JP2010097782A - 支持部材および照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光灯の交換が安全かつ容易に行える支持部材および照明器具を提供する。
【解決手段】蛍光ランプ3の放電する経路に直交する方向の断面の中心を中心Oとし、その中心Oを通り、照明器具本体の取り付け面Bに垂直な線を垂線Sとおく。垂線Sと取り付け面Bが交わる点を中心線Nとおく。ランプホルダ5は、回転軸51と、アーム52と、ホルダ台53と、を備える。アーム52は線対称の形状であり、対称軸を線分Lとする。アーム52の向きを、蛍光ランプ3の放電する経路に直交する平面内で回転軸51を中心として回動可能な向きとなるようにしておき、ホルダ台53を中心線N上に取り付ける。アーム52を回動させ、線分Lの傾きを変化させ、常に線分Lが蛍光ランプ3の中心Oを通るようにすることができ、蛍光ランプ3にかかる応力を少なくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、支持部材および照明器具に関する。
以前から、環形蛍光灯を備えた天井吊り下げ型の照明器具、もしくは、天井直付け型の照明器具が使用されている。環形蛍光灯などの蛍光ランプは管径および管長が規格化されている。以下、管径とは蛍光管の太さ(直径)を示し、管長とは蛍光管の環形の大きさ(直径)を示す。
蛍光ランプは、その規格寸法公差内ではあるが各メーカー毎に管径および管長が異なることがある。また、蛍光管はガラスで形成されているため、管径および管長にばらつきが生じる。そのため、照明器具に合わせた定格の蛍光ランプであっても、固定された支持部材に嵌め合わせにくい場合がある。また、照明器具は高い位置にあることがほとんどであり、蛍光ランプの交換は、はしごなどの上での足場が不安定な位置での作業となるため、容易に短時間で、大きな力を要することなく、作業できることが好ましい。
また、照明器具には、蛍光ランプを電気的に接続するためのソケットがあるが、蛍光ランプが支持部材に固定された状態では、ランプピンとソケットを嵌合させにくかったり、ランプピンとソケットの間に無用な応力がかかる場合がある。
関連する技術の蛍光ランプホルダの一例を図7に示す。図7のランプホルダは、蛍光ランプの中心とアームの中心が同じ位置にある場合は、最も少ない力で蛍光ランプを支持させることができるので、さほど問題は生じない。しかし、左右どちらかにずれた場合は、取り付ける際に、ランプホルダ片側のアームを大きく開くための負荷がかかり、蛍光ランプに余計な応力がかかる場合がある。取り付け後においても、蛍光ランプがランプホルダに固定されるため、ソケットと蛍光ランプの間に無用な応力がかかる場合がある。
特許文献1には、天井吊り下げ灯において、器具本体に一対のランプホルダーを回動自在に支持し、ランプ交換の時に、ランプホルダーを下方へ垂れ下がらせ、円環形蛍光ランプを容易に着脱できる照明器具について記載されている。
特許文献2には、ランプにて押し移動される被操作部材を設け、この被操作部材の移動に伴って支持体を保持解除状態から保持状態に操作する操作機構を設けたランプの保持構造について記載されている。ランプを保持する保持状態と、ランプの脱着を許容する保持解除状態とに切り換えができ、ランプを器具本体に取り付ける作業の効率を改善する。
特許文献3には、器具本体に設けられたランプホルダに管形ランプバルブを支持させた照明器具において、上記ホルダの腕部には管形ランプのバルブ受容部を有するとともにその先端に進退可能なバルブ把持体があり、このバルブ受容部および把持体とで協同してランプバルブを支持していることが記載されている。照明器具へ管形ランプを装着するに際し、ランプホルダとの当接によるバルブの破損防止および装着作業が容易にできるとともに落下防止を図れる。
特許文献4には、環形蛍光ランプの着脱を簡単にし、かつ保持を確実にする事が記載されている。器具本体側に、環形蛍光ランプを着脱可能に保持する第1のランプホルダ体と第2のランプホルダ体を対称位置に設け、第2のランプホルダ体は、第1のランプホルダ体との対称方向に移動可能に設けたラッチを有し、ラッチを対称方向の外方に付勢する付勢手段を有する。ラッチには、器具本体側に臨んで環形蛍光ランプを保持する保持部を設け、器具本体側と反対側に臨んで環形蛍光ランプを保持部に導く傾斜状の導入部を設ける。
