JP2010096432A - 空調機の運転制御装置及び空調機の運転制御方法 - Google Patents

空調機の運転制御装置及び空調機の運転制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空調機の断続運転状態が継続することを防止することができ、空調機が消費する電力量が増加することを抑制することができる空調機の運転制御装置及び空調機の運転制御方法を提供する。
【解決手段】所定の空間2を空調する複数の空調機の空調運転を制御する空調機の運転制御装置30において、複数の空調機を構成し所定の空間に設けられた室内機10A〜10Lに接続された室外機20A〜20Fの消費電流及び所定の空間の外部における外気の温度に基づいて、所定の空間の空調負荷を算出する空調負荷算出部31Aと、空調負荷算出部によって算出された空調負荷に応じ、複数の空調機の内から空調運転状態に制御可能な空調機を選定する空調機選定部31Aと、空調機選定部によって選定された空調機を連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転するように調整する空調機運転状態調整部31Aと、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、所定の空間を空調する複数の空調機の空調運転を制御する空調機の運転制御装置及び空調機の運転制御方法に関する。
例えば、特許文献1には、空調空間を複数台の空調機によって空調する場合に、空調機の運転効率を改善する空気調和装置の運転制御装置が開示されている。特許文献1の運転制御装置は、複数台の空調機の内の各空調機の近傍における空調空間の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した温度に基づいて各空調機の空調能力を制御する制御手段とを備えるものであって、各空調機の空調能力の均一化信号を出力する信号出力手段と、該信号出力手段の均一化信号を受けて各空調機の空調能力を均一にする方向に前記制御手段による各空調機の制御を補正する補正手段と、を備えている。
上記の運転制御装置によれば、信号出力手段によって、上記の均一化信号が出力されると、該均一化信号によって補正手段が作動することにより、各空調機の空調能力が均一化する方向に変化する。これにより、一部の空調機が高能力で運転することを抑えることができるため、空調機全体としての消費電力量を低減させることができ、空調機全体の運転効率を向上させることができる。
特開平3−1031号公報
しかしながら、上記の運転制御装置では、各空調機の空調能力が均一化されるものの、該各空調機が低能力で均一に運転する状態になることが考えられる。このような場合には、例えば、各空調機を構成する室外機の圧縮機が運転状態と停止状態とを繰り返す断続運転状態が継続することがある。このため、断続運転状態が継続することにより、圧縮機を停止状態から運転状態に切り替える際に該圧縮機を頻繁に起動させると、圧縮機を連続して運転させる場合に比べて、該圧縮機を起動させるために消費される電力が増加する。これにより、複数台の空調機が停止状態から運転状態に切り替わる動作が継続し、該複数の空調機が頻繁に起動を繰り返すことになると、上記の圧縮機を起動させるために消費される電力の増加に伴って、空調機が消費する電力量が増加してしまうことが懸念される。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、空調機の断続運転状態が継続することを防止することができ、空調機が消費する電力量が増加することを抑制することができる空調機の運転制御装置及び空調機の運転制御方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る空調機の運転制御装置は、所定の空間を空調する複数の空調機の空調運転を制御する空調機の運転制御装置において、前記複数の空調機を構成し前記所定の空間に設けられた室内機に接続された室外機の消費電流及び前記所定の空間の外部における外気の温度に基づいて、前記所定の空間の空調負荷を算出する空調負荷算出部と、前記空調負荷算出部によって算出された前記空調負荷に応じ、前記複数の空調機の内から空調運転状態に制御可能な前記空調機を選定する空調機選定部と、前記空調機選定部によって選定された前記空調機を連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転するように調整する空調機運転状態調整部と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明に係る空調機の運転制御装置によれば、空調機運転状態調整部が、空調機選定部によって選定されて空調運転状態に制御可能な空調機を、連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整する。このため、空調機運転状態調整部によって、空調機を連続運転状態に維持させることが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整することにより、前記空調機運転状態調整部によって、連続運転状態に調整された空調機は、断続運転状態が継続することがない。これにより、断続運転状態の際に空調機が停止状態から運転状態に切り替わる動作が継続することを防ぐことができるため、前記停止状態から前記運転状態に切り替わる際に空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することができる。したがって、空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することに伴って、該空調機が消費する電力量が増加することを抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記空調機運転状態調整部は、前記空調機選定部によって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する任意の空調機が存在すると判断した場合には、該任意の空調機の空調運転を停止する制御を行うと共に、前記空調機運転状態調整部は、前記任意の空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で該任意の空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行うことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、空調機運転状態調整部は、空調機選定部によって選定された前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する任意の空調機が存在すると判断した場合には、該任意の空調機の空調運転を停止する制御を行う。このため、空調機運転状態調整部によって、目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転すると判断された任意の空調機の空調運転を停止する制御を行うことにより、該任意の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
さらに、空調機運転状態調整部は、前記任意の空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で該任意の空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行う。このため、前記任意の空調機の空調運転を停止させた場合であっても、空調機運転状態調整部が、該停止させた任意の空調機の空調能力を、前記他の空調機に補償させる制御を行うことにより、該他の空調機によって、上記の所定の空間の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、空調機運転状態調整部が、前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行うことにより、該他の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記複数の空調機の少なくとも一部は互いに異なる空調能力を有するものであって、前記空調機運転状態調整部は、前記空調機選定部によって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する第1選定空調機が存在すると判断した場合には、前記選定空調機の内で前記第1選定空調機とは異なる他の空調機の空調能力を、該第1選定空調機に補償させて、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行い、前記空調機運転状態調整部は、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の上限値を上回る負荷率で空調運転する第2選定空調機が存在すると判断した場合には、該第2選定空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で前記第2選定空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該第2選定空調機及び該他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、空調機運転状態調整部は、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する第1選定空調機が存在すると判断した場合には、選定空調機の内で第1選定空調機とは異なる他の空調機の空調能力を、該第1選定空調機に補償させて、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行う。