JP2010102367A - 車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の警告機能を追加することなく、利用者にカードの異常を速やかに認識させる。
【解決手段】本体2と、前記本体2内に情報記憶媒体Cを挿入する挿入口11と、前記情報記憶媒体Cが挿入された前記挿入口Cを覆う閉状態と前記挿入口11に対する前記上情報記憶媒体Cの出し入れが可能な開状態とを有するカバー14と、前記カバー14が閉状態のときに前記情報記憶媒体Cに情報を書き込む書込手段30と、を有する車載装置1において、前記挿入口11から挿入された前記情報記憶媒体Cに対する書き込みが可能か否かを判定する書込判定手段21aと、前記書込判定手段21aによる書き込み不能との判定に応じて、前記カバー14を閉状態から開状態に遷移させる遷移手段21bと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、本体と、前記本体内に情報記憶媒体を挿入する挿入口と、前記情報記憶媒体が挿入された前記挿入口を覆う閉状態と前記挿入口に対する前記上記憶媒体の出し入れが可能な開状態とを有するカバーと、前記カバーが閉状態のときに前記情報記憶媒体に情報を書き込む書込手段と、を有する車載装置に関するものである。
デジタルタコグラフ、自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System)用の車載器、等の各種車載装置は、情報記憶媒体であるメモリカード、ICカード等のカード状記憶媒体(カード)をケース本体内に挿入するための挿入口と、この挿入口より挿入されたカードに対するデータの書き込み/データの読み出しを行うリーダライタと、を有している。
このような車載装置においては、特許文献1等に示すように、カードに対する記録中にカードが抜かれてデータが破損する等の問題が発生する可能性があるため、筐体のフロントカバー等に形成された挿入口を覆い隠すカバーが設けられている。そして、特許文献1に示す車載装置は、終了ボタンの操作に応じてデータの書き込みを開始し、そして、カードの挿入口からの取り出しは、挿入口にかからないようにスライドボタンをフロントケースの左側にずらして固定し、取り出しボタンが押圧されることで、カードが挿入口から排出される構造となっている。
特開2008−9592号公報
また、上述した従来の車載装置は、挿入口から挿入されたカードに対してリード/ライトチェックを行い、結果がNGであった場合は、警報音によって警告していた。しかしながら、例えば運転者や作業者がその場にいない、車内外の雑音で警報が聞こえない、等の場合、NGのカードが装着されたまま車両の走行が開始されてしまうが、そのカードに対するリード/ライトができないため、車載装置は正常時の動作を行うことができないという問題が発生する。特に車載装置がデジタルタコグラフの場合、運行中のデータが記憶できないために、運行後にデータが記憶できていないことに気づいても、既に手遅れであったという問題が生じてしまう。
また、車載装置が1種類の警報音しか出力できない場合、その警報音の種類分けが必要となるが、利用者にそれらを区別させるのは困難であるため、音声出力による警告機能を内蔵させる等の警報機能を追加すると、装置がコストアップしてしまうという問題が生じる。特に、警報がリード/ライトチェックの異常を警報する場合、利用者はカードを車載装置に装着しているため、警報音が発せられても、警報音のみからリード/ライトチェックの異常を認識するのは困難であった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、専用の警告機能を追加することなく、利用者にカードの異常を速やかに認識させることができる車載装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の車載装置は、図1の基本構成図に示すように、本体2と、前記本体2内に情報記憶媒体Cを挿入する挿入口11と、前記情報記憶媒体Cが挿入された前記挿入口Cを覆う閉状態と前記挿入口11に対する前記上情報記憶媒体Cの出し入れが可能な開状態とを有するカバー14と、前記カバー14が閉状態のときに前記情報記憶媒体Cに情報を書き込む書込手段30と、を有する車載装置1において、前記挿入口11から挿入された前記情報記憶媒体Cに対する書き込みが可能か否かを判定する書込判定手段21aと、前記書込判定手段21aによる書き込み不能との判定に応じて、前記カバー14を閉状態から開状態に遷移させる遷移手段21bと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の車載装置によれば、情報記憶媒体Cが挿入口11から本体2内に挿入されると、カバー14は開状態から閉状態に遷移する。そして、書込判定手段21aによって挿入口11から挿入された情報記憶媒体Cに対する情報の書き込みが可能か否かが判定される。そして、書き込みが不能であるとの判定に応じて、カバー14が閉状態から開状態に遷移手段21bによって遷移される。
