JP2001104425A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2001104425A
JP2001104425A JP21408099A JP21408099A JP2001104425A JP 2001104425 A JP2001104425 A JP 2001104425A JP 21408099 A JP21408099 A JP 21408099A JP 21408099 A JP21408099 A JP 21408099A JP 2001104425 A JP2001104425 A JP 2001104425A
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vibration
intensity
massage machine
user
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Yoshihisa Masuo
善久 増尾
Hiroto Yamamoto
洋人 山本
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で個々人に最適なマッサージを簡便
に実現できるマッサージ機を提供する。 【解決手段】 図1(a)に示すように、振動検出セン
サ86a等を設け、施療子18又は駆動源24等の振動
によって生じる振動を検出することによって使用者のマ
ッサージ機(リラクゼーション装置)への着座・脱座及
び在席、体型,適正施療強度、施療必要部位を検知し、
これを用いて適正施療モードの選択,施療動作の自動終
了等の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疲労回復や健康増
進を目的として人体に触圧刺激を与えるマッサージ機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマッサージ機としては、椅子型や
ベッド型のものがあり、背面の背骨の両側筋肉部を転
動,たたき,もみ(はさみ,円動),背筋伸ばし等の施
療子で刺激を与えるように構成されたものが知られてい
る。
【0003】また、このような施療子の動きとしては、
背中面上を上下動,略円動等の背筋伸ばし及びさすり
や、面に略垂直なたたき,押圧等の前後動が知られてお
り、特許公報第2681036号等のように多様な施療
動作を実現可能なアクチュエーション技術が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最適なマッサ
ージを実現するためには、プロのマッサージ師のような
高感度でアーチファクトに強い生体センシング技術及び
インテリジェントなアクチュエータ制御技術が車の両輪
のごとく必要である。この点、特公平9−75413号
記載のように施療子に筋硬度計を内蔵したもの等がある
が、計測位置の位置決め及び計測角度,接触圧の制御等
に実用技術が伴っておらず、本技術は未確立である。
【0005】よって、現状の機器、例えば、椅子式のマ
ッサージ機では、自分自身で治療部位を最適な施療刺激
にまで調整するには、次のような手順を踏む必要があ
り、非常に煩わしいとともに、不必要な施療刺激をその
間に加えることになってしまっていた。また、特に肩と
首筋などの近辺の施療の場合には、首筋から頭部を背も
たれに押し当てた状態で操作スイッチを操作しようとす
ると、目線が上向きであるため操作スイッチを目線にま
で持ち上げた姿勢で調整しなければならず、負担になっ
ていた。
【0006】(最適施療刺激までの調整手順例) 座る。 電源を入れ、とりあえず身構えながら施療子を動か
す。 座り方あるいは姿勢を変えて、施療子の刺激が自分
に合うように調整する。 施療子の刺激が自分に合わない場合には、リモコン
等の操作スイッチで、必要な施療位置に施療子を移動さ
せ、調整する。 最適施療刺激になるまで、施療方法の選択と施療強
度を調整する。
【0007】また、肩,首位置のマッサージは、体型の
違いの影響をもっとも受けやすいので、手元のスイッチ
操作による個別の調整を必要としており、煩わしかっ
た。肩,首位置は座り方によっても影響を受けるため、
座り方に応じての微調整も必要であった。このようにし
て決められた肩,首位置は使用者の身体各部位の位置決
め基準としても用いられ、肩,首の位置決めに従って身
体各部位のマッサージが行われていたので、肩,首位置
の調整が合っていないと、全身施療モードの場合に、後
頭部等の不適切な部位に施療子の刺激が加えられてしま
う可能性があった。
【0008】適正強度以上の強度の施療刺激は、逆にマ
ッサージ疲れ等を引き起こし、疲労増大の原因ともなっ
てしまうので、施療強度を調整する必要がある。しか
し、施療強度を調整しようとすると、施療部位により最
適の施療強度が異なるため、使用者の(皮下脂肪の多寡
も含めた)体型に応じて調整しなければならず、多くの
操作スイッチの操作が必要であり、煩わしかった。ま
た、使用者の方がマッサージ機に合わせて座り方や姿勢
を変化させなければならない場合もあった。これに対し
て、適正施療強度の検知のために施療子の揉みダマ等の
生体との接触部に圧力センサや筋弾性計測センサ等を付
加した例があるが、検出及び耐久性のためのセンサ構造
上の制限やコスト等を踏まえた上で施療に適した施療子
形状及び材質を選択することは難しい。また、使用者の
着衣によっても施療強度の適正値は異なるが、接触型の
センサではこのような条件を考慮することが難しい。
【0009】また、マッサージ動作を、操作スイッチの
オン/オフにより開始/終了させると、マッサージ機を
作動させてから着座することにより、姿勢が不適切な状
態で不適切な部位に刺激が加えられたり、着座はしてい
るが、マッサージに適した座り姿勢になっていなかった
り、子供や乳幼児が誤って操作スイッチに触れてしまっ
たりという不都合が生じる可能性もあった。さらに、施
療子の動作を開始させる際には施療刺激の強度や印加部
位が分からないので、使用者は施療子の可動範囲や接触
部の近辺から身を引いて構えた姿勢で臨むこととなるた
め、煩わしいが、逆に身構えないで施療子の動作を開始
させると、思わぬ強度の刺激を受けてしまう可能性もあ
る。
【0010】このように、最適なマッサージを実現する
ためにアクチュエータ制御に必要な情報量は大きく、こ
れを使用者が入力しようとすると操作が煩雑となるとと
もに、使用者の入力に頼らず自動的に検知できるように
した方がよい情報もある。これは、マッサージ機に限ら
ず、リラクゼーション装置で最適なリラクゼーションを
実現しようとする場合でも同様にあてはまる。
【0011】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、簡単な構成で個々人に最適なマッサージを簡便に実
現できるマッサージ機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】まず、本発明の基本原理
について説明する。
【0013】振動源が存在すればその振動は、マッサー
ジ機の構成部材,使用者の身体又はマッサージ機が設置
されている設置面等を伝播する。振動源又は振動源から
伝播した振動をマッサージ機の所定部位に設置された振
動検出手段によって検出することができる。マッサージ
機あるいはマッサージ機と使用者及び/又は設置面を系
と捉えると、マッサージ機,使用者及び設置面の状態あ
るいはマッサージ機と使用者及び/又は設置面との相対
関係によって対象となる系の振動条件は変化する。本発
明は、かかる現象に着目し、振動検出手段によって検出
された振動情報から振動条件あるいはそのような振動条
件を実現する系の状態を推定することにより、系の個々
の構成要素に関する情報のみならずそれぞれの構成要素
同士のマッチングのように相対関係あるいは全体に関す
る情報を取得し、これをマッサージ機の制御に利用する
ものである。
【0014】以下ではマッサージ機について説明してい
るが、本発明はマッサージ機のみならずリラクゼーショ
ン装置についてもほぼ同様に適用できるものである。マ
ッサージ機とリラクゼーション装置とは、主として目的
あるいは作用効果の点で区別される。マッサージ機が疲
労回復や健康増進を目的として人体に触圧刺激を与える
ものであるのに対して、リラクゼーション装置は精神的
あるいは肉体的な緊張の緩和を目的として物理的あるい
は精神的な刺激を与えるものと定義することができる。
しかしながら、触圧刺激としてのマッサージも、マッサ
ージ師が一連のマッサージの初期あるいは終期の段階で
ゆっくりあるいは弱く触圧刺激を与える場合のように、
その与え方によっては、疾患や障害の治療という効果を
得るためというよりはむしろ精神的又は肉体的な緊張を
緩和させるために行われる場合もある。このようにマッ
サージとリラクゼーションとは必ずしも峻別できるもの
ではない。従って、マッサージ機とリラクゼーション装
置の両方の機能を有する装置があってもよく、本発明は
当然このような装置にも適用できるものである。
【0015】以下の説明は、施療手段を備えたマッサー
ジ機に相当する、使用者にリラクゼーション効果を付与
するリラクゼーション手段を備えたリラクゼーション装
置についても同様に成り立つものである。
【0016】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
施療条件を設定する施療条件設定手段とを備え、前記施
療制御手段は、前記施療条件設定手段によって設定され
た施療条件に基づいて制御を行うことを特徴とする。
【0017】このように振動検出手段による検出結果を
施療条件の設定に利用すれば、簡単な構成で制御に必要
な情報を取得することができるとともに、振動条件を変
化させるものであれば、施療条件の設定に用いることが
できるので、複雑な入力動作を省略又は簡単化し、個々
人に最適なマッサージを簡便に実現できるマッサージ機
を提供することができる。ここで、施療条件とは、施療
方法,施療順序,施療強度,施療周期,施療時間等又は
これらの組み合わせである。また、振動検出手段として
は、加速度センサ,感圧センサ,歪みセンサ等を用いる
ことができるがこれに限られない。
【0018】また、本発明は、使用者に対して施療を行
う施療手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備
えたマッサージ機において、振動を検出する振動検出手
段と、前記振動検出手段によって得られる検出結果に基
づいて前記使用者と前記マッサージ機との接触又は離間
状態を推定する接触/離間状態推定手段とを備え、前記
施療制御手段は、前記推定手段による推定結果に基づい
て前記施療手段の制御を行うことを特徴とする。
【0019】使用者が使用するためにマッサージ機に着
席(接触)したり、使用を終了しあるいは中断してマッ
サージ機から退席(離間)する場合のように離間状態か
ら接触状態へあるいは接触状態から離間状態へと移行す
る場合には衝撃力が作用して振動が生じるので、このよ
うな振動を検出することによって、接触・離間状態間の
移行を推定することができる。移行前の状態を何らかの
方法により情報として取得していれば、前記状態間の移
行の情報と組み合わせて移行後の状態に関する状態を推
定することができる。また、使用者がマッサージ機に対
する姿勢を変化させる場合のように接触状態を変化させ
ようとして力を加える場合にも、振動が生じ得るので、
そのような振動を検出することによって、使用者がマッ
サージ機に対してどのような接触状態にあるかを推定す
ることも可能となる。このように使用者のマッサージ機
に対する接触/離間状態を制御に利用すれば、入力動作
を省略又は簡単化することができるので、個々人に最適
なマッサージを簡便に実現できるマッサージ機を提供す
ることができる。例えば、使用者の着席(着座)/退席
(退座)を推定できれば、これに応じて施療手段の電源
や主電源を投/断するようにすることができる。これに
よって使用者は電源の投/断動作を省略することができ
る。このような場合には、振動検出手段による接触/離
間状態推定機能のみを待機・低消費電力モードで常時作
動させておくようにすることが好ましい。
【0020】前記振動検出手段によって検出される振動
は使用者のマッサージ機に対する接触又は離間によって
生じる振動であるようにしてもよい。
【0021】前記振動検出手段によって検出される振動
は前記施療手段の振動に基づく振動であるようにしても
よい。
【0022】前記施療手段を駆動する施療手段駆動源と
該施療手段駆動源から該施療手段まで駆動力を伝達する
駆動力伝達手段とを備え、前記振動検出手段によって検
出される振動は前記施療手段駆動源及び駆動力伝達手段
の少なくともいずれか一方の振動に基づく振動であるよ
うにしてもよい。
【0023】このように振動検出手段によって検出され
る振動を生じさせる振動源には種々のものを用いること
ができ、施療動作とは独立して振動するバイブレータ等
の振動源を用いることもできる。
【0024】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
施療強度を設定する施療強度設定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0025】このように振動検出手段による検出結果を
施療強度の設定に利用すれば、簡単な構成で制御に必要
な情報を取得することができるとともに、振動条件を変
化させるものであれば、施療強度条件の設定に用いるこ
とができるので、複雑な入力動作を省略又は簡単化し、
個々人に最適なマッサージを簡便に実現できるマッサー
ジ機を提供することができる。
【0026】前記振動検出手段は前記施療手段の振動に
基づく振動を検出するようにしてもよい。
【0027】前記振動検出手段によって得られた検出結
果に基づいて使用者の前記施療手段に対する接触圧の変
化を推定する接触圧推定手段を備え、前記施療強度設定
手段は、前記接触圧推定手段によって得られる推定結果
に基づいて施療強度を設定するようにしてもよい。
【0028】使用者の施療手段に対する接触圧の変化
は、施療手段を振動源とする場合には特に顕著に振動条
件の変化として作用する。従って、施療手段の施療のた
めの振動を振動源として利用すると、施療を行いながら
もそれを制御情報取得に利用することができるので、さ
らに簡単な構成で、かつより高精度での施療強度設定が
可能なマッサージ機を提供できる。
【0029】前記接触圧推定のために施療強度を変化さ
せながら施療子を駆動するサーチモードを備えることが
好ましい。
【0030】このようなサーチモードを設ければ、実際
の施療強度を体感しながら、好みの施療強度を確実かつ
簡便に設定できるので、使用者個々人に適したマッサー
ジを簡便に実現することができる。
【0031】また、使用者に対する施療部位を変更する
ために前記施療手段を移動させる施療手段移動手段を備
え、前記施療子の所定の移動範囲内で連続的にサーチモ
ードを実行するようにしてもよい。
【0032】このようにすれば、より多くの部位で体感
に基づく施療強度の設定が可能となるので、使用者個々
人に一層適したマッサージを実現することができる。
【0033】使用者に対する施療部位を変更するために
前記施療手段を移動させる施療手段移動手段を備え、前
記施療子の移動範囲内の複数個所でサーチモードを実行
するようにしてもよい。
【0034】このようにすれば、施療手段が段階的又は
離散的に移動する場合でも、より多くの部位で体感に基
づく施療強度の設定が可能となるので、使用者個々人に
一層適したマッサージを実現することができる。
【0035】前記サーチモードの実行個所は、少なくと
も使用者の肩,背中及び腰のいずれかに対応する位置を
含むことが望ましい。
【0036】肩,背中,腰は一般に施療の必要性の高い
部位なので、このような部位で施療強度設定しておけ
ば、マッサージを使用者個々人により適したものとする
ことができるとともに、サーチモード実行個所を削減す
ることが可能となるので、施療強度設定までの時間を短
縮して、簡便性を高めることもできる。
【0037】前記施療強度設定手段は、前記サーチモー
ドにおいて施療強度を強める方向に変化させたときに、
前記接触圧推定手段によって推定された接触圧が弱まる
方向の変化が生じる施療強度に基づいて施療強度を設定
するようにしてもよい。
【0038】使用者は、施療強度が強すぎると感じる場
合には、体を施療手段から離間させる方向へ移動させて
接触圧を弱めようとするのが一般的であるので、使用者
のこのような動作を施療強度に対する意思表示ととらえ
て施療強度を設定することにより、さらに使用者に適し
たマッサージを実現することができる。使用者に対し
て、このような動作によって施療強度を設定することを
説明しておき、設定作業としてこのような動作を意識的
にさせるようにしてもよい。
【0039】前記施療強度設定手段は、前記サーチモー
ドにおいて施療強度を弱める方向に変化させたときに、
前記接触圧推定手段によって推定された接触圧が強まる
方向の変化が生じる施療強度に基づいて施療強度を設定
するようにしてもよい。
【0040】使用者は、施療強度が弱すぎると感じる場
合には、体を施療手段に押し付ける方向へ移動させて接
触圧を強めようとするのが一般的であるので、使用者の
このような動作を施療強度に対する意思表示ととらえて
施療強度を設定することにより、さらに使用者に適した
マッサージを実現することができる。使用者に対して、
このような動作によって施療強度を設定することを説明
しておき、設定作業としてこのような動作を意識的にさ
せるようにしてもよい。
【0041】また、前記施療制御手段によって、使用者
の身体の各部位において施療強度が一定となるように施
療手段を制御するための一定施療強度用制御情報を有し
ており、前記施療強度設定手段は、前記サーチモード実
行によって設定された施療強度を参照し、前記一定施療
強度用制御情報を補正することによって前記サーチモー
ド実行部位以外における施療強度を設定するようにして
もよい。
【0042】使用者の身体の各部位において施療強度が
一定となるように施療を制御すれば、どのような使用者
に対してもある程度は適合したマッサージが可能なの
で、このような施療を基準とし、使用者個々人の実感を
取り入れて施療強度を設定することにより、サーチモー
ド実行部位以外の施療強度をより簡便に設定することが
できる。
【0043】使用者の設定変更要求の有無を判定する変
更要求判定手段を備え、前記施療制御手段は、前記施療
強度の設定後に、前記設定変更要求が無いと判定された
場合には前記設定された施療強度に基づく施療を行い、
前記設定変更要求が有ると判定された場合には前記サー
チモードを実行して施療強度を再設定するようにしても
よい。
【0044】使用者の身体各部位において施療強度が一
定となる施療を基準として設定される施療が使用者にと
って適正であれば当該設定で施療を行うことによって設
定作業を簡略化でき、使用者にとって適正なものでなけ
れば設定変更要求により再度設定を行いより適正なマッ
サージをを得ることができる。
【0045】前記施療強度再設定時に施療必要部位を検
知する施療必要部位検知手段を備え、前記施療制御手段
は施療必要部位か否かによって施療条件を異ならしめる
ようにしてもよい。
【0046】このようにして施療必要部位として使用者
が特に施療を望む特定の部位を検知すれば、施療におい
て施療必要部位に対して重点的に施療を行う一方他の部
位については施療強度を低下させる、施療時間を短縮す
る、あるいは施療を省略する等の設定を行うことによっ
て、使用者の満足を得るとともに施療疲れを防止するこ
とができる。
【0047】前記施療必要部位検出手段は、一定施療強
度用制御情報に基づいて補正された施療強度と再設定さ
れた施療強度とを比較することにより施療必要部位を検
出するようにしてもよい。
【0048】前記施療強度設定手段は、各施療部位にお
いて使用者に対する施療強度が略一定となるように、施
療強度を設定できることが好ましい。
【0049】使用者の体格等は種々異なっているため、
すべての使用者に適正なマッサージを提供することは難
しいが、このような施療強度設定を設けておけば、より
多くの使用者にある程度の満足を与えられるとともに施
療強度設定の基準としても用いることができる。
【0050】前記施療制御手段は、前記サーチモードを
施療動作の初期段階で実行するようにしてもよい。
【0051】このようにすれば、複雑な設定作業をサー
チモードにおける接触圧変更動作によって簡略化するこ
とができるとともに適正な施療を提供することができ
る。
【0052】施療中に施療強度の設定変更を要求する強
度変更要求手段を備え、前記施療制御手段は、前記強度
変更要求手段によって設定変更が要求されたときに前記
サーチモードを実行するようにしてもよい。
【0053】このようにすれば、使用者が施療中に設定
を変更したい場合にも簡単な動作で設定を変更すること
ができる。
【0054】前記強度変更要求手段を2状態に切り替え
可能なスイッチで構成し、前記施療強度設定手段は、前
記スイッチの第1の状態時に実行されるサーチモードに
よる接触圧の推定結果を前記スイッチの第1状態から第
