JP2010094068A - 海苔巻成形装置の海苔吸着機構 - Google Patents

海苔巻成形装置の海苔吸着機構 Download PDF

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Abstract

【課題】海苔吸着用モータの振動音とブロアの風切り音が空洞共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうのを未然に防止できる海苔巻成形装置の海苔吸着機構を提供する。
【解決手段】海苔吸着機構には、吸着パットの後退位置において、吸気口に連通する開口部に騒音吸収用の緩衝材を収容可能としてある。そして、シート状海苔を吸着パットで吸着する時に海苔吸着用モータ6の回転数を上げ、非吸着時に海苔吸着用モータ6の回転数を下げるためのモータ駆動制御回路32を備えている。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばいくら、うに、かに等の寿司ネタを載せる成形米飯の周りに帯状に海苔シートを巻く、所謂軍艦巻や帯巻等の製造を自動化した海苔巻成形装置の海苔吸着機構に関する。
従来、本願出願人自身により出願された特許文献1に示す如き海苔巻装置の海苔巻成形機構なる技術が提供されている。この場合における海苔吸着機構は、海苔ホッパ内から予め必要寸法にカットしてあるシート状海苔を吸着パットにて一枚ずつ取り出し、これを送り機構でもって成形米飯の供給部側であるターンテーブルへ供給するものである。
この吸着パットは、略矩形筐体状に形成されており、ブロアにより基台の吸気口から当該吸着パットを経て空気を吸い込み、シート状海苔を吸着するよう海苔ホッパの開口部側へ向けられた複数の分岐路を有して成る空洞を形成してある。
また、空洞の開口縁部側、すなわち吸着パット前側面の空洞開口部分を直立片部分で閉塞し、且つ吸気口を水平片部分で閉塞するようにして略L形枠状の吸気口カバーを付設すると共に、この吸気口カバーと対称的に吸着パット後側面にも略L形枠状の吸気口カバーを付設してある。
特開2006−81505号公報
しかしながら、従来における吸着パットは、ブロアにより基台の吸気口から当該吸着パットを経て空気を吸い込み、シート状海苔を吸着するよう海苔ホッパの開口部側へ向けられた複数の分岐路を有して成る空洞を備えていることから、ブロアの駆動モータが一定の回転数で廻り続けている時に、当該駆動モータの振動音とブロアの風切り音が空洞共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうという問題点を有している。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、海苔吸着用モータが一定の回転数で廻り続けている時に、当該海苔吸着用モータの振動音とブロアの風切り音が空洞共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうのを未然に防止できるものとした海苔巻成形装置の海苔吸着機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、
海苔ホッパ内からシート状海苔を吸着パットにて1枚ずつ取り出し、これを海苔供給ガイドを介して成形米飯の供給部側へ供給する海苔巻成形装置の海苔吸着機構であって、
可動架台の吸気口が開放される吸着パット後退位置において、該吸着パットには可動架台の吸気口に連通する開口部を備え、該開口部には騒音吸収用の緩衝材を収容可能にしたことを特徴とする。
海苔吸着機構には、シート状海苔を吸着パットで吸着する時に海苔吸着用モータの回転数を上げ、非吸着時に海苔吸着用モータの回転数を下げるためのモータ駆動制御回路を備えている。
本発明によれば、可動架台の吸気口が開放される吸着パット後退位置において、該吸着パットには可動架台の吸気口に連通する開口部を備え、該開口部には騒音吸収用の緩衝材を収容可能にしたので、海苔吸着用モータが一定の回転数で廻り続けている時に、当該海苔吸着用モータの振動音とブロアの風切り音が、開放された可動架台の吸気口から空洞共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうのをこの騒音吸収用の緩衝材によって未然に防止することができる。
