JP2010093888A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンバータの出力電圧であるバス電圧を上昇させる必要がなく、かつ、大容量のキャパシタに対応するための特別な放充電回路も必要なく、さらに、キャパシタの能力を生かしたエネルギーの供給が可能な電源装置を提供する。
【解決手段】コンバータ2とインバータ3との間のDCバスから昇降圧チョッパ11によって電気二重層キャパシタ10を切り離す。昇降圧チョッパ11は、DCバスとは関係なく電気二重層キャパシタ10の電圧を制御する。具体的には、負荷電流Irが定格電流の50%以上のときに、バス電圧Vbusがバス電圧指令Vbus*になるように、また、電流センサ30からの負荷電流Irが定格電流の50%よりも小さいときに、キャパシタ電圧Vcapがキャパシタ電圧指令Vcap*になるように、電気二重層キャパシタ10の電気エネルギーを蓄積及び放出することにより制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、力行及び回生を行う負荷に対してエネルギーを供給する電源装置に関する。
従来、慣性負荷が加速及び減速して対象物を加工成形するプレス機械等の設備において、慣性負荷を加減速させるためのエネルギーを供給する電源装置が知られている。この電源装置は、電源回生コンバータやコンデンサ等を設けることにより、負荷側で発生する回生エネルギーを有効活用するようにしている。すなわち、慣性負荷が減速運転する回生時に回生エネルギーを蓄積し、慣性負荷が加速運転する力行時に、その蓄積したエネルギーを使用する。
図9は、従来の電源装置の構成を示すブロック図である。この従来の電源装置は、力行時にエネルギーを負荷104へ供給し、回生時に負荷104からの回生エネルギーを蓄積するものであり、AC電源101、コンバータ102、キャパシタ(電気二重層キャパシタ)103、インバータ105、負荷制御器106及び電源制御器107を備えている。
コンバータ102は、電源制御器107からの制御により、AC電源101から供給される交流電力を直流電力に変換する。キャパシタ103は、コンバータ102からの直流電力を蓄積し、力行時には蓄積したエネルギーを、インバータ105を介して負荷104へ供給し、回生時には回生エネルギーを、負荷104からインバータ105を介して蓄積する。インバータ105は、負荷制御器106からの制御により、コンバータ102及びキャパシタ103からの直流電力を、電圧及び周波数を制御した交流電力に変換して負荷104へ供給する。また、負荷104からの回生エネルギーをキャパシタ103に蓄積する。
このように構成された電源装置において、電源制御器107は、負荷状態に応じて負荷104の力行駆動電力量または負荷104からの回生電力量を予測し、キャパシタ103の充電量を制御するための設定電圧を決定する。そして、キャパシタ103の電圧が設定電圧よりも小さいときには、AC電源101からの電力供給運転を行わせ、キャパシタ103の電圧が設定電圧よりも大きいときには、電力回生運転を行わせる。これにより、負荷の運転条件に応じて、キャパシタ103に蓄えておく電力量を適正に制御することができる。
この電源装置には、一般に、コンバータ102とインバータ105との間のDCバスに、電気エネルギーが蓄積されるキャパシタ103が挿入されている。このキャパシタ103によって、力行時に負荷が要求する瞬間的な電気エネルギーが補われる。
特開2006−238520号公報
ところで、前述した電源装置のように、コンバータとインバータとの間のDCバスに電気二重層キャパシタが挿入された電源装置では、電気二重層キャパシタの一個のセルの耐圧が低いから、バス電圧に相当する耐圧になるまで複数のセルを直列接続する必要があるため、多くのセルが必要となる。また、電気二重層キャパシタを構成するセルの種類が少ないことから、複数のセルで構成する場合、要求される電気エネルギーに見合った容量とすることが困難である。このため、電気二重層キャパシタは、要求される電気エネルギーに対して必要以上に大容量となり、大規模かつ高価なものになってしまうという問題があった。さらに、大容量の電気二重層キャパシタに対応するため、特別な放充電回路(電気二重層キャパシタに直接に接続される大容量の抵抗、及び、当該抵抗を使用するか否かを決定するスイッチ)が必要となるという問題もあった。
また、このような電源装置では、電気二重層キャパシタがDCバスに直結しているから、電気二重層キャパシタの電圧は、コンバータの設定電圧値から元電源であるAC電源によるほぼピーク電圧値までスイングするに過ぎず、電気二重層キャパシタの最大電圧に近い電圧値から最小電圧に近い電圧値までフルスイングすることができない。すなわち、力行時には電気二重層キャパシタに蓄積された電気エネルギーを十分に放出し、回生時には十分な放出に見合った電気エネルギーを蓄積するようなフルスイングを行うことができない。このため、電気二重層キャパシタの能力を生かした電気エネルギーの供給を行うことができないという問題があった。
また、このような電源装置では、力行時に電気二重層キャパシタから電気エネルギーを供給するために、コンバータを制御してバス電圧を上昇させ、十分な電気エネルギーを電気二重層キャパシタに蓄積しておく必要がある。このため、発生ノイズの大きいコンバータを用いる必要があった。
