JP2010099746A - 長尺ワーク加工用旋盤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】同一軸線上に対向配置し相対移動制御された2主軸と、主軸軸線の上下の一方に2つのタレット刃物台と他方に工具軸を有する第3刃物台を備え、2つのタレットは振れ止め具を有するとともに少なくとも一方の主軸と主軸軸線方向に同期移動可能になっていて、第3刃物台はB軸制御されたワーク支持具を有するとともに主軸軸線方向及び直交方向に移動制御されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
しかし、従来の振れ止め機構は、ベッドから立設されていて、2主軸間でのワークの引き渡しには、利用できないものであった。
そのためにワークを工作機械に取付替える段取り工程が必要になり、連続加工できない問題があった。
特開2008−207275号公報には、タレット刃物台のタレットと直角する側面に振れ止め機構を設けた技術を開示するが、2つの主軸間で振れ止め機構を用いてワークの引き渡しが出来るものではない。
また、特開2003−266268号公報には、旋削バイトのツールホルダーに一体構成したワークびびり止め装置を開示するが、同技術もワークの引き渡しに利用できるものではない。
特開2008−183678号公報には、同期移動制御された一対のワーク支持装置を開示するが、ワーク支持装置はタレット刃物台ではないため、機械加工の自由度が小さい。
ここで、2主軸はスラント型ベッドの左右方向に配置してあり、主軸軸線の下側に対向して2つのタレット刃物台を配置し、主軸軸線の上側にB軸及びX,Y,Z軸制御された第3刃物台を配置し、第3刃物台に工具軸及びワーク支持具を設けてあることが好ましい。
主軸軸線の上下の一方に2つのタレット刃物台を有するとは、主軸軸線を境にしてその手前側でも奥側でもよいとの意味であり、水平面に対してオペレータ側が低くなる方向に傾斜したベッドを有するスラント型のベッドであっては、手前側を2主軸の同一軸線上の下側と定義する。
図1は、主軸と刃物台を模式的に表現してあり、旋盤のベッド1は、ベッド上からの切削液、切粉等の排出を円滑にし、加工部へのオペレータの接近性及び視認性がよい、オペレータ手前側が低く傾斜したスラント型ベッドになっている。
ベッド1の中段、左右方向で且つ同一軸線上に対向して主軸L(10L)と主軸R(10R)とが配置されている。
2主軸L,Rは相対的に接近及び離間可能にZ軸方向位置制御されている。
本実施例では、主軸RがZ軸方向移動制御可能になっている例で説明するが、相対移動できれば、一方の主軸のみならず、両方の主軸が移動可能になってもよい。
また、主軸のZ軸方向移動制御手段は、図示を省略したが、ガイドレールと送りねじの組み合わせ等を用いた公知の手段を採用できる。
タレット刃物台120LにはタレットL(20L)と振れ止め具L(30L)とを有している。
振れ止め具L(30L)は、図2に示すように先端にローラ31a,32aを有した一対の開閉アーム31,32とその間に出没自在の突出アーム33を有している。
突出アーム33の先端にもローラ33aが設けられている。
振れ止め具L(30L)は、タレットの中心軸を通った作動油によって開閉アーム及び突出アームに伝達する伝達機構を有し、それによりワークを3点支持できるようになっている。
また、タレットに装置するツールと振れ止め具はタレットの旋回により割り出し可能になっている。
タレット刃物台120Rはタレット刃物台120Lと対向配置されていて、構造は同一である。
タレット刃物台120L,120Rは主軸軸線と平行なZ軸方向、ベッド面に沿ってZ軸とは直交する方向のX軸方向、ベッド面とは垂直でZ軸と直交する方向のY軸方向に、それぞれ位置制御可能になっている。
タレット刃物台の位置制御も、ガイドレール等を用いた公知の手段を採用できる。
主軸軸線の上側にはB軸回り制御された工具軸40を備えた第3刃物台4を有し、この第3刃物台4は公知の手段にてX,Y,Z軸方向に位置制御可能になっている。
本実施例では、工具軸40のツール装着部とは反対側にワーク支持具40aを設けてある。
図3(a)に示すように主軸L(10L)に内径把持用のチャック52を取り付け、主軸R(10R)に外径把持用のチャック51を取り付け、第3刃物台が主軸軸線方向(Z軸)に移動し、工具軸40がATC等から受け継いだ心押具50を主軸R(10R)のチャック51に取り付ける。
