JP2010105604A - 車両用シート - Google Patents

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伸 前澤
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Abstract

【課題】シートクッションに着座した乗員の膝部側面を適切にサポートすることができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10には、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置16が設けられている。ニーサポート装置16は、乗員の膝部側面をサポートするニーサポート部18と、ニーサポート部18を支持する支持部20と、支持部20を回転可能に支持する軸部22と、を備えている。さらに、ニーサポート部18をシートクッション12の内部に格納する格納装置24が設けられている。格納装置24は、シートクッション12の前面部に凹状の格納部26を備えており、ニーサポート部18が車両下方側に回転したときに格納部26に格納される。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員が着座するシートクッションの車両後端側に乗員の背部を支持するシートバックが立設された車両用シートに関する。
下記特許文献1には、膝部を支持する第1位置と、ドアの開閉に連動して第1位置から退避した第2位置との間を移動するドアトリム付きニーレストを備えた構造が開示されている。
実開平6−78062号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、ニーレストがドアトリムに設けられており、シートクッションに着座した乗員の膝部とニーレストとの間に距離ができやすく、膝部をしっかりとサポートすることが難しい。また、乗員の膝部の片側しかサポートすることができず、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、シートクッションに着座した乗員の膝部側面を車両幅方向両側から適切にサポートすることができる車両用シートを得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、前記シートクッションの車両後端側に立設され、着座した乗員の背部を支持するシートバックと、前記シートクッションの車両幅方向両端部、又は前記シートクッションに隣接して配置されたドアトリム並びにコンソールボックスに設けられ、車両上下方向に沿って配置されたサポート面で前記シートクッションに着座した乗員の膝部側面をサポートするニーサポートと、乗員の乗降時に、前記シートクッション又は前記ドアトリム並びに前記コンソールボックスに形成された格納部に前記ニーサポートを格納する格納装置と、を有している。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記ニーサポートのサポート面を車両幅方向に沿って移動させる移動手段と、前記移動手段による前記ニーサポートの移動位置及び移動タイミングを制御する制御手段と、を有している。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記ニーサポートのサポート面を車両上下方向に沿った位置から車両幅方向に沿った位置に回動させる回動手段を備えている。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記ニーサポートに乗員の膝部を加温するヒータが設けられている。
請求項5の発明は、請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記移動手段は、前記ニーサポートの内部に設けられ、流体が導入されることによって膨張可能な膨張部と、前記膨張部に流体を導入する流体導入手段と、を有している。
請求項1記載の本発明によれば、乗員が着座するシートクッションの車両後端側にシートバックが立設されており、シートクッションに着座した乗員の背部がシートバックで支持される。シートクッションの車両幅方向両端部、又はシートクッションに隣接して配置されたドアトリム並びにコンソールボックスには、ニーサポートが設けられており、車両上下方向に沿って配置されたサポート面でシートクッションに着座した乗員の膝部側面が車両幅方向両側からサポートされる。乗員の乗降時には、格納装置によって、シートクッション又はドアトリム並びにコンソールボックスに形成された格納部にニーサポートが格納され、ニーサポートが乗員の乗降を妨げることを防止することができる。
請求項2記載の本発明によれば、移動手段によって、ニーサポートのサポート面が車両幅方向に沿って移動する。移動手段によるニーサポートの移動位置及び移動タイミングは、制御手段によって制御される。これによって、例えば、センサで車速や横加速度等を検知して、これらに基づきニーサポートの移動位置及び移動タイミングを制御することができ、ニーサポートのサポート面を適切な位置に移動させることができる。従って、ニーサポートのサポート面で乗員の膝部側面をより効果的にサポートすることができる。
請求項3記載の本発明によれば、回動手段によって、ニーサポートのサポート面を車両上下方向に沿った位置から車両幅方向に沿った位置に回動させる。これによって、ニーサポートのサポート面を車両上下方向に沿った位置に配置したときは、サポート面で乗員の膝部側面をサポートすることができ、ニーサポートのサポート面を車両幅方向に沿った位置に配置したときは、サポート面をオットマンとして使用することができる。このため、ニーサポートの機能性及び取扱性が向上する。
