JP6188076B2 - 磁石保持ユニット及び磁気式回転角度検出装置 - Google Patents

磁石保持ユニット及び磁気式回転角度検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、着磁方向を所望の初期位置となるように磁石の回転方向の位置決めが可能な磁石保持ユニット及び磁気式回転角度検出装置に関する。
磁気式回転角度検出装置は、回転に伴う磁石の移動を磁気検出素子によって検出する装置である。このような磁気式回転角度検出装置として、例えば、軸の回転を磁気式エンコーダで検出する回転センサユニットが特許文献1に開示されている。
図16は、特許文献1に開示された回転センサユニット900の全体構成を示す断面図である。図17は、回転センサユニット900のホルダの分解斜視図である。
回転センサユニット900は、図16に示すように、ハウジング902と、転がり軸受901に支持される軸903と、この軸903の回転を検出する磁気式エンコーダ904とを備えている。磁気式エンコーダ904は、磁気検出素子941と、エンコーダ(磁石)942と、磁気検出素子941が実装された回路基板943とを有している。エンコーダ942は、軸903と同心で一体に回転するように配置される。磁気検出素子941の感磁面は、エンコーダ942と対向するように配置される。
回転センサユニット900は、エンコーダ942をラジアル方向に位置決めするホルダ950を備えている。ホルダ950は、合成樹脂の一体射出成形で形成することにより、全体が非磁性材とされている。ホルダ950は、エンコーダ942を軸方向に嵌めることによりラジアル方向に位置決めする保持部951とねじ止め部952とからなる。保持部951は、エンコーダ942の外周に嵌合する筒状になっており、一側面にエンコーダ942を一側面側に抜け止めする内鍔が形成されている。ねじ止め部952は、保持部951から外径側に突き出た円板状に形成されている。
エンコーダ942は、一体射出成形されたプラスチック磁石とされ、保持部951の内径面に圧入することで保持させられている。図17に示すように、エンコーダ942の外径面には、圧入により保持部951の内径面に食い込んで該エンコーダ942を保持部951に対して回り止めする凹凸が形成されている。エンコーダ942の外径面に凹凸を形成すれば、エンコーダ942を圧入するのと同時に、エンコーダ942の凹凸により回り止めが得られる。エンコーダ942は、全体が磁石からなり、S極が半周を占め、N極が残り半周を占めるように形成されている。
エンコーダ942を軸903に固定し、回路基板943が固定された蓋906をハウジング902の一側端にボルト907で押し付けると、磁気検出素子941の第1相用の磁気検出素子と第2相用の磁気検出素子とが90°の位相差をもってエンコーダ942の着磁面と対向した位置関係に固定される。すなわち、軸振れが防止された軸903にエンコーダ942が配置され、ハウジング902に押し付けられる蓋906に磁気検出素子941が配置される。このため、磁気検出素子941とエンコーダ942の相対的な位置ずれが防止される。
特許第510823号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエンコーダ942とホルダ950との組合せでは、磁気検出素子941に対するエンコーダ942の回転方向の位置決めが考慮されていない。すなわち、ホルダ950に対して、エンコーダ942の着磁方向を一定とすることはできなかった。このため、所定の着磁方向が初期位置として出力されるようにしたい場合、組み立て時においてエンコーダ(磁石)942の着磁方向を所望の初期位置に合わせることが必要であった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、着磁方向を所望の初期位置となるように磁石の回転方向の位置決めが可能な磁石保持ユニット及び磁気式回転角度検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、円周方向にS極とN極とを交互に配置した略円筒形状の磁石が、回転駆動軸に取り付け可能な保持部材に固定された磁石保持ユニットであって、前記磁石は、円筒形状の側面部と、前記側面部に形成された1つまたは複数の第1突条部と、前記側面部に形成された複数の第2突条部と、を有し、前記保持部材は、その一端に前記磁石を収容可能な収容穴を備え、前記収容穴の側壁には、保持部材の一端から連続した1つまたは複数の第1挿入部と、前記第1挿入部よりも保持部材の一端からの深さが浅い複数の第2挿入部と、が形成されており、前記第1突条部が前記第1挿入部に係合し、前記第2突条部が前記第2挿入部に対応するとともに前記収容穴の前記側壁の前記第2挿入部より深い位置の内周面に圧入されて、前記磁石が前記保持部材の前記収容穴に収容保持されていることを特徴とする。
