JP2010104579A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンプモータの起動時にエバポレータの冷却性能が低下することを防止する。
【解決手段】乾燥処理でコンプモータが停止状態から通常パターンで加速されたときにエバポレータの温度が0°C以下になる低温度な環境下では室温Trの検出結果が着想予想値Tfに比べて大きくないと判断される。この場合にはコンプモータが起動するときにコンプモータの運転周波数fがエバ入口温度Teiの検出結果に応じて設定され、コンプモータが運転周波数fの設定結果で回転操作される。この運転周波数fはエバポレータのフィンに霜が付着する温度である着霜判定値Tiをエバ入口温度Teiの検出結果が上回るように設定される。このため、乾燥処理でコンプモータが起動する場合にエバポレータのフィンに霜が付着することを防止できるので、キャピラリーチューブを使用しながらもエバポレータの冷却性能が低下することを防止できる。
【選択図】図9
【解決手段】乾燥処理でコンプモータが停止状態から通常パターンで加速されたときにエバポレータの温度が0°C以下になる低温度な環境下では室温Trの検出結果が着想予想値Tfに比べて大きくないと判断される。この場合にはコンプモータが起動するときにコンプモータの運転周波数fがエバ入口温度Teiの検出結果に応じて設定され、コンプモータが運転周波数fの設定結果で回転操作される。この運転周波数fはエバポレータのフィンに霜が付着する温度である着霜判定値Tiをエバ入口温度Teiの検出結果が上回るように設定される。このため、乾燥処理でコンプモータが起動する場合にエバポレータのフィンに霜が付着することを防止できるので、キャピラリーチューブを使用しながらもエバポレータの冷却性能が低下することを防止できる。
【選択図】図9
Description
本発明はヒートポンプ式の乾燥機能を備えた洗濯機に関する。
洗濯機には水受槽を経路の一部とする環状の通風路を設け、水受槽内の空気を通風路に沿って循環させる構成のものがある。この通風路内にはヒートポンプの蒸発器が固定されており、水受槽内に水分を含んだ未乾燥の洗濯物が投入されている場合には蒸発器が通風路内を流れる空気を冷却することで除湿する。この通風路内には蒸発器よりも風の流れの下流側に位置してヒートポンプの凝縮器が固定されており、水受槽内に水分を含んだ未乾燥の洗濯物が投入されている場合には凝縮器が除湿された空気を加熱することで低湿度な温風を生成し、水受槽内に低湿度な温風を送ることで水受槽内の洗濯物の乾燥を促進する。この洗濯機の場合には5°C程度の低温度な環境下では圧縮機のコンプモータが停止状態から運転されたときに蒸発器の温度が0°C以下になる。この蒸発器は冷媒管の表面に複数のフィンを接合することから構成されたものであり、蒸発器の温度が0°C以下になった場合には蒸発器が空気を除湿するときに湿気が蒸発器の複数のフィンのそれぞれの表面に霜となって付着する。このため、蒸発器のフィン相互間の隙間が霜で塞がれるので、蒸発器の冷却性能が低下する。
特公平10−148416号公報
特開2004−273382号公報
従来の洗濯機では凝縮器および蒸発器相互間に冷媒の流れを絞る減圧器として電子弁を介在し、圧縮機のコンプモータが停止状態から運転される場合に電子弁の開口度を電気的に制御することで蒸発器のフィンに霜が付着することを防止していたので、重量が増加する傾向にあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電子弁に換えて開口度が固定されたパイプ状の減圧器を用いながらも圧縮機のコンプモータが停止状態から運転される場合に蒸発器のフィンに霜が付着することを防止できる洗濯機を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の洗濯機は、洗濯物を洗濯するための水を受ける水受槽と、前記水受槽の内部に設けられ洗濯物が投入されるものであって洗濯モータを駆動源として回転操作される洗濯槽と、前記水受槽を取囲む中空状をなすものであって前記洗濯槽内に対して洗濯物を出し入れするための出入口を有する外箱と、前記水受槽を経路の一部とする環状をなすものであって前記水受槽内の空気が循環する通風路と、前記水受槽内の空気を前記通風路に沿って循環させるものであってファンモータを駆動源とする送風機と、前記通風路内に前記水受槽の外部に位置して設けられ冷媒が流通することが可能な冷媒管および冷媒管の外周面に接合された複数のフィンを有するものであって前記通風路内を流通する空気を冷却する蒸発器と、前記通風路内に前記水受槽の外部に位置して設けられ前記蒸発器の冷媒管に接続された冷媒管を有するものであって前記通風路内を流通する空気を前記蒸発器よりも空気の流れの下流側で加熱する凝縮器と、前記凝縮器の冷媒管および前記蒸発器の冷媒管のそれぞれに当該順序で冷媒を流通させるものであって速度制御可能なコンプモータを駆動源とする圧縮機と、前記凝縮器の冷媒管および前記蒸発器の冷媒管相互間で冷媒の流れを絞るものであって開口度が固定されたパイプからなる減圧器と、前記外箱の外部の温度を検出する外気温センサと、前記蒸発器の温度を検出する蒸発器温度センサと、前記洗濯槽内の洗濯物を洗濯するための運転コースを設定するものであって運転コースとして前記コンプモータおよび前記ファンモータのそれぞれを運転することで前記洗濯槽内に前記蒸発器が冷却し且つ前記凝縮器が加熱した空気を注入する乾燥処理を含むものを設定することが可能な運転コース設定手段と、前記乾燥処理で前記コンプモータが停止状態から運転される場合に前記外気温センサの検出結果が予め決められた第1の閾値に比べて大きいか否かを判断するものであって当該第1の閾値として前記コンプモータが停止状態から予め決められた通常パターンで加速された場合に前記蒸発器のフィンに霜が付着するか否かを判定するための温度を使用する比較手段と、前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きいと判断された場合に前記コンプモータの回転速度を設定するものであって前記乾燥処理で前記コンプモータが停止状態から運転される場合に前記コンプモータの回転速度を前記通常パターンで高める第1の速度設定手段と、前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きくないと判断された場合に前記コンプモータの回転速度を設定するものであって前記乾燥処理で前記コンプモータが停止状態から運転される場合に前記蒸発器温度センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて低い温度であって前記蒸発器のフィンに霜が付着する温度である第2の閾値を上回るように前記コンプモータの回転速度を設定する第2の速度設定手段と、前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きいと判断された場合には前記乾燥処理で前記コンプモータを前記第1の速度設定手段の設定結果で回転操作し前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きくないと判断された場合には前記乾燥処理で前記コンプモータを前記第2の速度設定手段の設定結果で回転操作するモータ駆動手段を備えたところに特徴を有する。
乾燥処理で圧縮機のコンプモータが停止状態から通常パターンで加速されたときに蒸発器の温度が0°C以下になる低温度な環境下では外気温センサの検出結果が第1の閾値に比べて大きくないと判断される。この場合にはコンプモータが停止状態から運転されるときにコンプモータの回転速度が蒸発器温度センサの検出結果に応じて設定され、コンプモータが回転速度の設定結果で回転操作される。このコンプモータの回転速度は蒸発器温度センサの検出結果が第1の閾値に比べて低い温度であって蒸発器のフィンに霜が付着する温度である第2の閾値を上回るように設定される。このため、乾燥処理でコンプモータが運転停止状態から運転される場合に蒸発器の複数のフィンのそれぞれの表面に霜が付着することを防止できるので、開口度が固定されたパイプ状の減圧器を使用しながら蒸発器の冷却性能が低下することを防止できる。
図1の外箱1は前板と後板と左側板と右側板と底板と天板を有する中空状をなすものであり、外箱1の前板には貫通孔状の出入口2が形成されている。この外箱1の前板には扉3が装着されている。この扉3は使用者が前方から閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、扉3の閉鎖状態では出入口2が閉鎖され、扉3の開放状態では出入口2が開放される。外箱1の内部には水受槽4が固定されている。この水受槽4は後面が閉鎖された円筒状をなすものであり、軸心線CLが前から後に向けて下降する傾斜状態に配置されている。この水受槽4は前面が開口するものであり、扉3の閉鎖状態では扉3が水受槽4の前面を気密状態に閉鎖する。
水受槽4の後板には、図1に示すように、水受槽4の外部に位置してドラムモータ5が固定されている。このドラムモータ5は速度制御可能な3相DCブラシレスモータからなるものであり、ドラムモータ5の回転軸6は水受槽4の内部に突出している。この回転軸6は水受槽4の軸心線CLに重ねて配置されたものであり、回転軸6には水受槽4の内部に位置してドラム7が固定されている。このドラム7は後面が閉鎖された円筒状をなすものであり、ドラムモータ5の運転状態で回転軸6と一体的に回転する。このドラム7の前面は水受槽4の前面を介して出入口2に後方から対向しており、ドラム7の内部には扉3の開放状態で前方から出入口2と水受槽4の前面とドラム7の前面を通して洗濯物が出入れされる。このドラム7は洗濯槽に相当するものであり、ドラムモータ5は洗濯モータに相当するものである。
ドラム7には、図1に示すように、複数の貫通孔8が形成されており、ドラム7の内部空間は複数の貫通孔8のそれぞれを介して水受槽4の内部空間に接続されている。このドラム7には複数のバッフル9が固定されている。これら複数のバッフル9のそれぞれはドラム7が回転することに応じて軸心線CLを中心に円周方向へ移動するものであり、ドラム7内の洗濯物は複数のバッフル9のそれぞれに引掛かりながら円周方向へ移動した後に重力で落下することで撹拌される。
外箱1の内部には、図1に示すように、給水弁10が固定されている。この給水弁10は入口および出口を有するものであり、給水弁10の入口は水道の蛇口に接続されている。この給水弁10は給水弁モータ11(図2参照)を駆動源とするものであり、給水弁10の出口は給水弁モータ11の回転量に応じて開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられる。この給水弁10の出口は、図1に示すように、注水ケース12に接続されており、給水弁10の開放状態では水道水が給水弁10を通して注水ケース12内に注入され、給水弁10の閉鎖状態では水道水が注水ケース12内に注入されない。この注水ケース12は外箱1の内部に水受槽4より高所に位置して固定されたものであり、筒状の注水口13を有している。この注水口13は水受槽4の内部に挿入されており、給水弁10から注水ケース12内に注入された水道水は注水口13から水受槽4の内部に注入される。
水受槽4には、図1に示すように、最底部に位置して排水管14の上端部が接続されており、排水管14には排水弁15が介在されている。この排水弁15は排水弁モータ16(図2参照)を駆動源とするものであり、排水弁モータ16の回転量に応じて開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられる。この排水弁15の閉鎖状態では注水口13から水受槽4内に注入された水道水が水受槽4内に貯留され、排水弁15の開放状態では水受槽4内の水道水が排水管14を通して水受槽4の外部に排出される。
外箱1の底板には、図1に示すように、水受槽4の下方に位置してメインダクト17が固定されている。このメインダクト17は前後方向へ指向する筒状をなすものであり、メインダクト17の前端部には前ダクト18の下端部が接続されている。この前ダクト18は上下方向へ指向する筒状をなすものであり、前ダクト18の上端部は水受槽4の内部空間に水受槽4の前端部で接続されている。メインダクト17の後端部にはファンケーシング19が固定されている。このファンケーシング19は貫通孔状の吸気口20および筒状の排気口21を有するものであり、ファンケーシング19の内部空間は吸気口20を介してメインダクト17の内部空間に接続されている。
ファンケーシング19には、図1に示すように、ファンケーシング19の外部に位置してファンモータ22が固定されている。このファンモータ22はファンケーシング19の内部に突出する回転軸23を有するものであり、回転軸23にはファンケーシング19の内部に位置してファン24が固定されている。このファン24は軸方向から空気を吸込んで径方向へ吐出する遠心式のものであり、ファンケーシング19の吸気口20はファン24にファン24の軸方向から対向し、ファンケーシング19の排気口21はファン24にファン24の径方向から対向している。このファン24は送風機に相当するものである。
ファンケーシング19の排気口21には、図1に占めすように、後ダクト25の下端部が接続されている。この後ダクト25は上下方向へ指向する筒状をなすものであり、後ダクト25の上端部は水受槽4の内部空間に水受槽4の後端部で接続されている。これら後ダクト25とファンケーシング19とメインダクト17と前ダクト18と水受槽4は水受槽4の内部空間を始点および終点のそれぞれとする環状の循環ダクト26を構成するものであり、扉3の閉鎖状態でファンモータ22が運転されている場合にはファン24が一定方向へ回転することに基づいて水受槽4内の空気が前ダクト18からメインダクト17を通してファンケーシング19内に吸引され、ファンケーシング19内から後ダクト25を通して水受槽4内に戻される。この循環ダクト26は通風路に相当するものである。
メインダクト17の内部には、図1に示すように、エバポレータ27が固定されている。このエバポレータ27は空気を冷却するものであり、蛇行状に曲折する冷媒管28の外周面に板状をなす複数のフィン29を接合することから構成されている。メインダクト17の内部にはコンデンサ30が固定されている。このコンデンサ30は空気を加熱するものであり、エバポレータ27よりも空気の流れの下流側に配置されている。このコンデンサ30は蛇行状に曲折する冷媒管31の外周面に板状をなす複数のフィン32を接合することから構成されたものであり、エバポレータ27の冷媒管28はコンデンサ30の冷媒管31に接続されている。このコンデンサ30は凝縮器に相当するものであり、エバポレータ27は蒸発器に相当するものである。