2状態への切り替え時に確定し、以後の施療強度を該確
定された接触圧に基づく施療強度に変更するようにして
もよい。
【0055】構成及び操作を簡略化するためには、スイ
ッチ等の入力手段の数も少ない方が望ましく、このよう
に1つのスイッチで設定変更が可能であれば、構成及び
操作の簡略化が可能となる。
【0056】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
使用者の体型を推定する体型推定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0057】このようにすれば使用者の体型に応じた施
療条件の設定が可能となる。すなわち、簡単な構成で使
用者の体型情報を取得することができるとともに、複雑
な入力動作を省略又は簡単化することができるので、個
々人に最適なマッサージを簡便に実現できるマッサージ
機を提供することができる。体型としては身体の外形の
みならず肥満型か標準型かやせ型か等を推定できるよう
にしてもよい。
【0058】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
使用者の身体の内部状態を推定する内部状態推定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0059】このようにすれば、使用者の内部状態に応
じた施療条件の設定が可能となる。このとき、振動検出
手段を用いた簡単な構成で使用者の内部状態に関する情
報を取得することができ、さらに、これによって複雑な
入力動作を省略又は簡単化することができるので、個々
人に最適なマッサージを簡便に実現できるマッサージ機
を提供することができる。このような使用者の内部状態
としては皮下脂肪の多寡、筋肉の緊張度、血行度等があ
り、振動検出手段によって検出可能なものであればこれ
に限られない。
【0060】前記施療制御手段は、内部状態に応じて施
療強度を変更することが望ましい。
【0061】前記内部状態は、皮下脂肪厚であるように
してもよい。
【0062】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
使用者の身体の所定部位の位置を推定する部位位置推定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0063】このようにすれば、施療対象部位に応じた
施療条件の設定が可能となる。従って、不適切な部位に
施療を行うことも防止できる。このとき、振動検出手段
を用いた簡単な構成で使用者の身体の所定部位の位置情
報を取得することができる。また、これによって、複雑
な入力動作を省略又は簡単化することができるので、個
々人に最適なマッサージを簡便に実現できるマッサージ
機を提供することができる。
【0064】前記部位位置推定手段は、前記使用者の身
体の所定部位を基準部位として、他の部位の位置を推定
するようにしてもよい。このようにすれば、振動検出手
段を用いて位置を推定する部位の数を増やすことなく、
身体の各部位の位置を推定することができる。
【0065】前記施療制御手段は、前記部位位置推定手
段の推定結果に基づいて、施療対象部位を設定するよう
にしてもよい。
【0066】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、施療動作中の使用者の施療条件の
変更頻度を検出する条件変更頻度検出手段を備え、前記
施療制御手段は、前記施療条件の変更頻度に応じて以後
の施療条件を変更することを特徴とすることを特徴とす
る。
【0067】施療条件が適正であれば変更頻度は少な
く、施療条件で適正でなければ変更頻度は多くなるの
で、施療条件の変更頻度に応じて以後の施療条件を変更
すれば、施療条件の変更作業が簡略化でき、かつより適
正な施療を行うことができる。
【0068】前記施療制御手段は、前記施療条件の変更
頻度が所定値以下であれば以後の施療の施療強度の低
下,施療周期の延長及び施療時間の短縮の少なくともい
ずれかを行うようにしてもよい。
【0069】このようにすれば、適正な施療が行われて
いる使用者の施療疲れを防止することができる。
【0070】前記施療制御手段は、前記施療条件の変更
頻度が所定値以上であれば以後の施療の施療強度の増
大,施療周期の短縮及び施療時間の延長の少なくともい
ずれかを行うようにしてもよい。
【0071】このようにすれば、施療が物足りないと感
じている使用者に対してより適正な施療を行うことがで
きる。
【0072】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、施療動作中の使用者の姿勢の変更
頻度を検出する姿勢変更頻度検出手段を備え、前記施療
制御手段は、前記姿勢の変更頻度に応じて以後の施療の
施療条件を変更することを特徴とする。
【0073】施療条件が適正であれば使用者の姿勢の変
更頻度は少なく、施療条件で適正でなければ姿勢の変更
頻度は多くなるので、姿勢の変更頻度に応じて以後の施
療条件を変更すれば、施療条件の変更作業を簡略化で
き、かつより適正な施療を行うことができる。
【0074】前記施療制御手段は、前記姿勢の変更頻度
が所定値以下であれば以後の施療の施療強度の低下,施
療周期の延長及び施療時間の短縮の少なくともいずれか
を行うようにしてもよい。
【0075】このようにすれば、適正な施療が行われて
いる使用者の施療疲れを防止することができる。
【0076】前記施療制御手段は、前記姿勢の変更頻度
が所定値以上であれば以後の施療の施療強度の増大,施
療周期の短縮及び施療時間の延長の少なくともいずれか
を行うようにしてもよい。
【0077】このようにすれば、施療が物足りないと感
じている使用者に対してより適正な施療を行うことがで
きる。
【0078】振動を検出する振動検出手段と、前記振動
検出手段によって得られる検出結果に基づいて使用者の
姿勢変動を判定する姿勢変動判定手段を備え、前記姿勢
変更頻度検出手段は、前記姿勢変動判定手段によって得
られる姿勢変動を計数するようにしてもよい。
【0079】このようにすれば、簡単な構成で姿勢変更
頻度を検出することができる。
【0080】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、施療動作中の使用者のリラックス
状態を判定するリラックス状態判定手段を備え、前記施
療制御手段は、前記リラックス状態に応じて以後の施療
の施療条件を変更することを特徴とすることを特徴とす
る。
【0081】適正な施療が行われていれば、施療が進む
に従って使用者はよりリラックスするので、リラックス
状態を判定して、リラックス状態に応じて以後の施療条
件を変更するようにすれば、施療条件の変更作業を簡略
化でき、かつより適正な施療を行うことができる。この
リラックス状態は、例えば、施療条件の変更頻度や姿勢
変更頻度によって判定することもできる。
【0082】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、施療開始から終了までに行われる
こととなる予想施療実績を示す実績予想指標を算出する
実績予想指標算出手段と、前記実績予想指標と所定の基
準値とを比較して予想施療実績を判定するとともに該判
定結果に基づいて以後の施療条件を設定する予想条件設
定手段とを備えたことを特徴とする。
【0083】このようにすれば、現在の施療条件の設定
で終了までになされることとなる施療の実績に基づいて
以後の施療条件が設定されるので、マッサージ疲れによ
るストレスを回避することができる。
【0084】前記実績予想指標は、施療強度を示す係数
と施療時間との積の施療時間全体にわたる積算値である
ようにしてもよい。
【0085】本発明は、使用者に対して施療を行う施療
手段と、施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマ
ッサージ機において、振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
使用者と前記マッサージ機との接触又は離間状態を推定
する接触/離間状態推定手段と、前記振動検出手段によ
って得られる検出結果に基づいて使用者の体型を推定す
る体型推定手段と、前記振動検出手段によって得られる
検出結果に基づいて施療強度を設定する施療強度設定手
段と、前記振動検出結果によって得られる検出結果に基
づいて施療必要部位を検知する施療必要部位検知手段
と、前記各手段によって得られた使用者と前記マッサー
ジ機との接触又は離間状態,使用者の体型,施療強度及
び施療必要部位に関する情報に基づいて適正施療シーケ
ンスを設定する適正施療シーケンス設定手段とを備え、
前記施療制御手段は、前記設定された適正施療シーケン
スに従って施療を行うことを特徴とする。
【0086】このようにすれば、振動検出手段を用いた
簡単な構成で、使用者と前記マッサージ機との接触又は
離間状態,使用者の体型,施療強度及び施療必要部位に
関する情報を取得することができるので、これらの情報
の入力作業を簡略化しかつ個々人に最適なマッサージを
実現できるマッサージ機を提供することができる。
【0087】前記適正施療シーケンスにおいては、施療
方法及び施療順序,並びに少なくとも施療強度,施療周
期及び施療時間のいずれかを設定するようにすることが
好ましい。
【0088】ここで、設定される施療シーケンスは、背
すじ伸ばし,さすり,たたき,もみ等の施療方法と各施
療方法の組み合わせ順序の他に施療強度,施療周期及び
施療時間の少なくともいずかを含む。
【0089】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0090】(第1の実施形態)図1(a)は本発明の
第1の実施形態に係る椅子式マッサージ機1の内部の概
略構成を示す斜視図であり、図1(b)は同マッサージ
機1に使用者が着座した状態を、背もたれ部2の一部を
取り去って側面から見た図である。
【0091】マッサージ機1は、使用者が腰掛ける座部
3と背をもたせ掛ける背もたれ部2と脚を載せる脚部4
との三部に大別される。
【0092】座部3は、主として、床面に接地する2本
の接地部5と、各接地部5から2本ずつ鉛直方向に延び
る支持脚6と、支持脚6上に床面にほぼ平行に支持され
た略正方形の座部フレーム7と、座部フレーム7の上面
に載置、固定されるクッション層8とからなる。座部フ
レーム7には、使用者が腰掛けたときの弾力性を付与す
るためにスプリング9が設けられている。
【0093】脚部4は、主として、略矩形の脚部フレー
ム10と、脚部フレーム10の表面に固定されるクッシ
ョン層11とからなる。脚部フレーム10は、その一端
を座部フレーム7の端部にヒンジ12を介して揺動可能
に支持されており、図示しない固定機構により座部フレ
ーム7に対して適当な角度で固定できるようになってい
る。
【0094】背もたれ部2は、主として、略矩形の背も
たれ部フレーム13と、背もたれ部フレーム13に移動
可能に支持されたマッサージ機構14と、背もたれ部フ
レーム13の表面に固定されるバックフレーム15と、
背もたれ部13の外表面を覆うクッション層(不図示)
を内蔵した外装部16とからなる。背もたれ部フレーム
13は、一端を座部フレーム7の端部にヒンジ17を介
して揺動可能に支持されており、図示しない固定機構に
より座部フレーム7に対して適当な角度で固定できるよ
うになっている。マッサージ機構14は、施療手段とし
ての施療子18等を備えた主要機構部19と背もたれ部
フレーム13に沿って移動するための移動機構部20と
からなる。本実施形態では、主要機構部19は、主とし
て、駆動源(施療子駆動源)24と駆動源24の駆動力
を伝達するプーリ21,22及びベルト23と施療子1
8,18が設けられた機構本体部25からなる。機構本
体部25には、駆動源24からベルト23等を介して伝
達された駆動力により施療子18,18を駆動する他の
駆動伝達機構が収容されている。また、移動機構部(施
療手段移動手段)20は機構本体部25に設けられた側
方に延びる昇降シャフト26,もみ用シャフト27とそ
の端部に装着されたピニオン28,28,29,29か
らなり、背もたれ部フレーム13に設けられたラック3
0と噛み合って移動する。バックフレーム15は、使用
者の背中をその形状に沿って支持するように湾曲した板
状部材であり、中央部が長手方向にくりぬかれた矩形状
をなす。バックフレーム15は、例えば、プラスチック
や板金等から形成することができ、背もたれ部フレーム
13に対しては外周側で固定支持されている。施療子1
8はバックフレーム15の孔15a及び図示しない外装
部16のスリットを通して背もたれ部2表面側に突出し
ており、使用者に直接接触できるようになっているが、
外装部16の最外層に設けた変形可能なシート部材を介
して使用者に間接的に接触するようにしてもよい。
【0095】ここで、駆動力伝達手段はプーリ21,2
2及びベルト23および機構本体部25に収容された他
の駆動伝達機構を含む。
【0096】以下、各施療法を実施するためのマッサー
ジ機構の構成を説明する。
【0097】(背すじ伸ばし、さすり動作)図2はマッ
サージ機1の背もたれ部2の外装部16及び背もたれ部
フレーム13の一部を取り去って主要機構部19の位置
変化を示す側面図である。
【0098】図2に示すように主要機構部19が背もた
れ部フレーム13に沿って上下に移動するのに伴い、使
用者の背面側へ突出した施療子18,18が背面に沿っ
て(矢印A,B方向に)移動することにより背すじ伸ば
しあるいはさすり動作を行うことができる。
【0099】(たたき動作)図3(a)はマッサージ機
構14の主要機構部19のたたき動作関連部分を示す側
面図であり、図3(b)は背もたれ部2の一部を取り去
って施療子18aの使用者に対する動作を説明する側面
図である。図3(a)では、一方の施療子18について
のみ示すが、機構本体部25には背筋方向の中心線を挟
んで反対側にも同様の機構が設けられている。
【0100】一端に施療子18が支持された施療子アー
ム31は屈曲部を経てハウジング32に摺動自在に挿通
され、他端をリンク部材33の一端に揺動自在に連結さ
れている。リンク部材33の他端には、施療子強度調整
用シャフト34に揺動自在に軸支される軸受部35から
延びるロッドの端部が揺動自在に連結されている。ハウ
ジング32はもみ用シャフト27にクラッチ(不図示)
及びブッシュ37を介して揺動自在に支持されている。
ハウジング32の腕部38に設けられた球面状のソケッ
トにボール状に形成されたロッド39の一端が揺動自在
に連結され、このロッド39の他端は、たたき用シャフ
ト40に揺動自在に支持された軸受部41に揺動自在に
連結されている。
【0101】たたき用シャフト40は回転駆動される基
軸51に対して偏心して連結されているので(図5
(a)参照)、基軸が回転するとたたき用シャフト40
は基軸の軸心を中心とする円周上を回転し、たたき用シ
ャフト40に軸支された軸受部41にロッド39を介し
て連結されたハウジング32がもみ用シャフト27に対
して揺動する。施療子アーム31の端部はリンク部材3
3に連結されており、リンク部材33は施療子強度調整
用シャフト34側の連結部33bを中心として揺動す
る。施療子アーム31の外周面にはストッパー41が固
定されており、ハウジング32の端面との間にスプリン
グ42が介装されている。たたき用シャフト40の回転
に伴って、2点鎖線で示すようにハウジング32が背も
たれ部3の背面側へ回転すると、施療子アーム31は背
もたれ部背面側(矢印C方向)へ後退する。たたき用シ
ャフト40がさらなる回転に伴って、ハウジング32が
実線で示すように背もたれ部3の表面側へ回転するとき
には、施療子18が表面側(矢印D方向)へ突出して使
用者の背面を打撃し、たたき動作を実現する。
【0102】図5(a)に示すように、左右のたたき用
シャフト40は基軸51に対して異なる位相で偏心して
いる(本実施形態では180度)ので、基軸51が伝達
機構収容部50を貫通する1本のシャフトまたは同位相
で回転駆動される左右独立のシャフトである場合には、
左右で施療子18,18が交互にたたき動作を行う。基
軸51,51を左右独立のシャフトで構成し、左右の基
軸51,51に対し両たたき用シャフトが同位相で偏心
するように基軸51,51間の相対的な回転角度のずれ
を調整する機構を設ければ、左右の施療子18,18が
同時にたたき動作を行うようにすることができる。
【0103】(施療子強度調整機構)図4(a)はマッ
サージ機構の主要機構部19の施療子強度調整機構関連
部分を示す側面図であり、図4(b)は背もたれ部2の
一部を取り去って施療子18の使用者に対する位置変化
を説明する側面図である。
【0104】施療子強度調整用シャフト34は基軸45
に偏心して連結されているので、基軸45を回転させる
と、施療子強度調整用シャフト34は基軸の軸心を中心
とする円周上を回転し、施療子強度調整用シャフト34
に軸支されている軸受部34も同様に基軸45の軸心を
中心とする円周上を移動する。軸受部35のロッド36
にはリンク部材33を介して施療子アーム31が連結さ
れているので、軸受部35の移動に伴って施療子アーム
31も、ハウジング32に対して摺動し、矢印E、F方
向に移動する。基軸45の回転により軸受部35が2点
鎖線で図示する位置に移動すると、スプリング42の付
勢力に抗して施療子アーム31は矢印E方向に引かれ、
施療子18aも背もたれ部2の背面側に後退する。基軸
45をさらに回転させて、軸受部35が実線で示す位置
に移動すると、施療子アーム31はスプリング42の付
勢力によって矢印F方向に押し出され、施療子18も背
もたれ部2の表面側に突出する。このように、施療子1
8の背もたれ部2に直交する方向の突出量が変化するの
で、施療子18が使用者を押圧あるいはたたく場合の強
度が調整できる。
【0105】(さすり動作)図5(a)はマッサージ機
構14の主要機構部19のさすり動作関連部分を示す正
面図であり、図5(b)は施療子18の使用者に対する
動作を説明する図である。
【0106】図示しない駆動源からの動力を伝達するギ
ア等の駆動伝達機構を収容した伝達機構収容部50から
昇降シャフト26及びもみ用シャフト27が左右両側に
延びており、駆動源からの動力伝達を断続することによ
り回転駆動される。昇降シャフト26及びもみ用シャフ
ト27は、機構本体部25の筐体を貫通して延びてお
り、端部にはピニオン28,28,29,29が装着さ
れている。ピニオン28,28はいずれも昇降シャフト
26に固定され、昇降シャフト26の回転に連動して回
転し、ラック30と噛合して背もたれ部フレーム12に
沿った上下方向の移動を実現する。一方、ピニオン2
9,29はもみ用シャフト27に対して回転自在に装着
されており、昇降シャフト26の回転によって主要機構
部19が移動する際にはラック30に噛合してもみ用シ
ャフトとは独立に回転する。伝達機構収容部50から
は、たたき用シャフト40の基軸51及び施療子強度調
整用シャフト34の基軸53も左右両側に延びており、
駆動源からの動力伝達を断続することにより回転駆動さ
れ、これに伴い偏心して連結されたたたき用シャフト4
0及び施療子強度調整用シャフト34が回転又は停止す
る。
【0107】もみ用シャフト27の外周には回転方向に
よって駆動伝達を断続するクラッチ54を介してブッシ
ュ37が設けられている。ブッシュの外周面ボールベア
リング55を介してハウジング32が周方向に摺動自在
に装着されている。ブッシュ37は中心軸がL2方向で
ある円柱にL1方向の中心線を有する軸孔37aが貫通
しており、軸方向の両端面が軸孔37aに直交するよう
に形成されている。このときL1方向とL2方向とは交
差又はねじれの位置にあるようにする。もみ用シャフト
の外周面には軸の回りの位相に応じて軸方向の位置を変
化させつつ軸を周回する閉軌道を描く1条のカム溝38
が設けられており、このカム溝38には軸孔37a側に
突出するようにブッシュ37に設けられたピン37bが
係合している。従って、クラッチ54が切れる方向に、
もみ用シャフト27が回転すると、カム溝27aの軸方
向の軌道変化に応じて、係合するピン37bの移動に伴
って、ブッシュ37も軸方向に移動する。ブッシュ37
の軸方向の移動に伴い、ハウジング32も軸方向に移動
する。たたき用シャフト27の軸受部41は軸方向に移
動可能に設けられているので、ハウジング32の軸方向
の移動に連動して軸方向に移動する。また、ハウジング
32の軸方向の移動に伴って、施療子18も軸方向、す
なわち使用者の背面に沿い且つ背すじにほぼ直交する方
向に移動する。クラッチ54が切れる状態でもみ用シャ
フト27を一回転させると、図5(a),(b)に実線
と破線で示すように、ブッシュ37,ハウジング32及
び施療子18は軸方向に往復動するので、さすり動作が
実現できる。
【0108】ブッシュ37のピン37bともみ用シャフ
ト27のカム溝27aとが軸方向の所定の位置で係合し
た状態でクラッチ54を接続することにより、施療子1
8,18間の軸方向の幅を調整することができるので、
さすり動作機構は施療子の幅調整機構ともなっている。
