JP2010095378A - ダブルデッキエレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る手段を乗りかご又は乗り場に設けることで、特定の乗客が所望の階に直接行くことができ、かつ輸送効率が低下するのを防ぐことができるダブルデッキエレベーターの制御装置を提供する。
【解決手段】ダブルデッキエレベータの制御装置10は、各乗りかご11a、11b内に各々設置され、乗客が行き先階を指定するかご呼び指定手段14と、各乗りかご11a、11b内に各々設置され、特定の乗客、例えば車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る読み取り手段15と、指定された行き先階と識別情報とに基づいて各乗りかご11a、11bの行き先階を登録するかご呼び登録手段20と、かご呼び登録手段20に登録された行き先階へ各乗りかご11a、11bを運行させる駆動制御手段22とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、上下に連結された2つの乗りかごを有し、上下の各乗りかごを特定の階に運行させる運転モード(ダブル運転モード)により運行するダブルデッキエレベータの制御装置に関する。
一般に、ダブルデッキエレベーターの運行制御方式には、ダブルデッキエレベーターの上下の各乗りかごを各階に応答させるセミダブル運転モード、上下の各乗りかごを1 階床おきに応答させる、例えば下かごを奇数階、上かごを偶数階に応答させるダブル運転モード、および上下の各乗りかごの一方のかごを未使用にして、他方の乗りかごを各階に応答させるシングル運転モードなどがある。従来のダブルデッキエレベーターの制御装置は、平常時にはセミダブル運転モードを選択し、出勤時などの混雑時にはダブル運転モードを選択し、夜間などの閑散時にはシングル運転モードを選択するなど、時間帯や混雑状況に応じて運転モードを切り替えて、輸送効率の向上を図っている。
ここで、ダブル運転モードでは、上下の各乗りかごで応答可能な階が制限されるので、乗客が直接目的階に行くことができないことがある。この場合、乗客は目的階の1 階床手前もしくは1 階床先の階床で乗りかごから降り、そこから目的階へ階段またはエスカレーターを利用することとなる。階段やエスカレーターを一人で利用できない乗客、例えば車椅子利用者にとっては、非常に不便である。
従来、このような問題を解決するために、例えば特許文献1においては、乗りかご内及び乗り場に設置された車椅子利用者専用のボタンが押されたときに、ダブルデッキエレベーターの運行制御方式をダブル運転モードからセミダブル運転モードに切り替えている。また、特許文献2においては、ダブル運転モードで運行制御されているダブルデッキエレベーターの乗りかごが、車椅子利用者が待つ乗り場に応答した際、その乗りかごを全ての階に対応可能とすることで、車椅子利用者が直接目的階へ行けるようしている。
特開平11−71063号公報 特開2003−252535号公報
しかしながら、上述のようなダブルデッキエレベーターの制御装置では、車椅子利用者以外の乗客でも、乗りかご内または乗り場に設置された車椅子利用者専用のボタンを使用可能である。このため、車椅子利用者専用のボタンを車椅子利用者以外の乗客が使用することで、ダブルデッキエレベーターの運行制御方式が頻繁にセミダブル運転モードに切り替わり、このことにより、ダブルデッキエレベーターの輸送効率が低下する可能性がある。また、車椅子利用者専用のボタンが使用され、ダブルデッキエレベーターの運行制御方式がセミダブル運転モードに切り替わると、乗りかごが応答可能な階が変更されるので、車椅子利用者以外の乗客が混乱する可能性もある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、特定の乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る手段を乗りかご又は乗り場に設けることで、特定の乗客が所望の階に直接行くことができ、かつ輸送効率が低下するのを防ぐことができるダブルデッキエレベーターの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上下に連結された2つの乗りかごを有し、上下の各乗りかごを特定の階に運行させる運転モードにより運行するダブルデッキエレベータの制御装置において、各乗りかご内に設置され、乗客が行き先階を指定するかご呼び指定手段と、各乗りかご内に設置され、乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る読み取り手段と、指定された行き先階と識別情報とに基づいて各々の乗りかごの行き先階を登録するかご呼び登録手段と、かご呼び登録手段に登録された行き先階へ各々の乗りかごを運行させる駆動制御手段と、を備え、かご呼び登録手段は、各々の乗りかごに対応して運転モードを実行するため行き先階として登録可能な階を記録した登録許可テーブルと、指定された行き先階が登録許可テーブルに含まれている場合に指定された行き先階を登録する判定手段とを有し、各々の乗りかごに対応する登録許可テーブルには、行き先階として登録可能な階を書き換えて記録するテーブル書き換え手段が接続され、一方の乗りかごの読み取り手段により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、一方の乗りかごの登録許可テーブルに他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録されることを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明は、各々の乗りかごには、登録許可テーブルの書き換えが行われた一方の乗りかごが、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階に停止した際、その旨を他方の乗りかごの乗客に報知する報知手段が設けていることを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明は、上下に連結された2つの乗りかごを有し、上下の各乗りかごを特定の階に運行させる運転モードにより運行するダブルデッキエレベータの制御装置において、各エレベータ乗り場に設置され、乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る読み取り手段と、各乗りかご内に設置され、乗客が行き先階を指定するかご呼び指定手段と、指定された行き先階と識別情報とに基づいて各々の乗りかごの行き先階を登録するかご呼び登録手段と、かご呼び登録手段に登録された行き先階へ各々の乗りかごを運行させる駆動制御手段と、を備え、かご呼び登録手段は、各々の乗りかごに対応して運転モードを実行するため行き先階として登録可能な階を記録した登録許可テーブルと、指定された行き先階が登録許可テーブルに含まれている場合に指定された行き先階を登録する判定手段とを有し、各々の乗りかごに対応する登録許可テーブルには、行き先階として登録可能な階を書き換えて記録するテーブル書き換え手段が接続され、あるエレベータ乗り場の読み取り手段により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、当該エレベータ乗り場に対応する一方の乗りかごが当該乗り場に到着した際、一方の乗りかごの登録許可テーブルに他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録されることを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明は、各エレベータ乗り場には、登録許可テーブルの書き換えが行われた一方の乗りかごが、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階のエレベータ乗り場に停止した際、その旨を一方の乗りかごが停止したエレベータ乗り場の乗客に報知する報知手段が設けていることを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明は、テーブル書き換え手段は、一方の乗りかごの登録許可テーブルに、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録され、その後、かご呼び指定手段により指定された行き先階に基づいて、かご呼び登録手段の判定手段が当該行き先階を登録した場合、一方の乗りかごの登録許可テーブルから他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階を削除することを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明は、テーブル書き換え手段は、一方の乗りかごの登録許可テーブルに、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録され、その後、所定の時間が経過した場合に、一方の乗りかごの登録許可テーブルから他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階を削除することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明は、各々の乗りかごに対応する登録許可テーブルに、各乗りかごの行き先階として登録できない所定の階を各登録許可テーブルに登録しない記録禁止手段が接続されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のダブルデッキエレベータの制御装置である。
本発明によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置は、各乗りかご内に設置され、乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る読み取り手段を備えている。このため、制御装置は、一方の乗りかごの読み取り手段により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、一方の乗りかごの登録許可テーブルに他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階を追加記録することができる。このことにより、輸送効率を低下させることなく、ダブルデッキエレベーターを所望の階に運行させることができる。
また本発明によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置は、エレベータ乗り場に設置され、乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る読み取り手段を備えている。このため、制御装置は、あるエレベータ乗り場の読み取り手段により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、当該乗り場に対応する一方の乗りかごが当該乗り場に到着した際、一方の乗りかごの登録許可テーブルに他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階を追加記録することができる。このことにより、輸送効率を低下させることなく、ダブルデッキエレベーターを所望の階に運行させることができる。
発明を実施するための形態
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明の第1の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図である。このうち図1は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータシステム全体を示す図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図である。図3は、本発明の第1の実施の形態において、ダブル運転モード時の登録許可テーブルを示す図であり、図4は、本発明の第1の実施の形態において、識別情報に基づいて登録許可テーブルを書き換える際のフローチャートを示す図である。図5は、本発明の第1の実施の形態において、下乗りかごの登録可能な階を追加した場合の上乗りかごの登録許可テーブルを示す図であり、図6は、本発明の第1の実施の形態において、上乗りかごの登録可能な階を追加した場合の下乗りかごの登録許可テーブルを示す図である。
まず、図1によりダブルデッキエレベータシステム50の全体構成について説明する。図1に示すようにダブルデッキエレベータシステム50は、昇降路56と、昇降路56内において昇降するとともに上下に連結された2つの乗りかご、すなわち上乗りかご11aと下乗りかご11bを有するダブルデッキ用乗りかご11と、ダブルデッキ用乗りかご11を昇降路56内で所定の階へ運行させる駆動部13と、所定の階において乗客がダブルデッキ用乗りかご11に乗り降りする乗り場12と、それらの監視制御を行う制御装置10とを備えている。このうちダブルデッキ用乗りかご11は、上述のように上側に連結された上乗りかご11aと、下側に連結された下乗りかご11bとからなる。また各乗り場12には、乗客がダブルデッキ用乗りかご11を呼ぶための乗り場かご呼び手段42が設置されている。ダブルデッキ用乗りかご11は主ロープ53により昇降路56内を昇降する釣合重り52に連結されており、またダブルデッキ用乗りかご11を所定の階の乗り場12まで運行させる駆動部13は、ダブルデッキ用乗りかご11に主ロープ53を介して連結され、主ロープ53を、綱車51aを介して巻上げる巻上機51からなっている。
次に、図2により制御装置10について説明する。制御装置10は、各乗りかご11a、11b内に各々設置され、乗客が行き先階を指定するかご呼び指定手段14と、各乗りかご11a、11b内に各々設置され、特定の乗客、例えば車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る読み取り手段15と、指定された行き先階と識別情報とに基づいて各乗りかご11a、11bの行き先階を登録するかご呼び登録手段20と、かご呼び登録手段20に登録された行き先階へ各乗りかご11a、11bを運行させる駆動制御手段22とを備えている。
このうち、上乗りかご11a内のかご呼び指定手段14は、車椅子利用者58が使用し易いように低い位置に設けられた車椅子上かご呼び指定手段14cと、車椅子利用者58以外が使用する上かご呼び指定手段14aとを有している。同様に、下乗りかご11b内のかご呼び指定手段14は、車椅子下かご呼び指定手段14dと、下かご呼び指定手段14bとを有している。車椅子利用者58は、後述するように、情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取り手段15に読み取らせた後に、車椅子上かご呼び指定手段14c又は車椅子下かご呼び指定手段14dにより行き先階を指定することで、当該指定された階に直接行くことができる。
読み取り手段15は、上乗りかご11a内の車椅子上かご呼び指定手段14cの近傍に設置され、情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る上かご読み取り手段15aと、下乗りかご11b内のうち車椅子下かご呼び指定手段14dの近傍に設置され、情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る下かご読み取り手段15bと、読み取られた識別情報をもとに乗りかご利用者を判別する利用者判別部18とを有する。判別結果は、後述するかご呼び登録手段20の登録許可テーブル21に送られる。
情報記録媒体16には、乗りかご11の利用者を判別するための識別情報、例えば、利用者が車椅子利用者である、または利用者がエレベータ管理者又は保守員である旨の識別情報が記録されている。情報記録媒体16としては、例えば磁気カードやICカードのカード類や、スマートキー、ICタグ、2次元コードなどが挙げられる。