外箱1の内部には、図1に示すように、コンプレッサ33が固定されている。このコンプレッサ33は循環ダクト26の外部に配置されたものであり、冷媒を吐出する吐出口および冷媒を吸込む吸込口を有している。このコンプレッサ33はコンプモータ34(図2参照)を駆動源とするものであり、圧縮機に相当する。このコンプモータ34は速度制御可能な3相DCブラシレスモータから構成されたものであり、コンプレッサ33が吐出口から吐出する冷媒の流量(冷媒の単位時間当りの通過量)はコンプモータ34の回転速度が速くなることに比例して増加する。このコンプレッサ33の吐出口にはコンデンサ30の冷媒管31が接続され、コンプレッサ33の吸込口にはエバポレータ27の冷媒管28が接続されており、コンプモータ34の運転状態ではコンプレッサ33の吐出口から吐出された冷媒がコンデンサ30の冷媒管31およびエバポレータ27の冷媒管28のそれぞれを順に通してコンプレッサ33の吸込口に戻される。
外箱1の内部には、図3に示すように、減圧器に相当するキャピラリーチューブ35が固定されている。このキャピラリーチューブ35はエバポレータ27の冷媒管28およびコンデンサ30の冷媒管31相互間に介在されたものであり、循環ダクト26の外部に配置されている。このキャピラリーチューブ35は冷媒の流れを絞るものであり、エバポレータ27の冷媒管28およびコンデンサ30の冷媒管31のそれぞれに比べて内径寸法が小さな鋼製のパイプから構成されている。外箱1の内部にはアキュームレータ36が固定されている。このアキュームレータ36はエバポレータ27の冷媒管28およびコンプレッサ33の吸込口相互間に介在されたものであり、循環ダクト26の外部に配置されている。このアキュームレータ36は冷媒を気体および液体に相互に分離するものであり、コンプレッサ33の吸込口にはアキュームレータ36が分離した気体の冷媒が戻される。
エバポレータ27とコンデンサ30とキャピラリーチューブ35とアキュームレータ36はヒートポンプを構成するものであり、扉3の閉鎖状態でファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれが運転されている場合には水受槽4内の空気がエバポレータ27に接触することで冷風化され、冷風がコンデンサ30に接触することで温風化され、水受槽4内に温風が戻される。このため、ドラム7の内部に水分を含んだ未乾燥の洗濯物が投入されている場合にはエバポレータ27が水受槽4からの空気を冷却することに基づいて除湿し、コンデンサ30が除湿風を加熱するので、コンデンサ30から水受槽4内に低湿度な温風が注入されることでドラム7の内部の洗濯物の乾燥が促進される。
外箱1の内部には、図1に示すように、外気ファンモータ37が固定されている。この外気ファンモータ37の回転軸には外気ファン38が固定されており、外箱1の前板には外気ファンモータ37および外気ファン38のそれぞれの前方に位置して外気吸入口39が形成されている。この外気吸入口39は複数の貫通孔の集合体からなるものであり、外気ファンモータ37の運転状態では外気ファン38が一定方向へ回転することに基づいて外箱1の外部の空気を外気吸入口39から外箱1の内部に吸引する。この外箱1の内部にはサーミスタからなる室温センサ40が固定されている。この室温センサ40は外気ファン38よりも空気の流れの下流側に配置されたものであり、外気ファンモータ37の運転状態では外箱1の外部の空気が外気ファン38から室温センサ40に吐出される。この室温センサ40は外箱1の外部の空気の温度を外箱1の内部で検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。この室温センサ40は外気温センサに相当するものである。
循環ダクト26の内部には、図3に示すように、ドラム入口温度センサ41とドラム出口温度センサ42とコンデ温度センサ43のそれぞれが固定されている。ドラム入口温度センサ41はコンデンサ30よりも空気の流れの下流側に配置されたサーミスタからなるものであり、コンデンサ30から離間している。このドラム入口温度センサ41は循環ダクト26内を流れる空気の温度をコンデンサ30の下流側で検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。ドラム出口温度センサ42はエバポレータ27よりも空気の流れの上流側に配置されたサーミスタからなるものであり、エバポレータ27から離間している。このドラム出口温度センサ42は循環ダクト26内を流れる空気の温度をエバポレータ27の上流側で検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。コンデ温度センサ43はコンデンサ30の表面に冷媒の流れの中央部で接触するサーミスタからなるものである。このコンデ温度センサ43はコンデンサ30の表面の温度を検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。
外箱1の内部には、図3に示すように、循環ダクト26の外部に位置して吐出口温度センサ44とエバ入口温度センサ45とエバ出口温度センサ46のそれぞれが固定されている。吐出口温度センサ44はコンプレッサ33の吐出口の表面に接触するサーミスタからなるものである。この吐出口温度センサ44はコンプレッサ33の吐出口の表面の温度を検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。エバ入口温度センサ45はエバポレータ27の冷媒管28の表面に入口側で接触するサーミスタからなるものである。このエバ入口温度センサ45はエバポレータ27の冷媒管28の表面の温度を入口側で検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。エバ出口温度センサ46はエバポレータ27の冷媒管28の表面に出口側で接触するサーミスタからなるものである。このエバ出口温度センサ46はエバポレータ27の冷媒管28の表面の温度を出口側で検出するものであり、温度の検出結果に応じた大きさの温度信号を出力する。これらエバ入口温度センサ45およびエバ出口温度センサ46のそれぞれは蒸発器温度センサに相当するものである。
図2の主制御回路47はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMを有している。この主制御回路47は外箱1の内部に固定されたものであり、外箱1の外部の空気の温度である室温Trを室温センサ40からの温度信号に基づいて検出し、後ダクト25内から水受槽4内に戻される空気の温度であるドラム入口温度Tdiをドラム入口温度センサ41からの温度信号に基づいて検出し、水受槽4内から前ダクト18内に送られる空気の温度であるドラム出口温度Tdoをドラム出口温度センサ42からの温度信号に基づいて検出し、コンデンサ30の表面の温度であるコンデ温度Tcをコンデ温度センサ43からの温度信号に基づいて検出し、コンプレッサ33の吐出口の温度である吐出口温度Ttを吐出口温度センサ44からの温度信号に基づいて検出し、エバポレータ27の入口側の温度であるエバ入口温度Teiをエバ入口温度センサ45からの温度信号に基づいて検出し、エバポレータ27の出口側の温度であるエバ出口温度Teoをエバ出口温度センサ46からの温度信号に基づいて検出する。この主制御回路47は運転コース設定手段と比較手段と第1の速度設定手段と第2の速度設定手段のそれぞれに相当するものである。
図2の運転コーススイッチ48およびスタートスイッチ49のそれぞれは外箱1の前板に装着されたものであり、使用者が前方から操作することが可能にされている。これら運転コーススイッチ48およびスタートスイッチ49のそれぞれはオン状態およびオフ状態相互間で電気的な状態が変化するものであり、主制御回路47のCPUは運転コーススイッチ48が操作されたか否かを運転コーススイッチ48の電気的な状態の変化に基づいて判断し、スタートスイッチ49が操作されたか否かをスタートスイッチ49の電気的な状態の変化に基づいて判断する。水位センサ50は水受槽4内の水位の高さに応じた大きさの水位信号を出力するものであり、主制御回路47のCPUは水位センサ50からの水位信号に基づいて水受槽4内の水位の高さを検出する。
図2のインバータ制御回路51はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMを有している。速度センサ52はドラムモータ5のステータに固定されたホールICからなるものである。この速度センサ52はドラムモータ5のロータマグネットから磁界が作用することで電気的な状態が変化するものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の運転状態では速度センサ52の電気的な状態が単位時間当りにどれだけ変化したかを計測することでドラムモータ5の回転速度fd(Hz)を検出する。速度センサ53はコンプモータ34のステータに固定されたホールICからなるものである。この速度センサ53はコンプモータ34のロータマグネットから磁界が作用することで電気的な状態が変化するものであり、インバータ制御回路51はコンプモータ34の運転状態では速度センサ53の電気的な状態が単位時間当りにどれだけ変化したかを計測することでコンプモータ34の回転速度fc(Hz)を検出する。このインバータ制御回路51はモータ駆動手段に相当するものである。
図2のモータ駆動回路54は給水弁モータ11に駆動電源を印加するものであり、主制御回路47のCPUはモータ駆動回路54を電気的に制御することで給水弁モータ11を電気的にオンオフし、給水弁モータ11の回転量をオン時間の長さに応じて調整することで給水弁10を開閉操作する。モータ駆動回路55は排水弁モータ16に駆動電源を印加するものであり、主制御回路47のCPUはモータ駆動回路55を電気的に制御することで排水弁モータ16を電気的にオンオフし、排水弁モータ16の回転量をオン時間の長さに応じて調整することで排水弁15を開閉操作する。モータ駆動回路56はファンモータ22に駆動電源を印加するものであり、主制御回路47のCPUはモータ駆動回路56を電気的に制御することでファンモータ22を電気的にオンオフし、ファン24を一定速度で一定方向へ回転する運転状態および静止した停止状態相互間で操作する。モータ駆動回路57は外気ファンモータ37に駆動電源を印加するものであり、主制御回路47のCPUはモータ駆動回路57を電気的に制御することで外気ファンモータ37を電気的にオンオフし、外気ファン38を一定速度で一定方向へ回転する運転状態および静止した停止状態相互間で操作する。
図2のインバータ回路58は直流電源を交流電源に変換することでドラムモータ5の駆動電源を生成するものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の目標速度fおよび回転速度fdの計測結果相互間の偏差Δfdを演算し、インバータ回路58を偏差Δfdの演算結果に応じて電気的に制御することでドラムモータ5を目標速度fで回転操作する。インバータ回路59は直流電源を交流電源に変換することでコンプモータ34の駆動電源を生成するものであり、インバータ制御回路51はコンプモータ34の目標速度fおよび回転速度fcの計測結果相互間の偏差Δfcを演算し、インバータ回路59を偏差Δfcの演算結果に応じて電気的に制御することでコンプモータ34を目標速度fで回転操作する。これらドラムモータ5およびコンプモータ34のそれぞれの目標速度fは主制御回路47のCPUがインバータ制御回路51に運転周波数f(Hz)として送信するものであり、ドラムモータ5の回転速度およびコンプモータ34の回転速度のそれぞれは運転周波数fが高くなることに応じて速くなる。
主制御回路47のCPUは運転コーススイッチ48が操作されたと判断すると、運転コーススイッチ48の操作内容に応じて運転コースを設定する。この運転コースの設定状態でスタートスイッチ49が操作されたと判断した場合には運転コースの設定結果に応じた運転制御プログラムを設定し、RAMをワークエリアとして運転制御プログラムの設定結果を実行する。この主制御回路47のROMには標準コース用を含む複数の運転制御プログラムが予め記録されており、CPUはROMの複数の運転制御プログラムのうちから運転コーススイッチ48の操作内容に応じたものを選択することで運転制御プログラムを設定する。
標準コース用の運転制御プログラムは、図4に示すように、ステップS1の重量判定処理とステップS2の運転情報設定処理とステップS3の給水処理1とステップS4の洗い処理とステップS5の排水処理1とステップS6の給水処理2とステップS7のすすぎ処理とステップS8の排水処理2とステップS9の脱水処理とステップS10の乾燥処理を有するものであり、ステップS1の重量判定処理〜ステップS10の乾燥処理のそれぞれの処理内容は次の通りである。
1.重量判定処理
主制御回路47のCPUはステップS1の重量判定処理へ移行すると、インバータ制御回路51にセンシング開始コマンドおよびセンシング停止コマンドのそれぞれを順に送信する。このセンシング停止コマンドはセンシング開始コマンドが送信されたことを基準にROMに予め決められ記録された一定時間が経過した時点で送信されるものであり、インバータ制御回路51はセンシング開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58の制御を予め決められたセンシングパターンで開始する。このセンシングパターンはドラムモータ5を静止状態から予め決められた一定方向へ回転操作するものであり、インバータ制御回路51はセンシング停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5の回転速度fdを検出した後にドラムモータ5を運転停止し、主制御回路47に回転速度fdの検出結果を送信する。
1.重量判定処理
主制御回路47のCPUはステップS1の重量判定処理へ移行すると、インバータ制御回路51にセンシング開始コマンドおよびセンシング停止コマンドのそれぞれを順に送信する。このセンシング停止コマンドはセンシング開始コマンドが送信されたことを基準にROMに予め決められ記録された一定時間が経過した時点で送信されるものであり、インバータ制御回路51はセンシング開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58の制御を予め決められたセンシングパターンで開始する。このセンシングパターンはドラムモータ5を静止状態から予め決められた一定方向へ回転操作するものであり、インバータ制御回路51はセンシング停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5の回転速度fdを検出した後にドラムモータ5を運転停止し、主制御回路47に回転速度fdの検出結果を送信する。
主制御回路47のCPUは回転速度fdの検出結果を受信すると、回転速度fdの受信結果を高重量判定範囲および中重量判定範囲のそれぞれと比較する。これら高重量判定範囲および中重量判定範囲のそれぞれは主制御回路47のROMに予め記録されたものであり、主制御回路47のCPUは回転速度fdの受信結果が高重量判定範囲内にあると判断した場合にはドラム7内の洗濯物の重量が高重量であると判定し、回転速度fdの受信結果が中重量判定範囲内にあると判断した場合にはドラム7内の洗濯物の重量が中重量(<高重量)であると判定し、回転速度fdの受信結果が高重量判定範囲内および中重量判定範囲内のいずれにもないと判断した場合にはドラム7内の洗濯物の重量が低重量(<中重量)であると判定する。即ち、重量判定処理はドラムモータ5を運転開始してから一定時間が経過したときのドラムモータ5の回転速度fdに基づいてドラム7内の洗濯物の重量を段階的に判定するものである。