この構成では、円筒形状の磁石の側面部に回転位置決め用の第1突条部と圧入用の第2突条部を設け、保持部材の収容穴の側壁に回転位置決め用の第1挿入部とそれよりも浅い第2挿入部を設ける。こうすれば、磁石の第2突条部は保持部材の第2挿入部に挿入され、収容穴の側壁の内周面に圧入するタイミングを遅らせることができる。このため、第1突条部を第1挿入部に挿入することによる回転位置決めには影響しないので、回転方向の位置決めを正確に行うことができる。さらに、この回転位置を保持したまま、磁石の第2突条部を、保持部材の収容穴の側壁の内周面に圧入することができる。また、第2突条部が収容穴の側壁の内周面に圧接されることで中心位置を決めることができる。このため、回転方向の位置決めを正確に行った状態で、第2突条部の圧入による固定を行うことができる。こうして、保持部材に対して磁石の着磁方向を所望の初期位置となるように磁石の回転方向の位置決めするとともに、中心位置に精度よく固定できる。
また、本発明の磁石保持ユニットにおいて、前記保持部材は前記収容穴に底部を有し、前記磁石は、前記底部に当接されて前記保持部材に保持されていることを特徴とする。
この構成によれば、収容穴の底部に磁石を付き当てて保持されるので、高さ方向の位置決めが精度よく固定できる。
また、本発明の磁石保持ユニットにおいて、前記保持部材は、その他端側に前記回転駆動軸を取り付けるための第1貫通穴と第2貫通穴とを有し、前記第1貫通穴は前記収容穴と中心軸を同じくし、前記第2貫通穴は前記中心軸に垂直な方向に形成され、前記第1貫通穴に交差していることを特徴とする。
この構成によれば、保持部材に第1貫通穴を設けそこに回転駆動軸を通し、回転駆動軸に対し垂直な方向にある第2貫通穴と回転駆動軸にある穴を固定用部材で横通しすることで、略円筒形状の磁石の中心に対して回転駆動軸の中心のズレが少なく固定でき、回転駆動軸と磁石との軸ブレが少なく一体的に回転できる。
また、本発明の磁石保持ユニットにおいて、前記保持部材の一端側には、前記収容穴の側壁の一部を外力によって塑性変形させた係止部を有し、前記収容穴に収容保持されている前記磁石を前記係止部によって固定していることを特徴とする。
この構成によれば、保持部材の収容穴の側壁の一部を内方へ折り曲げた係止部を形成することで、磁石の軸方向への位置変動や抜け防止が簡単にできる。
また、本発明の磁石保持ユニットにおいて、前記保持部材は、非磁性の金属からなることを特徴とする。
この構成によれば、保持部材の線膨張係数が磁石や接続される金属製の回転駆動軸と近いため、温度等の使用環境が変動してもガタが生じず、安定して位置精度を保てる。
また、本発明の磁石保持ユニットにおいて、前記磁石は、プラスチック磁石であることを特徴とする。
この構成によれば、磁石を円筒形状の所望の寸法にするとともに円筒の側面部への第1突条部及び第2突条部の形成等が精度よく行える。
また、本発明の磁気式回転角度検出装置は、上記いずれかに記載の磁石保持ユニットが前記回転駆動軸に取り付けられるとともに、前記磁石の着磁方向を検出する磁気検出素子が、前記回転駆動軸及び前記磁石保持ユニットとは空隙を有して前記磁石の着磁面に対向して配置され、前記回転駆動軸が初期位置から回転する回転角度を前記磁気検出素子の出力により非接触で検出することを特徴とする。
この構成によれば、回転駆動軸に対し、中心位置ずれ少なく磁石が取り付けられ、磁石と磁気検出素子との位置精度が良いため、精度よく回転角度が検出できる。
