JP2010101589A - 空調システムおよびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】自走式機器と空調装置を連携動作して湿度制御を向上する空調システムを提供する。
【解決手段】湿度検知手段4と、走行中の位置情報を検出する走行位置検出手段6と、位置情報および湿度情報を送信する第1の通信手段7とを有した自走式機器2および、位置情報および湿度情報を受信する第2の通信手段10と、空調の風量および風向きを制御する空調制御手段9と、湿度情報が湿度判定レベル以上かどうかを判定する湿度レベル判定部11と、位置情報と前記湿度レベル判定部の判定出力とに基づいて風量および風向きを設定する風向風量判定部12とを有した空調装置1を室内に備え、湿度判定レベル以上の湿度になる領域が室内に存在することを検知した場合、室内全体が均一な湿度となるよう空調制御手段9の前記風量および前記風向きを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調装置と自走式機器とが連携動作する空調システムに関するものである。
従来、自走式機器と連携動作する空調システムは、居住者の手を煩わせることなく室内環境を快適に制御するために自走式機器に通信手段と、温度センサ、湿度センサ等の検出手段を搭載し、予め設定された環境条件と異なる場合は、通信手段を介して空調装置を動作させたり、加湿器を動作させたりする手段(例えば、特許文献1参照)があった。
ここで特許文献1に記載された空調システムの構成図を図6に示す。図6に示すように、自走式機器2は、機器本体の走行を制御する走行制御手段5と、超音波センサや測距センサ等の障害物センサから受信した情報をもとに障害物を検出する障害検出手段3と、室内の温度を検出する室温検出手段20と、室内の湿度を検出する湿度検出手段4と、空調装置1および加湿器14と通信を行なう通信手段7を備えた構成である。
以上のように構成された空調システムは、自走式機器2が室温検出手段20および湿度検出手段4により室内の温度情報や湿度情報を取得し、予め設定された環境条件と異なる場合は、通信手段7を介して空調装置1をON/OFF制御して室温を調整したり、加湿器14をON/OFF制御して湿度を調整したりするものである。
特開2007−147217号公報
しかしながら、前記従来の空調システムは、窓からの日差し当たり具合や、加湿器14の配置・動作設定の影響により、同じ室内であっても気温や湿度の高低が局所的に偏在することがあり、居住者が空調装置1から離れて活動している場合には、必要以上の設定温度や設定湿度で制御しないと、居住者の活動場所の気温や湿度を快適な状態にすることができない、といった課題を有していた。
特に、加湿器14は加湿機能を発揮する効果範囲が空調装置1と比べて局所的であるため、居住空間が広い場合には、加湿器14の設定湿度を調整しても居住空間全体で快適な湿度環境を作り出すことは困難であり、居住者の移動に応じて加湿器の設置場所を変更する必要がある、といった課題を有していた。
そこで本発明は、空調装置と自走式機器とが連携して湿度制御を行なう空調システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空調システムは、湿度情報を検知する湿度検知手段と、走行中の位置情報を検出する走行位置検出手段と、前記位置情報およびそれに対応した前記湿度情報を送信する第1の通信手段とを有し、障害物を検知しながら室内を自律走行する自走式機器および、前記位置情報および前記湿度情報を受信する第2の通信手段と、空調の風量および風向きを制御する空調制御手段と、前記湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定する湿度レベル判定部と、前記位置情報とそれに対応した前記湿度レベル判定部の判定出力とに基づいて前記風量および前記風向きを設定する風向風量判定部とを有した空調装置を前記室内に備え、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度になる領域が前記室内に存在することを検知した場合、室内全体が均一な
湿度となるよう前記空調制御手段の前記風量および前記風向きを制御するものである。
これによって、本発明の空調システムは、自走式機器が室内を自律走行しながら走行経路の各位置で湿度を測定し、位置情報とそれに対応した湿度情報を空調装置に送信し、受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上であるかどうかを判断し、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が室内に存在すると判定すれば、空調の風量および風向きを制御して、除湿した空気が湿度の高い領域へ向けて流れるような気流を発生するので、湿度が高いと判定した領域を含む室内全体を快適な湿度にすることができる。