このため、空調機運転状態調整部が、前記他の空調機の空調能力を、前記第1選定空調機に補償させることにより、第1選定空調機及び前記他の空調機によって、上記の所定の空間の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、空調機運転状態調整部が、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことにより、第1選定空調機及び前記他の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
さらに、空調機運転状態調整部は、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の上限値を上回る負荷率で空調運転する第2選定空調機が存在すると判断した場合には、第2選定空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で第2選定空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該第2選定空調機及び該他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行う。このため、空調機運転状態調整部が、第2選定空調機の空調能力を、前記他の空調機に補償させることにより、第2選定空調機及び前記他の空調機によって、上記の所定の空間の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、空調機運転状態調整部が、前記第2選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことにより、第2選定空調機及び前記他の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
請求項4の発明は、請求項2において、前記室内機の送風機を運転させる制御を行う送風機運転制御信号を生成する送風機運転制御信号生成部を備え、前記空調機運転状態調整部が、前記任意の空調機の空調運転を停止する制御を行う場合には、前記送風機運転制御信号生成部によって、前記任意の空調機を構成する前記室内機の送風機に前記送風機運転制御信号を送信することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、空調機運転状態調整部が、前記任意の空調機の空調運転を停止させる制御を行う場合には、送風機運転制御信号生成部によって、室内機の送風機を運転させる制御を行う送風機運転制御信号を、前記任意の空調機を構成する室内機の送風機に送信する。このため、送風機運転制御信号によって、室内機の送風機を運転させることにより、該送風機が上記の所定の空間内の空気を循環させることができる。したがって、所定の空間内の空気を循環させることにより、該空間内の空調された空気を前記空間内に行き渡らせることが可能になる。これにより、前記空間内に温度差が生じることを抑えることができるため、該空間内の温度が均一になるようにして、前記空間内の快適性が低下することを抑えることができる。
請求項5の発明に係る空調機の運転制御方法は、所定の空間を空調する複数の空調機の空調運転を制御する空調機の運転制御方法において、前記複数の空調機を構成し前記所定の空間に設けられた室内機に接続された室外機の消費電流及び前記所定の空間の外部における外気の温度に基づいて、前記所定の空間の空調負荷を算出する空調負荷算出ステップと、前記空調負荷算出ステップによって算出された前記空調負荷に応じ、前記複数の空調機の内から空調運転状態に制御可能な前記空調機を選定する空調機選定ステップと、前記空調機選定ステップによって選定された前記空調機を連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転するように調整する空調機運転状態調整ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項5の発明に係る空調機の運転制御方法によれば、空調機運転状態調整ステップが、空調機選定ステップによって選定されて空調運転状態に制御可能な空調機を、連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整する。このため、空調機運転状態調整ステップによって、空調機を連続運転状態に維持させることが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整することにより、前記空調機運転状態調整ステップによって、連続運転状態に調整された空調機は、断続運転状態が継続することがない。これにより、断続運転状態の際に空調機が停止状態から運転状態に切り替わる動作が継続することを防ぐことができるため、前記停止状態から前記運転状態に切り替わる際に空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することができる。したがって、空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することに伴って、該空調機が消費する電力量が増加することを抑制することができる。
請求項6の発明は、請求項5において、前記空調機運転状態調整ステップは、前記空調機選定ステップによって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する任意の空調機が存在すると判断した場合には、該任意の空調機の空調運転を停止する制御を行うと共に、前記空調機運転状態調整ステップは、前記任意の空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で該任意の空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行うことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、空調機運転状態調整ステップは、空調機選定ステップによって選定された前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する任意の空調機が存在すると判断した場合には、該任意の空調機の空調運転を停止する制御を行う。このため、空調機運転状態調整ステップによって、目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転すると判断された任意の空調機の空調運転を停止する制御を行うことにより、該任意の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
さらに、空調機運転状態調整ステップは、前記任意の空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で該任意の空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行う。このため、前記任意の空調機の空調運転を停止させた場合であっても、空調機運転状態調整ステップが、該停止させた任意の空調機の空調能力を、前記他の空調機に補償させる制御を行うことにより、該他の空調機によって、上記の所定の空間の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、空調機運転状態調整ステップが、前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行うことにより、該他の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