本発明によれば、円筒形状の磁石の側面部に回転位置決め用の第1突条部と圧入用の第2突条部を設け、保持部材の収容穴の側壁に回転位置決め用の第1挿入部とそれよりも浅い第2挿入部を設ける。こうすれば、磁石の第2突条部は保持部材の第2挿入部に挿入され、収容穴の側壁の内周面に圧入するタイミングを遅らせることができる。このため、第1突条部を第1挿入部に挿入することによる回転位置決めには影響しないので、回転方向の位置決めを正確に行うことができる。さらに、この回転位置を保持したまま、磁石の第2突条部を、保持部材の収容穴の側壁の内周面に圧入することができる。また、第2突条部が収容穴の側壁の内周面に圧接されることで中心位置を決めることができる。このため、回転方向の位置決めを正確に行った状態で、第2突条部の圧入による固定を行うことができる。こうして、保持部材に対して、中心位置に精度よく固定するとともに着磁方向を所望の初期位置となるように磁石の回転方向の位置決めが可能な磁石保持ユニット及び磁気式回転角度検出装置を提供することができる。
本発明の実施形態の磁石保持ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態の磁石保持ユニットを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態の磁気式回転角度検出装置を示す斜視図である。 図3の磁気式回転角度検出装置を示す平面図である。 図4のV−V線で切断した断面図である。 図4のVI−VI線で切断した断面図である。 本発明の実施形態の磁石保持ユニットを組み立てる前の斜視図である。 磁石を示す正面図である。 図7に続く組み立て中の斜視図である。 図9に続く組み立て中の断面図である。 図10の状態を示す斜視図である。 図11に続く組み立て中の平面図である。 本発明の実施形態の磁石保持ユニットを回転駆動軸に取り付ける前の斜視図である。 本発明の実施形態の磁石保持ユニットを回転駆動軸に取り付けた状態の斜視図である。 本発明の実施形態の磁気式回転角度検出装置を組み立てる前の分解斜視図である。 従来の回転センサユニットの全体構成を示す断面図である。 従来の回転センサユニットのホルダの分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の磁石保持ユニット1を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態の磁石保持ユニット1を示す分解斜視図である。図3は、本発明の実施形態の磁気式回転角度検出装置100を示す斜視図である。図4は、図3の磁気式回転角度検出装置100を示す平面図である。図5は、図4のV−V線で切断した断面図である。図6は、図4のVI−VI線で切断した断面図である。
本実施形態の磁石保持ユニット1は、略円筒形状の磁石10が、回転駆動軸30に取り付け可能な保持部材20に固定され、構成されている。なお、以下の説明においては、図1のZ1側を上側として記載しているが、磁石保持ユニット1の使用時の方向を限定するものではない。
図1及び図2に示すように、磁石10は、中心が空洞の略円筒形のプラスチック磁石であり、着磁面10cと、円筒形状の側面部10bと、側面部10bに形成された2箇所の第1突条部11と、側面部10bに形成された4箇所の第2突条部12と、を有している。第1突条部11は側方に突出する断面形状が略四角形状の角柱で、角が面取りされている。第2突条部12は側方に突出する断面形状が略半円形状になっている略半円柱の突出形状である。磁石10は、着磁面10cの円周方向にS極とN極とを交互に配置されている。
保持部材20は、非磁性の金属からなり、その一端20bに磁石10を収容可能な収容穴20cを備えている。そして、この収容穴20cの側壁20dには、保持部材20の一端20bから連続した2箇所の第1挿入部21と、第1挿入部21よりも保持部材20の一端20bからの深さが浅い4箇所の第2挿入部22と、が形成されている。保持部材20は収容穴20cに底部を有し、一端20b側には、収容穴20cの側壁20dの一部を外力によって塑性変形させた4箇所の係止部23を有している。また、保持部材20は、その他端20g側に、回転駆動軸30を取り付けるための第1貫通穴24と第2貫通穴25とを有している。
本実施形態では、磁石10の第1突条部11が保持部材20の第1挿入部21に係合し、第2突条部12が第2挿入部22に対応する位置に形成されている。また、磁石10の第2突条部12は、保持部材20の収容穴20cの内径より僅かに大きな直径位置となる突出量に形成されている。これにより、磁石10は収容穴20cの内周面20eに圧入されるようにして収容されている。さらに、磁石10は、底部20fに当接されて保持部材20の収容穴20cに保持され、係止部23によって脱離しないように固定されている。
本実施形態の磁石保持ユニット1は、図3〜図6に示す磁気式回転角度検出装置100に使用される。以下、磁石保持ユニット1を詳細に説明する前に、磁気式回転角度検出装置100について説明する。
