JP2010094953A - 印刷装置及び枚葉印刷機 - Google Patents

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Noribumi Tasaka
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Abstract

【課題】印刷装置及び枚葉印刷機において、印刷精度の向上を図る。
【解決手段】印刷シートSの先端部を咥える爪部材31aを有して回転可能に支持される印刷胴31を設けると共に、先端部がこの爪部材31aに咥えられて回転する印刷胴31により搬送される印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設け、このインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31に密着させて保持するシート保持機構40を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドを用いて印刷を行う印刷装置及びこの印刷装置を備える枚葉印刷機に関するものである。
インクジェットヘッドを用いて印刷を行う印刷装置として、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたインクジェット印刷機は、ブランケット胴と、このブランケット胴に対面する複数のノズルと、ブランケット胴に対して一定のニップ幅をもつ加圧ゴムローラとを設け、ノズルからブランケット胴にインク滴を吐出してインク像を記録し、ブランケット胴を回転して加圧ゴムローラとの当接部で印刷用紙にインク像を転写するものである。
特開2002−166532号公報
上述した特許文献1に記載されたインクジェット印刷機では、インクジェットヘッドによりブランケット胴にインク像を記録し、このインク像を印刷用紙に転写している。一般に、インクジェットヘッドを用いて印刷を行う印刷装置では、複数のノズルからインキを吐出して対象物に画像(絵柄や文字)を形成するため、低粘度のインキを使用する。そのため、従来のインクジェット印刷機にて、ブランケット胴に低粘度のインキにより形成されたインク像は不安定状態にあり、インク像が印刷用紙に転写されるとき、高精度な状態を維持したまま転写することが困難となり、印刷精度が低下してしまうおそれがある。また、ブランケット胴を必要とするため、機械のコストアップを招いてしまう。
そのため、インクジェットヘッドによりブランケット胴にインキを吐出せずに、印刷用紙に直接インキを吐出して印刷を行うことが考えられる。この場合、インクジェットヘッドは、印刷用紙に直接インキを吐出して印刷を行うことから、高い印刷精度を確保するためには、インクジェットヘッドと印刷用紙との距離を一定に維持する必要がある。印刷用紙としてウェブを用いる輪転印刷機であれば、ウェブがインクジェットヘッドに対してその前後の胴により支持されているため、ウェブがばたつかずにインクジェットヘッドとウェブとの距離を一定に維持することができる。ところが、印刷用紙として所定サイズのシートを用いる枚葉印刷機の場合、胴は爪がシートの先端部のみを咥えて搬送するため、シートの後端部側がばたついてしまい、インクジェットヘッドとシートとの距離が一定せず、描画位置が微妙に変化するため、印刷精度が低下してしまうおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、印刷精度の向上を図る印刷装置及び枚葉印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明の印刷装置は、印刷シートの先端部を咥える爪部材を有して回転可能に支持される印刷胴と、先端部が前記爪部材に咥えられて回転する前記印刷胴により搬送される印刷シートにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッドと、少なくとも前記インクジェットヘッドと対向する位置を通過する印刷シートを前記印刷胴の外周面に沿って保持するシート保持手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2の発明の印刷装置では、前記シート保持手段は、前記印刷胴により搬送される印刷シートの後端部を密着して保持することを特徴としている。
請求項3の発明の印刷装置では、前記シート保持手段は、印刷シートを前記印刷胴の外周面との間で挟んで保持する保持ベルトまたは保持ローラを有することを特徴としている。
請求項4の発明の印刷装置では、前記保持ベルトまたは前記保持ローラは、前記インクジェットヘッドにより画像が形成される前の印刷シートを保持することを特徴としている。
請求項5の発明の印刷装置では、前記保持ベルトは、前記印刷胴の周方向における所定範囲にわたり、且つ、印刷済の印刷シートにおける画像が形成されていない白紙部分を保持することを特徴としている。
請求項6の発明の印刷装置では、前記保持ベルトは、無端ベルトであり、全長が前記印刷胴の周長の整数倍に設定され、前記印刷胴の周方向における所定範囲にわたって印刷シートを保持することを特徴としている。
請求項7の発明の印刷装置では、前記シート保持手段は、前記印刷胴の内部に設けられて印刷シートを前記印刷胴の表面に吸着保持する吸着手段を有することを特徴としている。
請求項8の発明の印刷装置では、前記印刷胴は、印刷シートを保持する外周面として、周方向に延びて軸方向に所定間隔をもって並設される複数のガイド部材を有し、前記吸着手段は、前記複数のガイド部材の間に複数配設されることを特徴としている。
請求項9の発明の印刷装置では、前記吸着手段は、印刷シートのサイズに応じて前記印刷胴の周方向に沿って移動調整可能に支持されることを特徴としている。
請求項10の発明の印刷装置では、前記シート保持手段は、前記印刷胴に設けられて印刷シートの後端部を咥える第2爪部材を有することを特徴としている。
請求項11の発明の印刷装置では、前記シート保持手段は、外部から前記印刷胴により搬送される印刷シートに向けてエアを噴射するエアノズルを有することを特徴としている。
請求項12の発明の印刷装置では、前記シート保持手段は、印刷シートを帯電させて静電気により前記印刷胴の表面に密着させる帯電装置を有することを特徴としている。
請求項13の発明の印刷装置では、前記インクジェットヘッドが前記印刷胴の内部に設けられ、前記シート保持手段は、前記印刷胴により搬送される印刷シートを遠心力により押し付けて保持する紙ガイドを有することを特徴としている。
また、請求項14の発明の枚葉印刷機は、給紙台上に積み重ねられた枚葉紙を吸引して送り出す給紙装置と、該給紙装置から送り出された枚葉紙の先端部を爪部材により咥えて搬送すると共に枚葉紙に対してインクジェットヘッドからインキを吹き付けて印刷を行う印刷装置と、該印刷装置で印刷が施された枚葉紙を排紙台に積み重ねて排紙する排紙装置とを備える枚葉印刷機において、少なくとも前記インクジェットヘッドと対向する位置を通過する枚葉紙を前記印刷胴の外周面に沿って保持するシート保持手段を設ける、ことを特徴とするものである。
請求項1の発明の印刷装置によれば、印刷シートの先端部を咥える爪部材を有して回転可能に支持される印刷胴と、印刷胴により搬送される印刷シートにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドと対向する位置を通過する印刷シートを印刷胴の外周面に沿って保持するシート保持手段を設けている。従って、印刷胴により搬送される印刷シートは、先端部が爪部材により保持されると共に、シート保持手段によりインクジェットヘッドと対向する位置が保持されるため、印刷胴の外周面に沿って保持されることとなり、インクジェットヘッドと印刷シートとの距離が一定となり、このインクジェットヘッドによる印刷精度の向上を図ることができる。
