JP2009255778A - アームレスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ステアリング操作等の様々な運転姿勢の変化に柔軟に対応して移動可能なアームレス等装置を提供することにある。
【解決手段】ステアリングホイールGとともに車両内に配設されるアームレスト装置S1に関する。
アームレスト装置S1は、運転者の腕の一部を支持するアームレスト本体部1と、アームレスト本体部1を駆動する駆動機構部2と、を有して構成されており、駆動機構部2は、ステアリングホイールGの操作に対応して、アームレスト装置S1を駆動して、アームレスト本体部1を移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明はアームレスト装置に係り、特に乗員の体勢に応じて適切な位置に移動可能なアームレスト本体部を備えたアームレスト装置に関する。
従来より、車室内には、乗員の肘部分付近を支持し、快適な姿勢を維持するためのアームレストが搭載されている。
しかし、乗員の体型は人により異なり、例えば大人と子供、女性と男性では、大きくサイズが異なることがある。
この場合に、アームレストが固定されていると、乗員の体型に合わない場合には、かえってそのアームレストが邪魔になったり、快適な姿勢を維持できなくなる可能性がある。
また、特に、運転席側に配設されているアームレストの場合には、運転者の体型に合わないアームレストを使用していると、不自然な姿勢に起因して運転が困難になるという可能性も否定できない。
このような問題を解決するために、乗員の体型や姿勢、使用状況等に応じて、その位置を調整することができるアームレスト装置が提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献4参照)。
特開平11−321419号公報 特開平11−321420号公報 特開2005−047350号公報 特開平06−144094号公報
特許文献1の技術では、アームレストが車室内側へ移動可能に構成されており、乗員の好みの位置に調整することができる。
また、特許文献2の技術では、車両ドアに配設されたアームレストが、車両ドアに対し上下方向に移動可能に構成されており、乗員の好みの高さに調整することができる。
更に、特許文献3の技術では、車両ドアに配設されたアームレストが、車両前方側端部を支点として回動し、他端側が上部方向へと跳ね上がるように構成されており、乗員の好みの位置へアームレストを移動させることができる。
また、特許文献4の技術では、アームレストがシートバックのリクライニング動作に連動するように構成されている。
つまり、アームレストの後端部側とシートバック下端側とが連結されており、シートバックをリクライニング動作させると、その動作に追随してアームレストの後端部側が揺動するように構成されている。
しかし、特許文献1乃至特許文献4に開示された技術では、アームレストを移動させて、ある程度乗員の便宜を図ることができるが、乗員の車両滞在中のあらゆる姿勢に対応するためには十分なものではなかった。
例えば、上記特許文献1乃至特許文献4に記載の技術においてアームレストを体格や姿勢に応じた位置に調整した場合には、交差点での右折やカーブ等でステアリング操作を行なう際に、肘がアームレストに当り、スムーズなステアリング操作を阻害するといった問題が生じる恐れがある。
また、運転姿勢を変更した際には、アームレストの位置も同時に調整しなおす必要があるという問題点もあった。特許文献4に記載の技術では、シートバックのリクライニング動作に追随してアームレストも移動するが、この機構では、想定される様々な運転姿勢変更に柔軟に対応することが困難である。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、ステアリング操作等の様々な運転姿勢の変化に柔軟に対応して移動可能なアームレス等装置に関する。
上記課題は、本発明に係る車両のアームレスト装置によれば、ステアリングホイールとともに車両内に配設されるアームレスト装置であって、該アームレスト装置は、運転者の腕の一部を支持するアームレスト本体部と、該アームレスト本体部を駆動する駆動機構部と、を有して構成されており、前記駆動機構部は、前記ステアリングホイールの操作に対応して、前記アームレスト装置を駆動して、前記アームレスト本体部を移動させることにより解決される。
このように、本発明においては、ステアリングホイールの操作に対応して、アームレスト本体部を移動させることができる。
アームレスト本体部は、運転者の肘を含めた腕の一部を支持するためのものであるが、この運転者が車両の進行方向を変更させるために、ステアリングホイールを回転操作した場合には、この操作に追随して運転者の肘を含めた腕の位置が変位することとなる。
そこで、この運転者の腕の位置の変位に対応して、アームレスト本体部の位置を移動させることとしたものである。