かご呼び登録手段20は、各乗りかご11a、11bに対応してダブル運転モードを実行するため行き先階として登録可能な階を記録した登録許可テーブル21と、指定された行き先階が登録許可テーブルに含まれている場合に指定された行き先階を登録する判定手段23とを有している。判定手段23により行き先階が登録されると、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達され、駆動制御手段22により駆動部13が駆動され、各乗りかご11a、11bが登録された行き先階へ運行される。
次に、登録許可テーブル21について説明する。図3により、建物の階床が18階床で、運転モードがダブル運転モードの場合の登録許可テーブル21を示す。図3に示した登録許可テーブル21のうち、図3(a)は上乗りかご11aの上かご呼び指定手段14aに対応する登録許可テーブル21aを示し、図3(b)は下乗りかご11bの下かご呼び指定手段14bに対応する登録許可テーブル21bを示す。また、図3(c)は上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cを示し、図3(d)は下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dを示す。
図3に示すように、上乗りかご11aに対応する登録許可テーブル21a、21cでは奇数階が削除されている。このため、上乗りかご呼び指定手段14aにより奇数階が指定されたとしても、判定手段23は指定された奇数階を登録することができない。同様に、下乗りかご11bに対応する登録許可テーブル21b、21dでは偶数階が削除されている。このことにより、ダブルデッキエレベータがダブル運転モードで運行される。
ところで、登録許可テーブル21には、行き先階として登録可能な階を書き換えて記録するテーブル書き換え手段24が接続されている。テーブル書き換え手段24は、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの読み取り手段15により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、上乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご、例えば下乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階を追加記録するものである。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図4に、本発明の第1の実施の形態において、識別情報に基づき登録許可テーブル21を書き換える際のフローチャートを示す。運転モード選択手段59によりダブル運転モードが選択されている場合に(S101)、上乗りかご11a内に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が上かご読み取り手段15aにより読み取られると(S102・YES(上かご))、利用者判別部18は、乗客が車椅子利用者58であることを認識する(S107・YES)。乗客が車椅子利用者58であるという識別情報が利用者判別部18から駆動制御手段22を介して登録許可テーブル21へ伝達されると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される(S108)。
この場合の上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cを図5に示す。図5(c)に示すように、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録されている。このため、車椅子利用者58が所望の階を車椅子上かご呼び指定手段14cにより指定すると、指定した階がたとえ奇数階であったとしても、判定手段23によりその階が登録され、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達され、駆動制御手段22によって駆動部13が駆動されて、上乗りかご11aが登録された所望の階へ運行される。このことにより、車椅子利用者58が所望の階に行くことができる。
この場合、指定された行き先階が判定手段23により登録され、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達されると(S109・YES)、その旨が駆動制御手段22により登録許可テーブル21へ送信される。登録許可テーブル21がその旨を駆動制御手段22から受信すると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24は、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cから、追加登録された下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階を削除する(S110)。すなわち、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する図5(c)に示す登録許可テーブル21cが、図3(c)に示す登録許可テーブル21cに戻る。このため、この後に所定の情報記録媒体16を保有しない乗客が、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cにより奇数階を指定したとしても、登録許可テーブル21のうち車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cから奇数階が削除されているため、判定手段23が指定された奇数階を登録することはない。すなわち、上乗りかご11aの運転モードがダブル運転モードに戻る。このように、上乗りかご11aが車椅子利用者58の所望の階に運行された後は、上乗りかご11aがダブル運転モードで運行されるので、ダブルデッキ用乗りかご11がセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
次に、下乗りかご11b内に車椅子利用者58が居る場合の作用について説明する。下乗りかご11b内に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が下かご読み取り手段15bにより読み取られると(S102・YES(下かご))、上乗りかご11aの場合と同様に、利用者判別部18は、乗客が車椅子利用者58であることを認識し(S103・YES)、これによって、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dに、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cの登録可能な階が追加記録される(S104)。
その際の下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dを図6に示す。図6(d)に示すように、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dに、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cの登録可能な階が追加記録されている。このため、車椅子利用者58が所望の階を車椅子下かご呼び指定手段14dにより指定すると、指定した階がたとえ偶数階であったとしても、判定手段23によりその階が登録され、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達され、駆動制御手段22によって駆動部13が駆動されて、下乗りかご11bが登録された行き先階へ運行される。このことにより、車椅子利用者58が所望の階に行くことができる。