【0109】(もみ動作)図6(a)はマッサージ機構
14の主要機構部19のもみ動作関連部分を示す正面図
であり、図6(b)は施療子18の使用者に対する動作
を説明する図である。
【0110】さすり動作の項で説明したように、ハウジ
ング32は、中心軸ともみ用シャフト27の軸とが所定
の角度をなすように軸支されたブッシュシュ37の外周
面に周方向に回転可能に支持されている。クラッチ54
が接続される方向にもみ用シャフト27を回転させる
と、ブッシュ37の中心軸(図5(a)にL2で示す)
は、もみ用シャフトの軸(図5(a)にL1で示す)の
回りを回転するので、ブッシュ37の中心軸に直交する
方向に保持されているハウジング32ももみ用シャフト
27の軸方向に対する姿勢を変化させる。たたき用シャ
フト40の軸受部41は、ハウジング32の腕部38に
揺動可能に連結されているので、ハウジング32の姿勢
変化する場合にも、たたき用シャフト40の軸上に停止
している。従って、ハウジング32に支持された施療子
18,18は、図6(a),(b)に実線と破線で示す
ように、ほぼ円弧軌道を描きながら、互いに使用者の背
すじ方向あるいは身体中央部側に近づいたり、離れたり
する動作、すなわち、もみ動作が実現する。
【0111】(マッサージ機の内部構成)図7は、マッ
サージ機の内部構成の概略を示すブロック図である。
【0112】以下、図7に従って、マッサージ機の内部
構成について説明する。
【0113】[主制御部]種々の検出手段からの情報に
基づいて、判定処理等を行うとともに外部装置を制御す
るCPU61が設けられている(外部との信号の入出力
を制御するインターフェースはCPU61に内蔵されて
いるものとして説明を省略する。)。CPU61は電源
部62から電力の供給を受けており、電源部62はプラ
グ63を介して外部電源に接続され、電源部62とプラ
グ63との間には、メイン電源スイッチ64が設けられ
ている。CPU61には、CPU61にて実行すべきプ
ログラム等を記憶したROM65、検出結果等のデータ
を記憶するRAM66、使用者が種々の指示を与える操
作スイッチ部67が接続されている。また、この他にC
PU61には、後述する施療子駆動部68,施療子位置
検出部69,振動検出部70及び報知部71が接続され
ている。本実施形態では、主としてCPU61,ROM
65及びRAM66から施療制御手段,施療条件設定手
段,接触/離間状態推定手段,施療強度設定手段,接触
圧設定手段,変更要求判定手段,施療必要部位検知手
段,強度変更要求手段,体型推定手段,内部状態推定手
段,部位位置推定手段,条件変更頻度検出手段,姿勢変
更頻度検出手段,姿勢変動判定手段,リラックス状態判
定手段,実績予想指標算出手段,予想条件設定手段,適
正施療シーケンス設定手段が構成される。
【0114】[施療子駆動部]施療子18にはたたき,
もみ,さすり等の施療動作を実現するためのメイン駆動
機構72が接続されており、このメイン駆動機構72に
はモータ等の駆動源24から駆動力が伝達される。ま
た、メイン駆動機構72及び駆動源24からなるメイン
駆動部74を制御する第1駆動制御回路部75が設けら
れ、この第1駆動制御回路部75はCPU61からの情
報に基づいてメイン駆動部74の制御を行う。モータ等
の駆動源24の動力は、プーリ及びベルトあるいは歯車
等の動力伝達手段によりメイン駆動機構72に伝達され
る。メイン駆動機構72はもみ用シャフト27,クラッ
チ54,ブッシュ37,ハウジング32,たたき用シャ
フト40,軸受部41,ロッド39,施療子アーム31
等からなる。メイン駆動機構72には、もみ用シャフト
27の回転方向を切り替えたり、たたき用シャフト40
の基軸51を回転又は停止させたりするためにギアの切
替あるいはクラッチの断続等を行うモード切替機構が設
けられている。メイン駆動機構72には、さらに駆動源
24からの動力伝達を断続するクラッチ等のメイン駆動
機構断続手段が設けられており、施療子18の作動を停
止させて駆動源24のみを駆動することもできる。この
メイン駆動機構断続手段によって駆動源24のみを振動
源して用いることもできる。モード切替機構及びメイン
駆動機構断続手段は振動モード切替え手段でもある。
【0115】また、施療子18には、背もたれ部2の長
手方向に沿って移動させるための上下駆動機構76が接
続されている。上下駆動機構76には、駆動源24と昇
降シャフト26との動力伝達を切替又は断続してこれを
正逆回転又は停止させるための上下駆動切替機構が設け
られている。この上下駆動機構76を制御する第2駆動
制御回路部77が設けられており、後述の上下位置検出
手段83の検出結果に基づくCPU61からの情報に応
じて施療子18が所定の位置となるように第2駆動制御
回路部77が上下駆動機構76の制御を行う。
【0116】また、施療子18には、使用者の背すじに
ほぼ直交する方向の幅を調整するための施療子幅調整機
構78が接続されている。施療子幅調整機構は、もみ用
シャフト27,カム溝27a,クラッチ54,ブッシュ
37,ピン37bを備える。この施療子幅調整機構78
を制御する第3駆動制御回路部79が設けられており、
後述の幅位置検出手段の検出結果に基づくCPU61か
らの情報に応じて、ピン37bとカム溝27aが所定位
置で係合するように第3駆動制御回路部79が施療子幅
調整機構78の制御を行う。
【0117】また、施療子18には、背もたれ部2から
の突出量を調整するための施療子強度調整機構80が接
続されている。施療子強度調整機構80は、施療子強度
調整用シャフト34,基軸53,軸受部35,リンク部
材33及び施療子アーム31を備える。この施療子強度
調整機構80を制御する第4駆動制御回路部81が設け
られており、後述の突出位置検出手段85の検出結果に
基づくCPU61からの情報に応じて、基軸45を回転
させて施療子強度調整用シャフト34の位置を移動さ
せ、施療子アーム31が所定の位置となるように第4駆
動制御回路部81が施療子強度調整機構80の制御を行
う。
【0118】上下駆動機構76,施療子幅調整機構78
及び施療子強度調整機構80の動力も駆動源24からの
プーリ及びベルトあるいは歯車等動力伝達手段を介して
伝達されている。第2乃至第4駆動制御回路部が直接駆
動源24も制御するようにすることもできる。
【0119】施療子駆動部68には電源部62から電力
が供給されており、CPU61からの信号により施療子
駆動部68への電力供給を断続する施療子駆動スイッチ
82が設けられている。
【0120】[施療子位置検出部]CPU61には、施
療子18の背もたれ部2の長手方向に沿った上下方向の
位置を検出するための上下位置検出手段83、施療子1
8,18の背もたれ部2表面に沿って長手方向に直交す
る方向の間隔である幅を検出するための幅位置検出手段
84、施療子18の背もたれ部表面からの突出量を検出
するための突出位置検出手段85とを備えた施療子位置
検出部69が接続されており、CPU61に施療子18
の位置情報を提供している。これらの検出手段83,8
4,85は、マイクロスイッチ,フォトマイクロセンサ
等で構成してもよいし、基準位置からの移動変位量を駆
動源からの伝達部分での回転数又は回転角度変化をエン
コーダや回転数計で検出するようにしてもよく、これら
に限られない。
【0121】[振動検出部]CPU61には、振動検出
手段としての振動検出センサ86,信号整形回路部87
及びA/Dコンバータ88を備えた振動検出部70が接
続されている。振動検出センサ86としては、ピエゾ抵
抗型あるいは容量型等の加速度センサ、感圧センサ、歪
みセンサ等を用いることができる。振動検出センサの検
出軸は、X,Y,Zの3軸方向あるいはそのうちの1軸
又は2軸方向であってもよいし、これら3軸と所定の角
度をなす特定の1軸方向であってもよい。また、これら
の2軸又は3軸の合成振動を検出するようにしてもよ
い。従って、振動検出センサ86はセンサの構成及び検
出したい振動情報に応じて、複数設けてもよいし、さら
に、振動検出センサ切替手段を設けて複数のセンサを切
替えるようにしてもよい。信号整形回路87は増幅回
路,フィルター及び整流回路等の回路をセンサ出力信号
に応じて適宜選択して構成すればよい。
【0122】振動検出センサは、図に示すように、背も
たれ部フレームの頭部の長手方向外側面(86a),短
手方向外側面(86b),主要機構部筐体上(86
c),バックフレームの内周縁部近傍(86d),座部
フレームに設けられたスプリング(86e),脚部フレ
ームの内側面(86f)等に取り付けることができる
が、検出すべき振動情報の種類や振動検出センサの特性
に応じて適宜選択して取り付ければよい。
【0123】[報知部]LCDやLED等からなり使用
者に画像情報を提供する表示部89及びブザーやスピー
カーからなり使用者に音声情報を提供する音声報知手段
90を備えた報知部71がCPU61に接続されてい
る。
【0124】(本発明の基本原理)本発明の基本原理を
本実施形態に係るマッサージ機に即して説明する。
【0125】図1(a)に示すように、バックフレーム
15の孔15a側の内周縁の背面側に振動検出センサ8
6dとして加速度センサを取り付けた。施療子18を作
動させない状態で、駆動源24及び駆動源24から動力
を伝達する動力伝達機構を振動源としてバックフレーム
15の内周縁に生じる高周波振動を振動検出センサ86
dによって検出した。このとき、図1(a)に示すよう
にX軸(背もたれ部2の表面側から背面側へ向かう方
向),Y軸(背もたれ部2に沿って上方へ向かう方
向),Z軸(背もたれ部2に沿って背筋に直交する方
向)を定め、X軸方向,Y軸方向,Z軸方向をそれぞれ
検出軸となるように振動検出センサ86dを配置した。
それぞれの方向の振動レベル(以下、「振動レベル」を
変位レベルのピークからピークまでを指す量として用い
る。)を図8に示す。施療子を含む主要機構部を骨盤付
近から背すじに沿って上位置へ移動させて振動を検出し
た。A点までが骨盤に施療子が接触しており、B点で肩
甲骨の下角に接触し、C点では施療子は肩甲骨の中心部
に接触している。図8からも分かるように、主要機構部
19の移動は、とりわけY軸方向の振動レベルの変化と
して検出された。最下欄は、施療子18の身体との接触
部に圧力センサを取り付けて測定した圧力変化を示す。
この圧力変化とY軸方向の振動レベルとを対比すると、
使用者と施療子との接触状態がY軸方向の振動レベルの
変化として検出されていることが分かる。
【0126】次に、図1(a)に示すように振動検出セ
ンサ86bを背もたれ部フレーム13の上端の外側に取
り付け、施療子18をたたきモードにて駆動し、施療子
18を肩から首筋部分に固定した状態で計測した結果を
図9に示す。横軸には図示した単位長さが1secとなる
ように時間をとり、縦軸には振動レベルをとっている。
D点が使用者がマッサージ機1に着座した時点であり、
E領域では使用者は背もたれ部2に普通にもたれかかっ
ており、F領域では使用者は背もたれ部2から背中を浮
かせた状態としている。G1領域では、使用者が施療子
18に浅く背中を接触させた状態であり、G2〜G5まで
徐々に背中の施療子18への接触圧を強めている状態で
あり、H点で使用者がマッサージ機1から脱座してい
る。X軸方向及びY軸方向の検出結果にも使用者とマッ
サージ機(背もたれ部)との相対関係の変化に伴う振動
レベルの変化は現れているが、Z軸方向の振動レベルの
変化に、特に顕著に使用者とマッサージ機(背もたれ
部)との相対関係の変化が現れている。
【0127】上述の二つの例からも分かるように、振動
情報の検出によって、着座,脱座を含めた使用者とマッ
サージ機との接触状態や使用者の身体各部位のマッサー
ジ機に対する相対的な位置関係等の情報を推定すること
ができる。振動情報からは、このほかに、例えば、マッ
サージ機の設置面への設置状態、設置面自体の強度等の
状態、主要機構部の作動状態、使用者の身体所定部位の
皮下脂肪厚等の生理的情報(内部状態)、使用者の施療
子に対する接触圧等の情報が得られる。振動情報から推
定される情報はこれらに限られるものではなく、系の振
動条件を構成し、その変化が振動情報として検出できる
ものであれば、振動情報の検出によって推定可能であ
る。
【0128】上述したように、本実施形態に係るマッサ
ージ機1では、駆動源24又は施療子18は振動源を構
成するが、駆動源24からの動力伝達を断続することに
より、またはいずれの機構を作動させるかの駆動対象や
施療子18をどの施療法で駆動するかの駆動方法を切替
えることにより、振動源として発生する振動の周波数成
分や振動レベル成分が異なり、振動源としての振動モー
ドが切り替わる。このようにして、マッサージ機1の動
作モードを切替えることによっても、振動源の振動モー
ドを切替えることができ、多様な振動情報の取得に利用
することができる。
【0129】以下、振動検出センサによって検出された
振動情報を用いたマッサージ機の制御について説明す
る。
【0130】(メイン処理)本実施形態に係るマッサー
ジ機のメイン処理について図10に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0131】まず、電源スイッチをオンする(メインス
テップ(MS)0)。
【0132】次に、使用者の着座しているか否かあるい
は在席しているか否かを検知する人体着座・脱座及び在
席検知処理を行う(メインステップ1)。
【0133】次に、使用者の体型を検知する体型自動検
知処理を行う(メインステップ2)。
【0134】次に、適正施療強度及び施療必要部位を検
知する適正施療強度・施療部位自動検知処理を行う(メ
インステップ3)。
【0135】次に、適正施療モードを自動的に選択する
適正施療モード自動選択処理を行う(メインステップ
4)。
【0136】次に、施療動作を自動的に終了する施療動
作自動終了処理を行い(メインステップ5)、電源スイ
ッチをオフしてメイン処理を終了する(メインステップ
6)。
【0137】図10に示すように、人体着座・脱座及び
在席検知処理,体型自動検知処理,適正施療強度・施療
部位自動検知処理,適正施療モード自動選択処理の各処
理から引き続き次の処理を行うことなく電源スイッチを
オフしてメイン処理を終了する場合もある。
【0138】以下、前記メイン処理のステップを構成す
る各処理について説明する。
【0139】まず、振動検出センサによって検出された
振動情報に基づいて使用者がマッサージ機に着座してい
るか否かあるいは在席しているか否かを検知する処理に
ついて説明する。
【0140】(人体着座・脱座及び在席検知処理1)図
11に示すフローチャートに従って、着座検知後に駆動
源の電源をオンする処理について説明する。
【0141】まず、各素子のリセット又は初期設定等の
計測準備処理を行う(ステップ1)。
【0142】次に、マッサージ機1の設置環境の判定基
準となる設置環境許容振動規格値M 0 を読み出す(ステ
ップ2)。
【0143】次に、振動検出センサによって振動レベル
の計測処理を行い、この値をMx1に代入する(ステップ
3)。ここでは、モータ等の駆動源からの高周波の振動
を計測する。この場合、高周波は数十〜数百ヘルツ程度
の周波数である。
【0144】次に、Mx1≧M0 か否かにより、振動検出
回路系が正常に動作しているか否かを確認する(ステッ
プ4)。
【0145】Mx1<M0 ならば、振動検出回路系又は設
置環境に異常がある旨をエラーメッセージとして表示部
又は音声報知手段によって報知するエラー報知(1)処
理を行い(ステップ5)、電源スイッチをオフにする
(ステップ6)。
【0146】Mx1≧M0 ならば、在席フラッグの設定の
有無を判定する(ステップ7)。
【0147】ステップ7の判定において、在席フラッグ
の設定があれば、使用者がマッサージ機に在席している
か否かの判定基準となる人体在席判定範囲規格値M1
2を読み出し(ステップ8)、その後に、振動検出セ
ンサによって振動レベルの計測処理を行い、この値をM
x2に代入する(ステップ9)。
【0148】次に、M2≧Mx2≧M1か否かにより、人体
在席範囲内か否かを判定する(ステップ10)。
【0149】ステップ10の判定において、Mx2<M1
ならば、施療子駆動部68の駆動源24の動作に異常が
ある旨をエラーメッセージとして表示部89又は音声報
知手段90によって報知するエラー報知(2)処理を行
い(ステップ11)、電源スイッチをオフにする(ステ
ップ6)。
【0150】ステップ10の判定において、M2<Mx2
ならば、計測値が所定の期間又は回数だけ続けて人体在
席範囲(M2≧Mx2≧M1)外となっているか否かを判定
し(ステップ12)、続いていなければステップ7に戻
り、続いていれば途中退座したとして在席フラッグをリ
セットした後(ステップ13)、ステップ7に戻る。
【0151】ステップ10の判定において、M2≧Mx2
≧M1ならば、在席フラッグをセットする(ステップ1
4)。
【0152】次に、規格値CV0 を読み出す(ステップ
15)。ここで、CVは、計測された振動レベルの体動
による変動係数であり、例えば、CV=(振動レベルの
標準偏差)/(振動レベルの平均値)として設定するこ
とができる。
【0153】次に、変動係数CVx1の算出処理を行う
(ステップ16)。
【0154】次に、CV0 ≧CVx1か否かにより、施療
可能な安定な在席状態か否かを判定し(ステップ1
7)、CV0 ≧CVx1であれば人体着座・退座及び在席
検知処理を終了し、CV0 <CVx1であれば姿勢を安定
させるように表示部89又は音声報知手段90によって
報知するエラー報知(3)処理を行い(ステップ1
8)、ステップ7に戻る。
【0155】ステップ7の判定において、在席フラッグ
の設定がなければ、人体の着座・退座による振動衝撃信
号が検出されているか否かを判定する(ステップ1
9)。人体の着座・退座による振動衝撃信号が検出され
ていなければ、低消費電力モードで人体着座・退座検知
のみを行う状態で振動衝撃信号が検出されるまで待機す
る。人体の着座・退座による振動衝撃信号が検知されて
いれば、着座フラッグの設定があるか否かを判定する
(ステップ20)。
【0156】ステップ20の判定において、着座フラッ
グの設定があれば、途中退座したとして着座フラッグを
リセットし(ステップ21)、施療子駆動部68の駆動
源24の電源をオフにして(ステップ22)、ステップ
7に戻る。
【0157】ステップ20の判定において、着座フラッ
グの設定がなければ、着座フラッグをセットして(ステ
ップ23)、在席フラッグの設定の有無を判定する(ス
テップ24)。
【0158】ステップ24の判定において、在席フラッ
グの設定があれば、ステップ8に進み、在席フラッグの
設定がなければ、施療子駆動部の駆動源の電源をオン
(但し、施療子は停止させておく。)した後(ステップ
25)、ステップ8に進む。
【0159】(人体着座・脱座及び在席検知処理2)図
12に示すフローチャートに従って、着座前に駆動源の
電源をオンする処理について説明する。
【0160】まず、各素子のリセット又は初期設定等の
計測準備処理を行う(ステップ31)。
【0161】次に、施療子駆動部68のモータ等の駆動
源24の電源をオンする(ステップ32)。但し、この
とき、施療子24は停止させた状態である。
【0162】次に、設置環境許容振動規格値M3,M4
CV1を読み出す(ステップ33)。
【0163】次に、振動検出センサによって振動レベル
の計測処理を行い、これをMx1に代入するとともにCV
x1を算出する(ステップ34)。このとき、モータ等の
駆動源からの高周波の振動を計測する。
【0164】次に、M4≧Mx1≧M3又はCV1≧CVx1
か否かにより、使用者の不在時に振動検出部70及び施
療子駆動部68の駆動源24が正常に動作しているか否
かを確認する(ステップ35)。ここでは、規定振動レ
ベル内か否か又は振動が安定しているか否かによって正
常に動作しているか否かを判定している。
【0165】ステップ35の判定において、Mx1<M3
又はCVx1≒0ならば、振動検出部又は施療子駆動部の
駆動源の動作が異常である旨をエラーメッセージとし
て、表示部89又は音声報知手段90によって報知する
エラー報知(4)処理を行い(ステップ36)、施療子
駆動部68の駆動源24の電源をオフし(ステップ3
7)、電源スイッチ62をオフする(ステップ38)。
【0166】ステップ35の判定において、M4<Mx1
又はCV1<CVx1ならば、主要機構部19ハウジング
に異常があるか又は設置環境に異常がある旨をエラーメ
ッセージとして、表示部89又は音声報知手段90によ
って報知するエラー報知(5)処理を行い(ステップ3
9)、ステップ37に進む。
【0167】ステップ35の判定においてM4≧Mx1
3又はCV1≧CVx1ならば、人体在席判定範囲規格値
1,M2を読み出し(ステップ40)、その後に、振動
検出センサにより振動レベルの計測処理を行い、この値
をMx2に代入する(ステップ41)。ここでは、モータ
等の駆動源からの高周波の振動を計測する。
【0168】次に、M2≧Mx2≧M1か否かにより、人体
在席範囲内か否かを判定する(ステップ42)。
【0169】ステップ42の判定において、Mx2<M1