請求項2の発明の印刷装置によれば、シート保持手段は、印刷胴により搬送される印刷シートの後端部を密着して保持するので、印刷胴により搬送される印刷シートは、先端部が爪部材により保持される一方、後端部がシート保持手段により保持されることで、印刷胴の表面に密着して保持されるため、インクジェットヘッドと印刷シートとの距離を適正距離に一定に維持することができる。
請求項3の発明の印刷装置によれば、シート保持手段として、印刷シートを印刷胴の外周面との間で挟んで保持する保持ベルトまたは保持ローラを設けるので、印刷シートは、保持ベルトまたは保持ローラにより印刷胴の外周面との間に挟まれて保持されることで、簡単な構成で印刷シートを適正に保持することができる。
請求項4の発明の印刷装置によれば、保持ベルトまたは保持ローラは、インクジェットヘッドにより画像が形成される前の印刷シートを保持するので、保持ベルトまたは保持ローラが印刷シートを保持するとき、インクジェットヘッドにより形成された画像に接触することはなく、印刷シートを適正に保持することができる一方で、印刷画像を劣化させることはない。
請求項5の発明の印刷装置によれば、保持ベルトは、印刷胴の周方向における所定範囲にわたり、且つ、印刷済の印刷シートにおける画像が形成されていない白紙部分を保持するので、保持ベルトが印刷された画像に接触することはなく、印刷画像の劣化を防止することができる。
請求項6の発明の印刷装置によれば、保持ベルトを無端ベルトとし、全長を印刷胴の周長の整数倍に設定し、印刷胴の周方向における所定範囲にわたって印刷シートを保持するので、無端の保持ベルトの全長が印刷胴の周長の整数倍に設定されているため、保持ベルトは印刷シートの画像に対して常時同じ部分に接触することとなり、印刷シートを適正に保持することができる一方で、印刷画像を劣化させることはない。
請求項7の発明の印刷装置によれば、シート保持手段として、印刷胴の内部に設けられて印刷シートを印刷胴の表面に吸着保持する吸着手段を設けるので、印刷シートは、吸着手段により印刷胴の外周面に吸着保持されることで、簡単な構成で印刷シートを適正に保持することができる。
請求項8の発明の印刷装置によれば、印刷胴に、印刷シートを保持する外周面として、周方向に延びて軸方向に所定間隔をもって並設される複数のガイド部材を設け、吸着手段を複数のガイド部材の間に複数配設するので、印刷シートは、複数の吸着手段により複数のガイド部材に吸着保持されることで、印刷胴の外周面に適正に保持することができ、吸着手段を印刷胴内に容易に配置することができる。
請求項9の発明の印刷装置によれば、吸着手段を印刷シートのサイズに応じて印刷胴の周方向に沿って移動調整可能とするので、印刷シートの全長が変更されても、吸着手段を印刷胴の周方向に沿って移動調整することで、常時、印刷シートの適正箇所を吸着保持することができる。
請求項10の発明の印刷装置によれば、シート保持手段として、印刷胴に印刷シートの後端部を咥える第2爪部材を設けるので、印刷シートは、先端部が爪部材により保持される一方、後端部が第2爪部材により保持されることで、印刷胴の表面に適正に密着して保持することができる。
請求項11の発明の印刷装置によれば、シート保持手段として、外部から印刷胴により搬送される印刷シートに向けてエアを噴射するエアノズルを設けるので、印刷シートは、エアノズルから噴射されるエアにより印刷胴の表面に密着して保持されることで、構造の簡素化を可能とすることができる。
請求項12の発明の印刷装置によれば、シート保持手段として、印刷シートを帯電させて静電気により印刷胴の表面に密着させる帯電装置を設けるので、印刷シートは、帯電装置により帯電されることで、その静電気により印刷胴の表面に密着して保持されることで、構造の簡素化を可能とすることができる。
請求項13の発明の印刷装置によれば、インクジェットヘッドを印刷胴の内部に設け、シート保持手段として、印刷胴により搬送される印刷シートを遠心力により押し付けて保持する紙ガイドを有するので、シート保持手段は、印刷胴により搬送される印刷シートを遠心力により紙ガイドに押し付けて保持するので、インクジェットヘッドと印刷シートとの距離を適正距離に一定に維持することができるとともに、シート保持手段を印刷胴の外部に配設しやすくなり、構成の簡素化を可能とすることができる。
また、請求項14の発明の枚葉印刷機によれば、給紙装置と、枚葉紙の先端部を爪部材により咥えて搬送すると共に枚葉紙に対してインクジェットヘッドからインキを吹き付けて印刷を行う印刷装置と、排紙する排紙装置とを備えて構成し、インクジェットヘッドと対向する位置を通過する枚葉紙を印刷胴の外周面に沿って保持するシート保持手段を設けている。従って、印刷胴により搬送される印刷シートは、先端部が爪部材により保持されると共に、シート保持手段によりインクジェットヘッドと対向する位置が保持されるため、印刷胴の外周面に沿って保持されることとなり、インクジェットヘッドと印刷シートとの距離が一定となり、このインクジェットヘッドによる印刷精度の向上を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る印刷装置及び枚葉印刷機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷装置を備えた枚葉印刷機を表す概略構成図、図2は、実施例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す断面図、図3は、シート保持機構における保持ベルトを表す概略図、図4−1は、実施例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構の変形例1を表す概略図、図4−2は、変形例1のシート保持機構における保持ベルトを表す概略図、図5−1は、実施例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構の変形例2を表す概略図、図5−2は、変形例2のシート保持機構における保持ベルトを表す概略図である。
実施例1の枚葉印刷機は、図1に示すように、給紙装置11と搬送装置12と印刷装置13と排紙装置14とから構成されている。なお、本実施例にて、給紙装置11に積み重ねて載置される枚葉紙としての印刷シートSは、図示しない多色刷り枚葉印刷機で所定領域を除く部分が印刷されたものであり、印刷装置13により白紙の所定領域に対して印刷が行われる。なお、多色刷り枚葉印刷機は、例えば、黒(Black)、藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(Yellow)の4色に対応する4台の印刷ユニットを有している。この各印刷ユニットは、ほぼ同様の構成をなし、インキ装置と版胴とブランケット胴と圧胴とを備え、印刷シートSがブランケット胴と圧胴との間を通過するときに、ブランケット胴から印刷シートSにインキ(印刷画像)が転写されて印刷が行われる。
上述した給紙装置11は、給紙台21と給紙機構としてのセパレータ装置22を有している。給紙台21は、印刷シートSを積み重ねて載置するものであり、セパレータ装置22は、給紙台21上に積み重ねられた多数の印刷シートSを上から順に1枚ずつ取り上げて送り出すものである。この場合、給紙台21は、セパレータ装置22が印刷シートSと略一定の高さ位置関係を維持できるように、印刷シートSの供給に対応して上下に移動可能となっている。
搬送装置12は、給紙装置11から送り出された印刷シートSを搬送して所定の位置に位置決めすると共に、印刷装置13に供給するものである。この搬送装置12にて、給紙装置11に隣接してフィードローラ23と咥えローラ24が上下に対接して配置されると共に、複数のガイドローラ25に掛け回された搬送ベルト26が配置され、印刷装置13に隣接して前当て27が配置されている。