2.運転情報設定処理
主制御回路47のCPUはステップS2の運転情報設定処理へ移行すると、水位と洗い時間とすすぎ時間と脱水時間と乾燥時間のそれぞれを設定する。水位はステップS3の給水処理1およびステップS6の給水処理2のそれぞれで水受槽4内に貯留する水道水の水位を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数の水位のうちから重量の判定結果に応じたものを選択することで水位を設定する。洗い時間はステップS4の洗い処理でドラムモータ5を運転開始してから運転停止するまでの所要時間を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数の洗い時間のうちから重量の判定結果に応じた洗い時間を選択することで洗い時間を設定する。
2.運転情報設定処理
主制御回路47のCPUはステップS2の運転情報設定処理へ移行すると、水位と洗い時間とすすぎ時間と脱水時間と乾燥時間のそれぞれを設定する。水位はステップS3の給水処理1およびステップS6の給水処理2のそれぞれで水受槽4内に貯留する水道水の水位を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数の水位のうちから重量の判定結果に応じたものを選択することで水位を設定する。洗い時間はステップS4の洗い処理でドラムモータ5を運転開始してから運転停止するまでの所要時間を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数の洗い時間のうちから重量の判定結果に応じた洗い時間を選択することで洗い時間を設定する。
すすぎ時間はステップS7のすすぎ処理でドラムモータ5を運転開始してから運転停止するまでの所要時間を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数のすすぎ時間のうちから重量の判定結果に応じたすすぎ時間を選択することですすぎ時間を設定する。脱水時間はステップS9の脱水処理でドラムモータ5を運転開始してから運転停止するまでの所要時間を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数の脱水時間のうちから重量の判定結果に応じた脱水時間を選択することで脱水時間を設定する。乾燥時間はステップS10の乾燥処理でコンプモータ34を運転開始してから運転停止するまでの所要時間を称するものであり、主制御回路47のCPUはROMに予め記録された複数の乾燥時間のうちから重量の判定結果に応じた乾燥時間を選択することで乾燥時間を設定する。
3.給水処理1
主制御回路47のCPUはステップS3の給水処理1へ移行すると、給水弁モータ11を制御することで給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換え、水道の蛇口から注水ケース12を通して水受槽4内に水道水を注入する。この給水弁10の開放状態では水位センサ50からの水位信号に基づいて水受槽4内の水位を検出しており、水位の検出結果がステップS2の水位の設定結果に到達したと判断した場合には給水弁モータ11を制御することで給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換える。即ち、給水処理1は水受槽4内に水位の設定結果に応じた量の水道水を貯留するものである。この給水処理1では注水ケース12内に洗剤が予め投入されており、注水ケース12内の洗剤は給水処理1で水道水と共に水受槽4内に注入される。
4.洗い処理
図5はステップS4の洗い処理を示すものであり、主制御回路47のCPUはステップS11でROMに予め記録された初期値T0(例えば0)をRAMのタイマTにセットする。このタイマTはタイマ割込み処理で時間の経過を計測するものである。図6はタイマ割込み処理を示すものであり、CPUは予め決められた一定時間(例えば1秒)が経過する毎に現在の処理を中断し、図6のタイマ割込み処理を起動する。このタイマ割込み処理を起動した場合にはステップS21でROMに予め記録された一定値T1(例えば1)をRAMのタイマTに加算し、タイマ割込み処理を起動する直前の状態に戻って処理を再開する。
3.給水処理1
主制御回路47のCPUはステップS3の給水処理1へ移行すると、給水弁モータ11を制御することで給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換え、水道の蛇口から注水ケース12を通して水受槽4内に水道水を注入する。この給水弁10の開放状態では水位センサ50からの水位信号に基づいて水受槽4内の水位を検出しており、水位の検出結果がステップS2の水位の設定結果に到達したと判断した場合には給水弁モータ11を制御することで給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換える。即ち、給水処理1は水受槽4内に水位の設定結果に応じた量の水道水を貯留するものである。この給水処理1では注水ケース12内に洗剤が予め投入されており、注水ケース12内の洗剤は給水処理1で水道水と共に水受槽4内に注入される。
4.洗い処理
図5はステップS4の洗い処理を示すものであり、主制御回路47のCPUはステップS11でROMに予め記録された初期値T0(例えば0)をRAMのタイマTにセットする。このタイマTはタイマ割込み処理で時間の経過を計測するものである。図6はタイマ割込み処理を示すものであり、CPUは予め決められた一定時間(例えば1秒)が経過する毎に現在の処理を中断し、図6のタイマ割込み処理を起動する。このタイマ割込み処理を起動した場合にはステップS21でROMに予め記録された一定値T1(例えば1)をRAMのタイマTに加算し、タイマ割込み処理を起動する直前の状態に戻って処理を再開する。
主制御回路47のCPUは図5のステップS11でタイマTをリセットすると、ステップS12でインバータ制御回路51に洗い処理用のドラムモータ5の運転周波数fを送信し、ステップS13でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信する。この洗い処理用の運転周波数fは主制御回路47のROMに予め記録されたものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58を偏差Δfdの演算結果に基づいて制御することでドラムモータ5を運転周波数fの受信結果で回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9と共に円周方向へ移動することで持上げられ、バッフル9から脱落することで水受槽4内の洗剤分を含有する貯留水中に落下する。このドラムモータ5の運転はコンプモータ34の運転停止状態で行われるものであり、ドラム7内の洗濯物は洗剤分を含有する貯留水中に落下することで叩き洗いされる。
主制御回路47のCPUは図5のステップS13で運転開始コマンドを送信すると、ステップS14でタイマTの加算結果を洗い時間の設定結果と比較する。ここで「T=洗い時間」であると判断した場合にはステップS15へ移行し、インバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信する。このインバータ制御回路51は運転停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5を運転停止させ、洗い処理を終える。
5.排水処理1
主制御回路47のCPUはステップS5の排水処理1へ移行すると、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換え、洗い処理で使用した水受槽4内の水道水を排水管14から排出する。
6.給水処理2
主制御回路47のCPUはステップS6の給水処理2へ移行すると、給水弁モータ11を制御することで給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換え、水道の蛇口から注水ケース12を通して水受槽4内に水道水を注入する。この給水弁10の開放状態では水位センサ50からの水位信号に基づいて水受槽4内の水位を検出しており、水位の検出結果がステップS2の水位の設定結果に到達したと判断した場合には給水弁モータ11を制御することで給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換える。
7.すすぎ処理
図7はステップS7のすすぎ処理を示すものであり、主制御回路47のCPUはステップS31でタイマTをリセットする。そして、ステップS32でインバータ制御回路51にすすぎ処理用のドラムモータ5の運転周波数fを送信し、ステップS33でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信する。このすすぎ処理用の運転周波数fは主制御回路47のROMに予め記録されたものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58を偏差Δfdの演算結果に基づいて制御することでドラムモータ5をすすぎ処理用の運転周波数fで回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物が水受槽4内の洗剤分を含有しない貯留水中に落下し、ドラム7内の洗濯物から洗剤分が除去される。このドラムモータ5の運転はコンプモータ34の運転停止状態で行われるものであり、主制御回路47のCPUはステップS33で運転開始コマンドを送信すると、ステップS34でタイマTの加算結果をすすぎ時間の設定結果と比較する。ここで「T=すすぎ時間」であると判断した場合にはステップS35へ移行し、インバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信することでドラムモータ5を運転停止させ、すすぎ処理を終える。
8.排水処理2
主制御回路47のCPUはステップS8の排水処理2へ移行すると、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換え、すすぎ処理で使用した水受槽4内の水道水を排水管14から排出する。
9.脱水処理
図8はステップS9の脱水処理を示すものであり、主制御回路47のCPUはステップS41でタイマTをリセットする。そして、ステップS42でインバータ制御回路51に脱水処理用のドラムモータ5の運転周波数fを送信し、ステップS43でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信する。この脱水処理用の運転周波数fは主制御回路47のROMに予め記録されたものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58を偏差Δfdの演算結果に基づいて制御することでドラムモータ5を脱水処理用の運転周波数fで回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9から脱落することなく円周方向へ移動し、ドラム7内の洗濯物から水分が遠心力で放出される。この脱水処理は排水弁15の開放状態で行われるものであり、洗濯物から放出された水分は排水管14を通して水受槽4の外部に排出される。
5.排水処理1
主制御回路47のCPUはステップS5の排水処理1へ移行すると、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換え、洗い処理で使用した水受槽4内の水道水を排水管14から排出する。
6.給水処理2
主制御回路47のCPUはステップS6の給水処理2へ移行すると、給水弁モータ11を制御することで給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換え、水道の蛇口から注水ケース12を通して水受槽4内に水道水を注入する。この給水弁10の開放状態では水位センサ50からの水位信号に基づいて水受槽4内の水位を検出しており、水位の検出結果がステップS2の水位の設定結果に到達したと判断した場合には給水弁モータ11を制御することで給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換える。
7.すすぎ処理
図7はステップS7のすすぎ処理を示すものであり、主制御回路47のCPUはステップS31でタイマTをリセットする。そして、ステップS32でインバータ制御回路51にすすぎ処理用のドラムモータ5の運転周波数fを送信し、ステップS33でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信する。このすすぎ処理用の運転周波数fは主制御回路47のROMに予め記録されたものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58を偏差Δfdの演算結果に基づいて制御することでドラムモータ5をすすぎ処理用の運転周波数fで回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物が水受槽4内の洗剤分を含有しない貯留水中に落下し、ドラム7内の洗濯物から洗剤分が除去される。このドラムモータ5の運転はコンプモータ34の運転停止状態で行われるものであり、主制御回路47のCPUはステップS33で運転開始コマンドを送信すると、ステップS34でタイマTの加算結果をすすぎ時間の設定結果と比較する。ここで「T=すすぎ時間」であると判断した場合にはステップS35へ移行し、インバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信することでドラムモータ5を運転停止させ、すすぎ処理を終える。
8.排水処理2
主制御回路47のCPUはステップS8の排水処理2へ移行すると、排水弁モータ16を制御することで排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換え、すすぎ処理で使用した水受槽4内の水道水を排水管14から排出する。
9.脱水処理
図8はステップS9の脱水処理を示すものであり、主制御回路47のCPUはステップS41でタイマTをリセットする。そして、ステップS42でインバータ制御回路51に脱水処理用のドラムモータ5の運転周波数fを送信し、ステップS43でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信する。この脱水処理用の運転周波数fは主制御回路47のROMに予め記録されたものであり、インバータ制御回路51はドラムモータ5の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路58を偏差Δfdの演算結果に基づいて制御することでドラムモータ5を脱水処理用の運転周波数fで回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9から脱落することなく円周方向へ移動し、ドラム7内の洗濯物から水分が遠心力で放出される。この脱水処理は排水弁15の開放状態で行われるものであり、洗濯物から放出された水分は排水管14を通して水受槽4の外部に排出される。
