JP2010102984A - 荷電粒子線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で低価格でありながら、検査対象のパターン微細化に対応した検査精度が向上された荷電粒子線装置を実現する。
【解決手段】被検査試料の検査位置(ウェハー座標系)を検査機構の配置位置(ステージ座標系(極座標系))に変換し、回転アーム102を回転させると共に、回転ステージ103を回転させて、検査機構の配置位置に、被検査試料の検査位置を移動させる。このとき、回転ステージ103の中心のずれ量等を算出して、補正することを可能としたので、2軸回転ステージ機構を有する荷電粒子線装置において、検査対象のパターン微細化に対応して、検査精度を向上することができる。また、回転アーム102の回転により描かれる回転ステージ103の中心の移動軌跡上に、複数の検査装置を配置する構成としたので、小型でありながら、複数種類の検査が可能な荷電粒子線装置を実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検査体の検査等を行なう荷電粒子線装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化、半導体ウェーハの大口径化により荷電粒子線を用いてウェーハ上の微細パターンの寸法検査や微細欠陥の検査が多用されている。
半導体ウェーハサイズは現在、半径300[mm]であるが、近い将来450[mm]へと大口径化が検討されている。
また、パターン寸法も35[nm]以下となり、これらの寸法検査やパターンの欠陥検査も、より高精度計測が必要となり、荷電粒子線装置の分解能も高くすることが望まれている。
一方、こうした各種の荷電粒子線装置の半導体ウェーハのパターン位置決めには、X、Yの直交する2軸の座標系で行われている。そのため、装置が大型化し高コストになるばかりでなく、荷電粒子線装置の像分解能を更に向上させる上で、試料ステージの微振動による像劣化も問題となっている。
更に、荷電粒子線装置を設置するクリーンルームは、一層のクリーン化や床振動防止などのために非常に高価になっており、荷電粒子線装置のローコスト化が望まれる。
こうした問題に対して、特許文献1に記載された技術においては、試料ステージの移動範囲に排気予備室を設け、排気予備室と試料室と間の試料移動手段を、別途設ける必要性を無くすことにより、小型化を図っている。
また、特許文献2に記載された技術によれば、試料ステージを回転可能とするとともに、試料ステージを支持するアームにより、試料ステージ全体を回動可能とすることにより、試料ステージを小型化し、荷電粒子線装置の小型化を図っている。
特許第3389788号明細書 特開平8−162057号公報
しかしながら、特許文献2に記載された技術によれば、試料ステージの小型化は可能であるが、半導体ウェーハのパターン微細化に応じた検査精度の向上化については考慮されておらず、小型でありながら、半導体ウェーハ等の被検査対象の寸法、欠陥等の検査精度の向上は困難であった。
本発明の目的は、小型で低価格でありながら、検査対象のパターン微細化に対応した検査精度が向上された荷電粒子線装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成される。
本発明による荷電粒子線装置は、被検査物を回転させる回転ステージと、この回転ステージを回転駆動する手段と、回転ステージを円弧状に移動させる回転アームと、この回転アームを駆動する手段と、回転ステージに配置された被検査物に荷電粒子を照射して、被検査物を検査する荷電粒子線検査手段と、記回転ステージに配置された被検査物の被検査位置を、荷電粒子線検査手段からの荷電粒子線が照射される位置に移動させるために、回転アームの回転角度と回転ステージの回転角度とを演算し、演算した回転角度に基づいて、上記回転アーム駆動手段と上記ステージ回転駆動手段とを駆動する制御手段とを備える。
小型で低価格でありながら、検査対象のパターン微細化に対応した検査精度が向上された荷電粒子線装置を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である荷電粒子線装置の全体システム概略構成図であり、この荷電粒子線装置は、大口径ウェーハ対応型であり、回転アーム機構と回転ステージ機構とから形成される2軸回転ステージ機構を有する。
荷電粒子線装置においては、試料室101を高真空に保ち、荷電粒子線を上方から照射することによって発生する2次信号を検出、解析することで、試料表面の様々な特徴量を検出する。試料室101は、回転アーム102と回転ステージ103で構成される2軸回転ステージ機構を内蔵しており、これらは制御コンピュータ104によって制御される。