ならば、施療子駆動部68の駆動源24の動作に異常が
ある旨をエラーメッセージとして表示部89又は音声報
知手段90によって報知するエラー報知(2)処理を行
い(ステップ43)、ステップ37に進む。
【0170】ステップ42の判定において、Mx2>M1
ならば、計測値が所定の期間又は回数だけ続けて人体在
席範囲外となっているか否かを判定し(ステップ4
4)、続いていなければステップ40に戻り、続いてい
れば途中退座したとして在席フラッグをリセットした後
(ステップ45)、所定時間経過したか否かを判定し
(ステップ46)、所定時間経過していなければステッ
プ40に戻り、所定時間経過していればステップ37に
進む。
【0171】ステップ42の判定において、M2≧Mx2
≧M1ならば、在席フラッグの設定の有無を判定する
(ステップ47)。
【0172】ステップ47の判定において、在席フラッ
グの設定があれば、規格値CV0 を読み出す(ステップ
48)。ここで、先に説明したようにCVは、計測され
た振動レベルの体動による変動係数である。
【0173】ステップ47の判定において、在席フラッ
グの設定がなければ、在席フラッグをセットし(ステッ
プ49)、ステップ48に進む。
【0174】ステップ48で規格値CV0 を読み出した
後に、変動係数CVx2の算出処理を行う(ステップ5
0)。
【0175】次に、CV0 ≧CVx2か否かにより、施療
可能な安定な在席状態か否かを判定し(ステップ5
1)、CV0 ≧CVx2であれば在席姿勢自動検知処理
(ステップ52)を行った後に人体着座・退座及び在席
検知処理を終了し、CV0 <CVx2であれば姿勢を安定
させるように表示部89又は音声報知手段90によって
報知するエラー報知(3)処理を行い(ステップ5
3)、ステップ40に戻る。
【0176】以下、図13に示すフローチャートに従っ
て、ステップ52の在席姿勢自動検知処理サブルーチン
について説明する。
【0177】(在席姿勢自動検知処理)まず、規格値Σ
1,ΣM2を読み出す(ステップ61)。
【0178】次に、振動検出センサ86eにより座部3
の振動レベルの計測処理を行い、計測値をMsx1に代入
する(ステップ62)。ここで、本実施形態では、座部
3に振動検出センサ86eを配置しているが、その検出
軸はX軸(座部に直交し上方から下方へ向かう方向)と
なるように配置している。また、この振動検出センサ8
6eでは、モータ等の施療子の駆動源の振動がマッサー
ジ機1のフレーム13,7を介して伝わる高周波振動を
検出する。このような高周波振動を検出するためには、
図1(a)に示すように、座部3のクッション層8の下
層に位置するスプリング9に振動検出センサ86eを設
置すればよい。
【0179】次に、振動検出センサによって背もたれ部
の振動レベルの計測処理を行い、計測値をMbx1に代入
する(ステップ63)。ここでも、座部の振動計測と同
様に、背もたれ部に振動検出センサを配置しているが、
その検出軸は背もたれ部に直交する方向となるように配
置している。また、この振動検出センサも、モータ等の
施療子の駆動源の振動がマッサージ機のフレームを介し
て伝わる高周波振動を検出する。このような高周波振動
を検出するためには、背もたれ部のクッション層の下層
に位置するバックフレームの内周縁部の近傍に振動検出
センサを設置すればよい。
【0180】次に、ΣM2≧Msx1+Mbx1≧ΣM1か否か
により在席姿勢自動検知判定処理を行う(ステップ6
4)。
【0181】ステップ64の判定において、ΣM2<M
sx1+Mbx1であれば、使用者が不在であるか、両振動検
出センサの設置部位に接触圧がかからない特殊な不安定
な座り方をしているか、子供等のように適用サイズ外で
あるので、在席姿勢判定不能である旨を表示部89又は
音声報知手段90によって報知し(ステップ65)、在
席姿勢自動検知処理を終了する。
【0182】ステップ64の判定において、Msx1+M
bx1<ΣM1であれば、使用者の体重が重過ぎる場合のよ
うに適用サイズ外であるので、在席姿勢判定不能である
旨を表示部89又は音声報知手段90によって報知し
(ステップ66)、在席姿勢自動検知処理を終了する。
【0183】ステップ64の判定において、ΣM2≧M
sx1+Mbx1≧ΣM1であれば、Msx1≧Mbx1であるか否
かを判定する(ステップ67)。
【0184】ステップ67の判定において、Msx1≧M
bx1であれば、リクライニング姿勢であると判定し(ス
テップ68)、在席姿勢自動検知処理を終了する。
【0185】ステップ67の判定において、Msx1<M
bx1であれば、Msx1≪Mbx1か否かを判定する(ステッ
プ69)。
【0186】ステップ69の判定において、Msx1≪M
bx1であれば、背もたれ部から背中を浮かせた姿勢であ
ると判定し(ステップ70)、在席姿勢自動検知処理を
終了する。
【0187】ステップ69の判定において、Msx1≪M
bx1でなければ、普通姿勢であると判定し(ステップ7
1)、在席姿勢自動検知処理を終了する。
【0188】上述の在席姿勢自動検知処理では、背もた
れ部2及び座部3に設けられた振動検出センサ86d,
86eの設置部位に作用する接触圧のバランスあるいは
大きさが使用者の在席姿勢に応じて異なること、並びに
接触圧が大きければ振動レベルが抑制されることを用い
て判定条件を設定している。
【0189】このように、同一の振動源の振動を異なる
部位に配置された複数の振動検出センサによって検出す
ることにより、使用者の在席の有無のみならず、使用者
がどのような姿勢で在席しているかというマッサージ機
と使用者とのより詳細な相対関係についての推定も可能
となる。
【0190】(体型自動検知処理)以下、図14に示す
フローチャートに従って、振動情報により使用者の体型
を自動的に検知する体型自動検知処理について説明す
る。但し、本処理の前提として、在席姿勢が施療可能な
姿勢であること及び施療子の駆動源の電源がオンされて
いることが必要である。
【0191】まず、各素子のリセット又は初期設定等の
計測準備処理を行う(ステップ81)。
【0192】次に、施療子位置検出部69によって施療
子18の位置を検知し(ステップ82)、施療子18が
基準位置にあるか否かを判定する(ステップ83)。施
療子18の基準位置としては、例えば、上下位置(背も
たれ部2の長手方向又は使用者の背すじ方向の位置)が
標準脾臓位置、幅位置(背もたれ部2の短手方向又は背
もたれ部表面に沿い且つ使用者の背すじに直交する方向
の位置)が標準背すじ幅、強度位置(背もたれ部2表面
に直交して突出する方向の位置)が最小突出位置となる
ように設定することができる。基準位置を標準脾臓位置
に設定するのはこの位置が腰の上部で強い施療子の刺激
に対しても痛みを感じにくい部位であることによるが、
基準位置の設定はこれに限られない。
【0193】ステップ83の判定において、施療子が基
準位置になければ、基準位置へ移動させ(ステップ8
4)、ステップ83へ戻る。本実施形態では施療子18
の基準位置判定を行っているが、施療終了時に自動的に
施療子18を基準位置に戻すような自動終了ポジショニ
ング処理を行うようにすれば、この判定処理を省略する
ことができる。
【0194】ステップ83の判定において、施療子18
が基準位置にあれば、施療子18をたたき振動モードで
駆動する(ステップ85)。
【0195】次に、規格値Mm1を読み出す(ステップ8
6)。
【0196】次に、振動検出センサ86aによって振動
レベルの計測処理を行い、計測値をMx3に代入する(ス
テップ87)。ここでは、たたき振動モードで駆動され
る低周波振動源としての施療子の振動を背もたれ部フレ
ームの頭部側端部に設けられた振動検出センサ86aに
よって検出する。この場合、低周波は数ヘルツ程度の周
波数である。
【0197】次に、Mx3≒Mm1か否かの判定、即ち、所
定の振動レベルか否かの施療子適正強度判定を行う(ス
テップ88)。
【0198】ステップ88の判定において、Mx3<Mm1
であれば、施療子強度位置を制御単位1段分アップさせ
(ステップ89)、ステップ87に戻る。
【0199】ステップ88の判定において、Mx3>Mm1
であれば、施療子強度位置を制御単位1段分ダウンさせ
(ステップ90)、ステップ87に戻る。
【0200】ステップ88の判定において、Mx3≒Mm1
であれば、施療子18を上位置方向へ所定の移動スピー
ド又は移動ステップで移動させ(ステップ91)、所定
の移動単位分だけ移動したか否かを判定する(ステップ
92)。
【0201】ステップ92の判定において、所定の移動
単位分移動していなければ、ステップ91に戻り、所定
の移動単位分だけ移動するまでステップ91及び92を
繰り返す。
【0202】ステップ92の判定において、所定の移動
単位分だけ移動していれば、所定の移動単位分だけ移動
した位置で振動及び移動位置の計測を行い、この計測値
をそれぞれMLx,Lxに代入する(ステップ93)。
【0203】次に、移動単位位置ごとに振動レベル及び
移動位置の計測を行い計測値をメモリに書き込む(ステ
ップ94)。
【0204】移動単位位置ごとに行った振動レベル計測
値から施療子移動距離に対する振動レベルの包絡線特性
認識処理を行う(ステップ95)。
【0205】次に、上述した振動レベルの包絡線特性認
識において包絡線が急峻に低下する(振動レベルの上下
の包絡線の間隔が急激に減少する)位置を経過したか否
かを判定する(ステップ96)。
【0206】ステップ96の判定において、包絡線が急
峻に低下する位置を経過していなければ、ステップ91
に戻る。
【0207】ステップ96の判定において、包絡線が急
峻に低下する位置を経過していれば、この急峻低下位置
から所定付加距離だけ移動しているか否かを判定する
(ステップ97)。
【0208】ステップ97の判定において、急峻低下位
置から所定距離分移動していなければ、ステップ91に
戻る。
【0209】ステップ97の判定において、急峻低下位
置から所定距離だけ移動していれば、急峻低下位置を肩
位置L1として仮登録し(ステップ98)、施療子18
の移動を停止する(ステップ99)。
【0210】次に、施療子18を下位置方向へ所定のス
ピード又は移動ステップで移動させ(ステップ10
0)、所定の移動単位分だけ移動したか否かを判定する
(ステップ101)。
【0211】ステップ101の判定において、所定の移
動単位分移動していなければ、ステップ100に戻り、
所定の移動単位分だけ移動するまでステップ100及び
101を繰り返す。
【0212】ステップ101の判定において、所定の移
動単位分だけ移動していれば、所定の移動単位分だけ移
動した位置で振動レベル及び移動位置の計測を行い、こ
の計測値をそれぞれMLx,Lxに代入する(ステップ1
02)。
【0213】次に、移動単位位置ごとに振動レベル及び
移動位置の計測を行い計測値をメモリに書き込む(ステ
ップ103)。
【0214】移動単位位置ごとに行った振動計測値から
施療子移動距離に対する振動レベルの包絡線特性認識処
理を行う(ステップ104)。
【0215】次に、上述した振動波形の包絡線特性認識
において包絡線が急峻に上昇する(振動レベルの上下の
包絡線の間隔が急激に増大する)位置を経過したか否か
を判定する(ステップ105)。
【0216】ステップ105の判定において、包絡線が
急峻に上昇する位置を経過していなければ、ステップ1
00に戻る。
【0217】ステップ105の判定において、包絡線が
急峻に上昇する位置を経過していれば、この急峻低下位
置から所定付加距離だけ移動しているか否かを判定する
(ステップ106)。
【0218】ステップ106の判定において、急峻上昇
位置から所定距離分移動していなければ、ステップ10
0に戻る。
【0219】ステップ106の判定において、急峻上昇
位置から所定距離だけ移動していれば、急峻上昇位置を
肩位置L2として仮登録する(ステップ107)。
【0220】次に、L0=(L1+L2)/2により肩位
置を決定する(ステップ108)。
【0221】次に、計測した肩位置(L0)を基準とし
て、相対的に腰,脾臓,肩甲骨下角,肩甲骨間幅(背す
じ幅),首すじ,頭位置等を決定して登録し(ステップ
109a)、体型自動検知処理を終了する。
【0222】このように、振動する施療子を背もたれ部
の長手方向に沿って上下位置方向に移動させたときに振
動検出センサによって検出される振動波形の変化パター
ンから、マッサージ機に対する使用者の身体各部の相対
的な位置関係である体型を推定することができる。
【0223】(他の体型自動検知処理)前記処理では、
肩位置を決定した後に、身体各部の位置を決定している
が、図15,16に示すフローチャートに従って、肩位
置決定後に他の処理を行う場合について以下に説明す
る。ステップ108までは、上記処理と同様であるの
で、ステップ108以降の処理について説明する。
【0224】ステップ108で肩位置を決定した後に、
施療子の移動距離に対する振動レベルの包絡線特性の識
別処理を行い(ステップ109b)、振動レベルの変化
パターンがAパターンかBパターンかを判定する。
【0225】ここで、図17(b),(c)はそれぞれ
Aパターン,Bパターンの振動レベル変化を模式的に示
したものである。横軸に振動レベルととり、縦軸に施療
子18の基準位置からの背筋に沿っての上方への変位を
とっている。図17(a)は、施療子と使用者の体型と
の関係を示す。Aパターンは施療子幅がWAの場合の振
動レベル変化であり、基準位置から上方へ施療子が移動
するときに、施療子は肩甲骨の下角から肩甲骨上を通っ
て移動する。Bパターンは施療子幅がWBの場合の振動
レベル変化であり、基準位置から上方へ施療子が移動す
るときに、施療子は左右の肩甲骨の間を通って移動す
る。
【0226】ステップ109bにおいて、振動レベルの
包絡線特性がAパターンであれば、この包絡線特性から
肩甲骨による包絡線特性の急峻上昇位置L3(図17参
照)を確定する(ステップ110)。
【0227】次に、施療子18を下位置に移動させ(ス
テップ111)、L3位置か否かを判定する(ステップ
112)。
【0228】ステップ112の判定において、L3位置
でなければ、ステップ111に戻って移動を繰り返す。
【0229】ステップ112の判定において、L3位置
であれば、この位置で施療子18の移動を停止させる
(ステップ113)。
【0230】次に、振動検出センサによって振動レベル
の計測処理を行い、その計測値をM xwに代入する(ステ
ップ114)。
【0231】次に、施療子18を施療子幅調整機構を用
いて互いの幅を狭める方向に移動させ(ステップ11
5)、幅位置検出手段84の検出結果を用いて所定の移
動単位だけ移動したか否かを判定する(ステップ11
6)。
【0232】ステップ116の判定において、所定の移
動単位分移動していなければ、ステップ115に戻り、
移動を繰り返す。
【0233】ステップ116の判定において、所定の移
動単位だけ移動していれば、施療子幅が最小位置(W
MIN)か否かを判定する(ステップ117)。
【0234】ステップ117の判定において、施療子幅
が最小位置でなければ、ステップ114に戻って、振動
計測処理を行う。
【0235】ステップ117の判定において、施療子幅
が最小位置であれば、施療子幅移動距離に対する振動レ
ベルの包絡線特性の認識処理を行う(ステップ11
8)。
【0236】次に、ステップ118において認識した包
絡線特性中に振動レベルが急峻に低下する位置があるか
否かを判定する(ステップ119)。
【0237】ステップ119の判定において、包絡線特
性が急峻に低下する位置があれば、この位置の施療子幅
0を適正施療子幅として登録し(ステップ120)、
標準体型である(または、施療対象部が標準皮下脂肪厚
である)と判定し(ステップ121)、脾臓高さ位置
(肩甲骨下角位置(L3)より所定距離下げた位置)ま
で施療子18を移動させる(ステップ122)。図18
(b)に包絡線特性が急峻に低下する位置がある場合の
振動レベルの変化を縦軸に振動レベル横軸に施療子幅を
とって模式的に示したものである。このときの施療子と
使用者の体型との位置関係は図18(a)のようになっ
ており、肩甲骨上にあった施療子が幅を狭めるに従って
肩甲骨の下角部を経て肩甲骨間に移動することにより包
絡線特性の急峻低下が生じることを示す。
【0238】ステップ119の判定において、包絡線特
性が急峻に低下する位置がなければ、肥満体型である
(または、施療対象部の皮下脂肪厚が大きい)と判定し
(ステップ123)、適正施療子幅W0をW0=(WMIN
+WTYP)/2として登録し(ステップ124)、ステ
ップ122に進む。
【0239】ステップ109bの判定において、振動レ
ベルの包絡線特性がBパターンであれば、肩甲骨下角位
置L3を肩位置L0(図17参照)を基準とした標準位置
として登録し(ステップ125)、現状の施療子幅W
TYPを適正施療子幅W0として登録し(ステップ12
6)、ステップ126に進む。
【0240】ステップ122において、脾臓高さ位置
(L4)まで移動した後、振動レベル及び施療子強度位
置の計測処理を行い、その振動レベル計測値及び施療子
強度位置をMP1及びP1に代入する(ステップ12
7)。
【0241】次に、施療子強度位置を所定分ΔP1だけ
上昇させ(ステップ128)、振動計測処理を行い、そ
の計測値をMP2に代入し、施療子強度位置P2にP2=P
1+ΔP1を代入する(ステップ129)。
【0242】次に、規定量以上の振動レベル変化があっ
たか否かを、MP2−MP1≧α(αは所定量)か否かによ
って判定する(ステップ130)。
【0243】ステップ130の判定において、MP2−M
P1≧αであれば、施療子を下位置方向へ所定の移動スピ
ード又は移動ステップで移動させ(ステップ131)、
所定の移動単位だけ移動したか否かを判定する(ステッ
プ132)。
【0244】ステップ130の判定において、MP2−M
P1<αであれば、施療子の強度位置をさらに所定分ΔP
2だけ上昇させて(ステップ133)、ステップ131
へ進む。
【0245】ステップ132の判定において、所定の移
動単位分移動していなければ、ステップ131に戻り、
移動を繰り返す。
【0246】ステップ132の判定において、所定の移
動単位だけ移動していれば、所定の移動単位位置での振
動レベル及び移動位置の計測を行い、その計測値を
Lx,Lxに代入し(ステップ134)、移動単位位置
ごとに振動レベル計測を行い、計測値をメモリへ書き込
む(ステップ135)。
【0247】次に、施療子移動距離に対する振動波形の
包絡線特性の認識処理を行う(ステップ136)。
【0248】次に、振動レベルの包絡線特性が急峻上昇
位置を経過しているか否かを判定する(ステップ13
7)。
【0249】ステップ137の判定において、急峻上昇
位置を経過していなければ、ステップ131に戻り、移
動を繰り返す。
【0250】ステップ137の判定において、急峻上昇
位置を経過していれば、急峻上昇位置から所定の付加距
離だけ経過しているか否かを判定する(ステップ13
8)。
【0251】ステップ138の判定において、所定の付
加距離だけ経過していなければ、ステップ131に戻
り、移動を繰り返す。
【0252】ステップ138の判定において、所定の付
加距離だけ経過していれば、急峻上昇位置L5を腰位置
として登録する(ステップ139)。
【0253】次に、施療子の強度位置を、初期位置に戻
す(ΔP1又はΔP2の上昇分を下げる。)(ステップ1
40)。
【0254】施療子の強度位置が初期位置に戻れば、施
療子の上下位置を脾臓高さ位置L4へ移動させて(ステ
ップ141)、体型自動検知処理を終了する。
【0255】このように、振動する施療子を背もたれ部
の長手方向に沿う上下位置方向及び背もたれ部の短手方
向に沿う幅位置方向に移動させたときに振動検出センサ
によって検出される振動波形の変化パターンから、マッ
サージ機に対する使用者の身体各部の相対的な位置関係
である体型、特に肩甲骨位置と腰位置を推定することが
でき、これに伴って使用者の体型に合わせた適正施療子
幅も自動的に設定できる。また、振動する施療子を背も
たれ部の短手方向に沿う幅位置方向に移動させたときに
振動検出センサによって検出される振動波形の変化パタ
ーンから、使用者の状態、即ち、施療対象部の皮下脂肪
厚、あるいは、標準体型か肥満体型か、を推定すること
もできる。
【0256】(他の体型自動検知処理)図14,15,
16に示す処理では肥満者のように背中の皮下脂肪層が
厚い場合には肩位置検出処理が正常に機能しない可能性
がある。図19に示すフローチャートに従って他の体型
自動検知処理として、このような場合にも有効な処理に
ついて説明する。
【0257】ステップ88までは図14に示す処理と同
様なので、ステップ88以降の異なる処理の部分につい
てのみ説明する。
【0258】ステップ88の判定において、Mx3≒Mm1
であれば、施療子18を上位置方向へ所定の移動スピー
ド又は移動ステップで移動させ(ステップ151)、所
定の移動単位分だけ移動したか否かを判定する(ステッ
プ152)。
【0259】ステップ152の判定において、所定の移
動単位分移動していなければステップ151に戻って移
動を繰り返す。