請求項4記載の本発明によれば、ニーサポートにヒータが設けられており、ヒータによって乗員の膝部が温められる。このため、ニーサポートにヒータを設けるという簡易な手段により、従来暖められなかった乗員の膝部関節等を容易に温めることが可能となる。
請求項5記載の本発明によれば、ニーサポートの内部に流体の導入により膨張可能な膨張部が設けられており、流体導入手段によって膨張部に流体を導入することで、膨張部が膨張してニーサポートのサポート面が車両幅方向に移動する。これによって、ニーサポートのサポート面を適切な位置に移動させて乗員の膝部側面をより確実にサポートすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用シートは、ニーサポートのサポート面でシートクッションに着座した乗員の膝部側面を車両幅方向両側から適切にサポートすることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両用シートは、ニーサポートのサポート面を車両幅方向の適切な位置に移動させて乗員の膝部側面をより効果的にサポートすることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両用シートは、サポート面をオットマンとして使用することができ、ニーサポートの機能性及び取扱性が向上するという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両用シートは、シートクッションに着座した乗員の膝部関節等を容易に暖めることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両用シートは、ニーサポートのサポート面を車両幅方向の適切な位置に移動させて乗員の膝部側面をより確実にサポートすることができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係る車両用シートの第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両用シートが斜視図にて示されている。この図に示されるように、車両用シート10は、図示しない車体フロアに設置されると共に車両前後方向に沿って配置されたシートクッション12と、シートクッション12の後端部から車両上方側に立設されたシートバック14と、を含んで構成されている。シートクッション12は、着座した乗員の尻部及び大腿部を支持するものであり、シートバック14は、着座した乗員の背部を支持するものである。
車両用シート10には、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置16が設けられている。ニーサポート装置16は、乗員の膝部側面をサポートするニーサポート部18と、略L字状に形成されると共に一端部でニーサポート部18を支持する支持部20と、支持部20の他端部に設けられて支持部20を回転可能に支持する軸部22と、を備えている。ニーサポート部18には、シートクッション12の中央部側と面する位置に車両上下方向に沿ってサポート面18Aが形成されている。
車両用シート10には、シートクッション12の車両幅方向両端部に、ニーサポート部18をシートクッション12の内部に格納する格納装置24が設けられている。格納装置24は、シートクッション12の前面部に車両前後方向に沿って形成された凹状部からなる格納部26を備えており、格納部26の内部の車両後方側における車両上方側に軸部22が設けられている。ニーサポート部18は、軸部22を中心に回転可能に構成されており、図1中の矢印に示される車両上下方向に回転する。そして、ニーサポート部18が車両下方側に回転したときに、ニーサポート部18が格納部26に収納されるように構成されている。
図2に示されるように、シートクッション12の内部には、車両平面視にて略「コ」字状のシートクッションフレーム12Aが配設されており、シートクッションフレーム12Aにウレタンフォームからなるパッド部12Bが支持されている。シートクッションフレーム12Aの車両幅方向両端部には、軸部22が挿通される挿通孔28が形成されており、シートクッションフレーム12Aの両側の挿通孔28の間にポール状の連結ロッド30が配置された状態で、シートクッションフレーム12Aの車両幅方向両側に配置された支持部20の両側から軸部22が連結ロッド30の端部に螺合されている。
連結ロッド30の中間部には、モータ34と、モータ34の回転力を連結ロッド30の軸線回りの回転力に変換する減速部32(ギア)とが設けられている。さらに、格納装置24には、センサ38からの信号、又は図示しないコンソールボックス等に設けられたスイッチ40のON・OFF操作に基づきモータ34の駆動を制御する制御装置36が設けられている。センサ38は、ドアオープン、イグニッションをOFFにする行為、ギアをニュートラルにする行為、又はシートベルトを外す行為等の乗員が車両を降りるときの所定の行為を検知するように構成されている。制御装置36は、センサ38からの信号に基づき、モータ34を駆動させることにより、連結ロッド30を回転させて支持部20をニーサポート部18を格納させる方向へ回転させるように構成されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
車両用シート10では、シートクッション12の車両幅方向両端部にニーサポート装置16が設けられており、乗員の乗降動作時には、ニーサポート部18が格納装置24によってシートクッション12の格納部26内に格納されている。これによって、ニーサポート部18が乗員の乗降を妨げることを防止することができる。
