JP2010092736A - 押釦スイッチの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作が確実で良好なクリック感が得られる押釦スイッチの取付構造を提供する。
【解決手段】ケース10内に押釦スイッチ11を配設する。ケース10の上面を覆うシート13とケース上面との間に空間14を形成する。この空間14は、ケース10の上面に形成した凹部15の内部空間とされる。ケース10の上面板10Aに貫通孔からなり凹部15に連通する小孔17を形成する。押釦スイッチ11の押釦18を小孔17を通って凹部15内に位置させ、シート13と僅かな間隔を保って対向させる。シート13の凹部15に対応する部分をスイッチ操作部16とし、これによって押釦18を押し下げる。
【選択図】 図1
【解決手段】ケース10内に押釦スイッチ11を配設する。ケース10の上面を覆うシート13とケース上面との間に空間14を形成する。この空間14は、ケース10の上面に形成した凹部15の内部空間とされる。ケース10の上面板10Aに貫通孔からなり凹部15に連通する小孔17を形成する。押釦スイッチ11の押釦18を小孔17を通って凹部15内に位置させ、シート13と僅かな間隔を保って対向させる。シート13の凹部15に対応する部分をスイッチ操作部16とし、これによって押釦18を押し下げる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、押釦スイッチの取付構造に関する。
温度調節器等の工業用計器には、設定温度や上、下限値等の入力設定等を行なうための押釦スイッチが実装されている。この種の押釦スイッチ3は、図9および図10に示すように、工業用計器のケース1に一体に設けた操作レバー2と押釦4との隙間Gが最適な隙間(例えば、0.1mm)となるように、ケース1内のプリント基板5上に実装されている。ケース1の表面には、柔軟性を有するシート6が貼着されている。操作レバー2は、基端が片持支持されたヒンジ式のレバーからなり、押圧操作されるとヒンジ部7を支点として回動し、下面に突設した押圧部8が押釦4を押し下げて押釦スイッチ3を動作させる。
上記した押釦スイッチ3において、操作レバー2の寸法や、押釦スイッチ3、プリント基板5の組付け寸法等のばらつきにより、操作レバー2と押釦4との隙間Gにばらつきが生じることがある。この隙間寸法がばらつくと操作レバー2の操作時に良好なクリック感(操作レバーを操作して押釦を動作させたときの指が感じる感触)が得られなくなるばかりか、操作されなかったり常にスイッチが押された状態になる場合が生じるという問題があった。
また、操作レバー2を斜め上方から押すと、操作レバー2はヒンジ部7を支点として回動するため、押圧部8が押釦4に対して斜めに当たり、押釦4を確実に動作させることができない場合が生じるという問題もあった。
また、操作レバー2を斜め上方から押すと、操作レバー2はヒンジ部7を支点として回動するため、押圧部8が押釦4に対して斜めに当たり、押釦4を確実に動作させることができない場合が生じるという問題もあった。
そこで、このような問題を解決するために、例えば特許文献1に開示されている電気採暖機の操作部が知られている。この操作部は、ヒンジ式のレバーの上面を基部の上面より低くし、かつレバーの上面を波形としている。このようにレバーの表面を波形に形成しておくと、レバーを押したとき波形面に加わる押圧力の方向が2方向となり、その合成力が垂直方向となるため、レバーが垂直に動作し押釦スイッチを確実に作動させることができる。
しかしながら、このような押釦スイッチの操作部においても、操作レバーの寸法のばらつきが大きいと上記した操作レバーと同様に良好なクリック感が得られなくなるという問題があった。
本発明は、上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、操作が確実で良好なクリック感が得られる押釦スイッチの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、表面に柔軟性を有するシートが貼着されたケース内に押釦スイッチを配設した押釦スイッチの取付構造であって、前記ケースと前記シートとの間に前記押釦スイッチに対応して空間を形成し、前記シートの前記空間に対応する部分をスイッチ操作部とし、前記ケースに前記空間に連通する貫通孔を形成し、前記押釦スイッチの押釦を前記貫通孔を通って前記空間内に位置させ、前記空間の深さを前記押釦の操作移動量より深くしたものである。