印刷装置13は、印刷胴31が回転自在に支持されると共に、印刷胴31に対接すると共に前当て27に隣接して中間胴32が回転自在に支持されている。この印刷胴31と中間胴32は、矢印方向に沿って同期回転できるようにギア連結されており、図示しない一つのモータにより回転可能となっている。また、印刷31と中間胴32は、それぞれ咥え爪31a,32aを有している。中間胴32の咥え爪32aは、搬送装置12の前当て27に位置決めされた印刷シートSの先端部(搬送方向における前端部)をつかんで搬送し、続いて、印刷胴31の咥え爪31aは、中間胴32の咥え爪32aが放した印刷シートSの先端部をつかんで搬送する。
印刷胴31の外周辺における上方には、この印刷胴31により搬送される印刷シートSの表面に紫外線硬化性インキ(以下、UVインキ)を吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33が設けられている。このインクジェットヘッド33は、印刷胴31の軸方向に沿って並んだ複数のノズル(図示略)を有している。また、印刷胴31の外周辺には、インクジェットヘッド33より印刷胴31の回転方向下流側に位置して、インクジェットヘッド33により印刷シートSの表面に形成された画像のUVインキを乾燥する紫外線照射装置としてのUVランプ34が設けられている。
また、印刷胴31の外周辺には、少なくともインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31の表面(外周面)に沿って、且つ、密着するように保持するシート保持機構40が配設されている。このシート保持機構40は、図1乃至図4に示すように、印刷シートSを印刷胴31の外周面との間で挟んで保持する3つの無端の保持ベルト41,42,43により構成されている。保持ベルト41,42,43は、印刷胴31の周方向における所定範囲にわたり、且つ、印刷済の印刷シートSにおける画像が形成されていない白紙部分を保持するものである。
即ち、印刷胴31の上方には、その表面に近接して2つの支持ローラ44,45が図示しないフレームに回転自在に支持されると共に、表面から離間して2つの支持ローラ46,47がフレームに回転自在に支持されており、4つの支持ローラ44,45,46,47は、印刷胴31とほぼ同様の軸方向長さを有し、一つが図示しない駆動装置(モータ)により駆動回転可能となっている。そして、この4つの支持ローラ44,45,46,47における軸方向の端部と中央部に、保持ベルト41,42,42が掛け回されており、各保持ベルト41,42,43は、印刷胴31の回転に同期して同速で、図3に表す矢印方向に移動可能となっている。
上述したインクジェットヘッド33は、印刷胴31の外周辺における上方であって、支持ローラ44,45の間に印刷胴31の軸方向に沿って複数並設されており、印刷シートSの表面に対して印刷可能となっている。この場合、既に画像が印刷された印刷シートSは、インクジェットヘッド33により印刷済の2つの印刷領域Aと、この各印刷領域Aに対して幅方向の両側と中央部に白紙領域B,Cがある。本実施例にて、保持ベルト41,42,43は、インクジェットヘッド33により印刷が施されているが、画像が形成されない白紙領域B,Cに接触して印刷シートSを保持している。
なお、この場合、保持ベルト41,42,43がインクジェットヘッド33により画像が形成されない印刷シートSの白紙領域B,Cを保持することから、印刷胴31の軸方向にて、全てのインクジェットヘッド33は、保持ベルト41,43の間に配置されると共に、保持ベルト43に対応する中央部のインクジェットヘッド33は、使用していない。また、保持ベルト41,42,43は、印刷胴31の軸方向に沿って複数設けられた爪部材31aとの接触を防止するため、各爪部材31aと印刷胴31の軸方向の外側や軸方向にずれてその間に配置されている。
排紙装置14は、図1に示すように、印刷装置13で印刷された印刷シートSを搬送し、整列した状態で上下に積み重ねるものである。この排紙装置14は、印刷シートSを搬送するチェーングリッパ51と、印刷された印刷シートSが積層される排紙台52と、印刷シートSを揃える紙当て53を有している。チェーングリッパ51は、印刷シートSの先端部を咥える複数の咥え爪51aを有し、印刷装置13の印刷胴31から印刷シートSを受け取って排紙台52の上方位置の所定位置まで搬送する。排紙台52は、印刷シートSが積層されるにしたがって最上段の上面部高さが上昇した場合に、印刷シートSの落下距離が略一定となるように連続的、あるいは、段階的に下降可能となっている。紙当て53は、印刷シートSの進行方向における下流側位置を規制するものである。
ここで、このように構成された実施例1の枚葉印刷機による印刷方法について説明する。
まず、給紙装置11の給紙台21に積載された印刷シートSは、セパレータ装置22により最上部から1枚ずつ取り出されて搬送装置12に送り出され、次に、この搬送装置12は、印刷シートSを前当て27で位置決めした後、順次、印刷装置13に供給する。
続いて、印刷装置13にて、中間胴32は、搬送装置12から送り出された印刷シートSを受取り、印刷胴31に受け渡す。印刷胴31は、複数の爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥えた状態で回転することで、この印刷シートSを搬送する。このとき、印刷シートSは、幅方向における両端部と中央部が印刷胴31と保持ベルト41,42,43により挟持される。そのため、この印刷シートSは、印刷胴31の表面に密着することで、浮き上がりが防止され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。
そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成する。印刷胴31の回転に伴って搬送される印刷シートSは、形成された画像に対して、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、乾燥される。
その後、印刷装置13で印刷が施された印刷シートSは、この印刷装置13から排紙装置14に送り出され、チェーングリッパ51は印刷シートSの先端部を咥えながら搬送し、排紙台52上に積み上げていく。
このように実施例1の枚葉印刷機にあっては、印刷シートSの先端部を咥える爪部材31aを有して回転可能に支持される印刷胴31を設けると共に、先端部がこの爪部材31aに咥えられて回転する印刷胴31により搬送される印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設け、このインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31に密着させて保持するシート保持機構40を設けている。
従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、先端部が爪部材31aにより保持されると共に、シート保持機構40によりインクジェットヘッド33と対向する位置が保持されるため、印刷胴31の表面に密着して保持されることとなり、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。
また、実施例1の枚葉印刷機では、シート保持機構40として、印刷シートSを印刷胴31の外周面との間で挟んで保持する保持ベルト41,42,43を設けている。従って、印刷シートSは、保持ベルト41,42,43により印刷胴31の外周面との間に挟まれて保持されることで、簡単な構成で印刷シートSを適正に保持することができる。