【0260】ステップ152の判定において、所定の移
動単位だけ移動していれば、所定の移動単位位置での振
動レベル及び移動位置の計測を行い、Mz(Z軸方向の
振動レベル),MLx(X軸方向の振動レベル),L
x(移動位置情報)に代入する(ステップ153)。
【0261】次に、移動単位位置ごとに振動計測値をメ
モリに書き込み(ステップ154)、施療子移動距離に
対する振動レベルの包絡線の特性認識処理を行う(ステ
ップ155)。
【0262】次に、X軸方向の振動レベルの包絡線特性
が急峻に低下する位置を経過したか否かを判定する(ス
テップ156)。
【0263】ステップ156の判定において、急峻低下
位置から所定付加距離経過していれば、この急峻低下位
置を肩位置(L1)として仮登録し(ステップ15
8)、標準体型と判定して(ステップ159)、施療子
の移動を停止し(ステップ160)、図14のステップ
100に進む。
【0264】ステップ156の判定において、X軸方向
の振動レベルの包絡線特性が急峻に低下する位置を経過
していなければ、Z軸方向の振動レベルの包絡線特性が
急峻に上昇する位置を検知しているか否かを判定する
(ステップ161)。
【0265】ステップ161の判定において、Z軸方向
の振動レベルの包絡線特性が急峻に上昇する位置を検知
していれば、この急峻上昇位置を頭部位置(LH)と判
定して登録し(ステップ162)、肥満体型と判定し
(ステップ163)、頭部位置(LH)より所定距離戻
った位置(L0=LH−ΔL)を肩位置として登録し(ス
テップ164)、施療子の移動を停止する(ステップ1
65)。
【0266】次に、施療子を検出した肩位置(L0)ま
で施療子を移動させて(ステップ166)、ステップ1
09に進む。
【0267】このように、振動する施療子を背もたれ部
の長手方向に沿う上下位置方向に移動させたときに検出
軸の異なる複数の振動検出センサによって検出される振
動波形の変化パターンから、マッサージ機に対する使用
者の身体各部の相対的な位置関係である体型、特に肩位
置と頭部位置を推定することができる。また、同様に使
用者の状態、即ち、標準体型か肥満体型か、を推定する
こともできる。
【0268】(適正施療強度自動検知処理1)以下、図
20に示すフローチャートに従って、適正施療強度を自
動的に検知する処理について説明する。
【0269】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ171)。
【0270】次に、施療可能な安定した在席状態である
か否かを判定し(ステップ172)、安定した在席状態
でなければ図11のステップ18に戻る。
【0271】安定した在席状態であれば、施療子強度位
置を最小位置(Pmin)に設定する(ステップ17
3)。
【0272】次に、全身の施療強度を代表する所定位置
へ施療子を移動させ(ステップ174)、施療子強度位
置(Px)における振動レベル(MPx)を計測する(ス
テップ175)。このとき、体型(サイズ、肥満度)に
応じた全身の標準施療強度パターンがメモリ上に登録さ
れているものとすると、代表位置における施療強度調整
のみで全身の施療強度を調整することができる。このよ
うな代表位置としては肩甲骨間の背すじ部(けんびき
部)等を選択すればよい。
【0273】次に、施療子強度位置を制御単位1段分ア
ップさせ(ステップ176)、振動レベルの計測を行う
(ステップ177)。
【0274】このようにして得られた振動レベルの計測
値から振動レベルの包絡線の特性認識処理を行い、施療
子強度位置が変化前後で振動レベルが急峻に上昇(又は
低下)する位置(Pb)であるか否かにより、施療子強
度が強すぎるか否かを判定する(ステップ178)。こ
こで、例えば、振動源等の高周波振動を用いて検出する
場合には、施療子強度位置をPminから強めて行くと、
振動レベルは図21(a)において矢印に示す方向に変
化し、急峻変化位置Pbの前後で急峻に上昇する(Pmax
は施療子強度最大位置を示す。)。一方、施療子のたた
き振動を用いて検出する場合には、施療子強度位置をP
minから強めて行くと、振動レベルは図21(b)にお
いて矢印に示す方向に変化し、急峻変化位置Pbの前後
で急峻に低下する。
【0275】ステップ178の判定において、施療子強
度が強すぎない場合には、ステップ176に戻り、強す
ぎる場合には、施療子強度位置を制御単位1段分ダウン
させて(ステップ179)、振動レベルの計測を行う
(ステップ180)。
【0276】次に、振動レベルの計測値から振動レベル
の包絡線の特性認識処理を行い、施療子強度位置が変化
前後で振動レベルが急峻に低下(又は上昇)する位置
(Pa)であるか否かにより、施療子強度が弱すぎるか
否かを判定する(ステップ181)。ここで、例えば、
振動源等の高周波振動を用いて検出する場合には、急峻
変化位置Pbから施療子強度位置をダウンさせて行く
と、振動レベルは図21(a)に示すように、急峻変化
位置Paの前後で急峻に低下する。一方、施療子のたた
き振動を用いて検出する場合には、急峻変化位置Pb
ら施療子強度位置をダウンさせて行くと、振動レベルは
図21(b)に示すように、急峻変化位置P aの前後で
急峻に上昇する。
【0277】ステップ181の判定において、施療子強
度が弱すぎない場合には、ステップ179に戻り、弱す
ぎる場合には、最適施療子強度位置(Pp)をPp=(P
a+Pb)/2により算出し(ステップ182)、最適施
療子強度位置Ppをメモリへ登録して(ステップ18
3)、本処理を終了する。このようにすれば、振動検出
センサを用いた簡単な構成で適正な施療強度を簡便に設
定することがことができる。
【0278】ここで、ステップ173からステップ18
1の手順を含む処理がサーチモードである。
【0279】(適正施療強度自動検知処理2)以下に、
図22に示すフローチャートに従って、適正施療強度を
自動的に検知する他の処理について説明する。
【0280】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ191)。このとき、
所定のカウンタをn=0と設定する。
【0281】次に、施療可能な安定した在席状態である
か否かを判定し(ステップ192)、安定した在席状態
でなければ図11のステップ18に戻る。
【0282】安定した在席状態であれば、施療子強度位
置を最小位置(Pmin)に設定する(ステップ19
3)。
【0283】次に、全身の施療強度を代表する所定位置
へ施療子を移動させ(ステップ194)、施療子強度位
置(Px)における振動レベル(MPx)を計測する(ス
テップ195)。
【0284】次に、施療子強度位置を制御単位1段分ア
ップさせ(ステップ196)、振動レベルの計測を行う
(ステップ197)。
【0285】このようにして得られた振動レベルの計測
値から振動レベルの包絡線の特性認識処理を行い、施療
子強度位置が変化前後で振動レベルが急峻に上昇(又は
低下)する位置(Pbn)であるか否かにより、施療子強
度が強すぎるか否かを判定する(ステップ198)。こ
こで、例えば、振動源等の高周波振動を用いて検出する
場合には、施療子強度位置をPminから強めて行くと、
振動レベルは図23(a)において矢印に示す方向に変
化し、急峻変化位置Pbnの前後で急峻に上昇する(P
maxは施療子強度最大位置を示す。)。一方、施療子の
たたき振動を用いて検出する場合には、施療子強度位置
をPminから強めて行くと、振動レベルは図23(b)
において矢印に示す方向に変化し、急峻変化位置Pbn
前後で急峻に低下する。図23(a),(b)に示すよ
うに振動レベルは施療強度位置の変更を繰り返すことに
よってその変動幅が狭まって行く。
【0286】ステップ198の判定において、施療子強
度が強すぎない場合には、ステップ196に戻り、強す
ぎる場合には、施療子強度位置を制御単位1段分ダウン
させて(ステップ199)、振動レベルの計測を行う
(ステップ200)。
【0287】次に、振動レベルの計測値から振動レベル
の包絡線の特性認識処理を行い、施療子強度位置が変化
前後で振動レベルが急峻に低下(又は上昇)する位置
(Pan)であるか否かにより、施療子強度が弱すぎるか
否かを判定する(ステップ201)。ここで、例えば、
振動源等の高周波振動を用いて検出する場合には、急峻
変化位置Pbnから施療子強度位置をダウンさせて行く
と、振動レベルは図23(a)に示すように、急峻変化
位置Panの前後で急峻に低下する。一方、施療子のたた
き振動を用いて検出する場合には、急峻変化位置Pbn
ら施療子強度位置をダウンさせて行くと、振動レベルは
図23(b)に示すように、急峻変化位置P anの前後で
急峻に上昇する。
【0288】ステップ201の判定において、施療子強
度が弱すぎない場合には、ステップ199に戻り、弱す
ぎる場合には、カウンタの値をn=n+1とする(ステ
ップ202)。
【0289】次に、最適施療子強度位置(Ppn)をPpn
=(Pan+Pbn)/2により算出する(ステップ20
3)。
【0290】次に、n≧2か否かを判定する(ステップ
204)。このとき、n<2ならば、ステップ195に
進む。一方、n≧2であれば、複数の適性施療強度位置
pnの平均Pp(図中では平均Ppに特にバーを付して表
示している。)を、 Pp=(ΣPpn)/n(Σはn=1,2…nについての
和である) によって求める(ステップ205)。
【0291】次に、複数回の適正施療強度位置Ppnの平
均値Ppに対する変動幅内にあるか否かを所定の変動定
数γを用いて、 |Pp−Ppn|≦γ か否かにより判定する(ステップ206)。ここで、|
p−Ppn|≦γであれば、平均値Ppを最適施療強度位
置としてメモリへ登録して(ステップ207)、本処理
を終了する。一方、|Pp−Ppn|>γであれば、n≧4
か否かを判定し(ステップ208)、n≧4であれば、
ステップ207に進み、n<4であれば、ステップ19
5へ進む。
【0292】このようにすれば、振動検出センサを用い
た簡単な構成で、適正な施療強度を簡便に設定すること
ができる。また、このように、同一の施療子位置で適正
施療子強度位置検知処理を複数回行い、その平均値によ
って最適施療子強度位置を決定すれば、より使用者の好
みに沿った施療強度を設定することができる。
【0293】(適正施療強度自動検知処理3)以下に、
図24に示すフローチャートに従って、適正施療強度を
自動的に検知する他の処理について説明する。
【0294】本処理では、施療子適正強度設定を施療子
位置1(肩位置),施療子位置2(肩甲骨間位置),施
療子位置3(腰位置)の3箇所において行う。
【0295】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ211)。このとき、
施療子の所定位置の初期設定は施療子位置1とする。
【0296】次に、施療可能な安定した在席状態である
か否かを判定し(ステップ212)、安定した在席状態
でなければ図11のステップ18に戻る。
【0297】安定した在席状態であれば、施療子強度位
置を最小位置(Pmin)に設定する(ステップ21
3)。
【0298】次に、全身の施療強度を代表する所定位置
へ施療子を移動させ(ステップ214)、施療子強度位
置(Px)における振動レベル(MPx)を計測する(ス
テップ215)。
【0299】次に、施療子強度位置を制御単位1段分ア
ップさせ(ステップ216)、振動レベルの計測を行う
(ステップ217)。
【0300】このようにして得られた振動レベルの計測
値から振動レベルの包絡線の特性認識処理を行い、施療
子強度位置が変化前後で振動レベルが急峻に上昇(又は
低下)する位置(Pb)であるか否かにより、施療子強
度が強すぎるか否かを判定する(ステップ218)。
【0301】ステップ218の判定において、施療子強
度が強すぎない場合には、ステップ216に戻り、強す
ぎる場合には、施療子強度位置を制御単位1段分ダウン
させて(ステップ219)、振動レベルの計測を行う
(ステップ220)。
【0302】次に、振動レベルの計測値から振動レベル
の包絡線の特性認識処理を行い、施療子強度位置が変化
前後で振動レベルが急峻に低下(又は上昇)する位置
(Pa)であるか否かにより、施療子強度が弱すぎるか
否かを判定する(ステップ221)。
【0303】ステップ221の判定において、施療子強
度が弱すぎない場合には、ステップ219に戻り、弱す
ぎる場合には、最適施療子強度位置(Pp)をPp=(P
a+Pb)/2により算出する(ステップ222)。
【0304】次に、施療子が施療子位置1にあるか否か
を判定する(ステップ223)。ここで、施療子が施療
子位置1にあれば、算出したPpを施療子位置1の最適
施療子強度位置Pp1として登録し(ステップ224)、
施療子所定位置を施療子位置2に変更し(ステップ22
5)、ステップ213へ進む。一方、施療子が施療子位
置1になければ、施療子位置2にあるか否かを判定する
(ステップ226)。
【0305】ステップ226の判定において、施療子が
施療子位置2にあれば、直近のステップ222において
算出したPpを施療子位置2の最適施療子強度位置Pp2
として登録し(ステップ227)、施療子位置を施療子
位置3に変更し(ステップ228)、ステップ213へ
進む。一方、施療子が施療子位置2になければ、直近の
ステップ222において算出したPpを施療子位置3の
最適施療子強度位置Pp 3として登録し(ステップ22
9)、本処理を終了する。
【0306】このようにすれば、振動検出センサを用い
た簡単な構成で、適正な施療強度を簡便に設定すること
ができる。また、このように複数の位置で適正施療子強
度位置測定を行うことにより適切な施療強度設定が可能
となる。本処理では施療子位置を3箇所に設定している
が、2箇所あるいは4箇所以上に設定してもよいことは
当然である。
【0307】(適正施療強度自動検知処理4)以下に、
図25に示すフローチャートに従って、適正施療強度を
自動的に検知する他の処理について説明する。
【0308】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ231)。このとき、
施療子の所定位置の初期設定は肩甲骨間位置L3´とす
る。
【0309】次に、施療可能な安定した在席状態である
か否かを判定し(ステップ232)、安定した在席状態
でなければ図11のステップ18に戻る。
【0310】安定した在席状態であれば、施療子強度位
置を最小位置(Pmin)に設定する(ステップ23
3)。
【0311】次に、全身の施療強度を代表する所定位置
へ施療子を移動させ(ステップ234)、施療子強度位
置(Px)における振動レベル(MPx)を計測する(ス
テップ235)。
【0312】次に、施療子強度位置を制御単位1段分ア
ップさせ(ステップ236)、振動レベルの計測を行う
(ステップ237)。
【0313】このようにして得られた振動レベルの計測
値から振動レベルの包絡線の特性認識処理を行い、施療
子強度位置が変化前後で振動レベルが急峻に上昇(又は
低下)する位置(Pb)であるか否かにより、施療子強
度が強すぎるか否かを判定する(ステップ238)。
【0314】ステップ238の判定において、施療子強
度が強すぎない場合には、ステップ236に戻り、強す
ぎる場合には、施療子強度位置を制御単位1段分ダウン
させて(ステップ239)、振動レベルの計測を行う
(ステップ240)。
【0315】次に、振動レベルの計測値から振動レベル
の包絡線の特性認識処理を行い、施療子強度位置が変化
前後で振動レベルが急峻に低下(又は上昇)する位置
(Pa)であるか否かにより、施療子強度が弱すぎるか
否かを判定する(ステップ241)。
【0316】ステップ241の判定において、施療子強
度が弱すぎない場合には、ステップ239に戻り、弱す
ぎる場合には、最適施療子強度位置(Pp)をPp=(P
a+Pb)/2により算出する(ステップ242)。
【0317】次に、最適施療子強度振動レベルを、 MPp=(MPa+MPb)/2 により算出する(ステップ243)。
【0318】次に、ステップ242,243において算
出したPp(L3´),MPp(L3´)をメモリに登録す
る(ステップ244)。
【0319】次に、施療子の背すじに沿った上下軸方向
の施療範囲(例えば肩から腰まで)を一定の施療強度と
なるよう制御するための振動レベルパターン情報M
Pr(Lx)を予めROM等に格納しておき、これを読み
出す(ステップ245)。
【0320】次に、読み出したパターン情報を今回の登
録された振動レベル情報MPp(L3´)を用いて調整す
るために振動パターン増幅度Gpを、 Gp=MPp(L3´)/MPr(L3´) によって算出する(ステップ246)。ここで、M
Pr(L3´)は読み出された振動レベルパターン情報の
施療子位置L3´における振動レベルである。
【0321】次に、本使用者に対して施療強度が一定と
なるように制御するための振動レベルパターンMPr´
を、 MPr´=Gp*MPr によって設定する(ステップ247)。
【0322】次に、施療子強度位置を最小位置
(Pmin)に設定する(ステップ248)。
【0323】次に、施療子を上下軸方向のスタート基準
位置(例えば、下限である腰位置)へ移動させ(ステッ
プ249)、施療子上下方向位置(Lx)かつ施療子強
度位置(Px)における振動レベル(MPx)を計測する
(ステップ250)。
【0324】次に、計測された振動レベルMPxが振動レ
ベルパターンMPr´とほぼ一致するか否か、すなわち、 MPx(Lx)≒MPr´(Lx) か否かを判定する(ステップ251)。
【0325】ステップ251において、MPx(Lx)<
Pr´(Lx)であれば、施療子強度位置を制御単位1
段分アップし(ステップ252)、ステップ251へ戻
る。
【0326】ステップ251において、MPx(Lx)>
Pr´(Lx)であれば、施療子強度位置を制御単位1
段分ダウンし(ステップ253)、ステップ251へ戻
る。
【0327】ステップ251において、MPx(Lx)≒
Pr´(Lx)であれば、制御後の施療子強度位置Ppx
(Lx)をメモリに登録する(ステップ254)。
【0328】次に、施療子位置が上下軸方向の停止位置
(例えば、上限である肩位置)にあるか否かを判定する
(ステップ255)。ここで、施療子が停止位置にあれ
ば、施療子を停止させて(ステップ256)、本処理を
終了する。一方、施療子が停止位置になければ、上下軸
方向に単位移動距離分だけ移動させ(ステップ25
7)、ステップ250に進む。
【0329】このようにすれば、振動検出センサを用い
た簡単な構成で、適正な施療強度を設定することができ
る。また、施療強度が一定となるような制御を基準とし
て施療強度を設定することにより、サーチモード実行部
位以外の部位の施療強度を簡便かつ適正に設定すること
ができる。
【0330】(適正施療強度及び施療部位自動検知処理
5)以下に、図26に示すフローチャートに従って、適
正施療強度及び施療部位を自動的に検知する他の処理に
ついて説明する。
【0331】ステップ250までの処理手順は、図25
と同様であるので、説明を省略する。
【0332】ステップ250において振動計測を行った
後、施療子強度位置制御不可か否かを判定する(ステッ
プ258)。ここで、施療子強度位置制御ができない状
態とは、施療子強度調整後に使用者がさらに施療強度の
変更を求めて身体を動かして、接触圧が安定しない状態
を指す。
【0333】ステップ258において、施療子強度位置
制御不可でなければ、図25のステップ251以降の処
理を行う。一方、施療子強度位置制御不可であれば、施
療子強度位置を制御単位1段分アップさせ(ステップ2
59)、振動レベルの計測を行う(ステップ260)。
【0334】このようにして得られた振動レベルの計測
値から振動レベルの包絡線の特性認識処理を行い、施療
子強度位置が変化前後で振動レベルが急峻に上昇(又は
低下)する位置(Pb)であるか否かにより、施療子強
度が強すぎるか否かを判定する(ステップ261)。
【0335】ステップ261の判定において、施療子強
度が強すぎない場合には、ステップ259に戻り、強す
ぎる場合には、施療子強度位置を制御単位1段分ダウン
させて(ステップ262)、振動レベルの計測を行う
(ステップ263)。
【0336】次に、振動レベルの計測値から振動レベル
の包絡線の特性認識処理を行い、施療子強度位置が変化
前後で振動レベルが急峻に低下(又は上昇)する位置
(Pa)であるか否かにより、施療子強度が弱すぎるか
否かを判定する(ステップ264)。
【0337】ステップ264の判定において、施療子強
度が弱すぎない場合には、ステップ262に戻り、弱す
ぎる場合には、最適施療子強度位置(Pp)をPp=(P
a+Pb)/2により算出する(ステップ265)。
【0338】次に、最適施療子強度振動レベルを、 MPp=(MPa+MPb)/2 により算出する(ステップ266)。
【0339】次に、振動レベルが制御用振動レベルパタ
ーン以下か否か、すなわち、 MPp(Lx)≦MPr´(Lx) か否かを判定する(ステップ267)。
【0340】ステップ267において、MPp(Lx)≦
Pr´(Lx)であれば、Lxを施療必要部位位置として