このため、運転者が車両の進行方向を変更させるためにステアリングホイールを回転操作しても、アームレスト本体部が運転者の腕の動きを阻害することを防止できる。
よって、姿勢維持が可能であるとともに、運転性も向上する。
また、このとき、前記駆動機構部は、前記ステアリングホイールが所定量以上回転したことを検知して、前記アームレスト本体部を移動させるよう構成されていると好適である。
運転中には、進路微調整・手ブレ等により、ステアリングホイールが微動作することがある。
本発明によると、このようなステアリングホイール微動作にアームレスト装置が反応し、過剰にアームレスト本体部が移動することが防止できる。
更に、このとき、前記アームレスト本体部は、運転席の左右方向の少なくとも一方側に備えられ、前記駆動機構部は、前記ステアリングホイールが回転された際、前記ステアリングホイールが回転した側に配設された前記アームレスト本体部を下降させるよう構成されていると好適である。
例えば、アームレスト装置は、運転席側のフロントドア若しくは運転席の左右方向脇に設置されている。
動きを例示すれば、運転席側フロントドアにアームレスト本体部が設置された右ステアリング車であれば、ステアリングホイールを左回転させると、アームレスト装置のアームレスト本体部に支持された運転者の右肘は上方に上がることとなる。
このため、左回転時には、アームレスト本体部が運転者の腕の動きを阻害することはない。
しかし、ステアリングホイールを右回転させると、アームレスト本体部に支持された運転者の右肘は下方に下がることとなる。
このため、本発明においては、このような場合(運転席側フロントドアにアームレスト本体部が設置された右ステアリング車の場合)、ステアリングホイールを右回転させた際には、アームレスト本体部を下降させて、アームレスト本体部が運転者の腕の動きを阻害することがないように構成したものである。
運転席側フロントドアにアームレスト本体部が設置された左ステアリング車の場合には、これが左右反対となる。
また、運転席車両内部方向側(運転者の左側になる)にアームレスト本体部が配設されている右ステアリング車においては、ステアリングホイールを左方向に回転させた際にアームレスト本体部が下降し、同様に左ステアリング車では(運転者の右側にアームレスト本体部が備えられることとなる)、ステアリングホイールを右方向に回転させた際にアームレスト本体部が下降する。
運転席の左右方向の両側にアームレスト本体部が配設されている右ステアリング車では、ステアリングホイールを右方向に回転させた際にフロントドア側のアームレスト本体部が下降し、ステアリングホイールを左方向に回転させた際には運転席車両内部方向側に配設されたアームレスト本体部が下降する。
なお、左ステアリング車においては、逆になる。
また、このとき、前記駆動機構部は、回転された前記ステアリングホイールが基準位置に戻されたことを検知して、前記アームレスト本体部を上昇させるよう構成されていると好適である。
このように構成されていると、運転者の肘を含む腕が上昇したことに応じてアームレスト本体部も上昇するため、運転性及び快適性が向上する。
また、このとき、前記駆動機構部は、前記アームレスト本体部を、前記ステアリングホイールの位置に応じて移動させるよう構成されている。
更に、このとき、前記駆動機構部は、前記アームレスト本体部を、運転席側シートの位置又は運転席側背もたれのリクライニング位置に応じて移動させるよう構成されている。
このように構成されているため、ステアリングホイールの位置、シート及び背もたれの位置等、運転者の肘を含む腕の位置が変位する状況に応じて、アームレスト本体部の位置を変位させることができるため、運転時の快適性及び運転性を向上させることができ好適である。
本発明によれば、様々な運転姿勢の変化に柔軟に対応して、アームレスト本体部が移動するように構成されている。
例えば、運転者のステアリング操作に応じて、アームレスト本体部が運転者の腕の動きを阻害しない位置へと移動する。
例えば、右折時には、運転者は右にステアリングホイールをきるため、ステアリングホイールを把持している右手側の肘が下方向へ下がることとなる。
右ステアリング車であれば、この運転者の右肘はアームレストに支持されているが、このようにステアリングホイールの回旋によって運転者の腕が下がろうとすると、このアームレストが腕の運動を阻害することとなる。
しかし、本発明においては、この場合、ステアリングホイールの回旋に追随してアームレストを例えば下方向へ移動させることができる。
このため、アームレストが運転中の運転者のステアリング操作を阻害することがなくなり、スムーズで快適な運転が実現される。
また、ステアリングホイールが所定量以上回転しなければ、アームレスト本体部は移動しない。
このため、運転中の進路微調整・手ブレ等によるステアリングホイールの微動作にアームレスト装置が反応し、過剰にアームレスト本体部が移動することを防止することができる。
