JP2010104868A - マイクロリアクタ - Google Patents

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Masamitsu Yamashita
雅充 山下
Masaaki Kawasugi
正晃 河杉
Shozo Morishita
昭三 森下
Mikio Baba
美貴男 馬場
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Abstract

【課題】部品コスト及び管理コストを低減させつつメンテナンスの利便性に優れると共に反応用途の多様化を図ることのできるマイクロリアクタを提供する。
【解決手段】厚さ方向に貫通し且つ面方向に連続する貫通溝(23)を有する貫通溝板材(2)と、平坦面(1U,3D)を有し貫通溝板材(2)と合体・分離自在とされた平坦板材(1,3)と、平坦板材(1,3)の平坦面(1U,3D)を貫通溝板材(2)に対面させた状態で、平坦板材(1,3)により貫通溝板材(2)の厚さ方向両面を挟圧する挟圧手段(7)とを備え、平坦面(1U,3D)により貫通溝(23)を閉塞することで微細流路(R1)を形成するマイクロリアクタ(1)において、挟圧手段(7)の少なくとも一つは、微細流路(R1)を包絡する平面領域(H1)内に位置するように設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、微細流路を用いて、流体の混合や反応を行うマイクロリアクタに関する。より詳しくは、被反応流体を導入するための入口ポートと、導入した被反応流体を反応させる微細流路と、微細流路で反応を完了した反応済流体を導出するための出口ポートとを備える装置に関する。
マイクロ化学プラントは、マイクロスケールの空間内での混合、化学反応、分離などを利用した生産設備であり、大型タンク等を用いた従来のバッチ方式のプラントと比較して多くの有利点を備える。例えば、複数の流体の混合や化学反応を短時間且つ微量の試料で行えること、装置が小型であるため実験室レベルで生成物の製造技術を確立できればナンバリングアップを行うことで容易に量産用の設備化ができること、爆発などの危険を伴う反応にも低リスクで適用可能であること、多品種少量生産を必要とする化合物の生成などにも素早く適応できること、需要量に合わせた生産量の調整が容易にできることなどである。このため、化学工業や医薬品工業の分野では、流体の混合または反応を行い材料や製品を製造するための好適な装置として注目され、近年、その研究開発が盛んに行われている。
マイクロ化学プラントの構成要素は、流体供給装置、マイクロミキサ、熱交換装置、マイクロリアクタ、分離装置、これらの各装置を接続する配管、及び制御装置などである。このうち、マイクロミキサ及びマイクロリアクタは、それぞれ流路幅が数μm〜1mm程度のオーダーである微細流路を有し、この流路に導かれた複数種類の流体を互いに接触させることで混合または化学反応を生起するものである。マイクロミキサとマイクロリアクタとは、基本的には共通な構成とされ、一般にその用途が混合である場合はマイクロミキサと呼び、化学反応である場合はマイクロリアクタと呼ぶが、本明細書では、マイクロミキサもマイクロリアクタの一部として扱う。
マイクロリアクタの従来例の一つとして下記特許文献1に記載のものがある。図8は従来のマイクロリアクタ100の主要部を示す正面断面図である。図8に示すように、従来のマイクロリアクタ100は、第1基板110、第2基板120及び第3基板130を備える。第2基板120は、その厚さ方向に貫通する第1スリット(貫通孔)121を備える。第1基板110は表面に平坦面111を備え、第3基板130は表面に平坦面131を備える。
第2基板120は、第1基板110と第3基板130とにより挟み込まれる形で、これら第1基板110及び第2基板130と拡散接合等により接合され一体化される。これにより、微細流路101が形成される。微細流路101は、被反応流体がこれを流れながら反応を進行させる流路である。なお、図8では被反応流体の流れる方向は、紙面に垂直な方向である。
