JP2020109314A - 締結器具および締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成によりネジ部から緩みにくくなるような締結器具およびこのような締結器具を備えた締結構造を提供する。【解決手段】第1の方向に巻く雄ネジ部分14aが外周面に形成されたネジ部14に取り付けられる締結器具であって、ナット部22と、ナット部22から突出し、第1の方向とは逆方向の第2の方向に巻く雄ネジ部分24aが外周面に形成された突起部24とを有しており、ネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分26aが内周面に形成されたネジ穴26が設けられている第1ナット20と、第1ナット20の突起部24の雄ネジ部分24aが螺合する雌ネジ部分32aが内周面に形成された第1ネジ穴32、および第1ネジ穴32に連通し、ネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分34aが内周面に形成された第2ネジ穴34が内部に形成されている第2ナット30とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、第1の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成されたネジ部に取り付けられる締結器具、およびこのような締結器具を備えた締結構造に関する。
従来から、例えばある部材に別の部材を取り付ける際に、ボルトおよびナットを用いる方法が知られている。このようなボルトおよびナットを用いた締結構造としては、例えば特許文献1等に開示されるものがある。特許文献1に開示される締結構造では、締結状態では緩まず、メンテナンス時においては簡単に緩めることができて、ボルトやナットの再利用が可能となる。
特開2018−138814号公報
従来では、ボルトにナットが締結された状態でナットが緩みにくくするには複雑な構造とする必要があり、コストが大きくなったり締結を行う作業に手間がかかったりするという問題があった。
本発明は、上記の点を考慮してなされたものであり、シンプルな構成によりネジ部から緩みにくくなるような締結器具およびこのような締結器具を備えた締結構造を提供することを目的とする。
本発明の締結器具は、第1の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成されたネジ部に取り付けられる締結器具であって、ナット部と、前記ナット部から突出し、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成された突起部とを有しており、前記ナット部および前記突起部には、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている第1ナットと、前記第1ナットの前記突起部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第1ネジ穴、および前記第1ネジ穴に連通し、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第2ネジ穴が内部に形成されている第2ナットと、を備えている。
このような締結器具によれば、第1ナットおよび第2ナットの組合せ体をネジ部に取り付ける際の回転方向と、第2ナットに対して第1ナットを取り付ける際の回転方向とが逆向きとなるため、シンプルな構成によりネジ部から緩みにくくなるようにすることができる。
本発明の締結器具においては、前記第1ナットが前記ネジ部に取り付けられたときに、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第1ナットの前記雌ネジ部分の谷部分の箇所からわずかに離れて当該雌ネジ部分の凹部における前記ネジ山の周囲にスペースが形成されることにより、前記ネジ部の前記雄ネジ部分に対して前記第1ナットの前記雌ネジ部分は前記ネジ部の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっていてもよい。
また、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第1ナットの前記雌ネジ部分に接触していないときは、前記ネジ部に対して前記第1ナットが回転し、前記第2ナットに対して前記第1ナットが回転させられることにより前記ネジ部の前記雄ネジ部分に対して前記第1ナットの前記雌ネジ部分が前記ネジ部の長手方向にスライドし、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第1ナットの前記雌ネジ部分に接触したときは前記ネジ部に対して前記第1ナットが回転しなくなっていてもよい。
また、前記第2ナットが前記ネジ部に取り付けられたときに、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第2ナットの前記雌ネジ部分の谷部分の箇所からわずかに離れて当該雌ネジ部分の凹部における前記ネジ山の周囲にスペースが形成されることにより、前記ネジ部の前記雄ネジ部分に対して前記第2ナットの前記雌ネジ部分は前記ネジ部の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっていてもよい。
本発明の締結器具においては、前記第2ナットにおいて前記第1ネジ穴の直径は前記第2ネジ穴の直径よりも大きくてもよい。
また、前記第1ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分および前記第2ナットの前記第2ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分は、それぞれ、前記ネジ部における左ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであり、前記第1ナットの前記突起部の外周面には右ネジの雄ネジ部分が形成されていてもよい。