回転アーム102は、真空内ベアリングで支持された回転軸を有し、回転可能となっており、回転アーム102の回転軸が形成された端部とは反対側の端部が、圧電素子によって構成された駆動モータ(図示せず)で駆動され、回転されるように構成される。この回転軸には、回転角度検出器(図示せず)が備えられている。また、回転アーム102の回転軸が形成された端部とは反対側の端部は、この端部を支持するガイド機構により、ガイドされる構成となっており、回転アーム102は、片持ち支持ではなく、両持ち支持となっており、外部振動に強く、ガタツキなく円弧状に回転駆動される。
回転アームに支持された回転ステージ103は、圧電素子によって構成された駆動モータ(図示せず)により回転駆動される。
オペレータはマンマシンインターフェース105から検査すべき試料ウェーハを指定すると、ロードポート111上に載置されたポッド112から指定されたウェーハがウェーハ搬送ロボット109によって取り出される。
ウェーハ搬送ロボット109が設置されているウェーハ搬送ユニット108は、試料ウェーハに異物が付着すること避けるために高クリーン度状態を維持する典型的な試料ウェーハ搬送機構である。試料室101を大気パージした後にゲートバルブ110を開け、回転ステージ103上に直接載置する。その後、ゲートバルブ110を閉じ、再び試料室101を真空排気することによって高真空状態を形成し、荷電粒子を照射することで検査、計測を行う。
マンマシンインターフェース105は入力機構107若しくはそれに順ずる通信機能を有し、試料ウェーハに形成した半導体チップの設計情報やショット配列情報を入力することが可能であり、これら情報は記憶装置106に保持される。
以上のような構成において、一例として、図2に、450[mm]のウェーハを想定したウェーハ座標系201(図2の(B))からの2軸回転ステージ機構のステージ座標系202への変換についての説明図を示す。なお、以下の座標変換等の演算は、制御コンピュータ104が実行する。
図2の(A)、(B)において、回転アーム回転中心204から回転ステージ103の回転中心までの距離、つまり回転半径をR1とし、回転ステージ回転中心205に対する回転半径(回転ステージの半径)をR2とした場合、理想的な回転アーム102の最小必要回転角度S1minは次式(1)となる。
1min=2・sin−1{R/(2R)} ・・・(1)
検査機構設置位置203を回転アーム回転量が0のときの回転ステージ回転中心205に一致するように設置したとして、ウェーハ座標系201にて指定した任意の検査点(wx,wy)を検査機構設置位置203に移動するための回転アーム回転角度Sと回転ステージ回転角度Sは以下のように決定することができる。
つまり、ウェーハ座標系201の座標をウェーハ中心からの極座標に変換する。試料ウェーハの半径は450[mm]であるので、変換された極座標(wr,ws)は、次式(2−1)〜(2−4)となる。
wx−255=wr・cos(ws) ・・・(2−1)
wr−255=wr・sin(ws) ・・・(2−2)
wr=√{(wx−255)+(wy−255)} ・・・(2−3)
ws=tan−1{(wy−255)/(wx−255)} ・・・(2−4)
回転アーム回転角度Sはwrによってのみ決定するので、次式(3)となる。
=2・sin−1{wr/(2R)} ・・・(3)
回転アーム回転角度Sを駆動したことによって生じた視野ずれ角度をScorとすると、このScorは次式(4)で表される。
cor=S−cos−1{R・sin(S)/wr} ・・・(4)
以上の結果より、回転ステージ回転角度Sはウェーハ座標から算出した角度成分wsとScorとから、次式(5)で表すことができる。
=−ws+Scor ・・・(5)
2回転軸ステージでは指定した検査点(wx,wy)を、後述する検査機構の取り付け位置203直下に移動した際、試料角度が変化してしまっている。このため、荷電粒子線装置を検査機構取り付け位置203に設置している場合などは、よく知られているラスターローテーション機能を使用して、次式(6)に示す、Sだけ視野回転補正を行うことで正方向の画像を得ることができる。
=S−S ・・・(6)
ウェーハ座標系201と2軸回転ステージの座標系202における位置ずれの要因として最も明瞭なものは、ウェーハ中心と回転ステージ回転中心205のずれを挙げることができる。
上記に示したようにプリアライメント処理を介さずに回転ステージ103に被検査試料(ウェーハ)を直接載置した場合に想定されるずれ量は数[mm]オーダーで発生すると考えてよい。
