JP2010096210A - 緩み止めナット - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた着脱の利便性と緩み止効果を両立させ、かつ安価に提供することの出来る緩み止めナットを提供する。
【解決手段】主ナットと副ナットとを螺合して一体化してなる緩み止めナットにおいて、大径メネジ部が小径メネジ部に対し、ネジ方向が同じで、かつピッチ差が1割以下に形成されることにより、ボルトが両ナットから圧縮力を受け、ボルトと緩み止めナットとの間に優れたロッキング力が発生することにより達成される。また優れた着脱の利便性は、副ナットと主ナットとを螺合したときに、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置を所定の位置に設定することにより達成される
【選択図】図1

Description

本発明は、締め付けボルト等に使用される緩み止めナットに関するものである。
一般的に知られている緩み止めナットには、プリベリングトルク形ナットやロッキング形ナットがあるが、ロッキング形ナットの方が緩み止め効果が優れているといわれている。内周面に同じ大きさの小径メネジ部、外周面に同じ大きさの六面把持部を有する主ナットと副ナットとで構成され、副ナットは小径メネジ部の反対端面側に同芯で小径メネジ部より径の大きい大径メネジ部を有し、主ナットは外周の一方側に副ナットの大径メネジ部と螺合できるオネジ部を有することによって螺合され一体となる緩み止めナットは、ロッキング形ナットであり、例として図3に示すような緩み止めナット30が知られている。この緩み止めナット30の小径メネジ部31a、32aは右ネジ、大径メネジ部32b、オネジ部31bは左ネジ、かつ、大径メネジ部32bのネジピッチが小径メネジ部32aより小さく形成されている。前記の緩み止めナット30は、2種類のネジ部のピッチが相違することにより、容易にロッキング状態を発生させることができ、緩み止め効果が優れている。
しかし、今まで提案された前記のような緩み止めナットは効果があるにも係らず、ほとんど実用化されていない。第一の理由は、着脱性が著しく悪いことにある。容易にロッキング力が発生することにより、ねじ込み途中や取り外し途中にロッキング力が発生する致命的欠点があった。第二の理由は、これを改善しようとして、逆に経済性と作業性がいちじるしく低下したことにある。(参考例 特許文献1、特許文献2、特許文献3)
第三の理由として、前記緩み止めナットの緩み止め効果は、2種類のネジ部のピッチ差とネジ方向の組み合わせにあるのだが、これらがどのような状態にあるときに効果があるのかが解明されていず、潜在する緩み止め能力を発揮できなかったことにある。図3の(ロ)図に示すように、一体となった緩み止めナット30を主ナット31側から被締結部材4に圧接するまでボルト3にねじ込んでいくと、ボルト3の下部にはb1、b2による引張力が作用し、ロッキング状態となる。この時、両ナットをソケットレンチ等で同時にはさみ、回動させる煩雑さが生じる。(参考例 特許文献4)次に副ナット32を右に回すと両ネジ部の進む方向が逆となりボルト3上部にt1、t2による引張力が作用する。しかしながら、t1とb1の方向が逆なので相殺され、t2とb2のみになり、ロッキング力が半減する。さらに両ナットには、相殺された力を余分に受け、過度な力が加わり塑性変形する恐れが生じる。尚、小径メネジ部32aと大径メネジ部32bのネジ方向が逆だと、両ナットの小径ネジ部のネジ山がほぼ連続し、円滑に回動する回転区間が、同じ向きの場合より極端に狭くなる。(後述の表1参照) 副ナット32を少し回しただけでロッキング力が発生するが、半面、振動で少し回転してもすぐ緩むことになる。よって、両ネジの向きは、同じ向きのほうがよい。(参考例 特許文献1、特許文献3、特許文献4)
特開2006−336755号公報 特開平8−247129号公報 実開平5−79028号公報 実全昭60−150315号公報
優れた着脱の利便性と緩み止め効果を両立させ、かつ安価に提供することの出来る緩み止めナットを提供する。