この場合、指定された行き先階が判定手段23により登録され、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達されると(S105・YES)、上乗りかご11aの場合と同様に、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dから、追加登録された階が削除される。このため、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する図6(d)に示す登録許可テーブル21dが、図3(d)に示す登録許可テーブル21dに戻り、下乗りかご11bの運転モードがダブル運転モードに戻る。このことにより、セミダブル運転モードでダブルデッキ用乗りかご11が運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
このように本実施の形態によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置10は、各乗りかご内11に設置され、乗客が保有する情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る読み取り手段15を備えている。このため、制御装置10は、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの読み取り手段15により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dにある登録可能な階を追加記録することができる。このことにより、ダブルデッキエレベーターを所望の階に運行させることができる。
また本実施の形態によれば、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、かご呼び指定手段14により指定された行き先階に基づいて、かご呼び登録手段20の判定手段23が当該行き先階を登録した場合、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cから他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が削除される。このため、車椅子利用者58が所望の階をかご呼び指定手段14cにより指定し、ダブルデッキエレベータが所望の階に運行された後は、乗りかご11aの運転モードがダブル運転モードに戻る。このことにより、ダブルデッキエレベータがセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
第2の実施の形態
次に、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで、図7は、本発明の第2の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図であり、図8は、本発明の第2の実施の形態において、識別情報に基づき登録許可テーブルを書き換える際のフローチャートを示す図である。
まず、図7および図8により本発明の第2の実施の形態における制御装置10について説明する。図7および図8に示す第2の実施の形態は、例えば、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録されてから所定の時間が経過した場合、この所定時間の経過を登録許可テーブル21に伝達する時間設定手段31を設けたものであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図7及び図8に示す第2の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、駆動制御手段22には時間設定手段31が接続されており、駆動制御手段22を介して時間設定手段31と登録許可テーブル21との間で双方向に情報の伝達を行うことができる。時間設定手段31は、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご、例えば下乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録されると、その時点を開始時間として経過時間の計測を始める。その後、時間設定手段31は、計測された経過時間が予め設定された時間に到達すると、その旨を駆動制御手段22を介して登録許可テーブル21に伝達する。その後、時間設定手段31で計測された経過時間はゼロにリセットされる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図8に、本発明の第2の実施の形態において、識別情報に基づき登録許可テーブル21を書き換える際のフローチャートを示す。運転モード選択手段59によりダブル運転モードが選択されている場合に(S201)、上乗りかご11a内に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が上かご読み取り手段15aにより読み取られると(S202・YES(上かご))、利用者判別部18は、乗客が車椅子利用者58であることを認識する(S207・YES)。乗客が車椅子利用者58であるという識別情報が利用者判別部18から登録許可テーブル21へ伝達されると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される(S208)。このことにより、車椅子利用者58が所望の階に行くことができる。
この場合、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録された後(S208)、所定の時間が経過すると(S209)、その旨を時間設定手段31が駆動制御手段22を介して登録許可テーブル21に送信する。登録許可テーブル21が所定の時間が経過したことを受信すると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24は、追加記録された階を登録許可テーブル21cから削除する(S210)。このように、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録されてから、所定の時間が経過すると、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cがダブル運転モードに対応するテーブルに戻される。このことにより、ダブルデッキエレベータがセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
このように本実施の形態によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置10は、各乗りかご11a、11bに設置され、乗客が保有する情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る読み取り手段15を備えている。このため、制御装置10は、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの読み取り手段15により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階を追加記録することができる。このことにより、ダブルデッキエレベーターを所望の階に運行させることができる。
また本実施の形態によれば、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、所定の時間が経過した場合、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cから他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が削除される。このため、乗りかご11aの運転モードがダブル運転モードに戻る。このことにより、ダブルデッキエレベータがセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、駆動制御手段22に時間設定手段31が接続され、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、所定の時間が経過した場合、追加記録された階が一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cから削除される例を示した。