乗員がシートクッション12に着座したときにセンサ38によって所定の走行開始動作が検知されると、制御装置36によってニーサポート部18の支持部20が図1に示されるサポート位置に回転する。また、乗員がスイッチ40をONにすることにより、制御装置36によってニーサポート部18の支持部20が図1に示されるサポート位置に回転するようにしてもよい。ニーサポート部18には、車両上下方向に沿ってサポート面18Aが形成されており、シートクッション12に着座した乗員の膝部側面が車両幅方向両側からサポートされる。これによって、車両の走行時に横加速度がかかった際に、乗員の膝部の車両横方向の移動を抑制し、乗員の膝部を適切な位置に保持することができる。
〔第2実施形態〕
以下、図3及び図4を用いて、本発明に係る車両用シートの第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図3及び図4に示されるように、車両用シート50は、車両前後方向に沿って配置されたシートクッション52を備えている。シートクッション52の側部の車両幅方向内側には、車両前後方向に沿ってコンソールボックス54が配設されている。シートクッション52の側部の車両幅方向外側には車両前後方向に沿って図示しないドア(例えば、フロントサイドドア)が配設されており、ドアの車両幅方向内側にドアトリム56が配設されている。本実施形態の車両用シート50は車室内の助手席に配設されている。
シートクッション52の車両幅方向両側におけるコンソールボックス54及びドアトリム56には、シートクッション52に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置58が設けられている。ニーサポート装置58は、乗員の膝部側面をサポートするニーサポート部18を備えている。さらに、シートクッション52の車両幅方向両側におけるコンソールボックス54、ドアトリム56には、ニーサポート部18をコンソールボックス54、ドアトリム56の内部に格納する格納装置60が設けられている。格納装置60は、ニーサポート部18の側部に車両幅方向に沿って設けられたスクリュー62と、スクリュー62の中間部付近に配設されたモータ64と、スクリュー62に外挿されてモータ64の駆動方向を変える減速部66(ギア)と、を備えている。
さらに、格納装置60には、センサ38からの信号、又は図示しない操作部に設けられたスイッチ40のON・OFF操作に基づきモータ64の駆動を制御する制御装置36が設けられている。センサ38は、ドアオープン、イグニッションをOFFにする行為、又はシートベルトを外す行為等の乗員が車両を降りるときの所定の行為を検知するように構成されている。制御装置36は、センサ38からの信号又はスイッチ40のON動作に基づき、モータ64を駆動させ、スクリュー62の回転によりニーサポート部18を格納させる方向へ移動するように構成されている。
また、センサ38は、車速、車両の走行時に作用する横加速度を検知し、又はカーナビゲーションによりコーナーを先読みするように構成されている。制御装置36は、センサ38で検知された車速、横加速度等の信号に基づきモータ64を駆動させ、スクリュー62の回転によりニーサポート部18のサポート面18Aの位置を調整するように構成されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
車両用シート50では、車両の走行時にセンサ38で検知された車速、横加速度等の信号に基づき、制御装置36によってニーサポート部18が車両幅方向に移動し、ニーサポート部18のサポート面18Aの位置が調整される。これによって、ニーサポート部18の位置を適切なタイミングで制御することができる。このため、シートクッション52に着座した乗員の膝部側面をニーサポート部18で車両幅方向両側からサポートすることができる。従って、車両の走行時に横加速度等がかかった際に、乗員の膝部の車両横方向の移動を抑制し、乗員の膝部を適切な位置に保持することができる。
〔第3実施形態〕
以下、図5及び図6を用いて、本発明に係る車両用シートの第3実施形態について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示されるように、車両用シート70は、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置72が設けられている。ニーサポート装置72は、乗員の膝部側面をサポートするニーサポート部18を備えており、ニーサポート部18の内部にサポート面18Aに沿ってヒータ74が配設されている。ヒータ74への通電は制御装置76によって制御されている。図示しないコンソールボックス等に設けられたスイッチ78のON・OFFによりヒータ74が通電され、ニーサポート部18が加温される。ヒータ74の温度は、例えば40℃〜55℃に設定されており、シートクッション12に着座した乗員の膝部が加温されたニーサポート部18によって温められる。これによって、乗員の膝部関節等を容易に温めることができる。
〔第4実施形態〕
以下、図7を用いて、本発明に係る車両用シートの第4実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7(A)、(B)に示されるように、車両用シート80は、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置82が設けられている。ニーサポート装置82は、乗員の膝部側面をサポートするニーサポート部84を備えている。ニーサポート部84は、シートクッション12の車両幅方向両側に矩形状の凹部84Aを備えており、凹部84A内に支持部20の端部に固定された矩形状の保持部86が挿入されている。ニーサポート部84は、保持部86に保持された状態で車両幅方向に沿って移動可能に構成されている。ニーサポート部84は、例えば、ニーサポート部84と保持部86との間に引張コイルスプリングを配設し、ラックアンドピニオンを配置し、又はプーリーとワイヤーを設けることで、車両幅方向に沿って移動させることができる。