ところで、一般にマイクロリアクタでは、被反応流体の反応中に析出した物質により、微細流路が目詰まりを起こすことがある。また、反応形態に応じて、流路長さや流路幅の異なる微細流路に変更したいことがある。このような状況に対処するにあたり、上述した従来のマイクロリアクタ100では、拡散接合等により各基板110,120,130が一体化されているため、マイクロリアクタ100の全体を一つのユニットとして交換する必要があり、メンテナンスの利便性が良くなく且つ反応用途の多様化を図る上でコストアップを招いた。そこで、各基板を合体・分離自在とすることで、メンテナンスの利便性を良くし、且つ反応用途の多様化を図ることが考えられ、実際にそのような合体・分離自在型のマイクロリアクタが、例えば非特許文献1に開示されている。図9に示すように、この種の従来のマイクロリアクタ200は、基本的には図8のマイクロリアクタ100の各基板110,120,130をOリング150を介した状態でボルト140で締結した構成とされる。ボルト140を締め付け、第1基板110と第3基板130とにより第2基板120を挟圧することで、微細流路101を形成している。そして、ボルト140を緩めることで、各基板は分離可能とされる。
特開2007−7558号公報 「THE CATALOGUE>process technology of tomorrow made by imm 5/06」(IMM社(ドイツ)カタログ)の53ページ
しかしながら、上述した合体・分離自在型のマイクロリアクタ200では、ボルト140は、図9に示すように、微細流路101を包絡する平面領域H4の外側に位置するように設けられている。このため、微細流路101の近傍領域では、微細流路101を形成する各基板同士の間に微小な隙間が形成されやすい。このような隙間は、被反応流体の漏れや、ショートカット(被反応流体が微細流路外の隙間経路を通り、通るべき微細流路をバイパスしてしまう現象)を引き起こす要因となる。各基板の間にOリング等のシール部材を介在させることで、外部への漏れを防止することはできるが、部品コストの増大を招いている。また、シール部材には、被反応流体により浸食或いは腐食されないものを選択する必要があると共に、定期的な点検や交換も必要であることから、管理コストの増大を招いている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、部品コスト及び管理コストを低減させつつメンテナンスの利便性に優れると共に反応用途の多様化を図ることのできるマイクロリアクタを提供することを目的とする。
上記目的は、下記の本発明により達成される。なお「特許請求の範囲」及びこの「課題を解決するための手段」の欄において各構成要素に付した括弧書きの符号は、後述する一実施形態に記載の具体的手段の一部との対応関係を示すものである。
請求項1の発明は、厚さ方向に貫通し且つ面方向に連続する貫通溝(23)を有する貫通溝板材(2)と、平坦面(1U,3D)を有し貫通溝板材(2)と合体・分離自在とされた平坦板材(1,3)と、平坦板材(1,3)の平坦面(1U,3D)を貫通溝板材(2)に対面させた状態で、平坦板材(1,3)により貫通溝板材(2)の厚さ方向両面を挟圧する挟圧手段(7)とを備え、平坦面(1U,3D)により貫通溝(23)を閉塞することで微細流路(R1)を形成するマイクロリアクタ(1)において、挟圧手段(7)の少なくとも一つは、微細流路(R1)を包絡する平面領域(H1)内に位置するように設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によると、部品コスト及び管理コストを低減させつつメンテナンスの利便性に優れると共に反応用途の多様化を図ることができるようになる。その理由は次のとおりである。即ち、挟圧手段(7)の少なくとも一つは、微細流路(R1)を包絡する平面領域(H1)内に位置するように設けられることで、微細流路(R1)に近い位置を挟圧している。これにより、貫通溝板材(2)の貫通溝(23)の外側近傍領域(R1s,R1t)において、強い挟圧力が確保できるため、平坦板材(1,3)の平坦面(1U,3D)と貫通溝板材(2)との隙間を極めて小さくすることができる。その結果、微細流路(R1)から被反応流体が漏れるのを防止することができる。つまり、Oリング等のシール部材を別途用いなくても、流体の漏れや、この漏れに伴うショートカットが極めて少ない微細流路(R1)を形成することができる。