ロボットアーム60等にて把持搬送したワークwを、主軸R(10R)が前進し、主軸L(10L)のチャック52と心押具50とで支持する。
この状態を図3(c)に示す。
次に図3(d)に示すように、主軸L(10L)にてワークwを回転し、タレットL(20L)に装着したバイトツール21や工具軸に装着したバイトツール41にて外周加工を実施し、また、加工寸法等を測定する。
ワークwの外周部の加工が終了すると、図4(a)に示すようにタレット刃物台120Lが前進し、ワークwの主軸10Rの心押具50で支持していた側w1を振れ止め具L(30L)にて把持し支持する。
後退した主軸R(10R)から工具軸40を用いて心押具50を取り出し、工具軸40に適宜、ツール42,43を交換しながら、ワークの端面や内径入口を加工する。
ワークwが長くても振れ止め具L(30L)にて支持しているので安定して機械加工ができる。
また、図4(c)に示すように工具軸40に内径ボーリングツール44にて内径加工も必要に応じてできる。
ワークのw1側の加工が終了すると、図4(d)に示すように、主軸R(10R)が前進して、ワークの端部を把持する。
ワークを主軸L(10L)側のチャック52と主軸R(10R)側のチャック51にて保持した図4(d)の状態では、タレット刃物台120Lの振れ止め具L(30L)はフリーの状態になる。
そこで図5(a)に示すようにワークwの図5にて左側w2に移動し、ワークを持ち換える。
振れ止め具L(30L)にて持ち換えたワークwを図5(b)に示すように図では右側に同期移動する。
このままでは、タレット刃物台120Lと工具軸40とが干渉する恐れもある。
そこで、そのような場合には、図5(c)に示すように、工具軸40のツール装着部とは反対側に設けたワーク押え具等のワーク支持具40aにてワークwを仮保持し、タレット刃物台120Rの振れ止め具R(30R)にて持ち換える。
図5(c)に示すようにタレット刃物台120Lが後退し、工具軸40にてツール45を装着し、主軸R(10R)を回転し、バイト旋削加工や図6(a)に示すようにロング内径バイトツール46にて内径加工を実施する。
加工が完了すると、そのまま、ロボットアーム60にてワークを取り出すこともできるが、タレットR(20R)と干渉する恐れがある場合には、図6(a)に示すように工具軸40のワーク支持具40aにて仮保持し、タレットR(20R)を退避させてからロボットアーム60を用いてワークを排出してもよい。
また、一対の振れ止め具の他に第3刃物台にもワーク支持具を設けてあるので一対の振れ止め具間でワークの持ち替えが可能であり、一方の主軸と第3刃物台のワーク支持具で長尺ワークの両端を支持することも可能になり、長尺ワークであっても一台の旋盤で連続生産できる。
10R 主軸R
10L 主軸L
20R タレットR
20L タレットL
30R 振れ止め具R
30L 振れ止め具L
40 工具軸
40a ワーク支持具
50 心押具
51 チャック
52 チャック
60 ロボットアーム
Claims (2)
- 同一軸線上に対向配置し相対移動制御された2主軸と、
主軸軸線の上下の一方に2つのタレット刃物台と他方に工具軸を有する第3刃物台を備え、
2つのタレットは振れ止め具を有するとともに少なくとも一方の主軸と主軸軸線方向に同期移動可能になっていて、
第3刃物台はB軸制御されたワーク支持具を有するとともに主軸軸線方向及び直交方向に移動制御されていることを特徴とする旋盤。 - 2主軸はスラント型ベッドの左右方向に配置してあり、主軸軸線の下側に対向して2つのタレット刃物台を配置し、主軸軸線の上側にB軸及びX,Y,Z軸制御された第3刃物台を配置し、第3刃物台に工具軸及びワーク支持具を設けてあることを特徴とする請求項1記載の旋盤。
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JP5279013B2 JP5279013B2 (ja) | 2013-09-04 |
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- 2008-10-21 JP JP2008270734A patent/JP5279013B2/ja active Active
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