回転アーム102の最小必要回転角度S1minを式(1)に示した通りで構築すると、このずれ量は試料ウェーハの外側に観察が不可能な領域を生じさせることになる。これは、最小必要回転角度S1minに対して、許容されるずれ量を考慮した回転角度余裕S1mrgを設けることで改善することが可能となる。
許容されるずれ量をDwrmaxとした場合、次式(7)で示される回転角度余裕S1mrg以上の回転角度余裕を設けることで、ウェーハ中心と回転ステージ回転中心205のずれによる外側不感帯の発生を防止することが可能となる。
1mrg=(Dwrmax/R) [rad] ・・・(7)
逆に、ウェーハ中心と回転ステージ回転中心205とのずれが、ほぼ0であるという場合、回転角度余裕S1mrgよって検査機構設置位置余裕206を設けることができる。検査機構取り付け位置203の観察中心に対する回転ステージ回転中心205のずれは、観察中心近傍に試料ウェーハ内側の観察不可能領域を生じさせることになる。
回転角度余裕S1mrgによって検査機構設置位置余裕206を設けるということは、回転アーム回転中心204に対する、回転ステージ回転中心205の円周上に検査機構を設置するに当って、円周方向に対する、ずれ量をどのくらい認めるかということである。
つまり、検査機構設置位置余裕206の範囲内であれば検査機構はどの位置に設置されても内側の観察不可能領域は発生させなくすることが可能である。図2に示す2軸回転ステージ機構では、もう1点別に検査機構取り付け位置208を設けることが可能である。
検査機構取り付け位置208は、検査機構取り付け位置203に対して、回転アーム円周方向にS1min+S1mrg以上回転した位置に設ける。検査機構取り付け位置208は回転アーム102の制御を、検査機構取り付け位置203とは逆にする必要があるため、設置位置をS1min+S1mrg以上にすることによって、外側観察不可能領域の発生を防止することができる。
図3に、更に構成を拡張して、検査機構設置余裕206を大きく設定し(余裕304)、S1mrg=S1minとした構成を示す。S1mrg=S1minとすることで、3点の代表的な検査機構取り付け位置(1)301から検査機構取り付け位置(3)303を結ぶ円周上が全て検査機構設置余裕となる。
図3に示した例は、R1=300[mm]、R2=225[mm]とした場合の例であり、この場合、S1min=44.048626°、S1max*2は88.0973°となる構成である。この例は、チャンバーが出来るだけ正方形になるようにR1を選んだ例であり、X=Y=750[mm]を最小値として試料室101内部を構成し、約7.5[mm]の余裕を設けることができる。この余裕は検査機構取り付け位置(2)302に対して有効な検査機構設置余裕(2)305であり、その他の取り付け位置についてはS1mrg=44.048626°分の余裕301、303を設ける構成となる。
検査機構取り付け位置(2)302は、検査機構取り付け位置(1)301、もしくは検査機構取り付け位置(3)303における、試料ウェーハ中心観察時に試料ウェーハ端面を観察する位置に対応する。検査機構取り付け位置(1)301に対応するステージ位置を試料搬出入位置とすると、検査機構取り付け位置(2)302は試料搬入時にウェーハ端面を観察していることになる。
荷電粒子線装置では低倍率像観察のために光学顕微鏡を搭載している構成が良く見られるが、それを検査機構取り付け位置(2)302に配置することでプリアライメントに用いることが可能となる。試料ウェーハ搬入の位置ずれ量が数[mm]あるとして、これを包含する程度の低倍率光学顕微鏡を設置、もしくは回転ステージ103の回転動作と組み合わせることで、試料搬入後、ゲートバルブ110の閉鎖、真空排気待ち時間中に並行して位置ずれ補正量算出(プリアライメント)を行うことが可能となる。ここでのプリアライメントとは、回転ステージ回転中心205と試料ウェーハ中心の位置ずれに対する補正量算出である。
図3における検査機構取り付け位置(1)から(3)を結ぶ円周上は、どこに検査機構を取り付けても試料ウェーハ全面を網羅することが可能であることになる。そこで、この円周上に半導体デバイスの検査に特有の補助装置、たとえば試料ウェーハ表面の帯電電界を測定する装置を位置307に取り付け、同電界を除去する装置を位置308に取り付けることで、検査性能の向上を図ることが期待できる。また、外周専用検査機構を位置309に取り付けることで、検査性能の向上を図ることが期待できる。