更に、これらに加え、ステアリングホイールの位置、シート及び背もたれの位置等、運転者の肘を含む腕の位置が変位する状況に応じて、アームレスト本体部の位置を変位させることができるため、運転時の快適性及び運転性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、ステアリング操作等の様々な運転姿勢の変化に柔軟に対応して移動可能なアームレスト装置に関するものである。
図1乃至図6は、本発明の第1の実施形態を示すものであり、図1は車両ドアに配設されたアームレスト装置の説明図、図2はアームレスト装置の駆動機構示す斜視図、図3はアームレスト装置の電気構成図、図4はアームレスト装置の動作を示す説明図、図5はステアリングホイールの回転量とアームレスト本体部の下降量を示す説明図、図6はアームレスト装置の処理を示すフローチャートである。
図7は、本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
また、図8は、本発明の第3の実施系形態を示す説明図である。
なお、第1の実施形態乃至第3の実施形態においては、アームレスト本体部1が、上下方向に移動する例を説明するが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でアームレスト本体部1の移動方向は変更することができる。
例えば、アームレスト本体部1が、車両前方側を支点として若干車両内側に回動して、下降する運転者の肘を回避できる位置へと移動するように構成されていてもよい。
(第1の実施形態)
図1及び図2により、本実施形態に係るアームレスト装置の構成を説明する。
図1は、車両ドアDの車室側に配設されたアームレスト装置S1を示す。
本実施形態に係るアームレスト装置S1は、運転席則のフロントドアFDに備えられている。
ただし、設置位置は特に限定されることはなく、例えば、シートP脇にシートPと一体となって配置されるものであってもよい。
本実施形態に係るアームレスト装置S1は、アームレスト本体部1と、駆動機構部2と、制御手段3と、を有して構成されている。
駆動機構部2の説明は、後に図2を参照して行う。
本実施形態に係るアームレスト本体部1は、ドアトリムTの車室内側へ突出した略直方体形状のクッション体であり、乗員の肘を支持して乗員の姿勢保持を補助する。
このアームレスト本体部1には、各種スイッチ類が配設されるスイッチ配置部11が天面前方側に形成されている。
このスイッチ配置部11には、パワーウインドウ装置の駆動スイッチ等が配設されている。
次いで、図2により駆動機構部2について説明する。
本実施形態に係る駆動機構部2は、ドアトリムTの車室外側に配設される。
つまり、駆動機構部2は、図示しないドアパネルとドアトリムTとの間の空間に内装されている。
本実施形態に係る駆動機構部2は、支持アーム21、ガイド22、モータ23、減速機構24、を主要構成としている。
本実施形態に係る支持アーム21は、アーム本体部21Aと、アームレスト支持部21Bとを有して構成されている。
アーム本体部21Aは略平板状の部材であり、その一面側上方には、アームレスト支持部21B,21Bが相平行に起立している。
このアームレスト支持部21B,21Bは、アームレスト本体部1に挿入されており、アームレスト本体部1を支持している。
また、他面側略中央部には、長手方向(上下方向)に延びる凹部が形成されており、この凹部には、ラック21aが形成されている。
本実施形態に係るガイド22は、略平板状の部材であり、支持アーム21を挟持して、その上下運動をガイドする。
モータ23は、公知の電動モータであり、駆動機構部2の駆動源となる。
減速機構24は、モータ23のウォームギア(図示しない)と噛合するウォームホイール24aと、このウォームホイール24aと同軸に配設されたピニオンギア(図示しない)とを有して構成されている。
このピニオンギアは、支持アーム21に形成されたラック21aと噛合している。
このように構成されているため、モータ23が正方向に回転して、ウォームホイール24a及びピニオンギアが回転すると、このピニオンギアにはラック21aが噛合していることから、ラック21aが形成されている支持アーム21が送り上げられる。
よって、この支持アーム21に固定されたアームレスト本体部1が上昇する。
逆に、モータ23が逆方向に回転すると、支持アーム21が送り下げられて、この支持アーム21に固定されたアームレスト本体部1が下降する。
なお、駆動機構部2の構成は、一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更できるものである。
例えば、リンク機構やシリンダー等を使用してアームレストを上下動させてもよい。
次いで、図3により、電気構成を説明する。
本実施形態における制御手段3は、コントローラ31と、駆動回路32から構成されている。
コントローラ31及び駆動回路32には、車両に搭載されるバッテリ5から作動に必要な電力が供給される。
本実施形態に係るコントローラ31は、CPU31a,ROM31b,RAM31c等のメモリ、不図示の入力回路、出力回路等を有するマイクロコンピュータを備えたものである。