主制御回路47のCPUはステップS43で運転開始コマンドを送信すると、ステップS44でタイマTの加算結果を脱水時間の設定結果と比較する。ここで「T=脱水時間」であると判断した場合にはステップS45へ移行し、インバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信することでドラムモータ5を運転停止させ、脱水処理を終える。
10.乾燥処理
図9および図10のそれぞれはステップS10の乾燥処理を示すものであり、主制御回路47のCPUは図9のステップS51で外気ファンモータ37をオフ状態からオン状態に切換えることで室温センサ40に外箱1の外部の空気を吹付け、ステップS52でタイマTをリセットする。そして、ステップS53でファンモータ22をオフ状態からオン状態に切換えることでファン24を運転開始し、循環ダクト26内に風を循環させる。次にステップS54でRAMの運転周波数fにROMに予め記録された初期値f0(例えば20Hz)をセットし、ステップS55でインバータ制御回路51に運転周波数fの初期設定結果を送信し、ステップS56でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路51はコンプモータ34の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路59を偏差Δfcの演算結果に基づいて制御し、コンプモータ34を運転周波数fの初期設定結果で回転操作する。
10.乾燥処理
図9および図10のそれぞれはステップS10の乾燥処理を示すものであり、主制御回路47のCPUは図9のステップS51で外気ファンモータ37をオフ状態からオン状態に切換えることで室温センサ40に外箱1の外部の空気を吹付け、ステップS52でタイマTをリセットする。そして、ステップS53でファンモータ22をオフ状態からオン状態に切換えることでファン24を運転開始し、循環ダクト26内に風を循環させる。次にステップS54でRAMの運転周波数fにROMに予め記録された初期値f0(例えば20Hz)をセットし、ステップS55でインバータ制御回路51に運転周波数fの初期設定結果を送信し、ステップS56でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路51はコンプモータ34の運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路59を偏差Δfcの演算結果に基づいて制御し、コンプモータ34を運転周波数fの初期設定結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS56でコンプモータ34の運転開始コマンドを送信すると、ステップS57で室温センサ40からの温度信号に基づいて室温Trを検出し、ステップS58で室温Trの検出結果をROMに予め記録された着霜予想値Tf(例えば10°C)と比較する。この着霜予想値Tfはコンプモータ34をステップS59の通常加速処理で通常に加速した場合にエバポレータ27のフィン29相互間に霜が付着する室温であるか否かを判定するためのものであり、着霜予想値Tfは第1の閾値に相当する。
主制御回路47のCPUはエバポレータ27のフィン29に霜が付着しない室温である場合にはステップS58で「Tr>Tf」であると判断し、ステップS59の通常加速処理へ移行する。この通常加速処理は一定時間(例えば1秒)が経過したか否かをタイマTの加算結果に基づいて判断し、一定時間が経過したと判断した場合にはROMに予め記録された一定の単位値f1(例えば1Hz)をRAMの運転周波数fに加算し、運転周波数fの加算結果をインバータ制御回路51に送信するものであり、インバータ制御回路51はインバータ回路59を運転周波数fの受信結果に基づいて制御することでコンプモータ34を通常パターンに相当する速度変化率Δf1(1Hz/秒)で加速する。この通常加速処理では運転周波数fの加算結果がROMに予め記録された加速中断値1(例えば45Hz)および加速中断値2(例えば60Hz)のそれぞれと比較され、運転周波数fの加算結果が加速中断値1と同一であると判断された場合および加速中断値2と同一であると判断された場合のそれぞれには運転周波数fの加算処理がROMに予め記録されたホールド時間(例えば1分)だけ中断され、コンプモータ34が初期値f0から速度変化率Δf1で加速される途中で加速中断値1および加速中断値2のそれぞれにホールド時間だけ固定される。
主制御回路47のCPUはステップ59の通常加速処理を終えると、ステップS60で運転周波数fの加算結果をROMに予め記録されたマックス周波数fmax1(例えば110Hz)と比較する。ここで「f=fmax1」であると判断した場合にはステップS61のスーパーヒート処理へ移行する。このスーパーヒート処理はエバ入口温度センサ45からの温度信号に基づいてエバ入口温度Teiを検出し、エバ出口温度センサ46からの温度信号に基づいてエバ出口温度Teoを検出し、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果相互間の差分がROMに予め記録された一定範囲内に収束するようにコンプモータ34の運転周波数fを設定し、インバータ制御回路51に運転周波数fの設定結果を送信するものであり、インバータ制御回路51は偏差Δfcの演算結果に基づいてインバータ回路59を制御することでコンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS61のスーパーヒート処理を終えると、ステップS62で吐出口温度センサ44からの温度信号に基づいてコンプレッサ33の吐出口温度Ttを検出し、ステップS63で吐出口温度Ttの検出結果をROMに予め記録された強制減速値Down1と比較する。ここで「Tt≧Down1」であると判断した場合にはステップS66へ移行し、「Tt<Down1」であると判断した場合にはステップS64へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS64へ移行すると、コンデ温度センサ43からの温度信号に基づいてコンデンサ30のコンデ温度Tcを検出し、ステップS65でコンデ温度Tcの検出結果をROMに予め記録された強制減速値Down2と比較する。ここで「Tc≧Down2」であると判断した場合にはステップS66へ移行し、「Tc<Down2」であると判断した場合にはステップS69へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS66へ移行すると、ステップS61のスーパーヒート処理での運転周波数fの設定結果をROMに予め記録されたミニマム周波数fmin(例えば40Hz)と比較する。ここで「f>fmin」であると判断した場合にはステップS67へ移行し、スーパーヒート処理での運転周波数fの設定結果からROMに予め記録された単位値f2を減算し、ステップS68でインバータ制御回路51に運転周波数fの減算結果を送信し、ステップS69へ移行する。即ち、吐出口温度Ttの検出結果が強制減速値Down1以上である場合またはコンデ温度Tcの検出結果が強制減速値Down2以上である場合にはスーパーヒート処理でのコンプモータ34の運転周波数fの設定結果がミニマム周波数fminより高いことを条件に減算され、コンプモータ34がスーパーヒート処理での設定結果に比べて遅い速度で運転される。この場合にはコンデンサ30とキャピラリーチューブ35とエバポレータ27のそれぞれを流通する冷媒の流量がスーパーヒート処理での流量に比べて少なくなり、コンデンサ30が降温する。
主制御回路47のCPUはステップS69へ移行すると、タイマTの加算結果を乾燥時間の設定結果と比較する。ここで「T=乾燥時間」であると判断した場合にはステップS70で外気ファンモータ37をオン状態からオフ状態に切換えることで運転停止し、ステップS71でファンモータ22をオン状態からオフ状態に切換えることで運転停止し、ステップS72でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転停止コマンドを送信することでコンプモータ34を運転停止し、乾燥処理を終える。
主制御回路47のCPUはステップS58で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断すると、図10のステップS73でROMに予め記録された一定時間T2(例えば60秒)が経過したか否かをタイマTの加算結果に基づいて判断する。ここで一定時間T2が経過したと判断する毎にステップS74でエバ入口温度センサ45からの温度信号に基づいてエバ入口温度Teiを検出し、ステップS75でエバ出口温度センサ46からの温度信号に基づいてエバ出口温度Teoを検出し、ステップS76でRAMからコンプモータ34の運転周波数fの現在の設定結果を検出する。このコンプモータ34の運転周波数fは回転速度に相当するものである。
主制御回路47のCPUはステップS76で運転周波数fの設定結果を検出すると、ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果をROMに予め記録された着霜判定値Ti(例えば0°C)と比較する。この着霜判定値Tiはエバポレータ27のフィン29に霜が付着する温度であり、着霜予想値Tfに比べて低い温度に設定されている。この着霜判定値Tiは第2の閾値に相当するものであり、CPUはステップS77で「Tei≦Ti」であると判断した場合にはステップS78へ移行し、エバ出口温度Teoの検出結果を着霜判定値Tiと比較する。ここで「Teo≦Ti」であると判断した場合にはステップS79へ移行し、運転周波数fの検出結果をROMに予め記録された下限値flow1(例えば25Hz)と比較する。
主制御回路47のCPUはステップS79で「f<flow1」であると判断した場合にはステップS87へ移行し、ステップS79で「f≧flow1」であると判断した場合にはステップS80へ移行する。ここで運転周波数fの検出結果からROMに予め記録された単位値f3(例えば5Hz)を減算し、ステップS86でインバータ制御回路51に運転周波数fの減算結果を送信する。このインバータ制御回路51は運転周波数fの減算結果を受信した場合には偏差Δfcの演算結果に基づいてインバータ回路59を制御し、コンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS78で「Teo>Ti」であると判断すると、ステップS84で運転周波数fの検出結果をROMに予め記録された上限値fhi1(例えば108Hz)と比較する。ここで「f>fhi1」であると判断した場合には図9のステップS61のスーパーヒート処理へ移行し、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果相互間の差分が一定範囲内に収束するようにコンプモータ34を回転操作する。
主制御回路47のCPUは図10のステップS84で「f≦fhi1」であると判断すると、ステップS85で運転周波数fの検出結果にROMに予め記録された単位値f4(例えば2Hz)を加算し、ステップS86でインバータ制御回路51に運転周波数fの加算結果を送信する。このインバータ制御回路51は運転周波数fの加算結果を受信した場合には偏差Δfcの演算結果に基づいてインバータ回路59を制御し、コンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS77で「Tei>Ti」であると判断すると、ステップS81でエバ出口温度Teoの検出結果を着霜判定値Tiと比較する。ここで「Teo>Ti」であると判断した場合にはステップS82へ移行し、運転周波数fの検出結果をROMに予め記録された上限値fhi2(例えば105Hz)と比較する。ここで「f>fhi2」であると判断した場合には図9のステップS61のスーパーヒート処理へ移行し、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果相互間の差分が一定範囲内に収束するようにコンプモータ34を回転操作する。
主制御回路47のCPUは図10のステップS82で「f≦fhi2」であると判断すると、ステップS83で運転周波数fの検出結果に単位値f3を加算し、ステップS86でインバータ制御回路51に運転周波数fの加算結果を送信する。このインバータ制御回路51は運転周波数fの加算結果を受信した場合にはインバータ回路59を制御し、コンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS81で「Teo≦Ti」であると判断すると、ステップS84で運転周波数fの検出結果を上限値fhi1と比較する。ここで「f>fhi1」であると判断した場合には図9のステップS61のスーパーヒート処理へ移行し、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果相互間の差分が一定範囲内に収束するようにコンプモータ34を回転操作する。
主制御回路47のCPUは図10のステップS84で「f≦fhi1」であると判断すると、ステップS85で運転周波数fの検出結果に単位値f4を加算し、ステップS86でインバータ制御回路51に運転周波数fの加算結果を送信する。このインバータ制御回路51は運転周波数fの加算結果を受信した場合にはインバータ回路59を制御し、コンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS86で運転周波数fの加算結果または減算結果をインバータ制御回路51に送信すると、ステップS87で吐出口温度センサ44からの温度信号に基づいて吐出口温度Ttを検出し、ステップS88でコンデ温度センサ43からの温度信号に基づいてコンデ温度Tcを検出する。そして、ステップS89で吐出口温度Ttの検出結果およびコンデ温度Tcの検出結果相互間の差分Tt−Tcを演算し、差分Tt−Tcの演算結果をROMに予め記録された運転変更値Tch(例えば10°C)と比較する。この運転変更値Tchはヒートポンプがコンデンサ30で空気を加熱している正常運転状態になったか否かを判定するためのものであり、CPUはステップS89で「Tt−Tc>Tch」であると判断した場合には図9のステップS59の通常加速処理へ移行し、コンプモータ34の運転周波数fを現在値からマックス周波数fmaxまで通常の速度変化率Δf1(1Hz/秒)で高めた後にステップS61のスーパーヒート処理へ移行する。