メモリに登録し(ステップ268)、Pp(Lx),MPp
(L x)をメモリに登録する(ステップ269)。次
に、施療子位置が上下軸方向の停止位置(例えば上限で
ある肩位置)か否かを判定し(ステップ270)、停止
位置であれば、施療子を停止させて(ステップ27
1)、処理を終了し、停止位置でなければ、施療子を上
下軸方向に単位移動距離分だけ移動させて(ステップ2
72)、ステップ250へ戻る。
【0341】ステップ267において、MPp(Lx)>
Pr´(Lx)であれば、振動レベルが制御用振動レベ
ルパターンよりはるかに大きいか否か、すなわち、 MPp(Lx)≫MPr´(Lx) か否かを判定する(ステップ273)。
【0342】ステップ273において、MPp(Lx)≫
Pr´(Lx)であれば、Lxは施療不要部位位置である
としてメモリに登録し(ステップ274)、P
p(Lx),M Pp(Lx)をメモリに登録し(ステップ2
75)、ステップ270に進む。
【0343】ステップ273において、MPp(Lx)≫
Pr´(Lx)でなければ、Lxは弱施療強度部位位置で
あるとしてメモリに登録し(ステップ276)、P
p(Lx),MPp(Lx)をメモリに登録し(ステップ2
77)、ステップ270に進む。
【0344】このようにすれば、振動検出センサを用い
た簡単な構成で、適正な施療強度を設定することができ
る。また、施療強度が一定となるような制御を基準とし
て施療強度を設定することにより、サーチモード実行部
位以外の部位の施療強度を簡便かつ適正に設定すること
ができる。また、施療必要部位位置のみに施療刺激を印
加し、弱施療強度部位位置には低刺激施療及び短時間あ
るいは高速施療を実施し、施療不要部位位置に対しては
施療を行わない等各位置ごとに施療条件を異ならしめる
ことにより、効率的に施療を行い施療疲れを防止するこ
とができる。
【0345】(適正施療モード自動選択処理)以下に、
図27に示すフローチャートに従って、適正施療モード
自動選択処理について説明する。
【0346】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ281)。
【0347】次に、前処理において検知した体型,施療
部位,施療強度等の登録情報を読み出す(ステップ28
2)。
【0348】次に、施療必要部位が3箇所以上か否かを
判定する(ステップ283)。
【0349】ステップ283において、施療必要部位が
3箇所以上ある場合には、全身部強度施療モード処理を
行い(ステップ284)、本処理を終了する。
【0350】図28に各施療モードでの施療シーケンス
を示す。
【0351】全身部(強度)施療モードにおける施療シ
ーケンスは、まず、軽度(Ppより軽度の刺激)のさす
り施療を3分間行う。このとき、施療子は腰から肩甲骨
下側方向へ外向きに、腰から肩甲骨間を通って首すじへ
そして首すじから肩へ外向きに移動させる。次に、強度
(Ppの刺激)のさすり施療を5分間行う。このとき、
施療子は首すじから肩へ外向きに移動させる。次に、P
p刺激のもみ施療を5分間行う。このとき、施療子は、
腰から肩へ背すじに沿って肩甲骨上を通り、腰から肩へ
背すじに沿って肩甲骨間を通り、次に、首すじから肩へ
外向きに移動させる。次に、Pp刺激のたたき施療を5
分間行う。このとき、施療子は、腰から肩甲骨下側へ外
向きに、次に、腰から背すじに沿って肩甲骨間を通って
移動させる。次に、軽度(Ppより軽度の刺激)のさす
り施療を8分間行う。このとき、施療子は腰から肩甲骨
下側方向へ外向きに、腰から肩甲骨間を通って首すじへ
そして首すじから肩へ外向きに移動させる。
【0352】ステップ283において、施療必要部位が
3箇所未満である場合には、まず、施療必要部位が腰部
か否かを判定する(ステップ285)。
【0353】ステップ285において、施療必要部位が
腰部である場合には、腰部施療モード処理を行い(ステ
ップ286)、次に、施療必要部位が肩甲骨中央部であ
るか否かを判定する(ステップ287)。
【0354】腰部施療モードの施療シーケンスは、ま
ず、軽度(Ppより軽度の刺激)のさすり施療を2分間
行う。このとき、施療子は腰から肩甲骨下側方向へ外向
きに、そして腰から肩甲骨間を通って首すじへそして首
すじから肩へ外向きに移動させる。次に、Pp刺激のも
み施療を3分間行う。このとき、施療子は腰部を下から
上へ背すじに沿って移動させる。次に、Pp刺激のたた
き刺激を3分間行う。このとき、このとき、施療子は、
腰から肩甲骨下側へ外向きに、次に、腰から背すじに沿
って肩甲骨間を通って移動させる。次に、軽度(Ppよ
り軽度の刺激)のさすり施療を4分間行う。このとき、
施療子は腰から肩甲骨下側方向へ外向きに、そして腰か
ら肩甲骨間を通って首すじへ移動させる。
【0355】ステップ285において、施療必要部位が
腰部でなければ、ステップ287に進む。
【0356】ステップ287において、施療必要部位が
肩甲骨中央部であれば、肩甲骨中央部施療モード処理を
行い(ステップ288)、次に、施療必要部位が肩部か
否かを判定する(ステップ289)。
【0357】肩甲骨中央部施療モードにおける施療シー
ケンスは、まず、強度(Pp刺激)のさすり施療を2分
間行う。このとき、施療子は、腰から背すじに沿って首
すじまで、そして肩甲骨上を下から上方向へ外向きに移
動させる。次に、Pp刺激のもみ施療を3分間行う。こ
のとき、施療子は腰から首すじへ背すじに沿って、そし
て肩甲骨下の外側から肩へ肩甲骨に沿うように弓なりに
移動させる。次に、Pp刺激のたたき施療を3分間行
う。このとき、このとき、施療子は、腰から肩甲骨下側
へ外向きに、次に、腰から背すじに沿って肩甲骨間を通
って移動させる。次に、軽度(Ppより軽度刺激)のた
たき施療を3分間行う。このとき、このとき、施療子
は、腰から肩甲骨下側へ外向きに、次に、腰から背すじ
に沿って肩甲骨間を通って移動させる。次に、軽度(P
pより軽度の刺激)のさすり施療を4分間行う。このと
き、施療子は、腰から背すじに沿って首すじまで、そし
て肩甲骨上を下から上方向へ外向きに移動させる。
【0358】ステップ287において、施療必要部位が
肩甲骨中央部でなければ、ステップ289に進む。
【0359】ステップ289において、施療必要部位が
肩部である場合には、肩部施療モード処理を行い(ステ
ップ290)、次に、施療必要部位が首すじ部か否かを
判定する(ステップ291)。
【0360】肩部施療モードの施療シーケンスは、ま
ず、軽度(Ppより軽度の刺激)を2分間行う。このと
き、施療子は、首すじから肩に沿って下向きに移動させ
る。次に、Pp刺激のもみ施療を4分間行う。このと
き、施療子は、首すじから肩に沿って下向きに移動させ
る。次に、Pp刺激のたたき施療を4分間行う。このと
き、施療子は、首すじから肩に沿って下向きに移動させ
る。次に、軽度(Ppより軽度の刺激)のさすり施療を
4分間行う。このとき、施療子は、首すじから肩に沿っ
て下向きに移動させる。
【0361】ステップ289において、施療必要部位が
肩部でなければ、ステップ291に進む。
【0362】ステップ291において、施療必要部位が
首すじ部である場合には、首すじ部施療モード処理を行
い(ステップ292)、次に、全身軽度施療モード処理
を行い(ステップ293)、処理を終了する。
【0363】首すじ部施療モードにおける施療シーケン
スは、まず、軽度(Ppより軽度の刺激)のさすり施療
を2分間行う。このとき、施療子は、首すじを下から上
方向に外向きに移動させる。次に、強度(Pp刺激)の
さすり施療を4分間行う。このとき、施療子は首すじに
沿って上から下へ移動させる。次に、Pp刺激のもみ施
療を4分間行う。このとき、施療子は首すじに沿って上
から下へ移動させる。次に、軽度(Ppより軽度の刺
激)のさすり施療を4分間行う。このとき、施療子は、
首すじを下から上方向に外向きに移動させる。
【0364】全身部(軽度)施療モードにおける施療シ
ーケンスは、まず、軽度(Ppより軽度の刺激)のさす
り施療を3分間行う。このとき、施療子は腰から肩甲骨
下側方向へ外向きに、腰から肩甲骨間を通って首すじへ
そして首すじから肩へ外向きに移動させる。次に、強度
(Ppの刺激)のさすり施療を5分間行う。このとき、
施療子は首すじから肩へ外向きに移動させる。次に、軽
度(Ppより軽度刺激)のもみ施療を5分間行う。この
とき、施療子は、腰から肩へ背すじに沿って肩甲骨上を
通り、腰から肩へ背すじに沿って肩甲骨間を通り、次
に、首すじから肩へ外向きに移動させる。次に、軽度
(Ppより軽度刺激)のたたき施療を5分間行う。この
とき、施療子は、腰から肩甲骨下側へ外向きに、次に、
腰から背すじに沿って肩甲骨間を通って移動させる。次
に、軽度(Ppより軽度の刺激)のさすり施療を8分間
行う。このとき、施療子は腰から肩甲骨下側方向へ外向
きに、腰から肩甲骨間を通って首すじへそして首すじか
ら肩へ外向きに移動させる。
【0365】ステップ291において、施療必要部位が
首すじ部でなければ、ステップ293に進む。
【0366】このように、体型,施療部位,施療強度等
の登録情報を用いて制御を行うことにより、より適正な
施療を行うことができる。
【0367】(適正施療モード自動選択処理2)以下
に、図29に示すフローチャートに従って、他の適正施
療モード自動選択処理について説明する。
【0368】まず、施療(要求)部位に応じた専用施療
プログラムをROMから読み出す(ステップ301)。
【0369】次に、体型自動検知結果から施療子の移動
範囲を決定する(ステップ302)。
【0370】次に、施療強度自動検知結果から施療強度
を決定する(ステップ303)。
【0371】次に、肥満体型か否か(または、施療部位
の皮下脂肪が厚いか否か)を判定する(ステップ30
4)。ここで、肥満体型であれば軽度刺激時の施療強度
を高めに設定し(ステップ305)、肥満体型でなけれ
ば軽度刺激時の施療強度を低めに設定し(ステップ30
6)、施療子を初期設定位置へ移動させる(ステップ3
07)。
【0372】次に、施療(制御)処理を行い、施療が終
了したか否かを判定する(ステップ308)。
【0373】ステップ308において、施療が終了して
いれば、処理を終了する。 ステップ308において、
施療が終了していなければ、施療条件の変更が指示され
ているか否かを判定する(ステップ309)。例えば、
所定のスイッチを押している間に使用者が施療子に対す
る接触圧を変更する等の動作を行うことにより施療条件
の変更が可能となり、スイッチを離すと変更された施療
条件が登録される設定としておき、ここでは、所定のス
イッチが押されているか否かを判定する。
【0374】ステップ309において、施療条件の変更
が指示されていれば、所定施療子位置での適正施療強度
及び施療部位の自動検知等の処理を行い(ステップ30
1)、ステップ309に戻る。
【0375】ステップ309において、施療条件の変更
が指示されていなければ、施療条件の登録が指示されて
いるか否か(前記設定であれば、所定のスイッチを離し
た直後が否か)を判定する(ステップ311)。
【0376】ステップ311において、施療条件の登録
が指示されていなければ、ステップ308に戻る。
【0377】ステップ311において、施療条件の登録
が指示されていれば、ステップ310での検知結果を再
登録し(ステップ312)、再登録された情報に基づい
て設定条件の変更等の施療プログラムの見直し処理を行
い(ステップ313)、ステップ308に戻る。
【0378】ここで、既述したスイッチの構成について
説明する。図1に示すマッサージ機では、肘掛けは設け
られていないが、肘掛けの端部の手を置く位置にスイッ
チを設けることが望ましい。このようにすれば、姿勢を
変えることなくスイッチを操作することができる。さら
に、片手側に設けるスイッチを3個ずつまでとすれば、
スイッチの方に視線を移動させることなく操作を行うこ
とができ、さらに操作性が向上する。スイッチの配置も
前側端面に3つ並置する、あるいは前側端面に2つを並
置し親指側に1つ設ける等種々の配置が可能である。ス
イッチの設定についても上記したようなものに限られな
い。例えば、施療条件を自動的に設定する自動操作モー
ドとマニュアルで設定するマニュアル操作モードとを別
のスイッチ又は信号で切り替えるようにしておき、すな
わち、同一の1組の3つのスイッチにそれぞれ、自動操
作モードでは施療停止/再開(又は緊急停止、中止,終
了,再開)機能、サーチモード開始機能、サーチモード
の施療条件登録機能を割り当て、マニュアル操作モード
では施療子のコントロールモード(上下移動モードと左
右移動モード)の切り替え機能、上又は右移動指示機
能、下又は左移動指示機能を割り当てるようにしてもよ
い。
【0379】(施療動作自動終了処理1)以下に、図3
0に示すフローチャートに従って、施療動作を自動的に
終了させる施療動作自動終了処理について説明する。
【0380】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ321)。このとき、
所定のカウンタでm=0とおく。
【0381】まず、施療(必要)部位に応じた専用施療
プログラムをROMから読み出す(ステップ322)。
【0382】次に、体型自動検知結果から施療子の移動
範囲を決定する(ステップ323)。
【0383】次に、施療強度自動検知結果から施療強度
を決定する(ステップ324)。
【0384】次に、初期設定位置は施療子を移動させる
(ステップ325)。
【0385】次に、施療(制御)処理を行い(ステップ
326)、施療終了時間を経過しているか否かを判定す
る(ステップ327)。
【0386】ステップ327において、施療終了時間を
経過していれば、本処理を終了する。
【0387】ステップ327において、まだ施療終了時
間を経過していなければ、所定のスイッチ操作等により
施療条件の変更が指示されているか否かを判定する(ス
テップ328)。
【0388】ステップ328において、施療条件の変更
が指示されていれば、所定施療子位置での適正施療強度
及び施療部位自動検知等の処理を行い(ステップ32
9)、ステップ328へ戻る。
【0389】ステップ328において、施療条件の変更
が指示されていなければ、施療条件の変更登録が指示さ
れているか否かを判定し(ステップ330)、指示され
ていなければ、ステップ326へ戻る。
【0390】ステップ331において、施療条件の変更
登録が指示されていれば、ステップ329における検知
結果の再登録処理を行い(ステップ331)、再登録情
報に基づいて設定条件の変更等の施療プログラムの見直
し処理を行う(ステップ332)。
【0391】次に、前記カウンタの値mをm+1とおく
(ステップ333)。
【0392】次に、施療条件変更回数が所定回数
(C1)以内か否かを、 m≦C1 か否かにより判定する(ステップ334)。
【0393】ステップ334において、m≦C1であれ
ば、残りの施療処理の強度又は時間を短縮設定し(ステ
ップ335)、施療開始から終了までの施療強度と施療
時間の予想積算値(実績予想指標)ΣTPpを算出する
(ステップ336)。ここで、ΣTPp=Σ(α*tPp
であり、αは表1に示される施療の強度に応じて設定さ
れた重みであり、tPpは各施療の予想時間である。
【0394】
【表1】 ステップ334において、m>C1であれば、施療条件
変更回数が所定回数C2以上か否かを、 C2≦m か否かにより判定する(ステップ337)。
【0395】ステップ337において、C2≦mであれ
ば、残りの施療処理の強度又は時間を延長設定し(ステ
ップ338)、ステップ336へ進む。
【0396】ステップ337において、C2>mであれ
ば、ステップ336へ進む。
【0397】ステップ336においてΣTPpを算出した
後、施療強度・時間予想積算値ΣT Ppが上限値ΣTmax
を超えるか否かを、 ΣTPp≧ΣTmax により判定する(ステップ339)。ここで、上限値Σ
maxは、例えば、肩等のみの局所施療では10分、全
身施療では30分と設定する。
【0398】ステップ339で施療強度・時間予想積算
値が上限値を超えていなければ、ステップ326に戻
る。
【0399】ステップ339で施療強度・時間予想積算
値が上限値を超えていれば、施療強度,施療周期及び施
療時間の設定を変更後、所定の短時間とともに施療強度
を徐々に低下、施療時間を徐々に短縮又は施療周期を徐
々に延長する等の設定を行う(ステップ340)。この
ようにすれば、施療によって使用者に過剰なストレスが
加えられることを防止することができる。
【0400】次に、施療強度・時間予想積算値ΣTPp
安全上限値ΣTmax´を超えているか否かを、 ΣTPp≧ΣTmax´ によって判定する(ステップ341)。ここで、施療強
度・時間予想積算値ΣT Ppはステップ340における設
定変更後の予想値であり、安全上限値ΣTmax´は、例
えば、局所施療であれば15分、全身施療であれば40
分と設定する。
【0401】ステップ341において、施療強度・時間
予想積算値が安全上限値を超えていれば、施療を停止し
(ステップ342)、本処理を終了する。
【0402】ステップ341において、施療強度・時間
積算値が安全上限値を超えていなければ、ステップ32
6に戻る。
【0403】(施療動作自動終了処理2)以下に、図3
1に示すフローチャートに従って、施療動作を自動的に
終了させる他の施療動作自動終了処理について説明す
る。
【0404】まず、各素子のリセットまたは初期設定等
の計測準備処理を行う(ステップ351)。このとき、
所定のカウンタでl=0とおく。
【0405】まず、施療(必要)部位に応じた専用施療
プログラムをROMから読み出す(ステップ352)。
【0406】次に、体型自動検知結果から施療子の移動
範囲を決定する(ステップ353)。
【0407】次に、施療強度自動検知結果から施療強度
を決定する(ステップ354)。
【0408】次に、初期設定位置は施療子を移動させる
(ステップ355)。
【0409】次に、施療(制御)処理を行い(ステップ
356)、施療期間中に使用者の姿勢変動があったか否
かを判定する(ステップ357)。
【0410】ステップ357において、姿勢変動があれ
ば、前記カウンタの値lをl+1として(ステップ35
8)、施療終了時間を経過しているか否かを判定する
(ステップ359)。
【0411】ステップ357において、姿勢変動がなけ
れば、ステップ359へ進む。
【0412】ステップ359において、施療終了時間を
経過していれば、本処理を終了し、施療終了時間を経過
していなければ、所定のスイッチ操作等により施療条件
の変更が指示されているか否かを判定する(ステップ3
60)。
【0413】ステップ360において、施療条件の変更
が指示されていれば、所定施療子位置での適正施療強度
及び施療部位自動検知等の処理を行い(ステップ36
1)、ステップ360へ戻る。
【0414】ステップ360において、施療条件の変更
が指示されていなければ、施療条件の変更登録が指示さ
れているか否かを判定し(ステップ362)、指示され
ていなければ、ステップ356へ戻る。
【0415】ステップ362において、施療条件の変更
登録が指示されていれば、ステップ361における検知
結果の再登録処理を行い(ステップ363)、再登録情
報に基づいて設定条件の変更等の施療プログラムの見直
し処理を行う(ステップ364)。
【0416】次に、施療期間中の使用者の姿勢変動回数
が所定回数以内か否かを、 l≦d1 か否かにより判定する(ステップ365)。
【0417】ステップ365において、l≦d1であれ
ば、残りの施療処理の強度又は時間を短縮設定し(ステ
ップ366)、施療開始から終了までの施療時間の予想
積算値ΣTPpを算出する(ステップ367)。ここで、
ΣTPp=Σ(α*tPp)であり、αは表1に示される施
療の刺激強度に応じて設定された重みであり、tPpは各
施療の予想時間である。
【0418】ステップ365において、l>d1であれ
ば、施療期間中の使用者の姿勢変動回数が所定回数d2
以上か否かを、 d2≦l か否かにより判定する(ステップ368)。
【0419】ステップ368において、d2≦lであれ
ば、残りの施療処理の強度又は時間を延長設定し(ステ
ップ369)、ステップ367へ進む。
【0420】ステップ368において、d2>lであれ
ば、ステップ367へ進む。
【0421】ステップ367においてΣTPpを算出した
後、施療強度・時間予想積算値ΣT Ppが上限値ΣTmax
を超えるか否かを、 ΣTPp≧ΣTmax により判定する(ステップ370)。ここで、上限値Σ
maxは、例えば、肩等のみの局所施療では10分、全
身施療では30分と設定する。
【0422】ステップ370で施療強度・時間予想積算
値が上限値を超えていなければ、ステップ356に戻
る。
【0423】ステップ370で施療強度・時間予想積算
値が上限値を超えていれば、施療強度,施療周期及び施
療時間の設定変更後、所定の短時間とともに施療強度を
徐々に低下、施療時間を徐々に短縮又は施療周期を徐々
に延長する等の設定を行う(ステップ371)。このよ
うにすれば、施療によって使用者に過剰なストレスが加
えられることを防止することができる。
【0424】次に、施療強度・時間予想積算値ΣTPp