車両用シート80では、図示しないセンサで検知された車速、横加速度、又はコーナーの先読み等の信号に基づきニーサポート部84を車両幅方向に移動させることにより、ニーサポート部84のサポート面18Aの位置が調整される。これによって、シートクッション12に着座した乗員の膝部側面をニーサポート部84で車両幅方向両側からサポートすることができる。このため、車両の走行時に横加速度等がかかった際に、乗員の膝部の横方向の移動を抑制し、乗員の膝部を適切な位置に保持することができる。
〔第5実施形態〕
以下、図8を用いて、本発明に係る車両用シートの第5実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第4実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、車両用シート90は、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置92が設けられている。ニーサポート装置92は、ニーサポート部18を支持する略L字状の支持部20を備えており、支持部20の中間部に回転装置94が設けられている。回転装置94は、支持部20のニーサポート部18側をシートクッション12の内側(図8中の矢印方向)に回転させるモータ等を備えている。なお、ニーサポート部18と支持部20との連結部には回転する力を横方向に動かす力に変換するテーパー部等の移動部材(図示省略)が設けられており、支持部20の回転によりニーサポート部18がテーパー部に沿って車両下方側に移動するように構成されている。これによって、ニーサポート部18は、サポート面18Aを車両上下方向に沿って保持した状態で車両下方側に移動する。
車両用シート90では、図示しないセンサで検知された車速、横加速度、又はコーナーの先読み等の信号に基づき、回転装置94によってニーサポート部18を車両幅方向に移動させることにより、ニーサポート部18のサポート面18Aの位置が調整される。このため、シートクッション12に着座した乗員の膝部側面をニーサポート部18で車両幅方向両側からサポートすることができる。従って、車両の走行時に横加速度等がかかった際に、乗員の膝部の横方向の移動を抑制し、乗員の膝部を適切な位置に保持することができる。
〔第6実施形態〕
以下、図9を用いて、本発明に係る車両用シートの第6実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第5実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、車両用シート100は、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置102が設けられている。ニーサポート装置102は、ニーサポート部18を支持する支持部20の中間部に回転装置104を備えている。回転装置104は、支持部20のニーサポート部18側をシートクッション12の内側(図9中の矢印方向)に回転させるモータ等を備えている。ニーサポート部18は、回転装置104によってシートクッション12の内側(図9中の矢印方向)に回転し、ニーサポート部18が車両幅方向に沿った位置に配置されるように構成されている。
車両用シート100では、回転装置104によってシートクッション12の内側(図9中の矢印方向)に回転し、ニーサポート部18が車両幅方向に沿って配置される。これによって、ニーサポート部18をオットマンとして使用することができ、ニーサポート部18の機能性及び取扱性が向上する。
〔第7実施形態〕
以下、図10を用いて、本発明に係る車両用シートの第7実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第6実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図10に示されるように、車両用シート110は、シートクッション12の車両幅方向両端部に、シートクッション12に着座した乗員の膝部をサポートするニーサポート装置112が設けられている。ニーサポート装置112は、ニーサポート部114の内部に流体としての空気が導入されることによって膨張可能な膨張部116を備えている。膨張部116にはチューブ120を介して流体導入手段としてのポンプ118から空気が導入されるようになっている。ポンプ118の駆動は、制御装置122によって制御されており、図示しないコンソールボックスに設けられたスイッチ124のON又はOFFにより、膨張部116への空気の導入又は膨張部116からの空気の排出が制御されるようになっている。
また、制御装置122は、図示しないセンサで検知された車速、横加速度、又はコーナーの先読み等の信号に基づきニーサポート部114を車両幅方向に移動させることにより、ニーサポート部114のサポート面114Aの位置が調整される。このため、シートクッション12に着座した乗員の膝部側面をニーサポート部114で車両幅方向両側からサポートすることができる。従って、車両の走行時に横加速度等がかかった際に、乗員の膝部の横方向の移動を抑制し、乗員の膝部を適切な位置に保持することができる。
〔第8実施形態〕