請求項7の発明は、請求項5において、前記複数の空調機の少なくとも一部は互いに異なる空調能力を有するものであって、前記空調機運転状態調整ステップは、前記空調機選定ステップによって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する第1選定空調機が存在すると判断した場合には、前記選定空調機の内で前記第1選定空調機とは異なる他の空調機の空調能力を、該第1選定空調機に補償させて、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行い、前記空調機運転状態調整ステップは、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の上限値を上回る負荷率で空調運転する第2選定空調機が存在すると判断した場合には、該第2選定空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で前記第2選定空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該第2選定空調機及び該他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことを特徴とする。
請求項7の発明によれば、空調機運転状態調整ステップは、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する第1選定空調機が存在すると判断した場合には、選定空調機の内で第1選定空調機とは異なる他の空調機の空調能力を、該第1選定空調機に補償させて、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行う。このため、空調機運転状態調整ステップが、前記他の空調機の空調能力を、前記第1選定空調機に補償させることにより、第1選定空調機及び前記他の空調機によって、上記の所定の空間の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、空調機運転状態調整ステップが、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことにより、第1選定空調機及び前記他の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
さらに、空調機運転状態調整ステップは、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の上限値を上回る負荷率で空調運転する第2選定空調機が存在すると判断した場合には、第2選定空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で第2選定空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該第2選定空調機及び該他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行う。このため、空調機運転状態調整ステップが、第2選定空調機の空調能力を、前記他の空調機に補償させることにより、第2選定空調機及び前記他の空調機によって、上記の所定の空間の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、空調機運転状態調整ステップが、前記第2選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことにより、第2選定空調機及び前記他の空調機が、目標負荷率の範囲を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
請求項8の発明は、請求項6において、前記室内機の送風機を運転させる制御を行う送風機運転制御信号を生成する送風機運転制御信号生成ステップを備え、前記空調機運転状態調整ステップにより、前記任意の空調機の空調運転を停止する制御を行う場合には、前記送風機運転制御信号生成ステップによって、前記任意の空調機を構成する前記室内機の送風機に前記送風機運転制御信号を送信することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、空調機運転状態調整ステップが、前記任意の空調機の空調運転を停止させる制御を行う場合には、送風機運転制御信号生成ステップによって、室内機の送風機を運転させる制御を行う送風機運転制御信号を、前記任意の空調機を構成する室内機の送風機に送信する。このため、送風機運転制御信号によって、室内機の送風機を運転させることにより、該送風機が上記の所定の空間内の空気を循環させることができる。したがって、所定の空間内の空気を循環させることにより、該空間内の空調された空気を前記空間内に行き渡らせることが可能になる。これにより、前記空間内に温度差が生じることを抑えることができるため、該空間内の温度が均一になるようにして、前記空間内の快適性が低下することを抑えることができる。
本発明の空調機の運転制御装置によれば、空調機運転状態調整部が、空調機選定部によって選定されて空調運転状態に制御可能な空調機を、連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整する。このため、空調機運転状態調整部によって、空調機を連続運転状態に維持させることが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整することにより、前記空調機運転状態調整部によって、連続運転状態に調整された空調機は、断続運転状態が継続することがない。これにより、断続運転状態の際に空調機が停止状態から運転状態に切り替わる動作が継続することを防ぐことができるため、前記停止状態から前記運転状態に切り替わる際に空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することができる。したがって、空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することに伴って、該空調機が消費する電力量が増加することを抑制することができる。
本発明の空調機の運転制御方法によれば、空調機運転状態調整ステップが、空調機選定ステップによって選定されて空調運転状態に制御可能な空調機を、連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整する。このため、空調機運転状態調整ステップによって、空調機を連続運転状態に維持させることが可能な目標負荷率の範囲で空調運転させるように調整することにより、前記空調機運転状態調整ステップによって、連続運転状態に調整された空調機は、断続運転状態が継続することがない。これにより、断続運転状態の際に空調機が停止状態から運転状態に切り替わる動作が継続することを防ぐことができるため、前記停止状態から前記運転状態に切り替わる際に空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することができる。したがって、空調機を起動させるために消費する電力が増加することを抑制することに伴って、該空調機が消費する電力量が増加することを抑制することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図4を参照しつつ説明する。図1は、本発明を適用した実施形態の空調システム1の概略構成図である。図1には、平屋建ての店舗2を空調する空調システム1を例示した。空調システム1は、室内機10(10A〜10L)と、室外機20(20A〜20F)と、中央制御装置30とを備えている。ここでは、室内機10及び室外機20として、EHP(Electric Heat Pump)方式を用いたものを例示する。なお、店舗2は、本発明の所定の空間の一例であり、中央制御装置30は、本発明の運転制御装置の一例である。
図示するように、店舗2内には、12台の室内機10A〜10Lが設置されている。各室内機10A〜10Lは、室内ファン11をそれぞれ備えている。室内ファン11は、後述するように、店舗2内の空気を循環させるために用いられる。室内機10A〜10Dは、信号線L1により、2台の室外機20A、20Bに接続されている。加えて、室内機10A〜10Dは、冷媒配管や電気配線(図示せず。)により、2台の室外機20A、20Bに接続されている。
室内機10E〜10Hは、信号線L2により、2台の室外機20C、20Dに接続されている。室内機10I〜10Lは、信号線L3により、2台の室外機20E、20Fに接続されている。室内機10E〜10Hと室外機20C、20Dとの間及び室内機10I〜10Lと室外機20E、20Fとの間には、上述した室内機10A〜10Dと室外機20A、20Bとの間と同様に、冷媒配管や電気配線(図示せず。)が設けられている。
室外機20Aは、圧縮機21Aと、インバータ回路22Aと、室外ファン23Aと、熱交換器(図示せず。)とを備えている。加えて、室外機20Bは、圧縮機21Bと、インバータ回路22Bと、室外ファン23Bと、熱交換器(図示せず。)とを備えている。各圧縮機21A、21Bは、冷媒(例えば代替フロン系冷媒)を圧縮し、熱交換器は、圧縮された冷媒を、気体から液体に変化させた後に、上記の冷媒配管を通じ、室内機10A〜10Dに向けて、前記液体を吐き出す。各室外ファン23A、23Bは、上記の冷媒が気体から液体に変化する時に生じる熱を、各室外機20A、20Bの外部に放出する。