あるいは、前記第1ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分および前記第2ナットの前記第2ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分は、それぞれ、前記ネジ部における右ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであり、前記第1ナットの前記突起部の外周面には左ネジの雄ネジ部分が形成されていてもよい。
本発明の締結構造は、第1の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成されたネジ部と、前記ネジ部に取り付けられる締結器具と、を備えた締結構造であって、前記締結器具は、ナット部と、前記ナット部から突出し、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成された突起部とを有しており、前記ナット部および前記突起部には、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている第1ナットと、前記第1ナットの前記突起部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第1ネジ穴、および前記第1ネジ穴に連通し、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第2ネジ穴が内部に形成されている第2ナットと、を有している。
このような締結構造によれば、締結器具における第1ナットおよび第2ナットの組合せ体をネジ部に取り付ける際の回転方向と、締結器具において第2ナットに対して第1ナットを取り付ける際の回転方向とが逆向きとなるため、シンプルな構成によりネジ部から締結器具が緩みにくくなるようにすることができる。
本発明の締結器具および締結構造によれば、シンプルな構成によりネジ部から締結器具が緩みにくくなるようにすることができる。
本発明の実施の形態による締結器具の構成を示す側面図である。 図1に示す締結器具が取り付けられるボルトの構成を示す側面図である。 図1に示す締結器具における第1ナットの構成を示す斜視図である。 図3に示す第1ナットの側断面図である。 図1に示す締結器具における第2ナットの構成を示す斜視図である。 図5に示す第2ナットの側断面図である。 図3に示す第1ナットや図5に示す第2ナットが図2に示すボルトに取り付けられたときの雌ネジ部分と雄ネジ部分との位置関係を示す図である。 図3に示す第1ナットおよび図5に示す第2ナットの組合せ体が図2に示すボルトに取り付けられた後、第1ナットが第2ナットから緩められたときの雌ネジ部分と雄ネジ部分との位置関係を示す図である。 図3に示す第1ナットおよび図5に示す第2ナットの組合せ体が図2に示すボルトに取り付けられた後、第1ナットが第2ナットに更に締め付けられたときの雌ネジ部分と雄ネジ部分との位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態による締結器具の構成の他の例を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図10は、本実施の形態に係る締結器具である。本実施の形態に係る締結器具は、例えば第1の部材100に第2の部材102を固定するためにボルト10のネジ部14に取り付けられるものである。このような締結器具の構成の詳細について以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る締結器具は、第1ナット20と、第2ナット30とを備えており、第1ナット20および第2ナット30が組み合わせられた後にこれらの組合せ体がボルト10に取り付けられるようになっている。このような締結器具の各構成要素の詳細について以下に説明する。なお、図2に示すように、本実施の形態に係る締結器具が取り付けられるボルト10は、ヘッド部12および棒状のネジ部14を備えている。また、ネジ部14の外周面には左ネジの雄ネジ部分14aが形成されている。
図3および図4に示すように、第1ナット20は、六角ナットからなるナット部22と、ナット部22の底面から下方に突出した突起部24とを有している。また、これらのナット部22および突起部24には、断面が略円形であるネジ穴26がナット部22および突起部24を貫通するよう形成されており、このネジ穴26の内周面には、ボルト10のネジ部14における左ネジの雄ネジ部分14aに対応する雌ネジ部分26aが形成されている。そして、第1ナット20におけるネジ穴26の内周面に形成される雌ネジ部分26aに、ボルト10のネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合されることにより、ボルト10のネジ部14に第1ナット20が取り付けられるようになっている。より詳細には、ボルト10のネジ部14に対して、第1ナット20を図3における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴26の雌ネジ部分26aにネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。また、突起部24は略円柱形状となっており、この突起部24の外周面には右ネジの雄ネジ部分24aが形成されている。