安全上限値ΣTmax´を超えているか否かを、 ΣTPp≧ΣTmax´ によって判定する(ステップ372)。ここで、施療強
度・時間予想積算値ΣT Ppはステップ371における設
定変更後の予想値であり、安全上限値ΣTmax´は、例
えば、局所施療であれば15分、全身施療であれば40
分と設定する。
【0425】ステップ372において、施療強度・時間
積算値が安全上限値を超えていれば、施療を停止し(ス
テップ373)、本処理を終了する。
【0426】ステップ372において、施療強度・時間
積算値が安全上限値を超えていなければ、ステップ35
6に戻る。
【0427】このように、振動検出センサによって得ら
れる振動情報を用いて施療シーケンスを含めて施療条件
を設定することにより、簡単な構成でより適正な施療を
簡便に提供できるマッサージ機を実現することができ
る。
【0428】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係るマッサージ機について説明する。
【0429】本実施形態に係るマッサージ機101はベ
ッドタイプのものである。図32に示すように横たわる
使用者を支持するベッドの内部にマッサージ機構102
が内蔵されている。図33はマッサージ機構102を支
持するベッドフレーム103を示す斜視図である。
【0430】マッサージ機構102を含むマッサージ機
101の内部構成は第1実施形態と同様であるので、説
明を省略する。
【0431】図32に示すように略直方体形状のマッサ
ージ機101は、クッション層(不図示)を含む外装部
104の内部に、外装部104及び使用者の身体を支持
するベッドフレーム103を備えている。ベッドフレー
ム103の上部は、ベッド上面に沿った略矩形をなし、
中央部に開設された矩形の開口部105にマッサージ機
構102が配置されている。ベッドフレーム103の側
部には、長手方向にラック106が形成されており、マ
ッサージ機構102の主要機構部107に設けられた昇
降シャフト108,もみ用シャフト109に固定された
ピニオン110,111と噛み合うようになっている。
フレーム103の脚側はベッドフレーム103を安定的
に支持する支持脚112,112によって接地されてお
り、頭部側は油圧(空気圧)サスペンションからなる振
動吸収部113,113を介して接地されている。振動
吸収部113は振動吸収可能な部材で形成すればよく、
バネ,ゴム等で形成してもよい。施療子114,駆動源
115等を備える主要機構部107は短手方向に延びる
昇降シャフト108,もみ用シャフト109の端部に装
着されたピニオン110,111を介してフレーム10
3に支持されており、ベッドフレーム103の側部のラ
ック106に噛合するピニオン110を回転させること
によってベッドの長手方向に往復移動する。施療子11
4は図示しない外装部104のスリットを通してベッド
上面側に突出しており、使用者に直接接触できるように
なっているが、布や皮革のような変形可能な被覆部材を
介して使用者に間接的に接触するようにしてもよい。
【0432】本実施形態では、ベッドフレーム103上
部の頭部側の下面に振動検出センサ116を取り付けて
いる。ベッドフレーム103は、脚側に安定的に支持可
能な支持脚112を備え、頭部側に振動吸収部113を
備え、片持ち状態となるように構成されている。このた
め、頭部側端部では矢印PQ方向の振動レベルが大きく
なり、ここに設けられた振動検出センサ116は振動を
容易に検出することができる。
【0433】本実施形態においても、第1実施形態と同
様に、モータ等の駆動源115,施療子114の作動又
は使用者が与える衝撃等による振動を振動検出センサ1
16によって検出することによって、使用者の着座,脱
座及び在席検知、在席姿勢自動検知、体型自動検知,適
正施療強度自動検知,施療部位自動検知,適正施療モー
ド自動選択,施療動作自動終了等の処理が可能である。
【0434】(第3の実施形態)図34に基づいて本発
明の第3の実施形態に係るマッサージ機について説明す
る。
【0435】第1の実施形態と同様の構成については同
様の符号を付して説明を省略する。
【0436】本実施形態に係るマッサージ機201は、
第1の実施形態と同様のマッサージ機1に、施療に寄与
しない振動を発生する振動発生装置202を設けたもの
である。このような振動発生装置は、施療動作と独立し
て振動すればよいので、振動数等の条件を適宜設定する
ことができるが、使用者が振動を感じない程度の微小な
高周波振動等を生じるものが望ましい。振動発生装置2
02としては、例えば、モータ,ソレノイド,圧電振動
等を用いることができるが、これに限られない。振動発
生装置202は、図に示すように背もたれ部フレーム1
3,座部フレーム7,脚部フレーム10の外側に取り付
けることができるが、取付部位はこのような部位に限ら
れない。振動検出センサの位置や,振動情報の検出によ
って得たい情報の種類等に応じて適宜選択すればよい。
【0437】図35はマッサージ機201の内部構成を
示すブロック図である。
【0438】本実施形態では、施療と独立した振動源と
しての独立振動発生部203を備えている。独立振動発
生部203は、主として、施療に関与しない振動を発生
する振動発生装置202、この振動発生装置202を制
御する制御回路部204から構成されており、CPU6
1からの情報に基づいて振動発生装置の振動を制御す
る。異なる振動数,振動レベル又は振動方向を有する複
数の振動モードで振動できるように振動発生装置203
を構成し、これらの条件あるいはその時系列での組合わ
せである振動パターンを含む振動モードを制御回路部2
04で切り替えるようにしてもよい。独立振動発生部2
03へは電源部62から電力が供給されており、CPU
61からの信号によって独立振動発生部203への電力
供給を断続するスイッチが設けられている。
【0439】このような施療動作と独立して振動する振
動源を設けるようにすれば、振動レベル,周波数又は振
動方向等の振動条件を予め振動検出あるいは振動情報か
ら推定したい情報に応じて設定することができる。従っ
て、より多様あるいはよりS/N比のよい振動情報を提
供することができる。
【0440】(第4の実施形態)図36に基づいて本発
明の第4の実施形態に係るマッサージ機について説明す
る。
【0441】第1の実施形態と同様の構成については同
様の符号を付して説明を省略する。
【0442】第1の実施形態では、施療子18が作動し
て、背すじ伸ばし,さすり,たたき,もみの各施療を行
うが、本実施形態に係るマッサージ機301は、バイブ
レーション施療手段としてのバイブレータの振動によっ
て施療を行うものである。
【0443】図36、本実施形態に係るマッサージ機3
01の外装部16及びバックフレーム15,スプリング
9,後述のCPU等の制御回路を含む主制御部等を取り
去り、背もたれ部,座部,脚部の各フレーム13,7,
10を示したものである。背もたれ部フレーム13の頭
部側には放射状に延びる4本の固定手段302a,30
2b,302c,302dの中央部に支持されたバイブ
レータ303が設けられており、同様に背もたれ部フレ
ーム13の腰側の内側,座部フレームの内側及び脚部フ
レームの内側には、放射状に延びる4本の固定手段30
4a〜304d,306a〜306d,308a〜30
8dの中央部に支持されたバイブレータ305,30
7,308がそれぞれ設けられている。固定手段はバネ
あるいはパイプによって構成することができるが、これ
に限られない。図示しない振動検出センサは、第1の実
施形態と同様に、背もたれ部フレーム13の頭部の長手
方向外側面,短手方向外側面,バックフレームの内周縁
部近傍,座部フレームに設けられたスプリング,脚部フ
レームの内側面等に取り付けることができるが、検出す
べき振動情報の種類や振動検出センサの特性に応じて適
宜選択して取り付ければよい。
【0444】図37は、マッサージ機301の内部構成
の概略を示すブロック図である。第1の実施形態と同様
の構成には、同様の符号を用いている。
【0445】本実施形態では、第1の実施形態における
施療子駆動部に代わって、バイブレータ駆動部310が
設けられている。バイブレータ駆動部310には、CP
U61からの情報に基づいてバイブレータ303,30
4,305,306を制御する第1バイブレータ制御回
路部311,第2バイブレータ制御回路部312,第3
バイブレータ制御回路部313,第4バイブレータ制御
回路部314が設けられている。また、CPUからの信
号によってバイブレータへの電力供給を断続するバイブ
レータ駆動スイッチ315が設けられている。異なる振
動数,振動レベル又は振動方向を有する複数の振動モー
ドで振動できるようにバイブレータ303〜306の少
なくともいずれかを構成し、これらの条件あるいはその
時系列での組合わせである振動パターンを含む振動モー
ドを制御回路部311〜314で切り替えるようにして
もよい。
【0446】本実施形態においても、振動検出センサに
よる振動情報の検出によって、着座,脱座を含めた使用
者とマッサージ機との接触状態や使用者の身体各部位の
マッサージ機に対する相対的な位置関係等の情報を推定
することができる。振動情報からは、このほかに、例え
ば、マッサージ機の設置面への設置状態、装置の作動状
態、使用者の身体所定部位の皮下脂肪厚等の生理的情報
等の情報が得られる。振動情報から推定される情報はこ
れらに限られるものではなく、系の振動条件を構成し、
その変化が振動情報として検出できるものであれば、振
動情報の検出によって推定可能である。
【0447】本実施形態では、バイブレータ303〜3
06をフレームに固定しているが、第1の実施形態と同
様に、背もたれ部2のバイブレータ303又は304
を、背すじ方向,背もたれ部2に沿い且つ背すじに直交
する方向や背もたれ部2に直交する方向に移動するよう
に支持してもよい。座部フレーム7及び脚部フレーム1
0に支持されているバイブレータ305,306につい
ても同様に移動可能に設けてもよい。
【0448】また、本実施形態においても、バイブレー
タの他に施療に関与しない振動源を設け、この振動源に
よる振動を振動検出センサによって検出するようにして
もよいことは当然である。
【0449】また、本実施形態で説明したバイブレータ
と第1の実施形態で説明した施療子を用いたマッサージ
機構をともに備えるようにしてもよい。例えば、第1の
実施形態の脚部フレーム10に本実施形態のバイブレー
タを備えるようにすることができる。
【0450】(第5の実施形態)図38に基づいて本発
明の第5の実施形態に係るリラクゼーション装置として
のリラクゼーションチェアについて説明する。
【0451】図38は、背もたれ部2の外装及びクッシ
ョン層を取り去って、背もたれ部フレーム13を一部破
断して示した側面図である。第1の実施形態と同様の構
成については同様の符号を付して説明を省略する。
【0452】本実施形態に係るリラクゼーションチェア
401は、第1の実施形態に係るマッサージ機と同様
に、背もたれ部フレーム13,座部フレーム7,脚部フ
レーム10,バックフレーム15,図示しない外装部及
びクッション層を備える(後述のCPU61等を含む主
制御部や操作スイッチ部67についても図上省略してい
るが、適当な部位を選択して設置すればよい。)。リラ
クゼーションチェア401は、背もたれ部フレーム13
の中央部に空気袋402を設けている(空気袋402の
支持構造の詳細は図上省略している。)。空気袋402
の背もたれ部2表面側はバックフレーム15中央の孔か
ら突出しており、空気袋402の背面側には空気袋40
2を振動させる振動発生装置403が設けられている。
振動発生装置403によって空気袋402を振動させる
ことにより、背もたれ部2にもたれかかった使用者に肉
体的又は精神的な緊張を和らげるリラクゼーション効果
を与えるものである。
【0453】図39はリラクゼーションチェア401の
内部構成を示すブロック図である。
【0454】第1の実施形態に係るブロック図とリラク
ゼーション作用部の構成を除いて同様であるので、同様
の構成については説明を省略する。
【0455】リラクゼーション作用部404は、リラク
ゼーション手段としての空気袋402と、ソレノイド,
スピーカ又は圧電振動子等の振動発生装置(駆動源)4
03と、この振動発生装置403を制御する制御回路部
405とから構成されており、制御回路部405はCP
U61からの情報に基づいて振動発生装置403を制御
する。振動発生装置403へは電源部62から電力が供
給されており、CPU61からの信号によって振動発生
装置403への電力供給を断続するリラクゼーション作
用部スイッチ406が設けられている。
【0456】振動検出センサは、特に図示していない
が、背もたれ部フレームの頭部の長手方向外側面,短手
方向外側面,バックフレームの内周縁部近傍,座部フレ
ームに設けられたスプリング,脚部フレームの内側面等
に取り付けることができるが、検出すべき振動情報の種
類や振動検出センサの特性に応じて適宜選択して取り付
ければよい。
【0457】本実施形態においても、第1実施形態と同
様に、振動発生装置403,空気袋402の作動又は使
用者が与える衝撃等による振動を振動検出センサによっ
て検出することによって、使用者の着座,脱座及び在席
検知、在席姿勢自動検知、体型自動検知等が可能であ
る。ここで、空気袋402が施療手段に対応するリラク
ゼーション手段であり、CPU61が施療制御手段に対
応するリラクゼーション制御手段である。前記検知結果
に基づいてリラクゼーション手段を制御することによ
り、適正なリラクゼーションを簡便に実現することがで
きる。
【0458】(第6の実施形態)図40に基づいて本発
明の第6の実施形態に係るリラクゼーションチェアにつ
いて説明する。
【0459】第5の実施形態と同様の構成については同
様の符号を付して説明を省略する。
【0460】本実施形態に係るリラクゼーションチェア
501は、振動発生装置403の他に、空気袋402内
に空気を充填するポンプ502及び空気袋402内の空
気を排出するコントロール弁503、並びに空気袋40
2内の空気の温度を制御する温度制御部504を備えて
いる。ポンプ502及びコントロール弁503を制御
し、空気袋402を膨張・収縮させることによりリラク
ゼーション効果を付与するとともに、空気袋402内の
空気の温度を制御することによってもリラクゼーション
効果を付与している。
【0461】図41はリラクゼーションチェアの内部構
成を示すブロック図である。
【0462】第5の実施形態に係るブロック図と同様の
構成については説明を省略する。
【0463】本実施形態では、リラクゼーション作用部
404にポンプ502及びコントロール弁503とこれ
らを制御する吸排気制御回路部505並びに温度制御部
504が設けられている。吸排気制御回路部はCPU6
1からの情報に基づいてポンプ502及びコントロール
弁503を制御し、リラクゼーション効果を付与するた
めに空気袋402を膨張・収縮させる。この空気袋40
2の膨張・収縮による振動は振動源としても作用する。
また、リラクゼーションチェア501は、空気袋402
の加熱手段506,冷却手段507,温度検出手段50
8及び温度制御回路部509からなる温度制御部504
を備えている。温度制御回路部509は、CPU61か
らの情報に従い、温度検出手段508の検出結果に基づ
いて加熱手段507又冷却手段508によって空気袋4
02内の温度を制御する。また、電源部62からは振動
発生装置403,ポンプ502,コントロール弁50
3,温度制御部504にも電力が供給される。
【0464】空気袋402の膨張・収縮による振動を振
動源として利用できる点を除いて、第5の実施形態と同
様に、振動発生装置403,空気袋402の作動又は使
用者が与える衝撃等による振動を振動検出センサによっ
て検出することによって、使用者の着座,脱座及び在席
検知、在席姿勢自動検知、体型自動検知等が可能であ
る。ここで、空気袋402が施療手段に対応するリラク
ゼーション手段であり、CPU61が施療制御手段に対
応するリラクゼーション制御手段である。前記検知結果
に基づいてリラクゼーション手段を制御することによ
り、適正なリラクゼーションを簡便に実現することがで
きる。
【0465】(第7の実施形態)図42に基づいて本発
明の第7の実施形態に係るリラクゼーションチェアにつ
いて説明する。
【0466】第6の実施形態と同様の構成については同
様の符号を付して説明を省略する。
【0467】本実施形態に係るリラクゼーションチェア
601は、第6の実施形態と異なり、背もたれ部2の中
央に水等の液体を収容した液体袋602を備えている。
この液体袋602の背面に振動発生装置403を備え、
液体袋602内の液体に振動を与え、リラクゼーション
効果を付与するものである。振動発生装置403として
は、第6の実施形態で説明したものの他に、超音波振動
子を用いて、液体袋602に衝撃振動を与えるようにし
てもよい。また、リラクゼーションチェアでは、液体袋
602内に液体を送り込むためのポンプ603と液体袋
602内から液体を排出させるために開閉するコントロ
ール弁604が設けられているのに加えて、液体を収容
する液体タンク605と液体タンク605内の液体の温
度を制御する温度制御部504が設けられている。温度
制御部504には、加熱手段506,冷却手段507及
び温度検出手段508が設けられている。液体タンク6
05に収容されている温度制御された液体をポンプ60
3及びコントロール弁604を制御して液体袋602と
の間で循環させることにより、液体袋602内の液体の
温度を制御するようにしている。
【0468】本実施形態に係るリラクゼーションチェア
601の内部構成は、図41に示すブロック図におい
て、空気袋402及び吸排気制御回路部505に代わっ
て液体袋602及び液体の循環を制御する循環制御回路
部が用いられる点を除いて同様であるので、説明を省略
する。
【0469】本実施形態では、第5の実施形態と同様
に、振動発生装置403,液体袋602の作動又は使用
者が与える衝撃等による振動を振動検出センサによって
検出することによって、使用者の着座,脱座及び在席検
知、在席姿勢自動検知、体型自動検知等が可能である。
【0470】(第8の実施形態)図43に基づいて本発
明の第8の実施形態に係るマッサージ機及びリラクゼー
ションチェアについて説明する。
【0471】本実施形態は第1,3及び4の実施形態に
係るマッサージ機並びに第5乃至7の実施形態に係るリ
ラクゼーションチェアと座部フレームの構成が異なるも
のである。背もたれ部2及び脚部4についてはフレーム
その他の機構も前記実施形態と同様であるので、図43
にはフレームのみを示し、同様の構成を有する部分につ
いては説明を省略する。
【0472】図43に示すように、座部フレーム802
は、設置部5上の4本の支持脚6上に設けられた略正方
形の支持台部803に支持されている。座部フレーム8
02は、支持台部803とほぼ同大であり、脚部4側の
端部では左右両側に設けられた振動吸収部804によっ
て支持台部803上に支持されており、背もたれ部2側
の端部では支持台部803に立設された左右両側の腕部
805に揺動自在に支持されている。
【0473】背もたれ部フレーム13は座部フレーム8
02に揺動自在に支持され、脚部フレーム10は支持台
部803に揺動自在に支持されている。
【0474】このような構造のフレーム801を備えた
マッサージ機及びリラクゼーションチェアは、座部フレ
ーム802が片持ち構造となっているために、脚部側の
端部での座部フレーム802の振動レベルが大きくな
る。従って、前記実施形態のように座部フレーム7に設
けられたスプリング9に振動検出センサを配置しなくと
も、座部フレーム802自体に振動検出センサを取り付
けることにより、容易に振動情報を取得することができ
る。
【0475】本実施形態では、座部フレームを支持台部
上に支持しているが、座部フレームが片持ち構造によっ
て支持される構成であればよく、このような構成に限ら
れない。
【0476】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、簡単な構成で個々人に最適なマッサージを簡便に実
現できるマッサージ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係るマ
ッサージ機の内部の概略構成を示す斜視図であり、図1
(b)は同マッサージ機に使用者が着座した状態を示す
側面図である。
【図2】図2は第1の実施形態に係るマッサージ機の主
要機構部の位置変化を示す側面図である。
【図3】図3(a)はマッサージ機構の主要機構部のた
たき動作関連部分を示す側面図であり、図3(b)は施
療子の使用者に対する動作を説明する側面図である。
【図4】図4(a)はマッサージ機構の主要機構部の施
療子強度調整機構関連部分を示す側面図であり、図4
(b)は施療子の使用者に対する位置変化を説明する側
面図である。
【図5】図5(a)はマッサージ機構の主要機構部のさ
すり動作関連部分を示す正面図であり、図5(b)は施
療子の使用者に対する動作を説明する図である。
【図6】図6(a)はマッサージ機構の主要機構部のも