インバータ回路22Aは、上記の圧縮機21A及び信号線L1に接続され、インバータ回路22Bは、上記の圧縮機21B及び信号線L1に接続されている。インバータ回路22A及びインバータ回路22Bには、信号線L1を通じ、後述するように、中央制御装置30によって、インバータ回路22A、22Bの発生周波数を変化させる周波数調整信号が送信される。各インバータ回路22A、22Bによって、各圧縮機21A、21Bを駆動する駆動モータの運転周波数が変更される。その結果として、駆動モータの回転数が可変調整されて、各圧縮機21A、21Bの容量が変化する。これにより、上記の室内機10A〜10Dの空調能力が可変調整される。
室外機20Cは、圧縮機21Cと、インバータ回路22Cと、室外ファン23Cとを備えている。加えて、室外機20Dは、圧縮機21Dと、インバータ回路22Dと、室外ファン23Dとを備えている。上記の各インバータ回路22A、22Bと同様に、各インバータ回路22C、22Dは、室内機10E〜10Hの空調能力を可変調整する。また、上記の室外ファン23A、23Bと同様に、室外ファン23C、23Dは、上記の熱を、各室外機20C、20Dの外部に放出する。
室外機20Eは、圧縮機21Eと、インバータ回路22Eと、室外ファン23Eとを備えている。加えて、室外機20Fは、圧縮機21Fと、インバータ回路22Fと、室外ファン23Fとを備えている。上記の各インバータ回路22A、22Bと同様に、各インバータ回路22E、22Fは、室内機10I〜10Lの空調能力を可変調整する。また、上記の室外ファン23A、23Bと同様に、室外ファン23E、23Fは、上記の熱を、各室外機20E、20Fの外部に放出する。
室外機20Aには、電流検出器CT1が接続され、室外機20Bには、電流検出器CT2が接続されている。各電流検出器CT1、CT2は、各室外機20A、20Bにおいて消費されている電流値をそれぞれ検出する。両電流検出器CT1、CT2は、信号線L5により、中央制御装置30に接続されている。これにより、各電流検出器CT1、CT2によって検出された電流値のデータが、信号線L5を通じ、中央制御装置30に送信される。上記のように、本実施形態では、各室内機10A〜10Dによってそれぞれ消費される電流値ではなく、室外機20A、20Bによってそれぞれ消費される電流値を検出した。その理由は、室内機10〜10Dの設置数(4台)に比べて室外機20A、20Bの設置数(2台)が少ないため、室内機10〜10Dが消費する電流値を検出するために必要な電流検出器の設置数に比べて、室外機20A、20Bが消費する電流値を検出するために必要な電流検出器の設置数を抑えることができるからである。なお、各電流検出器CT1、CT2によって検出される電流は、本発明の室外機の消費電流の一例である。
また、室外機20Aの側面には、サーミスタ25Aが設置され、室外機20Bの側面には、サーミスタ25Bが設置されている。サーミスタ25A、25Bにより、店舗2の外部の温度(外気温度)が検出される。両サーミスタ25A、25Bは、信号線L6によって、中央制御装置30に接続されている。これにより、各サーミスタ25A、25Bによって検出された温度データが、信号線L6を通じ、中央制御装置30に送信される。
室外機20Cには、電流検出器CT3が接続され、室外機20Dには、電流検出器CT4が接続されている。両電流検出器CT3、CT4は、信号線L7により、中央制御装置30に接続されている。これにより、上記の電流検出器CT1、CT2を用いた場合と同様に、各電流検出器CT3、CT4によって検出された電流値のデータが、信号線L7を通じ、中央制御装置30に送信される。
また、両室外機20A、20Bと同様に、室外機20Cの側面には、サーミスタ25Cが設置され、室外機20Dの側面には、サーミスタ25Dが設置されている。両サーミスタ25C、25Dは、信号線L8によって、中央制御装置30に接続されている。これにより、上記のサーミスタ25A、25Bを用いた場合と同様に、各サーミスタ25C、25Dによって検出された温度データが、信号線L8を通じ、中央制御装置30に送信される。
室外機20Eには、電流検出器CT5が接続され、室外機20Fには、電流検出器CT6が接続されている。両電流検出器CT5、CT6は、信号線L9により、中央制御装置30に接続されている。これにより、上記の電流検出器CT1、CT2を用いた場合と同様に、各電流検出器CT5、CT6によって検出された電流値のデータが、信号線L9を通じ、中央制御装置30に送信される。
また、両室外機20A、20Bと同様に、室外機20Eの側面には、サーミスタ25Eが設置され、室外機20Fの側面には、サーミスタ25Fが設置されている。両サーミスタ25E、25Fは、信号線L10によって、中央制御装置30に接続されている。これにより、上記のサーミスタ25A、25Bを用いた場合と同様に、各サーミスタ25E、25Fによって検出された温度データが、信号線L10を通じ、中央制御装置30に送信される。
中央制御装置30は、マイクロコンピュータ31と、操作部32と、表示部33とを備えている。マイクロコンピュータ31は、演算処理部31Aと、信号生成部31Bとを備えている。演算処理部31Aは、信号生成部31Bに接続されている。信号生成部31は、社内LAN5に接続されている。社内LAN5には、上記の信号線L1〜L3がそれぞれ接続されている。社内LAN5に加えて、信号生成部31Bには、上記の信号線L5〜L10がそれぞれ接続されている。信号生成部31Aは、演算処理部31Aの演算結果に基づいて、各種の運転制御信号を生成する。
操作部32は、演算処理部31Aに接続されている。操作部32は、電源スイッチ及びモード切替スイッチを備えている。ここでは、モード切替スイッチを操作することにより、通常運転モード又は省エネルギー運転モードに切り替えることができる。電源スイッチは、操作部32をオン状態又はオフ状態に切り替える際に操作される。さらに操作部32は、店舗2内の室温を設定する室温設定ボタンを備えている。
表示部33は、信号生成部31Bに接続されている。表示部33には、例えば、上記の各電流検出器CT1〜CT6によって検出された電流値、上記の各サーミスタ25A〜25Fによって検出された温度の値、室内機10A等や室外機20A等の運転状態、店舗2内の温度の値等を表示する。ここでは、信号生成部31Bが、上記の各電流検出器CT1〜CT6によって検出された電流値に基づいて、室内機10A等や室外機20A等の運転状態を表示する画像信号を生成する。この画像信号によって、表示部33に該運転状態を示す画像を表示する。また、例えば、店舗2内の適宜の位置にサーミスタを設置することにより、該サーミスタによって検出された温度データに基づいて、表示部33に店舗2内の温度を表示する。
次に、上記のモード切替スイッチによって省エネルギー運転モードに切り替えられた際に、マイクロコンピュータ31が実行する空調運転(ここでは冷房運転)の処理について説明する。マイクロコンピュータ31の演算処理部31Aは、図2に示すように、データ取得処理(S10)と、空調負荷第1算出処理(S20)と、空調機負荷率第1算出処理(S30)と、空調機運転台数決定処理(S40)と、冷房運転を停止させる室外機があるか否かの判断(S50)と、室内ファン運転制御処理(S60)と、圧縮機駆動モータ制御処理(S70)と、操作部32がオフ状態であるか否かの判断(S80)を順次実行する。
データ取得処理(S10)では、上述した店舗2の外部の温度データや各室外機20A〜20Fにおいて消費されている電流値のデータを取得する処理を実行する。ここでは、上記の各信号線L5〜L10を通じ、演算処理部31Aに、前記温度データ及び前記電流値のデータが入力される。その後、演算処理部31Aは、前記温度データ及び前記電流値のデータを、データ記憶部(図示せず。)に記憶する処理を実行する。前記電流値のデータは、上記の室温設定ボタンによって設定された温度の値に応じて変化する。なお、データ記憶部の一例としては、RAM(Random Access Memory)が挙げられる。
空調負荷第1算出処理(S20)では、データ記憶部に記憶された上記の温度データ及び上記の電流値のデータに基づいて、店舗2の空調負荷を算出する処理を実行する。以下の説明では、4台の室内機10A〜10D及び2台の室外機20A、20Bによってグループ1、4台の室内機10E〜10H及び2台の室外機20C、20Dによってグループ2、4台の室内機10I〜10L及び2台の室外機20E、20Fによってグループ3がそれぞれ形成されるものとする。
本実施形態では、2台の室外機20A、20Bとして、定格(最大)空調冷房能力が56kW、20馬力相当のものを例示する。空調負荷第1算出処理(S20)では、最初に、上記の電流検出器CT1、CT2によって検出された電流値と電圧値(ここでは200V)の乗算処理によって、グループ1を形成する室外機20A、20Bの消費電力値を算出する。ここでは、前記乗算処理により、室外機20A、20Bの合計消費電力値が8.5kWとなった。