各検査機構取り付け位置301〜303、307〜309に対する、補助装置の取り付け位置は、回転アーム102の駆動のみで移動可能であり、試料ウェーハ上の検査点についてダイナミックに帯電計測や帯電除去操作を行うことが可能であり、従来の全面に対する処理に比べ、精度を上げることが可能となる。また全面に対する処理が必要な場合は、回転アーム102の駆動と回転ステージ103の駆動を組み合わせることによって、試料面上の直線走査、渦巻き走査などのメカニカルスキャンを適用することで、試料ウェーハ全面に対する処理を行うことが可能である。
図4は、更に構成を拡張して、R=Rとする場合の構成説明図である。図4に示した例は、R=225[mm]、R=225[mm]とした場合であり、この場合、S1min=60.0°、S1max*2は120.0°となる構成である。この構成とすることで回転アーム回転中心204は、回転アーム角度Sに関わらず、常に試料ウェーハ外周と一致することになる。この位置を、試料ウェーハの外周専用検査機構取り付け位置404として活用することが可能となる。例えば、低倍率の光学顕微鏡を、外周専用検査機構取り付け位置404に取り付けることで、回転ステージ回転中心205と試料ウェーハ中心との位置ずれに対する補正量算出、プリアライメントが可能になる。
更に、回転アーム回転中心のブレなどにより、各検査機構取り付け位置に対するプリアライメントが必要な場合においても、外周専用検査機構取り付け位置404に取り付けた低倍率の光学顕微鏡でのプリアライメントが可能となる。
また、近年注目されている試料ウェーハ外周の品質管理を行うための専用検査機構を取り付け、試料ウェーハ側面の異物検査、膜はがれなどの観察を専門的に行うことが可能となる。また、外周専用検査機構取り付け位置404は、全く理想的にずれの無い状態にある場合は、唯一メカニカルローテーションによる試料回転が可能であり、斜め配置した検査機構と組み合わせることで、検査用途は多いに拡大する。
なお、401、402、403は、検査機構取り付け位置である。
以上、説明した2軸回転ステージ機構を用いて位置決め制御を行うには、回転ステージ103の回転中心軸のぶれがどの程度あるのかを正確に計測しておく必要がある。そこで、回転ステージ103の中央に刻印した方向性を持つ目印を用いてこれを計測する。各検査機構において、制御コンピュータ104は回転ステージ103中央に刻印した目印を画像処理技法によって検出し、その状態で回転ステージ103を回転原点から360°回転する。
図5は、回転中心軸ぶれの説明図である。図5に示すように、回転すると同時にその目印を画像処理的に連続抽出し、回転に伴う目印の軌跡501を作成する。この情報から回転ステージ回転角度Sに対するX方向ぶれ量502、およびY方向ぶれ量503を算出し記憶装置106に記録する。また、このとき同時に、指定した回転ステージ回転角度に対する回転量のずれ量504を目印の方向から計測し、記憶装置106に記憶し、回転ステージ制御の補正量として使用する。
上述のようにして記憶した軌跡データが各検査機構位置における回転ステージ回転中心205のぶれ量であり、この内側は観察不可能領域である。このぶれ量は回転ステージ103の回転角度Sによって決定する。回転角度Sは上記(5)式によって決定するが、これによって生じる軸ぶれ量をウェーハ座標系に加算し、再度、上記式(2)を用いて回転アーム回転角度Sから計算を行う。
この演算は回転角度検出分解能程度で振動することになるので、計算結果の差異が設定閾値以下となったことを検出して処理を終了とするか、もしくは経験的に収束する計算回数が自明である場合は固定回数演算を繰り返して、S、Sを決定する。
観察不可能領域の観察には荷電粒子線装置による照射位置調整(イメージシフト)が行われる。照射位置調整で補正できる上限値は、およそ±15[マイクロm]程度と、荷電粒子線装置によって決定しているため、回転軸ぶれ量がその範囲内に収まるよう調整されなくてはならない。また、検査機構の観察中心に対して回転ステージ回転中心の位置ずれがどの程度あるのかを正確に計測する必要がある。
そこで、回転ステージ回転中心205のぶれ量を示す軌跡の重心が、その視野における観察中心からどの程度ずれているのかを計測する。観察中心の決定については各取り付け位置に設置される荷電粒子線検査機構の特性に従う。ここで検出した各検査機構に対する観察中心に対する回転中心の位置ずれ量は記憶装置106に記録する。
回転アーム102の回転角度S方向円周上のずれは、回転アーム102の制御量Sに対する調整量として位置決め演算に使用する。
図6に示すように、調整前の回転ステージ回転中心601に対して、S調整後の回転中心602に生じている回転アーム軸方向のずれ量603は、即ち、内側観察不可能領域である。このずれ量は荷電粒子線装置による照射位置調整(イメージシフト)による補正量に使用する。照射位置調整で補正できる上限値は荷電粒子線装置によって決定しているため、観察中心ずれ量がその範囲内に収まるよう調整されなくてはならない。