主制御回路47のCPUは図10のステップS89で「Tt−Tc≦Tch」であると判断すると、ステップS90でタイマTの加算結果を乾燥時間の設定結果と比較する。ここで「T<乾燥時間」であると判断した場合にはステップS73に復帰し、一定時間T2が経過したと前回に判断したことを基準に一定時間T2が経過したとタイマTの加算結果に基づいて判断した場合にステップS74へ移行する。主制御回路47のCPUはステップS90で「T=乾燥時間」であると判断した場合には図9のステップS70へ移行する。ここで外気ファンモータ37をオフ状態に切換え、ステップS71でファンモータ22をオフ状態に切換え、ステップS72でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転停止コマンドを送信し、乾燥処理を終える。
コンプモータ34を通常の速度変化率Δf1で起動した場合にエバポレータ27のフィン29が着霜する温度帯域(Tr<Tf)にヒートポンプが曝されている場合にはコンプモータ34の運転周波数fが初期値f0に設定され、コンプモータ34が運転周波数fの初期設定結果で一定時間T2だけ運転される。この一定時間T2が経過した場合にはエバ入口温度Teiおよびエバ出口温度Teoのそれぞれが検出され、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれが着霜判定値Tiと比較されることでコンプモータ34が加速された場合にエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性の高さが段階的に判定される。
1)エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれが着霜判定値Tiを上回る場合にはコンプモータ34が加速されることに基づいてエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性が最も低い。この場合には運転周波数fがマックス周波数fmax1(110Hz)を超えない範囲内で一定時間T2が経過する毎に単位値f3(5Hz)だけ加算され、コンプモータ34が通常の速度変化率Δf1に比べて遅い速度変化率Δf3(5Hz/60秒)で加速される。
2)エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のいずれか一方が着霜判定値Ti以下で他方が着霜判定値Tiを上回る場合にはコンプモータ34が加速されることに基づいてエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性が2番目に低い。この場合には運転周波数fがマックス周波数fmax1(110Hz)を超えない範囲内で一定時間T2が経過する毎に単位値f4(2Hz)だけ加算され、コンプモータ34が速度変化率Δf3に比べて遅い速度変化率Δf4(2Hz/60秒)で加速される。
3)エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれが着霜判定値Ti以下である場合にはコンプモータ34が加速されることに基づいてエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性が最も高い。この場合には運転周波数fがミニマム周波数fmin(40Hz)を下回らない範囲内で一定時間T2が経過する毎に単位値f3(5Hz)だけ減算され、コンプモータ34が速度変化率Δf3(5Hz/60秒)で減速される。
1)エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれが着霜判定値Tiを上回る場合にはコンプモータ34が加速されることに基づいてエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性が最も低い。この場合には運転周波数fがマックス周波数fmax1(110Hz)を超えない範囲内で一定時間T2が経過する毎に単位値f3(5Hz)だけ加算され、コンプモータ34が通常の速度変化率Δf1に比べて遅い速度変化率Δf3(5Hz/60秒)で加速される。
2)エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のいずれか一方が着霜判定値Ti以下で他方が着霜判定値Tiを上回る場合にはコンプモータ34が加速されることに基づいてエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性が2番目に低い。この場合には運転周波数fがマックス周波数fmax1(110Hz)を超えない範囲内で一定時間T2が経過する毎に単位値f4(2Hz)だけ加算され、コンプモータ34が速度変化率Δf3に比べて遅い速度変化率Δf4(2Hz/60秒)で加速される。
3)エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれが着霜判定値Ti以下である場合にはコンプモータ34が加速されることに基づいてエバポレータ27のフィン29に着霜する危険性が最も高い。この場合には運転周波数fがミニマム周波数fmin(40Hz)を下回らない範囲内で一定時間T2が経過する毎に単位値f3(5Hz)だけ減算され、コンプモータ34が速度変化率Δf3(5Hz/60秒)で減速される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
コンプモータ34を通常の速度変化率Δf1で起動した場合にエバポレータ27のフィン29が着霜する温度帯域(Tr<Tf)にヒートポンプが曝されている場合にはコンプモータ34の運転周波数fをエバ入口温度Teiの検出結果に応じて設定し、コンプモータ34を運転周波数fの設定結果で起動した。このため、乾燥処理でコンプモータ34が起動するときにエバポレータ27のフィン29に霜が付着することを防止できるので、開口度が固定されたパイプ状のキャピラリーチューブ35を使用しながらもエバポレータ27の冷却性能が低下することを防止できる。この効果はエバ出口温度Teoについても同様である。しかも、コンデンサ30とキャピラリーチューブ35とエバポレータ27のそれぞれを流通する冷媒の流量をエバポレータ27のフィン29に霜が付着する可能性の高さに応じた割合で変化させたので、ヒートポンプが乾燥風を生成する乾燥能力をエバポレータ27のフィン29に着霜させることなく迅速に高めることができる。
コンプモータ34を通常の速度変化率Δf1で起動した場合にエバポレータ27のフィン29が着霜する温度帯域(Tr<Tf)にヒートポンプが曝されている場合にはコンプモータ34の運転周波数fをエバ入口温度Teiの検出結果に応じて設定し、コンプモータ34を運転周波数fの設定結果で起動した。このため、乾燥処理でコンプモータ34が起動するときにエバポレータ27のフィン29に霜が付着することを防止できるので、開口度が固定されたパイプ状のキャピラリーチューブ35を使用しながらもエバポレータ27の冷却性能が低下することを防止できる。この効果はエバ出口温度Teoについても同様である。しかも、コンデンサ30とキャピラリーチューブ35とエバポレータ27のそれぞれを流通する冷媒の流量をエバポレータ27のフィン29に霜が付着する可能性の高さに応じた割合で変化させたので、ヒートポンプが乾燥風を生成する乾燥能力をエバポレータ27のフィン29に着霜させることなく迅速に高めることができる。
室温Trの検出結果が10°Cを上回る場合には通常加速処理で着霜劣化がないスピーディな運転ができる。室温Trの検出結果が5°C程度の場合にはドラム出口温度Tdoが約10°Cを超えるレベルに到達したとき、即ち、ドラム7内の洗濯物の温度が約10°Cを超えるレベルに到達したときにエバポレータ27の温度を0°C以下の低温度にしなくてもエバポレータ27の入口側の空気の10°Cという顕熱で十分に空気を除湿できる。この洗濯物を5°Cから10°Cに上げるための負荷は脱水率80%の標準負荷重量6kg(乾燥)で約12Wh程度である。従って、コンプモータ34の起動時にコンデ温度Tcが上昇する30Hz程度の運転周波数fで7cc程度の排除容積の冷凍サイクルで100〜200Wの加熱(コンデ)熱量が得られるので、冷媒の寝込み等がなければ理論上は10分〜20分程度でドラム出口温度Tdoを10°C以上にすることができる。
図11および図12の脱水処理は主制御回路47のCPUが図8の脱水処理に換えて行うものであり、CPUは図11のステップS43でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信した場合にはステップS101へ移行し、外気ファンモータ37をオフ状態からオン状態に切換える。そして、ステップS102でファンモータ22をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS103でコンプモータ34の運転周波数fに初期値f0をセットする。次にステップS104でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転周波数fの初期設定結果を送信し、ステップS105でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路51はコンプモータ34の運転開始コマンドを受信した場合にはコンプモータ34を運転周波数fの初期設定結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS105でコンプモータ34の運転開始コマンドを送信すると、ステップS106で室温センサ40からの温度信号に基づいて室温Trを検出し、ステップS107で室温Trの検出結果を着霜予想値Tfと比較する。ここで「Tr>Tf」であると判断した場合にはステップS108の通常加速処理へ移行する。このステップS108の通常加速処理は図9のステップS59の通常加速処理と同一のプロセスでコンプモータ34の運転周波数fを設定し、運転周波数fの設定結果をインバータ制御回路51に送信するものであり、インバータ制御回路51はインバータ回路59を制御することでコンプモータ34を速度変化率Δf1(1Hz/秒)で加速する。
主制御回路47のCPUはステップ108の通常加速処理を終えると、ステップS109で運転周波数fの加算結果をROMに予め記録されたマックス周波数fmax2(例えば60Hz)と比較する。ここで「f=fmax2」であると判断した場合にはステップS110のスーパーヒート処理へ移行する。このスーパーヒート処理は図9のステップS61のスーパーヒート処理と同一のプロセスでコンプモータ34の運転周波数fを設定し、インバータ制御回路51に運転周波数fの設定結果を送信するものであり、インバータ制御回路51はインバータ回路59を制御することでコンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUは図11のステップS110のスーパーヒート処理を終えると、ステップS111で吐出口温度センサ44からの温度信号に基づいてコンプレッサ33の吐出口温度Ttを検出し、ステップS112で吐出口温度Ttの検出結果を強制減速値Down1と比較する。ここで「Tt≧Down1」であると判断した場合にはステップS115へ移行し、「Tt<Down1」であると判断した場合にはステップS113へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS113へ移行すると、コンデ温度センサ43からの温度信号に基づいてコンデンサ30のコンデ温度Tcを検出し、ステップS114でコンデ温度Tcの検出結果を強制減速値Down2と比較する。ここで「Tc≧Down2」であると判断した場合にはステップS115へ移行し、「Tc<Down2」であると判断した場合にはステップS118へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS115へ移行すると、ステップS110のスーパーヒート処理での運転周波数fの設定結果をミニマム周波数fminと比較する。ここで「f>fmin」であると判断した場合にはステップS116へ移行し、ステップS110のスーパーヒート処理での運転周波数fの設定結果から単位値f2を減算し、ステップS117でインバータ制御回路51に運転周波数fの減算結果を送信し、ステップS118へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS118へ移行すると、タイマTの加算結果を脱水時間の設定結果と比較する。ここで「T=脱水時間」であると判断した場合にはステップS119へ移行し、インバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信することでドラムモータ5を運転停止する。そして、ステップS120で外気ファンモータ37を運転停止し、ステップS121でファンモータ22を運転停止し、ステップS122でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転停止コマンドを送信することでコンプモータ34を運転停止し、脱水処理を終える。
主制御回路47のCPUはステップS107で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断すると、図12のステップS123で一定時間T2が経過したか否かをタイマTの加算結果に基づいて判断する。ここで一定時間T2が経過したと判断した場合にはステップS124でエバ入口温度センサ45からの温度信号に基づいてエバ入口温度Teiを検出し、ステップS125でエバ出口温度センサ46からの温度信号に基づいてエバ出口温度Teoを検出し、ステップS126でRAMからコンプモータ34の運転周波数fの現在の設定結果を検出する。
主制御回路47のCPUはステップS126で運転周波数fの設定結果を検出すると、ステップS127でエバ入口温度Teiの検出結果を着霜判定値Tiと比較する。ここで「Tei≦Ti」であると判断した場合にはステップS128へ移行し、エバ出口温度Teoの検出結果を着霜判定値Tiと比較する。ここで「Teo>Ti」であると判断した場合にはステップS137へ移行し、「Teo≦Ti」であると判断した場合にはステップS129へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS129へ移行すると、コンプモータ34の運転周波数fの検出結果を下限値flow1と比較する。ここで「f<flow1」であると判断した場合にはステップS137へ移行し、「f≧flow1」であると判断した場合にはステップS130へ移行する。ここで運転周波数fの検出結果から単位値f3を減算し、ステップS136でインバータ制御回路51に運転周波数fの減算結果を送信する。このインバータ制御回路51は運転周波数fの減算結果を受信した場合にはインバータ回路59を制御し、コンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS127で「Tei>Ti」であると判断すると、ステップS131でエバ出口温度Teoの検出結果を着霜判定値Tiと比較する。ここで「Teo≦Ti」であると判断した場合にはステップS137へ移行し、「Teo>Ti」であると判断した場合にはステップS132へ移行する。ここで運転周波数fの検出結果をROMに予め記録された上限値fhi3(例えば55Hz)と比較し、「f>fhi3」であると判断した場合にはステップS137へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS132で「f≦fhi3」であると判断すると、ステップS133でドラム出口温度センサ42からの温度信号に基づいてドラム出口温度Tdoを検出し、ステップS134でドラム出口温度Tdoの検出結果をROMに予め記録された目標値Tb(例えば15°C)と比較する。ここで「Tdo>Tb」であると判断した場合にはステップS137へ移行し、「Tdo≦Tb」であると判断した場合にはステップS135へ移行する。ここで運転周波数fの検出結果に単位値f3を加算し、ステップS136でインバータ制御回路51に運転周波数fの加算結果を送信する。このインバータ制御回路51は運転周波数fの加算結果を受信した場合にはンバータ回路59を制御し、コンプモータ34を運転周波数fの受信結果で回転操作する。