そこで、本発明の目的は、コンバータによってバス電圧を上昇させる必要がなく、かつ、大容量のキャパシタに対応するための特別な放充電回路も必要なく、さらに、キャパシタの能力を生かしたエネルギーの供給が可能な電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による電源装置は、負荷へエネルギーを供給する電源装置において、元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、前記交流直流変換手段により出力された直流電圧を交流電圧に変換し、前記負荷へエネルギーを供給する直流交流変換手段と、前記交流直流変換手段により出力された直流電圧のエネルギーを蓄積し、前記蓄積したエネルギーを負荷へ放出するキャパシタと、前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間の直流バスと、前記キャパシタとの間に接続され、前記負荷が大きいときは、前記直流バスの電圧が所定の直流バス電圧指令になるように制御し、前記負荷が小さいときは、前記キャパシタの電圧が所定のキャパシタ電圧指令になるように制御し、前記制御を切換えて前記キャパシタのエネルギーを蓄積及び放出する昇降圧チョッパと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による電源装置は、さらに、前記昇降圧チョッパを動作させるゲート信号生成手段を備え、前記昇降圧チョッパが、前記直流バスの電圧及びキャパシタの電圧を昇圧するための昇圧用トランジスタ及び降圧するための降圧用トランジスタを有し、前記ゲート信号生成手段が、前記直流バス電圧指令または前記キャパシタ電圧指令に基づいてゲート信号を生成し、前記ゲート信号を昇圧用トンランジスタまたは降圧用トランジスタのうちのいずれか一方のトランジスタに出力する、ことを特徴とする。
また、本発明による電源装置は、前記ゲート信号生成手段が、前記直流バスを流れる負荷電流が所定の値以上の場合、前記直流バス電圧指令に基づいたゲート信号を生成し、前記負荷電流が所定の値よりも小さい場合、前記キャパシタ電圧指令に基づいたゲート信号を生成する、ことを特徴とする。
また、本発明による電源装置は、前記直流バス電圧指令を、前記入力交流電源による交流直流変換手段のピーク電圧よりも高い値に設定された指令とする、ことを特徴とする。
また、本発明による電源装置は、前記キャパシタ電圧指令を、前記キャパシタにおいて蓄積可能な電気エネルギーの半分に相当する電圧値に設定された指令とする、ことを特徴とする。
また、本発明による電源装置は、前記ゲート信号生成手段が、前記直流バス電圧指令と直流バスの電圧との間の偏差がゼロになるように、昇降圧チョッパ電流指令を生成する第1の制御器と、前記キャパシタ電圧指令とキャパシタの電圧との間の偏差がゼロになるように、昇降圧チョッパ電流指令を生成する第2の制御器と、前記直流バスを流れる負荷電流が所定の値以上の場合、前記第1の制御器により生成された昇降圧チョッパ電流指令と前記昇降圧チョッパを流れる電流との間の偏差がゼロになるように制御指令を生成し、前記直流バスを流れる負荷電流が所定の値よりも小さい場合、前記第2の制御器により生成された昇降圧チョッパ電流指令と前記昇降圧チョッパを流れる電流との間の偏差がゼロになるように制御指令を生成する電流制御器と、前記電流制御器により生成された制御指令に基づいてPWM信号を生成するPWM制御器と、を備え、前記PWM制御器により生成されたPWM信号をゲート信号として、前記昇降圧チョッパ電流指令に基づいて、前記昇圧用トンランジスタまたは降圧用トランジスタのうちのいずれか一方のトランジスタに出力する、ことを特徴とする。
また、本発明による電源装置は、前記ゲート信号生成手段が、さらに、前記昇降圧チョッパ電流指令の極性に基づいて、前記昇圧用トンランジスタまたは降圧用トランジスタのうちのいずれか一方のトランジスタに前記ゲート信号を出力する演算器、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、エネルギーを蓄積及び放出するキャパシタを直流バスから切り離して設けるようにし、昇降圧チョッパが、負荷が大きいときに直流バス電圧が所定の値になるように、負荷が小さいときにキャパシタ電圧が所定の値になるように、キャパシタの電気エネルギーを蓄積及び放出するようにした。これにより、コンバータによって直流バス電圧を上昇させる必要がないから、発生ノイズの大きいコンバータを用いる必要がない。また、大容量のキャパシタに対応するための特別な放充電回路も必要がない。さらに、キャパシタの能力を生かしたエネルギーの供給が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
本発明の特徴は、電気エネルギーの放充電動作を行うキャパシタを、コンバータとインバータとの間のDCバスから切り離した構成としたことにある。また、本発明の特徴は、昇降圧チョッパが、負荷電流の大きいときに、DCバス電圧が所定の値(元電源であるAC電源によるピーク電圧よりも少し高めに設定されたバス電圧指令Vbus*)になるように、キャパシタから電気エネルギーを放充電させることにある。また、負荷電流が小さいときに、キャパシタ電圧が所定の値(例えば、キャパシタの定格電圧の約70%に設定されたキャパシタ電圧指令Vcap*)になるように、キャパシタから電気エネルギーを放充電させることにある。
〔電源装置の構成〕
まず、電源装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態による電源装置の構成を示すブロック図である。この電源装置1−1は、交流−直流−交流変換電源であり、図示しない元電源である入力交流電源、コンバータ(交流直流変換手段)2、インバータ(直流交流変換手段)3、電気二重層キャパシタ10、昇降圧チョッパ11、減算器12、バス電圧制御器(VbusReg)13、減算器14,15、ヒステリシスコンパレータ16、電流制御器(Creg)17、PWM制御器18、ノット回路19、減算器20、コンデンサ電圧制御器(VcapReg)21、ヒステリシスコンパレータ22、論理積回路25,26、電流センサ30及び絶対値演算器33を備えている。また、この電源装置1−1には、電源装置1−1からのモータ駆動電流により回転駆動するモータ4が接続されており、モータ4には、モータ4が回転駆動することによりクランク軸が回転し、例えばプレス加工を行う負荷5が接続されている。