み動作関連部分を示す正面図であり、図6(b)は施療
子の使用者に対する動作を説明する図である。
【図7】図7は、第1の実施形態に係るマッサージ機の
内部構成の概略を示すブロック図である。
【図8】図8は、X軸Y軸Z軸方向の振動レベル変化と
施療子の接触部の圧力変化の関係を示す図である。
【図9】図9はX軸Y軸Z軸方向の振動レベル変化と使
用者とマッサージ機の相対関係変化の関係を示す図であ
る。
【図10】図10は第1の実施形態に係るマッサージ機
のメイン処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は着座検知後に駆動源の電源をオンす
る場合の人体着座・脱座及び在席検知処理を説明するフ
ローチャートである。
【図12】図12は着座前に駆動源の電源をオンする場
合の人体着座・脱座及び在席検知処理を説明するフロー
チャートである。
【図13】図13は在席姿勢自動検知処理サブルーチン
を説明するフローチャートである。
【図14】図14は振動情報により使用者の体型を自動
的に検知する体型自動検知処理を説明するフローチャー
トである。
【図15】図15は肩位置決定後に他の処理を行う場合
の処理を説明するフローチャートの一部を示す。
【図16】図16は肩位置決定後に他の処理を行う場合
の処理を説明するフローチャートの一部を示す。
【図17】図17(a)は施療子と使用者の体型との関
係を示し、図17(b),(c)はそれぞれAパター
ン,Bパターンの振動レベル変化を模式的に示す図であ
る。
【図18】図18(a)は施療子と使用者の体型との位
置関係を示し、図18(b)は包絡線特性が急峻に低下
する位置がある場合の振動レベルの変化を縦軸に振動レ
ベル横軸に施療子幅をとって模式的に示す図である。
【図19】図19は他の体型自動検知処理を説明するフ
ローチャートである。
【図20】図20は適正施療強度自動検知処理1を説明
するフローチャートである。
【図21】図21(a),(b)は施療子強度位置と振
動レベルとの関係を示すグラフである。
【図22】図22は適正施療強度自動検知処理2を説明
するフローチャートである。
【図23】図23(a),(b)は施療子強度位置と振
動レベルとの関係を示すグラフである。
【図24】図24は適正施療強度自動検知処理3を説明
するフローチャートである。
【図25】図25は適正施療強度自動検知処理4を説明
するフローチャートである。
【図26】図26は適正施療強度自動検知処理及び施療
部位位置自動検知処理5を説明するフローチャートであ
る。
【図27】図27は適正施療モード自動選択処理を説明
するフローチャートである。
【図28】図28は各施療モードでの施療シーケンスを
示す図である。
【図29】図29は適正施療モード自動選択処理2を説
明するフローチャートである。
【図30】図30は施療動作自動終了処理1を説明する
フローチャートである。
【図31】図31は施療動作自動終了処理2を説明する
フローチャートである。
【図32】図32は本発明の第2の実施形態に係るマッ
サージ機の概略構成を示す図である。
【図33】図33はマッサージ機構を支持するフレーム
を示す斜視図である。
【図34】図34は本発明の第3の実施形態に係るマッ
サージ機の概略構成を示す図である。
【図35】図35は第3の実施形態に係るマッサージ機
の内部構成を示すブロック図である。
【図36】図36は本発明の第4の実施形態に係るマッ
サージ機の概略構成を示す図である。
【図37】図37は本発明の第4の実施形態に係るマッ
サージ機の内部構成の概略を示すブロック図である。
【図38】図38は本発明の第5の実施形態に係るリラ
クゼーションチェアの概略構成を示す図である。
【図39】図39は第5の実施形態に係るリラクゼーシ
ョンチェアの内部構成を示すブロック図である。
【図40】図40は本発明の第6の実施形態に係るリラ
クゼーションチェアは概略構成を示す図である。
【図41】図41は第6の実施形態に係るリラクゼーシ
ョンチェアの内部構成を示すブロック図である。
【図42】図42は本発明の第7の実施形態に係るリラ
クゼーションチェアの概略構成を示す図である。
【図43】図43は本発明の第8の実施形態に係るマッ
サージ機及びリラクゼーションチェアのフレーム構成を
示す図である。
【符号の説明】
1,101,201,301 マッサージ機 401,501,601 リラクゼーションチェア 86a,86b,86c,86d,86e,86f 振
動検出センサ 2 背もたれ部 3 座部 4 脚部 7 座部フレーム 10 脚部フレーム 13 背もたれ部フレーム 14,102 マッサージ機構 15 バックフレーム 18,114 施療子 19,107 主要機構部 20 移動機構部 21,22 プーリ 23 ベルト 24,115 駆動源 25 機構本体部 26,108 昇降シャフト 27,109 もみ用シャフト 27a カム溝 28,29,110,111 ピニオン 30,106 ラック 31 施療子アーム 32 ハウジング 33 リンク部材 34 施療子強度調整用シャフト 35,41 軸受部 36,39 ロッド 37 ブッシュ 37a 軸孔 37b ピン 38 腕部 40 たたき用シャフト 41 ストッパ 42 スプリング 50 伝達機構収容部 51,53 基軸 54 クラッチ 61 CPU 65 ROM 66 RAM 68 施療子駆動部 69 施療子位置検出部 70 振動検出部 71 報知部 72 メイン駆動機構部 76 上下駆動機構部 78 施療子幅調整機構 80 施療子強度調整機構 103 ベッドフレーム 112 支持脚 113 振動吸収部 202 振動発生装置 203 独立振動発生部 303,305,307,308 バイブレータ 302a〜d,304a〜d,306a〜d,308a
〜d 固定手段 310 バイブレータ駆動部 402 空気袋 403 振動発生装置 404 リラクゼーション作用部 502 ポンプ 503 コントロール弁 504 温度制御部 506 加熱手段 507 冷却手段 508 温度検出手段 801 フレーム 802 座部フレーム 803 支持台部 804 振動吸収部 805 腕部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 洋人 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式会社オムロンライフサイエンス研究 所内 Fターム(参考) 4C074 AA04 CC13 DD01 EE01 GG03 HH02 4C100 AD11 AF14 BA03 BA04 BA05 BA09 BB04 BC02 BC04 CA03 CA06 DA05 DA06 EA12

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者に対して施療を行う施療手段と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    施療条件を設定する施療条件設定手段とを備え、 前記施療制御手段は、前記施療条件設定手段によって設
    定された施療条件に基づいて制御を行うことを特徴とす
    るマッサージ機。
  2. 【請求項2】 使用者に対して施療を行う施療手段と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    前記使用者と前記マッサージ機との接触又は離間状態を
    推定する接触/離間状態推定手段とを備え、 前記施療制御手段は、前記推定手段による推定結果に基
    づいて前記施療手段の制御を行うことを特徴とするマッ
    サージ機。
  3. 【請求項3】 前記振動検出手段によって検出される振
    動は使用者のマッサージ機に対する接触又は離間によっ
    て生じる振動であることを特徴とする請求項2記載のマ
    ッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記振動検出手段によって検出される振
    動は前記施療手段の振動に基づく振動であることを特徴
    とする請求項2記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記施療手段を駆動する施療手段駆動源
    と該施療手段駆動源から該施療手段まで駆動力を伝達す
    る駆動力伝達手段とを備え、 前記振動検出手段によって検出される振動は前記施療手
    段駆動源及び駆動力伝達手段の少なくともいずれか一方
    の振動に基づく振動であることを特徴とする請求項2記
    載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 使用者に対して施療を行う施療手段と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    施療強度を設定する施療強度設定手段とを備えたことを
    特徴とするマッサージ機。
  7. 【請求項7】 前記振動検出手段は前記施療手段の振動
    に基づく振動を検出することを特徴とする請求項6記載
    のマッサージ機。
  8. 【請求項8】 前記振動検出手段によって得られた検出
    結果に基づいて使用者の前記施療手段に対する接触圧の
    変化を推定する接触圧推定手段を備え、 前記施療強度設定手段は、前記接触圧推定手段によって
    得られる推定結果に基づいて施療強度を設定することを
    特徴とする請求項7記載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】 前記接触圧推定のために施療強度を変化
    させながら施療子を駆動するサーチモードを備えること
    を特徴とする請求項8記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】 使用者に対する施療部位を変更するた
    めに前記施療手段を移動させる施療手段移動手段を備
    え、 前記施療子の所定の移動範囲内で連続的にサーチモード
    を実行することを特徴とする請求項9記載のマッサージ
    機。
  11. 【請求項11】 使用者に対する施療部位を変更するた
    めに前記施療手段を移動させる施療手段移動手段を備
    え、 前記施療子の移動範囲内の複数個所でサーチモードを実
    行することを特徴とする請求項9記載のマッサージ機。
  12. 【請求項12】 前記サーチモードの実行個所は、少な
    くとも使用者の肩,背中及び腰のいずれかに対応する位
    置を含むことを特徴とする請求項11記載のマッサージ
    機。
  13. 【請求項13】 前記施療強度設定手段は、前記サーチ
    モードにおいて施療強度を強める方向に変化させたとき
    に、前記接触圧推定手段によって推定された接触圧が弱
    まる方向の変化が生じる施療強度に基づいて施療強度を
    設定することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか
    に記載のマッサージ機。
  14. 【請求項14】 前記施療強度設定手段は、前記サーチ
    モードにおいて施療強度を弱める方向に変化させたとき
    に、前記接触圧推定手段によって推定された接触圧が強
    まる方向の変化が生じる施療強度に基づいて施療強度を
    設定することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか
    に記載のマッサージ機。
  15. 【請求項15】 前記施療制御手段によって、使用者の
    身体の各部位において施療強度が一定となるように施療
    手段を制御するための一定施療強度用制御情報を有して
    おり、 前記施療強度設定手段は、前記サーチモード実行によっ
    て設定された施療強度を参照し、前記一定施療強度用制
    御情報を補正することによって前記サーチモード実行部
    位以外における施療強度を設定することを特徴とする請
    求項9乃至14のいずれかに記載のマッサージ機。
  16. 【請求項16】 使用者の設定変更要求の有無を判定す
    る変更要求判定手段を備え、 前記施療制御手段は、前記施療強度の設定後に、 前記設定変更要求が無いと判定された場合には前記設定
    された施療強度に基づく施療を行い、 前記設定変更要求が有ると判定された場合には前記サー
    チモードを実行して施療強度を再設定することを特徴と
    する請求項15記載のマッサージ機。
  17. 【請求項17】 前記施療強度再設定時に施療必要部位
    を検知する施療必要部位検知手段を備え、 前記施療制御手段は施療必要部位か否かによって施療条
    件を異ならしめることを特徴とする請求項16記載のマ
    ッサージ機。
  18. 【請求項18】 前記施療必要部位検出手段は、一定施
    療強度用制御情報に基づいて補正された施療強度と再設
    定された施療強度とを比較することにより施療必要部位
    を検出することを特徴とする請求項17記載のマッサー
    ジ機。
  19. 【請求項19】 前記施療強度設定手段は、各施療部位
    において使用者に対する施療強度が略一定となるよう
    に、施療強度を設定することを特徴とする請求項9乃至
    12のいずれかに記載のマッサージ機。
  20. 【請求項20】 前記施療制御手段は、前記サーチモー
    ドを施療動作の初期段階で実行することを特徴とする請
    求項9乃至19のいずれかに記載のマッサージ機。
  21. 【請求項21】 施療中に施療強度の設定変更を要求す
    る強度変更要求手段を備え、 前記施療制御手段は、前記強度変更要求手段によって設
    定変更が要求されたときに前記サーチモードを実行する
    ことを特徴とする請求項9乃至20のいずれかに記載の
    マッサージ機。
  22. 【請求項22】 前記強度変更要求手段を2状態に切り
    替え可能なスイッチで構成し、 前記施療強度設定手段は、前記スイッチの第1の状態時
    に実行されるサーチモードによる接触圧の推定結果を前
    記スイッチの第1状態から第2状態への切り替え時に確
    定し、以後の施療強度を該確定された接触圧に基づく施
    療強度に変更することを特徴とする請求項21記載のマ
    ッサージ機。
  23. 【請求項23】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    使用者の体型を推定する体型推定手段とを備えたことを
    特徴とするマッサージ機。
  24. 【請求項24】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    使用者の身体の内部状態を推定する内部状態推定手段と
    を備えたことを特徴とするマッサージ機。
  25. 【請求項25】 前記施療制御手段は、内部状態に応じ
    て施療強度を変更することを特徴とする請求項24記載
    のマッサージ機。
  26. 【請求項26】 前記内部状態は、皮下脂肪厚であるこ
    とを特徴とする請求項24又は25記載のマッサージ
    機。
  27. 【請求項27】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    使用者の身体の所定部位の位置を推定する部位位置推定
    手段とを備えたことを特徴とするマッサージ機。
  28. 【請求項28】 前記部位位置推定手段は、前記使用者
    の身体の所定部位を基準部位として、他の部位の位置を
    推定することを特徴とする請求項27記載のマッサージ
    機。
  29. 【請求項29】 前記施療制御手段は、前記部位位置推
    定手段の推定結果に基づいて、施療対象部位を設定する
    ことを特徴とする請求項27又は28記載のマッサージ
    機。
  30. 【請求項30】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 施療動作中の使用者の施療条件の変更頻度を検出する条
    件変更頻度検出手段を備え、 前記施療制御手段は、前記施療条件の変更頻度に応じて
    以後の施療条件を変更することを特徴とすることを特徴
    とするマッサージ機。
  31. 【請求項31】 前記施療制御手段は、前記施療条件の
    変更頻度が所定値以下であれば以後の施療の施療強度の
    低下,施療周期の延長及び施療時間の短縮の少なくとも
    いずれかを行うことを特徴とする請求項30記載のマッ
    サージ機。
  32. 【請求項32】 前記施療制御手段は、前記施療条件の
    変更頻度が所定値以上であれば以後の施療の施療強度の
    増大,施療周期の短縮及び施療時間の延長の少なくとも
    いずれかを行うことを特徴とする請求項30又は31記
    載のマッサージ機。
  33. 【請求項33】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 施療動作中の使用者の姿勢の変更頻度を検出する姿勢変
    更頻度検出手段を備え、 前記施療制御手段は、前記姿勢の変更頻度に応じて以後
    の施療の施療条件を変更することを特徴とすることを特
    徴とするマッサージ機。
  34. 【請求項34】 前記施療制御手段は、前記姿勢の変更
    頻度が所定値以下であれば以後の施療の施療強度の低
    下,施療周期の延長及び施療時間の短縮の少なくともい
    ずれかを行うことを特徴とする請求項33記載のマッサ
    ージ機。
  35. 【請求項35】 前記施療制御手段は、前記姿勢の変更
    頻度が所定値以上であれば以後の施療の施療強度の増
    大,施療周期の短縮及び施療時間の延長の少なくともい
    ずれかを行うことを特徴とする請求項33又は34記載
    のマッサージ機。
  36. 【請求項36】 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    使用者の姿勢変動を判定する姿勢変動判定手段を備え、 前記姿勢変更頻度検出手段は、前記姿勢変動判定手段に
    よって得られる姿勢変動を計数することを特徴とする請
    求項33乃至35のいずれかに記載のマッサージ機。
  37. 【請求項37】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 施療動作中の使用者のリラックス状態を判定するリラッ
    クス状態判定手段を備え、 前記施療制御手段は、前記リラックス状態に応じて以後
    の施療の施療条件を変更することを特徴とすることを特
    徴とするマッサージ機。
  38. 【請求項38】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 施療開始から終了までに行われることとなる予想施療実
    績を示す実績予想指標を算出する実績予想指標算出手段
    と、 前記実績予想指標と所定の基準値とを比較して予想施療
    実績を判定するとともに該判定結果に基づいて以後の施
    療条件を設定する予想条件設定手段とを備えたことを特
    徴とするマッサージ機。
  39. 【請求項39】 前記実績予想指標は、施療強度を示す
    係数と施療時間との積の施療時間全体にわたる積算値で
    あることを特徴とする請求項38記載のマッサージ機。
  40. 【請求項40】 使用者に対して施療を行う施療手段
    と、 施療手段を制御する施療制御手段とを備えたマッサージ
    機において、 振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    使用者と前記マッサージ機との接触又は離間状態を推定
    する接触/離間状態推定手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    使用者の体型を推定する体型推定手段と、 前記振動検出手段によって得られる検出結果に基づいて
    施療強度を設定する施療強度設定手段と、 前記振動検出結果によって得られる検出結果に基づいて
    施療必要部位を検知する施療必要部位検知手段と、 前記各手段によって得られた使用者と前記マッサージ機
    との接触又は離間状態,使用者の体型,施療強度及び施
    療必要部位に関する情報に基づいて適正施療シーケンス
    を設定する適正施療シーケンス設定手段とを備え、 前記施療制御手段は、前記設定された適正施療シーケン
    スにしたがって施療を行うことを特徴とするマッサージ
    機。
  41. 【請求項41】 前記適正施療シーケンスにおいては、
    施療方法及び施療順序,並びに少なくとも施療強度,施
    療周期及び施療時間のいずれかを設定することを特徴と
    する請求項40記載のマッサージ機。
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