従って、シール部材の定期的な点検や交換も不要であることから、部品コスト及び管理コストを低減することができる。ここで貫通溝板材(2)と平坦板材(1,3)とは合体・分離自在とされるため、微細流路(R1)が目詰まりを起こした場合は、貫通溝板材(2)を平坦板材(1,3)から分離して、貫通溝(23)の洗浄を行えばよく、メンテナンスの利便性に優れる。また、異なる反応形態に使用する場合は、貫通溝板材(2)を平坦板材(1,3)から分離して、当該異なる反応形態に対応できる長さまたは幅の貫通溝を有する貫通溝板材に付け替えればよく、容易に反応用途の多様化を図ることができる。
請求項2の発明は、微細流路(R1)の近傍位置に当該微細流路(R1)と非連通に設けられ且つ外部空間と連通するように設けられた流路溝(24)を備える。
請求項2の発明によると、挟圧手段(7)による挟圧力が弱い場合に、例えばショートカットを起こした被反応流体は、流路溝(24)を介して外部空間に流れ出てくる。これにより、挟圧手段(7)による挟圧力が弱いことが確認できる。その時点で挟圧手段(7)による挟圧力を高めることにより、上記平坦面(1U,3D)と外側近傍領域(R1s,R1t)との密着性を確実にできるため、ショートカットが続いた状態での長時間運転を防止することができる。
なお、本発明において、上記平坦面(1U,3D)は、貫通溝(23)を閉塞して微細流路(R1)を形成するための手段であるため、平坦板材(1,3)は、少なくとも貫通溝(23)を閉塞できる範囲が平坦面であれば足り、その他の範囲は必ずしも平坦面でなくてもよい。
本発明によると、部品コスト及び管理コストを低減させつつメンテナンスの利便性に優れると共に反応用途の多様化を図ることのできるマイクロリアクタが提供される。
〔第1実施形態〕
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマイクロリアクタ10の分解斜視図、図2は本発明の第1実施形態に係るマイクロリアクタ10の外観斜視図、図3は本発明に係るマイクロリアクタ10の要部を示す断面図である。
本発明に係るマイクロリアクタ10は、被反応液を導入するための入口ポートと、導入した被反応液を反応させる微細流路Rと、微細流路Rで反応を完了した反応済液を導出するための出口ポートとを備える装置であり、具体的には、図1,2に示すように、第1ブロック1、第1中間板2、第2ブロック3、第2中間板4、第3ブロック5、第1ポート部材61、第2ポート部材62、第3ポート部材63、六角穴付きボルト7及び位置決めピン8などを備える。
第1ブロック1、第1中間板2、第2ブロック3、第2中間板4及び第3ブロック5は、微細流路Rを形成するための手段であり、被反応液、反応途中液及び反応済液が直接に接する部材である。従って、これら各部材の材質は、上記各液により浸食或いは腐食されないものが適宜選択される。例えば、ステンレス鋼やハステロイ(登録商標)等の金属またはテフロン(登録商標)等の耐薬品性または耐腐食性の高い樹脂などを用いることができる。
第1ブロック1は、ボルト穴11、位置決めピン穴12、第1ポート穴131及び第2ポート穴132を備えた厚肉円盤からなり、その上端面1U及び下端面1Dは共に平坦面とされる。なお、図示は省略するが、熱交換を行うために、第1ブロック1の内部に電熱ヒータ若しくは熱媒流路などを構成要素とした加熱手段、または冷媒流路などを構成要素とした冷却手段を設けてもよい。
ボルト穴11は、六角穴付きボルト7を締結するための雌ねじ穴であり、第1ブロック1の円周方向に沿ってそれぞれ等間隔で複数個穿設されると共に、第1ブロック1における一本の直径線上に複数個穿設される。
位置決めピン穴12は、位置決めピン8を嵌合するための嵌合穴であり、第1ブロック1の厚さ方向に貫通するように穿設される。このような位置決めピン穴12は、第1ブロック1の中心位置を対象中心として点対象の関係となるように合計2個穿設される。