本発明は、内周面に同じ大きさの小径メネジ部、外周面に同じ大きさの六面把持部を有する主ナットと副ナットとで構成され、副ナットは小径メネジ部の反対端面側に同芯で小径メネジ部より径の大きい大径メネジ部を有し、主ナットは外周の一方側に副ナットの大径メネジ部と螺合できるオネジ部を有することによって螺合され一体となる緩み止めナットにおいて、
前記副ナットの大径メネジ部と小径メネジ部のネジ方向を同一にし、大径メネジ部のピッチが小径メネジ部のピッチより1割以下で小さくなるように形成され、
主ナットと副ナットとを螺合したときに、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置を、副ナットの大径メネジ部側端面と主ナットの外周段差面とが当接する付近になるように形成され、
かつ、副ナットの大径メネジ部側端面が主ナットの外周段差面に圧接するまでねじ込まれたときに、両ナットの外周六面把持部の面が同一面になるように形成されている
ことを特徴とする。
第二に、内周面に同じ大きさの小径メネジ部、外周面に同じ大きさの六面把持部を有する主ナットと副ナットとで構成され、副ナットは小径メネジ部の反対端面側に同芯で小径メネジ部より径の大きい大径メネジ部を有し、主ナットは外周の一方側に副ナットの大径メネジ部と螺合できるオネジ部を有することによって螺合され一体となる緩み止めナットにおいて、
副ナットの大径メネジ部と小径メネジ部のネジ方向を同一にし、大径メネジ部のピッチが小径メネジ部のピッチより1割以下で大きくなるように形成され、
主ナットと副ナットとを螺合したときに、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置を、副ナットの大径メネジ部側端面が主ナットのオネジ部入り口から1〜2ピッチ入った付近になるようにし、
単独で主ナットを被締結部材表面に圧接するまでねじ込んだのち、副ナットをボルトにねじ込んだ場合、ボルトに円滑に入り、かつ、大径メネジ部側端面が主ナットの外周段差面に当接するまでに、ボルトに圧縮方向の締め付け力が作用するように形成される
ことを特徴とする。
第三にて、請求項1または請求項2に記載の緩み止めナットにおいて、
主ナットの外周段差面の外側円周上1箇所にオネジ部ネジピッチの1/2以下の高さで突起部が形成され、かつ、副ナットの大径メネジ部側端面の外側円周上1箇所にも主ナットと同じ高さの突起部が形成されている
ことを特徴とする。
本発明の課題の優れた緩み止め効果は、内周面に同じ大きさの小径メネジ部、外周面に同じ大きさの六面把持部を有する主ナットと副ナットとで構成され、副ナットは小径メネジ部の反対端面側に同芯で小径メネジ部より径の大きい大径メネジ部を有し、主ナットは外周の一方側に副ナットの大径メネジ部と螺合できるオネジ部を有することによって螺合され一体となる連結型ナットにおいて、大径メネジ部が小径メネジ部に対し、ネジ方向が同じで、かつピッチ差が1割以下に形成されることにより、ボルトが両ナットから圧縮力を受け、ボルトと緩み止めナットとの間に優れたロッキング力が発生することにより達成される。また優れた着脱の利便性は、副ナットと主ナットとを螺合したときに、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置を所定の位置に設定することにより達成される。
また、本発明の緩み止めナットによれば、優れた緩み止め効果を得ると共に、優れた着脱の利便性によって、取り付け取り外しが容易となり、かつ安価に提供できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る緩み止めナット10の側面図(一部断面図)である。本実施形態では、小径メネジ部2a、大径メネジ部2bとも右ネジとしている。図1の(イ)図は、緩み止めナット10をボルト3に右回りに螺入し、被締結部材4の表面に圧接するまでねじ込み第1次締結が完了した状態図である。図1の(ロ)図は、(イ)図の状態から副ナット2を左回りに回しロッキング力を発生させ、第2次締結が完了した状態図である。
この緩み止めナット10は、主ナット1、副ナット2から構成される。