本発明の空調装置は、自走式機器が室内を自律走行しながら走行経路の各位置で湿度を測定し、位置情報とそれに対応した湿度情報を空調装置に送信し、受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上であるかどうかを判断し、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が室内に存在すると判定すれば、空調の風量および風向きを制御して、除湿した空気が湿度の高い領域へ向けて流れるような気流を発生するので、湿度が高いと判定した領域を含む室内全体を快適な湿度にすることができる。特に、居住空間が広い場合には、より快適な湿度環境を作り出すことが可能となる。
第1の発明は、湿度情報を検知する湿度検知手段と、走行中の位置情報を検出する走行位置検出手段と、前記位置情報およびそれに対応した前記湿度情報を送信する第1の通信手段とを有し、障害物を検知しながら室内を自律走行する自走式機器および、前記位置情報および前記湿度情報を受信する第2の通信手段と、空調の風量および風向きを制御する空調制御手段と、前記湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定する湿度レベル判定部と、前記位置情報とそれに対応した前記湿度レベル判定部の判定出力とに基づいて前記風量および前記風向きを設定する風向風量判定部とを有した空調装置を前記室内に備え、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度になる領域が前記室内に存在することを検知した場合、室内全体が均一な湿度となるよう前記空調制御手段の前記風量および前記風向きを制御する空調システムとするものである。
これにより、自走式機器が室内を自律走行しながら走行経路の各位置で湿度を測定し、位置情報とそれに対応した湿度情報を空調装置に送信し、受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上であるかどうかを判断し、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が室内に存在すると判定すれば、空調の風量および風向きを制御して、除湿した空気が湿度の高い領域へ向けて流れるような気流を発生するので、湿度が高いと判定した領域を含む室内全体を快適な湿度にすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の湿度レベル判定部は、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度になる領域が空調装置を設置した室内に存在することを検知した場合、それまで停止していた空調制御手段を起動することで、空調制御手段が空調(除湿)した空気を吐出す風量および風向きを制御して、除湿した空気が湿度の高い領域へ向けて流れるような気流を発生するから、空調制御手段の起動と同時に湿度が高いと判定した領域を含む室内全体を快適な湿度にすることができる。また、同じ室内での湿度のアンバランスが無ければ、空調制御手段が停止しているため、省電力で動作させることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の空調装置が設置された室内に設けられると共に、加湿動作の開始に伴ってその動作開始を示す信号を第2の通信手段に送信する加湿器を備え、前記空調装置は、前記第2の通信手段を介して前記加湿器の動作開始を示す信号検知すると前記加湿器の動作時間を測定する加湿時間測定部と、前記加湿器から湿度
情報と設置場所情報を第2の通信手段を介して受信し前記湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定する動作開始湿度判定部とを備え、前記加湿器の動作時間が予め設定された加湿判定時間以上経過した場合、前記動作開始湿度判定部の判定動作を開始して前記室内全体が均一な湿度となるよう風量および風向きの制御を開始するので、空調装置は自走式機器に関係なく最適な湿度制御を行なうことができる。
