JP2008175719A - ノックセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】加工の容易な上側ターミナルまたは下側のターミナルの一方または双方に樹脂流路を設けることにより、加工工具の耐久性の低減が阻止でき、生産性に優れたノックセンサを提供する。
【解決手段】上側ターミナル4および下側ターミナル5は、等間隔に4個の切り込み45および55が半径方向に形成されている。切り込み45および55は、外周に開口46、56を有し、内周端47、57はピエゾ素子31、上側ターミナル4および下側ターミナル5の内周より内側に設定され、かつ、内周には連結部48、58が残されている。4個の切り込み45および55は、樹脂流路40、50となっており、モールド樹脂は樹脂流路40、50を通じて筒状隙間6に充填される。上側ターミナル4および下側ターミナル5を真鍮など銅合金の板材から打ち抜き成形する際に、外形と4個の切り込み45および55(樹脂流路40、50)とを同時に形成できるため、生産性の向上と製造コストの低減が実現できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンブロックなどに主に取付ボルトで締結されるセンタホール型非共振タイプのノックセンサに関する。
センタホール型非共振タイプのノックセンサは、内部がボルト挿通穴となっている筒部22と、その下端に形成されたフランジ部23とを有する金属製のベース2を備えている(図1参照)。この筒部22の上位には外周ネジ25が形成されている。筒部22の下位外周には、円環状の圧電素子(ピエゾ素子)31、その両面に重ねられた円環板状の上側ターミナル4および下側ターミナル5、上側ターミナル4の上面および下側ターミナル5の下面に重ねられた円環板状のインシュレータ34、35からなり、筒状に積層された圧電ユニット3が同心的に配されている。外周ネジ25には、圧電ユニット3と略同形の環状を呈する当接面76を備えたウェイト7が螺合されている。
この圧電ユニット3は、筒部22の外周との間に筒状隙間6を有して配され、フランジ部23と、ウェイト7との間に挟持されている。筒部22の上端部外周、圧電ユニット3の外周およびフランジ部23の外周は、樹脂モールド8により被覆されている。この樹脂モールド8は、ベース2のメッキから発生するウィスカによるベース2とターミナルなどの電気部材とのショートを防止するため、筒状隙間6にも充填される。筒状隙間6へのモールド樹脂の充填は、圧電ユニット3の外周と筒状隙間6とを連通する樹脂流路を通じてなされている。
この方式の従来のノックセンサは、図6(a)、(b)に示す如く、ウェイト7の当接面76に十字溝77を設けて樹脂通路としている(例えば、特許文献1)。ウェイト7は、生産性および精度の観点から、冷間鍛造と切削加工とにより製造されている。しかるに十字溝77を冷間鍛造により加工するには、部分的に大きな応力を加える必要があるため、加工に用いる型の寿命が通常の冷間鍛造よりも大幅に短くなっている。また、十字溝77を切削により加工する場合においては、十字溝77を構成する各溝が断続的であるため、断続切削により刃具の寿命が短くなるとともに、バリが生じる。このバリによるインシュレータ34の破損など耐久性低下の原因になる不具合がある。
特開2000−249598号公報
この発明の目的は、加工の容易な上側ターミナルまたは下側ターミナルの一方または双方に樹脂流路を設けることにより、加工工具の耐久性の低減が阻止でき、生産性に優れたノックセンサの提供にある。
請求項1の発明は、圧電ユニットを被覆するモールド樹脂を筒部と圧電ユニットとの間の筒状隙間にも充填するための樹脂流路を、上側ターミナルおよび下側ターミナルの双方または一方に形成したことを特徴とする。
この構成では、加工の容易な上側ターミナルまたは下側ターミナルに樹脂流路を形成しているので、ウェイトに樹脂流路を形成する場合に比較して、樹脂流路の形成が容易であり、生産性が優れるとともに製造コストが低減できる。
請求項2の発明では、樹脂流路は、下側ターミナルまたは上側ターミナルにプレス成形した半径方向の溝であることを特徴とする。半径方向の溝は、等間隔に4つ設けることが適当である。
