JP2010098556A - ネットワーク待機処理装置及びそれを用いたネットワーク接続装置とネットワークシステム。 - Google Patents
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Abstract
【課題】低消費電力化とシステム応答性の改善を可能にしたネットワーク待機処理装置及びそれを用いたネットワーク接続装置とネネットワークシステムを提供する。
【解決手段】ネットワーク接続装置は、制御部、ネットワーク側インターフェイス部、待機処理部を有する。制御部は、待機処理部により電源投入と起動制御が行われる。待機処理部は、制御部の電源遮断状態から上記起動制御による動作開始までの間に動作が有効とされ、上記動作の有効状態において、ネットワーク側インターフェイス部を介したホスト側からの制御部に対する起動信号を含む入力信号の取り込みと保持を行って制御部に対して電源投入と起動制御及びネットワーク側インターフェイス部を介して上記入力信号に対応した応答が可能にされる。
【選択図】図1
【解決手段】ネットワーク接続装置は、制御部、ネットワーク側インターフェイス部、待機処理部を有する。制御部は、待機処理部により電源投入と起動制御が行われる。待機処理部は、制御部の電源遮断状態から上記起動制御による動作開始までの間に動作が有効とされ、上記動作の有効状態において、ネットワーク側インターフェイス部を介したホスト側からの制御部に対する起動信号を含む入力信号の取り込みと保持を行って制御部に対して電源投入と起動制御及びネットワーク側インターフェイス部を介して上記入力信号に対応した応答が可能にされる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ネットワーク待機処理装置及びそれを用いたネットワーク接続装置とネットワークシステムに関し、例えばネットワークシステムにおける電源管理技術に利用して有効な技術に関するものである。
パワーマネージメント起動信号を発生するためのネットワークインタフェース内の装置および方法に関して、特開平11−175201号公報がある。この公報においては、装置の電源投入が特定パケットを用いて制御される。装置が電源遮断状態の時、その装置はネットワークから切り離される。
特許文献1においては、ネットワーク内装置の電源オフ時にネットワークから切り離されるため、ネットワークシステムのアドレス解決およびヘルスチェック等で管理上の接続性維持の問題が発生する。つまり、特許文献1の発明及びその従来技術でのパワーマネージメント機構においては、図9に示された動作線図のように、低消費電力化のために休止状態のときに電源遮断されたプリンタ等のようなネットワーク接続装置に対して、ホスト側からパケット1が送られる。プリンタ側では、インターフェイス回路PHYを介して制御部を構成するCPU(マイクロコンピュータ)が上記パケット1を取り込み、印刷動作に向けてヒータに通電を開始する。
図9のネットワーク接続装置としてのレーザープリンタにおいては、上記パケット1の受信のためにネットワーク側インターフェイス部PHY及び制御装置としてのCPU(マイクロコンピュータ)は、上記休止状態においても電源供給状態とされ、大きな消費電流を必要とするヒータ等の電源を同図に点線で示したように遮断して上記低消費電力を図るようにされている。プリンタ側においては、電源投入開始から波線で示したようにヒータ温度が印刷動作に必要な温度に達するまでの間、印刷動作が不可能であるために、上記パケット1に含まれる起動信号以外の印刷データ等を廃棄してしまう。
ホスト側においては、印刷動作が可能になってプリンタ側から印刷開始等の応答信号(パケット5)が返送されないので、一定期間(タイマ1〜3)待っても応答信号が無いことを待って、その都度同じパケット(パケット2〜4)を複数回にわたって上記ネットワーク接続装置に再送する。プリンタ側では、上記起動中に再送されたパケット1〜3に含まれる印刷データ等は、前記同様に印刷動作が不可能であるために廃棄してしまう。図9の例では、パケット4が入力されたとき、プリンタ側においては、上記ヒータ温度が印刷可能な温度とされ、パケット4に含まれる印刷データを用いた印刷が開始される。プリンタ側からはプリント開始等のパケット5がホスト側に送られる。
ネットワークシステムの構成要素である個々のネットワーク接続装置においては、装置本来の処理とは別に、ネットワーク接続を継続的に維持するための定常的または一時的な処理を求められる。その一方で、半導体技術の進展によりLSIの大規模集積化や高性能化が進み、プリンタ装置本来の処理とネットワークの処理を行う制御部が単一のシステムLSI、あるいは上記のように同一のCPU(マイクロコンピュータチップ)で行われることが多く、上記休止状態での更なる低消費電力化を妨げる大きな要因になっている。