続いて、空調負荷第1算出処理(S20)では、室外機の消費電力と該室外機の空調能力との関係を示す特性図(図3参照。)を用いることにより、室外機20A、20Bの空調能力を算出する。図3に示した特性図を用いる際には、演算処理部31Aによって、上記のデータ記憶部から温度データが読み出される。ここでは、該温度データに基づいて、店舗2の外部の温度が30℃であることを検出した。図3中の温度値(20℃、25℃、30℃、35℃)は、店舗2の外部の温度の値を示す。
その後、店舗2の外部の温度が30℃のときの室外機の消費電力と該室外機の空調能力との関係を示す特性図(図3参照。)を用い、該特性図から、上記の合計消費電力値(8.5kW)に対する室外機20A、20Bの空調能力値(30kW)を読み取る。ここでは、8.5kWの合計消費電力値は、定格(最大)消費電力値(18kW)の約47%に該当し、30kWの空調冷房能力値は、定格(最大)空調冷房能力値(56kW)の約54%に該当する。
空調負荷第1算出処理(S20)では、上述したグループ1を形成する室外機20A、20Bの空調能力を読み取る場合と同様の処理により、図3に示した特性図から、グループ2を形成する室外機20C、20Dの空調能力値、グループ3を形成する室外機20E、20Fの空調能力値をそれぞれ読み取る。ここでは、室外機20C、20Dの空調能力値が32kWとなり、室外機20E、20Fの空調能力値が28kWとなった。なお、室外機20C、20Dの合計消費電力値(9kW)を算出する際には、上記の電流検出器CT3、CT4によって検出された電流値を用い、室外機20E、20Fの合計消費電力値(8kW)を算出する際には、上記の電流検出器CT5、CT6によって検出された電流値を用いた。
空調負荷第1算出処理(S20)では、最後に、室外機20A、20Bの空調能力値(30kW)と、室外機20C、20Dの空調能力値(32kW)と、室外機20E、20Fの空調能力値(28kW)を加算処理する。この加算処理の結果が、店舗2の空調負荷となる。ここでは、前記空調負荷が、90kW(=30kW+32kW+28kW)となった。なお、空調負荷第1算出処理(S20)は、本発明の空調負荷算出ステップの一例であり、演算処理部31Aは、本発明の空調負荷算出部の一例である。
空調機負荷率第1算出処理(S30)では、空調負荷第1算出処理(S20)によって算出された空調負荷に応じ、冷房運転を行うことが可能な室外機の負荷率を算出する処理を実行する。空調機負荷率第1算出処理(S30)では、最初に、上記の空調負荷(90kW)を、冷房運転を行うことが可能な室外機の組数(ここでは、室外機20A、20Bと、室外機20C、20Dと、室外機20E、20Fの3組)で除算する処理を実行する。これにより、1組の室外機が分担する空調負荷(ここでは30kW)が算出される。なお、冷房運転を行うことが可能な組数の室外機は、本発明の選定空調機の一例である。また、空調機負荷率第1算出処理(S30)は、本発明の空調機選定ステップの一例であり、演算処理部31Aは、本発明の空調機選定部の一例である。
続いて、空調機負荷率第1算出処理(S30)では、1組の室外機が分担する空調負荷(30kW)を、定格(最大)空調冷房能力値(56kW)で除算する処理を実行する。この除算処理の結果が、1組の室外機の負荷率となる。ここでは、1組の室外機の負荷率が、約54%(=30kW÷56kW)となった。その後、空調機負荷率第1算出処理(S30)では、1組の室外機の負荷率のデータを、上記のデータ記憶部に記憶する処理を実行する。
本実施形態で例示した室外機20A、20Bでは、負荷率が50%〜80%の範囲において、各室外機20(20A〜20F)の圧縮機21(21A〜21F)を効率的に連続運転状態に維持することが可能になる。一方、本実施形態で例示した室外機20A、20Bでは、特に、負荷率が20%〜40%範囲において、上記の圧縮機21(21A〜21F)が断続運転状態を繰り返すことになる。
空調機運転台数決定処理(S40)では、上記の負荷率を50%〜80%の範囲に調整した上で、上記の空調負荷(ここでは90kW)を分担するために必要な空調機の組数を決定する処理を実行する。図4に示すように、空調機運転台数決定処理(S40)では、上記のデータ記憶部に記憶された負荷率のデータに基づいて、該負荷率が50%を下回るか否かが判断される(S41)。本実施形態では、上述したように、負荷率が約54%であるため、S41においては、負荷率が50%を下回らないと判断する。
S41において、負荷率が50%を下回らないと判断した場合には、負荷率が80%を上回るか否かを判断する(S43)。本実施形態では、上述したように、負荷率が約54%であるため、S43においては、負荷率が80%を上回らないと判断する。その後、図示するように、室外機選定台数保持決定処理(S44)を実行する。室外機選定台数保持決定処理(S44)では、空調負荷(ここでは90kW)を分担するために必要な室外機の組数を、上記の空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定された組数(ここでは3組)に設定する。室外機選定台数保持決定処理(S44)の実行後は、空調機運転台数決定処理(S40)が終了する。
一方、上記のS41において、負荷率が50%を下回ると判断した場合には、室外機選定台数減少決定処理(S42)を実行する。室外機選定台数減少決定処理(S42)では、空調負荷を分担するために必要な室外機の組数を、上記の空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定された組数から減少させた新たな組数に設定する処理を実行する。具体的には、上記のグループ1〜グループ3の内のいずれかのグループを形成する室外機20の冷房運転を停止状態に制御する処理を実行する。このとき、新たに設定された組数の室外機の負荷率を50%〜80%の範囲に調整すると共に、上記の減少させた室外機を識別する運転停止室外機識別用データを、上記のデータ記憶部に記憶する処理を実行する。室外機選定台数減少決定処理(S42)によって、空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定された組数の室外機が分担する予定であった空調能力を、該選定された組数から減少させた新たな組数の空調機に分担(補償)させることになる。
室外機選定台数減少決定処理(S42)の実行後は、空調機運転台数決定処理(S40)が終了する。なお、負荷率が50%〜80%の範囲は、本発明の目標負荷率の範囲の一例であり、負荷率が50%を下回ると判断された室外機は、本発明の任意の空調機の一例である。
また、上記のS43において、負荷率が80%を上回る高能力で室外機が冷房運転していると判断した場合には、室外機選定台数増加決定処理(S45)を実行する。室外機選定台数増加決定処理(S45)では、空調負荷を分担するために必要な空調機の組数を、上記の空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定された組数から増加させた新たな組数に設定する処理を実行する。具体的には、上記のグループ1〜グループ3の内のいずれかのグループを形成する室外機20を停止状態から冷房運転状態に切り替えるように制御する処理を実行する。このとき、新たに設定された組数の室外機の負荷率を、50%〜80%の範囲に調整する。室外機選定台数増加決定処理(S45)によって、室外機が高能力で冷房運転することを回避し、空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定された組数の室外機が分担することが困難な空調能力を、該選定された組数から増加させて新たに設定された組数の室外機に分担(補償)させることになる。
室外機選定台数増加決定処理(S45)の実行後は、空調機運転台数決定処理(S40)が終了する。なお、空調機運転台数決定処理(S40)は、本発明の空調機運転状態調整ステップの一例であり、演算処理部31Aは、本発明の空調機運転状態調整部の一例である。
空調機運転台数決定処理(S40)の後には、データ記憶部に記憶された運転停止室外機識別用データに基づいて、冷房運転を停止させる室外機があるか否を判断する(S50)。S50において、冷房運転を停止させる室外機がある判断した場合には、室内ファン運転制御処理(S60)を実行する。室内ファン運転制御処理(S60)では、冷房運転を停止させる室外機に接続された室内機の室内ファン11を運転させるための処理を実行する。
室内ファン運転制御処理(S60)では、最初に、上記の演算処置部31Aが、上記の信号生成部31Bに対し、トリガ信号を送信する。その後、信号生成部31Bは、トリガ信号に応答し、室内ファン運転制御信号を生成する。室内ファン運転制御信号は、室内ファン11を運転させる制御を行うものである。