図示しない入力交流電源は、モータ4を回転駆動するための元電源となる3相交流電力を供給する。コンバータ2は、ダイオード等の整流素子を用いた3相全波整流回路を備えており、図示しない入力交流電源からの3相交流電圧を入力し、直流電圧を出力する。ここで、コンバータ2とインバータ3との間のバスがDCバスであり、そのバスの電圧がバス電圧である。
インバータ3は、相対する2つの半導体スイッチング素子をUVW相毎に備えており、コンバータ2から直流電圧を入力し、図示しないインバータ制御部からの制御信号により半導体スイッチング素子がON/OFF制御され、電圧及び周波数が制御された3相交流電圧を出力し、モータ4に3相交流のモータ駆動電流を供給する。モータ4が回転駆動することによりクランク軸が回転し、負荷5は例えばプレス加工を行う。図示しないインバータ制御部は、負荷5の速度(クランク軸の回転速度)が、予め設定された速度パターンの目標速度になるように、すなわち、予め設定された速度指令と実際の速度とが一致するように、制御信号を生成してインバータ3に出力する。
昇降圧チョッパ11は、コンバータ2とインバータ3との間のDCバスに挿入されており、降圧用トランジスタQ1、昇圧用トランジスタQ2、ダイオードD1,D2、DCリアクタ31及び電流センサ32を備えている。DCリアクタ31は、充電時に、充電電流Ijの加速抑制つまり電流制限作用により、所定の充電電流Ijを流すために用いられる。同様に、放電時に、放電電流Ihの加速抑制つまり電流制限作用により、所定の放電電流Ihを流すために用いられる。
電気二重層キャパシタ10は、コンバータ2とインバータ3との間のDCバスに、昇降圧チョッパ11を介して間接的に挿入されており、図示しない入力交流電源からコンバータ2を介して供給されるエネルギーと、モータ4からインバータ3を介して供給される回生エネルギーとが蓄積される。この蓄積された電気エネルギーは、主に、負荷5において例えばプレス加工を行う工程、すなわちモータ4を加速運転させてプレス加工を行う力行時に使用され、電気二重層キャパシタ10から、プレス加工のために必要なピーク電流の多くが供給される。このように、電気二重層キャパシタ10は、DCバスに直結しておらず、昇降圧チョッパ11によってDCバスから切り離されているから、バス電圧に依存することがない。また、電気二重層キャパシタ10は、後述する負荷電流Irの大きさに基づいて降圧用トランジスタQ1及び昇圧用トランジスタQ2がON/OFF制御されることにより、電気二重層キャパシタ10に電気エネルギーが蓄積され、電気二重層キャパシタ10から電気エネルギーが放出される。ここで、降圧とは、電気エネルギーがDCバスから電気二重層キャパシタ10の方向に流れることをいい、昇圧とは、電気エネルギーが電気二重層キャパシタ10からDCバスの方向に流れることをいう。
減算器12、バス電圧制御器13、減算器14,15、ヒステリシスコンパレータ16、電流制御器17、PWM制御器18、ノット回路19、減算器20、コンデンサ電圧制御器21、ヒステリシスコンパレータ22、論理積回路25,26、電流センサ30及び絶対値演算器33は、昇降圧チョッパ11の降圧用トランジスタQ1を動作させるためのゲート信号、及び昇圧用トランジスタQ2を動作させるためのゲート信号を生成するためのゲート信号生成回路(手段)を構成する。
論理積回路25の入力信号を参照して、降圧用トランジスタQ1は、以下の(1)または(2)のときに動作する。
(1)負荷電流Irがその定格電流の例えば、50%以上の場合、バス電圧制御器13により出力されたバス電流指令Ibus*とほぼ同値になる昇降圧チョッパ電流指令Ic*が0以下のとき(昇降圧チョッパ電流指令Ic*がバス電流指令Ibus*とほぼ同値になる理由については後述する。)
(2)負荷電流Irがその定格電流の例えば、50%よりも小さい場合、コンデンサ電圧制御器21により出力されたキャパシタ電流指令Icap*を反転させた指令((−1)を掛けた指令)である昇降圧チョッパ電流指令Ic*が0以下のとき(昇降圧チョッパ電流指令Ic*がキャパシタ電流指令Icap*に(−1)を掛けた指令になる理由については後述する。)
一方、論理積回路26の入力信号を参照して、昇圧用トランジスタQ2は、以下の(3)または(4)のときに動作する。
(3)負荷電流Irがその定格電流の例えば、50%以上の場合、バス電圧制御器13により出力されたバス電流指令Ibus*とほぼ同値になる昇降圧チョッパ電流指令Ic*が0よりも大きいとき
(4)負荷電流Irがその定格電流の例えば、50%よりも小さい場合、コンデンサ電圧制御器21により出力されたキャパシタ電流指令Icap*を反転させた指令((−1)を掛けた指令)である昇降圧チョッパ電流指令Ic*が0よりも大きいとき
絶対値演算器33は、電流センサ30から負荷電流Irを入力し、負荷電流Irの絶対値を演算して出力する。ヒステリシスコンパレータ22は、絶対値演算器33から負荷電流Irの絶対値を入力し、負荷電流Irの絶対値とその定格電流の50%とを比較し、負荷電流Irの絶対値が50%よりも小さい場合に、“1”を示す制御信号を出力する。一方、負荷電流Irの絶対値が50%以上の場合に、“0”を示す制御信号を出力する。以下、説明を簡単にするために、負荷電流Irの絶対値を単に負荷電流Irと称する場合もある。
減算器12は、バス電圧指令Vbus*からバス電圧Vbusを減算し、減算結果であるバス電圧偏差を出力する。ここで、バス電圧指令Vbus*は、元電源である入力交流電源によるコンバータ2のピーク電圧(バス電圧のピーク電圧)よりも少し高め、例えば、10%だけ高めに設定されている。