ネットワークシステムの構成要素であるネットワーク接続装置としてのホスト側においては、上記プリンタ側からのパケット5を受信するまでは、上記プリンタ側の起動中なのか、それともプリンタそのものがネットワーク上に存在しない(接続されない)状態、あるいはネットワークそのものに切断等の問題があるかが不明である。上記ネットワークシステムを構成するプリンタ等のネットワーク接続装置においては、電源投入開始から動作可能状態に至るまでの時間が様々であり、ホスト側は最も遅いものに合わせて上記再送回数を設定しなければならず、比較的長い時間を設定することが要求され、前記のようなネットワークシステムのアドレス解決およびヘルスチェック等で管理上の接続性維持が判明するまでに要する時間が長くネットワークシステムとしての応答性が悪いという問題がある。
この発明の目的は、低消費電力化とシステム応答性の改善を可能にしたネットワーク待機処理装置及びそれを用いたネットワーク接続装置とネットワークシステムを提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される1つの実施例は、以下の通りである。ネットワーク接続装置は、制御部、ネットワーク側インターフェイス部、待機処理部を有する。制御部は、待機処理部により電源投入と起動制御が行われる。待機処理部は、制御部の電源遮断状態から上記起動制御による動作開始までの間に動作が有効とされ、上記動作の有効状態において、ネットワーク側インターフェイス部を介したホスト側からの制御部に対する起動信号を含む入力信号の取り込みと保持を行って制御部に対して電源投入と起動制御及びネットワーク側インターフェイス部を介して上記入力信号に対応した応答が可能にされる。
本願において開示される他の1つの実施例は、以下の通りである。ネットワーク待機処理装置は、ネットワーク側インターフェイス回路に対する入力部及び出力部、受信処理部、メモリ部、状態制御部を有する。受信処理部は、ホスト側からネットワーク及びネットワーク側インターフェイス回路と入力部を通した入力信号の解読とそれに対応した信号処理及びホスト側に対する応答が可能とされる。状態制御部は、受信処理部からの指示を受け、ネットワークに接続される端末装置の制御部に対する電源投入を含む状態制御及び状態監視を行う。メモリ部は、入力信号に含まれる必要な入力データの記憶と、制御部に対する起動制御に必要なデータベースの記憶を行う。ネットワーク側インターフェイス回路がネットワークに接続された状態においてはネットワーク側インターフェイス回路とともに定常的に電源供給が行われる。
本願において開示される他の1つの実施例は、以下の通りである。ネットワークシステムは、ネットワーク、ネットワークに接続される第1及び第2ネットワーク接続装置を有する。第1ネットワーク接続装置は、第2ネットワーク接続装置に対して電源投入を含む動作指示を行うホストである。第2ネットワーク接続装置は、制御部、ネットワーク側インターフェイス部、待機処理部を有する。制御部は、待機処理部により電源投入と起動制御が行われる。待機処理部は、制御部の電源遮断状態から起動制御による動作開始までの間において動作有効状態とされ、非動作有効状態のときネットワーク側インターフェイス部と制御部とを直接的に接続させる。動作有効状態において、ネットワーク側インターフェイス部を介したホストからの制御部に対する起動信号を含む入力信号の取り込みと保持を行って制御部に対して電源投入と起動制御及びネットワーク側インターフェイス部を介して入力信号に対応したホストへの応答が可能とされる。
ネットワーク接続装置が休止状態のときに、ネットワーク側との信号処理を待機処理装置が受け持ち、制御部も含めた電源遮断により低消費電力化が可能になる。ネットワーク接続装置が休止状態から動作状態に至る間、入力信号受け付けたことを相手側に応答し、必要なデータを保持できるのでシステム応答性の改善を図ることができる。
図1には、この発明に係るネットワークシステムの一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例では、最も簡単な例として、社内又はオフィス内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)のようなネットワーク2を中心にして、パーソナルコンピュータ等のようなホスト1と、ネットワークプリンタ3とのような複数のネットワーク接続装置から構成される。この実施例のネットワークシステムには、環境意識の高まりに沿った省電力化を目的として、ネットワーク接続装置毎での適正な電源オン/オフ機構と、その応答性の改善が求められている。制御部33は、特に制限されないが、CPU(マイクロコンピュータ)、感光体に付着されたトナーを熱と圧力で用紙に転写させるときに必要な温度を形成するヒータ、感光体やローラを回転させるモータ駆動回路等からなる。