この場合、保持ベルト41,42,43は、印刷胴31の周方向における所定範囲にわたり、且つ、インクジェットヘッド33により印刷済の印刷シートSにおける画像が形成されていない白紙領域B,Cを保持している。従って、保持ベルト41,42,43は印刷シートSを所定範囲にわたって保持するため、印刷シートSを所定長さにわたって浮き上がりを防止して適正に保持することができると共に、保持ベルト41,42,43は画像のない印刷シートSを保持するため、保持ベルト41,42、43が画像に接触することはなく、印刷画像を劣化させることはない。
なお、上述した実施例1の枚葉印刷機では、シート保持機構40として、印刷シートSを印刷胴31の外周面との間で挟んで保持する保持ベルト41,42,43を設け、各保持ベルト41,42,43は、印刷済の印刷シートSにおける画像が形成されていない白紙領域B,Cを保持するものとしてが、この構成に限定されるものではない。
変形例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構では、図4−1及び図4−2に示すように、保持ベルト41a,42a,43aの全長を印刷胴31の周長の整数倍(図4で1倍)に設定し、中央部の保持ベルト42aは、印刷シートSの印刷領域Aに接触して保持している。この場合、保持ベルト41a,42a,43aと印刷胴31に保持される印刷シートSとの接触位置を同期させることで、保持ベルト42は印刷シートSにおける画像の同じ部分に接触することとなり、印刷シートSを適正に保持することができる一方で、印刷画像を劣化させることはない。また、この場合、白紙領域のない印刷シートSに対しても、印刷シートSを適正に保持することができる。
また、変形例2の枚葉印刷機におけるシート保持機構では、図5−1及び図5−2に示すように、保持ベルト41b,42b,43bは、印刷前、つまり、インクジェットヘッド33により画像が形成される前の印刷シートSを保持するものである。即ち、印刷胴31の上方には、その表面に近接して支持ローラ44aが図示しないフレームに回転自在に支持されると共に、表面から離間して支持ローラ46aがフレームに回転自在に支持されており、2つの支持ローラ44a,46aは、印刷胴31とほぼ同様の軸方向長さを有し、一つが図示しない駆動装置(モータ)により駆動回転可能となっている。そして、この2つの支持ローラ44a,46aにおける軸方向の端部と中央部に、保持ベルト41b,42b,43bが掛け回されており、各保持ベルト41b,42b,43bは、印刷胴31の回転に同期して同速で、図5−2に表す矢印方向に移動可能となっている。そのため、保持ベルト41b,42b,43bは、インクジェットヘッド33より印刷シートSの搬送方向(印刷胴31の回転方向)における上流側の位置で、このインクジェットヘッド33により画像が形成される前の印刷シートSを保持している。
従って、保持ベルト41b,42b,43bは、インクジェットヘッド33により画像が形成される前の印刷シートSを保持しており、この保持ベルト41b,42b,43bが印刷シートSを保持するとき、インクジェットヘッド33により形成された画像に接触することはなく、印刷シートSを適正に保持することができる一方で、印刷画像を劣化させることはない。
なお、上述した実施例1では、シート保持手段として、印刷シートSを印刷胴31の外周面との間で挟んで保持する3つの無端の保持ベルト41,41a,41b,42,42a,42b,43,43a,43bを設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、印刷シートSの白紙領域を保持する保持ベルトと、インクジェットヘッド33により画像が形成される前の印刷シートSを保持する保持ベルトを組み合わせてもよい。
更に、この実施例1では、シート保持手段を保持ベルト41,41a,41b,42,42a,42b,43,43a,43bとしたが、複数の保持ローラとしてもよい。そして、保持ベルト41,41a,41b,42,42a,42b,43,43a,43bや保持ローラを印刷胴31に同期して駆動するように構成したが、連れ回り構成としてもよい。
また、この実施例1にて、保持ベルト41,41a,41b,42,42a,42b,43,43a,43bを、印刷シートSの印刷領域や保持箇所などに応じて、支持ローラ44,45,46,47の軸方向に移動可能としてもよい。
図6は、本発明の実施例2に係る枚葉印刷機におけるシート吸着機構を表す概略図、図7は、印刷胴の正面図である。なお、本実施例の枚葉印刷機における全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2の枚葉印刷機において、図1及び図6、図7に示すように、印刷装置13にて、印刷胴31の外周辺における上方には、この印刷胴31により搬送される印刷シートSの表面にUVインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33が設けられている。また、印刷胴31の外周辺には、インクジェットヘッド33より印刷胴31の回転方向下流側に位置して、印刷シートSの表面に形成された画像のUVインキを乾燥するUVランプ34が設けられている。
また、印刷胴31の内部には、インクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31の表面に密着させて保持するシート保持手段としてのシート吸着機構60が配設されている。このシート吸着機構60は、印刷胴31の内部に設けられ、この印刷胴31と一体に回転可能であり、印刷胴31の内部から印刷シートSの裏面を吸着することで、印刷胴31の表面に印刷シートSを吸着保持することができる。この場合、シート吸着機構60は、印刷胴31により搬送される印刷シートSの後端部を吸着保持する。
即ち、印刷胴31は、回転軸35に対して左右一対のフランジ部36が固定されており、この左右一対のフランジ部36の間に、真円形状をなして印刷シートSを保持する外周面を形成する湾曲フレーム37が形成されて構成されている。そして、この湾曲フレーム37は、周方向における端面部から周方向に延びる複数のガイド部材38が一体に形成され、この複数のガイド部材38は、印刷胴31の軸方向に所定間隔をもって並設されることで、その間に所定隙間が設けられる。
一方、シート吸着機構60にて、印刷胴31の回転軸35には、この回転軸35から径方向の外方に延びるアーム61が回転軸35の軸方向に沿って所定間隔の複数固定されている。そして、各アーム61の先端部には、エア吸着部62が連結されている。この複数のエア吸着部62は、印刷胴31における各ガイド部材38の間の所定隙間に配設され、前面が湾曲フレーム37及びガイド部材38の外周面と均一をなすように配置されている。また、アーム61及びエア吸着部62は、中空形状をなして互いに連通し、エア吸着部62の前面に多数の吸着孔が形成される一方、アーム61の基端部には、回転軸35内に形成されたエア供給通路63が連通している。なお、このエア供給通路63は、図示しないエア配管、ロータリジョイント、外部エア配管などを介してエア吸入源に連結されている。
また、上述したシート吸着機構60は、印刷シートSのサイズに応じて印刷胴31の周方向に沿って移動調整可能に支持されている。即ち、各アーム61は、基端部が回転軸35に対して周方向に相対移動可能に支持されており、図示しないロック装置により移動不能に係止されている。印刷シートSは、印刷胴31の爪部材31aにより先端部が咥えられており、シート吸着機構60は、先端部が保持された印刷シートSの後端部を吸着保持することが望ましい。そのため、シート吸着機構60における各エア吸着部62は、印刷シートSのサイズ(搬送方向の長さ)に応じて位置調整することで、図5に実線で示すように、印刷シートSの後端部に対向する位置に位置決めされている。そして、印刷シートSのサイズ(搬送方向の長さ)が小さくなったときには、図5に二点鎖線で示すように、印刷シートSの後端部に対向する位置に位置調整する。