また、本実施の形態では、第1ナット20におけるネジ穴26の内周面に形成される雌ネジ部分26aは、第1ナット20がネジ部14に取り付けられたときにネジ部14の雄ネジ部分14aに対してネジ部14の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっている。具体的には、図7に示すように、第1ナット20がネジ部14に取り付けられたときに、ネジ部14の雄ネジ部分14aのネジ山15は第1ナット20の雌ネジ部分26aの凹部に嵌まり込むようになるが、このときに雌ネジ部分26aの凹部におけるネジ山15の周囲にはスペースが形成される。より詳細には、雄ネジ部分14aのネジ山15は雌ネジ部分26aの谷部分の箇所からわずかに離れるようになる。このため、図7において雌ネジ部分26aの凹部内で雄ネジ部分14aのネジ山15をネジ部14の長手方向(すなわち、図7における左右方向)にスライドさせることができるようになる。このことにより、第1ナット20がネジ部14に取り付けられた場合でも、この第1ナット20の雌ネジ部分26aを、ネジ部14の雄ネジ部分14aに対してネジ部14の長手方向に所定の範囲内(具体的には、図8に示すようなネジ山15の一方の傾斜面が雌ネジ部分26aに接触する位置と、図8に示すようなネジ山15の他方の傾斜面が雌ネジ部分26aに接触する位置との間)でスライドさせることができるようになる。
図5に示すように、第2ナット30は例えば六角ナットから構成されており、この第2ナット30の内部には、断面がそれぞれ略円形である第1ネジ穴32および第2ネジ穴34が形成されている。ここで、第1ネジ穴32および第2ネジ穴34は互いに連通しており、これらの第1ネジ穴32および第2ネジ穴34を組み合わせた穴は第2ナット30を貫通するようになっている。第2ナット30における第1ネジ穴32に面する内周面には、第1ナット20の突起部24の雄ネジ部分24aに対応する雌ネジ部分32aが形成されている。そして、第2ナット30の第1ネジ穴32の雌ネジ部分32aに第1ナット20の突起部24の雄ネジ部分24aが螺合されることにより、第2ナット30の第1ネジ穴32に第1ナット20の突起部24が取り付けられるようになっている。より詳細には、第2ナット30の第1ネジ穴32に対して、第1ナット20を図3における右回り(時計回りの方向)に回転させながらこの第1ナット20の突起部24を挿入することにより、第1ナット20の突起部24が第2ナット30の第1ネジ穴32に嵌まり込むようになる。
また、第2ナット30における第1ネジ穴32の下方には、この第1ネジ穴32の直径よりも小さな直径の円形の断面の第2ネジ穴34が形成されている。第2ナット30における第2ネジ穴34に面する内周面には、ボルト10のネジ部14の雄ネジ部分14aに対応する雌ネジ部分34aが形成されている。ここで、第2ナット30の雌ネジ部分34aは、第1ナット20の雌ネジ部分26aと略同一の構成となっている。そして、第2ナット30の第2ネジ穴34の雌ネジ部分34aにボルト10のネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合されることにより、第2ナット30の第1ネジ穴32にボルト10のネジ部14が取り付けられるようになっている。より詳細には、ボルト10のネジ部14に対して、第2ナット30を図5における左回り(反時計回りの方向)に回転させながら第2ネジ穴34の雌ネジ部分34aにネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。
また、本実施の形態では、第2ナット30における第2ネジ穴34の内周面に形成される雌ネジ部分34aは、第2ナット30がネジ部14に取り付けられたときにネジ部14の雄ネジ部分14aに対してネジ部14の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっている。具体的には、図7に示すように、第2ナット30がネジ部14に取り付けられたときに、ネジ部14の雄ネジ部分14aのネジ山15は第2ナット30の雌ネジ部分34aの凹部に嵌まり込むようになるが、このときに雌ネジ部分34aの凹部におけるネジ山15の周囲にはスペースが形成される。より詳細には、雄ネジ部分14aのネジ山15は雌ネジ部分34aの谷部分の箇所からわずかに離れるようになる。このため、図7において雌ネジ部分34aの凹部内で雄ネジ部分14aのネジ山15をネジ部14の長手方向(すなわち、図7における左右方向)にスライドさせることができるようになる。このことにより、第2ナット30がネジ部14に取り付けられた場合でも、この第2ナット30の雌ネジ部分34aを、ネジ部14の雄ネジ部分14aに対してネジ部14の長手方向に所定の範囲内でスライドさせることができるようになる。
また、本実施の形態では、第1ナット20および第2ナット30からなる締結器具と、ボルト10のネジ部14とを組み合わせることにより、第1の部材100を第2の部材102に固定するための締結構造が構成されている。
次に、本実施の形態の締結器具を用いて第1の部材100に第2の部材102を固定するときの動作について以下に説明する。
最初に、ボルト10のネジ部14を、第1の部材100に形成されている貫通穴100aおよび第2の部材102に形成されている貫通穴102aに通すことにより、ボルト10のネジ部14が第2の部材102から突出するようにする。次に、第1ナット20を第2ナット30に取り付ける。具体的には、第2ナット30の第1ネジ穴32に対して、第1ナット20を図3における右回り(時計回りの方向)に回転させながらこの第1ナット20の突起部24を挿入することにより、第1ナット20の突起部24が第2ナット30の第1ネジ穴32に嵌まり込む。このことにより、第1ナット20が第2ナット30に取り付けられる。なお、この際に、第1ナット20のナット部22が第2ナット30の上面から十分に離間するようにする。