この実施例のネットワークシステムにおいては、ネットワーク接続装置としてのプリンタ3に例示的に示されているように、制御部33と、ネットワーク側インターフェイス回路としてのネットワーク側論理31の間に待機処理部32が配置される。この待機処理部32には、待機状態制御回路322、パケット受信&待機処理回路321、パケットメモリ323、データベースメモリ(レジスタ)324、パケット送信回路325が設けられる。データベースメモリ324は、初期設定時または運用時に、プリンタ起動時に必要な各情報の設定と更新が可能とされる。パケット受信&待機処理回路321は、データベースメモリ324の設定情報を参照することで、ネットワーク接続維持に必要な処理を、自立的かつ流動的に行う。
上記待機状態制御回路322においては、図2の状態遷移図に示したように待機20と運用21と初期設定22のステータスが設けられる。そして、待機20ステータス内には、休止200と復旧待ち201の2つのステータスが設けられる。上記復旧待ち201のステータスとパケットメモリ102を組合せることで、待機20から運用21へ状態遷移時、ネットワーク接続性を損なわない状態移行を可能にする。つまり、上記休止200においては、(1)運用状態への遷移指示の検出(復旧判定)、(2)ネットワーク側(ホスト側)への自動応答(パケット送信)、(3)自己に対する遷移指示ではないパケットの廃棄を行う。上記復旧待ち201においては、(1)特定パケットの保持、(2)ネットワーク側(ホスト側)への自動応答(パケット送信)、(3)不要なパケット廃棄等を行う。
上記運用21では、(1)ネットワーク側(ホスト側)との間でパケット送受信、(2)データベースの更新が行われる。上記(1)ネットワーク側(ホスト側)との間でパケット送受信は、上記待機処理部32が図1に点線で示した信号伝達経路326及び327を有効として、自身(待機処理部32)は不動作状態になる。つまり、上記運用21のときには、制御部33とネットワーク側インターフェイス回路としてのネットワーク側論理31とが上記信号伝達経路326及び327により直接的に接続されて上記(1)ネットワーク側(ホスト側)との間でパケット送受信が行われる。
この実施例では、ネットワーク接続装置であるプリンタ3の待機状態において、上記復旧待ち201を設けることにより、この間に上記待機処理回路321の動作によってネットワークの接続を維持することが可能である。待機状態での自立的なネットワーク応答処理が可能となり、また待機状態から運用状態へ移行時は、休止状態200と復旧待ち201の2つの状態に分けられ、かかる復旧待ち201での上記待機処理回路321の動作によりネットワーク接続性を確保できるため、ネットワーク製品の待機状態における低消費電力制御の応答性の改善が可能となる。上記待機処理部32の介在により、プリンタ等のネットワーク接続装置においては、制御部33を含めて休止時には電源遮断を行うことができるので待機時のいっそうの低消費電力化を促進することができる。
この実施例のネットワーク接続装置においては、制御部とネットワーク側インターフェイス部を有する既存のネットワーク接続装置に、図1のような待機処理部を設けるだけでよく、既存装置のシステム構成を大きく変更せずに適用可能であり、各種ネットワーク製品の省電力化を容易に実現可能である。
図1に示したようなネットワークプリンタ3は、動作(運用)時と待機(休止)時のような2つの状態を持ち、上記待機時には低消費電力化の必要性が高いネットワーク製品である。本発明の適用により、ネットワーク接続を維持した低消費電力制御が容易に実現可能となるため。この発明は、ネットワーク接続装置で、待機時には低消費電力化の必要性が高い、例えばプロジェクタ、ネットワークストレージ装置(NAS)においても、ネットワークプリンタと同様の使用形態が考えられるため本発明が同様に適用できる。
図3には、この発明に係るネットワーク接続装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例では、PHY(ネットワーク側)−LSI310、待機処理LSI320及び装置側LSI330で構成される。装置側LSI330は、前記図1の制御部33のうちのCPUに対応している。PHY(ネットワーク側)−LSI310は、MII(media independent interface)やGMII(gigabit media independent interface)等の標準インターフェイス回路であり、上記装置側(制御部)LSI330との間に上記待機処理LSI320を設けることで、既存製品への適用が容易となる。