しかしながら、これに限られることはなく、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、かご呼び指定手段14により指定された行き先階に基づいて、かご呼び登録手段20の判定手段23が当該行き先階が登録されるという要件か、若しくは、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、所定の時間が経過するという要件のうち、どちらか一方の要件が満たされた場合に、追加記録された階が一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cから削除されるようにしてもよい。
第3の実施の形態
次に、図9および図10を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。ここで、図9は、本発明の第3の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図であり、図10は、本発明の第3の実施の形態において、下乗りかごの登録可能な階を追加した場合の上乗りかごの登録許可テーブルを示す図である。
まず、図9および図10により本発明の第3の実施の形態における制御装置10について説明する。図9および図10に示す第3の実施の形態は、行き先階として登録できない所定の階を各登録許可テーブル21に記録しない記録禁止手段32を設けたものであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図9および図10に示す第3の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図9に示すように、行き先階として登録できない所定の階を各登録許可テーブル21a、21b、21c、21dに記録しない記録禁止手段32が、駆動制御手段22に接続されており、記録禁止手段32と登録許可テーブル21との間で駆動制御手段22を介して双方向に情報の伝達を行うことができる。そして、記録禁止手段32には、行き先階として登録できない所定の階、例えば工事中の階などが予め設定されており、記録禁止手段32は、その所定の階が各登録許可テーブル21a、21b、21c、21dに記録されるのを防ぐことができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
運転モード選択手段59によりダブル運転モードが選択されている場合に、上乗りかご11a内に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が上かご読み取り手段15aにより読み取られると、利用者判別部18は、乗客が車椅子利用者58であることを認識する。乗客が車椅子利用者58であるという識別情報が利用者判別部18から登録許可テーブル21へ伝達されると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される。
一方、記録禁止手段32は、行き先階として登録できない所定の階、例えば3階、6階、10階、13階が各登録許可テーブル21a、21b、21c、21dに記録されるのを防ぐことができる。このため、前述のように、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される場合であっても、図10(c)に示すように、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cにおいて、3階、6階、10階、13階はテーブルから削除されたままである。このことにより、乗りかご11が、行き先階として登録できない所定の階に運行されるのを防ぐことができる。
このように本実施の形態によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置10の登録許可テーブル21に、行き先階として登録できない所定の階を各登録許可テーブル21a、21b、21c、21dに記録しない記録禁止手段32が接続されている。このため、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご、例えば下乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される場合であっても、行き先階として登録できない所定の階は上乗りかご11aの登録許可テーブル21cに記録されない。このことにより、例えば一方の乗りかご11aが、行き先階として登録できない所定の階に運行されるのを防ぐことができる。記録禁止手段32
第4の実施の形態
次に、図11を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。ここで、図11は、本発明の第4の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図である。
図11に示す第4の実施の形態は、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの運行状況を他方の乗りかご、例えば下乗りかご11bの乗客に報知する報知手段33を設けたものであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図11に示す第4の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、制御装置10の報知手段33は、駆動制御手段22に接続され、報知する情報を各乗りかご11a、11bへ伝達する報知部33aと、報知部33aに接続され、上乗りかご11a内に設置されているアナウンス装置34a及び表示装置35aと、報知部33aに接続され、下乗りかご11b内に設置されているアナウンス装置34b及び表示装置35bとを有する。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
運転モード選択手段59によりダブル運転モードが選択されている場合、すなわち上乗りかご11aが奇数階に運行できない場合に、上乗りかご11a内に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が上かご読み取り手段15aにより読み取られると、利用者判別部18は、乗客が車椅子利用者58であることを認識する。乗客が車椅子利用者58であるという識別情報が利用者判別部18から駆動制御手段22を介して登録許可テーブル21へ伝達されると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階、すなわち奇数階が追加記録される。
次に、車椅子利用者58が所望の奇数階を上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cにより指定すると、指定された奇数階が判定手段23により登録され、上乗りかご11aが登録された所望の奇数階へ運行される。
このとき、上乗りかご11aが所望の奇数階へ到着し停止すると、下乗りかご11bは偶数階に停止していることになる。しかしながら、ダブル運転モードにおいては、偶数階は下乗りかご11bが停止する階ではない。このため、上乗りかご11aが所望の奇数階へ到着し、上乗りかご11aのドアが開いている間、制御装置10は下乗りかご11bのドアを開かない。従って、その間、下乗りかご11b内の乗客が不安を感じる可能性がある。