第1ポート穴131は、第1ブロック1の側面から上端面1Uに向けて偏角して貫通した貫通穴である。第2ポート穴132は、第1ポート穴131と並設された貫通穴であり、第1ポート穴131と同様に、第1ブロック1の側面から上端面1Uに向けて偏角して貫通した貫通穴である。第1ポート穴131の一端側には第1ポート部材61が取り付けられ、他端は第1中間板2における微細流路溝23の第1端231への連通口とされる。第2ポート穴132の一方側には第2ポート部材62が取り付けられ、他端は第1中間板2における微細流路溝23の第2端232への連通口とされる。第1ポート穴131への第1ポート部材61の取付け、及び第2ポート穴132への第2ポート部材62の各取付けは、それぞれ溶接または螺接などにより行う。
第1中間板2は、ボルト穴21、位置決めピン穴22及び微細流路溝23を備えた薄肉円盤からなり、その厚さは、0.01〜1mm程度とされる。
ボルト穴21は、六角穴付きボルト7を挿通させるための馬鹿穴であり、第1中間板2の厚さ方向に貫通するように穿設される。
位置決めピン穴22は、位置決めピン8を嵌合するための嵌合穴であり、第1中間板2の厚さ方向に貫通するように穿設される。このような位置決めピン穴12は、第1中間板2の中心位置を対象中心として点対象の関係となるように合計2個穿設される。
微細流路溝23は、第1中間板2の内側領域において、厚さ方向に貫通し且つ面方向にジグザグ曲線状に連続する貫通溝である。その幅は0.01mm〜1mm程度とされ、一端側が二股状に分かれている。この二股は、第1ポート穴131に直接に連通する側と、第2ポート穴132に直接に連通する側とに分けられ、それらの交差点が合流点23Xとなる。
第2ブロック3は、ボルト穴31、位置決めピン穴32及び連絡穴33を備えた厚肉円盤からなり、その上端面3U及び下端面3Dは共に平坦面とされる。なお、第1ブロック1と同様に、第2ブロック3の内部に加熱手段または冷却手段を設けてもよい。
ボルト穴31は、六角穴付きボルト7を挿通させるための馬鹿穴であり、第2ブロック3の円周方向に沿ってそれぞれ等間隔で複数個穿設されると共に、第2ブロック3における一本の直径線上に複数個穿設される。これらボルト穴31の穿設位置は、第1ブロック1の位置決めピン穴12及び次述する位置決めピン穴32に位置決めピン8を嵌合わせた状態で、第1ブロック1のボルト穴11に対応する位置とされる。
位置決めピン穴32は、第1ブロック1の位置決めピン穴12と同様に、第2ブロック3の厚さ方向に貫通する嵌合穴であり、第2ブロック3の中心位置を対象中心として点対象の関係となるように合計2個穿設される。
連絡穴33は、第1中間板2の微細流路溝23により形成される第1微細流路R1の端部と、第2中間板4の微細流路溝43により形成される第2微細流路R2の端部とを連通させるための貫通穴であり、第2ブロック3の厚さ方向に貫通するように穿設される。連絡穴33の一端は、第1中間板2における微細流路溝23の出口232への連通口331とされ、他端は第2中間板4における微細流路溝43(後述)の入口431への連通口332とされる。
第2中間板4は、第1中間板2と同様に、ボルト穴41、位置決めピン穴42及び微細流路溝43を備えた薄肉円盤からなり、その厚さは、0.01〜1mm程度とされる。
ボルト穴41及び位置決めピン穴42は、それぞれ第1中間板2のボルト穴21及び位置決めピン穴22と同様な形状・配置とされる。微細流路溝43は、第1中間板2の微細流路溝23に対して、一端が二股となっていないこと以外は、第1中間板2の微細流路溝23と同様なものとされる。なお、この微細流路溝43は、反応形態に応じて、長さ、幅、平面視形状等が微細流路溝43と異なるものとしてよい。
第3ブロック5は、ボルト穴51、位置決めピン穴52及び第3ポート穴53を備えた厚肉円盤からなり、その上端面5U及び下端面5Dは共に平坦面とされる。なお、第1ブロック1や第2ブロック3と同様に、第3ブロック5の内部に加熱手段または冷却手段を設けてもよい。
ボルト穴51は、第2ブロック3のボルト穴31と同様に、六角穴付きボルト7を挿通させるための馬鹿穴であり、第3ブロック5の円周方向に沿ってそれぞれ等間隔で複数個穿設されると共に、第3ブロック5における一本の直径線上に複数個穿設される。これらボルト穴51の穿設位置は、第2ブロック3の位置決めピン穴32に位置決めピン8及び次述する位置決めピン穴52に位置決めピン8を嵌合わせた状態で、第2ブロック3のボルト穴32に対応する位置とされる。