その後、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に取り付ける。具体的には、ボルト10のネジ部14に対して、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体を図3や図5における左回り(反時計回りの方向)に回転させながら、第1ナット20のネジ穴26の雌ネジ部分26aおよび第2ナット30の第2ネジ穴34の雌ネジ部分34aにネジ部14の雄ネジ部分14aがそれぞれ嵌まり込むようにする。なお、この際に、図7に示すように、ネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が、第1ナット20の雌ネジ部分26aの凹部の中央および第2ナット30の雌ネジ部分34aの凹部の中央にそれぞれ位置するようにする。なお、ネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が、第1ナット20の雌ネジ部分26aの凹部の中央および第2ナット30の雌ネジ部分34aの凹部の中央にそれぞれ位置しない場合には、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14にうまく螺合させることはできないようになっている。このため、第1ナット20の雌ネジ部分26aの凹部の中央および第2ナット30の雌ネジ部分34aの凹部の中央の両方に、ネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が位置しない場合には、第2ナット30に対して第1ナット20を回転させることにより、第2ナット30に対する第1ナット20の位置を変える。このようにして、図1に示すように第2ナット30の底面が第2の部材102の表面に接触するまで、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に嵌め込む。
その後、第2ナット30に対して第1ナット20を回転させることにより、第2ナット30に対して第1ナット20を緩めるか更に締め付けるようにする。第2ナット30に対して第1ナット20を図3における左回り(反時計回りの方向)に回転させることにより、第2ナット30に対して第1ナット20を緩めた場合には、ネジ部14の雄ネジ部分14aに対して第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の長手方向に沿ってスライドすることにより、図8に示すように第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15に接触するようになる。第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15に接触すると、第2ナット30に対して第1ナット20をこれ以上緩めることができなくなる。一方、第2ナット30に対して第1ナット20を図3における右回り(時計回りの方向)に回転させることにより、第2ナット30に対して第1ナット20を更に締め付けた場合には、ネジ部14の雄ネジ部分14aに対して第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の長手方向に沿ってスライドすることにより、図9に示すように第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15に接触するようになる。第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15に接触すると、第2ナット30に対して第1ナット20をこれ以上締め付けることができなくなる。このようにして、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体がネジ部14に取り付けられるとともに第1ナット20が第2ナット30から緩められるまたは更に締め付けられることにより、第1の部材100に第2の部材102が固定されるようになる。
このような締結器具では、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に取り付ける際の回転方向(すなわち、左回り)と、第2ナット30に対して第1ナット20を取り付ける際の回転方向(すなわち、右回り)とが逆向きとなっているため、第1ナット20や第2ナット30がボルト10から緩みにくくなるという作用効果が得られる。より詳細には、第1ナット20の雌ネジ部分26aがネジ部14の雄ネジ部分14aに対して図8や図9に示すような位置関係となっている場合には、すなわちネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が雌ネジ部分26aに接触している場合には、ネジ部14に対して第1ナット20を回転させることができなくなる。このため、ネジ部14に対して第1ナット20の位置が固定され、この第1ナット20をネジ部14から緩めることができなくなる。言い換えると、第1ナット20がネジ部14から緩められるのは、図7に示すようにネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が雌ネジ部分26aの凹部の中央に位置している場合のみであるが、このようなネジ山15の位置とするためには第2ナット30に対して第1ナット20を回転させることにより第1ナット20と第2ナット30との位置関係を人が調整して所定の位置関係としなければならない。
ここで、ナットがボルトから緩む要因としては、第1の部材100や第2の部材102等に衝撃が与えられたり、ナットやボルト自体に衝撃が与えられたりすることにより、ナットに対してボルトに締め付けられる方向と逆方向の力がかかることにより、ナットがボルトから緩んでしまうことが考えられる。これに対し、本実施の形態では、第2ナット30がボルト10から緩んでしまいこの第2ナット30が第2の部材102から離間しようとしても、第1ナット20がボルト10のネジ部14に固定されているため、ボルト10のネジ部14に対して第2ナット30を図1に示す状態から右回り(図1を上方から見て時計回りの方向)に回転させることができない。