特許文献5には、照明器具の台座に枢着した二本の取付リンクと、二本の支持リンクとによって四節リンク機構を形成し、支持リンク先端の支持具によって円形蛍光灯の内側を保持することで、着脱操作時に、取っ手を上下移動して支持リンク等を回動し、支持具を相互に進退する簡易な操作により安定した状態とすることが記載されている。
特許文献6には、照明器具はコネクタ部とソケットとを有し、ソケットはランプの端子と電気的に接続されるようにされたランプ側端部を有する本体部と、ランプ側端部に形成された弧状部を有するレバーとを有している。レバーは、ランプの端子がランプ側端部に挿入・引抜きされる方向を含む面内で回転するように、本体部に取付けられ、ランプの端子がランプ側端部に挿入されたときには、ランプに押されて本体部の中に収められ、他端部がレバーの回転方向に押されたときには、ランプの端子がランプ側端部から引抜かれるようにランプを押し、ランプのソケットへの取付け、取外しを容易におこなうことが記載されている。
特開平05−081916号公報 実開平06−050282号公報 特開平06−096611号公報 特開平10−144127号公報 特開2004−111171号公報 特開2007−087802号公報
特許文献1、3、5では、照明器具本体と近接して取り付けられている蛍光ランプを、作業がしやすい位置や見えやすい位置に引き出すなどして移動させ、蛍光ランプの交換作業を安全に行っている。しかし、交換する蛍光ランプの管径および管長が異なった場合は、取り付けや取り外しの際に、蛍光ランプに過度に力を加えることがある。また、蛍光ランプを支持するランプホルダを照明器具本体から離れた位置までスライドさせるなど、照明器具に機構を備えたりしなければならず、また、照明器具のデザイン性が損なわれる場合がある。
特許文献2の技術は、蛍光ランプを取り付け位置に備えた後の、保持状態と保持解除状態の切り替えについてであり、容易に蛍光ランプの交換が可能となる。しかし、蛍光ランプの管径および管長が異なる場合については考慮されていない。蛍光ランプが大きく保持状態が不十分となる場合は、蛍光ランプの落下を招く場合がある。特許文献4では、移動可能に設けたラッチに蛍光ランプを保持する機能を備えて、容易に蛍光ランプの交換が可能であり、かつ、蛍光ランプの管径が異なった場合にも対応可能である。しかし、照明器具に移動可能で付勢手段を有する保持機構を備えたりしなければならず、また、照明器具のデザイン性が損なわれる場合がある。
特許文献6では、ランプホルダではなく、蛍光ランプの電気的接続を行うソケット側について記載がされている。蛍光ランプを取り付ける際は、ソケットのレバーを切り替え、状態を保持させることで、容易に照明器具本体と電気的接続を維持したまま、蛍光ランプを取り付けることができる。しかし、ランプホルダにより蛍光ランプが固定された場合、蛍光ランプの管径および管長によっては、支持部材と蛍光ランプとの間に応力が生じうることに変わりはない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、蛍光灯の交換が安全かつ容易に行える支持部材および照明器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る支持部材は、
照明器具の本体部に蛍光灯を支持させる支持部材であって、
前記蛍光灯を支持する位置の蛍光灯の管に対向する前記本体部の取り付け面の位置を支点として、前記蛍光灯の放電する経路に直交する方向に移動可能であることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る照明器具は、
環状の蛍光灯を使用する照明器具であって、
本発明の第1の観点に係る支持部材を少なくとも1つ備え、
前記蛍光灯を前記支持部材が支持する位置を含む2つ以上の位置で、前記蛍光灯を支持することを特徴とする。
本発明によれば、蛍光灯の交換が安全かつ容易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
図1は、本発明の実施の形態に係る直付け照明器具の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る支持部材と蛍光ランプとの関係を示す構成概略図である。図2(a)は外装側から見た平面図であり、図2(b)は図2(a)のG−G線断面図である。
照明器具1は、照明器具本体2、蛍光ランプ3、ランプソケット4、ランプホルダ(支持部材)5、点灯回路7、遠隔制御受信部8、外装9を備える。蛍光ランプ3、ランプソケット4、ランプホルダ(支持部材)5、点灯回路7および遠隔制御受信部8は、照明器具本体2の筐体に固定されている。