請求項3の発明では、半径方向の溝にはエッジ処理がなされていることを特徴とする。樹脂流路は、プレス成形で外形および溝を同時に成形することが生産性の観点から有利であるが、打ち抜きの下側に位置する溝の縁に鋭角のエッジまたはバリが生じる場合がある。樹脂流路は、半径方向の溝で構成されるため、このエッジまたはバリが存在すると、インシュレータまたはピエゾ素子の表面を傷つけるエッジまたはバリを除去する処理が施されることが望ましい。このためには、対向ダイスの使用、振動シェービングなどの加工方法が有効であるが、その他の方法に寄ってもよい。
この発明の最良の実施形態を実施例1〜3とともに説明する。
図1はエンジンのシリンダブロックにボルトで締結されるノックセンサ1を示し、図2はノックセンサ1の内部機構の組み付け図を示す。ノックセンサ1は、内部が取付ボルトの挿通穴21となっている円筒状の筒部22と、筒部22の下(図示下)端に設けられた円環状のフランジ部23とからなるベース2を備えている。ベース2は、鉄を主体とする金属製であり、生産性の観点から一般的に冷間鍛造により製造されている。筒部22は、フランジ部23に近接した下位外周24は円筒面となっており、その上位には外周ネジ25が形成され、上端部には上下2段に周溝26、26が設けられている。フランジ部23は円環板状を呈し、下面27は平坦面となっており、外周には上下2段に周溝28、28が設けられている。
フランジ部23の上面29方向には、全体として略円筒状を呈する圧電ユニット3が、筒部22の下位外周と同心的に設置されている。圧電ユニット3は、断面が矩形で円環状のピエゾ素子31、いずれも円環板上を呈し、ピエゾ素子31の上面32および下面33に重ねられる円環状の上側ターミナル4および下側ターミナル5、およびいずれも円環板上を呈し上側ターミナル4の上面および下側ターミナル5の下面に重ねられる上側インシュレータ34および下側インシュレータ35からなる。圧電ユニット3の内周36と筒部22の下位外周24との間には、筒状隙間6が形成されている。
筒部22の外周ネジ25には、金属製の円筒状ウェイト7が螺合されている。ウェイト7は、径小で内ネジ71が設けられた上筒部72、径大で圧電ユニット3と略同一の外径および内径を有する下筒部73と、上筒部72および下筒部73の連結部74からなる。下筒部73の外周には締結用の二面幅75が設けられ、下筒部73の内側は筒状隙間6の上室を形成している。下筒部73の下面は平坦面であるとともに上側インシュレータ34への当接面76となっており、ウェイト7の内ネジ71が外周ネジ25に螺合され、圧電ユニット3は、フランジ部23と当接面76との間に所定の圧力で締結され、固定されている。
上側ターミナル4および下側ターミナル5は、真鍮板をプレスして打ち抜いた同一形状の成形品を使用しており、一方を裏返して使用している。上側ターミナル4および下側ターミナル5は、円環板状のターミナル部41、51、ターミナル部41から外側に延長されたリード部42、52からなる。リード部42は、根元付近で下または上に鍵状に折り曲げられ、中間位置から先端側部43、53は斜め上方に折り曲げられて出力端子となっている。この実施例では、上側ターミナル4および下側ターミナル5の内周44、54は、ピエゾ素子31、上側ターミナル4および下側ターミナル5の内周より所定の寸法だけ径小に形成されており、等間隔に4個の切り込み45および55が半径方向に形成されている。切り込み45および55は、外周に開口46、56を有し、内周端47、57はピエゾ素子31、上側ターミナル4および下側ターミナル5の内周より内側に設定され、かつ、内周には連結部48、58が残されている。
このノックセンサ1は、周溝26、26が設けられた筒部22の上端部から周溝28、28が設けられたフランジ部23の外周に亘って、圧電ユニット3の外周を覆うように樹脂モールド8が施されている。上下2段に周溝26、26および周溝28、28は、樹脂モールド8とベース2との結合強度の増大と水密性の確保の作用を有する。樹脂モールド8は、図3に示す如く、ベース2に圧電ユニット3をウェイト7で固定し、成形型80内に設置し、モールド樹脂を充填する。この際に、4個の切り込み45および55は、樹脂流路40、50となっており、モールド樹脂は樹脂流路40、50を通じて筒状隙間6に充填される。筒状隙間6に充填された樹脂61は、圧電ユニット3およびベース2の絶縁性を向上し耐久性を増大させる作用を有する。