このように、本実施の形態では、ネジ部14の長手方向においてネジ部14の雄ネジ部分14aに対して第1ナット20の雌ネジ部分26aが所定の範囲内の箇所に位置しているときは、ネジ部14に対して第1ナット20が回転するが、第2ナット30に対して第1ナット20が回転させられることによりネジ部14の雄ネジ部分14aに対して第1ナット20の雌ネジ部分26aが所定の範囲内の箇所からネジ部14の長手方向にスライドしたときは、ネジ部14に対して第1ナット20が回転しなくなる。このため、第1ナット20がボルト10のネジ部14に固定されるようになり、よって第1ナット20や第2ナット30がネジ部14から緩んでしまうことを防止することができるようになる。
なお、本実施の形態の締結器具は、上記の構成に限定されることはない。本実施の形態の締結器具の他の例として、ボルト10のネジ部14の外周面に、左ネジではなく右ネジの雄ネジ部分14aが形成されており、第1ナット20のナット部22および突起部24に形成されるネジ穴26の内周面に、右ネジの雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分26aが形成されていてもよい。この場合には、突起部24の外周面には、右ネジではなく左ネジの雄ネジ部分24aが形成され、第2ナット30における第1ネジ穴32に面する内周面には、左ネジの雄ネジ部分24aが螺合する雌ネジ部分32aが形成される。また、第2ナット30における第2ネジ穴34に面する内周面には、右ネジの雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分26aが形成される。このような締結器具でも、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に取り付ける際の回転方向(すなわち、右回り)と、第2ナット30に対して第1ナット20を取り付ける際の回転方向(すなわち、左回り)とが逆向きとなっているため、第1ナット20や第2ナット30がボルト10から緩みにくくすることができる。
また、本実施の形態では、上述したように、第1ナット20および第2ナット30からなる締結器具と、ネジ部14とを組み合わせることにより、第1の部材100を第2の部材102に固定するための締結構造が構成されている。このような締結構造でも、第1ナット20や第2ナット30がボルト10から緩みにくくすることができる。
また、上記の説明では、第2ナット30の雌ネジ部分34aは、第1ナット20の雌ネジ部分26aと略同一の構成となっているが、本実施の形態はこのような態様に限定されることはない。本実施の形態の締結器具の他の例として、第1ナット20の雌ネジ部分26aは、第1ナット20がネジ部14に取り付けられたときにネジ部14の雄ネジ部分14aに対してネジ部14の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっているが、第2ナット30の雌ネジ部分34aは、第2ナット30がネジ部14に取り付けられたときにネジ部14の雄ネジ部分14aに対してネジ部14の長手方向にスライドすることができないようになっていてもよい。この場合でも、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をネジ部14に取り付けた後、第2ナット30に対して第1ナット20を緩めるか更に締め付けることにより、ネジ部14に対して第1ナット20を固定することができるため、第1ナット20や第2ナット30がボルト10から緩みにくくすることができる。
また、図10に示すように、図1に示す締結器具に対して第1ナット20および第2ナット30の組合せ体の上下の向きを逆にした状態でこの組合せ体をボルト10のネジ部14に取り付けるようにしてもよい。具体的には、第1ナット20を第2ナット30に取り付けた後、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に取り付ける際に、第1ナット20のナット部22が第2の部材102に接するよう、図1に示す第1ナット20および第2ナット30の上下の向きを逆にして第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に取り付ける。なお、この場合でも、図7に示すように、ネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が、第1ナット20の雌ネジ部分26aの凹部の中央および第2ナット30の雌ネジ部分34aの凹部の中央にそれぞれ位置するようにする。このようにして、図10に示すように第1ナット20のナット部22が第2の部材102の表面に接触するまで、第1ナット20および第2ナット30の組合せ体をボルト10のネジ部14に嵌め込む。その後、第1ナット20に対して第2ナット30を回転させることにより、第1ナット20に対して第2ナット30を緩めるか更に締め付けるようにする。このようにして、第1ナット20に対して第2ナット30を緩めるか更に締め付けると、ネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が第2ナット30の雌ネジ部分34aに接触するようになる。この場合には、ネジ部14に対して第2ナット30を回転させることができなくなる。このため、ネジ部14に対して第2ナット30の位置が固定され、この第2ナット30をネジ部14から緩めることができなくなる。言い換えると、第2ナット30がネジ部14から緩められるのは、図7に示すようにネジ部14の雄ネジ部分14aにおけるネジ山15が雌ネジ部分34aの凹部の中央に位置している場合のみであるが、このようなネジ山15の位置とするためには第1ナット20に対して第2ナット30を回転させることにより第1ナット20と第2ナット30との位置関係を人が調整して所定の位置関係としなければならない。このように、図10に示す締結器具では、第1ナット20がボルト10から緩んでしまいこの第1ナット20が第2の部材102から離間しようとしても、第2ナット30がボルト10のネジ部14に固定されているため、ボルト10のネジ部14に対して第1ナット20を図10に示す状態から右回り(図10を上方から見て時計回りの方向)に回転させることができない。