照明器具1は、大小2つの円形の蛍光ランプ3を備える。以下、管径とは蛍光ランプ3の管の太さ(直径)を示し、管長とは蛍光ランプ3の環形の大きさ(直径)を示す。蛍光ランプ3は、管径および管長を基準寸法とする。蛍光ランプ3は、照明器具本体2と電気的接続を行うためのランプピンを備える。ランプソケット4は、ランプピン受けとランプ押さえから構成される。ランプピン受けは、蛍光ランプ3のランプピンが挿入できるようになっており、照明器具本体2と蛍光ランプ3を電気的に接続することができる。ランプ押さえは、蛍光ランプ3を固定し、照明器具本体2と蛍光ランプ3を電気的に接続した状態を維持することができる。ランプソケット4と2つのランプホルダ5を蛍光ランプ3の環形に等間隔に配置する。
ランプホルダ5は、回転軸51と、アーム52と、ホルダ台53と、を備える。アーム52は線対称の形状であり、対称軸を線分Lとする。また、アーム52の回転軸51を中心とした回動と、アーム52の開閉は、同じ平面内で行われる。便宜的に、蛍光ランプ3の環の内側にあるアーム52をアーム52a、環の外側にあるアーム52をアーム52b、とする。線分L上にあって、アーム52が開閉するときの支点をアーム支点52cとおく。
蛍光ランプ3の放電する経路に直交する方向の断面の中心を中心Oとする。中心Oを通り、照明器具本体2の取り付け面Bに垂直な線を垂線Sとおく。垂線Sと取り付け面Bが交わる点を中心線Nとおく。蛍光ランプ3は環形に放電する経路を有するので、中心線Nは円を描く。
あらかじめ照明器具本体2の取り付け面Bの中心線N上に、ランプホルダ5を、ネジなどで固定して取り付けておく。このときアーム52の向きは、蛍光ランプ3の放電する経路に直交する平面内で回転軸51を中心として回動可能な向きとなるようにしておき、ホルダ台53が中心線N上に位置するように、ランプホルダ5を取り付ける。
ランプホルダ5に蛍光ランプ3を着脱するとき、蛍光ランプ3の中心Oは垂線Sに沿って移動する。垂線Sとランプホルダ5の線分Lが一致するとき、左右のアーム52a、52bを等しい距離だけ開閉しながら、アーム52で蛍光ランプ3を挟持することができる。
ランプホルダ5に蛍光ランプ3を取り付ける場合、アーム52を開き、アーム52間の距離を管径より大きくする。アーム52の間に蛍光ランプ3が納まった状態でアーム52を閉じ、両側から挟持させる。蛍光ランプ3を用いる場合は、垂線Sと線分Lが一致した状態であるので、左右のアーム52a、52bは同じ距離だけ開閉し、均等に負荷が加わる。実際の作業においては、まず蛍光ランプ3をアーム52に添え、そのまま蛍光ランプ3を押し込むようにして、ランプホルダ5に蛍光ランプ3を挟持させる。蛍光ランプ3の中心Oを垂線Sに沿って動かすことで、蛍光ランプ3へ掛かる負担が最も小さい状態で、蛍光ランプ3の取り付けや取り外しができる。
照明器具1は、天井面または壁面などに、フックを兼ねたコネクタで取り付けられる。照明器具本体2と天井面などの間に、照明器具1を安定させるために、スペーサ18が介在する。照明器具1はコネクタを介して電力線に接続し、例えば100Vの交流電力が供給される。点灯回路7は電力線に接続し、蛍光ランプ3を点灯させる。照明器具1の点灯制御は、リモコンなどの点灯制御装置(図示せず)で行う。具体的には、照明器具1の遠隔制御受信部8に信号を送信し、点灯回路7に内蔵された論理回路またはその半導体集積回路などを制御することで光源の点灯と消灯を行う。
外装9は、光を透過する材質、例えばアクリルなどで形成される。蛍光ランプ3は、外装9を通して光を照射し、室内全体を照明する。
図2では蛍光ランプ3の管径および管長は基準寸法であり、ランプホルダ5の線分Lと垂線Sは一致し、蛍光ランプ3の中心Oは垂線Sの上を移動する。図7のランプホルダ6に置き換えた場合であっても、ランプホルダ6の線分Lと垂線Sは一致し、蛍光ランプ3の中心Oは垂線Sの上を移動する。蛍光ランプ3が基準寸法で形成されている場合は、本発明の実施の形態にかかるランプホルダ5であっても、関連する技術のランプホルダ6であっても、蛍光ランプ3に掛かる応力を少なくして、照明器具1へ蛍光ランプ3の着脱が可能となる。
実際の製品においては、基準寸法と一致することはほとんどない。例えば、加工における精度の変動や、材料によるばらつきが生じるなどして、寸法の誤差を有する。そのため、製品には、作り込みの精度等を加味し、一定の品質を維持できる範囲内で、公差が設定されている。