この場合、報知部33aは、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cにより指定され、判定手段23により登録された行き先階が、上乗りかご11aの登録許可テーブル21cに追加記録された奇数階に含まれる階であるかどうかを、駆動制御手段22から伝達されてくる情報により判別することができる。ここで、報知部33aは、判定手段23により登録された行き先階が、上乗りかご11aの登録許可テーブル21cに当該追加記録された奇数階に含まれる階であると判別すると、上乗りかご11aが当該追加記録された奇数階に含まれる階に停止した際、その旨、すなわち上乗りかご11aが下乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階に停止している旨を、下乗りかご11b内に設置されているアナウンス装置34b及び表示装置35bを介して下乗りかご11b内の乗客に報知する。このことにより、下乗りかご11b内の乗客の不安を解消することができる。
このように本実施の形態によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置10は、一方の乗りかご、例えば上乗りかご11aの運行状況を他方の乗りかご、例えば下乗りかご11bに報知する報知手段33を備えている。このため、上乗りかご11aの登録許可テーブル21cの書き換えが行われた後、上乗りかご11aが下乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階に停止した際、その旨を下乗りかご11bの乗客に報知することができる。このことにより、例えば下乗りかご11bの乗客の不安を解消することができる。
第5の実施の形態
次に、図12を参照して、本発明の第5の実施の形態について説明する。ここで、図12は、本発明の第5の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図である。
図12に示す第5の実施の形態は、各エレベータ乗り場12に設置された乗り場かご呼び手段42の近傍に乗り場読み取り手段41を設けたものであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図12に示す第5の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、各乗り場12には乗客が乗りかご11を呼ぶための乗り場かご呼び手段42が設置されており、乗り場かご呼び手段42の近傍には、乗客が保有する情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る読み取り手段41が設置されている。乗り場読み取り手段41は、利用者判別部18に接続されており、利用者判別部18は、読み取られた識別情報をもとに乗り場の乗客を判別し、判別結果は運行制御手段22を介して登録許可テーブル21に伝達される。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
運転モード選択手段59によりダブル運転モードが選択されている場合に、ある乗り場12、例えば4階の乗り場12に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が乗り場読み取り手段41により読み取られると、利用者判別部18は、4階の乗り場の乗客が車椅子利用者58であることを認識する。次に、その車椅子利用者58が乗り場かご呼び手段42を操作すると、ダブル運転モードにおいて偶数階に対応する乗りかご11である上乗りかご11aが、4階の乗り場12に到着する。
この場合、4階の乗り場12の乗客が車椅子利用者58であるという識別情報が利用者判別部18から上乗りかご11aの登録許可テーブル21cへ伝達される。4階の乗り場12に上乗りかご11aが到着した際、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される。
このように、4階の乗り場12に上乗りかご11aが到着するまで登録許可テーブル21cへの追加記録を待つのは、仮に、利用者判別部18から登録許可テーブル21cへ識別情報が伝達され直ちに追加記録が行われた場合、上乗りかご11a内の所定の情報記録媒体16を保有しない乗客が、上乗りかご11a内の車椅子上かご呼び指定手段14cを操作して登録許可テーブル21cに追加記録された階に向うおそれがあり、そのような事態を未然に防ぐためである。
その後、車椅子利用者58が4階の乗り場12から上かご11a内に入り、上乗りかご11a内の車椅子上かご呼び指定手段14cにより所望の階を指定すると、指定した階がたとえ奇数階であったとしても、判定手段23によりその階が登録される。次に、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達され、駆動制御手段22によって駆動部13が駆動されて、上乗りかご11aが登録された所望の階へ運行される。このことにより、車椅子利用者58が所望の階に行くことができる。
この場合、指定された行き先階が判定手段23により登録され、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達されると、その旨が駆動制御手段22により登録許可テーブル21へ送信される。登録許可テーブル21がその旨を駆動制御手段22から受信すると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24は、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cから、追加登録された下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階を削除する。このため、この後に所定の情報記録媒体16を保有しない乗客が、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cにより奇数階を指定したとしても、登録許可テーブル21のうち車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cから奇数階が削除されているため、判定手段23が指定された奇数階を登録することはない。すなわち、上乗りかご11aの運転モードがダブル運転モードに戻る。このように、上乗りかご11aが車椅子利用者58の所望の階に運行された後は、上乗りかご11aがダブル運転モードで運行されるので、ダブルデッキ用乗りかご11がセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
このように本実施の形態によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置10は、各乗り場12に設置され、乗客が保有する情報記録媒体16に記録された識別情報を読み取る読み取り手段41を備えている。このため、制御装置10は、ある乗り場12、例えば4階の乗り場12の読み取り手段41により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dにある登録可能な階を追加記録することができる。このことにより、ダブルデッキエレベーターを所望の階に運行させることができる。
また本実施の形態によれば、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、かご呼び指定手段14cにより指定された行き先階に基づいて、かご呼び登録手段20の判定手段23が当該行き先階を登録した場合、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cから他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が削除される。このため、車椅子利用者58が所望の階をかご呼び指定手段14cにより指定し、ダブルデッキエレベータが所望の階に運行された後は、乗りかご11aの運転モードがダブル運転モードに戻る。このことにより、ダブルデッキエレベータがセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