バス電圧制御器13は、減算器12からバス電圧偏差を入力すると共に、ヒステリシスコンパレータ22から制御信号を入力する。そして、バス電圧制御器13は、“0”を示す制御信号を入力した場合(負荷電流Irが50%以上である場合)、例えばPI制御によりバス電圧偏差がゼロになるように、バス電流指令Ibus*を出力する。この場合、バス電流指令Ibus*が下限値LMT_N1よりも小さいときは下限値LMT_N1を出力し、バス電流指令Ibus*が上限値LMT_P1よりも大きいときは上限値LMT_P1を出力する。
尚、バス電圧制御器13の上限値LMT_P1及び下限値LMT_N1は、後述するコンデンサ電圧制御器21の上限値LMT_P2及び下限値LMT_N2よりも大きな値が設定されているものとする。また、これらの上限値LMT_P1,LMT_P2及び下限値LMT_N1,LMT_N2は、後述する減算器14において、制御出力であるバス電流指令Ibus*からキャパシタ電流指令Icap*を減算した結果が、キャパシタ電流指令Icap*の値の影響をさほど受けない結果(キャパシタ電流指令Icap*の値を打ち消すことができる結果)となるように設定されているものとする。この場合、減算器14により、バス電流指令Ibus*とほぼ同一の値の昇降圧チョッパ電流指令Ic*が出力される。
一方、バス電圧制御器13は、“1”を示す制御信号を入力した場合(負荷電流Irが50%よりも小さい場合)、バス電圧制御器13による制御は停止し、ゼロのバス電流指令Ibus*を出力する。
減算器20は、キャパシタ電圧指令Vcap*からキャパシタ電圧Vcapを減算し、減算結果であるキャパシタ電圧偏差を出力する。ここで、キャパシタ電圧指令Vcap*は、電気二重層キャパシタ10の定格電圧の約70%に設定されている。この数値は、電気二重層キャパシタ10に蓄積される最大の電気エネルギーに対して約50%の電気エネルギーに換算することができる。つまり、キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の約70%になるように制御されることにより、その後の充電動作及び放電動作に備えることができる。
コンデンサ電圧制御器21は、減算器20からキャパシタ電圧偏差を入力し、例えばPI制御によりキャパシタ電圧偏差がゼロになるように、キャパシタ電流指令Icap*を出力する。この場合、キャパシタ電流指令Icap*が下限値LMT_N2よりも小さいときは下限値LMT_N2を出力し、キャパシタ電流指令Icap*が上限値LMT_P2よりも大きいときは上限値LMT_P2を出力する。
尚、前述のとおり、コンデンサ電圧制御器21の上限値LMT_P2及び下限値LMT_N2は、バス電圧制御器13の上限値LMT_P1及び下限値LMT_N1よりも小さい値が設定されているものとする。
減算器14は、バス電圧制御器13からバス電流指令Ibus*を入力すると共に、コンデンサ電圧制御器21からキャパシタ電流指令Icap*を入力し、バス電流指令Ibus*からキャパシタ電流指令Icap*を減算し、減算結果である昇降圧チョッパ電流指令Ic*を出力する。すなわち、減算器14は、負荷電流Irが50%以上である場合、制御出力であるバス電流指令Ibus*からキャパシタ電流指令Icap*を減算して昇降圧チョッパ電流指令Ic*を出力する。ここで、前述のとおり、バス電圧制御器13の上限値LMT_P1及び下限値LMT_N1はコンデンサ電圧制御器21の上限値LMT_P2及び下限値LMT_N2よりも大きい値が設定されており、バス電圧制御器13による出力よりもコンデンサ電圧制御器21による出力の方が制限を受けるから、バス電圧制御器13の出力であるバス電流指令Ibus*に対してコンデンサ電圧制御器21の出力であるキャパシタ電流指令Icap*を打ち消すことができる。したがって、減算器14による減算結果である昇降圧チョッパ電流指令Ic*は、キャパシタ電流指令Icap*が打ち消されてほぼバス電流指令Ibus*となる。また、減算器14は、負荷電流Irが50%よりも小さい場合、バス電流指令Ibus*がゼロであるから、(−1)×(キャパシタ電流指令Icap*)の昇降圧チョッパ電流指令Ic*を出力する。
減算器15は、減算器14から昇降圧チョッパ電流指令Ic*を入力すると共に、昇降圧チョッパ11の電流センサ32から昇降圧チョッパ電流Icを入力し、昇降圧チョッパ電流指令Ic*から昇降圧チョッパ電流Icを減算し、減算結果である昇降圧チョッパ電流偏差を出力する。
電流制御器17は、減算器15から昇降圧チョッパ電流偏差を入力し、例えばPI制御により昇降圧チョッパ電流偏差がゼロになるように、制御信号を出力する。すなわち、電流制御器17は、負荷電流Irが50%以上である場合、昇降圧チョッパ電流Icが昇降圧チョッパ電流指令Ic*すなわちバス電流指令Ibus*(キャパシタ電流指令Icap*が打ち消されるため、実質的にバス電流指令Ibus*のみの指令)になるように、制御信号を出力する。また、負荷電流Irが50%よりも小さい場合、昇降圧チョッパ電流Icが昇降圧チョッパ電流指令Ic*すなわちキャパシタ電流指令Icap*(バス電圧制御器13による制御は停止しているためバス電流指令Ibus*はゼロだから、キャパシタ電流指令Icap*のみの指令)の反転した指令((−1)を掛けた指令)になるように、制御信号を出力する。
PWM制御器18は、電流制御器17から制御信号を入力し、制御信号の大きさに応じた時分割信号に変換し、PWM信号として出力する。このPWM信号は、論理積回路25及び論理積回路26に出力され、それぞれ降圧用トランジスタQ1及び昇圧用トランジスタQ2をON/OFF制御するために用いられる。
ヒステリシスコンパレータ16は、減算器14から、バス電流指令Ibus*からキャパシタ電流指令Icap*を減算した結果である昇降圧チョッパ電流指令Ic*を入力し、昇降圧チョッパ電流指令Ic*とゼロとを比較する。そして、ヒステリシスコンパレータ16は、昇降圧チョッパ電流指令Ic*がゼロよりも大きい場合に“1”を示す制御信号を出力し、昇降圧チョッパ電流指令Ic*がゼロ以下の場合に“0”を示す制御信号を出力する。