以上、回転ステージ回転中心205の軸ぶれ、および観察中心に対する回転ステージ回転中心205のずれ量は、装置メンテナンス時に測定作業を行い、ぶれ量、ずれ量の径時変化に追従する。
更に、回転ステージ回転中心205に対して、ウェーハ中心の位置ずれがどの程度あるのかを正確に計測する必要がある。これは、図3に示す外周専用検査機構取り付け位置309に設けた極低倍率の観察装置、光学顕微鏡やCCDカメラ等を用いて行う。本発明の一実施形態では、ある一定の尤度をもって任意に方向、任意位置に試料ウェーハを回転ステージ103上に配置している。計測は試料ウェーハを回転ステージ103上に設置後、制御コンピュータ104は、一定速度で回転ステージ103を一定速度で回転する。
制御コンピュータ104は観察装置から得られる動画像データを解析し、試料ウェーハ端面が曲線でない部分、つまりV字型ノッチ部を検出する。検出したら一旦、回転ステージ103を停止し、停止した位置におけるV字型ノッチ部を試料室101の270°方向、つまりゲートバルブ110と反対側の方向へあわせるように回転ステージ103を回転し停止する。
その時の回転ステージ角度情報を、記憶装置106に保存しておく。制御コンピュータ104は、図7に示すように、270°方向にあわせたV字型ノッチの画面内位置701から、ウェーハ中心の位置ずれ量702を算出し、この際の回転ステージ角度から、回転ステージ軸ぶれ量を加減算して、記憶装置106に保存しておく。
このとき、試料ウェーハが搬入されたときの回転ステージ103の角度を合わせて保存しておくこととする。およそ回転原点とするのが一般的である。試料ウェーハ搬出時は記憶しておいた回転ステージ角度にすることで、搬入位置の復元を行う。ウェーハ搬送ロボット109やロードポート111の位置調整の劣化に伴い、試料ウェーハ中心の位置ずれが大きくなってしまった場合など、回転ステージ103の回転角度によってポッド112に対する試料ウェーハのX、Y位置関係がずれてしまい、これに起因してポッド112への試料ウェーハの干渉、衝突の原因となる。試料ウェーハ搬入位置を復元することで、このような事故発生の可能性を軽減することが可能となる。
図8は、図3に示した検査機構等の取り付け位置と、検査機構等との対応関係の説明図である。図8において、検査機構901〜903、帯電計測機器904、除電装置905、外周専用検査機構906は、試料室101の上面部に配置されている。光学検査装置901は、取り付け位置301に対応する位置に取り付けられ、光学顕微鏡902は、取り付け位置302に対応する位置に取り付けられ、荷電粒子線検査装置903は、取り付け位置303に対応する位置に取り付けられている。
また、帯電計測機器904は、取り付け位置307に対応する位置に取り付けられ、除電装置905は、取り付け位置308に対応する位置に取り付けられ、外周専用検査機構906は、取り付け位置309に対応する位置に取り付けられている。
図9は、上述のようにして取得した各補正量を基に2軸回転ステージの位置決め処理を行う処理部のブロック図である。図9において、位置決め処理は大きく分けて、ウェーハ座標系→極座標変換処理部801と、極座標→2軸回転ステージ座標変換処理部802との2つで構成されている。
ウェーハ座標系→極座標変換処理801は、上記式(2)の演算を実行し、極座標→2軸回転ステージ座標変換処理部802は、上記式(3)〜(5)の演算を実行する。作業者が入力したウェーハ座標808は、極座標変換処理を行う前にウェーハ中心のずれ量を考慮しなくてはならない、そこで、入力座標808に対して算出しておいたウェーハ中心のずれ量(X,Y)データ803を加減算する。ウェーハ中心のずれ量(S)データ804は、V字型ノッチ部を試料室101の270°方向へ合わせるために回転した回転ステージ角度であるので、これは極座標→2軸回転ステージ座標変換処理部802が算出した回転ステージ回転角度に加減算する。
一方、各検査機構取り付け位置810は、回転アーム回転角度情報のオフセットとして記憶装置106に記憶されており、作業者が指定した検査機構指定809に応じて選択する。
各検査機構901〜906の観察中心に対して、回転ステージ回転中心の位置ずれを持つので、回転アーム回転方向に対して補正可能な視野中心に対する回転ステージ回転中心ずれ量のデータ805を加減算することで視野中心ずれ補正を行う。回転アーム軸方向のずれについては、2軸回転ステージによる補正は不可能であるので、別途、照射位置調整(イメージシフト)による補正によって吸収する。