位置決めピン穴52は、第2ブロック3の位置決めピン穴32と同様に、第3ブロック5の厚さ方向に貫通する嵌合穴であり、第3ブロック5の中心位置を対象中心として点対象の関係となるように合計2個穿設される。
第3ポート穴53は、第3ブロック5の側面から下端面5Dに向けて偏角して貫通した貫通穴である。第3ポート穴53の一端側には第3ポート部材63が取り付けられ、他端は第2中間板4における微細流路溝43の出口432への連通口531とされる。第3ポート穴53への第3ポート部材63の取付けは、溶接または螺接などにより行う。
以上のような構成要素を持つマイクロリアクタ10は、次のようにして、図1に示すような一体ものに組立てられる。即ち、まず、第1ブロック1、第1中間板2、第2ブロック3、第2中間板4、第3ブロック5を、それぞれの中心軸が一致し且つそれぞれの位置決めピン穴12,22,32,42,52の中心軸が一致するようにして下からこの順に積層する。
次いで、位置決めピン穴52から位置決めピン穴42,32,22,12,11の順に位置決めピン8を嵌挿させ固定する。次いで、ボルト穴51からボルト穴41,31,21の順に六角穴付きボルト7を挿通させた後、第1ブロック1のボルト穴11に締結する。
六角穴付きボルト7は、第1中間板2の厚さ方向両面が第1ブロック1と第2ブロック3とで挟圧されるようにボルト穴11に締結される。そして、第2中間板4の厚さ方向両面が第2ブロック3と第3ブロック5とで挟圧されるようにボルト穴11に締結される。
六角穴付きボルト7の一部(本実施形態では4本)は、マイクロリアクタ1を平面視したときの直径線上に一列に設けられている。これら4本の六角穴付きボルト7が設けられる位置は、第1中間板2においては平面領域H1内とされる。平面領域H1は、微細流路R1の始端から終端に至るまでを全体的に包絡するように形成される矩形状の領域である。これら4本の六角穴付きボルト7は、この位置において、第1ブロック1及び第2ブロック3が第1中間板2を第1中間板2の厚さ方向両面から挟圧するように設けられることで、微細流路R1に近い位置を挟圧している。これにより、微細流路溝23の外側近傍領域R1s,R1tにおいて、強い挟圧力が確保できるため、第1ブロック1の上端面1Uと、第1中間板2の微細流路溝23の外側近傍領域R1sとが第1微細流路R1の全長域に亘って密着し、且つ第2ブロック3の下端面3Dと、第1中間板2の微細流路溝23の外側近傍領域R1tとが第1微細流路R1の全長域に亘って密着するようになる。これにより、微細流路溝23の外側近傍領域R1sと第1ブロック1の上端面1Uとの隙間、及び微細流路溝23の外側近傍領域R1tと第2ブロック3の下端面3Dとの隙間が無くなり、第1微細流路R1からの液漏れが防止される。
また、上記4本の六角穴付きボルト7が設けられる位置は、第2中間板4においては平面領域H2内とされる。平面領域H2は、微細流路R2の始端から終端に至るまでを全体的に包絡するように形成される矩形状の領域である。これら4本の六角穴付きボルト7は、この位置において、第2ブロック3及び第3ブロック5が第2中間板4を第2中間板4の厚さ方向両面から挟圧するように設けられる。これにより、微細流路溝43の外側近傍領域R2s,R2tにおいて、強い挟圧力が確保できるため、第2ブロック3の上端面3Uと、第2中間板4の微細流路溝43の外側近傍領域R2sとが第2微細流路R2の全長域に亘って密着し、且つ第3ブロック5の下端面5Dと、第2中間板4の微細流路溝43の外側近傍領域R2tとが第2微細流路R2の全長域に亘って密着するようになる。これにより、微細流路溝43の外側近傍領域R2sと第2ブロック3の上端面3Uとの隙間、及び微細流路溝43の外側近傍領域R2tと第3ブロック5の下端面5Dとの隙間が無くなり、第2微細流路R2からの液漏れが防止される。
六角穴付きボルト7の締結に要するトルクは、予め求められた所定値に決定されている。その求め方については後述する。また、六角穴付きボルト7の締結を緩めることにより、第1ブロック1、第1中間板2、第2ブロック3、第2中間板4及び第3ブロック5は、それぞれ分離自在とされる。