副ナット2は、小径メネジ部2aと同じ内周面の反対端面側に同芯で小径メネジ部2aより径の大きい大径メネジ部2bを有し、主ナット1は外周面の一方側に副ナット2の大径メネジ部2bと螺合できるオネジ部1bを有することによって螺合され一体となる。副ナット2の大径メネジ部2bと小径メネジ部2aのネジ方向を同一にし、かつ、ピッチ差が1割以下で大径メネジ部2bのピッチが小さくなるように形成されている。本実施形態では、大径メネジ部2bのネジピッチが小径メネジ部2aのピッチより0.2mm小さくなるように設定されている。
一般的に、螺合されているナットとボルトのネジ部には、軸方向に所定のネジ隙間が存在し、これにより螺入が円滑に進む。副ナット2の小径メネジ部2aと大径メネジ部2bとのネジピッチ差が小さいほど、一体となった緩み止めナット10は、ボルト3への螺入が円滑に進む区間が長くなる。また、その区間は、大径メネジ部2bと小径メネジ部2aのネジ方向が同一のほうが、逆の方よりはるかに大きい。螺入が円滑に進む区間を以下、円滑区間と仮称し副ナット2が何回転進むかで表す。円滑区間を越えて進むとすべり抵抗が増え、最後にとまる。その区間を以下、締結区間と仮称する。なお、締結区間は、円滑区間の前後に発生する。その総合計を、ネジ回転区間と仮称する。ネジ回転区間を表1にて示す。尚、ネジ回転区間の長さを回転数で表記する。尚、表1に表記のネジ隙間は、0.3mmに設定している。
Figure 2010096210

表1から明らかのように、小径メネジ部2aと大径メネジ部2bは同一方向で、かつピッチ差が1割以下の場合しか、ネジ回転区間が1.5回転数以上にならないことがわかる。例1と例2が該当する。但し、同じピッチ差であっても、最終締め付け時の副ナットの回す向きによって、ボルト3がナットから受ける力は引張力か圧縮力になる。前述したように、圧縮力でないと十分なロッキング力が得られない。
実施例1の緩み止めナット10は副ナット2の大径メネジ部側端面2cが主ナット1の外周段差面1cに圧接するまで螺入されて一体化され、そのとき両ナットの外周六面把持部の各面が一致するよう形成されている。この一体化された緩み止めナット10は、主ナット1側からボルト3に円滑にねじ込むことが出来る。
これを可能にする加工方法を説明する。
主ナット1、副ナット2の小径メネジ部のみを残して加工した後に、前記副ナット2の大径メネジ部側端面2cが主ナット1の外周段差面1cに圧接するまでねじ込まれ、主ナット1と副ナット2が一体化した状態で、両ナットの小径メネジ部1a、2aを同時にネジ加工することにより、2つのネジ山が連続する。またこのとき、両ナットの外周六面把持部の面が一致していない場合は、副ナット2の大径メネジ部側端面2cを削り一致するように調整する。尚、前記小径メネジ部と把持部の位相は、一度設定すれば、NC機械で加工することにより、両ナットを個々に大量生産できる。
上述した主ナット1、副ナット2は、以下のようにして組み立てられる。
副ナット2の大径メネジ部側端面2cが主ナット1の外周段差面1cに圧接するまでねじ込むことによって、主ナット1と副ナット2は一体化し、緩み止めナット10が組みあがる。このように、本実施形態の緩み止めナット10は、一体化された単一の部品として取り扱うことが出来るので、締め付け作業や部品の管理を容易に行なうことが出来る。
次に、以上のように構成された緩み止めナット10を用いて締め付け作業を行なう方法を説明する。
まず、図1の(イ)図に示すように、被締結部材4のボルト穴に挿入されたボルト3に主ナット1側からねじ込み、副ナット2の把持部をスパナ等で右に回しながら締めていく。主ナット1の下面が被締結部材4に近接したら、スパナを下にずらし、主ナット1の把持部を所定のトルクで締める。この時、ボルト3には、主ナット1より、図1の(ロ)図に示すような上向きに作用する力b1と被締結部材4より下向きに作用する力b2による引張力が働き、第一次締結効果が発生する。
次に、再びスパナを上にずらし、副ナット2の把持部を左に回しながら締めていく。副ナット2は、大径メネジ部2bが小径メネジ部2aと同じ右ネジで、かつピッチが0.2mm小さいので、左に1回転まわすと相対的に小径メネジ部2aは0.2mm下にさがり、ボルト3のネジ山部の上面にゆっくりと近づいていき、副ナット2から図1の(ロ)図に示すような下向きに作用する力t1と主ナット1から上向きに作用する力t2による圧縮力がボルト3に働き、第ニ次締結効果が発生する。