このように決定した各検査機構901〜906に対する回転アーム回転角度に、2軸回転ステージ座標変換処理部802によって算出した回転アーム回転角度を加算して回転アーム制御角度を決定する。
また、2軸回転ステージ座標変換処理部802によって算出した回転ステージ角度データはウェーハ中心のずれ量(S)データ804を加減算した後、計測しておいた回転量のずれ量のデータ806分の補正を行い、回転ステージ制御角度を決定する。
更に、ここで決定した回転ステージ制御角度に対してステージ中心ぶれが発生するので、そのぶれ量を計測した回転に伴うステージ中心ぶれ(X,Y)のデータ807から算出し、ウェーハ座標系に対してフィードバックを行うことで平衡する制御量を決定することが可能となる。
さらに、半導体設計パターンの位置を正確に計測することによって位置決めを高精度化する必要がある。回転アーム102および回転ステージ103が最大限動作するように試料ウェーハ上のパターンを決定する。2軸回転機構ステージにおいては、試料ウェーハの中心近傍を通る直径上の両端に並んだ任意の3点を選ぶことで満足する。
そこで、制御コンピュータ104はマンマシンインターフェースを介して作業者が作成したデータ、もしくは入力機構107もしくはそれに順ずる通信機能によって入手した半導体設計データから、中心近傍を通る直径上の両端に並んだ任意の3点のチップ内パターンを自動的に決定し、各検査機構における検査工程開始前に、チップ内パターンを画像処理によって検出し、その検出位置に基づいてウェーハ中心の位置ずれ量を微小補正することで行う。
この補正は試料ウェーハ上での半導体の配列情報に補正をかけることでも可能である。さらに半導体配列に歪があるような場合は、さらに試料ウェーハの端の円周上にチップを決定することで、さらに高精度化を期待できる。
以上の手順にて作成した試料ウェーハ上の半導体配列情報補正データは、近年の半導体の微細化に伴う高精度化技術の発達において、同一製品、同一工程の試料ウェーハに対して再利用可能性が非常に高いと考えてよい。
そこで、半導体配列情報補正データを、その半導体製品および工程を識別できるコードに関連付けて記憶装置106に記憶し、次回以降、その製品、工程の検査を行う際にはそれを利用することとして、位置決め工程を省略することで、荷電粒子検査装置のスループット向上を可能にする。
ただし、この半導体配列情報補正データは検査工程における処理、たとえば測長位置の検出や欠陥パターンの検出によって認識した位置情報に基づいて随時修正、学習することで、位置合わせ精度を均一に維持することが可能となる。また、半導体配列情報補正データは定期メンテナンスによるメカ調整などを実施した際に、マンマシンインターフェース105から指示をすることによって学習情報を消去し、位置決め工程による半導体配列情報補正データの再作成を実施することが可能となる。この回転アームの移動量は、ウェーハ径の約半分のストロークで回転ステージとの併用により、ウェーハの全範囲をカバーすることができる。
以上のように、本発明によれば、被検査試料の検査位置(ウェハー座標系)を検査機構の配置位置(ステージ座標系(極座標系))に変換し、回転アーム102を回転させると共に、回転ステージ103を回転させて、検査機構の配置位置に、被検査試料の検査位置を移動させる。このとき、回転ステージ103の中心のずれ量等を算出して、補正することを可能としたので、2軸回転ステージ機構を有する荷電粒子線装置において、検査対象のパターン微細化に対応して、検査精度を向上することができる。
また、回転アーム102の回転により描かれる回転ステージ103の中心の移動軌跡上に、複数の検査装置を配置する構成としたので、小型でありながら、複数種類の検査が可能な荷電粒子線装置を実現することができる。
更には、ステージが小型化されるので、これを囲む試料室も小型化でき、合成の向上による外部振動防止のほか、真空容積の小型化による高速真空排気、ローコスト化が実現できる。
具体的に説明すると、位置決めしたとき、ウェーハの回転方向の角度は、荷電粒子線装置の走査方向とずれるので、演算された角度分を回転角度補正として走査粒子線に補正を与え、常にウェーハのノッチ側などに決められた方向に対して正立像を得ることができる。
本発明においては、回転アーム102の回転量Sの必要動作量を回転アーム102の旋回半径Rと回転ステージ103の回転半径Rから規定し、それを拡張することで、検査装置の設置余裕を設けている。この設置余裕をさらに大きくすることで、代表的な検査機構の取り付け可能位置を拡張すると共に、位置ずれ補正を回転アームの回転量Sで補正することができる。