このようにして組立てられたマイクロリアクタ10の内部には、微細流路Rが形成される。微細流路Rは、図2,3に示すように、第1微細流路R1と第2微細流路R2とが連通して形成される。第1微細流路R1は、第1ブロック1の上端面1Uと第1中間板2の微細流路溝23と第2ブロック3の下端面3Dとにより形成される。第2微細流路R2は、第2ブロック3の上端面3Uと第2中間板4の微細流路溝43と第3ブロック5の下端面5Dとにより形成される。第1微細流路R1と第2微細流路R2とは、第2ブロック3の連絡穴33により連通する。上記したように、各ブロックと各中間板とは隙間が無いように構成できるため、Oリング等のシール部材を別途用いなくても、液体の漏れが極めて少ない微細流路Rを形成することができる。
次に、マイクロリアクタ10の使用例について説明する。マイクロリアクタ10において、図示は省略するが、第1ポート部材61は配管により第1液供給部に接続される。第2ポート部材62は配管により第2液供給部に接続される。第3ポート部材63は配管により液回収部に接続される。
第1液供給部は、第1の被反応液である第1液を供給する部位であり、第1液を貯留するタンク、及びこのタンク内の第1液を圧送するポンプなどから構成される。第2液供給部は、第2の被反応液である第2液を供給する部位であり、第2液を貯留するタンク、及びこのタンク内の第2液を圧送するポンプなどから構成される。液回収部は、第1液と第2液とが反応してできた反応済液を貯留するタンク、及びこのタンク内に反応済液を導く配管などから構成される。
第1ポート部材61から圧送された第1液と、第2ポート部材62から圧送された第2液とは、第1微細流路R1の上流における合流点23Xで合流した後、第1微細流路R1と第2微細流路R2との内部を移動しながら両液の反応を進行させる。反応が完了した反応済液は、第3ポート部材63から出て、回収用のタンクに送られる。なお、必要に応じて第1ブロック1、第2ブロック3及び第3ブロック5の少なくとも一つの内部に設けた加熱手段または冷却手段により、微細流路R内を流れる液の加熱または冷却を行ってもよい。
次に、マイクロリアクタ10が奏する作用効果について説明する。マイクロリアクタ10では、上記したように、Oリング等のシール部材を別途用いなくても、被反応液の漏れが極めて少ない微細流路Rを形成することができ、シール部材の定期的な点検や交換も不要であることから、部品コスト及び管理コストを低減することができる。
また、マイクロリアクタ10を製造するに際し、微細流路溝23の開口を閉鎖する第1ブロック1の上端面1U及び第2ブロック3の下端面3Dは、それぞれ平坦面に加工される。微細流路溝43の開口を閉鎖する第2ブロック3の上端面3U及び第3ブロック5の下端面5Dについても、それぞれ平坦面に加工される。このように、高精度な精密加工する必要があるのは、第1中間基板2における微細流路溝23、及び第2中間基板4における微細流路溝43のみである。この加工は、例えばレーザ加工で比較的簡単に行うことができる。従って、加工に費やす手間と時間が少なくて済み、製造コストを低減することができる。また、各端面1U,3D,3U,5Dを平坦面に加工することにより、凹凸等の表面バラツキが極めて少なくなり、流路断面積の均一性が確保でき、反応精度に優れるようになる。また、微細流路Rの表面に溶質が付着しにくいため、微細流路Rの目詰まりが起きにくい。仮に目詰まりが起きたときでも、第1中間基板2または第2中間基板4の交換や簡単な洗浄で容易に対処でき、メンテナンスの利便性が良い。
また、第1ブロック1と第2ブロック3との少なくとも一方の内部に加熱手段を設けることで、加熱を要する反応に適切に対応できる。この場合、高精度な精密加工を要することのない第1ブロック1及び/または第2ブロック3に加熱手段を設ける。つまり、各部材毎に機能が分かれるため、各部材の構造が簡素化でき、製造が容易である。傷などができた場合には、平坦面を再加工するだけでよく、最悪でもその部材だけを交換するだけで全体を作り直す必要がないため、材料コストを低減することができる。加熱手段に代えて冷却手段とした場合も、同主旨の作用効果が得られる。
また、第1ブロック1と第1中間板2と第2ブロック3とは、六角穴付きボルト7の締弛により互いに合体・分離自在とされる。第2ブロック3と第2中間板4と第3ブロック5についても同様に合体・分離自在とされる。従ってメンテナンスの利便性が良い。また、異なる反応形態の試料に適応させる場合には、分離後に第1中間板2及び/または第2中間板4を、微細流路溝23,43の断面積や長さの異なるものに交換すればよく、他の第1ブロック1、第2ブロック3及び第3ブロック5はそのまま使用できるので、製作コストを低減することができる。