ネットワークシステム上においては、上記PHY(ネットワーク側)−LSI310、待機処理LSI320は、定常的に電源電圧VDDが供給され、上記装置側LSI330に対しては、スイッチSW等を介して電源電圧VDDが選択的に供給される。つまり、前記図2の休止200ではスイッチSWがオフ状態となり、電源電圧VDDが遮断される。これにより、休止200のときには、前記ヒータ等の電源遮断に加え、その制御回路であるCPU等の装置側LSI330も電源遮断が行われて、ネットワーク接続装置における待機電力のいっそうの低消費電力化が可能になる。
図4には、この発明に係るネットワーク接続装置の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例では、前記図1に示した待機処理部32を、制御部を構成する装置側LSI330に内蔵させ、前記MIIやGMII等の標準インターフェイスからなるネットワーク側LSI310を介してネットワークに接続する。この実施例のように、待機処理部32を、装置側LSI330に内蔵することで、製品コストの低減を図ることが可能となる。
この実施例においては、装置側LSI330に待機処理部32が内蔵されることに対応して、装置側LSI330内に電源遮断/供給を行うスイッチとしてのMOSFETQが設けられる。つまり、電源電圧VDDは、待機処理部32に供給され、それ以外のCPU等からなる装置側回路部330には、上記MOSFETQを介して電源電圧VDDが供給される。これにより、前記休止200のときには、待機処理部32によりスイッチMOSFETQがオフ状態にされて、CPU等からなる装置側回路部330への電源も遮断される。図4において、上記待機処理部32をネットワーク側LSI310に内蔵させるものであってもよい。
図5には、図1のネットワークシステムにおけるパワーマネージメントの一例を説明する動作線図が示されている。ネットワーク接続装置としてのプリンタ側は、待機(休止)状態では、33(装置)が省電力化のために前記図1に制御部33として示されているCPU等を含み、点線で示したように電源遮断状態にされている。
パーソナルコンピュータのようなホスト側においては、印刷動作を行うときには印刷データを含んだ起動信号がパケット1としてネットワークを介してネットワークプリンタに送信される。このパケット1は、PHY(ネットワーク側インターフェイス部)31を介して32(待機)が受け取る。32(待機)は、前記図1の待機処理部32に対応している。この待機処理部32においては、自己に対する起動信号であることを検知し、起動信号WUを33(装置)に伝えるとともに、上記パケット1に含まれる印刷データをパケットメモリに保持する。そして、必要に応じて上記パケット1に対応した応答信号をパケット2をホスト側に返送する。
上記33(装置)においては、上記CPU(マイクロコンピュータ)に電源投入が行われて起動開始が行われる。CPU(マイクロコンピュータ)は、上記電源投入により動作状態になって、32(待機処理部)からの起動信号を受け取り、ヒータ等に通電を行い波線で示したように33(装置)が印刷動作に必要な準備動作に入る。
ホスト側においては、上記パケット2の返送を受けて、上記プリンタ側の起動中を確認する。これにより、プリンタそのものがネットワーク上に存在し、起動準備中であること、あるいは印刷データを保持していること等(前記ネットワークシステムのアドレス解決およびヘルスチェック等で管理上の接続性維持)を認識できるので、前記図9に示したタイマによる一定期間毎のパケットの再送を行わなければならないという負担がなく、直ちに他の信号処理に移行し、印刷完了等をプリンタ側からのパケットにより受け取ることができる。
更に、プリンタ側の起動中において、ホスト側で別の印刷動作が必要なると、点線で示したようにパケット3を送信する。プリンタ側では、前記印刷準備中であるにもかかわらずパケット3に含まれる印刷データ等をパケットメモリに保持することができる。したがって、プリンタ側において、印刷動作が開始されるときには、上記パケットメモリに保持されたパケット1に対応した印刷動作に入ることができる。前記のようにパケット3も受信したなら、それに対応した印刷動作も引き続き行われる。
上記プリンタ側が運用状態に入ると、それに対応して待機処理部(待機)32は、同図に点線で示したように非動作状態にされ、PHY31と制御部(装置)33とを直接的に接続させる。したがって、ホスト側で更に別の印刷動作が必要なり、パケット4を送信すると、かかるパケット4は、PHY31を介して制御部(装置)33に直接的に入力される。つまり、制御部(装置)部33において、上記パケット4が解読されて印刷動作が行われる。