海苔吸着機構には、シート状海苔を吸着パットで吸着する時に海苔吸着用モータの回転数を上げ、非吸着時に海苔吸着用モータの回転数を下げるためのモータ駆動制御回路を備えたので、海苔吸着用モータが一定の回転数で廻り続けている時に、当該モータ振動音とブロアの風切り音が、開放された可動架台の吸気口から空洞共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうのをこのモータ駆動制御回路の作動によって未然に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を詳細に説明する。
本発明に係る海苔巻成形装置Pは、成形米飯の周りに帯状にシート状海苔Qを巻く、所謂軍艦巻や帯巻等の製造を行うための自動化された装置であり、該海苔巻成形装置Pは、図1、図2、図3に示すように、上部に成形米飯Rの供給ホッパHを備えた成形部1と、成形部1前面下側から略半円分が前方に突出するようにして設けられた間欠回転するターンテーブル2と、成形部1の前面側で且つターンテーブル2の突出面の上方に設けられた海苔吸着機構3とから概ね構成されている。
海苔吸着機構3は、図2に示すように、海苔搬送供給用モータ4、吸着パット駆動用モータ5、海苔吸着用モータ6、巻駆動用モータ7それぞれが配された可動架台8を備え、該可動架台8は、ターンテーブル2の突出面上を覆う成形部1前面位置から、ターンテーブル2の突出面上を開放させる成形部1横側位置へ揺動自在となるように当該成形部1横側に設けられた支持架台9等を介して配されている。
可動架台8上には、図4乃至図6に示すように、海苔搬送機構11を下側に備えた海苔ホッパ15と、海苔ホッパ15内から予め必要寸法にカットしてあるシート状海苔Qを1枚ずつ吸着させて取り出す吸着パット16と、吸着パット16にて取り出したシート状海苔Qを成形米飯Rの供給部側であるターンテーブル2上へ落とし込むようにして供給するための縦型の海苔供給ガイド28とを備えている。
海苔搬送機構11は、図3、図4、図5(b)に示すように、可動架台8の上面片側において前後に対向配置した一対の軸受用枠部に、長尺な搬送スクリュー12の両端が軸架されており、その一端部に嵌着された小径の伝達歯車13が、海苔搬送供給用モータ4の出力軸に嵌着された大径の駆動歯車14に噛合されている。
そして、搬送スクリュー12上側には海苔ホッパ15が設置され、該海苔ホッパ15の内部後方にシート状海苔Qの押板17が配されている。押板17の下側一部が海苔ホッパ15を介して下方へ突出しており、この押板17の突出部下面に形成されているスクリュー溝が搬送スクリュー12に噛合されている。これによって、押板17は、海苔ホッパ15上で、搬送スクリュー12の回転により前後方向にスライドできるようにしてある。
また、海苔ホッパ15の前側にはシート状海苔Q取出用の開口部19を開設し、該開口部19の左右縁側にはシート状海苔Qが海苔ホッパ15から不用意に飛び出さないように縦向きローラ状のストッパ20を取り付けてある。
そして、この海苔ホッパ15内には、複数枚の帯状のシート状海苔Qが、この滑らかな表面側を開口部19側に向けた横向き垂直状態となって重合収納され、吸着パット16によってシート状海苔Qの滑らかな表面側を一枚一枚吸着するようにしてある。
図5(a)および(c)に示すように、海苔ホッパ15の開口部19における側面には海苔センサ21が配設されており、この海苔センサ21でシート状海苔Q同志の密着度を検知させ、当該シート状海苔Qが適度な密度になるように前記押板17のスライド移動量を制御することで、押板17の不用意な且つ過剰なスライド移動によるシート状海苔Qの押し潰し密着を抑止するようにしてある。
吸着パット16は、図3、図4、図6に示すように、平面視略L字形筐体状に形成されており、そのL字基端側は、可動架台8の海苔搬送機構11に隣接する枠形のガイド部18によって前後にスライドできるようにしてある。
一方、吸着パット16のL字先端側の内側には、複数個の吸引ノズル16aが横一列に並んで配置され、前記海苔ホッパ15の開口部19に対面配置されている。
そして、吸着パット16のL字基端側には、ガイド部18の一端側に設けられている駆動力伝達機構27として、例えば不図示のクランク機構および図示の連結ロッド18a等が内蔵され、該クランク機構は前記吸着パット駆動用モータ5によって駆動されるようにしてある。而して、吸着パット16は、吸着パット駆動用モータ5の作動によりクランク機構および連結ロッド18aを介して、ガイド部18に沿って前後方向に往復スライドされる。