磁気式回転角度検出装置100は、被検出対象である回転駆動軸30が中心軸30aを中心に回転する回転角度を検出するものである。回転角度検出装置には、被検出対象である回転駆動軸30がモータ軸のように回転し続ける回転数を測定する場合や、0度から180度くらいまでの限られた回転角度内で正確な角度情報を測定する場合等があり、それぞれに最適な構成が異なる。本実施形態は、回転角度が0度〜数10度の範囲で、より正確に回転角度を測定する場合に適した構成である。また、磁気式回転角度検出装置100は、回転検出部を非接触の磁気式としたことで、検出部が摺動摩耗することなく、長期信頼性に優れている。
磁気式回転角度検出装置100の磁気検出部40は、図3に示すように、カバー45で封止されたケース44に電気接続用の端子部43と、図示しないフレーム等に取り付けるための固定部47と、を備えた外観を有している。図5〜図6に示すように、ケース44には、磁気検出素子41を実装した基板42が取り付けられ、基板42に接続され端子部43に露出する端子48が埋め込まれている。基板42はカバー45とシール部材46とによって水密に封止されている。磁気検出素子41は、空隙及びケース44を介して、磁石保持ユニット1に対向配置されている。
本実施形態において、磁気検出素子41は、X−Y方向の磁界を測定するものである。より具体的には、X−Y平面上の所定の向きに検出感度軸を有する1軸素子を少なくとも1個備えて、該1軸素子の検出感度軸方向の磁界強度を測定するものである。なお、本実施形態の磁気検出素子41は、X1−X2方向の検出感度軸とY1-Y2方向の検出感度軸とを有する2個の1軸素子を備えている。
磁気検出素子41は、磁気収束板を備えたホール効果素子を好適に用いることができる。磁気収束板は磁界方向に沿った磁力線をホール効果素子固有の検出感度軸方向に変換するものである。なお、磁気検出素子41は、ホール効果素子に限らず、磁気抵抗効果素子を用いてもよい。
図5〜図6に示すように、磁石保持ユニット1が回転駆動軸30に取り付け可能な第1貫通穴24および第2貫通穴25を有するとともに、基板42に取り付けられた磁気検出素子41が、回転駆動軸30に取り付けられた磁石保持ユニット1とは空隙を有して、磁石10の着磁面10cに対向して配置される。
磁石保持ユニット1は、前述したように、着磁面10cの円周方向にS極とN極とを交互に配置された磁石10が保持部材20に収容されたものである。
保持部材20は、その他端20g側に回転駆動軸30を取り付けるための第1貫通穴24と第2貫通穴25とを有し、第1貫通穴24は収容穴20cと中心軸20aを同じくし、第2貫通穴25は中心軸20aに垂直な方向に形成され、第1貫通穴24に交差している。磁気式回転角度検出装置100は、磁石10が取り付けられた保持部材20の第1貫通穴24に回転駆動軸30を通し、第2貫通穴25と回転駆動軸30にある穴を固定用部材31で横通しして、取り付けられる。本実施形態においては、固定用部材31としてボルトを用いて、保持部材20と回転駆動軸30とを締結している。
磁気式回転角度検出装置100は、磁石10の着磁方向を所望の初期位置となるように磁石10の回転方向の位置決めがなされ、初期位置を基準に、回転駆動軸30が回転する回転角度θを、磁気検出素子41の出力により非接触で検出する。例えば、磁石10がS極とN極とに2分割された着磁面10cを有する場合、着磁方向は分割線に直交する方向である。磁気検出素子41の出力は、着磁方向に平行な検出方向の場合に最大値となり、着磁方向に直交する検出方向の場合に基準値となるように、磁気検出素子41の1軸素子の検出感度軸方向を合わせることができる。初期位置を着磁方向に直交する検出方向に配置していれば、回転駆動軸30が回転する回転角度θの増加とともに磁気検出素子41の出力が増加し、回転角度θが90度となった後は減少する。さらに、回転角度θが180度となった後は、基準値から見て負側の出力となり、回転角度θが270度で最小となった後、再び基準値に近づいていく。なお、基準値をゼロ(V)として、プラスの電圧値とマイナスの電圧値とを出力するものでも、基準値から見て負側の出力をゼロ(V)以上となるようにオフセットさせて、プラスの電圧値だけを出力するものでも、いずれであってもよい。