以下、図11を用いて、本発明に係る車両用シートの第8実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第7実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図11には、本実施形態の車両用シートに用いられるニーサポート装置130が示されている。ニーサポート装置130は、乗員の膝部側面をサポートするニーサポート部132と、ニーサポート部132が一端部に支持された略L字状の支持部134と、を備えている。支持部134の他端部には、支持部134を回転させる回転装置136が設けられている。また、ニーサポート装置130は、モータ138を備えており、モータ138にスクリュー140が連結されている。スクリュー140の端部には、スクリュー140を回転可能に支持する支持部材142が設けられている。スクリュー140の中間部には、スクリュー140の回転により図11中の矢印方向(車両前後方向)に沿って移動する移動部材144が外挿されている。移動部材144は、スクリュー140とほぼ平行に配置されたガイド部146に沿って移動する。移動部材144の側部には回転装置136が固定支持されている。スクリュー140の回転により移動部材144が車両後方側に移動することで、ニーサポート部132が図示しないシートクッションの格納部に格納されるようになっている。
このようなニーサポート装置130では、回転装置136によって支持部134が図11中の矢印方向に移動し、ニーサポート部132が車両上下方向に沿った位置から車両幅方向に沿った位置に移動する。図11に示されるように、ニーサポート部132を車両幅方向に沿った位置に移動させることで、ニーサポート部132をオットマンとして使用することができ、ニーサポート部132の機能性及び取扱性が向上する。
また、ニーサポート部132が車両上下方向に沿って配置された状態で、スクリュー140の回転により移動部材144を車両後方側に移動させることで、ニーサポート部132を図示しないシートクッションの格納部に格納することができる。
〔補足説明〕
ニーサポート部のサポート面を車両幅方向に移動させる構成は、上述した実施形態に限定されず、他の構成でもよく、リンク、ギア等によって機械的に移動させる構成、又は電気的に移動させる構成でもよい。
第1実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両用シートを示す分解斜視図である。 第2実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第2実施形態に係る車両用シートを示す一部縦断面図である。 第3実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第3実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 (A)は、第4実施形態に係る車両用シートを示す斜視図であり、(B)は、車両用シートのニーサポート部が車両幅方向に移動した状態を示す斜視図である。 第5実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第6実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第7実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第8実施形態に係る車両用シートに用いられるニーサポート装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両用シート
12 シートクッション
14 シートバック
18 ニーサポート部(ニーサポート)
18A サポート面
24 格納装置
26 格納部
36 制御装置
50 車両用シート
52 シートクッション
54 コンソールボックス
56 ドアトリム
60 格納装置
62 スクリュー(移動手段)
64 モータ(移動手段)
66 減速部(移動手段)
70 車両用シート
74 ヒータ
80 車両用シート
84 ニーサポート部(ニーサポート)
90 車両用シート
94 回転装置(移動手段)
100 車両用シート
104 回転装置(回動手段)
110 車両用シート
112 ニーサポート装置
114 ニーサポート部(ニーサポート)
114A サポート面
116 膨張部
118 ポンプ(流体導入手段)
132 ニーサポート部(ニーサポート)
134 支持部
136 回転装置(回動手段)
138 モータ(格納装置)
140 スクリュー(格納装置)

Claims (5)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、
    前記シートクッションの車両後端側に立設され、着座した乗員の背部を支持するシートバックと、
    前記シートクッションの車両幅方向両端部、又は前記シートクッションに隣接して配置されたドアトリム並びにコンソールボックスに設けられ、車両上下方向に沿って配置されたサポート面で前記シートクッションに着座した乗員の膝部側面をサポートするニーサポートと、
    乗員の乗降時に、前記シートクッション又は前記ドアトリム並びに前記コンソールボックスに形成された格納部に前記ニーサポートを格納する格納装置と、
    を有する車両用シート。
  2. 前記ニーサポートのサポート面を車両幅方向に沿って移動させる移動手段と、
    前記移動手段による前記ニーサポートの移動位置及び移動タイミングを制御する制御手段と、
    を有する請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記ニーサポートのサポート面を車両上下方向に沿った位置から車両幅方向に沿った位置に回動させる回動手段を備える請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記ニーサポートに乗員の膝部を加温するヒータが設けられている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記移動手段は、
    前記ニーサポートの内部に設けられ、流体が導入されることによって膨張可能な膨張部と、
    前記膨張部に流体を導入する流体導入手段と、
    を有する請求項2に記載の車両用シート。
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