また、吸着パット16には、図6および図7に示すように、海苔ホッパ15の開口部19側へ向けられた複数個の吸引ノズル16aそれぞれの分岐路を有して成る空洞Sが底面から抉るようにして形成されている。そして、可動架台8の下面側に配置された上下二層による基台22の内部上段部分に設けられた海苔吸着用モータ6の駆動により吸気ファン6aを廻すことで可動架台8の吸気口8aから当該吸着パット16の空洞Sを経て空気を吸い込みシート状海苔Qを前記吸着パッド16で吸着するようにしてある。
図6(a)乃至(d)、図7(a)および図7(b)に示すように、基台22の内部下段部分は、吸気通路23と排気口24とが横L字板状の仕切部25を介して区画された着脱可能なダストボックスとなっており、その内底部には、吸気ファン6aによって空気と共に運ばれてきた海苔のカスを吸気通路23を通して当該内底部にて吸着回収するための水が貯められている。また、仕切板25の水平面側上面には海苔のカスを捕獲するためのフィルタ26が付設されており、海苔のカスが空気と共に排気口24から外部に排気されないようにしてある。このとき、吸着パット16側から吸引した空気の流れで海苔吸着用モータ6を冷却しつつ、海苔のカスをダストボックスへ運べるようにしてある。
空洞Sは、図6(a)乃至(d)に示すように、吸着パット16のL字基端側の底面に略矩形状に抉られて成り、さらにこの空洞Sから吸着パット16のL字先端側まで貫通した複数個の分岐路によって連通されている。
そして、吸着パット16は、図6(a)乃至(d)に示すように、吸着パット駆動用モータ5の作動によりクランク機構および連結ロッド18a等からなる駆動力伝達機構27を介して、ガイド部18に沿って前後方向に往復スライドされる際に、当該吸着パット16の空洞Sが可動架台8の吸気口8aに連通する海苔吸着位置と、可動架台8の吸気口8aが開放され且つ縦型の海苔供給ガイド28が外気と連通する海苔供給位置との間で往復移動する。
この海苔吸着位置で、シート状海苔Qを当該吸着パット16にて吸着させ、吸着パット16を海苔供給位置までスライドさせて可動架台8の吸気口8aと空洞Sとが連通する状態から、空洞Sが閉塞され且つ吸気口8aが開放される状態となるように空気の流れるルートを変えることで、シート状海苔Qが成形米飯Rの供給部側へ落とし込めるようにしてある。
海苔供給ガイド28は、図6(c)および図6(d)に示すように、海苔ホッパ15のシート状海苔Q取出用の開口部19と、海苔供給位置まで後退移動した吸着パット16との間で縦方向に配されており、該海苔供給ガイド28は、幅広矩形状の上部開口部から下方に向けて次第に幅狭矩形状となった下部開口部へ上下に連通する海苔落下孔28aが形成されている。そして、海苔供給位置まで後退移動した吸着パット16の下側には、当該吸着パット16の吸着先端位置である複数の吸気口の位置から当該海苔供給ガイド28の海苔落下孔28aの内方に向けて突出配置するようにシート状海苔突き当て部材29が設けられている。
このシート状海苔突き当て部材29は、シート状海苔Qを海苔供給ガイド28の海苔落下孔28aを通って成形米飯Rの供給部側へ落下供給する時に、図6(c)および図6(d)に示すように、吸着パット16の複数の吸引ノズル16aに吸着されているシート状海苔Qの下縁部側を海苔落下孔28aの内方に突出する当該シート状海苔突き当て部材29に当接させて強制的に湾曲させることで吸着パット16を負圧解除(真空破壊)させ、これにより当該シート状海苔Qを確実且つ迅速に吸着パット16から剥離させることができるようにしている。
また、図7(a)および図7(b)に示すように、吸着パット16のL字基端側には、可動架台8の吸気口8aが開放される吸着パット16後退位置において、当該吸気口8aに連通する開口部30を設けてあり、該開口部30の内部には例えば吸音スポンジ材等の騒音吸収用の緩衝材31を収容可能にしてある。
これによって、吸着パット16が海苔供給ガイド28の海苔落下孔28aに連通する海苔供給位置にきても、可動架台8の吸気口8aから排気される空気は開口部30の騒音吸収用の緩衝材31を通して排気されるものとなることから、海苔吸着用モータ6が一定の回転数で廻り続けている時に、当該海苔吸着用モータ6の振動音とブロアの風切り音が、開放された可動架台8の吸気口8aから空洞S共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうのをこの騒音吸収用の緩衝材31によって未然に防止できるようにしている。このとき、吸着パット16の吸着力が必要な時には可動架台8の吸気口8aと吸着パット16の空洞Sが連通することで吸入量の損失が無く、また可動架台8の吸気口8aの開放時のみ、緩衝材31のある開口部30に連通することで騒音が抑えられるものとなる。