なお、印刷胴31の外周辺には、インクジェットヘッド33より印刷胴31の回転方向上流側に位置して、印刷シートSを印刷胴31に押し付けて保持する保持ローラ64が設けられている。この保持ローラ64は、インクジェットヘッド33より印刷シートSの搬送方向(印刷胴31の回転方向)における上流側の位置で、このインクジェットヘッド33により画像が形成される前の印刷シートSを保持している。この場合、保持ローラ64は、駆動式であっても、連れ回り式であってもよい。また、この場合、保持ローラ64は軸方向に、1体のものであっても、幅狭のものを複数個並べたものであってもよい。
ここで、このように構成された実施例2の枚葉印刷機による印刷方法について説明する。
まず、給紙装置11の給紙台21に積載された印刷シートSは、セパレータ装置22により最上部から1枚ずつ取り出されて搬送装置12に送り出され、次に、この搬送装置12は、印刷シートSを前当て27で位置決めした後、順次、印刷装置13に供給する。
続いて、印刷装置13にて、中間胴32は、搬送装置12から送り出された印刷シートSを受取り、印刷胴31に受け渡す。印刷胴31は、複数の爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥えた状態で回転することで、この印刷シートSを搬送する。このとき、印刷胴31内にはシート吸着機構60が設けられており、各エア吸着部62は、印刷シートSの後端部を吸着保持する。そのため、この印刷シートSは、印刷胴31の表面に密着することで、浮き上がりが防止され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。
そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成する。印刷胴31の回転に伴って搬送される印刷シートSは、形成された画像に対して、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、乾燥される。
その後、印刷装置13で印刷が施された印刷シートSは、この印刷装置13から排紙装置14に送り出され、チェーングリッパ51は印刷シートSの先端部を咥えながら搬送し、排紙台52上に積み上げていく。
このように実施例2の枚葉印刷機にあっては、印刷シートSの先端部を咥える爪部材31aを有して回転可能に支持される印刷胴31を設けると共に、先端部がこの爪部材31aに咥えられて回転する印刷胴31により搬送される印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設け、このインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31に密着させて保持するシート吸着機構60を設けている。
従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、先端部が爪部材31aにより保持されると共に、後端部がシート吸着機構60により保持されることで、インクジェットヘッド33と対向する位置が印刷胴31の表面に密着して保持されることとなり、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。
また、実施例2の枚葉印刷機では、シート吸着機構60は、印刷胴31により搬送される印刷シートSの後端部を保持している。従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、先端部が爪部材31aにより保持される一方、後端部がシート吸着機構60により保持されることで、印刷胴31の表面に密着して保持されるため、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離を適正距離に一定に維持することができる。
また、実施例2の枚葉印刷機では、シート保持手段として、印刷胴31の内部に設けられて印刷シートSを印刷胴31の表面に吸着保持するシート吸着機構60を設けている。従って、印刷シートSは、シート吸着機構60により印刷胴31の外周面に吸着保持されることで、簡単な構成で印刷シートを適正に保持することができる。
また、実施例2の枚葉印刷機では、印刷胴31に、印刷シートSを保持する外周面として、周方向に延びて軸方向に所定間隔をもって並設される複数のガイド部材38を設け、エア吸着部62を複数のガイド部材38の間に複数配設している。従って、印刷シートSは、複数のエア吸着部62により複数のガイド部材38に吸着保持されることで、印刷胴31の外周面に適正に保持することができ、また、複数のエア吸着部62を印刷胴31内に容易に配置することができる。
また、実施例2の枚葉印刷機では、シート吸着機構60(複数のエア吸着部62)を印刷シートSのサイズに応じて印刷胴31の周方向に沿って移動調整可能としている。従って、印刷シートSの全長が変更されても、シート吸着機構60を印刷胴31の周方向に沿って移動調整することで、常時、印刷シートの適正箇所を吸着保持することができる。
なお、上述した実施例2では、シート吸着機構60を印刷胴31に内蔵して一体回転するように構成したが、この構成に限定されるものではない。
図8は、本発明の実施例3に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。なお、本実施例の枚葉印刷機における全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3の枚葉印刷機において、図1及び図8に示すように、印刷胴31には、インクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31の表面に密着させて保持するシート保持機構70が配設されている。本実施例では、このシート保持機構70として、印刷胴31の外周部に印刷シートSの後端部を咥える第2爪部材71aが設けられている。
即ち、印刷胴31は、その外周部に2つの爪部材31aが周方向に均等間隔、つまり、180度離間して設けられており、各爪部材31aは、印刷シートSの先端部を咥えることができる。また、印刷胴31は、その外周部に2つの第2爪部材71aが周方向に均等間隔、つまり、180度離間して設けられており、各爪部材71aは、印刷シートSの後端部を咥えることができる。そして、爪部材31aと第2爪部材71aとの距離は、印刷シートSのサイズ、つまり、長さに設定されている。
従って、印刷シートSが中間胴32から印刷胴31に供給されると、印刷胴31は、爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥える。爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥えた状態で、印刷胴31が所定角度回転すると、第2爪部材71aが印刷シートSの後端部を咥える。そのため、印刷シートSは、その先端部と後端部が各爪部材31a,71aにより咥えられることで、印刷胴31の表面に密着されて浮き上がりが防止され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成し、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、画像が乾燥される。
