面を参照しながら説明する。
図1、2は本発明のチューブ容器の一実施例を示すものであり、図1は正面図、図2は層構成を示す断面図である。
このチューブ容器はポリエチレン(PE)樹脂を押出成形した円筒状のチューブ体4cから形成される胴部4を有し、この胴部4の上端には笠状の肩部3の上端開口部から口筒部2を立設したヘッド部1を熱溶着固定している。
胴部4の下端は開口した状態であるが、この状態で口筒部2にキャップを螺合組付けし、下端開口部から内容液を充填し、その後、開口端部を熱シールして使用する。
胴部4の外周面の所定の高さ範囲にはフィルム状の感熱シール11が熱融着により巻回状に接着固定されている。
図2はこの感熱シール11が巻回された領域での層構成を示す断面図であり、感熱シール11は透明な基材フィルム層12に印刷層13を有し、さらにこの印刷層13の下に感熱フィルム14を積層したものである。
基材フィルム層12は透明で、チューブ容器のスクイズ変形に違和感なく十分追随できる柔軟性を有するように材料選択をし、感熱フィルム14は、後述する方法によって熱ロールによりチューブ体4cの外周面に熱融着できる、と云う点を考慮して材料選択する。
本実施例では基材フィルム12を、二軸延伸ポリプロピレン又は二軸延伸ポリエチレンテレフタレート製のフィルムとしている。
また、感熱フィルム14を形成する材料の主成分はエチレンビニルアルコール樹脂、またはオレフィンゴムであり、ビカット軟化点は25℃〜40℃で、活性化開始温度が60℃〜75℃の範囲である。
なお、感熱ラベル11の肉厚は上記した柔軟性を考慮して40〜60ミクロンと、薄肉にしている。
そして、本実施例では、印刷層13により正面に図案化した英文字による図柄を配置し、全周に亘って花びら模様を散りばめるようにして、加飾効果を現出するようにしている。
ここで、図柄(模様)の印刷は平坦な基材フィルム層12上で実施することができ、印刷工程に係る制約が少なく、スクリーン印刷等により繊細な図柄を形成することができ、また多色印刷や厚盛印刷も容易であり、多様で高品位な加飾を、胴部4の外周面の全周に亘って現出するようにしている。
また、本実施例のように、柔軟、薄肉そして透明な基材フィルム層12を使用することにより、一見、チューブ体4cに直接印刷したような質感の加飾態様とすることができ、また使用時において手で押圧状に胴部4をスクイズ変形した際にも感熱ラベル11が柔軟に変形に追随するので、この感熱ラベル11により使用者が違和感を覚えることもない。
図3は本発明の、チューブ体4cの加飾方法の概略説明図である。
図中に示されているように、供給部21から感熱ラベル11を断続状に積層した搬送フィルム25が供給される。
また、一方の側では円柱状のマンドレル22を内接状に挿入したチューブ体4cの上方に、マンドレル22の中心軸に並列状に熱ロール23を配設し、この熱ロール23の少し手前で、感熱ラベル11から搬送フィルム25を剥離するようにし、感熱ラベル11をチューブ体4cと熱ロール23の間隙に送り込み、
マンドレル22によりチューブ体4cを中心軸回りに回動させながら、熱ロール23により感熱ラベル11の感熱層である感熱フィルム14を適宜の温度に加熱すると同時に、内接するマンドレル22で内側から支持された状態でチューブ体4cの外周面に押圧するようにして、感熱ラベル11を巻回状に接着固定することができる。
以上、実施例沿って本発明のチューブ容器の構成、加飾方法、その作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
感熱ラベルは感熱性の接着剤を用いて、接着剤層/基材フィルム層/印刷層/クリアコート層のような層構成とすることもできる。
また、本実施例ではチューブ体を、PE樹脂を押出成形したものとしたが、チューブ体を形成するための合成樹脂あるいは成形方法は特に限定されるものではなく、たとえばアルミラミネートシートを巻回して筒状にしたチューブ体とすることもでき、またチューブ体の外表面を形成する合成樹脂材料によって感熱層に使用する材料を選択することができる。
また、加飾目的によっては感熱ラベルを不透明とすることもでき、感熱ラベルにたとえば蒸着層等の加飾層を追加することもできる。
以上説明したように、本発明のチューブ容器は感熱ラベル巻回して多様で、高品位な加飾を低コストで実現したものであり、チューブ容器として幅広い利用展開が期待できる。
本発明のチューブ容器の一実施例を示す正面図である。 図1のチューブ容器の層構成をしめす断面図である。 本発明の加飾方法の概略説明図である。
符号の説明
1 ;ヘッド部
2 ;肩部
3 ;口筒部
4 ;胴部
4c;チューブ体
11;感熱ラベル
12;基材フィルム層
13;印刷層
14;感熱フィルム
21;供給部
22;マンドレル
23;熱ロール
25;搬送フィルム

Claims (3)

  1. 筒状のチューブ体(4c)により胴部(4)を形成したチューブ容器であって、前記胴部(4)の外周面の所定の高さ範囲に、印刷層(13)により加飾した感熱ラベル(11)が熱融着により巻回状に接着固定されたことを特徴とするチューブ容器。
  2. 感熱ラベル(11)を、印刷層(13)を形成した部分を除く部分を透明性を有するものとした請求項1記載のチューブ容器。
  3. チューブ体(4c)にマンドレル(22)を挿入し、該マンドレル(22)に並列状に配設した熱ロール(23)により、印刷層(13)により加飾した感熱ラベル(11)を前記チューブ体(4c)の外周面の所定の高さ範囲に押圧状に熱融着して巻回状に接着固定することを特徴とするチューブ体の加飾方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023022030A1 (ja) * 2021-08-19 2023-02-23 共同印刷株式会社 剥離可能シート付きチューブ容器

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JPS61144045U (ja) * 1985-02-26 1986-09-05
JPH0740515A (ja) * 1993-07-26 1995-02-10 Nissha Printing Co Ltd 加飾用フィルムと加飾ポリエチレンチューブ容器

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