加えて、室内ファン運転制御処理(S60)では、信号生成部31Bによって、冷房運転を停止させる室外機に接続された室内機の室内ファン11に対し、上記の社内LAN5や該社内LAN5に接続された信号線を通じて、室内ファン運転制御信号を送信する処理を実行する。これにより、室内ファン運転制御信号を受信した室内ファン11は、店舗2内の冷やされた空気を循環させることが可能になる。なお、上述した室外機選定台数増加決定処理(S45)により、冷房運転を停止させていた室外機を冷房運転させる場合には、室外機選定台数増加決定処理(S45)が、室内ファン運転制御信号をリセットする処理を実行する。なお、室内ファン運転制御処理(S60)は、本発明の送風機運転制御信号生成ステップの一例であり、信号生成部31Bは、本発明の送風機運転制御信号生成部の一例である。また、室内ファン運転制御信号は、本発明の送風機運転制御信号の一例であり、室内ファン11は、本発明の送風機の一例である。
上記のS50において、冷房運転を停止させる室外機がないと判断した場合には、室内ファン運転制御処理(S60)を実行せず、下記の圧縮機駆動モータ制御処理(S70)を実行する。
圧縮機駆動モータ制御処理(S70)では、冷房運転させる各室外機20(20A〜20F)の圧縮機21(21A〜21F)の駆動モータの回転数を調整し、該圧縮機21A〜21Fの容量を変化させる処理を実行する。ここでは、信号生成部31Bによって、上記のインバータ回路22A〜22Eに対し、上記の社内LAN5及び上記の各信号線L1〜L3を通じて、上述した周波数調整信号を送信する。この周波数調整信号によって、各圧縮機21A〜21Fのそれぞれの駆動モータの運転周波数が65Hzに設定される。該運転周波数に応じ、駆動モータの回転数が所定の値に設定されて、圧縮機21A〜21Fの容量を、上記の空調負荷第1算出処理(S20)によって算出された空調負荷を分担することが可能な値に設定する。
圧縮機駆動モータ制御処理(S70)の後には、上記の操作部32の電源スイッチにより、該操作部32がオフ状態に切り替えられているか否かを判断する。ここでは、演算処理部31Aが、操作部32から送信されて該操作部32がオン状態であることを識別するオン状態識別信号を受信していないと判断することにより、前記オフ状態であることを判断する。
S80において、操作部32がオフ状態であると判断した場合には、上述したすべての処理及び判断を終了する。一方、S80において、操作部32がオン状態であると判断した場合には、上述した各処理(S10〜S40、S60、S70)や上述した判断(S50、S80)を繰り返して実行する。
<実施形態1の効果>
実施形態1の空調システム1及びその運転制御方法では、空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定されて冷房運転が可能な室外機20の組数を、室外機選定台数減少決定処理(S42)、室外機選定台数保持決定処理(S44)、室外機選定台数増加決定処理(S45)によって、負荷率を50%〜80%の範囲に調整した室外機20の組数に設定する。このため、各処理(S42、S44、S45)によって設定された組数の室外機20の負荷率が、該室外機20の圧縮機21を連続運転状態に維持することが可能な範囲(50%〜80%)に調整されるため、該圧縮機21は、上述した断続運転状態が継続することがない。これにより、断続運転状態の際に圧縮機21が停止状態から運転状態に切り替わる動作が継続することを防ぐことができる。したがって、前記停止状態から前記運転状態に切り替わる際に圧縮機21を起動させるために消費する電力量が増加することを抑制することができる。
また、空調機運転台数決定処理(S40)では、上記のS41の判断により、空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定されて冷房運転が可能な組数の室外機20の中に、負荷率が50%が下回って冷房運転することになる組数の室外機が存在すると判断した場合には、室外機選定台数減少決定処理(S42)によって、負荷率が50%を下回る組数の室外機の冷房運転を停止させるようにして、上記の処理(S30)おいて選定されて冷房運転が可能な室外機20の組数を減少させる。これにより、負荷率が50%が下回って上記の断続運転状態になる可能性がある室外機の冷房運転を停止させることができるため、該室外機が断続運転状態になることを防止することができる。
さらに、室外機選定台数減少決定処理(S42)では、上述したように、空調機負荷率第1算出処理(S30)において選定された組数の室外機が分担する予定であった空調能力を、該選定された組数から減少させた新たな組数の空調機に分担(補償)させ、該新たな組数の室外機の負荷率を50%〜80%の範囲に調整する。このため、負荷率が50%を下回る組数の室外機の冷房運転を停止させるようにした場合であっても、室外機選定台数減少決定処理(S42)によって、該冷房運転を停止させるようにした組数の室外機が分担する予定であった空調能力を、前記新たな組数の室外機に分担(補償)させることができる。したがって、新たな組数の室外機によって、店舗2の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、室外機選定台数減少決定処理(S42)によって、前記新たな組数の室外機の負荷率を50%〜80%の範囲に調整することにより、該新たな組数の室外機が、該室外機の圧縮機を連続運転状態に維持することが可能な範囲(50%〜80%)を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
さらに加えて、上記のS50において、冷房運転を停止させる室外機があると判断した場合には、室内ファン運転制御処理(S60)によって、前記冷房運転を停止させる室外機に接続された室内機の室内ファン11に対し、上記の社内LAN5や該社内LAN5に接続された信号線を通じて、室内ファン運転制御信号を送信する処理を実行する。このため、室内ファン運転制御信号を受信した室内ファン11は、店舗2内の冷やされた空気を循環させることが可能になる。したがって、店舗2内の冷やされた空気を循環させることにより、該冷やされた空気を店舗2内に行き渡らせることが可能になる。これにより、店舗2内に温度差が生じることを抑えることができるため、店舗2内の温度が均一になるようにして、店舗2内の快適な環境が悪化することを防止することができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図5及び図6を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1と同一の構成及び同一の処理については同一の符号を付しその説明を簡略化する。上記の演算処理部31Aは、図5に示すように、データ取得処理(S10)と、空調負荷第2算出処理(S20A)と、空調機負荷率第2算出処理(S30A)と、空調機負荷率調整処理(S46)と、圧縮機駆動モータ制御処理(S70)と、操作部32がオフ状態であるか否かの判断(S80)を順次実行する。
空調負荷第2算出処理(S20A)では、実施形態1の空調負荷第1算出処理(S20)と同様に、上記の温度データ及び上記の電流値のデータに基づいて、店舗2の空調負荷を算出する処理を実行する。本実施形態では、上述した各グループ1〜3を形成するそれぞれの室外機20の定格(最大)空調冷房能力を互いに異なるものとした。ここでは、2台の室外機20A、20Bとして、定格(最大)空調冷房能力が56kW、20馬力相当のもの、2台の室外機20C、20Dとして、定格(最大)空調冷房能力が45kW、16馬力相当のもの、2台の室外機20E、20Fとして、定格(最大)空調冷房能力が28kW、10馬力相当のものをそれぞれ例示する。
空調負荷第2算出処理(S20A)では、上述の空調負荷第1算出処理(S20)と同様の乗算処理により、室外機20A、20Bの合計消費電力値が10kWとなった。さらに、前記乗算処理により、室外機20C、20Dの合計消費電力値が9kWとなり、室外機20E、20Fの合計消費電力値が5kWとなった。
続いて、空調負荷第2算出処理(S20A)では、上述の空調負荷第1算出処理(S20)と同様に、図3に示した温度が30℃のときの特性図(第1特性図)から、グループ1を形成する室外機20A、20Bの空調能力値を読み取る。ここでは、室外機20A、20Bの空調能力値が35kWとなった。
さらに、空調負荷第2算出処理(S20A)では、第1特性図とは異なる第2特性図を用い、該第2特性図から、グループ2を形成する室外機20C、20Dの空調能力値を読み取る。第2特性図は、店舗2の外部の温度が30℃のときの室外機20C、20Dの消費電力と該室外機20C、20Dの空調能力との関係を示すものである。ここでは、室外機20C、20Dの空調能力値が33kWとなった。
加えて、空調負荷第2算出処理(S20A)では、第1及び第2特性図とは異なる第3特性図から、グループ3を形成する室外機20E、20Fの空調能力値を読み取る。第3特性図は、店舗2の外部の温度が30℃のときの室外機20E、20Fの消費電力と該室外機20E、20Fの空調能力との関係を示すものである。ここでは、室外機20E、20Fの空調能力値が22kWとなった。