このように実施例3の枚葉印刷機にあっては、印刷シートSの先端部を咥える爪部材31aを有して回転可能に支持される印刷胴31を設けると共に、先端部がこの爪部材31aに咥えられて回転する印刷胴31により搬送される印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設け、このインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31に密着させて保持するシート保持機構70として、印刷シートSの後端部を咥える第2爪部材71aを設けている。
従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、先端部が爪部材31aにより保持されると共に、後端部が第2爪部材71aにより保持されることで、インクジェットヘッド33と対向する位置が印刷胴31の表面に密着して保持されることとなり、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。
なお、上述の実施例3では、シート保持機構70として、印刷シートSの後端部を咥える第2爪部材71aを設けることで、印刷胴31は、爪部材31aが印刷シートSの先端部を保持し、第2爪部材71aが印刷シートSの後端部を保持するようにしたが、このとき、爪部材31aまたは第2爪部材71aが互いに離間する方向に移動可能に支持することで、印刷シートSの弛みを防止するようにしてもよい。
図9は、本発明の実施例4に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。なお、本実施例の枚葉印刷機における全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例4の枚葉印刷機において、図1及び図9に示すように、印刷胴31の外周辺には、インクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31の表面に密着させて保持するシート保持機構80が配設されている。本実施例では、このシート保持機構80として、印刷胴31の外周辺に、外部から印刷胴31により搬送される印刷シートSに向けてエアを噴射するエアノズル81が設けられている。
即ち、印刷胴31の外周辺にて、インクジェットヘッド33に隣接して、このインクジェットヘッド33より印刷胴31の回転方向上流側に位置して、エアノズル81が設けられている。このエアノズル81は、搬送される印刷シートSの幅方向の全域にわたって配置されており、印刷シートSの表面に対して印刷胴31の回転方向上流側に向けてエアを噴射可能となっている。
従って、印刷シートSが中間胴32から印刷胴31に供給されると、印刷胴31は、爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥える。爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥えた状態で、印刷胴31が所定角度回転すると、印刷シートSは、エアノズル81から噴射されるエアにより後端部側が印刷胴31の表面に押し付けられることで、密着して浮き上がりが防止され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成し、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、画像が乾燥される。
このように実施例4の枚葉印刷機にあっては、印刷シートSの先端部を咥える爪部材31aを有して回転可能に支持される印刷胴31を設けると共に、先端部がこの爪部材31aに咥えられて回転する印刷胴31により搬送される印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設け、このインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31に密着させて保持するシート保持機構80として、印刷シートSに向けてエアを噴射するエアノズル81を設けている。
従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、先端部が爪部材31aにより保持された状態で、エアノズル81から噴射されるエアにより後端部側が保持されることで、インクジェットヘッド33と対向する位置が印刷胴31の表面に密着して保持されることとなり、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。また、シート保持機構80としてエアノズル81を設けることで、構造の簡素化を可能とすることができる。
図10は、本発明の実施例5に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。なお、本実施例の枚葉印刷機における全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例5の枚葉印刷機において、図1及び図10に示すように、印刷胴31の外周辺には、インクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31の表面に密着させて保持するシート保持機構90が配設されている。本実施例では、このシート保持機構90として、印刷胴31の外周辺に、印刷胴31により搬送されて印刷前の印刷シートSを帯電させて静電気により前記印刷胴の表面に密着させる帯電装置91と、印刷胴31により搬送されて印刷後の印刷シートSを除電させて前記印刷胴の表面から離脱させる除電装置92とが設けられている。
従って、印刷シートSが中間胴32から印刷胴31に供給されると、印刷胴31は、爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥える。爪部材31aが印刷シートSの先端部を咥えて印刷胴31が所定角度回転すると、印刷シートSは、帯電装置91により帯電されることで、発生した静電気により後端部側が印刷胴31の表面に密着して浮き上がりが防止され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成し、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、画像が乾燥される。その後、印刷胴31が所定角度回転すると、印刷シートSは、除電装置92により除電されることで、静電気が除去される。
このように実施例5の枚葉印刷機にあっては、印刷シートSの先端部を咥える爪部材31aを有して回転可能に支持される印刷胴31を設けると共に、先端部がこの爪部材31aに咥えられて回転する印刷胴31により搬送される印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設け、このインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31に密着させて保持するシート保持機構90として、帯電装置91を設けている。
従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、先端部が爪部材31aにより保持された状態で、帯電装置91により発生した静電気により後端部側が保持されることで、インクジェットヘッド33と対向する位置が印刷胴31の表面に密着して保持されることとなり、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。また、除電装置92を設けることで、静電気が除去され、その後の印刷シートSの搬送を適正に行うことができる。