また、一定の回転数で廻り続けている海苔吸着用モータ6の騒音を抑止するための他の例としては、図8に示すように、海苔吸着用モータ6の回転速度制御用の所謂ドライバと称するモータ駆動制御回路32を接続する。このモータ駆動制御回路32は、シート状海苔Qを吸着パット16で吸着するタイミングに合わせて海苔吸着用モータ6に高速域の指令信号を送って回転数を上げることで空気の吸気量を増やす。
一方、吸着パット16によるシート状海苔Qの非吸着時には、モータ駆動制御回路32から海苔吸着用モータ6に低速域の指令信号を送って回転数を下げることで空気の吸気量を減らし、騒音を低減させる。このとき、海苔吸着用モータ6はこの回転速度制御によって約70〜80デシベルの騒音が平均60デシベルにまで低減される。しかも、上記したシート状海苔突き当て部材29によるシート状海苔Qの強制的剥離と併用することで、シート状海苔Q供給時の負圧を低減させることも可能である。
次に、以上のように構成された海苔巻成形装置の海苔吸着機構の最良の形態についての組立、使用、動作の一例について説明する。
図5(a)乃至(c)に示すように、海苔ホッパ15内に予め必要寸法にカットしてある複数枚のシート状海苔Qを、その滑らかな表面側を開口部19側に向けた横向き垂直状態となるように収容し、後方からの押板17の押圧によって複数枚のシート状海苔Qを開口部19側にあるストッパ20で係止させておく。
そして、海苔搬送供給用モータ4、吸着パット駆動用モータ5、海苔吸着用モータ6それぞれを作動させる。このとき、吸着パット駆動用モータ5の作動によりクランク機構および連結ロッド18a等から成る駆動力伝達機構27を介して吸着パット16をガイド部18に沿って前後スライド方向に往復駆動させると、吸着パット16は海苔ホッパ15のシート状海苔Q取出用の開口部19に対し接離方向に移動する。すなわち、吸着パット16は、その空洞Sが可動架台8の吸気口8aに連通する海苔吸着位置と、可動架台8の吸気口8aが開放され且つ縦型の海苔供給ガイド28の海苔落下孔28aが外気と連通する海苔供給位置との間を往復移動する。
図6(a)に示すように、吸着パット16が開口部19に近接した際に、吸気ファン6aにより可動架台8の吸気口8aから吸着パット16の空洞S内の空気が吸い込まれているため、シート状海苔Qは吸着パット16の吸引ノズル16aに吸着する。
図6(b)に示す位置まで吸着パット16が後退しても、可動架台8の吸気口8aは、吸着パット16の空洞Sとの連通を維持したまま当該吸気口8aを常時閉塞させており、当該吸気口8aからの吸引空気の漏れを阻止させている。
図6(c)に示すように、吸着パット16が縦型の海苔供給ガイド28の海苔落下孔28aが外気に連通する海苔供給位置まで後退すると、可動架台8の吸気口8aが開放されると同時に吸着パット16の空洞Sが閉鎖される。このとき、吸着パット16の空洞S内は負圧状態が維持されており、シート状海苔Qは吸着パット16の吸引ノズル16aによって吸着されたままの状態であるが、このシート状海苔Qの下縁部側はシート状海苔突き当て部材29に当接されて強制的に湾曲させられることで吸着パット16の空洞S内は負圧解除(真空破壊)され、これによりシート状海苔Qを確実且つ迅速に吸着パット16から剥離させる。
図6(d)に示すように、吸着パット16から強制剥離させられたシート状海苔Qは、海苔供給ガイド28の海苔落下孔28aを通って成形米飯Rの供給部側へ落下供給され、巻駆動用モータ7の作動によって、ターンテーブル2上で不図示の自動海苔巻機構により成形米飯Rにシート状海苔Qを巻き付ける。
図7(b)に示すように、吸着パット16は、可動架台8の吸気口8aに連通する開口部30の内部に騒音吸収用の緩衝材31を収容してあることから、当該吸着パット16が海苔供給ガイド28に連通する海苔供給位置にきても、可動架台8の吸気口8aから排気される空気は開口部30の騒音吸収用の緩衝材31を通して排気される。