この発明では、樹脂流路40、50を、加工が容易な上側ターミナル4および下側ターミナル5に設けているので、成形が容易で生産性に優れる利点がある。とくに、上側ターミナル4および下側ターミナル5を真鍮など銅合金の板材から打ち抜き成形する際に、外形と4個の切り込み45および55(樹脂流路40、50)とを同時に形成できるため、生産性の向上と製造コストの低減が実現できる。このため従来のノックセンサの如く、ウェイト7の当接面76に鍛造や切削で形成する場合に比較して、鍛造に用いる型や断続切削により刃具の寿命が短くなる不具合は解消できる。
図4は実施例2にかかるノックセンサの上側ターミナル4および下側ターミナル5を示す。この実施例では、切り込み45および55の代わりに、上側ターミナル4および下側ターミナル5に内周膨出部4a、5aおよび外周膨出部4b、5bを設けるとともに、打ち抜き穴4c、5cを形成して樹脂流路40、50を構成している。この実施例では、上側ターミナル4および下側ターミナル5は、樹脂流路40、50の形成位置の内外両側で連結部4d、5d、4e、5eを有する。
この構成では、上側ターミナル4および下側ターミナル5の構造強度が増大できるとともに、内外の両側に連結部4d、5d、4e、5eが存在するので、長期間の使用で切断に対する信頼性が向上する。また、上側ターミナル4および下側ターミナル5の径方向の幅を、樹脂流路40、50部の近傍を除いて小さくできるため、ノックセンサの軽量化を図ることも可能である。
図5は実施例3にかかるノックセンサの上側ターミナル4を示す。この実施例では、打ち抜き穴4cの下側角4fにエッジまたはバリの除去処理が施されている。これは、プレス成形で打ち抜き穴4c、5cを形成すると、下側の角にエッジができ、このエッジがピエゾ素子31または上側インシュレータ34を傷つける恐れがある。この実施例の如く、下側角4fにエッジまたはバリの除去処理を施すことにより、ノックセンサの信頼性、耐久性が向上できる。このエッジまたはバリの除去処理は、プレス成形の後工程で行ってもよいが、対向ダイスを用いたり、振動シェービングにより、プレス成形と同工程で行うこともできる。
〔変形例〕
図4に示す実施例2において、上側ターミナル4および下側ターミナル5の内周または外周に設ける内周膨出部4a、5aまたは外周膨出部4b、5bは、いずれか一方であってもよく、この場合においても、ノックセンサの軽量化が可能である。
ノックセンサの断面図である。(実施例1) ノックセンサの内部機構の組付図である。(実施例1) ノックセンサの製造工程図である。(実施例1) 実施例2の要部の組付図である。(実施例2) 実施例3の要部断面図である。(実施例3) 従来のノックセンサの断面図である。
符号の説明
1 ノックセンサ
2 ベース
3 圧電ユニット
4 上側ターミナル
5 下側ターミナル
6 筒状隙間
7 ウェイト
8 樹脂モールド

Claims (3)

  1. 内部が取付ボルトの挿通穴となっている筒部および該筒部の下側に設けられたフランジ部を有する金属製ベースと、
    円環状のピエゾ素子、いずれも円環板上を呈し、前記ピエゾ素子の上面および下面に重ねられる円環状の上側ターミナルおよび下側ターミナル、およびいずれも円環板上を呈し前記上側ターミナルの上面および下側ターミナルの下面に重ねられる上側インシュレータおよび下側インシュレータを備え、前記フランジ部の上面に設置されるとともに前記筒部の下位外周と所定の筒状隙間を保持して同心的に配された圧電ユニットと、
    前記筒部の上位に取付けられるとともに、前記フランジとの間に前記圧電ユニットを保持するウェイトと、
    前記筒部の上端部の外周から前記フランジ部の外周に渡って施され、前記圧電ユニットを被覆するモールド樹脂とを有し、
    前記筒状隙間には樹脂流路を通じて前記モールド樹脂が充填されるノックセンサにおいて、
    前記樹脂流路を前記下側ターミナルまたは上側ターミナルに形成したことを特徴とするノックセンサ。
  2. 請求項1に記載のノックセンサにおいて、前記樹脂流路は、前記下側ターミナルまたは上側ターミナルに成形した半径方向の溝であることを特徴とするノックセンサ。
  3. 請求項2に記載のノックセンサにおいて、前記半径方向の溝は打ち抜きにより形成されるとともに、該溝の縁にはエッジ処理がなされていることを特徴とするノックセンサ。
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