さらに、各検査装置における位置ずれの原因となる特徴量として、回転ステージ103の中心軸ぶれ量、観察中心に対する回転ステージ103の中心のズレ量、回転ステージ103の中心に対する試料ウェーハ中心のずれ量、試料ウェーハに対する加工された微細パターンのずれ量を、制御コンピュータ104により演算し、演算した情報から2つの回転座標系に変換して位置決めする際の補正を行っている。
本発明の一実施形態である荷電粒子線装置の全体システム概略構成図である。 ウェーハ座標系からの2軸回転ステージ機構のステージ座標系への変換説明図である。 検査機構設置余裕を大きく設定した場合の例の説明図である。 構成を拡張して、R=Rとする場合の構成説明図である。 回転中心軸ぶれの説明図である。 観察中心に対する回転ステージ回転中心ずれ計測の説明図である。 回転ステージ回転中心に対するウェーハ中心ずれ計測の説明図である。 図3に示した検査機構等の取り付け位置と、検査機構等との対応関係の説明図である。 本発明の一実施形態における2軸回転ステージの位置決め処理を行う処理部のブロック図である。
符号の説明
101・・・試料室、102・・・回転アーム、103・・・回転ステージ、104・・・制御コンピュータ、105・・・マンマシンインターフェース、106・・・記憶装置、107・・・入力装置、108・・・ウェーハ搬送ユニット、109・・・ウェーハ搬送ロボット、110・・・ゲートバルブ、111・・・ロードポート、112・・・ポッド、201・・・ウェーハ座標系、202・・・ステージ座標系、203・・・検査機構設置位置、204・・・回転アーム回転中心、205・・・回転ステージ回転中心、206・・・検査機構取り付け位置余裕、207・・・外側観察不可能領域、208、301〜303、401〜403・・・検査機構設置位置、304〜306・・・余裕、307・・・帯電計測機器取り付け位置、308・・・除電装置取り付け位置、309、404・・・外周専用検査機構取り付け位置、501・・・回転に伴うステージ中心目印の軌跡、502、503・・・回転に伴うステージ中心ぶれ(X、Y)、504・・・回転量のずれ量、601・・・視野中心に対する回転ステージ回転中心、602・・・S調整後の回転ステージ回転中心、603・・・回転アーム軸方向のずれ量、701・・・V字型ノッチの画面内位置、702・・・ウェーハ中心のずれ量、801・・・ウェーハ座標系→極座標変換処理部、802・・・極座標→2軸回転ステージ座標変処理部、803・・・ウェーハ中心のずれ量のデータ、804・・・ウェーハ中心のずれ量のデータ、805・・・視野中心に対する回転ステージ回転中心ずれ量のデータ、806・・・回転量のずれ量のデータ、807・・・回転に伴うステージ中心ぶれ(X、Y)のデータ、808・・・入力座標、809・・・検査機構指定、810・・・各検査機構取り付け位置(回転アーム角度)、901・・・光学検査装置、902・・・光学顕微鏡、903・・・荷電粒子線検査装置、904・・・帯電計測機器、905・・・除電装置、906・・・外周専用検査機構

Claims (11)

  1. 荷電粒子線を被検査物に照射して、被検査物を検査する荷電粒子線装置において、
    被検査物が配置され、この被検査物を回転させる回転ステージと、
    上記回転ステージを回転駆動する手段と、
    上記回転ステージを支持し、円弧状に移動させる回転アームと、
    上記回転アームを駆動する手段と、
    上記回転ステージに配置された被検査物に荷電粒子を照射して、被検査物を検査する荷電粒子線検査手段と、
    上記回転ステージに配置された被検査物の被検査位置を、上記荷電粒子線検査手段からの荷電粒子線が照射される位置に移動させるために、上記回転アームの回転角度と上記回転ステージの回転角度とを演算し、演算した回転角度に基づいて、上記回転アーム駆動手段と上記ステージ回転駆動手段とを駆動する制御手段と、
    を備えることを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 請求項1記載の荷電粒子線装置において、上記被検査物の被検査位置は、上記被検査物を基準とした直交座標で示され、上記制御手段は、直交座標で示された被検査位置を上記回転アームを基準とする極座標位置に変換し、変換した被検査位置を上記荷電粒子線手段からの荷電粒子線が照射される位置に移動させるための上記回転アームの回転角度と上記回転ステージの回転角度とを演算することを特徴とする荷電粒子線装置。
  3. 請求項2記載の荷電粒子線装置において、上記回転アームの回転半径R、上記回転ステージの回転半径Rから得られる回転アームの最小必要回転角度に対して、2倍以上の回転角度余裕が設けられ、上記回転ステージに対する被検査物の配置位置余裕、検査機構の設置位置余裕が設けられ、上記回転アームの移動軌跡に沿った概略円周上に、上記被検査物を検査する、上記荷電粒子線検査手段を含む少なくとも3つの検査手段が配置されていることを特徴とする荷電粒子線装置。