ノット回路19は、ヒステリシスコンパレータ16から制御信号を入力し、制御信号を反転して出力する。ノット回路19からの反転した制御信号は降圧用の論理積回路25に出力され、ヒステリシスコンパレータ16からの制御信号は昇圧用の論理積回路26に出力される。
降圧用の論理積回路25は、ノット回路19から反転した制御信号を入力すると共に、PWM制御器18からPWM信号を入力し、論理積演算を行い、ゲート信号を降圧用トランジスタQ1に出力する。降圧用トランジスタQ1がON/OFF動作することにより、電気二重層キャパシタ10に充電する。
昇圧用の論理積回路26は、ヒステリシスコンパレータ16から制御信号を入力すると共に、PWM制御器18からPWM信号を入力し、論理積演算を行い、ゲート信号を昇圧用トランジスタQ2に出力する。昇圧用トランジスタQ2がON/OFF動作することにより、電気二重層キャパシタ10から放電する。
ここで、降圧用の論理積回路25及び降圧用トランジスタQ1は、電気二重層キャパシタ10に電気エネルギーを蓄積するための充電用である。また、昇圧用の論理積回路26及び昇圧用トランジスタQ2は、電気二重層キャパシタ10から電気エネルギーを放出するための放電用である。
尚、電源装置1−1に、キャパシタ電圧Vcapが予め設定された最大値以上になった場合に、降圧を止めて充電を禁止するヒステリシスコンパレータ、及び、キャパシタ電圧Vcapが予め設定された最小値以下になった場合に、昇圧を止めて放電を禁止する放電禁止用のヒステリシスコンパレータを備えるようにしてもよい。
図2は、図1の電源装置1−1にこれらのヒステリシスコンパレータを追加した構成を示すブロック図である。この電源装置1−2は、図1に示した電源装置1−1の構成に加えて、ヒステリシスコンパレータ23,24を備えている。充電禁止用のヒステリシスコンパレータ23は、キャパシタ電圧Vcapを入力し、キャパシタ電圧Vcapと電気二重層キャパシタ10の定格電圧の95%とを比較する。そして、充電禁止用のヒステリシスコンパレータ23は、キャパシタ電圧Vcapが95%以上の場合に“0”を示す制御信号を出力する。このヒステリシスコンパレータ23からの制御信号は降圧用の論理積回路25に出力される。この場合、降圧用の論理積回路25は、キャパシタ電圧Vcapが95%以上であることを示す制御信号“0”を入力した場合に、ゲート信号の出力を停止する。これにより、降圧用トランジスタQ1は動作しないから、降圧を止めて充電を禁止することができる。
放電禁止用のヒステリシスコンパレータ24は、キャパシタ電圧Vcapを入力し、キャパシタ電圧Vcapと電気二重層キャパシタ10の定格電圧の5%とを比較する。そして、放電禁止用のヒステリシスコンパレータ24は、キャパシタ電圧Vcapが5%以下の場合に“0”を示す制御信号を出力する。このヒステリシスコンパレータ24からの制御信号は昇圧用の論理積回路26に出力される。この場合、昇圧用の論理積回路26は、キャパシタ電圧Vcapが5%以下であることを示す制御信号“0”を入力した場合に、ゲート信号の出力を停止する。これにより、昇圧用トランジスタQ2は動作しないから、昇圧を止めて放電を禁止することができる。
〔電源装置の動作〕
次に、図1に示した電源装置1−1及び図2に示した電源装置1−2の動作について説明する。図3は、図2に示した電源装置1−2による、電気二重層キャパシタ10への充電及び電気二重層キャパシタ10からの放電の各動作を示すフローである。尚、図1に示した電源装置1−1の動作は、図3に示すフローのうちのステップS201〜205,207〜209と同じであるから、説明を省略する。
ヒステリシスコンパレータ22は、電流センサ30から絶対値演算器33を介して負荷電流Ir(の絶対値)を入力し、負荷電流Ir(の絶対値)がその定格電流の50%よりも小さいか否かを判定する(ステップS201)。負荷電流Ir(の絶対値)が50%よりも小さくないと判定した場合(負荷が大きい場合)(ステップS201:N)、バス電圧制御器13を動作させる(ステップS202)。
バス電圧指令Vbus*がバス電圧Vbus以上である場合(ステップS203:Y)、電気二重層キャパシタ10から放電する(ステップS204)。具体的には、減算器14の出力信号である昇降圧チョッパ電流指令Ic*(この場合は、バス電流指令Ibus*とほぼ同一の指令)がゼロよりも大きいから、ヒステリシスコンパレータ16により出力される制御信号は“1”となり、論理積回路26からのゲート信号により昇圧用トランジスタQ2が動作する。これにより、電気二重層キャパシタ10からの放電が行われる。
一方、バス電圧指令Vbus*がバス電圧Vbus以上でない場合(ステップS203:N)、電気二重層キャパシタ10を充電する(ステップS209)。具体的には、減算器14の出力信号である昇降圧チョッパ電流指令Ic*(この場合は、バス電流指令Ibus*とほぼ同一の指令)がゼロよりも大きくないから、ヒステリシスコンパレータ16により出力される制御信号は“0”となり、ノット回路19により出力される制御信号は“1”となり、論理積回路25からのゲート信号により降圧用トランジスタQ1が動作する。これにより、電気二重層キャパシタ10への充電が行われる。
ステップS201において、ヒステリシスコンパレータ22は、負荷電流Ir(の絶対値)がその定格電流の50%よりも小さいと判定した場合(負荷が小さい場合)(ステップS201:Y)、バス電圧制御器13の動作を停止する(ステップS207)。キャパシタ電圧指令Vcap*がキャパシタ電圧Vcap以上である場合(ステップS208:Y)、電気二重層キャパシタ10を充電する(ステップS209)。具体的には、減算器14の出力信号である昇降圧チョッパ電流指令Ic*(この場合は、キャパシタ電流指令Icap*)がゼロ以下であるから、ヒステリシスコンパレータ16により出力される制御信号は“0”となり、ノット回路19により出力される制御信号は“1”となり、論理積回路25からのゲート信号により降圧用トランジスタQ1が動作する。これにより、電気二重層キャパシタ10への充電が行われる。