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の車載装置において、前記カバー14が閉状態のときには前記カバー14に覆われ且つ前記カバー14が開状態のときに露出して前記情報記憶媒体Cに対する書き込み不能を視覚的に警告する警告手段15を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の車載装置によれば、警告手段15はカバーが閉状態のときにカバー14で覆われ、そして、カバー14の閉状態から開状態への遷移に応じて、警告手段15がカバー14から露出して、カバーの開状態を利用者に警告する。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の車載装置によれば、挿入口から挿入された情報記憶媒体に対する情報の書き込みが不能であると判定したときに、カバーを閉状態から開状態に遷移させるようにしたことから、車載装置のカバーが利用者から目視可能となるように車載装置を車両に搭載することで、情報記憶媒体を挿入口に挿入した後のカバーの状態変化に基づいて情報記憶媒体の異常を視覚的に認識させることができるため、そのまま書き込み異常の情報記憶媒体の交換を促すことができる。従って、書き込み異常を警告するための専用の警告機能を追加することなく、利用者に情報記憶媒体の異常を速やかに認識させることができるため、情報記憶媒体に記憶する情報の欠損を抑制することができる。また、車内外の雑音の影響を受けないため、情報記憶媒体の異常をより高確率で利用者に認識させることができる。
請求項2に記載した本発明の車載装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、カバーが閉状態のときは覆われ、そして、カバーが開状態のときに露出して当該開状態を利用者に視覚的に警告するようにしたことから、警告手段によってカバーの開状態を利用者は気づきやすくなるため、情報記憶媒体の異常を認識し易くなり、情報記憶媒体に記憶する情報の欠損を抑制することができる。
以下、本発明に係る車載装置を適用した車両運行情報収集装置の実施例を、図2〜図8の図面を参照して説明する。
図2に示す車両運行情報収集装置1(デジタルタコグラフ)は、トラック、タクシー、貨物車両、等の各種車両の座席付近等に搭載されている。車両運行情報収集装置1は、箱状の筐体によって本体2が形成されている。本体2は、合成樹脂等によって形成されており、フロントケース3を有している。
フロントケース3は、図2,3に示すように、挿入口11と、操作部12と、表示部13と、カバー14と、を有して構成している。
挿入口11は、フロントケース3の左側寄りの幅方向にスリット状に形成されている。挿入口11には、本体2内に収容されるカードI/F30(図6参照)のコネクタに装着されるカード状の情報記憶媒体(カード)Cが、図2中の両矢印で示す方向に挿入/取り出しされる。フロントケース3の挿入口11の近傍には、凹部3aが形成されている。凹部3aは、カードCの取り出し時にカードCを利用者がつかむために指を入れる空間となっている。
操作部12は、終了スイッチ12aと、切替スイッチ12bと、実/空スイッチ12cと、高速スイッチ12dと、専用道12eと、を有している。終了スイッチ12aは、情報記憶媒体としてのカードCへの情報の書き込み要求を操作に応じて発生する。つまり、利用者が運行の終了に応じて操作することで、車両運行情報収集装置1は運行中に収集した運行情報をカードCに書き込む。また、終了スイッチ12aは、カードCが装着されていない状態で操作されると、カバー14の開状態への遷移を要求する。つまり、終了スイッチ12aは、カバー14のOPENスイッチとしても機能している。
