JP2010101696A - ノッキングセンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】錘19は、円形の環状の板材から構成されている。上面35には、中心軸を中心にして90度毎に4カ所に放射状の切欠部41が形成されている。この切欠部41により、錘19の内周面側と外周面側とが連通している。同様に、錘19の下面37には、中心軸を中心にして90度毎に4カ所に放射状の切欠部43が形成されている。上下の切欠部41、43の配置は、板厚方向から見て重ならないように、45度ずつずれている。更に、上下の切欠部41、43の深さの合計は、錘19の厚みより小さい。この切欠部41、43は、樹脂モールドの際に、合成樹脂を錘19の外周側から内周側の環状の空間20に充填するための流路として用いられる。
【選択図】図4
Description
この支持部材には、環状の圧電素子と同じく環状の錘とが、本体部に挿通された状態で順に支持部材の鍔部に載置されており、圧電素子は錘を介して(固定ボルトや板バネ等の)締付部材で押圧固定されている。更に、圧電素子の両側には、圧電素子に発生する検出信号を外部に出力するための出力端子が配置されている。
・前記支持部材としては、例えばSWCHからなる金属部材を採用できる。
・本体部としては、筒状の構造を採用できる。
・錘の材料としては、例えばSMF4050が挙げられる。
本発明では、錘は、板厚方向から見た場合に、両側の切欠部の位置は重ならないように設定されている。従って、特に錘が薄い場合(例えば3mm以下の場合)には、一層、錘の平面度を高く保つことができるという利点がある。
本発明では、錘の切欠部の深さの合計は、板厚より小さく設定されているので、この点からも、錘の平面度を高く保つことができる。
(4)請求項4の発明では、前記錘の板厚方向の一方の側の切欠部の形成パターンと、他方の側の切欠部の形成パターンとが同じであることを特徴とする。
本発明は、例えばプレス等で製造した環状の錘の表面を削って切欠部を形成するのではなく、例えば切欠部に対応する凸部のある錘成形用の金型内に、粉末材料を充填し押圧して成形体を作成し、その後その成形体を焼成して焼結体(錘)を製造することができるので、その製造が非常に容易である。
[第1実施形態]
a)まず、本実施形態の非共振型ノッキングセンサ(以下「ノッキングセンサ」と略称する)の概略構成を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態のノッキングセンサ1は、樹脂モールド材料である合成樹脂(例えばナイロン66)製のケース3により覆われている。このケース3は、上部がテーパ状に成形された円柱形状の素子収納部5と、図示しない点火時期制御装置からのコネクタを接続するコネクタ部7とから構成されている。
前記板バネ29の上部には、ナット31が配置されており、このナット31は、本体部13の外周のねじ部33に螺合している。
なお、図4(a)は錘19の平面を示し、図4(b)は図4(a)のB−B’断面を示し、図4(c)は錘19の底面を示し、図5は図2のA−A’断面を示している。
また、上面37の切欠部41の配置(形成パターン)と下面39の切欠部43の配置(形成パターン)とは、板厚方向に投影方向した場合に重ならないように、それぞれ45度ずつずれている。更に、上下の切欠部41、43の深さの合計は、錘19の厚みより小さくなるように設定されている。
<錘19の製造方法>
まず、錘19の製造方法について説明する。
そして、選択された1種又は2種以上の金属粉を、所定の割合で混合機に投入するとともに、更に潤滑剤を投入し、所定の配合比に均一に混合する。
次に、金型から取り出した成形体を、連続炉に投入し、融点以下の高温(例えば1100℃)で(例えば4時間)保持し、焼結する。
次に、ノッキングセンサ1の組み立て方法を説明する。
まず、前記図3に示すように、支持部材9の本体部13の外周側に嵌めるようにして、鍔部15上に、絶縁部材25、出力端子21、圧電素子17、出力端子23、絶縁部材27、錘19を順次載置する。
これにより、各構成部品(圧電素子17、錘19、出力端子21、23、絶縁部材25、27)は、板バネ29により鍔部15に向けて押圧された状態で、支持部材9に固定される。
次に、樹脂モールド方法について説明する。
上述したように、ノッキングセンサ1を組み立てた後、図6に模式的に示す様に、支持部材9や構成部品を射出成形用金型45で取り囲み、構成部品を覆うように液状の樹脂モールド材料(合成樹脂)を射出し固化させることにより、ケース3を形成する。
d)本実施形態は、上述した構成によって、下記の効果を奏する。
・本実施形態のノッキングセンサ1では、錘19の板厚方向にそれぞれ位置して平行に形成された上面37及び下面39に、それぞれ4本の切欠部41、43を有しているので、樹脂モールドする際には、この切欠部41、43を介して、合成樹脂をスムーズに環状の空間20に充填することができる。
・錘19の両側の切欠部41、43は、板厚方向に投影した場合に重ならないように形成されているので、錘19の平面度を高く保つことができる。
具体的には、例えば図7(a)(b)に第2実施形態における錘51の上面及び下面を示す様に、それぞれ2箇所に(板厚方向に投影した場合に直交するように)切欠部53、55を設けてよい。なお、錘51以外は、第1実施形態と同様である(以下同様)。
3…ケース
9…支持部材
13…本体部
15…鍔部
17…圧電素子
19、51、61、71…錘
20…環状の空間
29…板バネ
31…ナット
37…上面
39…下面
41、43、53、55、63、65、73、75…切欠部
Claims (5)
- 柱状の本体部と該本体部の外周から外側に張り出す鍔部と有する支持部材と、
前記本体部の外周側に嵌められ、前記鍔部に載置される環状の圧電素子と、
前記本体部の外周側に嵌められ、前記圧電素子に所定の圧力を加えるために、前記圧電素子に載置される環状の錘と、
を備えるとともに、
前記圧電素子及び前記錘と前記本体部との間に環状の空間を有し、
前記支持部材と前記圧電素子と前記錘とが樹脂によりモードルされるとともに、前記環状の空間内に前記樹脂が充填されたノッキングセンサにおいて、
前記錘は板状であり、その板厚方向の両側に、前記錘の内周側と外周側とを連通して前記樹脂の流路を構成する切欠部を、それぞれ2箇所以上備えたことを特徴とするノッキングセンサ。 - 前記錘の板厚方向の両側の切欠部は、板厚方向に投影した場合に重ならないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のノッキングセンサ。
- 前記錘の板厚方向の両側の切欠部の深さの合計は、前記錘の板厚方向の厚みより少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載のノッキングセンサ。
- 前記錘の板厚方向の一方の側の切欠部の形成パターンと、他方の側の切欠部の形成パターンとが同じであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のノッキングセンサ。
- 前記切欠部を有する錘は、粉体の材料を一体に焼結して得られたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のノッキングセンサ。
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