例えば図4に示すように、図3のマイクロリアクタ10に、第2ブロック3と第2中間板4とをそれぞれ2つずつ追加し、長めの六角穴付きボルト7Aで締結することで、対処することができる。このような構成とすることで、第3微細流路R3及び第4微細流路R4が形成され、流路長さを長くすることができる。なお、追加する第2ブロック3の一つは、水平面上で180度反転させた位置に配置させることで、連絡穴33により第2微細流路R2と第3微細流路R3とを連通させている。このように、既存部材と同型部材を追加することで、異なる反応形態に対応できる。つまり、異なる部材を使う必要が無く、部材の製作コストを低減することができる。また、積層型構造とすることで、積層方向(垂直方向)のスペースを有効活用でき水平方向の省スペース化も図ることができる。
また、第1中間板2及び第2中間板4の材質をポリテトラフルオロエチレン等の高密着性材とすることでシール性を更に良くすることが可能となる。
次に、六角穴付きボルト7の締結に要するトルクの求め方について説明する。上記マイクロリアクタ10は、図5に示すように、第1中間板2及び第2中間板4に代えてそれぞれ第1中間板2A及び第2中間板4Aを用いることで、六角穴付きボルト7による最適な締付トルクを決定することができる。図5において、第1中間板2Aは液漏れチェック用の貫通溝24を有し、第2中間板4Aは液漏れチェック用の貫通溝44を有する。貫通溝24は、微細貫通溝23の近傍位置に当該微細貫通溝23に連通しないと共に第1中間板2Aの外周面に出口穴241を備えるように複数本設けられる。同様に、貫通溝44は、微細貫通溝43の近傍位置に当該微細貫通溝43に連通しないと共に第2中間板4Aの外周面に出口穴441を備えるように複数本設けられる。
最適な締付トルクは、具体的には、例えば次のようにして求められる。即ち、第1ポート部材61及び第2ポート部材62から着色液を所定の圧力で導入し、第3ポート部材63から導出させる。出口241,441の少なくとも一方から着色液が流れ出てくる場合は、六角穴付きボルト7の締結力が小さく、液漏れまたはショートカット(液が微細流路R外の隙間経路を通り、通るべき微細流路Rをバイパスしてしまう現象)を起こしていることになる。従って、出口穴241,441から着色液が流れ出てこないように六角穴付きボルト7を締付け直し、そのときのトルク値をトルクレンチ等で計測する。このようにして、最適な締付トルクを決定することができる。なお、このような貫通溝24,44は、それぞれ第1中間板2A及び第2中間板4Aに設けずに、それぞれ第2ブロック3の上下面に設けるようにしてもよい。
なお、図5に示すマイクロリアクタは、上記のように、六角穴付きボルト7の締結トルク決定用として使用することができるが、実際のマイクロプラントに組み込んで使用してもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は本発明の第2実施形態に係るマイクロリアクタ10dの正面一部断面図、図7は本発明の第2実施形態に係るマイクロリアクタ10dの平面一部断面図である。図6,7に示すように、第2実施形態に係るマイクロリアクタ10dは、第1実施形態に係るマイクロリアクタ10における第1ブロック1、第2ブロック3及び第3ブロック5に代えて、それぞれ第1ブロック1d、第2ブロック3d及び第3ブロック5dを備え、また、筐体90を新たに備える。
第1ブロック1dは、マイクロリアクタ10の第1ブロック1におけるボルト穴12を有さないこと以外は、基本的には第1ブロック1と同様な構成とされる。第2ブロック3dは、マイクロリアクタ10の第2ブロック3におけるボルト穴32を有さないこと以外は、基本的には第2ブロック3と同様な構成とされる。第3ブロック5dは、マイクロリアクタ10の第3ブロック5におけるボルト穴52を有さないこと以外は、基本的には第3ブロック5と同様な構成とされる。