切替スイッチ12bは、押圧操作に応じて機能、表示画面等の切り替え要求を操作に応じて発生する。実/空スイッチ12cは、実車と空車の切り替え要求を操作に応じて発生する。高速スイッチ12dは、一般道路と高速道路との走行道路の切り替わり時に操作される。専用道12eは、一般道路と専用道路との走行道路の切り替わり時に操作される。
表示部13は、運行状況、各種警報等を表示する。表示部13は、例えば、OKランプ13aと、アラームランプ13bと、実/空ランプ13cと、高速ランプ13dと、専用道ランプ13eとを有している。
カバー14は、前面が板状に形成されており、フロントケース3の高さとほぼ等しく、且つ、挿入口11を塞ぐ大きさとなっている。カバー14は、フロントケース3の一対のスリット3bに係合された状態でフロントケース3の前面側に設けられて、フロントケース3の幅方向Wにスライド可能な構成となっている。つまり、カバー14は、カードCが挿入された挿入口11を覆い隠す閉状態と、挿入口11に対するカードの出し入れが可能な開状態とに遷移(スライド)する構成となっている。
カバー14は、図4に示すように、閉状態のときに本体2の内部に設けられた係止突起32に係止する係止部14aを有している。係止部14aは、カバー14内面から本体2の内部方向に立設している。カバー14は、一端が本体2内に固定された付勢部材5の他端が固定されている。そして、カバー14は、閉状態のときに付勢部材5によって図4中の付勢方向Fに付勢された状態になっている。つまり、カバー14の係止部14aと係止突起32との係止が解除されると、カバー14は付勢部材5の付勢力によって付勢方向Fに移動して開状態となる構成となっている。なお、付勢部材5には、例えばバネ、ゴムなどの弾性部材が用いられる。
また、カバー14の開状態から閉状態への遷移は、利用者の手作業によって付勢方向Fとは反対方向に、カバー14の係止部14aが係止突起32に係止される位置まで移動(スライド)されることで、カバー14は付勢部材5の付勢力に反して閉状態を維持することになる。
係止突起32は、ソレノイド31の端部に設けられており、ソレノイド31によってカバー14の係止部14aと係止する位置から係止部14aと係止しない位置まで移動する構成となっている。つまり、係止部14aが係止突起32に係止した状態でソレノイド31によって係止突起32を解除方向に移動させることで、係止部14aと係止突起32との係止を解除することができる。
カバー14は、挿入口11に挿入されたカードCが装着部30aに完全に装着されたときに開状態から閉状態に遷移(スライド)可能なように、フロントケース3に設けられている。このように構成することで、カードCが装着部30aに完全に装着されていない半挿入の場合は、カバー14がカードCに突き当たって閉状態に遷移することを防止するため、カードCの半挿入の発生を防止し且つ、カードCの抜けを防止することができる。
カバー14の内面には、閉状態となったとき、カードCの端部に当接する複数の当接部14bを設けている。よって、車両運行情報収集装置1に車両からの走行中等の振動が伝わっても、カードCが装着部30aから抜けることを確実に防止することができるため、カードCの保持機能の向上を図ることができる。
車両運行情報収集装置1は、図6に示すように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)21、CPU21が実行する車両運行情報収集装置1を本発明の車載装置として機能させるための情報書込制御プログラム等の各種プログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM22、各種のデータを格納するとともにCPU11の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるSRAM23、等を有して構成している。
SRAM23には、車両運行情報収集装置1で車両の運行状況の変化に応じて運行中に発生する複数の運行データが運行情報として時系列的に記憶される。つまり、車両運行情報収集装置1では、カードI/F挿入部30へのカードCの挿入によって出庫処理が行われる。そして、この出庫処理後から運行状態の変化に応じて発生する運行データの収集が開始され、その後、終了スイッチ12aの終了操作に応じて運行データの収集を終了し、入庫処理が行われることで、出庫から入庫までの一運行における運行情報が完成して、カードCに記憶される。