図11は、本発明の実施例6に係る枚葉印刷機の要部を表す概略図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例6の枚葉印刷機において、図11に示すように、中間胴32に対接して爪部材31aを有する印刷胴31が設けられ、この印刷胴31に対接して爪部材101aを有する第2印刷胴101が設けられ、この印刷胴101に対接して爪部材102aを有する第2中間胴102が設けられている。そして、第2印刷胴101の内部に、インクジェットヘッド33が配設されており、このインクジェットヘッド33は、第2印刷胴101と共に回転しない構造となっている。そして、第2中間胴102の外周辺に、UVランプ34が配設されている。
また、第2印刷胴101の下方における外周辺に、第2印刷胴101の外周面と所定隙間をもってこの第2印刷胴101の外周面に沿った紙ガイド103が配置されている。そして、この紙ガイド103には、第2印刷胴101の回転方向上流側から、紙ガイド103の内周面に向けてエアを噴射可能なエアノズル104が設けられている。紙ガイド103は、第2印刷胴101の爪部材101aが咥えた印刷シートSを保持するものであり、エアノズル104は、印刷シートSと紙ガイド103の内周面との間にエアを噴射するものである。紙ガイド103とエアノズル104は、搬送される印刷シートSの幅方向の全域にわたって配置されており、紙ガイド103の内周面には、爪部材101aとの干渉を防止する図示しない凹部が形成されている。本実施例では、印刷シートSを印刷胴31から第2印刷胴101にその湾曲方向を反転させることで、その遠心力により印刷シートSを紙ガイド103に保持させることでシート保持手段が構成される。また、エアノズル104から噴射されるエアによりベルヌーイの定理を用いて印刷シートSを紙ガイド103に密着保持させている。
従って、印刷シートSが中間胴32から印刷胴31に供給され、更に、第2印刷胴101に供給されると、第2印刷胴101は、爪部材101aが印刷シートSの先端部を咥えて回転する。すると、印刷シートSは、第2印刷胴101にて、湾曲方向が逆になって遠心力が作用し、外面(図11にて、下面)が紙ガイド103の内周面(図11にて、上面)に押し付けられる。また、印刷シートSと紙ガイド103との間に、エアノズル104からエアが噴射されることで、ベルヌーイの定理により印刷シートSは紙ガイド103に吸着され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成する。その後、印刷シートSが第2印刷胴101から第2中間胴102に供給されると、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、画像が乾燥される。
このように実施例6の枚葉印刷機にあっては、中間胴32と印刷胴31と、第2印刷胴101と第2中間胴102とを対接して設け、第2印刷胴101の内部に、印刷シートSにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33を設ける一方、第2印刷胴101に対向して紙ガイド103を設け、インクジェットヘッド33により、第2印刷胴101により搬送され、且つ、紙ガイド103に保持される印刷シートSの内面側に画像を形成している。
従って、印刷シートSが印刷胴31から第2印刷胴101に供給されると、第2印刷胴101は、爪部材101aが印刷シートSの先端部を咥え、印刷シートSの湾曲方向を逆にして搬送し、印刷シートSが遠心力により紙ガイド103に押し付けられるため、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定に維持される。また、印刷シートSは、エアノズル104から噴射されるエアによりベルヌーイの定理で更に紙ガイド103に適正に吸着され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。そのため、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。
図12は、本発明の実施例7に係る印刷装置を備えた枚葉印刷機を表す概略構成図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例7の枚葉印刷機は、図12に示すように、給紙装置111と搬送装置112と印刷装置113と排紙装置114とから構成されている。給紙装置111と搬送装置112は、上述した実施例1のものと同様の構成となっている。印刷装置113は、カラー印刷を実現できるように、黒(Black)、藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(Yellow)の4色に対応して4台の印刷ユニット121,122,123,124と、インクジェットヘッドを用いた印刷を行う印刷ユニット125を有している。各印刷ユニット121,122,123,124は、ほぼ同様の構成をなし、インキ装置(図示略)と、版胴121a,122a,123a,124aとブランケット胴121b,122b,123b,124bと圧胴121c,122c,123c,124cとを備えている。従って、インキ装置により版胴121a,122a,123a,124aを介してブランケット胴121b,122b,123b,124bにインキが供給され、ブランケット胴121b,122b,123b,124bと圧胴121c,122c,123c,124cとの間に印刷シートSが通過するときに、ブランケット胴121b,122b,123b,124bから印刷シートSにインキが転写される。なお、各圧胴121c,122c,123c,124cの間には、中間胴126が設けられている。
また、印刷ユニット125は、上述した実施例1で説明した印刷装置13とほぼ同様の構成となっている。即ち、印刷ユニット125にて、印刷胴31の外周辺における上方に、印刷シートSの表面にUVインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッド33が設けられている。また、印刷胴31の外周辺に、インクジェットヘッド33より印刷胴31の回転方向下流側に位置して、インクジェットヘッド33により印刷シートSの表面に形成された画像のUVインキを乾燥するUVランプ34が設けられている。また、印刷胴31の外周辺には、少なくともインクジェットヘッド33と対向する位置を通過する印刷シートSを印刷胴31の表面に密着させて保持するシート保持機構40が配設されている。
従って、給紙装置111の給紙台21に積載された印刷シートSは、セパレータ装置22により最上部から1枚ずつ取り出されて搬送装置112に送り出され、この搬送装置112は、印刷シートSを前当て27で位置決めした後、順次、印刷装置113に供給する。印刷装置113にて、4台の印刷ユニット121,122,123,124により印刷シートSに対して、黒、藍、紅、黄の4色の印刷が施される。このとき、各印刷ユニット121,122,123,124は、所定領域を除く部分に対して印刷を行い、印刷ユニット125は、この白紙の所定領域に対して印刷を行う。
即ち、印刷ユニット125にて、印刷胴31は、爪部材が印刷シートSの先端部を咥えた状態で回転することで、この印刷シートSを搬送する。このとき、印刷シートSは、幅方向における両端部と中央部が印刷胴31とシート保持機構40の保持ベルトにより挟持される。そのため、この印刷シートSは、印刷胴31の表面に密着することで、浮き上がりが防止され、インクジェットヘッド33との距離が一定に維持される。
そして、インクジェットヘッド33は、印刷胴31に保持された印刷シートSに向けて、複数のノズルからUVインキを吹き付けることで、この印刷シートSの表面に所定の画像を形成する。印刷胴31の回転に伴って搬送される印刷シートSは、形成された画像に対して、UVランプ34から紫外線光が照射されることで、乾燥される。