筐体90は、第1ブロック1d、第1中間板2、第2ブロック3d、第2中間板4及び第3ブロック5dをこの順で積層した積層体を収容可能な内部空間を有する。筐体90の上面には、六角穴付きボルト7を締結するためのボルト穴91が形成される。六角穴付きボルト7は、上記積層体の上面、つまり第3ブロック5dの上端面に当接して、筐体90の底部91と当該六角穴付きボルト7とにより積層体を挟圧するように構成される。六角穴付きボルト7の配置は、第3ブロック5におけるボルト穴52と同じとされる。つまり、六角穴付きボルト7のうち4本の六角穴付きボルト7が設けられる位置は、第1中間板2においては平面領域H1内、第2中間板4においては平面領域H2内とされる。六角穴付きボルト7の底部を第3ブロック5dの上端面に当接させた状態で、六角穴付きボルト7をボルト穴91に締結させる。このときの締結トルクは、第1実施形態の場合と同様にして求められ、その値で締結される。これにより、第1実施形態の場合と同様に微細流路Rからの液漏れが防止される。
以上、本発明の実施形態について説明を行ったが、上に開示した実施形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこの実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。つまり、マイクロリアクタ10,10dの全体または一部の構造、形状、寸法、材質、個数などは、本発明の趣旨に沿って種々変更することができる。例えば微細流路を形成するための微細流路溝23,43は、ジグザグ曲線状としたが、ジグザグ直線状などとしてもよい。
本発明に係るマイクロリアクタの分解斜視図である。 本発明に係るマイクロリアクタの外観斜視図である。 本発明に係るマイクロリアクタの要部を示す断面図である。 本発明に係るマイクロリアクタの変形例の要部を示す断面図である。 漏れ検査機能を備えたマイクロリアクタの外観斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るマイクロリアクタの正面一部断面図である。 本発明の第2実施形態に係るマイクロリアクタの平面一部断面図である。 従来におけるマイクロリアクタの断面図である。 従来における他のマイクロリアクタの分解斜視図である。
符号の説明
1 第1ブロック(平坦板材)
1U 上端面(平坦面)
2 第1中間板(貫通溝板材)
2A 第1中間板(貫通溝板材)
3 第2ブロック(平坦板材)
3D 下端面(平坦面)
3U 上端面(平坦面)
4 第2中間板(貫通溝板材)
4A 第2中間板(貫通溝板材)
5 第3ブロック(平坦板材)
5D 下端面(平坦面)
7 六角穴付きボルト(挟圧手段)
10 マイクロリアクタ
10d マイクロリアクタ
23 微細流路溝(貫通溝)
24 貫通溝(流路溝)
44 貫通溝(流路溝)
43 微細流路溝(貫通溝)
R1 第1微細流路(微細流路)
R2 第2微細流路(微細流路)
R1s 外側近傍領域
R1t 外側近傍領域
R2s 外側近傍領域
R2t 外側近傍領域

Claims (2)

  1. 厚さ方向に貫通し且つ面方向に連続する貫通溝(23)を有する貫通溝板材(2)と、
    平坦面(1U,3D)を有し貫通溝板材(2)と合体・分離自在とされた平坦板材(1,3)と、
    平坦板材(1,3)の平坦面(1U,3D)を貫通溝板材(2)に対面させた状態で、平坦板材(1,3)により貫通溝板材(2)の厚さ方向両面を挟圧する挟圧手段(7)とを備え、
    平坦面(1U,3D)により貫通溝(23)を閉塞することで微細流路(R1)を形成するマイクロリアクタ(1)において、
    挟圧手段(7)の少なくとも一つは、微細流路(R1)を包絡する平面領域(H1)内に位置するように設けられたことを特徴とするマイクロリアクタ。
  2. 微細流路(R1)の近傍位置に当該微細流路(R1)と非連通に設けられ且つ外部空間と連通するように設けられた流路溝(24)を備える請求項1に記載のマイクロリアクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017113706A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 マックエンジニアリング株式会社 マイクロリアクター

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