第4の発明は、特に、第1または第2の発明の空調装置は、空調制御手段を制御する制御時間を測定する制御時間測定部と、第2の通信手段を介して受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定しその判定出力を風向風量判定部へ出力する動作開始湿度判定部とを備え、前記制御時間が予め設定された制御判定時間以上経過した場合、再度位置情報およびそれに対応した湿度情報を送信するように第2の通信手段を介して第1の通信手段に指示するので、第1の通信手段から再び送信されてくる位置情報およびそれに対応した湿度情報によって更新し補正した湿度情報に基づいて湿度制御が行うことができる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明の湿度レベル判定部は、現在時刻を測定する現在時刻測定部と、第2の通信手段を介して受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定しその判定出力を風向風量判定部へ出力する動作開始湿度判定部とを備え、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が存在することを検知した場合、前記現在時刻測定部で測定された時刻情報に応じて風量および風向きを制御するので、空調装置は時間帯に応じて最適な湿度制御を行なうことができる。
第6の発明は、特に、第1または第2の発明の湿度レベル判定部は、冷房または暖房の運転モードを判定する運転モード判定部と、第2の通信手段を介して受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定しその判定出力を風向風量判定部へ出力する動作開始湿度判定部とを備え、前記運転モードに合わせて予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が存在することを検知した場合、前記運転モードに応じて風量および風向きを制御するので、空調装置は最適な運転モードで湿度制御を行なうことができる。
第7の発明は、特に、第1から第6のいずれか1つの発明の空調装置において、外部設定手段を備え、前記湿度レベル判定部の湿度レベル、前記動作開始湿度判定部の湿度判定レベル、前記加湿時間測定部の加湿判定時間、前記制御時間測定部の制御判定時間、前記現在時刻測定部の湿度制御時間、前記運転モード判定部の運転モードを任意に設定・変更することができる。
第8の発明は、特に、第1から第7の全てもしくはいずれか1つの発明を機能させるための構成として、コンピュータを全てもしくは一部として機能させるものであり、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の全てもしくは一部を容易に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明における第1の実施の形態における空調装置の構成図を示したものである。
図1において、空調装置1は、空調の風量および風向きを制御する空調制御手段9と、後述する自走式機器2の通信手段7と通信を行なう通信手段10と、通信手段10を介し
て受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定する湿度レベル判定部11と、通信手段10を介して得られた自走式機器2の現在の位置情報と、湿度レベル判定部11で判定された湿度情報とをもとに空調制御手段9の風量および風向きを決定する風向風量判定部12とを有した制御手段8と、冷却機構、暖房機構及び送風機構から成り、空調した空気を吐出す風量や風向きを制御する空調制御手段9とから構成される。
自走式機器2は、モータ(図示せず)及び走行輪(図示せず)を回転駆動して走行を行なう走行制御手段5と、自走式機器2内に組み込まれ壁面や障害物を検出する超音波センサや測距センサ等の障害物センサから受信した情報をもとに自走式機器2前方の障害物までの距離を検出する障害検出手段3と、走行センサやジャイロセンサ等の位置検出センサで取得した情報をもとに現在の位置情報を検出する走行位置検出手段6と、自走式機器2内に組み込まれ自走式機器2周辺の湿度を検出する湿度検出手段4と、空調装置1の通信手段10と通信を行なう通信手段7から構成される。
そして、自走式機器2は、障害物検出手段3で自走式機器2前方の所定距離内に障害物が在るか無いかを検出し、走行制御手段5は所定距離内に障害物が無ければ前進を継続し、所定距離内に障害物を検出すれば、その障害物を回避しながら空調装置1が設置された室内を自律走行する。また、走行制御手段5は、逐次得られる走行位置検出手段6の位置情報から自走式機器2の走行軌跡を把握し、室内での通過領域と未通過領域を見極めて、室内の未通過領域を通過するようにモータ及び走行輪を制御し、室内を隈なく走行する。
走行位置検出手段6は、走行制御手段5に連動した位置検出センサから取得した情報を基に自走式機器2の現在の位置情報を逐次検出し、走行制御手段7を経由してその位置情報を通信手段7へ逐次伝える。
以上のように構成された空調装置について、以下その動作・作用を図2のフローチャートを使用して説明する。