本実施形態では、磁気検出素子41がX−Y平面で直交配置された2個の1軸素子を備えているので、両方の出力を処理することによって磁石10の回転方向を判別することができる。
なお、磁石10は、4分割や8分割等の、円周方向にS極とN極とを交互に配置した構成であれば、同様に磁気検出素子41の出力を得ることができる。S極とN極の分割数を多くすると、360度の回転に対して、2周期や4周期の出力変化を得ることができる。
次に、本実施形態の磁石保持ユニット1及び磁気式回転角度検出装置100の位置調整について、その組み立て順に説明するとともに、磁石保持ユニット1について詳細に説明する。図7は、本発明の実施形態の磁石保持ユニット1を組み立てる前の斜視図である。図8は、磁石10を示す正面図である。図9は、図7に続く組み立て中の斜視図である。図10は、図9に続く組み立て中の断面図である。図11は、図10の状態を示す斜視図である。図12は、図11に続く組み立て中の平面図である。図13は、本発明の実施形態の磁石保持ユニット1を回転駆動軸30に取り付ける前の斜視図である。図14は、本発明の実施形態の磁石保持ユニット1を回転駆動軸30に取り付けた状態の斜視図である。図15は、本発明の実施形態の磁気式回転角度検出装置100を組み立てる前の分解斜視図である。
図7に示すように、本実施形態の磁石保持ユニット1においては、磁石10と保持部材20とを用意する。
磁石10の原料である金属粉末とプラスチックを混ぜ、プラスチックを溶解し金型にて成形したプラスチック磁石である。例えば、ネオジウム磁石の金属粉末を用いることができる。ネオジウム磁石は、ネオジウム、鉄、ホウ素を主原料とした希土類磁石である。ネオジウム磁石の金属粉末を用いたプラスチック磁石は、高い磁力を有し、磁石の小型軽量化が可能である。また、機械的強度が高く、機械加工や着磁後の取扱いが容易である。本実施形態の磁石10は、プラスチック磁石であるため、成形後加工することなく寸法精度が高いという特徴を有する。磁石10は、中心が空洞の略円筒形のプラスチック磁石であり、着磁面10cと、円筒形状の側面部10bと、側面部10bに形成された2箇所の第1突条部11と、側面部10bに形成された4箇所の第2突条部12と、を有している。なお、金型の合わせ面に生じる線跡やバリによる寸法精度の低下を防止するため、側面部10bおよび第2突条部12には影響しない位置に金型の合わせ面を設けることが好ましい。
磁石10は、図8に示すように、2箇所の第1突条部11が形成された方向の直径にS極とN極との境界を有し、S極とN極とが半周ずつに分割配置されている。なお、このように2箇所の第1突条部11が形成されているため、S極とN極との境界であることを容易に目視することができるとともに、製造工程において着磁方向を定めることが容易である。また、目視しやすいように、第1突条部11を比較的大きな形状としていることが好ましい。
保持部材20は、非磁性の金属からなり、図7に示すように、その一端20bに磁石10を収容可能な収容穴20cを備えている。そして、この収容穴20cの側壁20dには、保持部材20の一端20bから連続した2箇所の第1挿入部21と、第1挿入部21よりも保持部材20の一端20bからの深さが浅い4箇所の第2挿入部22と、が形成されている。保持部材20は収容穴20cに底部20fを有している。また、保持部材20は、その他端20g側に、回転駆動軸30を取り付けるための第1貫通穴24と第2貫通穴25とを有している。
第1突条部11が保持部材20の第1挿入部21に対応する位置に、第2突条部12が第2挿入部22に対応する位置に、収容穴20cとの位置を合わせてから、図9に示すように、第1突条部11を第1挿入部21に挿入する。また、磁石10の第2突条部12は、保持部材20の収容穴20cの内径より僅かに大きな直径位置となる突出量に形成されていて、第2突条部12を保持部材20の一端20bから第2挿入部22の深さまで挿入する。なお、磁石10の第2突条部12と保持部材20の第2挿入部22との間には円周方向に若干の遊びがあり、第1突条部11を第1挿入部21に挿入することによる回転位置決めには影響しないように考慮されている。もし、保持部材20の第2挿入部22が設けられていない場合、第1突条部11を第1挿入部21に挿入する前に磁石10の第2突条部12が保持部材20の収容穴20cの側壁20dに突き当たり、さらに押し込むと回転位置決めが不十分なまま圧入される等の不具合を生じやすくなってしまう。また、保持部材20の第2挿入部22が深すぎる場合は、第1突条部11を第1挿入部21に挿入することによる回転位置決めは可能であるが、第2突条部12の圧入による固定が不安定になり、例えば、保持部材20に対して磁石10が斜めに圧入される等の不具合を生じやすくなってしまう。本実施形態とすることによって、これらの不具合が生じにくくすることができ、磁石10は回転方向に正確に位置決めされる。