主制御回路47のCPUはステップS137へ移行すると、吐出口温度センサ44からの温度信号に基づいて吐出口温度Ttを検出する。そして、ステップS138でコンデ温度センサ43からの温度信号に基づいてコンデ温度Tcを検出し、ステップS139で吐出口温度Ttの検出結果およびコンデ温度Tcの検出結果相互間の差分Tt−Tcを運転変更値Tchと比較する。ここで「Tt−Tc>Tch」であると判断した場合には図11のステップS108の通常加速処理へ移行し、運転周波数fを現在値からマックス周波数fmax2まで通常の速度変化率Δf1で高める。
主制御回路47のCPUは図12のステップS139で「Tt−Tc≦Tch」であると判断すると、ステップS140でタイマTの加算結果を脱水時間の設定結果と比較する。ここで「T<脱水時間」であると判断した場合にはステップS123に復帰し、一定時間T2が経過する毎にステップS124へ移行する。主制御回路47のCPUはステップS140で「T=脱水時間」であると判断した場合には図11のステップS119へ移行し、ドラムモータ5と外気ファンモータ37とファンモータ22とコンプモータ34のそれぞれを運転停止する。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
脱水処理でコンプモータ34およびファンモータ22のそれぞれを運転したので、乾燥処理が開始される前に冷媒の寝込みの影響が軽減される。この冷媒の寝込みとはコンプレッサ33の潤滑油内に冷媒が溶け込むことを称するものであり、乾燥処理では冷媒の寝込みの影響が事前に軽減されていることに基づいてドラム入口温度Tdiが迅速に高まる。このため、室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下の場合であっても迅速に通常加速処理を実行できる。
脱水処理でコンプモータ34およびファンモータ22のそれぞれを運転したので、乾燥処理が開始される前に冷媒の寝込みの影響が軽減される。この冷媒の寝込みとはコンプレッサ33の潤滑油内に冷媒が溶け込むことを称するものであり、乾燥処理では冷媒の寝込みの影響が事前に軽減されていることに基づいてドラム入口温度Tdiが迅速に高まる。このため、室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下の場合であっても迅速に通常加速処理を実行できる。
後ダクト25の内部には、図13に示すように、補助用ヒータに相当するヒータ60が固定されている。このヒータ60はニクロム線をコイル状の巻回することから構成されたものであり、ヒータ駆動回路を介して主制御回路47に接続されている。このヒータ駆動回路はヒータ60に駆動電源を印加することでヒータ60を電気的にオンし、ヒータ60から駆動電源を遮断することでヒータ60を電気的にオフするものであり、主制御回路47のCPUはヒータ駆動回路を制御することでヒータ60をオンオフ操作する。
図14の乾燥処理は主制御回路47のCPUが実施例1の図10の乾燥処理または実施例2の図10の乾燥処理に換えて実行するものであり、CPUは室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断した場合には図14のステップS73からステップS74〜ステップS76のそれぞれを順に経てステップS91へ移行し、ヒータ60をオンする。このヒータ60は通電率(オン時間/単位時間)がROMに予め記録された値となるように運転されるものであり、CPUはステップS91でヒータ60をオンした場合にはステップS92へ移行し、RAMのヒータフラグをオン状態にセットする。このヒータ60のオン状態では循環ダクト26内を循環する空気がコンデンサ30の下流側で加熱され、水受槽4内にコンデンサ30およびヒータ60のそれぞれで順に加熱された空気が戻される。
主制御回路47のCPUはステップS93へ移行すると、ドラム出口温度センサ42からの温度信号に基づいてドラム出口温度Tdoを検出する。このステップS93は下記1)〜5)のそれぞれの場合に実行されるものであり、CPUはステップS93でドラム出口温度Tdoを検出した場合にはステップS94へ移行する。
1)ステップS77で「Tei≦Ti」であると判断され、ステップS78で「Teo>Ti」であると判断された場合
2)ステップS77で「Tei>Ti」であると判断され、ステップS81で「Teo≦Ti」であると判断された場合
3)ステップS78で「Teo≦Ti」であると判断され、ステップS79で「f<flow1」であると判断された場合
4)ステップS78で「Teo≦Ti」であると判断され、ステップS79で「f≧flow1」であると判断された場合。この場合にはステップS80およびステップS86のそれぞれを経てステップS93が実行される。
5)ステップS77で「Tei>Ti」であると判断され、ステップS81で「Teo>Ti」であると判断された場合。この場合にはステップS82で「f≦fhi2」であると判断された場合にステップS83およびステップS86のそれぞれを経てステップS93が実行される。
1)ステップS77で「Tei≦Ti」であると判断され、ステップS78で「Teo>Ti」であると判断された場合
2)ステップS77で「Tei>Ti」であると判断され、ステップS81で「Teo≦Ti」であると判断された場合
3)ステップS78で「Teo≦Ti」であると判断され、ステップS79で「f<flow1」であると判断された場合
4)ステップS78で「Teo≦Ti」であると判断され、ステップS79で「f≧flow1」であると判断された場合。この場合にはステップS80およびステップS86のそれぞれを経てステップS93が実行される。
5)ステップS77で「Tei>Ti」であると判断され、ステップS81で「Teo>Ti」であると判断された場合。この場合にはステップS82で「f≦fhi2」であると判断された場合にステップS83およびステップS86のそれぞれを経てステップS93が実行される。
主制御回路47のCPUはステップS94へ移行すると、RAMのヒータフラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。例えばヒータ60のオン状態ではヒータフラグがオン状態にセットされていると判断し、ステップS95でドラム出口温度Tdoの検出結果をROMに予め記録された通電停止値Tp(例えば20°C)と比較する。ここで「Tdo>Tp」であると判断した場合にはステップS96でヒータ60をオフし、ステップS97でヒータフラグをオフ状態にリセットし、ステップS87へ移行する。即ち、ヒータ60はヒータ60のオン状態でドラム出口温度Tdoの検出結果が運転停止値Tpを上回った場合にオフされる。
主制御回路47のCPUはヒータ60のオフ状態ではステップS94でRAMのヒータフラグがオフ状態にリセットされていると判断し、ステップS98でドラム出口温度Tdoの検出結果をROMに予め記録された通電再開値Trp(例えば10°C)と比較する。ここで「Tdo≦Trp」であると判断した場合にはステップS99へ移行し、ヒータ60の運転を再開する。このヒータ60の再運転は通電率がROMに予め記録された値となるように行われるものであり、CPUはステップS99でヒータ60の再運転した場合にはステップS100でヒータフラグをオン状態にセットし、ステップS87へ移行する。即ち、ヒータ60はヒータ60のオフ状態でドラム出口温度Tdoの検出結果が運転再開値Trp以下に下降した場合に再びオンされる。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
乾燥処理で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断された場合にヒータ60を運転し、循環ダクト26内を流れる空気をエバポレータ27の下流側で加熱したので、コンプモータ34の起動時に冷媒の寝込みの影響でヒートポンプの加熱性能が低下することを補うことができる。このため、室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下の場合にドラム出口温度Tdoが実施例1に比べて迅速に昇温するので、通常加速処理を実施例1に比べて迅速に実行できる。
乾燥処理で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断された場合にヒータ60を運転し、循環ダクト26内を流れる空気をエバポレータ27の下流側で加熱したので、コンプモータ34の起動時に冷媒の寝込みの影響でヒートポンプの加熱性能が低下することを補うことができる。このため、室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下の場合にドラム出口温度Tdoが実施例1に比べて迅速に昇温するので、通常加速処理を実施例1に比べて迅速に実行できる。
図15の洗い処理は主制御回路47のCPUが実施例1の図5の洗い処理または実施例2の図5の洗い処理または実施例3の図5の洗い処理に換えて実行するものであり、CPUは図15のステップS13でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転開始コマンドを送信した場合にはステップS151で外気ファンモータ37を運転開始し、ステップS152で室温センサ40からの温度信号に基づいて室温Trを検出し、ステップS153で室温Trの検出結果を着霜予想値Tfと比較する。ここで「Tr>Tf」であると判断した場合にはステップS154でRAMのコンプ加熱中フラグをオフ状態にリセットし、ステップS159でタイマTの加算結果を洗い時間の設定結果と比較する。
主制御回路47のCPUはステップS153で「Tr≦Tf」であると判断すると、ステップS155でROMに予め記録された初期値C0をRAMの通電率Cに設定し、ステップS156でインバータ制御回路51に通電率Cの初期設定結果を送信する。この通電率Cはコンプモータ34の予め決められた特定の2相のコイル(例えばU相のコイルおよびV相のコイル)のそれぞれを単位時間当りにどれだけオンするかを通知するものであり、CPUはステップS156でインバータ制御回路51に通電率Cの初期設定結果を送信した場合にはステップS157でインバータ制御回路51に通電開始コマンドを送信し、ステップS158でRAMのコンプ加熱中フラグをオン状態にセットする。このインバータ制御回路51は通電開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路59を制御し、コンプモータ34の特定の2相のコイルのそれぞれだけを通電率Cの初期設定結果で通電開始する。この状態ではコンプモータ34の回転軸の静止状態で特定の2相のコイルのそれぞれが発熱し、コンプモータ34内で潤滑油が加熱される。この潤滑油には冷媒が溶け込んでおり、潤滑油中の冷媒は潤滑油が加熱されることで蒸発する。
主制御回路47のCPUはステップS158でコンプ加熱中フラグをオン状態にセットすると、ステップS159でタイマTの加算結果を洗い時間の設定結果と比較する。ここでタイマTの加算結果が洗い時間の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS160へ移行し、コンプ加熱中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでコンプ加熱中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS161のコンプ加熱処理へ移行する。このコンプ加熱処理はコンプモータ34の特定の2相のコイルのそれぞれだけを通電することで回転磁界を生成することなく発熱させるものであり、コンプ加熱中フラグがオン状態に設定されている場合にはステップS5の排水処理1とステップS6の給水処理2とステップS7のすすぎ処理とステップS8の排水処理2とステップS9の脱水処理のそれぞれでもコンプ加熱処理が実行される。
図16のすすぎ処理は主制御回路47のCPUが実施例1または実施例2または実施例3のすすぎ処理に換えて実行するものであり、CPUはステップS36でコンプ加熱中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にステップS37のコンプ加熱処理へ移行する。図17の脱水処理は主制御回路47のCPUが実施例1または実施例2または実施例3の脱水処理に換えて実行するものであり、CPUはステップS46でコンプ加熱中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にステップS47のコンプ加熱処理へ移行し、ステップS45でインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信した場合にステップS48でRAMのコンプ加熱中フラグをオフ状態にリセットする。
主制御回路47のCPUは図15のステップS159でタイマTの加算結果が洗い時間の設定結果に到達したと判断すると、ステップS162へ移行する。ここでインバータ制御回路51にドラムモータ5の運転停止コマンドを送信することでドラムモータ5を運転停止し、ステップS163で外気ファンモータ37を運転停止し、洗い処理を終える。
図18は主制御回路47のCPUがステップS161とステップS37とステップS47のそれぞれで実行するコンプ加熱処理を示すものであり、CPUはステップS171でタイマTの加算結果に基づいて一定時間T2が経過したか否かを判断する。このステップS171は前回に一定時間T2が経過したと判断したことを基準に一定時間T2が経過したか否かを判断するものであり、CPUはステップS171で一定時間T2が経過したと判断した場合にはステップS172で吐出口温度センサ44からの温度信号に基づいて吐出口温度Ttを検出し、ステップS173でRAMから通電率Cの現在の設定結果を検出する。