まず、自走式機器2の湿度検出手段4は、走行中の現在位置の湿度情報を検出し、検出した湿度情報を、走行制御手段5を経由して通信手段7へ受け渡す。このとき、走行制御手段5は走行位置検出手段6から取得した位置情報も通信手段7へ受け渡す(ステップ1)。そして、通信手段7は位置情報と湿度情報を空調装置1の通信手段10へ送信する(ステップ2)。
通信手段10は、受信した位置情報と湿度情報を制御手段8の湿度レベル判定部11へ受け渡す(ステップ3)。湿度レベル判定部11は、受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベルより大きいか否かを判断し、湿度情報が大きい場合は(ステップ4)、湿度判定レベルとの差情報と位置情報を風向風量判定部12へ受け渡す(ステップ5)。
風向風量判定部12は湿度情報と湿度判定レベルとの差情報と位置情報から変更すべき風量と風向きを決定し(ステップ6)、空調制御手段9へ変更指示を出すことにより空調の風量および風向きを変更する(ステップ7)。
以上のように、実施の形態1の空調システムは、自走式機器が室内を自律走行しながら走行経路の各位置で湿度を測定し、位置情報とそれに対応した湿度情報を空調装置に送信し、受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上であるかどうかを判断し、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が室内に存在すると判定すれば、空調制御手段9が空調(除湿した空気)の風量および風向きを制御して、除湿した空気が湿度の高い領域へ向けて流れるような気流を発生するので、湿度が高いと判定した領域を含む
室内全体を快適な湿度にすることができる。
なお、上述した実施の形態では、湿度検出手段4が検出した湿度情報と、走行位置検出手段6が検出した位置情報とを、走行制御手段5を経由して通信手段7に伝達する事例で説明したが、走行制御手段5を経由せずに、湿度検出手段4及び走行位置検出手段6の検出情報を直接通信手段7に伝達しても構わない。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る空調システムついて図3及び図4を使用して説明する。
図3に示すように、実施の形態2の空調システムは、図1に示す実施の形態1に対して、動作開始湿度判定部13、加湿時間測定部15、制御時間測定部16、現在時刻測定部17、運転モード判定部18及び外部設定手段19を追加している点で異なる。そして、空調装置1を設置した室内には加湿器14が設けられ、その室内を自走式機器2が自律走行する。
動作開始湿度判定部13は、湿度判定レベルが予め設定されており、通信手段10を介して受信した湿度情報が湿度判定レベル以上かどうかを判定し、湿度判定レベル以上であれば空調制御手段9を起動させる。
現在時刻測定部17は現在時刻を測定するものであり、運転モード判定部18は空調制御手段9の冷房または暖房の運転モードを判定するものであり、外部設定手段19は人手によって動作モードや動作条件を設定するものである。
加湿時間測定部15は、加湿判定時間が予め設定されており、通信手段10を介して加湿器14の動作を示す信号を受信し、加湿器3の動作時間を測定するものである。
制御時間測定部16は、空調装置1が湿度制御を行っている制御時間を測定するものである。
ここで、加湿時間測定部15には湿度制御を開始するかどうかを判定する加湿判定時間が予め設定されている。制御時間測定部16には再度室内の湿度情報を受信するかどうかを判定する制御判定時間が予め設定されている。現在時刻測定部17には、湿度制御を行なう湿度制御時間が予め設定されている。
以上のように構成された空調装置について、以下その動作・作用を図4のフローチャートを使用して説明する。自走式機器2は、実施の形態1と同様に動作するので、自走式機器2の動作説明を省略する。
まず、自走式機器2の湿度検出手段4は、走行中の現在位置の湿度情報を検出し、検出した湿度情報を、走行制御手段5を経由して通信手段7へ受け渡す。このとき、走行制御手段5は走行位置検出手段6から取得した位置情報も通信手段7へ受け渡す(ステップ1)。そして、通信手段7は、現在の位置情報と湿度情報を空調装置1の通信手段10へ送信する(ステップ2)。
通信手段10は、現在の位置情報と湿度情報を湿度レベル判定部11内の動作開始湿度判定部13へ受け渡す(ステップ3)。動作開始湿度判定部13は、受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベルより大きい場合は(ステップ4)、湿度判定レベルの差情報と位置情報を風向風量判定部12へ受け渡すと同時に空調制御手段9を起動する(ステ
ップ5)。
風向風量判定部12は受信した湿度情報と湿度判定レベルとの差情報と位置情報とから変更すべき風量と風向きを決定し(ステップ6)、空調制御手段9へ指示することにより空調制御手段9の風量および風向きを制御する(ステップ7)。