なお、図12に示す本実施の形態における制御装置10において、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録されてから所定の時間が経過したことを、登録許可テーブル21に伝達する時間設定手段31が設置されていてもよい。この場合、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録され、その後、所定の時間が経過した場合、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cから他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が削除される。このため、乗りかご11の運転モードがダブル運転モードに戻る。このことにより、ダブルデッキエレベータがセミダブル運転モードで運行される比率を必要最小限に抑えることができ、輸送効率が低下するのを防ぐことができる。
また、図12に示す本実施の形態において、行き先階として登録できない所定の階を各登録許可テーブル21a、21b、21c、21dに記録しない記録禁止手段32を接続してもよい。これによって、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cに、他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される場合であっても、行き先階として登録できない所定の階は登録許可テーブル21cに記録されることはない。このことにより、例えば一方の乗りかご11aが、行き先階として登録できない所定の階に運行されるのを防ぐことができる。
第6の実施の形態
次に、図13を参照して、本発明の第6の実施の形態について説明する。ここで、図13は、本発明の第6の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図である。
図13に示す第6の実施の形態は、乗り場12に到着した乗りかご11の運行状況を乗り場12の乗客に報知する報知手段44を設けたものであり、他の形態は、図12に示す第5の実施の形態と略同一である。図13に示す第6の実施の形態において、図12に示す第5の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図13に示すように、制御装置10の報知手段44は、駆動制御手段22に接続され、報知する情報を各乗り場12へ伝達する報知部44aと、報知部44aに接続され、各乗り場12に設置されている乗り場アナウンス装置45及び乗り場表示装置46とを有している。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
運転モード選択手段59によりダブル運転モードが選択されている場合に、乗り場12、例えば4階の乗り場12に居る車椅子利用者58が保有する情報記録媒体16が4階の乗り場読み取り手段41により読み取られると、利用者判別部18は、4階の乗り場の乗客が車椅子利用者58であることを認識する。次に、4階の乗り場12に居る車椅子利用者58が乗り場かご呼び手段42を操作すると、ダブル運転モードにおいて偶数階の乗り場12に対応する乗りかご11である上乗りかご11aが、4階の乗り場12に到着する。
この場合、4階の乗り場利用者が車椅子利用者58であるという識別情報が利用者判別部18から上乗りかご11aの登録許可テーブル21へ伝達される。4階の乗り場12に上乗りかご11aが到着した際、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24により、登録許可テーブル21のうち上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cに、下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階が追加記録される。
その後、車椅子利用者58が4階の乗り場12から上乗りかご11a内に入り、上乗りかご11a内の車椅子上かご呼び指定手段14cにより所望の階を指定すると、指定した階がたとえ奇数階、例えば7階であったとしても、判定手段23により7階が登録される。次に、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達され、駆動制御手段22によって駆動部13が駆動されて、上乗りかご11aが登録された所望の階へ運行される。このことにより、車椅子利用者58が所望の階に行くことができる。
この場合、指定された行き先階が判定手段23により登録され、判定手段23からの信号が駆動制御手段22に伝達されると、その旨が駆動制御手段22により登録許可テーブル21へ送信される。登録許可テーブル21がその旨を駆動制御手段22から受信すると、登録許可テーブル21に接続されたテーブル書き換え手段24は、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cから、追加登録された下乗りかご11bの車椅子下かご呼び指定手段14dに対応する登録許可テーブル21dの登録可能な階を削除する。このため、車椅子利用者58が所望の階を車椅子上かご呼び指定手段14cにより指定し、指定された行き先階が判定手段23により登録され、上乗りかご11aが所望の階に運行された後は、乗りかご11の運転モードはダブル運転モードに戻る。
従って、車椅子利用者58が乗る上乗りかご11aが7階に到着し停止した後は、上乗りかご11aの車椅子上かご呼び指定手段14cに対応する登録許可テーブル21cからは奇数階が削除されており、上乗りかご11aは偶数階に運行されることになる。一方、7階の乗り場12に居る乗客は、奇数階の乗り場12に到着した乗りかご11がその後も奇数階に運行されると認識している。このため、7階の乗り場12に居る乗客が上乗りかご11aに乗ると、その乗客が、所望の階とは異なる階に運ばれることになる。
そのような事態を避けるため、報知部44aは、上乗りかご11aが7階に停止した際、その旨、すなわち上乗りかご11aが下乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階に停止している旨を、7階の乗り場12に設置されている乗り場アナウンス装置45及び乗り場表示装置46を介して7階の乗り場12の乗客に報知する。このことにより、7階の乗り場12の乗客が所望の階に運行されない乗りかご11aに乗ることを防ぐことができる。
このように本実施の形態によれば、ダブルデッキエレベータの制御装置10は、乗り場12に到着した乗りかご11の運行状況を乗り場12の乗客に報知する報知手段44を備えている。このため、一方の乗りかご11aの登録許可テーブル21cの書き換えが行われた後、一方の乗りかご11aが他方の乗りかご11bの登録許可テーブル21dの登録可能な階に停止した際、その旨を乗り場12の乗客に報知することができる。このことにより、乗り場12の乗客が所望の階に運行されない乗りかごに乗ることを防ぐことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータシステム全体を示す図。 図2は、本発明の第1の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図。 図3は、本発明の第1の実施の形態において、ダブル運転モード時の登録許可テーブルを示す図。 図4は、本発明の第1の実施の形態において、識別情報に基づいて登録許可テーブルを書き換える際のフローチャートを示す図。 図5は、本発明の第1の実施の形態において、下乗りかごの登録可能な階を追加した場合の上乗りかごの登録許可テーブルを示す図。 図6は、本発明の第1の実施の形態において、上乗りかごの登録可能な階を追加した場合の下乗りかごの登録許可テーブルを示す図。 図7は、本発明の第2の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図。 図8は、本発明の第2の実施の形態において、識別情報に基づき登録許可テーブルを書き換える際のフローチャートを示す図。 図9は、本発明の第3の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図。 図10は、本発明の第3の実施の形態において、下乗りかごの登録可能な階を追加した場合の上乗りかごの登録許可テーブルを示す図。 図11は、本発明の第4の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図。 図12は、本発明の第5の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図。 図13は、本発明の第6の実施の形態におけるダブルデッキエレベータの制御装置を示す図。