車両運行情報収集装置1は、前記操作部12と、前記表示部13と、ブザー16と、警告手段15と、カードI/F30と、ソレノイド31と、速度I/F32と、エンジンI/F33と、を有し、それらの各々はCPU21と電気的に接続されている。そして、操作部12は、利用者の操作に応じた発生した要求をCPU21に出力する。表示部13は、CPU21の制御により上述した表示を行う。
警告手段15は、LED等が用いられ、CPU21によって点灯/消灯が制御される。警告手段15は、図3(a)に示すように、カバー14が閉状態のときにはカバー14に覆われて隠された状態となっている。また、警告手段15は、図3(b)に示すように、カバー14が開状態のときに露出して、カバー14の開状態を視覚的に警告するLED等となっている。そして、本実施形態では、フロントケース3の挿入口11の近傍に設けられた凹部3aに警告手段15を配置し、カードCの異常時に警告手段15を点灯させることで、省電力化を図る場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、カバー14の開状態のときに警告手段15を点灯させる、警告手段15を常時点灯させる、など種々異なる実施形態とすることができる。
また、本実施形態のように警告手段15を光を発するLED等で実現することで、利用者からカバー14及び警告手段15の少なくとも一方の直視困難な車内に車両運行情報収集装置1を設けても、点灯した警告手段15の光によって気付かせることができるため、車両運行情報収集装置1の設置場所の制限を低減することができる。
ブザー16は、CPU21の制御によって警報音を、図示しないスピーカー等から外部に出力する。そして、本実施形態では、ブザー16がCPU21からの要求に応じて、所定のパターンで所定時間にわたって鳴動させる場合について説明する。
カードI/F30は、図1に示す請求項中の書込判定手段に相当し、上述した挿入口11から挿入されたカードCが装着される装着部30aを有している。カードI/F30は、CPU21から要求された情報の書き込み/読み込みを行うもので、カードCのカードI/F30に対する挿入及び排出は利用者による手動で行う。そして、カードCには、車両運行情報収集装置1で車両の運行状況の変化に応じて発生する運行データが運行情報として時系列的に記憶される。
ソレノイド31は、CPU21の制御により、上述したように係止部14aが係止突起32に係止する位置(OFF状態)又は係止いない位置(ON状態)に係止突起32を移動させる。開閉検出スイッチ32は、図4、5に示すように、カバー14の閉状態を検出する閉状態検出スイッチ33aと、開状態を検出する開状態検出スイッチ33bと、を有している。閉状態検出スイッチ33aと開状態検出スイッチ33bは、各状態を示す状態信号を出力する。
速度I/F32は、車両の速度センサ(図示せず)と電気的に接続され、車両の速度に応じた速度信号をCPU21に出力する。そして、エンジンI/F33は、車両のエンジンセンサ(図示せず)と電気的に接続され、エンジンの回転数に応じたエンジン信号をCPU21に出力する。電源Vは、車両のバッテリと電気的に接続され、車両運行情報収集装置1の動作に必要な電力を供給する。
次に、車両運行情報収集装置1のCPU21が実行する本発明に係る処理概要の一例を、図7のフローチャートを参照して以下に説明する。
図7に示すステップS1において、車両のIGNスイッチがONされたか否かが判定される。IGNスイッチがONされていないと判定された場合(S1でN)、この判定処理を繰り返すことで、IGNスイッチのONを待つ。一方、IGNスイッチがONされたと判定された場合(S1でY)、ステップS2に進む。
ステップS2において、速度I/F32からの速度信号を速度データとして収集する速度データ収集処理が開始され、その後ステップS3に進む。この速度データ収集処理によって、出庫後の運行中に収集する速度データ、エンジン回転データ、等の運行データが収集される。
ステップS3において、カードI/F30にカードCが挿入されているか否かが判定される。挿入されていないと判定された場合は(S3でN)、この判定処理を繰り返すことで、カードCの挿入を待つ。一方、挿入されていると判定された場合は(S3でY)、ステップS4に進む。
ステップS4において、閉状態検出スイッチ33aに基づいて、カバー14が閉状態であるか否かが判定される。閉状態ではないと判定された場合(S4でN)、この判定処理を繰り返すことで、閉状態への遷移を待つ。一方、閉状態であると判定された場合(S4でY)、ステップS5に進む。