以上のように、本実施の形態の空調システムは、自走式機器2が室内全体の湿度を受信し、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度になる領域が存在することが検知された場合、動作開始湿度判定部13がそれまで停止していた空調制御手段9を起動し、風量および風向きを空調制御手段9に指示するので、空調制御手段9が空調(除湿)した空気を吐出す風量および風向きを制御して、除湿した空気が湿度の高い領域へ向けて流れるような気流を発生し、空調制御手段9の起動と同時に湿度が高いと判定した領域を含む室内全体を快適な湿度にすることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る空調システムについて図3及び図5を使用して説明する。
実施の形態3は、実施の形態2に対して、空調装置1を設置した室内に加湿器14を増設し、その加湿器14の動作時間を測定する加湿時間測定部15を空調装置1内に追加構成している。
加湿時間測定部15は、加湿器14の動作開始を示す信号を加湿器14から通信手段10を介して受信すると、加湿器14の動作時間の測定を開始し、測定開始から湿度制御を開始するまでの経過時間を決める加湿判定時間は予め設定している。
加湿器14は、加湿動作を開始すると、加湿器14で検出した湿度情報と、加湿器14の設置場所情報とを空調装置1の通信手段10へ送信する。
以上のように構成された空調装置について、以下その動作・作用を図5のフローチャートを使用して説明する。
まず、加湿器14は、居住者の設定により加湿動作を開始すると、加湿器14は加湿動作の開始を示す信号を空調装置1へ送信して通知する(ステップ1)。空調装置1は、加湿器14の加湿動作の開始を示す信号を通信手段10で受信すると、加湿時間測定部15は加湿器14の動作時間の測定を開始する(ステップ2)。
加湿時間測定部15は、加湿器14の動作時間が予め設定された加湿判定時間より大きくなった場合(ステップ3)、加湿時間判定部15は湿度制御を行なうよう湿度レベル判定部11へ通知する(ステップ4)。
湿度レベル判定部11は、加湿器14から送信された湿度情報と設置場所情報とを通信手段10を介して受信し(ステップ5)、受信した湿度情報と予め設定された湿度判定レベルとの差情報と、受信した設置場所情報とを風向風量判定部12へ受け渡す(ステップ6)。
風向風量判定部12は湿度情報と湿度判定レベルと比較した差情報と設置場所情報から変更すべき風量と風向きを決定し(ステップ7)、空調制御手段9へ変更指示を出すことにより空調装置1の風量および風向きを変更する(ステップ8)。
以上のように、本実施の形態3の空調システムは、加湿器14が加湿動作を開始すると共に加湿動作の開始を示す信号と加湿器14の設置場所情報とを空調装置1へ送信し、加湿器14の動作時間が予め設定された加湿判定時間以上経過した場合、加湿時間測定部15は動作開始湿度判定部13の動作を有効にする。動作開始湿度判定部13は、予め設定された湿度判定レベルと湿度情報を比較して、比較した差情報と位置情報から空調の風量と風向きを決定して空調制御手段9に指示するので、空調した空気を加湿器14へ向けて流れる気流を発生し、室内全体が均一な湿度となるよう風量および風向きの制御を開始することが可能となるため、空調装置1は自走式機器2の動作に関係なく最適な湿度制御を行なうことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る空調システムついて図3を使用して説明する。実施の形態4は、実施の形態2に対して制御時間測定部16を追加構成している。
制御時間測定部16は、空調装置1が湿度制御を開始すると、その制御時間を測定してその制御時間が所定の制御判定時間を経過すると、通信手段10を介して位置情報およびそれに対応した湿度情報を再度送信するように指示する。この動作を制御判定時間が経過する毎に繰り返し行う。
この場合、自走式機器2は、室内を繰り返し自律走行して、常に新しい位置情報とそれに対応した湿度情報を取得しているものとする。
すると、空調装置1は、自走式機器2が新しく取得した位置情報とそれに対応した湿度情報を、動作開始湿度判定部13が通信手段10を介して受信する。すると、動作開始湿度判定部13は、予め設定された湿度判定レベルと新たな湿度情報を比較して、比較した差情報と位置情報から変更すべき新しい風量と風向きを決定して空調制御手段9に指示するので、湿度が高くなる領域が時間経過と共に移り変わっても、定期的に新しい位置情報と湿度情報に補正して風量および風向きを制御するので、何時までも室内全体を快適な湿度にすることができる。