10 ボルト
12 ヘッド部
14 ネジ部
14a 雄ネジ部分
15 ネジ山
20 第1ナット
22 ナット部
24 突起部
24a 雄ネジ部分
26 ネジ穴
26a 雌ネジ部分
30 第2ナット
32 第1ネジ穴
32a 雌ネジ部分
34 第2ネジ穴
34a 雌ネジ部分
100 第1の部材
100a 貫通穴
102 第2の部材
102a 貫通穴

Claims (8)

  1. 第1の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成されたネジ部に取り付けられる締結器具であって、
    ナット部と、前記ナット部から突出し、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成された突起部とを有しており、前記ナット部および前記突起部には、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている第1ナットと、
    前記第1ナットの前記突起部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第1ネジ穴、および前記第1ネジ穴に連通し、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第2ネジ穴が内部に形成されている第2ナットと、
    を備えた、締結器具。
  2. 前記第1ナットが前記ネジ部に取り付けられたときに、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第1ナットの前記雌ネジ部分の谷部分の箇所からわずかに離れて当該雌ネジ部分の凹部における前記ネジ山の周囲にスペースが形成されることにより、前記ネジ部の前記雄ネジ部分に対して前記第1ナットの前記雌ネジ部分は前記ネジ部の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっている、請求項1記載の締結器具。
  3. 前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第1ナットの前記雌ネジ部分に接触していないときは、前記ネジ部に対して前記第1ナットが回転し、
    前記第2ナットに対して前記第1ナットが回転させられることにより前記ネジ部の前記雄ネジ部分に対して前記第1ナットの前記雌ネジ部分が前記ネジ部の長手方向にスライドし、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第1ナットの前記雌ネジ部分に接触したときは前記ネジ部に対して前記第1ナットが回転しなくなる、請求項2記載の締結器具。
  4. 前記第2ナットが前記ネジ部に取り付けられたときに、前記ネジ部の前記雄ネジ部分のネジ山が前記第2ナットの前記雌ネジ部分の谷部分の箇所からわずかに離れて当該雌ネジ部分の凹部における前記ネジ山の周囲にスペースが形成されることにより、前記ネジ部の前記雄ネジ部分に対して前記第2ナットの前記雌ネジ部分は前記ネジ部の長手方向に所定の範囲内でスライド可能な構成となっている、請求項2または3記載の締結器具。
  5. 前記第2ナットにおいて前記第1ネジ穴の直径は前記第2ネジ穴の直径よりも大きい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の締結器具。
  6. 前記第1ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分および前記第2ナットの前記第2ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分は、それぞれ、前記ネジ部における左ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであり、
    前記第1ナットの前記突起部の外周面には右ネジの雄ネジ部分が形成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の締結器具。
  7. 前記第1ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分および前記第2ナットの前記第2ネジ穴の内周面に形成されている雌ネジ部分は、それぞれ、前記ネジ部における右ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであり、
    前記第1ナットの前記突起部の外周面には左ネジの雄ネジ部分が形成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の締結器具。
  8. 第1の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成されたネジ部と、
    前記ネジ部に取り付けられる締結器具と、
    を備えた締結構造であって、
    前記締結器具は、
    ナット部と、前記ナット部から突出し、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成された突起部とを有しており、前記ナット部および前記突起部には、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている第1ナットと、
    前記第1ナットの前記突起部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第1ネジ穴、および前記第1ネジ穴に連通し、前記ネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成された第2ネジ穴が内部に形成されている第2ナットと、
    を有している、締結構造。
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