本発明の緩み止めナット10からボルト3上部に作用する締め付け力が、上述のように圧縮力であり、かつボルト3下部に作用する締め付け力が引張力であることから、ボルト3は無駄のない確実な締め付け力が作用し、ロッキング力が発生する。
ロッキング状態から開放するには、まず副ナット2の把持部をスパナ等で右に回し、元の位置に戻す。次にスパナを下にずらし、主ナット1の把持部を左に回していけば、両ナットが円滑に回り、ボルト3から外れていく。
上述したように、本発明品の緩み止めナット10は、優れた着脱の利便性を提供すると同時に、第一次締結効果と第二次締結効果により、確実で優れた緩み止め効果を得ることができる。
本来右ネジの場合は、右に回すと締まるという固定観念がある。実施例1の緩み止めナット10が副ナット2を最終的に左に回して締めるのに適した構造になっているのに対し、図2に示される実施例2の緩み止めナット20は、右に回して締めるのに最良の構造に形成されている。
図2は、本発明の一実施形態に係る緩み止めナット20の側面図(一部断面図)である。図2の(イ)は主ナット21をボルト3に右回りにねじ込み、被締結部材4の表面に圧接するまでねじ込んだ状態図である。図2の(ロ)図は、(イ)図の状態から副ナット22をボルト3に右回りにねじ込みロッキング力が発生し、締付けが完了した状態図である。
この緩み止めナット20は、主ナット21、副ナット22を備えている。緩み止めナット10との大きな違いは、副ナット22の大径メネジ部のピッチ22bが小径メネジ部22aより大きいことと、両ナットを組み込んでいくとき、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置をナット10と異なるように形成されていることである。他の違いは、主ナット21のオネジ部21bの長さが両ネジ部のピッチ差によって制限されることや、両ナットにおける外周六面把持部の位相に制限がないことである。
図2の(ロ)図において、緩み止めナット20が表1における例1の数値に設定されているとすると、両ナットを組み込んだ時に副ナット22の大径メネジ部側端面22cが主ナット21のオネジ部21bの上端面から2.1mm(1ピッチ)下がった位置で、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続するように形成すれば、前記上端面から6.3mm(3ピッチ)進むとボルト3は、副ナット22から下向きに作用する力t1、主ナット21からは上向きに作用する力t2による圧縮力が働き、緩み止めナット20とボルト3との間に十分なロッキング力が発生し、優れた緩み止め効果を得ることができる。この時、オネジ部21bの上端面から外周段差面21cまでの長さは、6.3mm(3ピッチ)以上あるように形成されていることが条件である。また、副ナット22は、ボルト3に螺入するときからロッキング力が発生する地点までは円滑にねじ込むことが出来るので、着脱時に主ナット21からの拘束力を受けなく、利便性が極めて良い利点を有している。
表2において、図2に示す緩み止めナット20を用いて、NAS(National Aerospace Standard)3350の規格に基づいた振動ゆるみ試験を行なったときの結果を実施例2として表記した。実施例及び比較例共に、主ナット21はM16×2ピッチとし、各ナットの締付けトルクを表2に示すように設定して試験をおこなった。尚、比較例は、特許文献1より抜粋したものである。
(抜粋値のトルク表示をkgf・cmからN・mに換算して表記した。)
Figure 2010096210

表2からわかるように実施例2は、戻しトルクも締付け時のトルクを保持しており、ほぼ永続的に緩み止め効果が期待できると思われる。
本発明の緩み止めナット10、20は、ボルト下部に作用する引張力、ボルト上部に作用する圧縮力という、競合しない性質の2つのロッキング力が発生することにより強烈で、かつ、ナットに無理な力がこない理想的な緩み止め効果を有していることから、シンプルで剛性があり、緩み止め効果が確実で信頼性があると同時に比較的、他の連結型の緩み止めナットよりコンパクトで軽量にできる。