以下、規格寸法公差内ではあるが、管径や管長が異なる場合の蛍光ランプ30を例に挙げて説明する。図3および図4に示す蛍光ランプ30は、管径は基準寸法と同じであるが、管長は規格寸法公差の範囲内で基準寸法より大きい場合とする。図3は、本発明の実施の形態に係る支持部材と蛍光ランプとの関係を示す構成概略図で、外装側から見た平面図を示す。図4は図3のH−H線断面図であり、図4(a)は蛍光ランプを取り付ける前のランプホルダ、図4(b)は蛍光ランプを取り付けた後のランプホルダを示す。
蛍光ランプ30の放電する経路に直交する方向の断面の中心を中心Oとする。中心Oを通り、照明器具本体2の取り付け面Bに垂直な線を垂線Tとおく。垂線Tと取り付け面Bが交わる点を中心線Mとおく。蛍光ランプ30は環形に放電する経路を有するので、中心線Mは円を描く。中心線Mは中心線Nを内包する。
蛍光ランプ30を照明器具本体2に取り付けるとき、ランプソケット4のランプピン受けと蛍光ランプ30のランプピンを接続させ、電気的接続を行うので、蛍光ランプ30がランプソケット4に接続する位置は決められる。中心線Mはランプソケット4の位置で中心線Nと内接するが、取り付け面Bの中心線N上に配置されているランプホルダ5の位置では、中心線Mは中心線Nより外側にある。すなわち、蛍光ランプ30はランプホルダ5に納まりにくい位置にある。
関連する技術の、図7に示すランプホルダ6を用いた場合、蛍光ランプ30を挟持する際に、環の内側にあるアーム52aは蛍光ランプ30に掛かる量が小さいのでほとんど開く必要はないが、環の外側にあるアーム52bは蛍光ランプ30に掛かる量が大きく、アーム52bを充分に広げる必要がある。蛍光ランプ30をランプホルダ6に押し込むようにして取り付ける場合、蛍光ランプ30のアーム52bが掛かる部分に、応力が集中して加わる。片手でアーム52bを広げながら、蛍光ランプ30をランプホルダ6に嵌め込みしてもよい。しかし、アーム52bを広げるために大きな力を要する。さらに、広げたアーム52には復元力が作用するため、勢いよくアーム52bが戻り、蛍光ランプ30に当たる場合がある。
ランプホルダ6で蛍光ランプ30を支持する力と、ランプソケット4のランプ押さえが蛍光ランプ30を押さえる力を比べると、押さえる力は支持する力の同等以下であることが多い。そのため、中心線Nに並べられたランプホルダ6に蛍光ランプ30を嵌め込むと、蛍光ランプ30はランプホルダ6に支持され、ランプソケット4から外れる向きに移動する。また、ランプホルダ6のアーム52bに作用する復元力が蛍光ランプ30に加えられ、ランプソケット4から外れる向きに応力を受ける。
本発明の実施の形態にかかるランプホルダ5を用いた場合について、説明する。ランプホルダ5のアーム52は、蛍光ランプ30の放電する経路に直交する平面内で、中心線N上にあるホルダ台53の回転軸51を中心として回動可能である。
ランプホルダ5に蛍光ランプ30を着脱するとき、蛍光ランプ30の中心Oは垂線Tに沿って移動する。このときアーム52を回動させて、ランプホルダ5の線分Lの傾きを変化させることで、常に線分Lが、垂線T上を移動する蛍光ランプ30の中心Oを通るようにランプホルダ5の位置を変えることができる。例えば、図4(a)に示すように蛍光ランプ30を取り付けようとするときは、回転軸51を頂点として、垂線Sと線分Lでなす角Xが傾きの大きさとなる。また、図4(b)に示すように蛍光ランプ30を取り付けたときは、回転軸51を頂点として、垂線Sと線分Lでなす角Yが傾きの大きさとなり、角Yは角Xより大きく、傾きが大きくなる。
蛍光ランプ30を取り付け始めから取り付けるまでの間、線分Lの傾きは徐々に大きくなり、その傾斜角は、角Xから角Yの大きさになる。角Xから角Yのどの角度においても、線分Lは、垂線T上を移動する蛍光ランプ30の中心Oを通るようにすることができ、線分Lと蛍光ランプ30の中心Oが常に対向する状態となる。この状態から蛍光ランプ30を押し込むと、ランプホルダ5のアーム52a、52bは等しく両側に開き、その間が管径だけ開いたときに、蛍光ランプ30が嵌まり込む。ランプホルダ5に加える力が小さくて済み、蛍光ランプ30に掛かる応力が少なくて済むので、簡単に蛍光ランプ30を取り付けできる。
蛍光ランプ30を取り付けた後も、蛍光ランプ30は、掛かる応力は小さく、左右のアーム52a、52bから均等にその反力を受け、力が偏ることもないので、垂線T上の中心線Mに平行な位置に維持される。このとき蛍光ランプ30を支持しているランプソケット4に、蛍光ランプ30を外す向きに力が働くことがない。
図5は、本発明の実施の形態に係る支持部材の変形例を示す断面図で、ランプホルダは円弧状のアームを有しており、蛍光ランプの放電する経路に直交する断面を取り囲むようにして支持する。図5(a)はアームが弾性体からなるタイプで、アームに蛍光ランプを嵌め込むように支持する。図5(b)は、アームの先に弾性体からなるランプ押さえを有しており、アームとランプ押さえとで蛍光ランプを挟み込むように支持する。
図5(a)のランプホルダ50aは、円弧状のアーム54を備え、そのアーム54の一部を回転軸51に支持されている。アーム54が固定されている場合、蛍光ランプ30を取り付けると、蛍光ランプ30の保持が不充分となる。もしくは、アーム54が蛍光ランプ30を外す向きに押すことで、ランプソケット4での接続が不充分となる。また、弾性体からなるアーム54を変形させるために、無理な力を加えなければならなかったり、アーム54の復元力により蛍光ランプ30に大きな応力がかかり、アーム54が蛍光ランプ30に当たる場合がある。
本実施の形態におけるランプホルダ50aは、回転軸51を中心にアーム54が回動する。蛍光ランプ30の位置に合わせてアーム54を傾け、ランプホルダ50aのアーム54の開口する位置を動かすことができ、蛍光ランプ30にかかる応力が少ない状態で、蛍光ランプ30を嵌め込むことができ、簡単に蛍光ランプ30の着脱が行える。また、蛍光ランプ30の大きさに合わせた位置にランプホルダ50aで支持することができ、無用な応力をかけることがない。そのため、蛍光ランプ30の全体をある方向に付勢したり、蛍光ランプ30を拡大または縮小する方向に応力をかけることなく保持することができ、蛍光ランプ30とランプソケット4との間に余分な応力が生じにくい。
図5(b)のランプホルダ50bは、アーム54の先にあるランプ押さえ55で、ランプ押さえ55を有する。蛍光ランプ30の交換は、アーム54が開口するようにランプ押さえ55を開いた状態で行う。このランプホルダ50bは、アーム54の回動が行われなくても、蛍光ランプ30の着脱が容易にできる。しかし、アーム54が回動することで、蛍光ランプ30の管径や管長が異なるときであっても、大きさに合わせて蛍光ランプ30の位置を調整できる。余分な応力をかけずに蛍光ランプ30をランプホルダ50bで支持し、照明器具本体2に取り付けることで、蛍光ランプ30とランプソケット4およびアーム54との間に余分な応力が発生するのを防止する。
図6は、本発明の実施の形態に係る支持部材の変形例を示す断面図である。ランプホルダのアームの形状は関連する技術のランプホルダと同じ形状であるが、ホルダ台にスライド機構を有しており、蛍光ランプの放電する経路で張られる平面と平行に移動可能である。
ランプホルダ50は、ホルダ台53にスライド機構56を備え、アーム52をホルダ台53上で移動することができる。蛍光ランプ30の中心Oが、垂線S上にないときであっても、スライド機構56によりアーム52を移動することで、線分Lの位置を移動することができ、線分Lと垂線Sを一致させることができる。したがって、蛍光ランプ30に掛かる応力が最も少ない状態で、蛍光ランプ30の着脱が可能となる。また、掛かる応力が少ない状態を維持できるので、蛍光ランプ30と照明器具本体2を嵌合したままに保つことができる。
さらに、ランプホルダ50は、回転軸51とスライド機構56とを兼ね添えた機能を有していてもよい。蛍光ランプ30の位置に合わせて、ランプホルダ50を平行に移動し、かつ回動させることで、蛍光ランプ30を小さい力で取り付けや取り外しができ、保持している間に掛かる応力を少なくできる。蛍光ランプ30の着脱の際に簡単かつ安全に作業ができ、蛍光ランプ30を照明器具本体2に保持し、嵌め合わせた状態を維持できる。
以上、説明したように、本発明によれば、蛍光灯の交換が安全かつ容易に行うことができる。
さらに、照明器具に備えられている関連する技術のランプホルダ(支持部材)を、本発明の支持部材と交換することが可能である。支持部材はネジなどで固定されているので簡単に交換でき、照明器具本体を交換することなく、蛍光灯の交換が安全かつ容易に行うことができる機能を付加することができる。
前記の照明器具においては、円環の蛍光ランプを例に挙げて説明しているが、蛍光ランプは円環に限らず、U字形状や楕円形など、任意の形状の蛍光ランプにも本発明は適用できる。