さらに、図9及び図10に示すように、磁石10を、底部20fに当接するまで収容穴20cに挿入する。このとき、磁石10は収容穴20cの内周面20eに圧入される。これにより、収容穴20cの中心軸20aと磁石10の中心軸10aとのズレがない状態のまま保持部材20の収容穴20cに収容される。また、底部20fに磁石10が当接するので、磁石10を圧入し過ぎることなく、高さ方向の位置決めが精度よく固定できる。
次に、図11に示すように磁石10が収容穴20cに保持された状態で、図12に示すように、保持部材20の側壁20dの4箇所を外力によって塑性変形させ、係止部23を形成する。図11に示すように、収容穴20cの側壁20dに一端20bの外径が小さくなるように外周面にテーパー20hを付けて厚みが薄くなっているので、塑性変形が可能である。係止部23は、上方(Z1側)に磁石10が脱離しないように、収容穴20cに収容保持されている磁石10を固定している。こうして、図1に示すように、磁石保持ユニット1が完成する。
磁気式回転角度検出装置100を組み立てるときには、図13に示すように、磁石保持ユニット1を回転駆動軸30に取り付ける。保持部材20は、図2に示すように、その他端20g側に回転駆動軸30を取り付けるための第1貫通穴24と第2貫通穴25とを有し、第1貫通穴24は収容穴20cと中心軸20aを同じくし、第2貫通穴25は中心軸20aに垂直な方向に形成され、第1貫通穴24に交差している。保持部材20の第1貫通穴24に回転駆動軸30の先端部30bを通し、第2貫通穴25と回転駆動軸30にある穴30cとを固定用部材31で横通しして、磁石保持ユニット1が回転駆動軸30に締結される。これにより、磁石10の中心軸10aに対して回転駆動軸30の中心軸30aのズレが少なく固定でき、回転駆動軸30と磁石10との軸ブレが少なく一体的に回転できる。
一方、磁気式回転角度検出装置100の磁気検出部40においては、磁気検出素子41及びその他の図示しない電気部品が基板42に実装されている。また、端子48が埋め込まれたケース44が形成されている。図15に示すように、ケース44、基板42、シール部材46、及びカバー45を用意する。ケース44に、磁気検出素子41を実装した基板42が取り付けられ、シール部材46を挟み込むようにして、カバー45を取り付ける。このとき、カバー45の周辺を押さえ込むようにケース44の一部を折り曲げると、カバー45を簡単に固定することができる。
磁気式回転角度検出装置100は、回転駆動軸30に取り付けられた磁石保持ユニット1を所望の位置に合わせるようにして固定部47を固定することによって磁気検出部40が固定される。このとき、端子部43に検査用のコネクタケーブルが接続され、磁気検出素子41の出力に応じた信号をモニタすることができる。この信号をモニタすることによって、磁気検出素子41と回転駆動軸30及び磁石10との位置精度を高めてから固定部47を固定することができる。
この構成によれば、磁気式回転角度検出装置100は、回転駆動軸30に対し、中心位置ずれ少なく磁石10が取り付けられ、磁石10と磁気検出素子41との位置精度が良いため、精度よく回転角度θが検出できる。また、回転駆動軸30に対して磁石10は回転方向に位置決めされているので、回転駆動軸30が初期位置から回転する回転角度θを磁気検出素子41の出力により非接触で検出することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態は、円周方向にS極とN極とを交互に配置した略円筒形状の磁石10が、回転駆動軸30に取り付け可能な保持部材20に固定された磁石保持ユニット1であって、磁石10は、円筒形状の側面部10bと、側面部10bに形成された複数の第1突条部11と、側面部10bに形成された複数の第2突条部12と、を有し、保持部材20は、その一端20bに磁石10を収容可能な収容穴20cを備え、収容穴20cの側壁20dには、保持部材20の一端20bから連続した複数の第1挿入部21と、第1挿入部21よりも保持部材20の一端20bからの深さが浅い複数の第2挿入部22と、が形成されており、第1突条部11が第1挿入部21に係合し、第2突条部12が第2挿入部22に対応するとともに収容穴20cの側壁20dの第2挿入部22より深い位置の内周面20eに圧入されて、磁石10が保持部材20の収容穴20cに収容保持されていることを特徴とする。