ステップS5において、カード判定処理が実行され、その後ステップS6に進む。このカード判定処理は、CPU21を図1に示す請求項中の書込判定手段として機能させるものであり、挿入口11から挿入されたカードCに対する書き込み/読み込みが可能か否かを判定し、その判定結果(正常/異常)をSRAM23に記憶する。
ステップS6において、カードCが正常であるか否かが判定される。カードCが正常であると判定された場合(S6でY)、ステップS7において、警告手段15が消灯され、ステップS8において、運行中における運行状態の変化に応じた運行データを運行情報としてSRAM23に収集して記憶する出庫中処理が実行され、操作部12の終了スイッチ12aが操作されると、出庫中処理を終了してステップS9に進む。
ステップS9において、入庫処理が実行されることで、SRAM23に記憶している運行情報のカードCへの書き込みがカードI/F30に要求され、カードI/F30によって運行情報がカードCへ書き込まれ、該書き込みの終了に応じて処理を終了する。
また、ステップS6において、カードCが正常ではないと判定された場合(S6でN)、即ちカードCが異常であると、ステップS10において、カード異常警報処理が実行されることで、ブザー16が予め定められた所定時間にわたって鳴動され、ステップS11において、警告手段15が点灯され、ステップS12に進む。
ステップS12(遷移手段に相当)において、カバーオープン処理が実行されることで、ソレノイド31をONされてソレノイド31が後退され、これにより係止部14aと係止いない位置(ON状態)に係止突起32が移動されて、係止部14aと係止突起32の係止が解除されることで、カバー14は付勢部材5の付勢力によって付勢方向に移動されて閉状態から開状態に遷移し、その後ステップS3に戻り、一連の処理が繰り返される。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態ではCPU21が図1に示す請求項中の書込判定手段及び遷移手段として機能している。
次に、上述した構成の車両運行情報収集装置1における本発明に係る動作(作用)の一例を以下に説明する。
運行を開始するに当たり、作業者はカードCを車両運行情報収集装置1の挿入口11から挿入すると、カバー14が開状態から閉状態に遷移させる。そして、車両運行情報収集装置1は、車両のIGNスイッチのONに応じて起動され、運行データの収集を開始し、カバー14が閉状態のときにカードCが挿入口11に挿入されていると、そのカードCに対する情報の書き込み/読み込み等が正常であるか否かを判定し、正常と判定した場合は、通常の出庫中処理を行い、収集した運行情報を運行終了に応じてカードCに書き込む。そして、作業者はカバー14を開状態に遷移させて当該カードCを取り出し、会社等に持ち帰る。
また、車両運行情報収集装置1は、カードCが異常であると判定した場合、カードCの異常をブザー16の所定時間にわたる鳴動により警報すると共に、警告手段15を点灯させた後にカバー14を閉状態から開状態に遷移させる。これにより、作業者はブザー音(警報音)が鳴っていると共に、警告手段15の点灯によってカバー14が開状態であることを認識できるため、カードCが異常であったことを認識することができる。そして、ブザー音は所定時間が経過すると止まってしまうが、警告手段15の点灯とカバー14の閉状態は維持されるため、万一、作業者が車両の内外の雑音によってブザー音を聞き取れなくても、警告手段15の点灯とカバー14の閉状態を認識する可能性が向上するため、カードCの異常に気付きやすくなる。よって、作業者はその異常と判定されたカードCを確認/交換するので、そのまま異常のカードCを使用することがなくなる。
以上説明した車両運行情報収集装置(車載装置)1によれば、挿入口11から挿入されたカード(情報記憶媒体)Cに対する情報の書き込みが不能であると判定したときに、カバー14を閉状態から開状態に遷移させるようにしたことから、車両運行情報収集装置1のカバー14が利用者から目視可能となるように車両運行情報収集装置1を車両に搭載することで、カードCを挿入口11に挿入した後のカバー14の状態変化に基づいてカードCの異常を視覚的に認識させることができるため、そのまま書き込み異常のカードCの交換を促すことができる。従って、書き込み異常を警告するための専用の警告機能を追加することなく、利用者にカードCの異常を速やかに認識させることができるため、カードCに記憶する情報の欠損を抑制することができる。また、車内外の雑音の影響を受けないため、カードCの異常をより高確率で利用者に認識させることができる。