主制御回路47のCPUはステップS173で通電率Cの設定結果を検出すると、ステップS174で吐出口温度Ttの検出結果をROMに予め記録された上限温度Tu(例えば40°C)と比較する。ここで「Tt>Tu」であると判断した場合にはステップS175へ移行し、通電率Cの検出結果をROMに予め記録された下限値Clowと比較する。ここで「C≧Clow」であると判断した場合にはステップS176で通電率Cの検出結果からROMに予め記録された単位値C1を減算し、ステップS180でインバータ制御回路51に通電率Cの減算結果を送信する。このインバータ制御回路51は通電率Cの減算結果を受信した場合にはコンプモータ34の特定の2相のコイルのそれぞれを通電率Cの受信結果で通電し、特定の2相のコイルのそれぞれの通電率Cを現在値から単位値C1だけ低下させることでコンプレッサ33の加熱状態を弱める。
主制御回路47のCPUはステップS174で「Tt≦Tu」であると判断すると、ステップS177で吐出口温度Ttの検出結果をROMに予め記録された下限温度Td(例えば20°C)と比較する。ここで「Tt≦Td」であると判断した場合にはステップS178へ移行し、通電率Cの検出結果をROMに予め記録された上限値Chiと比較する。ここで「C≦Chi」であると判断した場合にはステップS179で通電率Cの検出結果に単位値C1を加算し、ステップS180でインバータ制御回路51に通電率Cの加算結果を送信する。このインバータ制御回路51は通電率Cの加算結果を受信した場合にはコンプモータ34の特定の2相のコイルのそれぞれを通電率Cの受信結果で通電し、特定の2相のコイルのそれぞれの通電率Cを現在値から単位値C1だけ高めることでコンプレッサ33の加熱状態を強める。即ち、コンプ加熱処理は吐出口温度Ttの検出結果が下限値Tdおよび上限値Tuの範囲内に収束するように通電率Cを加減するものである。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
洗い処理でコンプモータ34の回転軸が回転しないようにコンプモータ34のステータコイルに通電したので、乾燥処理が開始される前に冷媒の寝込みの影響が軽減される。このため、乾燥処理では冷媒の寝込みの影響が事前に軽減されていることに基づいてドラム入口温度Tdiが迅速に高まるので、室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下の場合であっても迅速に通常加速処理を実行できる。
洗い処理でコンプモータ34の回転軸が回転しないようにコンプモータ34のステータコイルに通電したので、乾燥処理が開始される前に冷媒の寝込みの影響が軽減される。このため、乾燥処理では冷媒の寝込みの影響が事前に軽減されていることに基づいてドラム入口温度Tdiが迅速に高まるので、室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下の場合であっても迅速に通常加速処理を実行できる。
図19の乾燥処理は主制御回路47のCPUが実施例1の図10の乾燥処理または実施例2の図10の乾燥処理または実施例3の図14の乾燥処理または実施例4の図10の乾燥処理に換えて行うものであり、CPUは図19のステップS192へ移行した場合にはエバ入口温度Teiの検出結果をROMに予め記録された運転中断値Tc(例えば−5°C)と比較する。このステップS192は下記1)〜4)のそれぞれの場合に実行されるものであり、CPUはステップS192で「Tei≦Tc」であると判断した場合にはステップS194へ移行し、ステップS192で「Tei>Tc」であると判断した場合にはステップS193へ移行する。
1)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS78でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Tiを上回ると判断された場合
2)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS78でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS79でコンプモータ34の運転周波数fの検出結果が下限値flow未満であると判断された場合
3)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS78でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS79でコンプモータ34の運転周波数fの検出結果が下限値flow以上であると判断され、ステップS80で運転周波数fの検出結果から単位値f3が減算され、ステップS191で運転周波数fの減算結果がインバータ制御回路51に送信された場合
4)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Tiを上回ると判断され、ステップS81でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断された場合
主制御回路47のCPUはステップS193へ移行すると、エバ出口温度Teoの検出結果を運転中断値Tcと比較する。ここで「Teo>Tc」であると判断した場合にはステップS87へ移行し、「Teo≦Tc」であると判断した場合にはステップS194へ移行する。この運転中断値Tcはエバポレータ27のフィン29に霜が付着していることを判定するための第3の閾値に相当するものである。この運転中断値Tcは着霜予想値Tfおよび着霜判定値Tiのそれぞれに比べて低く設定されたものであり、エバポレータ27のフィン29に霜が付着している場合にはエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のいずれか一方が運転中断値Tc以下であると判断され、ステップS194が実行される。
1)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS78でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Tiを上回ると判断された場合
2)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS78でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS79でコンプモータ34の運転周波数fの検出結果が下限値flow未満であると判断された場合
3)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS78でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断され、ステップS79でコンプモータ34の運転周波数fの検出結果が下限値flow以上であると判断され、ステップS80で運転周波数fの検出結果から単位値f3が減算され、ステップS191で運転周波数fの減算結果がインバータ制御回路51に送信された場合
4)ステップS77でエバ入口温度Teiの検出結果が着霜判定値Tiを上回ると判断され、ステップS81でエバ出口温度Teoの検出結果が着霜判定値Ti以下であると判断された場合
主制御回路47のCPUはステップS193へ移行すると、エバ出口温度Teoの検出結果を運転中断値Tcと比較する。ここで「Teo>Tc」であると判断した場合にはステップS87へ移行し、「Teo≦Tc」であると判断した場合にはステップS194へ移行する。この運転中断値Tcはエバポレータ27のフィン29に霜が付着していることを判定するための第3の閾値に相当するものである。この運転中断値Tcは着霜予想値Tfおよび着霜判定値Tiのそれぞれに比べて低く設定されたものであり、エバポレータ27のフィン29に霜が付着している場合にはエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のいずれか一方が運転中断値Tc以下であると判断され、ステップS194が実行される。
主制御回路47のCPUはステップS194へ移行すると、ファンモータ22を運転停止する。そして、ステップS195でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転停止コマンドを送信することでコンプモータ34を運転停止し、ステップS196でタイマTsに初期値T0をセットする。このタイマTsは図6のタイマ割込み処理で一定値T1が加算されるものであり、CPUはステップS196でタイマTsをリセットすることでファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれを運転停止したことを基準に中断時間の計測処理を開始する。
主制御回路47のCPUはステップS196でタイマTsをリセットすると、ステップS197でタイマTsの加算結果をROMに予め記録された一定値T3(60)と比較する。ここで「Ts=T3」であると判断した場合にはステップS198へ移行し、エバ入口温度センサ45からの温度信号に基づいてエバ入口温度Teiを検出する。そして、ステップS199でエバ出口温度センサ46からの温度信号に基づいてエバ出口温度Teoを検出し、ステップS200でエバ入口温度Teiの検出結果をROMに予め記録された運転再開値Tk(例えば1°C)と比較し、ステップS201でエバ出口温度Teoの検出結果を運転再開値Tkと比較する。この運転再開値Tkはエバポレータ27のフィン29に付着していた霜が溶けたか否かを判定するための値であり、CPUはエバポレータ27のフィン29に付着していた霜が溶けていない場合にはエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のいずれか一方が運転再開値Tk以下であると判断してステップS198に復帰し、エバポレータ27のフィン29に付着していた霜が溶けた場合にはエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果の双方が運転再開値Tkを上回ると判断してステップS202へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS202へ移行すると、ファンモータ22の運転を再開する。そして、ステップS203で運転周波数fに初期値f0をセットし、ステップS204で運転周波数fの初期設定結果をインバータ制御回路51に送信し、ステップS205でインバータ制御回路51にコンプモータ34の運転開始コマンドを送信する。即ち、ファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれを運転停止することでエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果の双方が運転再開値Tkを上回る値に昇温した場合にはファンモータ22の運転が再開され、コンプモータ34の運転が初期値f0から再開される。
主制御回路47のCPUはステップS205で運転開始コマンドを送信すると、ステップS206でタイマTsの加算結果を検出し、ステップS207でタイマTsの検出結果を乾燥時間の設定結果に加算する。この処理は乾燥時間の設定結果をファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの中断時間だけ延長するものであり、CPUはステップS207で乾燥時間の設定結果を延長した場合にはステップS208で室温センサ40からの温度信号に基づいて室温Trを検出し、ステップS209で室温Trの検出結果を着霜予想値Tfと比較する。ここで「Tr>Tf」であると判断した場合には図9のステップS59へ移行し、「Tr≦Tf」であると判断した場合には図19のステップS73へ移行する。
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
乾燥処理で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断された場合にはエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれを運転中断値Tcと比較し、エバ入口温度Teiの検出結果またはエバ出口温度Teoの検出結果が運転中断値Tc以下であると判断された場合にはファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれを運転状態から停止した。このため、コンプモータ34を速度変化率f3で加速または速度変化率f3で減速または速度変化率f4で加速しているにも拘らずエバポレータ27のフィン29に霜が付着した場合にはコンプモータ34が停止することでコンデンサ30内の高温度の冷媒がエバポレータ27内に流れ込むので、エバポレータ27のフィン29に付着した霜を冷媒の熱で溶かすことができる。しかも、ファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの停止状態でエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれを運転再開値Tkと比較し、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果の双方が運転再開値Tkを上回ると判断された場合にファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの運転を再開したので、エバポレータ27のフィン29に付着していた霜が溶けたタイミングで温風の注入処理を再開できる。
乾燥処理で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断された場合にはエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれを運転中断値Tcと比較し、エバ入口温度Teiの検出結果またはエバ出口温度Teoの検出結果が運転中断値Tc以下であると判断された場合にはファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれを運転状態から停止した。このため、コンプモータ34を速度変化率f3で加速または速度変化率f3で減速または速度変化率f4で加速しているにも拘らずエバポレータ27のフィン29に霜が付着した場合にはコンプモータ34が停止することでコンデンサ30内の高温度の冷媒がエバポレータ27内に流れ込むので、エバポレータ27のフィン29に付着した霜を冷媒の熱で溶かすことができる。しかも、ファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの停止状態でエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれを運転再開値Tkと比較し、エバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果の双方が運転再開値Tkを上回ると判断された場合にファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの運転を再開したので、エバポレータ27のフィン29に付着していた霜が溶けたタイミングで温風の注入処理を再開できる。