この構成では、円筒形状の磁石10の側面部10bに回転位置決め用の第1突条部11と圧入用の第2突条部12を設け、保持部材20の収容穴20cの側壁20dに回転位置決め用の第1挿入部21とそれよりも浅い第2挿入部22を設ける。こうすれば、磁石10の第2突条部12は保持部材20の第2挿入部22に挿入され、収容穴20cの側壁20dの内周面20eに圧入するタイミングを遅らせることができる。このため、第1突条部11を第1挿入部21に挿入することによる回転位置決めには影響しないので、回転方向の位置決めを正確に行うことができる。さらに、この回転位置を保持したまま、磁石10の第2突条部12を、保持部材20の収容穴20cの側壁20dの内周面20eに圧入することができる。また、第2突条部12が収容穴20cの側壁20dの内周面20eに圧接されることで中心位置を決めることができる。このため、回転方向の位置決めを正確に行った状態で、第2突条部12の圧入による固定を行うことができる。こうして、保持部材20に対して磁石10の着磁方向を所望の初期位置となるように磁石10の回転方向の位置決めするとともに、中心位置に精度よく固定できる。
また、本実施形態の磁石保持ユニット1において、保持部材20は収容穴20cに底部を有し、磁石10は、底部20fに当接されて保持部材20に保持されている。この構成によれば、収容穴20cの底部20fに磁石10を付き当てて保持されるので、高さ方向の位置決めが精度よく固定できる。
また、本実施形態の磁石保持ユニット1において、保持部材20は、その他端20g側に回転駆動軸30を取り付けるための第1貫通穴24と第2貫通穴25とを有し、第1貫通穴24は収容穴20cと中心軸20aを同じくし、第2貫通穴25は中心軸20aに垂直な方向に形成され、第1貫通穴24に交差している。この構成によれば、保持部材20に第1貫通穴24を設けそこに回転駆動軸30の先端部30bを通し、回転駆動軸30に対し垂直な方向にある第2貫通穴25と回転駆動軸30にある穴30cとを固定用部材31で横通しすることで、略円筒形状の磁石10の中心軸10aに対して回転駆動軸30の中心軸30aのズレが少なく固定でき、回転駆動軸30と磁石10との軸ブレが少なく一体的に回転できる。
また、本実施形態の磁石保持ユニット1において、保持部材20の一端20b側には、収容穴20cの側壁20dの一部を外力によって塑性変形させた係止部23を有し、収容穴20cに収容保持されている磁石10を係止部23によって固定している。この構成によれば、保持部材20の収容穴20cの側壁20dの一部を内方へ折り曲げた係止部23を形成することで、磁石10の軸方向への位置変動や抜け防止が簡単にできる。
また、本実施形態の磁石保持ユニット1において、保持部材20は、非磁性の金属からなる。この構成によれば、保持部材20の線膨張係数が磁石10や接続される金属製の回転駆動軸30と近いため、温度等の使用環境が変動してもガタが生じず、安定して位置精度を保てる。
また、本実施形態の磁石保持ユニット1において、磁石10は、プラスチック磁石である。この構成によれば、磁石10を円筒形状の所望の寸法にするとともに円筒の側面部10bへの第1突条部11及び第2突条部12の形成等が精度よく行える。
また、本実施形態の磁気式回転角度検出装置100は、磁石保持ユニット1が回転駆動軸30に取り付けられるとともに、磁石10の着磁方向を検出する磁気検出素子41が、回転駆動軸30及び磁石保持ユニット1とは空隙を有して磁石10の着磁面10cに対向して配置され、回転駆動軸30が初期位置から回転する回転角度θを磁気検出素子の出力により非接触で検出することを特徴とする。
この構成によれば、回転駆動軸30に対し、中心位置ずれ少なく磁石10が取り付けられ、磁石10と磁気検出素子41との位置精度が良いため、精度よく回転角度θが検出できる。
以上のように、本発明の実施形態の磁石保持ユニット1及び磁気式回転角度検出装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、磁石10の側面部10bに形成された2箇所の第1突条部11は、個数を変更してもよい。少なくとも1箇所の第1突条部11が形成されていれば、回転方向の位置決めが可能である。また、3箇所以上に形成されていてもよい。これらのとき、第1突条部11に対応する位置に形成される第1挿入部21は、第1突条部11に対応する個数とすればよい。