空調負荷第2算出処理(S20A)では、最後に、上述の空調負荷第1算出処理(S20)と同様に、加算処理を実行する。ここでは、加算処理により、空調負荷が90kW(=35kW+33kW+22kW)となった。なお、空調負荷第2算出処理(S20A)は、本発明の空調負荷算出ステップの一例である。
空調負荷第2算出処理(S20A)の後には、空調機負荷率第2算出処理(S30A)を実行する。空調機負荷率第2算出処理(S30A)では、実施形態1の空調負荷率第1算出処理(S30)と同様に、1組の室外機が分担する空調負荷を算出する。ここでは、該空調負荷が、30kW(=90kW÷3組[グループ1〜グループ3])となった。なお、空調機負荷率第2算出処理(S30A)は、本発明の空調機選定ステップの一例である。
続いて、空調機負荷率第2算出処理(S30A)では、上述の空調負荷率第1算出処理(S30)と同様に、1組の室外機の負荷率を算出する。ここでは、室外機20A、20Bの負荷率が、約54%(=30kW÷56kW)となった。また、室外機20C、20Dの負荷率が、約67%(=30kW÷45kW)となり、室外機20E、20Fの負荷率が、約110%(=30kW÷28kW)となった。その後、空調機負荷率第2算出処理(S30A)では、各負荷率のデータを、上記のデータ記憶部に記憶する処理を実行する。
空調機負荷率第2算出処理(S30A)の後には、空調機負荷率調整処理(S46)を実行する。空調機負荷率調整処理(S46)では、グループ1〜3をそれぞれ形成する1組の室外機20の負荷率を50%〜80%の範囲に調整した上で、該グループ1〜3をそれぞれ形成する1組の室外機20に上記の空調負荷(90kW)を分担させる処理を実行する。
図6に示すように、空調機負荷率調整処理(S46)では、上記のデータ記憶部に記憶された各負荷率のデータに基づいて、各負荷率の内のいずれかの負荷率が50%を下回るか否かを判断する(S46A)。本実施形態では、上述したように、各負荷率(約54%、約67%、約110%)が50%を上回る。このため、S46Aにおいては、負荷率が50%を下回らないと判断する。
S46Aにおいて、負荷率が50%を下回らないと判断した場合には、負荷率が80%を上回るか否かを判断する(S46C)。本実施形態では、室外機20E、20Fの負荷率が約110%であるため、S46Cにおいては、負荷率が80%を上回ると判断する。なお、80%の負荷率は、本発明の目標負荷率の範囲の上限値の一例である。また、室外機20E、20Fは、本発明の第2選定空調機の一例であり、室外機20A〜20Dは、本発明の第2選定空調機とは異なる他の空調機の一例である。
S46Cにおいて、負荷率が80%を上回ると判断した場合には、室外機負荷率低下決定処理(S46E)を実行する。室外機負荷率低下決定処理(S46E)では、室外機20E、20Fの負荷率を低下させると共に、該室外機20E、20Fを含む各組の室外機20(20A〜20F)の負荷率を50%〜80%の範囲に調整する処理を実行する。ここでは、室外機20E、20Fの負荷率を、約110%から70%へ低下させると共に、室外機20A、20Bの負荷率(約54%)及び室外機20C、20Dの負荷率(約67%)を、それぞれ70%に変更する処理を実行する。これにより、室外機20E、20Fによっては分担することができない空調能力を、室外機20A〜20Dに分担(補償)させることになる。また、該室外機20E、20Fを含む各組の室外機20(20A〜20F)の負荷率を50%〜80%の範囲に調整することにより、上述したように、各室外機20A〜20Fの圧縮機21A〜21Fを連続運転状態に維持することができる。
上記の各負荷率を低下及び変更する処理によって、すべての室外機20A〜20Fの空調能力の合算値(90.3kW)が、上記の空調負荷(90kW)を上回る。このため、すべての室外機20A〜20Fに、空調負荷を分担させることが可能になる。室外機負荷率低下決定処理(S46E)の実行後は、空調機負荷率調整処理(S46)が終了する。なお、前記合算値は、下記の計算式によって求められる。
90.3kW=56kW×0.7+45kW×0.7+28kW×0.7
一方、上記のS46Aにおいて、上記各負荷率の内のいずれかの負荷率が50%を下回ると判断した場合には、室外機負荷率上昇決定処理(S46B)を実行する。室外機負荷率上昇決定処理(S46B)では、負荷率が50%を下回る室外機20の負荷率を上昇させると共に、該負荷率を上昇させた室外機20を含む各組の室外機20(20A〜20F)の負荷率を50%〜80%の範囲に調整する処理を実行する。この処理によって、上記の室外機負荷率低下決定処理(S46E)と同様に、すべての室外機20A〜20Fに、空調負荷を分担させることができると共に、各室外機20A〜20Fの圧縮機21A〜21Fを連続運転状態に維持することができる。加えて、上記の処理(S46B)により、負荷率が50%を下回る室外機20に対し、該室外機20以外の室外機が分担する予定であった空調能力を分担(補償)させることになる。室外機負荷率上昇決定処理(S46B)の実行後は、空調機負荷率調整処理(S46)が終了する。なお、50%の負荷率は、本発明の目標負荷率の範囲の下限値の一例である。また、負荷率が50%を下回る室外機20は、本発明の第1選定空調機の一例であり、負荷率が50%を下回る室外機20に対して空調能力を分担させる室外機20は、本発明の第1選定室外機とは異なる他の室外機の一例である。
また、上記のS46Cにおいて、上記各負荷率の内のいずれかの負荷率が80%を上回らないと判断した場合、すなわち各負荷率が50%〜80%の範囲にある場合には、室外機負荷率保持決定処理(S46D)を実行する。室外機負荷率保持決定処理(S46D)では、50%〜80%の範囲にある各負荷率を、各室外機20A〜20Fを空調運転させる負荷率として設定する処理を実行する。室外機負荷率保持決定処理(S46D)の実行後は、空調機負荷率調整処理(S46)が終了する。なお、空調機負荷率調整処理(S46)は、本発明の空調機運転状態調整ステップの一例である。
空調機負荷率調整処理(S46)の後には、上述の圧縮機駆動モータ制御処理(S70)と、操作部32がオフ状態であるか否かの判断(S80)を実行する。本実施形態での圧縮機駆動モータ制御処理(S70)については、上記の駆動モータの運転周波数の値が実施形態1とは異なることを除き、実施形態1の圧縮機駆動モータ制御処理(S70)と同様の処理を実行する。
<実施形態2の効果>
実施形態2の空調システム1及びその運転制御方法では、上述したように、S46Aにおいて、各負荷率の内のいずれかの負荷率が50%を下回ると判断した場合には、室外機負荷率上昇決定処理(S46B)によって、負荷率が50%を下回る室外機20の負荷率を上昇させると共に、該負荷率を上昇させた室外機20を含む各組の室外機20(20A〜20F)の負荷率を50%〜80%の範囲に調整する処理を実行する。これにより、負荷率が50%を下回る室外機20に対し、該室外機20以外の室外機が分担する予定であった空調能力を分担(補償)させている。このため、室外機負荷率上昇決定処理(S46B)によって、負荷率が50%を下回る室外機20に対し、該室外機20以外の室外機が分担する予定であった空調能力を分担(補償)させることにより、上記の負荷率を上昇させた室外機20を含む各組の室外機20(20A〜20F)が、店舗2の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、室外機負荷率上昇決定処理(S46B)により、負荷率を上昇させた室外機20を含む各組の室外機20(20A〜20F)の負荷率を50%〜80%の範囲に調整する処理を実行することにより、該各組の室外機20(20A〜20F)が、該室外機20(20A〜20F)の圧縮機21(21A〜21F)を連続運転状態に維持することが可能な範囲(50%〜80%)を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
さらに、上述したように、S46Cにおいて、各負荷率の内の室外機20E、20Fの負荷率が80%を上回ると判断した場合には、室外機負荷率低下決定処理(S46E)によって、室外機20E、20Fの負荷率を、約110%から70%へ低下させると共に、室外機20A、20Bの負荷率(約54%)及び室外機20C、20Dの負荷率(約67%)を、それぞれ70%に変更する処理を実行する。これにより、室外機20E、20Fによっては分担することができない空調能力を、室外機20A〜20Dに分担(補償)させている。このため、室外機負荷率低下決定処理(S46E)によって、室外機20E、20Fによっては分担することができない空調能力を、室外機20A〜20Dに分担(補償)させることにより、室外機20E、20Fを含む各組の室外機20(20A〜20F)が、店舗2の空調負荷を分担することが可能になる。加えて、室外機負荷率低下決定処理(S46E)により、室外機20E、20Fを含む各組の室外機20(20A〜20F)の負荷率を50%〜80%の範囲に調整する処理を実行することにより、該各組の室外機20(20A〜20F)が、該室外機20(20A〜20F)の圧縮機21(21A〜21F)を連続運転状態に維持することが可能な範囲(50%〜80%)を外れて断続運転状態になることを防止することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、上述した実施形態とは異なり、店舗2内に4つ以上のグループを形成する室内機及び室外機を設置して、該店舗2内の冷房を実施してもよい。