これらCPU31a、各メモリ31b及び31c、不図示の入力回路及び出力回路は、バスを介して互いに接続されている。
なお、構成はこれに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、コントローラ31の構成は、適宜変更することができる。
また、このコントローラ31は、操舵角センサ装置27から信号を受け取り、この信号に基づいて、モータ23の回転を制御する。
つまり、操舵角センサ27より検出される所定量以上の角度変位に基づいて、アームレスト本体部1を上下動させるべく、モータ23の駆動を制御する。
本実施形態に係る駆動回路32は、FETによって構成されており、コントローラ31からの入力信号に基づいて、モータ23への電力供給の極性を切換えている。
すなわち、駆動回路32は、コントローラ31から正回転指令信号を受けたときは、モータ23を正回転方向に回転させるようにモータ23へ電力を供給し、コントローラ31から逆回転指令信号を受けたときは、モータ23を逆回転方向に回転させるようにモータ23へ電力を供給する。
なお、駆動回路32の構成はこれに限られるものではなく、例えばリレー回路を用いて極性を切換えるように構成されていてもよい。
また、駆動回路32がコントローラ31内に組み込まれた構成であってもよい。
本実施形態に係るコントローラ31は、操舵角センサ27より与えられる信号(操舵角を示す)より、アームレスト本体部1の移動量を算出するとともにその移動量を実現するためのモータ23の回転量又は回転時間を算出して指示を出す。
操舵角センサ27は、ステアリング装置に備えられる公知のセンサである。
本実施形態においては、受光素子及びフォトインタラプタ等を有して成るパルスエンコーダと、その検出信号を整形して整形波形(操舵角信号)を出力する波形整形器と、CPU、ROM、RAM等を備えた操舵角センサ27が使用されている。
この操舵角センサ27は、例えば、整形された操舵角信号に基づいて、所定のプログラムに基づき、ステアリングシャフトの操舵角を算出する。
なお、操舵角センサ27はこれに限られるものではなく、マグネットを使用したもの、抵抗ブリッジを使用したもの等、どのようなものが使用されていてもよい。
次いで、図4及び図5より本実施形態に係るアームレスト装置S1の上下動について説明する。
なお、以下の説明は、右ステアリングの車両の場合の説明とする。
左ステアリングの車両の場合には、左右が逆になる。
図4(a)に示すように、ステアリングホイールGが操舵されていない状態においては、アームレスト本体部1は、運転者の右肘を支持する位置にある。
この状態で、運転者が右側にステアリングホイールGを回転させると、アームレスト本体部1は実線の位置へ下降する。
これは、ステアリングホイールGを回転させると、右腕側が下方へと変位し、これに追随して右肘が下がることを考慮した作動である。
アームレスト本体部1が不動であれば、右肘が下方へ変位することが阻害されることとなり、運転者の姿勢に負担が生じることとなる。
このような状況を避けるために、右ひじが下方へ変位する分、アームレスト本体部1を下降させることとしたものである。
このため、運転者がステアリングホイールGを右方向に回転させる操作が阻害されることがなく、快適かつスムーズにステアリング操作を行なうことが可能となる。
例えば、図5に示すように、基準位置でのステアリングホイールGのグリップ位置をX1とし、ステアリングホイールGを右方向に角度θ回転させたときのグリップ位置をX2とする。
このようにグリップ位置がX1からX2に変位すると、垂直方向の変位量L1は、
L1=r*sinθ(r:ステアリングホイールGの半径)となる。
よって、アームレスト本体部1の下降量は、
L2=L1+α=r*sinθ+α(α:調整値)となる。
調整値αは、実際に人間がステアリングホイールGを回転させたときの右肘の移動量データ等に応じて決定される補正のための値である。
つまり、理論値のように、腕を一定状態を維持したまま、ステアリングホイールGを操作するわけではないため(腕が曲がったり、姿勢が右に傾斜する等)、これを補正するものとした。
次いで、図6により、本実施形態に係るアームレスト装置S1の動作について説明する。
この処理は、制御手段3に備えられるCPU31aにより実行される。
なお、本処理は右ステアリング車の運転席側に配設されるアームレスト装置S1の適用例である。
まず、ステップS1で、ステアリングホイールGが回転したか否かを判定する。
ステアリングホイールGが回転していないと判定した場合(ステップS1:No)、処理はステップS1に戻り、ステアリングホイールGが回転したか否かを判定する。
ステップS1で、ステアリングホイールGが回転したと判定した場合(ステップS1:Yes)、ステップS2で、ステアリングホイールGの回転が右回転か否かを判定する。
ステップS2でステアリングホイールGが右回転していない(つまり左回転した)と判定した場合(ステップS2:No)、処理はステップS1に戻り、ステアリングホイールGが回転したか否かを判定する。