また、本発明は、上記発明において、前記空間をケースの表面に形成した凹部で構成したものである。
また、本発明は、上記発明において、前記空間をエンボス加工によってシートの裏面側に形成した凹部で構成したものである。
さらに、本発明は、上記発明において、前記空間を直径が12mm〜20mm、深さが0.3mm〜0.5mmとし、押釦の操作移動量を0.2mm〜0.4mmとしたものである。
本発明においては、シートのスイッチ操作部が操作レバーや押圧部を介さずに押釦を直接押圧して動作させるため、操作レバーの寸法のばらつきがなく、確実に動作させることができ、良好なクリック感が得られる。また、スイッチ操作部の押釦の真上から離れた箇所を押した場合であっても、空間の範囲内であれば空間の深さが押釦の操作移動量より深いため、スイッチ操作部の撓みが適切な量を保つので、クリック感への影響が少ない。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る押釦スイッチの取付構造の一実施の形態を示す断面図、図2はケースの要部の平面図、図3はシートを取り除いたケースの要部の平面図、図4は要部の拡大断面図、図5は操作時のクリック感を説明するための図である。
これらの図において、温度調節器のケース10は、所要の大きさの箱型に形成されて内部に押釦スイッチ11がプリント基板12を介して収納され、上面10aには柔軟性を有するシート13が全面にわたって貼着されている。
図1は本発明に係る押釦スイッチの取付構造の一実施の形態を示す断面図、図2はケースの要部の平面図、図3はシートを取り除いたケースの要部の平面図、図4は要部の拡大断面図、図5は操作時のクリック感を説明するための図である。
これらの図において、温度調節器のケース10は、所要の大きさの箱型に形成されて内部に押釦スイッチ11がプリント基板12を介して収納され、上面10aには柔軟性を有するシート13が全面にわたって貼着されている。
またケース10の上面10aとシート13との間には、空間14が前記押釦スイッチ11に対応して形成されている。この空間14は、押釦スイッチ11の操作時にシート13が撓む領域、すなわちシート13のスイッチ操作部16を規定するもので、本実施の形態においては、ケース10の上面10aに形成した凹部15の内部空間とされる。凹部15は、円形の凹部からなり、スイッチ11を操作する指先(人差し指)が納まる大きさ、具体的には直径が12mmφ〜20mmφ程度の大きさが好ましく、深さが0.3〜0.5mm程度に設定されている。また、凹部15の外周は、シート13の裏面に接するか僅かに隙間を保たせておくことが望ましい。
さらに、前記ケース10の上面板10Aには、貫通孔からなる小孔17が前記押釦スイッチ11に対応して形成されている。この小孔17は、押釦スイッチ11の押釦18の外径より若干大きい内径を有して上端が前記凹部15の底面中央を開口することにより、凹部15に連通している。
前記プリント基板12は、前記上面板10Aの下面側に止めねじ20によりスペーサ21を介して固定され、上面側に前記押釦スイッチ11が搭載されている。
前記押釦スイッチ11は、スイッチ本体22がプリント基板12の上面に上向きに固定されて配設されている。押釦スイッチ11の押釦18は、細長いピン状に形成されてスイッチ本体22の上方に延在し、上端部が前記ケース10の小孔17を貫通して前記空間14、言い換えれば凹部15内に突出し、シート13のスイッチ操作部16と僅かな隙間G(0.1mm程度)を保って対向している。押釦18の操作移動量Sは、0.2〜0.4mm程度で、凹部15の深さD(0.3〜0.5mm)より小さく設定されている(D>S)。言い換えれば、空間14の深さは、押釦18の操作移動量Sより深い。
前記シート13は、押釦スイッチ11の操作時に押圧されると変形し、押圧操作が解除されると速やかに元の状態に戻る柔軟性を有するシートであればよい。このようなシート13としては、電気絶縁性の樹脂フィルム、例えばポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂からなるシートを用いることができる。シート13のスイッチ操作部16は、押釦スイッチ11の操作時に押圧される部分であることを示すために、表面に凹部15と同一の大きさの円25と、「押」の漢字26が表示されている。