また、車両運行情報収集装置1によれば、カバー14が閉状態のときは覆われ、そして、カバー14が開状態のときに露出して当該開状態を利用者に視覚的に警告するようにしたことから、警告手段15によってカバー14の開状態を利用者は気づきやすくなるため、カードCの異常を認識し易くなり、カードCに記憶する情報の欠損を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、カバー14を本体2の幅方向にスライドさせる場合について説明したが、例えばカバー14の任意の端部を回転中心として開閉させる構成など手術異なる実施形態とすることができる。
また、上述した実施形態では、請求項中の警告手段15をLEDで実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、カバー14の開状態を運転者に認識し易くできる構成であれば種々異なる実施形態とすることができる。例えば、図8(a)に示す実施例aでは、車両運行情報収集装置1の本体2のフロントケース3の材質色(例えば黒色等)とは異なる警告色、明るい色、等の塗料を、フロントケース3の凹部3aの表面に塗布して警告手段15aとした場合を示している。また、図8(b)に示す実施例bでは、カバー14が開状態となったときに露出するフロントケース3の表面に、白色、黄色、等のシール部材を貼り付けて警告手段15bとした場合を示している。
このように警告手段15a,bを構成しても、カードCの装着後にカバー14が閉状態から開状態に変化したときは、警告手段15a,bとフロントケース3との色が異なるため、運転者はカバー14の開状態を気付きやすくなるため、上述したようにカードCの異常をカバー14の開状態によって視覚的に認識させることができるため、そのまま書き込み異常のカードCの交換を促すことができる。
さらに、上述した実施形態では、本発明の車載装置を車両運行情報収集装置1とした場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えばETCの車載器、カーナビゲーション装置、等に本発明の車載装置を適用することもできる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る車載装置の基本構成を示す構成図である。 本発明の車載装置を適用した車両運行情報収集装置の斜視図であり、(a)はカバーの閉状態、(b)はカバーの開状態をぞれぞれ示している。 本発明の車載装置を適用した車両運行情報収集装置の正面図であり、(a)はカバーの閉状態、(b)はカバーの開状態をぞれぞれ示している。 図2のフロントカバー部分の一部破断底面図である。 図2中の直線A−Aを通る矢印方向の断面図である。 車両運行情報収集装置の本発明に係る概略構成を示す構成図である。 図6中のCPUが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。 本発明の車載装置における警告手段の他の実施例を示す図であり、(a)は実施例a、(b)は実施例bをそれぞれ示している。
符号の説明
1 車載装置(車両運行情報収集装置)
2 本体
10 情報書込装置
11 挿入口
15 警告手段
21a 書込判定手段(CPU)
21b 遷移手段(CPU)
30 書込手段(カードI/F)
C 情報記憶媒体(カード)

Claims (2)

  1. 本体と、前記本体内に情報記憶媒体を挿入する挿入口と、前記情報記憶媒体が挿入された前記挿入口を覆う閉状態と前記挿入口に対する前記上情報記憶媒体の出し入れが可能な開状態とを有するカバーと、前記カバーが閉状態のときに前記情報記憶媒体に情報を書き込む書込手段と、を有する車載装置において、
    前記挿入口から挿入された前記情報記憶媒体に対する書き込みが可能か否かを判定する書込判定手段と、
    前記書込判定手段による書き込み不能との判定に応じて、前記カバーを閉状態から開状態に遷移させる遷移手段と、
    を有することを特徴とする車載装置。
  2. 前記カバーが閉状態のときには前記カバーに覆われ且つ前記カバーが開状態のときに露出して前記開状態を視覚的に警告する警告手段を有することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
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