ステップS2でステアリングホイールGが右回転したと判定した場合(ステップS2:Yes)、ステップS3で、ステアリングホイールGが所定量以上回転したか否かを判定する。
ステップS3でステアリングホイールGが所定量以上回転していないと判定した場合(ステップS3:No)、処理はステップS1に戻り、ステアリングホイールGが回転したか否かを判定する。
ステップS3でステアリングホイールGが所定量以上回転したと判定した場合(ステップS3:Yes)、ステップS4で、アームレスト本体部1の下降量、及びこの下降量を実現するためのモータの回転量又は回転時間を算出する。
つまり、本実施形態においては、ステアリングホイールGが右方向に所定量以上回転したときのみ、アームレスト本体部1を下降させる処理を行う。
本実施形態は、右ステアリング車の例であるため、ステアリングホイールGを左回転させると、アームレスト装置S1のアームレスト本体部1に支持された運転者の右肘は上方に上がることとなる。このため、左回転時には、アームレスト本体部1が運転者の腕の動きを阻害することはない。
しかし、ステアリングホイールGを右回転させると、アームレスト本体部1に支持された運転者の右肘は下方に下がることとなる。このため、アームレスト本体部1を下降させて、アームレスト本体部1が運転者の腕の動きを阻害することを防止することとしたものである。
また、本実施形態においては、ステアリングホイールGが所定量以上右回転することを、アームレスト装置S1の駆動の要件とした。
これは、運転中の進路微調整・手ブレ等によるステアリングホイールGの微動作にアームレスト装置S1が反応しないようにしたものである。
ステップS4でアームレスト本体部1の下降量が決定したら、ステップS5でアームレスト装置S1のモータ23を駆動させて、アームレスト本体部1を下降させる。
この下降量は、前述したとおり、L2=L1+α=r*sinθ+α(α:調整値)とする。
rはステアリングホイールGの半径、θはステアリングホイールGの回転角である。
また、アームレスト本体部1の下降量が算出されたら、モータ23の特性から、その下降量を実現するためのモータ23回転量は算出できる。
なお、モータ23の回転時間によりアームレスト本体部1の下降量を算出するように構成されていてもよい。
次いで、ステップS6でアームレスト本体部1の下降が終了したか否かを判定する。
つまり、モータ23が算定された回転量の回転を実行することを監視する。
ステップS6でアームレスト本体部1の下降が終了していないと判定した場合(ステップS6:No)、ステップS7で所定時間が経過したか否かを判定する。
ステップS7で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS7:No)、ステップS6でアームレスト本体部1の下降が終了したか否かを判定する。
ステップS7で所定時間が経過したと判定した場合(ステップS7:Yes)、何らかの異常が発生している可能性が高いため、ステップS8でエラー報知を行うとともにモータ23を停止させて、処理を終了する。
この所定時間は、アームレスト本体部1が最大限加工するのに十分な時間が設定される。
この時間が経過しているにもかかわらず、アームレスト本体部1が下降していないということは、アームレスト装置S1自体に何らかの異常が起きている可能性が高いため、エラー報知をして処理を終了することとしたものである。
このエラー報知は、車内のいずれかの場所に視覚的に表示するようにしてもよいし、音声等で聴覚的に報知してもよい。
ステップS6で、アームレスト本体部1の下降が終了したと判定した場合(ステップS6:Yes)、つまり、モータ23が算定された回転量の回転を実行して停止したことを確認し、ステップS9で、ステアリングホイールGが元の位置に戻ったか否かを判定する。
ステップS9でステアリングホイールGが元の位置に戻っていないと判定した場合、(ステップS9:No)、処理はステップS9に戻り、ステアリングホイールGが元の位置に戻るまで待機する。
ステップS9でステアリングホイールGが元の位置に戻ったと判定した場合、(ステップS9:Yes)、ステップS10で、モータ23を駆動させて、アームレスト本体部1を元の基準位置まで上昇させる。
次いで、ステップS11で、アームレスト本体部1が元の基準位置に到達したか否かを判定する。
これは、例えば、基準位置に設置された近接センサ等で監視する。
ステップS11で、アームレスト本体部1が元の基準位置に到達していないと判定した場合(ステップS11:No)、処理はステップS11に戻り、アームレスト本体部1が元の基準位置に戻るまで待機する。
ステップS11で、アームレスト本体部1が元の基準位置に到達したと判定した場合(ステップS11:Yes)、ステップS12でモータ23を停止させて、リターンする。
(第2の実施形態)
次いで、図7により、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態においては、アームレスト装置S2は、ステアリングホイールGの位置調整に応じて、アームレスト本体部1上下動させる。