  4. 請求項3記載の荷電粒子線装置において、上記検査手段のうちの一つは、低倍率の光学顕微鏡であり、この光学顕微鏡を上記回転アームの移動軌跡に沿った概略円周上の中央に配置し、上記被検査物の外周部を検査することを特徴とした荷電粒子線装置。
  5. 請求項3記載の荷電粒子線装置において、概略円周上の任意の検査手段取り付け位置余裕位置に、表面電界計測機器、除電機器を配置することを特徴とする荷電粒子線装置。
  6. 請求項3記載の荷電粒子線装置において、上記回転アームの回転半径Rと上記回転ステージの回転半径Rとは略等しく、上記回転アームの移動軌跡に沿った概略円周上に外周検査手段が配置されていることを特徴とする荷電粒子線装置。
  7. 請求項3記載の荷電粒子線装置において、上記回転ステージの回転中心を示す目印が回転ステージ上に表示され、上記被検査物は、半導体ウェーハであり、この半導体ウェーハの設計データを記憶する記憶手段を備え、上記制御手段は、回転ステージの回転と同時に中心目印を追跡検知することで回転ステージ機構の軸ブレを検出し、上記各検査手段の配置位置における観察中心と回転ステージの回転中心に対するズレ量を検出し、検査手段取り付け位置に設置した低倍の光学顕微鏡を用いて半導体ウェーハが配置された方向と回転ステージの回転中心と半導体の中心のズレ量を検出し、上記半導体ウェーハ設計データから、半導体ウェーハ中心近傍を含む直径上の3点に含まれるアライメントマークを決定し、そのマークを用いて高倍率で追跡、検知することで半導体ウェーハに対するパターンのズレ量を検出し、各検査手段に対する観察指定位置の情報に応じて上記回転アーム及び回転ステージの動作を制御することを特徴とする荷電粒子線装置。
  8. 請求項7記載の荷電粒子線装置において、上記回転ステージ及び回転アームが配置された試料室と、この試料室内の回転ステージに被検査物である半導体ウェーハを試料室外から搬入し、試料室外へ搬出する手段とを備え、上記制御手段は、上記回転ステージに半導体ウェーハが搬入されたときの位置情報を記憶手段に記憶させ、半導体ウェーハの搬出時に、上記記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、上記半導体ウェーハの位置を再現させることを特徴とする荷電粒子線装置。
  9. 請求項7記載の荷電粒子線装置において、上記制御手段は、上記半導体ウェーハに対するパターンのズレ量を上記半導体ウェーハの設計データに関連付けて記憶手段に記憶させ、同一設計情報による半導体ウェーハの検査時にはそれを再利用することを特徴とする荷電粒子線装置。
  10. 荷電粒子線装置を用いた被検査物の検査方法において、
    回転ステージに被検査物を配置し、
    上記回転ステージを円弧状に移動させる回転アームに上記回転ステージを支持し、
    上記回転ステージに配置された被検査物に荷電粒子を照射して、被検査物を検査する荷電粒子線検査手段を配置し、
    上記回転ステージに配置された被検査物の被検査位置を、上記荷電粒子線検査手段からの荷電粒子線が照射される位置に移動させるために、上記回転アームの回転角度と上記回転ステージの回転角度とを演算し、演算した回転角度に基づいて、上記回転アーム駆動手段と上記ステージ回転駆動手段とを駆動することを特徴とする荷電粒子線装置を用いた被検査物の検査方法。
  11. コンピュータによって荷電粒子線装置の観察位置決めを制御するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    上記制御プログラムはコンピュータに回転ステージ上の回転中心目印を検出させ、回転ステージの回転と同時に中心目印を追跡検知させ、その結果から回転ステージ機構の軸ブレ量を記憶させ、各検査機構取り付け位置において回転中心目印を検出させ、その結果から観察中心と回転ステージ機構のズレ量を記憶させ、検査機構取り付け位置もしくは外周検査機構取り付け位置に設置した低倍の光学顕微鏡を用いて試料のノッチ位置と外周位置を検出させ、その結果から試料の載置された方向と回転ステージ機構の回転中心と試料中心のズレ量を記憶させ、記憶されたデータ群から、各検査機構に対する観察指定位置の情報を2軸回転ステージ機構の回転アーム機能および回転ステージ機構による制御量に変更させることを特徴とする荷電粒子線装置観察位置決め制御プログラムを記録した記録媒体。
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