JP2010104443A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誤使用を防止すると共に、マッサージ性を低下させることなく、クッション性を向上させ、マッサージ機能とソファ機能を両立したマッサージ機を提供する。
【解決手段】 マッサージ機1は、座面を備えた座部2と、マッサージ手段4を備えた背もたれ3と、を有する椅子型マッサージ機である。そして、背もたれ3に着脱自在に配置される背クッション5と、背クッション5の配置を検知する検知手段6と、検知された背クッション5の配置に合わせて前記マッサージ手段4の動作を制御する制御手段8と、背クッション5の配置に関して報知する報知手段と、を設けており、報知手段が背クッション5の配置が適切か否かの注意および検知手段6により検知された背クッション5の配置が適切でない場合に警告を行うものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マッサージ機、殊に椅子型マッサージ機に関するものである。
従来から、椅子型マッサージ機として、例えば特許文献1に記載の発明のように、マッサージ機の座部に座った使用者の体型を検知して、その検知情報をマッサージ動作にフィードバックさせたものや、マッサージ機能に加え椅子型であるその形状からマッサージを行わない時にソファとして使用されるものもある。
そして、ソファとして使用されるものとして、例えば、特許文献2に記載の発明のように、マッサージ手段を背もたれに昇降自在で設け、マッサージを行わない時にはマッサージ手段を下方のスリットに収納して、施療子が使用者に接触することを防止しソファとしての座り心地を向上させたものもある。
しかしながら、ソファ機能とマッサージ機能を両立したマッサージ機は、マッサージ手段の施療子や揉み玉等が突出する背もたれの前面部分に対してマッサージ性が低下するため、クッションを設けることができず、ソファとしての十分なクッション性が得られないものであった。
また、背もたれに着脱自在のクッションを設け、ソファとして使用する際に、背もたれにクッションを配置して、マッサージ手段が突出する背もたれの前面部分をクッションで覆うことで、ソファとしてのクッション性を向上させたものもある。しかし、クッションを取り除くことを忘れてクッションで背もたれの前面部分を覆ったままマッサージを行う等の誤使用を生じ易いものであった。
特開平05−003898号公報 特開2002−085500号公報
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みて発明したものであり、誤使用を防止すると共に、背もたれのマッサージ性を低下させることなく、クッション性を向上させ、マッサージ機能とソファ機能を両立したマッサージ機を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明に係るマッサージ機1は、座面を備えた座部2と、マッサージ手段4を備えた背もたれ3と、を有する椅子型マッサージ機であって、前記背もたれ3に着脱自在に配置される背クッション5と、前記背クッション5の配置を検知する検知手段6と、検知された前記背クッション5の配置に合わせて前記マッサージ手段4の動作を制御する制御手段8と、前記背クッション5の配置に関して報知する報知手段と、を設けており、前記報知手段が前記背クッション5の配置が適切か否かの注意および前記検知手段6により検知された前記背クッション5の配置が適切でない場合に警告を報知するものとしたことを特徴とする。
このような構成をしたことで、前記背もたれ3に配置した前記背クッション5によりソファとしてのクッション性が得られ、マッサージを行う際に前記背クッション5を前記背もたれ3から取り除くことで、前記背クッション5による前記マッサージ手段4のマッサージ効果の低下を防止することができる。そして、前記マッサージ手段4の動作を前記制御手段8が前記検知手段6によって検知された前記背クッション5の配置に合わせて制御すると共に、検知された前記背クッション5の配置が適切で無い場合に前記報知手段が警告するため、誤使用の際に、前記マッサージ手段4の動作命令の解除あるいは前記背クッション5の配置変更等の所望する機能に適した状態への移行を使用者に促がすことができる。
また、前記検知手段6が前記マッサージ手段4のマッサージ開始前に検知動作を行なうものであり、前記報知手段が前記検知手段6の検知動作の前に前記注意を報知するものとすることで、マッサージ開始前の準備段階の初期から前記背クッション5の配置を適切な状態にすることを啓蒙でき、誤使用の発生がより抑制されると共に、マッサージを行う準備を円滑に行えるものとなり好ましい。
上記のように、制御手段と、報知手段により、マッサージ手段および背クッションの誤使用が防止されると共に、所望する機能に適した状態への移行が円滑に行われる。そのため、マッサージ手段が使用者に接触することを防止したクッション性の高いソファ機能と、背クッションを介してマッサージを行うことを防止したマッサージ性の高いマッサージ機能と、を両立した誤使用の恐れの無い快適なマッサージ機となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
本発明のマッサージ機1は、図1のように、椅子型マッサージ機であり、使用者が座る座面を備えた座部2と、使用者の背中に対するマッサージ手段4を備えた背もたれ3と、背もたれ3の前面、特にマッサージ手段4の前面を覆う形状で背もたれ3に配置された背クッション5と、背クッション5の配置を検知する検知手段6と、検知された背クッション5の配置に合わせてマッサージ手段4の制御を行う制御手段8と、マッサージ手段4の操作を行う入力手段である操作器10と、操作器10に設けた表示部11や音声発生部12等の報知手段と、使用者の背中がマッサージを行うのに適切な位置に有るか否かを検知する動作センサ13と、からなるものである。