なお、上述した実施の形態では、自走式機器2が常時自律走行を続けるものとし、通信手段10を介して位置情報およびそれに対応した湿度情報を再度送信するように指示する事例で説明したが、自走式機器2が一通り室内を隈なく走行した後に自律走行動作を停止するものとし、空調装置1の制御時間測定部16が制御判定時間を経過する毎に、通信手段7、10を介して自走式機器2の走行制御手段5に再起動を支持して、その都度、自走式機器2の新しい位置情報とそれに対応した湿度情報を取得して、空調装置1で受信する位置情報と湿度情報を周期的に更新し、空調の風量および風向きを制御しても良い。
(実施の形態5)
次に、本発明の第5の実施の形態に係る空調システムついて図3を使用して説明する。実施の形態5は、実施の形態2に対して、現在時刻測定部17を追加構成している。
現在時刻測定部17は、現在時刻を測定する機能を有し1日毎に湿度制御を行うべき湿度制御時間帯が予め設定されており、その湿度制御時間帯のみ、動作開始湿度判定部13の機能を有効にする。
これによって空調装置1は、現在時刻が湿度制御時間帯内である場合のみ、動作開始湿度判定部13が予め設定された湿度判定レベルと受信した湿度情報を比較し、湿度判定レベル以上の湿度領域が存在することが検知された場合、風量および風向きを制御することが可能となるため、空調装置1は時間帯に応じて最適な湿度制御を行なうことができる。
例えば、居住空間が複数の部屋から構成され、空調装置1を設置した部屋を昼間使用して夜間は使用しない場合、昼間は居住空間全体で均一な湿度となるよう風量および風向きを制御し、夜間は空調装置で湿度制御しない、といった使用する時間帯に応じて湿度制御を行なうことが可能となる。
なお、上述した実施の形態は、現在時刻測定部17から出力する湿度制御時間帯の情報により、動作開始湿度判定部13の機能を有効にする事例で説明したが、湿度制御時間帯のみ空調装置1の主要部である空調制御手段9を機能させて、電力消費の省力化を図っても良い。
(実施の形態6)
次に、本発明の第6の実施の形態に係る空調システムについて図3を使用して説明する。実施の形態6は、実施の形態2に対して運転モード判定部18を追加構成している。運転モード判定部18は、季節に応じて湿度制御を変更する運転モードが予め設定されており、風量および風向きを制御する際の運転モードを設定する。
これによって空調装置1は、運転モード判定部18に予め設定された運転モードに合わせて予め設定された湿度判定レベルと受信した湿度情報とを比較し、湿度判定レベル以上の湿度となる領域が存在することが検知した場合、季節に合わせた運転モードの風量および風向きを制御することが可能となるため、季節に合わせた最適な運転モードで湿度制御を行なうことができる。
例えば、夏場では空調装置は通常冷房モードで動作しているため、湿度制御時も空調装置の冷房モードで動作すればよく、逆に冬場の湿度制御時は暖房モードで動作すればよい。それ以外の季節においては通常空調装置を動作させる機会が少なく、必ずしも居住者にとって最適な運転モードで動作するとは限らない。本実施の形態おいては、運転モード判定部18で予め設定された冬場や夏場の運転モードにあわせて湿度制御を行なうことが可能となる。
(実施の形態7)
次に、本発明における第7の実施の形態について図3を使用して説明する。図3は実施の形態6に対して、外部設定手段19を備えた構成とする。
これによって空調装置1は、湿度レベル判定部11および動作開始湿度判定部13の湿度判定レベル、加湿時間測定部15の加湿判定時間、制御時間測定部16の制御判定時間、現在時刻測定部17の湿度制御時間帯、運転モード判定部18の運転モードを任意に設定・変更することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、外部設定手段19は、通信手段によって構成してもよい。
(実施の形態8)
次に本発明の実施の形態8について図3を用いて説明する。本実施の形態は、コンピュータを、障害検出手段3と、湿度検出手段4と、走行制御手段5と、走行位置検出手段6と、通信手段7と、制御手段8と、空調制御手段9と、通信手段10と、湿度レベル判定部11と、風向風量判定部12と、動作開始湿度判定部13と、加湿時間測定部15と、制御時間測定部16と、現在時刻測定部17と、運転モード判定部18と、外部設定手段19の全てもしくは一部として機能させるためのプログラムとする構成として、コンピュータを全てもしくは一部として機能させるものである。
以上のように本実施の形態によれば、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の全てもしくは一部を容易に実現することができる。
以上のように本発明は、自走式機器によって室内湿度を取得し、空調装置へ通知する方法は、走行軌跡を判定するマップ情報を有する自走式機器に適応可能である。