これにより、海苔吸着用モータ6が一定の回転数で廻り続けている時に、当該海苔吸着用モータ6の振動音とブロアの風切り音が、開放された可動架台8の吸気口8aから空洞S共鳴によって外部周辺に大きな騒音となって発生し続けてしまうのを防止する。すなわち、吸着パット16の吸着力が必要な時には可動架台8の吸気口8aと吸着パット16の空洞Sが連通することで吸入量の損失が無く、また可動架台8の吸気口8aの開放時のみ、緩衝材31のある開口部30に連通することで騒音が抑えられるものとなる。
また、図8に示すように、モータ駆動制御回路32により、シート状海苔Qを吸着パット16で吸着するタイミングに合わせて海苔吸着用モータ6に高速域の指令信号を送って回転数を上げることで空気の吸気量を増やす。
一方、吸着パット16によるシート状海苔Qの非吸着時には、モータ駆動制御回路32より海苔吸着用モータ6に低速域の指令信号を送って回転数を下げることで空気の吸気量を減らし、騒音を低減させる。このとき、海苔吸着用モータ6はこの回転速度制御によって約70〜80デシベルの騒音が平均60デシベルにまで低減される。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での改良変形等は本発明に包含されるものである。
本発明を実施するための最良の形態における海苔巻成形装置の側面図である。 同じく海苔吸着機構の海苔搬送供給用モータ、吸着パット駆動用モータ、海苔吸着用モータ、巻駆動用モータそれぞれの配置関係を示す平面図である。 同じくターンテーブルに対する海苔吸着機構の吸着パット、海苔供給ガイド、シート状海苔突き当て部材等の配置関係を示す平面図である。 同じく海苔吸着機構から海苔ホッパおよび押板を取り外した状態の斜視図である。 同じく使用状態の海苔吸着機構の一例を示し、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。 同じく海苔吸着機構の動作を説明するもので、(a)は吸着パットでシート状海苔を吸着保持した状態の断面図、(b)は吸着パットが後退移動している途中の状態の断面図、(c)はシート状海苔がシート状海苔突き当て部材に当接して吸着パットから剥離する状態の断面図、(d)は吸着パットから強制剥離させられたシート状海苔が海苔供給ガイド28を介して成形米飯の供給部側へ落下供給される状態の断面図である。をである。 騒音吸収用の緩衝材を収容可能にした海苔吸着機構の一例を示し、(a)は吸着パットの空洞内から可動架台の吸気口を経てダストボックス内に空気を吸引させている状態の海苔吸着機構の断面図、(b)は緩衝材を介して外気が吸引されることで海苔吸着用モータの騒音を吸収している状態の海苔吸着機構の断面図である。 海苔吸着用モータにモータ駆動制御回路を設けた状態の構成図である。
符号の説明
P 海苔巻成形装置
Q シート状海苔
R 成形米飯
S 空洞
H 供給ホッパ
1 成形部
2 ターンテーブル
3 海苔吸着機構
4 海苔搬送供給用モータ
5 吸着パット駆動用モータ
6 海苔吸着用モータ
6a 吸気ファン
7 巻駆動用モータ
8 可動架台
8a 吸気口
9 支持架台
11 海苔搬送機構
12 搬送スクリュー
13 伝達歯車
14 駆動歯車
15 海苔ホッパ
16 吸着パット
16a 吸引ノズル
17 押板
18 ガイド部
18a 連結ロッド
19 開口部
20 ストッパ
21 海苔センサ
22 基台
23 吸気通路
24 排気口
25 仕切部
26 フィルタ
27 駆動力伝達機構
28 海苔供給ガイド
28a 海苔落下孔
29 シート状海苔突き当て部材
30 開口部
31 緩衝材
32 モータ駆動制御回路

Claims (2)

  1. 海苔ホッパ内からシート状海苔を吸着パットにて1枚ずつ取り出し、これを海苔供給ガイドを介して成形米飯の供給部側へ供給する海苔巻成形装置の海苔吸着機構であって、
    可動架台の吸気口が開放される吸着パット後退位置において、該吸着パットには可動架台の吸気口に連通する開口部を備え、該開口部には騒音吸収用の緩衝材を収容可能にしたことを特徴とする海苔巻成形装置の海苔吸着機構。
  2. 海苔吸着機構には、シート状海苔を吸着パットで吸着する時に海苔吸着用モータの回転数を上げ、非吸着時に海苔吸着用モータの回転数を下げるためのモータ駆動制御回路を備えた請求項1記載の海苔巻成形装置の海苔吸着機構。
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