符号の説明
10 ダブルデッキエレベータの制御装置
11 乗りかご
11a 上乗りかご
11b 下乗りかご
12 乗り場
13 乗りかご駆動部
14 かご呼び指定手段
14a 上かご呼び指定手段
14b 下かご呼び指定手段
14c 車椅子上かご呼び指定手段
14d 車椅子下かご呼び指定手段
15 読み取り手段
15a 上かご読み取り手段
15b 下かご読み取り手段
16 情報記録媒体
18 利用者判別部
20 かご呼び登録手段
21 登録許可テーブル
21a 上かごの登録許可テーブル
21b 下かごの登録許可テーブル
21c 上かごの登録許可テーブル
21d 下かごの登録許可テーブル
22 駆動制御手段
23 判定手段
24 テーブル書き換え手段
31 時間設定手段
32 記録禁止手段
33 報知手段
33a 報知部
34a 上かごアナウンス装置
34b 下かごアナウンス装置
35a 上かご表示装置
35b 下かご表示装置
41 乗り場読み取り手段
42 乗り場かご呼び手段
43 乗り場ドア
44 報知手段
44a 報知部
45 乗り場アナウンス装置
46 乗り場表示装置
50 ダブルデッキエレベータシステム
51 巻上機
51a 綱車
52 釣合重り
53 主ロープ
56 昇降路
58 車椅子利用者
59 運転モード選択手段

Claims (7)

  1. 上下に連結された2つの乗りかごを有し、上下の各乗りかごを特定の階に運行させる運転モードにより運行するダブルデッキエレベータの制御装置において、
    各乗りかご内に設置され、乗客が行き先階を指定するかご呼び指定手段と、
    各乗りかご内に設置され、乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る読み取り手段と、
    指定された行き先階と識別情報とに基づいて各々の乗りかごの行き先階を登録するかご呼び登録手段と、
    かご呼び登録手段に登録された行き先階へ各々の乗りかごを運行させる駆動制御手段と、を備え、
    かご呼び登録手段は、各々の乗りかごに対応して運転モードを実行するため行き先階として登録可能な階を記録した登録許可テーブルと、指定された行き先階が登録許可テーブルに含まれている場合に指定された行き先階を登録する判定手段とを有し、
    各々の乗りかごに対応する登録許可テーブルには、行き先階として登録可能な階を書き換えて記録するテーブル書き換え手段が接続され、一方の乗りかごの読み取り手段により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、一方の乗りかごの登録許可テーブルに他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録されることを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
  2. 各々の乗りかごには、登録許可テーブルの書き換えが行われた一方の乗りかごが、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階に停止した際、その旨を他方の乗りかごの乗客に報知する報知手段が設けていることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  3. 上下に連結された2つの乗りかごを有し、上下の各乗りかごを特定の階に運行させる運転モードにより運行するダブルデッキエレベータの制御装置において、
    各エレベータ乗り場に設置され、乗客が保有する情報記録媒体に記録された識別情報を読み取る読み取り手段と、
    各乗りかご内に設置され、乗客が行き先階を指定するかご呼び指定手段と、
    指定された行き先階と識別情報とに基づいて各々の乗りかごの行き先階を登録するかご呼び登録手段と、
    かご呼び登録手段に登録された行き先階へ各々の乗りかごを運行させる駆動制御手段と、を備え、
    かご呼び登録手段は、各々の乗りかごに対応して運転モードを実行するため行き先階として登録可能な階を記録した登録許可テーブルと、指定された行き先階が登録許可テーブルに含まれている場合に指定された行き先階を登録する判定手段とを有し、
    各々の乗りかごに対応する登録許可テーブルには、行き先階として登録可能な階を書き換えて記録するテーブル書き換え手段が接続され、あるエレベータ乗り場の読み取り手段により読み取られた識別情報が所定の識別情報である場合に、当該エレベータ乗り場に対応する一方の乗りかごが当該乗り場に到着した際、一方の乗りかごの登録許可テーブルに他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録されることを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
  4. 各エレベータ乗り場には、登録許可テーブルの書き換えが行われた一方の乗りかごが、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階のエレベータ乗り場に停止した際、その旨を一方の乗りかごが停止したエレベータ乗り場の乗客に報知する報知手段が設けていることを特徴とする請求項3に記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  5. テーブル書き換え手段は、一方の乗りかごの登録許可テーブルに、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録され、その後、かご呼び指定手段により指定された行き先階に基づいて、かご呼び登録手段の判定手段が当該行き先階を登録した場合、一方の乗りかごの登録許可テーブルから他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階を削除することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  6. テーブル書き換え手段は、一方の乗りかごの登録許可テーブルに、他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階が追加記録され、その後、所定の時間が経過した場合に、一方の乗りかごの登録許可テーブルから他方の乗りかごの登録許可テーブルの登録可能な階を削除することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
  7. 各々の乗りかごに対応する登録許可テーブルに、各乗りかごの行き先階として登録できない所定の階を各登録許可テーブルに記録しない記録禁止手段が接続されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のダブルデッキエレベータの制御装置。
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