その後、印刷装置113で印刷が施された印刷シートSは、この印刷装置113から排紙装置114に送り出され、チェーングリッパ51は印刷シートSの先端部を咥えながら搬送し、排紙台52上に積み上げていく。
このように実施例7の枚葉印刷機にあっては、4色刷りのための各印刷ユニット121,122,123,124の下流側に印刷ユニット125を配設し、この印刷ユニット125として、印刷胴31とインクジェットヘッド33とシート保持機構40を設けている。
従って、印刷胴31により搬送される印刷シートSは、シート保持機構40によりインクジェットヘッド33と対向する位置が保持されるため、印刷胴31の表面に密着して保持されることとなり、インクジェットヘッド33と印刷シートSとの距離が一定となり、このインクジェットヘッド33による印刷精度の向上を図ることができる。
なお、上述した各実施例では、印刷装置13を片面印刷機として説明したが、両面印刷機としてもよい。また、使用するインキは、UVインキに限らず、水性インキであってもよい。更に、印刷シートSは、印刷用紙に限らず、樹脂フィルム、薄鋼板などであってもよい。
本発明に係る印刷装置及び枚葉印刷機は、インクジェットヘッドと対向する位置を通過する印刷シートを印刷胴に密着させて保持することで、印刷精度の向上を図るものであり、オフセット、グラビア、フレキソなど、シートを印刷する印刷機に適用することができる。
本発明の実施例1に係る印刷装置を備えた枚葉印刷機を表す概略構成図である。 実施例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す断面図である。 シート保持機構における保持ベルトを表す概略図である。 実施例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構の変形例1を表す概略図である。 変形例1のシート保持機構における保持ベルトを表す概略図である。 実施例1の枚葉印刷機におけるシート保持機構の変形例2を表す概略図である。 変形例2のシート保持機構における保持ベルトを表す概略図である。 本発明の実施例2に係る枚葉印刷機におけるシート吸着機構を表す概略図である。 印刷胴の正面図である。 本発明の実施例3に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。 本発明の実施例4に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。 本発明の実施例5に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。 本発明の実施例6に係る枚葉印刷機におけるシート保持機構を表す概略図である。 本発明の実施例7に係る印刷装置を備えた枚葉印刷機を表す概略構成図である。
符号の説明
11,111 給紙装置
12,112 搬送装置
13,113 印刷装置
14,114 排紙装置
31 印刷胴
32 中間胴
33 インクジェットヘッド
34 UVランプ
38 ガイド部材
40 シート保持機構(シート保持手段)
41,41a,41b,42,42a,42b,43,43a,43b 保持ベルト
60 シート吸着機構(シート保持手段)
62 エア吸着部
70 シート保持機構(シート保持手段)
71a 第2爪部材
80 シート保持機構(シート保持手段)
81 エアノズル
90 シート保持機構(シート保持手段)
91 帯電装置
92 除電装置
101 第2印刷胴
103 紙ガイド(シート保持手段)

Claims (14)

  1. 印刷シートの先端部を咥える爪部材を有して回転可能に支持される印刷胴と、
    先端部が前記爪部材に咥えられて回転する前記印刷胴により搬送される印刷シートにインキを吹き付けて画像を形成するインクジェットヘッドと、
    少なくとも前記インクジェットヘッドと対向する位置を通過する印刷シートを前記印刷胴の外周面に沿って保持するシート保持手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記シート保持手段は、前記印刷胴により搬送される印刷シートの後端部を密着して保持することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記シート保持手段は、印刷シートを前記印刷胴の外周面との間で挟んで保持する保持ベルトまたは保持ローラを有することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記保持ベルトまたは前記保持ローラは、前記インクジェットヘッドにより画像が形成される前の印刷シートを保持することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記保持ベルトは、前記印刷胴の周方向における所定範囲にわたり、且つ、印刷済の印刷シートにおける画像が形成されていない白紙部分を保持することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  6. 前記保持ベルトは、無端ベルトであり、全長が前記印刷胴の周長の整数倍に設定され、前記印刷胴の周方向における所定範囲にわたって印刷シートを保持することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  7. 前記シート保持手段は、前記印刷胴の内部に設けられて印刷シートを前記印刷胴の表面に吸着保持する吸着手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷胴は、印刷シートを保持する外周面として、周方向に延びて軸方向に所定間隔をもって並設される複数のガイド部材を有し、前記吸着手段は、前記複数のガイド部材の間に複数配設されることを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記吸着手段は、印刷シートのサイズに応じて前記印刷胴の周方向に沿って移動調整可能に支持されることを特徴とする請求項7または8に記載の印刷装置。
  10. 前記シート保持手段は、前記印刷胴に設けられて印刷シートの後端部を咥える第2爪部材を有することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  11. 前記シート保持手段は、外部から前記印刷胴により搬送される印刷シートに向けてエアを噴射するエアノズルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  12. 前記シート保持手段は、印刷シートを帯電させて静電気により前記印刷胴の表面に密着させる帯電装置を有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  13. 前記インクジェットヘッドが前記印刷胴の内部に設けられ、前記シート保持手段は、前記印刷胴により搬送される印刷シートを遠心力により押し付けて保持する紙ガイドを有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  14. 給紙台上に積み重ねられた枚葉紙を吸引して送り出す給紙装置と、
    該給紙装置から送り出された枚葉紙の先端部を爪部材により咥えて搬送すると共に枚葉紙に対してインクジェットヘッドからインキを吹き付けて印刷を行う印刷装置と、
    該印刷装置で印刷が施された枚葉紙を排紙台に積み重ねて排紙する排紙装置とを備える枚葉印刷機において、
    少なくとも前記インクジェットヘッドと対向する位置を通過する枚葉紙を前記印刷胴の外周面に沿って保持するシート保持手段を設ける、
    ことを特徴とする枚葉印刷機。
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