本実施形態においては、操舵角センサ27の代わりに、ステアリングシャフトの変位を検出する変位検出センサが使用される。
コントローラ31は、この変位検出センサより、ステアリングホイールGの変位方向及び変位量を示す信号を受け取り、変位量に調整値を加えた値分、アームレスト本体部1を検出方向へと移動させる。
なお、操舵角センサ27及び変位検出センサの両者を用いて、双方のセンサにより、アームレスト本体部1を上下動させてもよい。
この場合は、ステアリングホイールGの回転及びステアリングホイールGの位置調整双方に対応して、アームレスト本体部1が上下動する。
(第3の実施形態)
次いで、図8により、本発明の第3の実施形態について説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態においては、アームレスト装置S3は、シート位置調整に応じて、アームレスト本体部1上下動させる。
つまり、シートPの上下動及び背もたれUのリクライニング調整に応じて、アームレスト本体部1を上下動させる。
本実施形態においては、操舵角センサ27の代わりに、シートP及び背もたれUの変位を検出する変位検出センサが使用される。
コントローラ31は、この変位検出センサより、シートP及び背もたれUの変位方向及び変位量を示す信号を受け取り、これらの変位量に調整値を加えた値分、アームレスト本体部1を検出方向へと移動させる。
なお、操舵角センサ27及び第2の実施形態で使用される変位検出センサも併用して、これらのセンサにより、アームレスト本体部1を上下動させてもよい。
この場合は、ステアリングホイールGの回転、ステアリングホイールGの位置調整、シートP及び背もたれUの変位方向及び変位量の全てに対応して、アームレスト本体部1が上下動する。
本発明の第1の実施形態に係る車両ドアに配設されたアームレスト装置の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の駆動機構示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の電気構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るステアリングホイールの回転量とアームレスト本体部の下降量を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1‥アームレスト本体部、11‥スイッチ配置部、
2‥駆動機構部、
21‥支持アーム、21A‥アーム本体部、21B‥アームレスト支持部、
21a‥ラック、
22‥ガイド、23‥モータ、
24‥減速機構、24a‥ウォームホイール、
27‥操舵角センサ、
3‥制御手段、
31‥コントローラ、31a‥CPU、31b‥ROM、31c‥RAM、
32‥駆動回路、
5‥バッテリ、
D‥車両ドア、FD‥フロントドア、G‥ステアリングホイール、
S1,S2,S3‥アームレスト装置、T‥ドアトリム、U‥背もたれ、P‥シート

Claims (6)

  1. ステアリングホイールとともに車両内に配設されるアームレスト装置であって、
    該アームレスト装置は、
    運転者の腕の一部を支持するアームレスト本体部と、
    該アームレスト本体部を駆動する駆動機構部と、
    を有して構成されており、
    前記駆動機構部は、前記ステアリングホイールの操作に対応して、前記アームレスト装置を駆動して、前記アームレスト本体部を移動させることを特徴とするアームレスト装置。
  2. 前記駆動機構部は、前記ステアリングホイールが所定量以上回転したことを検知して、前記アームレスト本体部を移動させることを特徴とする請求項1に記載のアームレスト装置。
  3. 前記アームレスト本体部は、運転席の左右方向の少なくとも一方側に備えられ、
    前記駆動機構部は、前記ステアリングホイールが回転された際、前記ステアリングホイールが回転した側に配設された前記アームレスト本体部を下降させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアームレスト装置。
  4. 前記駆動機構部は、回転された前記ステアリングホイールが基準位置に戻されたことを検知して、前記アームレスト本体部を上昇させることを特徴とする請求項3に記載のアームレスト装置。
  5. 前記駆動機構部は、前記アームレスト本体部を、前記ステアリングホイールの位置に応じて移動させることを特徴とする請求項1に記載のアームレスト装置。
  6. 前記駆動機構部は、前記アームレスト本体部を、運転席側シートの位置又は運転席側背もたれのリクライニング位置に応じて移動させることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のアームレスト装置。
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