その他、前記の照明器具の形状や種類、照明器具に備える蛍光ランプの数、蛍光ランプの管径および管長は一例であり、管径が大きい場合や小さい場合、管長が大きい場合や小さい場合、もしくはそれらの組合せの場合であってもよい。また、本実施の形態の例で示した、ランプホルダ(支持部材)の形状や材質、取り付ける位置や数などは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係る照明器具について、好ましくは、前記支持部材は、前記蛍光灯を前記照明器具に取り付けたときの前記蛍光灯の放電する経路で張られる平面と平行に移動可能であることを特徴とする。
好ましくは、前記支持部材は、前記支点を中心に回動可能であることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記支持部材は、前記蛍光灯を前記照明器具に取り付けたときの前記蛍光灯の放電する経路で張られる平面と平行に移動可能であって、かつ、前記支点を中心に回動可能であることを特徴とする。
好ましくは、前記支持部材は、前記蛍光灯の放電する経路に直交する断面を取り囲むように支持する円弧状のアームを備えることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記支持部材は、前記蛍光灯の放電する経路に直交する断面を両側から挟み込むように支持する2本のアームを備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る直付け照明器具の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る支持部材と蛍光ランプとの関係を示す構成概略図である。(a)は外装側から見た平面図であり、(b)は(a)のG−G線断面図である。 本発明の実施の形態に係る支持部材と蛍光ランプとの関係を示し、外装側から見た平面図である。蛍光ランプが基準寸法と異なる場合を示す。 図3のH−H線断面図である。(a)は蛍光ランプを取り付ける前、(b)は蛍光ランプを取り付けた後を示す。 本発明の実施の形態に係る支持部材の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る支持部材の変形例を示す断面図である。 関連する技術の支持部材(蛍光ランプホルダ)の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 照明器具
2 照明器具本体
3、30 蛍光ランプ
4 ランプソケット
5、6 ランプホルダ(支持部材)
51 回転軸
52、54 アーム
52c アーム支点
53 ホルダ台
56 スライド機構
L 線分
M、N 中心線

Claims (7)

  1. 照明器具の本体部に蛍光灯を支持させる支持部材であって、
    前記蛍光灯を支持する位置の蛍光灯の管に対向する前記本体部の取り付け面の位置を支点として、前記蛍光灯の放電する経路に直交する方向に移動可能であることを特徴とする支持部材。
  2. 前記支持部材は、前記蛍光灯を前記照明器具に取り付けたときの前記蛍光灯の放電する経路で張られる平面と平行に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の支持部材。
  3. 前記支持部材は、前記支点を中心に回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の支持部材。
  4. 前記支持部材は、前記蛍光灯を前記照明器具に取り付けたときの前記蛍光灯の放電する経路で張られる平面と平行に移動可能であって、かつ、前記支点を中心に回動可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の支持部材。
  5. 前記支持部材は、前記蛍光灯の放電する経路に直交する断面を取り囲むように支持する円弧状のアームを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の支持部材。
  6. 前記支持部材は、前記蛍光灯の放電する経路に直交する断面を両側から挟み込むように支持する2本のアームを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の支持部材。
  7. 環状の蛍光灯を使用する照明器具であって、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の支持部材を少なくとも1つ備え、
    前記蛍光灯を前記支持部材が支持する位置を含む2つ以上の位置で、前記蛍光灯を支持することを特徴とする照明器具。
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