一方、キャパシタ電圧指令Vcap*がキャパシタ電圧Vcap以上でない場合(ステップS208:N)、電気二重層キャパシタ10から放電する(ステップS204)。具体的には、減算器14の出力信号である昇降圧チョッパ電流指令Ic*(この場合は、キャパシタ電流指令Icap*)がゼロ以下であるから、ヒステリシスコンパレータ16により出力される制御信号は“1”となり、論理積回路26からのゲート信号により昇圧用トランジスタQ2が動作する。これにより、電気二重層キャパシタ10からの放電が行われる。
そして、ステップS204において電気二重層キャパシタ10から放電したときに、放電禁止用のヒステリシスコンパレータ24は、キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の5%よりも大きいか否かを判定する(ステップS205)。キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の5%よりも大きいと判定した場合(ステップS205:Y)、処理を終了する。一方、キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の5%よりも大きくないと判定した場合(ステップS205:N)、電気二重層キャパシタ10からの放電を禁止し(ステップS206)、処理を終了する。具体的には、論理積回路26は、放電禁止用のヒステリシスコンパレータ24からの制御信号“0”を入力し、ゲート信号の出力を停止する。これにより、昇圧用トランジスタQ2の動作が停止するから、電気二重層キャパシタ10からの放電を禁止することができる。処理を終了した後には、再び当該動作を繰り返すため、ステップS201の処理を行う。
また、ステップS209において電気二重層キャパシタ10へ充電したときに、充電禁止用のヒステリシスコンパレータ23は、キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の95%よりも小さいか否かを判定する(ステップS210)。キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の95%よりも小さいと判定した場合(ステップS210:Y)、処理を終了する。一方、キャパシタ電圧Vcapが電気二重層キャパシタ10の定格電圧の95%よりも小さくないと判定した場合(ステップS210:N)、電気二重層キャパシタ10への充電を禁止し(ステップS211)、処理を終了する。具体的には、論理積回路25は、充電禁止用のヒステリシスコンパレータ23からの制御信号“0”を入力し、ゲート信号の出力を停止する。これにより、降圧用トランジスタQ1の動作が停止するから、電気二重層キャパシタ10への充電を禁止することができる。処理を終了した後には、再び当該動作を繰り返すため、ステップS201の処理を行う。
〔充電時の動作〕
次に、電気二重層キャパシタ10が電気エネルギーを蓄積する充電時の動作について詳細に説明する。図4(1)は、充電時の動作を示すタイムチャートである。また、図5は、降圧用トランジスタQ1がONし昇圧用トランジスタQ2がOFFしているときの電流の流れを示す図であり、図6は、降圧用トランジスタQ1及び昇圧用トランジスタQ2がOFFしているときの電流の流れを示す図である。
図4(1)に示すように、充電時に、降圧用トランジスタQ1は、論理積回路25からON/OFFを繰り返すゲート信号を入力し、ゲート信号がONのときにQ1電流が流れ(a,b)、ゲート信号がOFFのときにQ1電流は流れない(c,d)。一方、昇圧用トランジスタQ2は、論理積回路26からOFFのゲート信号を入力するから、Q2電流は流れない(e,f)。
図4(1)及び図5に示すように、降圧用トランジスタQ1がONしてQ1電流が流れると、ダイオードD1の両端の電圧は等しいからD1電流は流れない(g)。また、昇圧用トランジスタQ2がOFFしているから、ダイオードD2のカソードにはプラス側のバス電圧がかかり、アノードにはマイナス側のバス電圧がかかるから、ダイオードD2は逆電圧がかかりD2電流は流れない(h)。つまり、図5に示すように、充電時において、降圧用トランジスタQ1がONし、昇圧用トランジスタQ2がOFFしているときの充電電流Ijの流れは、コンバータ2及びインバータ3→降圧用トランジスタQ1→DCリアクタ31→電気二重層キャパシタ10となる。この場合、図4(1)に示すように、充電電流Ijは増加する(j)。
一方、図4(1)及び図6に示すように、降圧用トランジスタQ1がOFFすると、ダイオードD1の両端の電圧は等しい状態のままであるからD1電流は流れない(g)。そして、DCリアクタ31に残留した磁力エネルギーを電気二重層キャパシタ10へ放出して電気二重層キャパシタ10へ充電電流Ijが供給され、ダイオードD2のアノードの方がカソードよりも電圧が高くなり、ダイオードD2にはD2電流が流れる(i)。つまり、図6に示すように、充電時において、降圧用トランジスタQ1がOFFし、昇圧用トランジスタQ2がOFFしているときは、DCリアクタ31、電気二重層キャパシタ10及びダイオードD2により閉ループが形成される。このときの充電電流Ijの流れは、DCリアクタ31に残留した磁力エネルギーを電気二重層キャパシタ10へ放出する方向となり、DCリアクタ31→電気二重層キャパシタ10→ダイオードD2となる。この場合、図4(1)に示すように、充電電流Ijは、DCリアクタ31からの残留した磁力エネルギーの放出に伴って減少する(k)。
尚、充電時に、キャパシタ電圧Vcapがその定格電圧の95%以上になって、充電禁止用のヒステリシスコンパレータ23から論理積回路25へ“0”を示す制御信号が出力された場合、降圧用トランジスタQ1へのゲート信号はOFFになる。そうすると、図6に示すような閉ループが形成され、DCリアクタ31に残留した全ての磁力エネルギーが放出され、充電電流Ijがゼロとなり、充電動作が停止する。これにより、過充電を防ぐことができる。