また、上述した実施形態とは異なり、1つのグループを形成するために、4つの室内機10に対し、1つの室外機20を接続してもよい。また、上述した実施形態では、2つの室外機に対し、4つの室内機を接続したが、2つの室外機に対し、5つ以上の室内機を接続し、店舗2内の冷房を実施してもよい。
さらに、定格(最大)空調冷房能力や馬力が同一の室外機を有するグループと、定格(最大)空調冷房能力や馬力が互いに異なる室外機を有するグループとを混在させて、空調システムを構成してもよい。
加えて、室外機の定格(最大)空調冷房能力や馬力は、上述した実施形態において例示したものに限らず、本発明を実施することが可能な定格(最大)空調冷房能力や馬力に変更してもよい。上述した実施形態とは異なる定格(最大)空調冷房能力や馬力を有する室外機を用いることにより、本発明を実施する場合には、該室外機の運転特性に応じ、該室外機を効率的に連続運転状態に維持することが可能な負荷率の範囲が、上記の50%〜80%の範囲とは異なる範囲に変化することがある。さらに加えて、本発明は、上述の実施形態において示した冷房運転に限らず、暖房運転にも適用することが可能である。
本発明を適用した実施形態の空調システムの概略構成図である。 実施形態1の空調システムの中央制御装置が実行する処理に関するフローチャートである。 室外機の消費電力と該室外機の空調能力との関係を示す特性図である。 同中央制御装置が実行する空調機運転台数決定処理に関するフローチャートである。 実施形態2の空調システムの中央制御装置が実行する処理に関するフローチャートである。 同中央制御装置が実行する空調機負荷率調整処理に関するフローチャートである。
符号の説明
2・・店舗、10(10A〜10L)・・室内機、11・・室内ファン、20(20A〜20F)・・室外機、30・・中央制御装置、31A・・演算処理部、31B・・信号生成部

Claims (8)

  1. 所定の空間を空調する複数の空調機の空調運転を制御する空調機の運転制御装置において、
    前記複数の空調機を構成し前記所定の空間に設けられた室内機に接続された室外機の消費電流及び前記所定の空間の外部における外気の温度に基づいて、前記所定の空間の空調負荷を算出する空調負荷算出部と、
    前記空調負荷算出部によって算出された前記空調負荷に応じ、前記複数の空調機の内から空調運転状態に制御可能な前記空調機を選定する空調機選定部と、
    前記空調機選定部によって選定された前記空調機を連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転するように調整する空調機運転状態調整部と、
    を備えることを特徴とする空調機の運転制御装置。
  2. 前記空調機運転状態調整部は、前記空調機選定部によって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する任意の空調機が存在すると判断した場合には、該任意の空調機の空調運転を停止する制御を行うと共に、
    前記空調機運転状態調整部は、前記任意の空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で該任意の空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の空調機の運転制御装置。
  3. 前記複数の空調機の少なくとも一部は互いに異なる空調能力を有するものであって、
    前記空調機運転状態調整部は、前記空調機選定部によって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する第1選定空調機が存在すると判断した場合には、前記選定空調機の内で前記第1選定空調機とは異なる他の空調機の空調能力を、該第1選定空調機に補償させて、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行い、
    前記空調機運転状態調整部は、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の上限値を上回る負荷率で空調運転する第2選定空調機が存在すると判断した場合には、該第2選定空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で前記第2選定空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該第2選定空調機及び該他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の空調機の運転制御装置。
  4. 前記室内機の送風機を運転させる制御を行う送風機運転制御信号を生成する送風機運転制御信号生成部を備え、
    前記空調機運転状態調整部が、前記任意の空調機の空調運転を停止する制御を行う場合には、前記送風機運転制御信号生成部によって、前記任意の空調機を構成する前記室内機の送風機に前記送風機運転制御信号を送信することを特徴とする請求項2に記載の空調機の運転制御装置。
  5. 所定の空間を空調する複数の空調機の空調運転を制御する空調機の運転制御方法において、
    前記複数の空調機を構成し前記所定の空間に設けられた室内機に接続された室外機の消費電流及び前記所定の空間の外部における外気の温度に基づいて、前記所定の空間の空調負荷を算出する空調負荷算出ステップと、
    前記空調負荷算出ステップによって算出された前記空調負荷に応じ、前記複数の空調機の内から空調運転状態に制御可能な前記空調機を選定する空調機選定ステップと、
    前記空調機選定ステップによって選定された前記空調機を連続運転状態に維持することが可能な目標負荷率の範囲で空調運転するように調整する空調機運転状態調整ステップと、
    を備えることを特徴とする空調機の運転制御方法。
  6. 前記空調機運転状態調整ステップは、前記空調機選定ステップによって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する任意の空調機が存在すると判断した場合には、該任意の空調機の空調運転を停止する制御を行うと共に、
    前記空調機運転状態調整ステップは、前記任意の空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で該任意の空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該他の空調機を前記目標負荷率の範囲で空調運転する制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の空調機の運転制御方法。
  7. 前記複数の空調機の少なくとも一部は互いに異なる空調能力を有するものであって、
    前記空調機運転状態調整ステップは、前記空調機選定ステップによって選定された前記空調機である選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の下限値を下回る負荷率で空調運転する第1選定空調機が存在すると判断した場合には、前記選定空調機の内で前記第1選定空調機とは異なる他の空調機の空調能力を、該第1選定空調機に補償させて、前記第1選定空調機及び前記他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行い、
    前記空調機運転状態調整ステップは、前記選定空調機の中に前記目標負荷率の範囲の上限値を上回る負荷率で空調運転する第2選定空調機が存在すると判断した場合には、該第2選定空調機の空調能力を、前記選定空調機の内で前記第2選定空調機とは異なる他の空調機に補償させて、該第2選定空調機及び該他の空調機を前記目標負荷率の範囲でそれぞれ空調運転する制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の空調機の運転制御方法。
  8. 前記室内機の送風機を運転させる制御を行う送風機運転制御信号を生成する送風機運転制御信号生成ステップを備え、
    前記空調機運転状態調整ステップにより、前記任意の空調機の空調運転を停止する制御を行う場合には、前記送風機運転制御信号生成ステップによって、前記任意の空調機を構成する前記室内機の送風機に前記送風機運転制御信号を送信することを特徴とする請求項6に記載の空調機の運転制御方法。
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