このような押釦スイッチ11の取付構造において、シート13の表面でスイッチ操作部16を指で押し下げると、押釦スイッチ11を確実に動作させることができ、また良好なクリック感を得ることができる。すなわち、シート13のスイッチ操作部16が直接押釦18を押し下げて押釦スイッチ11を動作させるため、図9および図10に示した従来のヒンジ式操作レバーを必要とせず、レバーを必要としなければレバーの寸法のばらつきによる影響がなく、確実な動作と良好なクリック感が得られる。
また、図5に示すようにスイッチ操作部16の押釦18に対応する中央部分から離れた箇所を押圧した場合であっても、凹部15に対応する範囲内であれば、凹部の深さが押釦の操作移動量より深いため、凹部14の底面に当たって撓み量が適切な量を保つため、この場合も良好なクリック感を得ることができる。
図6は本発明に係る押釦スイッチの取付構造の他の実施の形態を示す断面図、図7はケースの要部の平面図、図8は要部の断面図である。
本実施の形態は、ケース10の表面10aとシート13の下面13aとの間の空間14をエンボス加工によってシート13の裏面側に形成した凹部30の内部空間で構成し、押釦18の上端部を前記凹部30内に挿入し、凹部30の底面と押釦18の上面との間に僅かな隙間G(0.1mm程度)を設定したものである。エンボス加工によってシート13の表面側に突出したエンボス部31は、円形のスイッチ操作部16を形成している。その他の構成は上記した実施の形態と略同一であるため、同一構成部材、部分については同一符号をもって示し、その説明を省略する。
本実施の形態は、ケース10の表面10aとシート13の下面13aとの間の空間14をエンボス加工によってシート13の裏面側に形成した凹部30の内部空間で構成し、押釦18の上端部を前記凹部30内に挿入し、凹部30の底面と押釦18の上面との間に僅かな隙間G(0.1mm程度)を設定したものである。エンボス加工によってシート13の表面側に突出したエンボス部31は、円形のスイッチ操作部16を形成している。その他の構成は上記した実施の形態と略同一であるため、同一構成部材、部分については同一符号をもって示し、その説明を省略する。
このような構造からなる押釦スイッチの取付構造においても、シート13のスイッチ操作部16を押圧すると、スイッチ操作部16が直接押釦18を押し下げて押釦スイッチ11を動作させるため、上記した実施の形態と同様に押釦スイッチ11を確実に動作させることができ、良好なクリック感が得られることは明らかであろう。
10…ケース、11…押釦スイッチ、12…プリント基板、13…シート、14…空間、15…凹部、16…スイッチ操作部、17…小孔、18…押釦。
Claims (4)
- 表面に柔軟性を有するシートが貼着されたケース内に押釦スイッチを配設した押釦スイッチの取付構造であって、
前記ケースと前記シートとの間に前記押釦スイッチに対応して空間を形成し、前記シートの前記空間に対応する部分をスイッチ操作部とし、
前記ケースに前記空間に連通する貫通孔を形成し、前記押釦スイッチの押釦を前記貫通孔を通って前記空間内に位置させ、
前記空間の深さを前記押釦の操作移動量より深くしたことを特徴とする押釦スイッチの取付構造。 - 請求項1記載の押釦スイッチの取付構造において、
前記空間がケースの表面に形成した凹部であることを特徴とする押釦スイッチの取付構造。 - 請求項1記載の押釦スイッチの取付構造において、
前記空間がエンボス加工によってシートの裏面側に形成した凹部であることを特徴とする押釦スイッチの取付構造。 - 請求項1、2、3のうちのいずれか一項記載の押釦スイッチの取付構造において、
前記空間は、直径が12mm〜20mm、深さが0.3mm〜0.5mmで、押釦の操作移動量が0.2mm〜0.4mmであることを特徴とする押釦スイッチの取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2008261991A JP2010092736A (ja) | 2008-10-08 | 2008-10-08 | 押釦スイッチの取付構造 |
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