〔放電時の動作〕
次に、電気二重層キャパシタ10から電気エネルギーを放出する放電時の動作について詳細に説明する。図4(2)は、放電時の動作を示すタイムチャートである。また、図7は、降圧用トランジスタQ1及び昇圧用トランジスタQ2がOFFしているときの電流の流れを示す図であり、図8は、降圧用トランジスタQ1がOFFし昇圧用トランジスタQ2がONしているときの電流の流れを示す図である。
図4(2)に示すように、放電時に、昇圧用トランジスタQ2は、論理積回路26からON/OFFを繰り返すゲート信号を入力し、ゲート信号がONのときにQ2電流が流れ(l,m)、ゲート信号がOFFのときにQ2電流は流れない(n,o)。一方、降圧用トランジスタQ1は、論理積回路25からOFFのゲート信号を入力するから、Q1電流は流れない(p,q)。
図4(2)及び図7に示すように、降圧用トランジスタQ1及び昇圧用トランジスタQ2がOFFすると、ダイオードD1にはD1電流が流れる(r)。また、ダイオードD2のカソードの方がアノードよりも電圧が高くなり、ダイオードD2にはD2電流が流れない(s)。つまり、図7に示すように、放電時において、降圧用トランジスタQ1がOFFし、昇圧用トランジスタQ2がOFFしているときの放電電流Ihの流れは、電気二重層キャパシタ10→DCリアクタ31→ダイオードD1→インバータ3となる。この場合、図4(2)に示すように、放電電流Ihは減少する(t)。
一方、図4(2)及び図8に示すように、昇圧用トランジスタQ2がONすると、Q2電流が流れ(l,m)、ダイオードD2の両端の電圧は等しいからD2電流は流れない(s)。また、ダイオードD1のカソードがバス電圧のプラス側に、アノードがバス電圧のマイナス側に接続されることになるから、D1電流は流れない(n)。つまり、図8に示すように、放電時において、降圧用トランジスタQ1がOFFし、昇圧用トランジスタQ2がONしているときは、DCリアクタ31、昇圧用トランジスタQ2及び電気二重層キャパシタ10により閉ループが形成される。このときの放電電流Ihの流れは、電気二重層キャパシタ10→DCリアクタ31→昇圧用トランジスタQ2→電気二重層キャパシタ10となる。この場合、図4(2)に示すように、放電電流Ihは、DCリアクタ31からの残留した磁力エネルギーの放出に伴って増加する(u)。
尚、放電時に、キャパシタ電圧Vcapがその定格電圧の5%以下になって、放電禁止用のヒステリシスコンパレータ24から論理積回路26へ“0”を示す制御信号が出力された場合、昇圧用トランジスタQ2へのゲート信号はOFFになる。そうすると、図7に示すように、放電電流Ihは、電気二重層キャパシタ10→DCリアクタ31→ダイオードD1→インバータ3の方向に流れ続けてゼロになる。これにより、放電動作は停止する。
以上のように、本発明の実施形態による電源装置1−1,1−2によれば、コンバータ2とインバータ3との間のDCバスから昇降圧チョッパ11によって電気二重層キャパシタ10を切り離すようにした。これにより、電気二重層キャパシタ10の電圧を、バス電圧とは関係なく制御することができる。したがって、電気二重層キャパシタ10は、必要なエネルギー量に見合った容量とすることができる。従来は、要求される電気エネルギーに対して必要以上に大容量となり、大規模かつ高価なものとなっていたが、本発明の実施形態ではこの問題を解決することができる。すなわち、電源装置1−1,1−2は、電気二重層キャパシタ10によって瞬時的な過負荷状態に対応することができるから、大きな電源設備になることがない。
また、本発明の実施形態による電源装置1−1,1−2によれば、前述のとおり、コンバータ2とインバータ3との間のDCバスから電気二重層キャパシタ10を切り離すようにした。また、電流センサ30からの負荷電流Irが定格電流の例えば、50%以上のときに、バス電圧Vbusが、元電源である入力交流電源によるピーク電圧よりも少し高めに設定されたバス電圧指令Vbus*になるように、電気二重層キャパシタ10の電気エネルギーを蓄積及び放出することにより制御するようにした。さらに、電流センサ30からの負荷電流Irが定格電流の例えば、50%よりも小さいときに、電気二重層キャパシタ10のキャパシタ電圧Vcapが、電気二重層キャパシタ10の定格電圧の約70%に設定されたキャパシタ電圧指令Vcap*になるように、電気二重層キャパシタ10の電気エネルギーを蓄積及び放出することにより制御するようにした。これにより、放電時には十分な電気エネルギーを放出することができ、充電時にはそれに見合った電気エネルギーを充電することができる。したがって、電気二重層キャパシタ10のキャパシタ電圧Vcapをフルスイングすることができるから、電気二重層キャパシタ10の能力を生かした電気エネルギーを供給することできる。
また、本発明の実施形態による電源装置1−1,1−2によれば、前述のとおり、コンバータ2とインバータ3との間のDCバスから電気二重層キャパシタ10を切り離して、電気二重層キャパシタ10の電圧を、バス電圧とは関係なく制御するようにした。従来は、力行時にキャパシタから電気エネルギーを供給するために、バス電圧を上昇させる必要があることから、発生ノイズの大きいコンバータを用いる必要があった。本発明の実施形態では、発生ノイズの大きいコンバータを用いる必要がない。