そして、背クッション5は背もたれ3に対して位置の変更が可能であり、図2に示すように、背クッション5の背もたれ3に当接する面(以下、裏面と記載)側の内部にマーカー7が設けてあり、検知手段6がマーカー7を検出することで、背クッション5の配置を検知するものである。詳しくは、背もたれ3に設けた検知手段6である変位センサが、マーカー7である金属部材との距離を測定し、測定値に比例した電圧を制御手段8に出力して、制御手段8に背クッション5の背もたれ3における配置状況を把握させる。
また、動作センサ13は、例えば、圧力センサであり、背もたれ3に掛かる使用者からの圧力を検知して、検知された圧力が所定値以上であれば、使用者の背中が適切な位置にあると判定して、制御手段8に信号を出力するものである。
また、制御手段8の制御動作は、図3および図4に示すように、操作器10によりマッサージ手段4を動作させる操作がなされると、制御手段8がマッサージ手段4の動作を準備する準備動作モードに入り、背クッション5の配置状況に関わらず、背クッション5を所定の位置から移動させるよう報知手段が注意を行い、背クッション5の所定の位置からの排除を啓蒙すると共に、所定の位置に背クッション5を配置した状態でのマッサージが誤使用であることを使用者に説明する。
そして、所定時間経過後、検知手段6が背クッション5の検知動作を行い、背クッション5の位置情報を検知して、準備動作モードが完了となる。なお、上記背クッション5における所定の位置とは、マッサージ手段4の動作に支障を生じる位置であり、詳しくは、背クッション5がマッサージ手段4の前面を覆う状態等のマッサージ手段4によるマッサージ効果が低下する位置である。
そして、制御手段8はマッサージ手段4の動作開始を許可するか否かを判断するため、検知された背クッション5の位置情報から背クッション5が所定の位置に有るか無いかの判定を行う。
制御手段8が所定の位置に背クッション5が有ると判定した場合、制御手段8はマッサージ手段4の動作開始を許可できないと判断し、マッサージ手段4を動作させることなく、図5に示すように、報知手段により背クッション5を所定の位置から移動させるよう操作器10に設けた表示部11の表示や音声発生部12からの音声で警告を行い、背クッション5が所定の位置にありマッサージ手段4の動作を許可できないことを説明する。
上記報知手段の警告に従い背クッション5を所定の位置から取り除き、再度操作器10によりマッサージ手段4を動作させる操作がなされると、所定の時間内であれば準備動作モードの他の処理を省き背クッション5の位置検知のみを行い、マッサージ手段4の動作開始の可不可の判定がなされる。
また、所定の位置に無いと判定された場合、制御手段8はマッサージ手段4の動作開始を許可すると判断して、動作センサ13からの信号をチェックし、使用者の背中が適切な位置にあると判断すると、マッサージ手段4の動作を開始する。
したがって、背クッション5によりマッサージ効果が低下する状態でのマッサージ手段4の動作を防止すると共に、背クッション5の配置変更中等で使用者の背中が適切な位置に無い状態でのマッサージ手段4の動作を禁止したことで、誤使用の恐れが無くマッサージを行える適切なマッサージ機1となる。
なお、操作器10による解除操作が行われるまで所定の時間毎に背クッション5の検知を数回繰り返し、その都度マッサージ手段4の動作開始の可不可を判定する所定の時間内であれば再操作を不要としたものや、再操作毎に準備動作モードを最初から全て行うものとしてもよい。
また、所定の位置から取り除いた背クッション5を配置できる収納部、例えば、背クッション用収納ラック等をマッサージ機1の背面や側面等のマッサージ手段4の動作に支障の無い位置に設ければ、所定の位置から取り除いた背クッション5が収納部に保管されることで、マッサージ機能の利用による背クッション5の紛失の恐れが無くなる。
そして、該収納部に背クッション5の検知手段6を設け、収納部側の検知手段6が背クッション5を検知すると、制御手段8がマッサージ手段4の動作開始を許可するものとしてもよい。
なお、背クッション5に背もたれ3への取付手段、例えば、磁石等を設け、検知手段6を該取付手段による取付を検知するものとしたり、操作器10以外に報知手段を設けたりしてもよく、報知手段が動作センサ13の検知情報も報知するものであってもよく、上記実施形態の例示のみに限定するのではなく、本願発明を実施可能とするものであれば、適宜変更可能である。
本発明のマッサージ機の斜視図である。 同上の背クッションの(a)裏面側の断面図、(b)側面図、(c)背もたれに配置した状態の構成図である。 同上の制御動作のブロック図である。 同上の制御動作のフローチャートである。 同上の操作器の概略図である。
符号の説明
1 マッサージ機
2 座部
3 背もたれ
4 マッサージ手段
5 背クッション
6 検知手段
7 マーカー
8 制御手段
10 操作器
11 表示部
12 音声発生部
13 動作センサ

Claims (2)

  1. 座面を備えた座部と、マッサージ手段を備えた背もたれと、を有する椅子型マッサージ機であって、前記背もたれに着脱自在に配置された背クッションと、前記背クッションの配置を検知する検知手段と、検知された前記背クッションの配置に合わせて前記マッサージ手段のマッサージ動作を制御する制御手段と、前記背クッションの配置に関して報知する報知手段と、を設けており、前記報知手段が前記背クッションの配置が適切か否かの注意および前記検知手段により検知された配置が適切で無い場合に警告を報知するものであることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記検知手段が前記マッサージ手段のマッサージ開始前に検知動作を行なうものであり、前記報知手段が前記検知手段の検知動作の前に前記注意を報知するものであることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
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