(2)本実施形態において、磁石10の側面部10bに形成された4箇所の第2突条部12は、個数を変更してもよい。また、側方に突出する断面形状は凸状であれば、四角形状や三角形状であってもよい。
(3)本実施形態において、保持部材20の一端20bから形成された第1挿入部21と第2挿入部22とが側壁20dの切り欠き形状としているが、これに限定されるものではない。例えば、収容穴20cの内周面20eを切削して、第1突条部11と第2突条部12とが挿入されるように溝を形成することができる。なお、第1挿入部21又は第2挿入部22のいずれか一方を切り欠き形状とし、他方を溝形状としてもよい。
1 磁石保持ユニット
10 磁石
10a 中心軸
10b 側面部
10c 着磁面
11 第1突条部
12 第2突条部
20 保持部材
20a 中心軸
20b 一端
20c 収容穴
20d 側壁
20e 内周面
20f 底部
20g 他端
20h テーパー
21 第1挿入部
22 第2挿入部
23 係止部
24 第1貫通穴
25 第2貫通穴
30 回転駆動軸
30a 中心軸
30b 先端部
30c 穴
31 固定用部材
40 磁気検出部
41 磁気検出素子
42 基板
43 端子部
44 ケース
45 カバー
46 シール部材
47 固定部
48 端子
100 磁気式回転角度検出装置

Claims (7)

  1. 円周方向にS極とN極とを交互に配置した略円筒形状の磁石が、回転駆動軸に取り付け可能な保持部材に固定された磁石保持ユニットであって、
    前記磁石は、円筒形状の側面部と、前記側面部に形成された1つまたは複数の第1突条部と、前記側面部に形成された複数の第2突条部と、を有し、
    前記保持部材は、その一端に前記磁石を収容可能な収容穴を備え、前記収容穴の側壁には、保持部材の一端から連続した1つまたは複数の第1挿入部と、前記第1挿入部よりも保持部材の一端からの深さが浅い複数の第2挿入部と、が形成されており、
    前記第1突条部が前記第1挿入部に係合し、前記第2突条部が前記第2挿入部に対応するとともに前記収容穴の前記側壁の前記第2挿入部より深い位置の内周面に圧入されて、前記磁石が前記保持部材の前記収容穴に収容保持されていることを特徴とする磁石保持ユニット。
  2. 前記保持部材は前記収容穴に底部を有し、
    前記磁石は、前記底部に当接されて前記保持部材に保持されていることを特徴とする請求項1記載の磁石保持ユニット。
  3. 前記保持部材は、その他端側に前記回転駆動軸を取り付けるための第1貫通穴と第2貫通穴とを有し、
    前記第1貫通穴は前記収容穴と中心軸を同じくし、前記第2貫通穴は前記中心軸に垂直な方向に形成され、前記第1貫通穴に交差していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁石保持ユニット。
  4. 前記保持部材の一端側には、前記収容穴の側壁の一部を外力によって塑性変形させた係止部を有し、前記収容穴に収容保持されている前記磁石を前記係止部によって固定していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁石保持ユニット。
  5. 前記保持部材は、非磁性の金属からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の磁石保持ユニット。
  6. 前記磁石は、プラスチック磁石であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の磁石保持ユニット。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の磁石保持ユニットが前記回転駆動軸に取り付けられるとともに、前記磁石の着磁方向を検出する磁気検出素子が、前記回転駆動軸及び前記磁石保持ユニットとは空隙を有して前記磁石の着磁面に対向して配置され、前記回転駆動軸が初期位置から回転する回転角度を前記磁気検出素子の出力により非接触で検出することを特徴とする磁気式回転角度検出装置。
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