キャピラリーチューブ35には、図20に示すように、減圧器用ヒータに相当するヒータ70が固定されている。このヒータ70はキャピラリーチューブ35を加熱するものであり、キャピラリーチューブ35の表面にシリコン被膜ヒータを巻回することから構成されている。このヒータ70はヒータ駆動回路を介して主制御回路47に接続されている。このヒータ駆動回路はヒータ70に駆動電源を印加することでヒータ70を電気的にオンし、ヒータ70から駆動電源を遮断することでヒータ70を電気的にオフするものであり、主制御回路47のCPUはヒータ駆動回路を制御することでヒータ70をオンオフ操作する。
図21の乾燥処理は主制御回路47のCPUが図19の乾燥処理に換えて実行するものであり、CPUは図21のステップS192でエバ入口温度Teiの検出結果が運転中断値Tc以下であると判断した場合およびステップS193でエバ出口温度Teoの検出結果が運転中断値Tc以下であると判断した場合のそれぞれにはステップS210の冷媒回収処理へ移行する。図22はステップS210の冷媒回収処理を示すものであり、CPUはステップS211でヒータ70をオンする。このヒータ70はヒータ70をROMに予め記録された通電率で運転するものであり、ヒータ70のオン状態ではキャピラリーチューブ35が加熱され、冷媒がキャピラリーチューブ35内でガス化することで圧力損失が発生する。このため、ガスがキャピラリーチューブ35内で壁となることでコンデンサ30内の液状の高圧冷媒の流れがホールドされるので、エバポレータ27内の液状の低温度の冷媒がコンプレッサ33を通してコンデンサ30内に移動する。
主制御回路47のCPUはステップS211でヒータ70をオンすると、ステップS212でタイマTsをリセットし、ステップS213で運転周波数fにマックス周波数fmax1(110Hz)を設定し、ステップS214でインバータ制御回路51に運転周波数fの設定結果を送信することでコンプモータ32をマックス周波数fmax1で運転する。そして、ステップS215へ移行し、モータ駆動回路56を制御することでファンモータ22の回転速度をマックス速度(例えば4300rpm)に高める。このモータ駆動回路56はファンモータ22の駆動電源の電圧レベルを段階的に高めることでファンモータ22の回転速度を可変するものであり、CPUはステップS215でファンモータ22の回転速度をマックス速度に高めた場合にはステップS216へ移行する。
主制御回路47のCPUはステップS216へ移行すると、タイマTsの加算結果を一定値T2(120)と比較する。ここで「Ts=T2」であると判断した場合にはステップS217へ移行し、ヒータ70をオフする。そして、図21のステップS194でファンモータ22を運転停止し、ステップS195でコンプモータ34を運転停止する。このヒータ70のオフ状態ではキャピラリーチューブ35が冷却されるので、コンデンサ30内の高温度の冷媒が圧力差でエバポレータ27に向けて流れる。このエバポレータ27は冷媒が流れていない空の状態にあり、冷媒の熱はエバポレータ27のフィン29に付着していた霜を溶かすことに消費される。
上記実施例6によれば次の効果を奏する。
エバ入口温度Teiの検出結果またはエバ出口温度Teoの検出結果が運転中断値Tc以下であると判断された場合にはファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの運転状態でヒータ70をオンした。このヒータ70の運転状態ではキャピラリーチューブ35が加熱され、冷媒がキャピラリーチューブ35内でガス化する。このガスがキャピラリーチューブ35内で壁となることでコンデンサ30内の液状の高圧冷媒の流れがホールドされるので、エバポレータ27内の液状の低温度の冷媒がコンプレッサ33を通してコンデンサ30内に移動する。このヒータ70がオンされてから一定時間T2が経過した時点でヒータ70をオフしてファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれを運転状態から停止した。このヒータ70の運転停止状態ではコンデンサ30内の高温度の冷媒が圧力差でエバポレータ27に向けて流れるので、エバポレータ27のフィン28に付着していた霜を冷媒の熱で溶かすことができる。
エバ入口温度Teiの検出結果またはエバ出口温度Teoの検出結果が運転中断値Tc以下であると判断された場合にはファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの運転状態でヒータ70をオンした。このヒータ70の運転状態ではキャピラリーチューブ35が加熱され、冷媒がキャピラリーチューブ35内でガス化する。このガスがキャピラリーチューブ35内で壁となることでコンデンサ30内の液状の高圧冷媒の流れがホールドされるので、エバポレータ27内の液状の低温度の冷媒がコンプレッサ33を通してコンデンサ30内に移動する。このヒータ70がオンされてから一定時間T2が経過した時点でヒータ70をオフしてファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれを運転状態から停止した。このヒータ70の運転停止状態ではコンデンサ30内の高温度の冷媒が圧力差でエバポレータ27に向けて流れるので、エバポレータ27のフィン28に付着していた霜を冷媒の熱で溶かすことができる。
サクションパイプ80の表面には、図23に示すように、キャピラリーチューブ35が接触状態で巻回されている。このサクションパイプ80はコンデンサ30の冷媒管およびエバポレータ27の冷媒管相互間を接続するものであり、ファンモータ22およびコンプモータ34のそれぞれの運転状態ではキャピラリーチューブ35およびサクションパイプ80相互間で熱交換が行われる。
上記実施例7によれば次の効果を奏する。
乾燥処理で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断された場合にコンプモータ34が速度変化率Δf3およびΔf4のそれぞれで加熱されている状態ではコンプレッサ33から吐出された高温高圧の冷媒がキャピラリーチューブ35内に流れ込むので、冷媒の熱でサクションパイプ80が加熱される。このため、冷媒の温度がサクションパイプ80で高くなるので、エバポレータ27の飽和温度が0°C以下に下がることを抑制できる。従って、コンプモータ34を速度変化率Δf3で加速することができるので、通常加速処理を迅速に実行できる。
乾燥処理で室温Trの検出結果が着霜予想値Tf以下であると判断された場合にコンプモータ34が速度変化率Δf3およびΔf4のそれぞれで加熱されている状態ではコンプレッサ33から吐出された高温高圧の冷媒がキャピラリーチューブ35内に流れ込むので、冷媒の熱でサクションパイプ80が加熱される。このため、冷媒の温度がサクションパイプ80で高くなるので、エバポレータ27の飽和温度が0°C以下に下がることを抑制できる。従って、コンプモータ34を速度変化率Δf3で加速することができるので、通常加速処理を迅速に実行できる。
上記実施例1〜実施例7のそれぞれにおいては、スーパーヒート処理でエバ入口温度Teiの検出結果およびエバ出口温度Teoの検出結果のそれぞれが着霜判定値Tiを上回るようにコンプモータ34の運転周波数fを設定しても良い。
上記実施例1〜実施例7のそれぞれにおいては、エバ入口温度センサ45およびエバ出口温度センサ46の一方を廃止しても良い。
上記実施例1〜実施例7のそれぞれにおいては、エバ入口温度センサ45に換えてエバポレータ27の温度を検出する第1の温度センサを設け、エバ入口温度センサ46に換えてエバポレータ27の温度を検出する第1の温度センサよりも冷媒の流れの下流側で検出する第2の温度センサを設けても良い。
上記実施例1〜実施例7のそれぞれにおいては、エバ入口温度センサ45に換えてエバポレータ27の温度を検出する第1の温度センサを設け、エバ入口温度センサ46に換えてエバポレータ27の温度を検出する第1の温度センサよりも冷媒の流れの下流側で検出する第2の温度センサを設けても良い。
1は外箱、2は出入口、4は水受槽、5はドラムモータ(洗濯モータ)、7はドラム(洗濯槽)、22はファンモータ、24はファン(送風機)、26は循環ダクト(通風路)、27はエバポレータ(蒸発器)、28は冷媒管、29はフィン、30はコンデンサ(凝縮器)、31は冷媒管、33はコンプレッサ(圧縮機)、34はコンプモータ、35はキャピラリーチューブ(減圧器)、40は室温センサ(外気温センサ)、45はエバ入口温度センサ(蒸発器温度センサ)、46はエバ出口温度センサ(蒸発器温度センサ)、47は主制御回路(運転コース設定手段,比較手段,第1の速度設定手段,第2の速度設定手段)、51はインバータ制御回路(モータ駆動手段)、60はヒータ(補助用ヒータ)、70はヒータ(減圧器用ヒータ)を示している。
Claims (6)
- 洗濯物を洗濯するための水を受ける水受槽と、
前記水受槽の内部に設けられ、洗濯物が投入されるものであって洗濯モータを駆動源として回転操作される洗濯槽と、
前記水受槽を取囲む中空状をなすものであって、前記洗濯槽内に対して洗濯物を出し入れするための出入口を有する外箱と、
前記水受槽を経路の一部とする環状をなすものであって、前記水受槽内の空気が循環する通風路と、
前記水受槽内の空気を前記通風路に沿って循環させるものであって、ファンモータを駆動源とする送風機と、
前記通風路内に前記水受槽の外部に位置して設けられ、冷媒が流通することが可能な冷媒管および冷媒管の外周面に接合された複数のフィンを有するものであって前記通風路内を流通する空気を冷却する蒸発器と、
前記通風路内に前記水受槽の外部に位置して設けられ、前記蒸発器の冷媒管に接続された冷媒管を有するものであって前記通風路内を流通する空気を前記蒸発器よりも空気の流れの下流側で加熱する凝縮器と、
前記凝縮器の冷媒管および前記蒸発器の冷媒管のそれぞれに当該順序で冷媒を流通させるものであって、速度制御可能なコンプモータを駆動源とする圧縮機と、
前記凝縮器の冷媒管および前記蒸発器の冷媒管相互間で冷媒の流れを絞るものであって、開口度が固定されたパイプからなる減圧器と、
前記外箱の外部の温度を検出する外気温センサと、
前記蒸発器の温度を検出する蒸発器温度センサと、
前記洗濯槽内の洗濯物を洗濯するための運転コースを設定するものであって、運転コースとして前記コンプモータおよび前記ファンモータのそれぞれを運転することで前記洗濯槽内に前記蒸発器が冷却し且つ前記凝縮器が加熱した空気を注入する乾燥処理を含むものを設定することが可能な運転コース設定手段と、
前記乾燥処理で前記コンプモータが停止状態から運転される場合に前記外気温センサの検出結果が予め決められた第1の閾値に比べて大きいか否かを判断するものであって、当該第1の閾値として前記コンプモータが停止状態から予め決められた通常パターンで加速された場合に前記蒸発器のフィンに霜が付着するか否かを判定するための温度を使用する比較手段と、
前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きいと判断された場合に前記コンプモータの回転速度を設定するものであって、前記乾燥処理で前記コンプモータが停止状態から運転される場合に前記コンプモータの回転速度を前記通常パターンで高める第1の速度設定手段と、
前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きくないと判断された場合に前記コンプモータの回転速度を設定するものであって、前記乾燥処理で前記コンプモータが停止状態から運転される場合に前記蒸発器温度センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて低い温度であって前記蒸発器のフィンに霜が付着する温度である第2の閾値を上回るように前記コンプモータの回転速度を設定する第2の速度設定手段と、
前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きいと判断された場合には前記乾燥処理で前記コンプモータを前記第1の速度設定手段の設定結果で回転操作し、前記外気温センサの検出結果が前記第1の閾値に比べて大きくないと判断された場合には前記乾燥処理で前記コンプモータを前記第2の速度設定手段の設定結果で回転操作するモータ駆動手段を備えたことを特徴とする洗濯機。 - 前記運転コース設定手段は、前記洗濯モータを回転操作することで前記洗濯槽内の洗濯物から水分を遠心力で排出する脱水処理を前記乾燥処理より前に行う運転コースを設定することが可能なものであり、
前記脱水処理では、前記コンプモータおよび前記ファンモータのそれぞれが運転されることで前記洗濯槽内に前記蒸発器が冷却し且つ前記凝縮器が加熱した空気が注入されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。 - 前記通風路内に前記水受槽の外部に位置して設けられ、前記通風路内を循環する空気を前記蒸発器よりも空気の流れの下流側で加熱する電気的な補助用ヒータを備え、
前記補助用ヒータは、前記乾燥処理で前記コンプモータが前記第2の速度設定手段の設定結果で回転操作される場合に運転されるものであることを特徴とする請求項1・2のいずれかに記載の洗濯機。 - 前記運転コース設定手段は、前記洗濯モータを回転操作することで前記洗濯槽内の洗濯物を洗剤分を含有する水で洗う洗い処理を前記乾燥処理より前に行う運転コースを設定することが可能なものであり、
前記洗い処理では、前記コンプモータの回転軸が回転しないように前記コンプモータのコイルが通電されることを特徴とする請求項1・2・3のいずれかに記載の洗濯機。 - 前記乾燥処理で前記コンプモータが前記第2の速度設定手段の設定結果で回転操作されている場合に前記蒸発器温度センサの検出結果を前記蒸発器に霜が付着しているか否かを判定するために予め決められた第3の閾値と比較するものであって、当該第3の閾値として前記第1の閾値および前記第2の閾値のそれぞれに比べて低い温度を使用する手段と、
前記蒸発器温度センサの検出結果が前記第3の閾値以下であると判断された場合に前記ファンモータおよび前記コンプモータのそれぞれを運転状態から停止する手段と、
前記ファンモータおよび前記コンプモータのそれぞれが運転停止された状態で前記蒸発器温度センサの検出結果を予め決められた第4の閾値と比較するものであって、当該第4の閾値として前記蒸発器に付着していた霜が融解したか否かを判定するための温度を使用する手段と、
前記蒸発器温度センサの検出結果が前記第4の閾値に比べて大きいと判断された場合に前記ファンモータおよび前記コンプモータのそれぞれの運転を再開する手段を備えたことを特徴とする請求項1・2・3・4のいずれかに記載の洗濯機。 - 前記減圧器を加熱する電気的な減圧器用ヒータと、
前記蒸発器温度センサの検出結果が前記第3の閾値以下であると判断された場合に前記ファンモータおよび前記コンプモータのそれぞれが運転停止される前に前記減圧器用ヒータを運転停止状態から運転にする手段と、
前記減圧器用ヒータが運転にされてから予め決められた時間が経過した場合に前記減圧器用ヒータを運転状態から停止する手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
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