特に制限されないが、ホスト側はパケット5をプリンタ側に送信することにより、プリンタ側を前記待機(休止)状態にすることがある。このパケット5により前記待機処理部(待機)32が再び動作状態となり、制御部(装置)33が代わって電源遮断されて休止状態に入るようにされる。この他に、プリンタ側において、一定時間印刷動作の指示が無いことを持って、上記待機処理部(待機)32を動作状態にしてから自立的に休止状態に入るようにするものであってもよい。
図6ないし図8には、前記図1のネットワークプリンタの起動動作の一例を説明するフローチャート図がそれぞれに分担して示されている。
図6には、待機処理部の起動から運用状態までのフォローチャート図が示されている。電源投入で起動し、運用開始指示のコマンド受信を待つ(判断501)。運用開始指示コマンドを受信すると、運用状態に遷移し、次のコマンド受信を待つ(判断510)。運用状態では、パケット受信を行うと(判断511)、ネットワーク側論理部からの受信データ(パケット)をパケット受信処理で制御部へ転送する。送信指示コマンドを受け取ると(判断514)、制御部からの送信データをインターフェイスへ送信する(パケット送信処理)。さらに、制御部からの指示で、待機状態に遷移する。
図7には、待機状態のフローチャート図が示されている。パケット受信を行うと(判断521)、インターフェイスからの受信データ(パケット)を、データベースに従って分析し、応答(525)、廃棄(528)および復旧処理を行う。復旧処理では、当該パケットをパケットメモリに記録(529)し、復旧待ち状態に遷移し、復旧信号をアサートする。また、待機状態で、運用開始指示コマンドを受信すると(判断522)、運用状態に遷移する。
図8には、復旧待ち状態のフローチャート図が示されている。インターフェイスからの受信データ(パケット)を、データベースに従って分析し、応答(537)、廃棄(539)および復旧処理を行う。復旧処理は当該パケットをパケットメモリに記録(541)する。復旧待ち状態で、運用開始指示コマンドを受信すると(判断533)、運用状態に遷移する。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、ネットワークは、イーサネット(登録商標)型IEEE802.3ネットワーク等何であってもよい。図1において、パケットメモリとデータベース用のメモリ又はレジスタは、1つのメモリで構成してもよい。待機処理部を構成する各回路部は、前記同様な機能を持つものであれば何であってもよい。
省電力化に向けてネットワーク接続装置毎での適正な電源オン/オフ機構を有するネットワーク待機処理装置及びそれを用いたネットワーク接続装置とネットワークシステムに広く利用できる。
1…パーソナルコンピュータ(ネットワーク接続装置)、2…ネットワーク、3…ネットワークプリンタ(ネットワーク接続装置)、31…ネットワーク側インターフェイス部(ネットワーク側論理,PHY)、32…待機処理部、33…制御部、321…パケット受信&待機処理回路、322…待機状態制御回路、323…パケットメモリ、324…データベースメモリ(レジスタ)、325…パケット送信回路、
20…待機状態、21…運用状態、22…初期設定状態、200…休止状態、201…復旧待ち状態、
310…PHY−LSI、320…待機処理LSI(待機処理部)、330…装置側(制御部)LSI、
20…待機状態、21…運用状態、22…初期設定状態、200…休止状態、201…復旧待ち状態、
310…PHY−LSI、320…待機処理LSI(待機処理部)、330…装置側(制御部)LSI、
Claims (8)
- 制御部と、
ネットワーク側インターフェイス部と、
待機処理部とを有し、
上記制御部は、上記待機処理部により電源投入と起動制御が行われ、
上記待機処理部は、
上記制御部の電源遮断状態から上記起動制御による動作開始までの間に動作が有効とされ、
上記動作の有効状態において、上記ネットワーク側インターフェイス部を介したホスト側からの上記制御部に対する起動信号を含む入力信号の取り込みと保持を行って上記制御部に対して電源投入と起動制御及び上記ネットワーク側インターフェイス部を介して上記入力信号に対応した応答が可能にされる、
ネットワーク接続装置。 - 請求項1において、
上記待機処理部は、それが有効状態でないときには上記ネットワーク側インターフェイス部と上記制御部とを直接的に接続させる、
ネットワーク接続装置。 - 請求項2において、
上記待機処理部は、
ネットワーク側インターフェイス部に対する入力部と、
ネットワーク側インターフェイス部に対する出力部と、
受信処理部と、
メモリ部と、
状態制御部とを有し、
上記受信処理部は、上記入力部を通して入力された上記入力信号の解読とそれに対応した信号処理を行い、