本発明の実施の形態1における空調装置の構成図 本発明の実施の形態1におけるフローチャート 本発明の実施の形態2から形態8における空調装置の構成図 本発明の実施の形態2におけるフローチャート 本発明の実施の形態3におけるフローチャート 従来の自走式機器と連携する空調装置の構成図
符号の説明
1 空調装置
2 自走式機器
3 障害検出手段
4 湿度検出手段
5 走行制御手段
6 走行位置検出手段
7 通信手段
8 制御手段
9 空調制御手段
10 通信手段
11 湿度レベル判定部
12 風向風量判定部
13 動作開始湿度判定部
14 加湿器
15 加湿時間測定部
16 制御時間測定部
17 現在時刻測定部
18 運転モード判定部
19 外部設定手段
20 室温検出手段

Claims (7)

  1. 湿度情報を検知する湿度検知手段と、走行中の位置情報を検出する走行位置検出手段と、前記位置情報およびそれに対応した前記湿度情報を送信する第1の通信手段とを有し、障害物を検知しながら室内を自律走行する自走式機器および、前記位置情報および前記湿度情報を受信する第2の通信手段と、空調の風量および風向きを制御する空調制御手段と、前記湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定する湿度レベル判定部と、前記位置情報とそれに対応した前記湿度レベル判定部の判定出力とに基づいて前記風量および前記風向きを設定する風向風量判定部とを有した空調装置を前記室内に備え、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度になる領域が前記室内に存在することを検知した場合、室内全体が均一な湿度となるよう前記空調制御手段の前記風量および前記風向きを制御する空調システム。
  2. 湿度レベル判定部は、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度になる領域が空調装置を設置した室内に存在することを検知した場合、それまで停止していた空調制御手段を起動する請求項1記載の空調システム。
  3. 空調装置が設置された室内に設けられると共に、加湿動作の開始に伴ってその動作開始を示す信号を第2の通信手段に送信する加湿器を備え、前記空調装置は、前記第2の通信手段を介して前記加湿器の動作開始を示す信号検知すると前記加湿器の動作時間を測定する加湿時間測定部と、前記加湿器から湿度情報と設置場所情報を第2の通信手段を介して受信し前記湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定する動作開始湿度判定部とを備え、前記加湿器の動作時間が予め設定された加湿判定時間以上経過した場合、前記動作開始湿度判定部の判定動作を開始して前記室内全体が均一な湿度となるよう風量および風向きの制御を開始する請求項1または請求項2に記載の空調システム。
  4. 空調装置は、空調制御手段を制御する制御時間を測定する制御時間測定部と、第2の通信手段を介して受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定しその判定出力を風向風量判定部へ出力する動作開始湿度判定部とを備え、前記制御時間が予め設定された制御判定時間以上経過した場合、再度位置情報およびそれに対応した湿度情報を送信するように第2の通信手段を介して第1の通信手段に指示する請求項1または2に記載の空調システム。
  5. 湿度レベル判定部は、現在時刻を測定する現在時刻測定部と、第2の通信手段を介して受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定しその判定出力を風向風量判定部へ出力する動作開始湿度判定部とを備え、予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が存在することを検知した場合、前記現在時刻測定部で測定された時刻情報に応じて風量および風向きを制御する請求項1または2に記載の空調システム。
  6. 湿度レベル判定部は、冷房または暖房の運転モードを判定する運転モード判定部と、第2の通信手段を介して受信した湿度情報が予め設定された湿度判定レベル以上かどうかを判定しその判定出力を風向風量判定部へ出力する動作開始湿度判定部とを備え、前記運転モードに合わせて予め設定された湿度判定レベル以上の湿度となる領域が存在することを検知した場合、前記運転モードに応じて風量および風向きを制御する請求項1または2に記載の空調システム。
  7. コンピュータを請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調システムの全てもしくは一部として機能させるためのプログラム。
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