本発明の緩み止めナット10、20において、着脱の利便性をさらに良くするために、副ナットの大径メネジ部側端面と主ナットの外周段差面のそれぞれに、外側円周上一箇所に大径オネジ部ネジピッチの1/2以下の高さで突起部を形成することもできる。緩み止めナット10の場合、両ナットの上下の突起部が重なる位置で両ナットの外周六面把持部の各面が一致するように形成することで利便性が向上する。また、緩み止めナット20の場合、上下の突起部の干渉による適度な抵抗力により、ねじ込みの途中でロッキング力が発生しなくなり利便性が向上する。
本発明の緩み止めナットは、特に安全が絶対である産業分野において効果を発揮する。航空機、電車等の輸送機に使用され、大きな安全係数が必要とされる部品として最適である。
本発明緩み止めナットの実施方法を示した説明図である。(実施例1) 本発明緩み止めナットの実施方法を示した説明図である。(実施例2) 従来の連結型緩み止めナットの実施方法を示した説明図である。
符号の説明
1 主ナット
1a 小径メネジ部
1b オネジ部
1c 外周段差面
2 副ナット
2a 小径メネジ部
2b 大径メネジ部
2c 大径メネジ部側端面
3 ボルト
4 被締結部材
10 緩み止めナット
20 緩み止めナット
21 主ナット
21a 小径メネジ部
21b オネジ部
21c 外周段差面
22a 小径メネジ部
22b 大径メネジ部
22c 大径メネジ部側端面
30 緩み止めナット
31 主ナット
31a 小径メネジ部
31b オネジ部
32 副ナット
32a 小径メネジ部
32b 大径メネジ部
b1 ボルト下部に上向きに作用する力
b2 ボルト下部に下向きに作用する力
t1 ボルト上部に下向きに作用する力
t2 ボルト上部に上向きに作用する力

Claims (3)

  1. 内周面に同じ大きさの小径メネジ部、外周面に同じ大きさの六面把持部を有する主ナットと副ナットとで構成され、副ナットは小径メネジ部の反対端面側に同芯で小径メネジ部より径の大きい大径メネジ部を有し、主ナットは外周の一方側に副ナットの大径メネジ部と螺合できるオネジ部を有することによって螺合され一体となる緩み止めナットにおいて、
    前記副ナットの大径メネジ部と小径メネジ部のネジ方向を同一にし、大径メネジ部のピッチが小径メネジ部のピッチより1割以下で小さくなるように形成され、
    主ナットと副ナットとを螺合したときに、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置を、副ナットの大径メネジ部側端面と主ナットの外周段差面とが当接する付近になるように形成され、
    かつ、副ナットの大径メネジ部側端面が主ナットの外周段差面に圧接するまでねじ込まれたときに、両ナットの外周六面把持部の面が同一面になるように形成されている
    ことを特徴とする緩み止めナット。
  2. 内周面に同じ大きさの小径メネジ部、外周面に同じ大きさの六面把持部を有する主ナットと副ナットとで構成され、副ナットは小径メネジ部の反対端面側に同芯で小径メネジ部より径の大きい大径メネジ部を有し、主ナットは外周の一方側に副ナットの大径メネジ部と螺合できるオネジ部を有することによって螺合され一体となる緩み止めナットにおいて、
    副ナットの大径メネジ部と小径メネジ部のネジ方向を同一にし、大径メネジ部のピッチが小径メネジ部のピッチより1割以下で大きくなるように形成され、
    主ナットと副ナットとを螺合したときに、両ナットの小径メネジ部のネジ山が連続する位置を、副ナットの大径メネジ部側端面が主ナットのオネジ部入り口から1〜2ピッチ入った付近になるようにし、
    単独で主ナットを被締結部材表面に圧接するまでねじ込んだのち、副ナットをボルトにねじ込んだ場合、ボルトに円滑に入り、かつ、大径メネジ部側端面が主ナットの外周段差面に当接するまでに、ボルトに圧縮方向の締め付け力が作用するように形成される
    ことを特徴とする緩み止めナット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の緩み止めナットにおいて、
    主ナットの外周段差面の外側円周上1箇所にオネジ部ネジピッチの1/2以下の高さで突起部が形成され、かつ、副ナットの大径メネジ部側端面の外側円周上1箇所にも主ナットと同じ高さの突起部が形成されている
    ことを特徴とする緩み止めナット。
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