上記状態制御部は、上記受信処理部からの指示を受けて上記制御部に対する状態制御及び状態監視を行い、
上記メモリ部は、上記入力信号に含まれる必要な入力データの記憶と、制御部に対する起動制御に必要なデータベースの記憶を行う、
ネットワーク接続装置 - 請求項3において、
上記制御部は、CPUを含む第1半導体装置で構成され、
上記待機処理部は、第2半導体装置で構成され、
上記ネットワーク側インターフェイス部は、第3半導体装置で構成され、
上記第1半導体装置は、上記待機処理部からの制御信号により電源の遮断/投入が可能にされ、
上記第2半導体装置と第3半導体装置とは、上記ネットワーク側インターフェイス部がネットワークに接続された状態のときに定常的に電源投入が行われる、
ネットワーク接続装置。 - 請求項3において、
上記制御部は、CPU及び上記待機処理部を含んだ第1半導体装置で構成され、
上記ネットワーク側インターフェイス部は、第3半導体装置で構成され、
上記第1半導体装置のCPU部は、上記待機処理部からの制御信号により電源の遮断/投入が可能にされ、
上記待機処理部及び第3半導体装置は、上記ネットワーク側インターフェイス部がネットワークに接続された状態においては定常的に電源投入が行われる、
ネットワーク接続装置。 - 請求項3又は4において、
上記待機処理部は、
上記制御部の運用状態、休止状態及び復旧待ちの3状態を監視制御し、
上記運用状態は、上記制御部に電源投入が行われ、かつ信号の入出力動作が可能な状態であり、
上記休止状態は、上記制御部の電源が遮断された状態であり、
上記復旧待ち状態は、上記制御部の電源投入と起動が行われてから上記運用状態になるまでの待ち時間であり、
上記復旧待ち状態において、上記入力信号の解読とそれに含まれる必要な入力データの記憶及び入力信号に対応した応答が行われる、
ネットワーク接続装置。 - ネットワーク側インターフェイス回路に対する入力部と、
ネットワーク側インターフェイス回路に対する出力部と、
受信処理部と、
メモリ部と、
状態制御部とを有し、
上記受信処理部は、ホスト側からネットワーク及び上記ネットワーク側インターフェイス回路と上記入力部を通した入力信号の解読とそれに対応した信号処理及び上記ホスト側に対する応答が可能とされ、
上記状態制御部は、上記受信処理部からの指示を受け、上記ネットワークに接続される端末装置の制御部に対する電源投入を含む状態制御及び状態監視を行い、
上記メモリ部は、上記入力信号に含まれる必要な入力データの記憶と、上記制御部に対する起動制御に必要なデータベースの記憶を行い、
上記ネットワーク側インターフェイス回路がネットワークに接続された状態においては上記ネットワーク側インターフェイス回路とともに定常的に電源供給が行われる、
ネットワーク待機処理装置。 - ネットワークと、
上記ネットワークに接続される第1及び第2ネットワーク接続装置を有し、
上記第1ネットワーク接続装置は、上記第2ネットワーク接続装置に対して電源投入を含む動作指示を行うホストであり、
上記第2ネットワーク接続装置は、
制御部と、
ネットワーク側インターフェイス部と、
待機処理部とを有し、
上記制御部は、上記待機処理部により電源投入と起動制御が行われ、
上記待機処理部は、上記制御部の電源遮断状態から上記起動制御による動作開始までの間において動作有効状態とされ、非動作有効状態のとき上記ネットワーク側インターフェイス部と上記制御部とを直接的に接続させ、
上記動作有効状態において、上記ネットワーク側インターフェイス部を介した上記ホストからの上記制御部に対する起動信号を含む入力信号の取り込みと保持を行って上記制御部に対して電源投入と起動制御及び上記ネットワーク側インターフェイス部を介して上記入力信号に対応した上記ホストへの応答が可能にされる、
ネットワークシステム。
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JP2015517254A (ja) * | 2012-03-31 | 2015-06-18 | インテル コーポレイション | コンピューティング装置に対するネットワーク駆動のウェイクアップ操作の実行期間中においてパケットを遅延させる方法、装置およびシステム |
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JP2015517254A (ja) * | 2012-03-31 | 2015-06-18 | インテル コーポレイション | コンピューティング装置に対するネットワーク駆動のウェイクアップ操作の実行期間中においてパケットを遅延させる方法、装置およびシステム |
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