尚、前記説明における50%、5%、95%等の数値は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の実施形態による電源装置の構成を示すブロック図である。 図1の電源装置に放充電を制限するヒステリシスコンパレータを追加した構成を示すブロック図である。 電気二重層キャパシタへの充電及び電気二重層キャパシタからの放電の各動作を示すフローである。 (1)は充電時の動作を示すタイムチャートである。(2)は、放電時の動作を示すタイムチャートである。 充電時において、降圧用トランジスタQ1:ON/昇圧用トランジスタQ2:OFFのときの電流の流れを示す図である。 充電時において、降圧用トランジスタQ1:OFF/昇圧用トランジスタQ2:OFFのときの電流の流れを示す図である。 放電時において、降圧用トランジスタQ1:OFF/昇圧用トランジスタQ2:OFFのときの電流の流れを示す図である。 放電時において、降圧用トランジスタQ1:OFF/昇圧用トランジスタQ2:ONのときの電流の流れを示す図である。 従来の電源装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 電源装置
2 コンバータ
3 インバータ
4 モータ
5 負荷
10 電気二重層キャパシタ
11 昇降圧チョッパ
12,14,15,20 減算器
13 バス電圧制御器
16,22,23,24 ヒステリシスコンパレータ
17 電流制御器(Creg)
18 PWM制御器
19 ノット回路
21 コンデンサ電圧制御器
25,26 論理積回路
30,32 電流センサ
31 DCリアクタ
33 絶対値演算器
101 AC電源
102 コンバータ
103 キャパシタ
104 負荷
105 インバータ
106 負荷制御器
107 電源制御器
Q1 降圧用トランジスタ
Q2 昇圧用トランジスタ
D1,D2 ダイオード
Vbus* バス電圧指令
Vbus バス電圧
Ibus* バス電流指令
Vcap* キャパシタ電圧指令
Vcap キャパシタ電圧
Icap* キャパシタ電流指令
Ic* 昇降圧チョッパ電流指令
Ic 昇降圧チョッパ電流
Ir 負荷電流
Ij 充電電流
Ih 放電電流

Claims (7)

  1. 負荷へエネルギーを供給する電源装置において、
    元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、
    前記交流直流変換手段により出力された直流電圧を交流電圧に変換し、前記負荷へエネルギーを供給する直流交流変換手段と、
    前記交流直流変換手段により出力された直流電圧のエネルギーを蓄積し、前記蓄積したエネルギーを負荷へ放出するキャパシタと、
    前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間の直流バスと、前記キャパシタとの間に接続され、前記負荷が大きいときは、前記直流バスの電圧が所定の直流バス電圧指令になるように制御し、前記負荷が小さいときは、前記キャパシタの電圧が所定のキャパシタ電圧指令になるように制御し、前記制御を切換えて前記キャパシタのエネルギーを蓄積及び放出する昇降圧チョッパと、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    さらに、前記昇降圧チョッパを動作させるゲート信号生成手段を備え、
    前記昇降圧チョッパは、前記直流バスの電圧及びキャパシタの電圧を昇圧するための昇圧用トランジスタ及び降圧するための降圧用トランジスタを有し、
    前記ゲート信号生成手段は、前記直流バス電圧指令または前記キャパシタ電圧指令に基づいてゲート信号を生成し、前記ゲート信号を昇圧用トンランジスタまたは降圧用トランジスタのうちのいずれか一方のトランジスタに出力する、ことを特徴とする電源装置。
  3. 請求項2に記載の電源装置において、
    前記ゲート信号生成手段は、前記直流バスを流れる負荷電流が所定の値以上の場合、前記直流バス電圧指令に基づいたゲート信号を生成し、前記負荷電流が所定の値よりも小さい場合、前記キャパシタ電圧指令に基づいたゲート信号を生成する、ことを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記直流バス電圧指令を、前記入力交流電源による交流直流変換手段のピーク電圧よりも高い値に設定された指令とする、ことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記キャパシタ電圧指令を、前記キャパシタにおいて蓄積可能な電気エネルギーの半分に相当する電圧値に設定された指令とする、ことを特徴とする電源装置。
  6. 請求項2に記載の電源装置において、
    前記ゲート信号生成手段は、
    前記直流バス電圧指令と直流バスの電圧との間の偏差がゼロになるように、昇降圧チョッパ電流指令を生成する第1の制御器と、
    前記キャパシタ電圧指令とキャパシタの電圧との間の偏差がゼロになるように、昇降圧チョッパ電流指令を生成する第2の制御器と、
    前記直流バスを流れる負荷電流が所定の値以上の場合、前記第1の制御器により生成された昇降圧チョッパ電流指令と前記昇降圧チョッパを流れる電流との間の偏差がゼロになるように制御指令を生成し、前記直流バスを流れる負荷電流が所定の値よりも小さい場合、前記第2の制御器により生成された昇降圧チョッパ電流指令と前記昇降圧チョッパを流れる電流との間の偏差がゼロになるように制御指令を生成する電流制御器と、
    前記電流制御器により生成された制御指令に基づいてPWM信号を生成するPWM制御器と、を備え、
    前記PWM制御器により生成されたPWM信号をゲート信号として、前記昇降圧チョッパ電流指令に基づいて、前記昇圧用トンランジスタまたは降圧用トランジスタのうちのいずれか一方のトランジスタに出力する、ことを特徴とする電源装置。
  7. 請求項6に記載の電源装置において、
    前記ゲート信号生成手段は、
    さらに、前記昇降圧チョッパ電流指令の極性に基づいて、前記昇圧用トンランジスタまたは降圧用トランジスタのうちのいずれか一方のトランジスタに前記ゲート信号を出力する演算器、を備えたことを特徴とする電源装置。
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