JP2010092723A - 電池温度調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両端部に配置された電池セルを中央部に配置された電池セルより優先的に加熱することが可能な電池温度調節装置を提供する。
【解決手段】電池温度調節装置は、収納ケースと、電池セルと、流路と、整流板と、を有する。電池セルは、所定の間隔で収納ケース内に並んでいる。整流板は温度調節媒体の流れを調節する。そして、暖機時において、整流板は、並べられた電池セルのうち中央部(中央付近)の電池セルに隣接する流路よりも、電池セルのうち両端部(両端付近)の電池セルに隣接する流路に温度調節媒体が多く流れるように配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度調節媒体により電池の温度を調節する技術分野に関する。
従来から、キャビンの空気をブロアなどにて電池に送風することによって、高温になった電池を冷却する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、冷却通路にケース側整流板と電池側整流板とで交互に配置されている整流板を設けることにより、ケース内に並べられた複数の電池(電池セル)を均一に冷却する電池温度調節装置が記載されている。
特開2005−116342号公報
一方、外気温等に起因して電池セルが所定の目標温度より低温の場合、電池セルを暖機する必要がある。この場合、並べられた複数の電池セルのうち、両端付近の電池セルは、中央付近の電池セルに比べ、より低温になりやすい。従って、電池を暖機する場合、両端付近の電池セルを積極的(優先的)に暖機する必要がある。しかしながら、特許文献1には、上述の問題は、何ら検討されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、暖機時において、両端部に配置された電池セルを中央部に配置された電池セルより優先的に加熱することが可能な電池温度調節装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、電池温度調節装置は、温度調節媒体が流入する収納ケースと、前記収納ケース内に所定の間隔で並べられた複数の電池セルと、前記収納ケース内に形成された複数の流路と、温度調節媒体の流れを調節する1または複数の整流部と、を備え、暖機時において、前記電池セルのうち中央部の電池セルに隣接する流路よりも、前記電池セルのうち両端部の電池セルに隣接する流路に温度調節媒体が多く流れるように前記整流部が配置される。
上記の電池温度調節装置は、ハイブリッド車両や電気自動車などに好適に適用される。電池温度調節装置は、収納ケースと、電池セルと、流路と、整流部と、を有する。電池セルは、所定の間隔で収納ケース内に並んでいる。流路は、例えば、並べられた電池セル間に形成された隙間である。温度調節媒体は、例えば車両の客室等の暖機された空気が該当し、その他水などの流体が該当する。整流部は温度調節媒体の流れを調節する部材である。整流部は、例えば、板状の部材、または収納ケースの内壁から突出するような部材が該当する。そして、暖機時において、整流部は、並べられた電池セルのうち中央部(中央付近)の電池セルに隣接する流路よりも、電池セルのうち両端部(両端付近)の電池セルに隣接する流路に温度調節媒体が多く流れるように配置される。両端部の電池セルは、中央部の電池セルに比べて低温になりやすく、昇温も遅い。これに対し、上記の電池温度調節装置は、整流部を配置することにより、両端部の電池セルを積極的に(優先的に)暖機する。従って、電池温度調節装置は、電池セルを効率的に昇温させることができる。
上記の電池温度調節装置の一態様では、前記収納ケースは、前記電池セルが並ぶ方向に沿って前記温度調節媒体が流入し、端部の電池セルに隣接する流路に前記温度調節媒体が流れるように配置された整流部のうち、前記温度調節媒体の流入方向に対し後方に位置する整流部は、前方に位置する整流部よりも長い。ここで、「端部の電池セル」は、並べられた電池セルのうち先に温度調節媒体が到達する位置にある1または複数の電池セル(第1端部の電池セル)、または、後に温度調節媒体が到達する位置にある1または複数の電池セル(第2端部の電池セル)のいずれかを示す。従って、第1端部の電池セルに隣接する流路に温度調節媒体が流れるように配置された複数の整流部のうち、温度調節媒体の流入方向に対し後方に位置する整流部は、前方に位置する整流部よりも長い。同様に、第2端部の電池セルに隣接する流路に温度調節媒体が流れるように配置された複数の整流部のうち、温度調節媒体の流入方向に対し後方に位置する整流部は、前方に位置する整流部よりも長い。このようにすることで、電池温度調節装置は、両端部の電池セルに隣接する流路に対しほぼ均等に温度調節媒体を流すことができる。
上記の電池温度調節装置の他の一態様では、前記整流部は、中央部の電池セルに隣接する流路を開閉する位置に設置され、暖機時において、前記整流部は、当該流路を狭める。このようにすることで、電池温度調節装置は、暖機時において、両端部の電池セルに隣接した流路に対し、より集中的に温度調節媒体を流すことができる。
上記の電池温度調節装置の他の一態様では、前記整流部は、中央部の電池セルに隣接する流路と両端部の電池セルに隣接する流路とを開閉する位置に設置され、暖機時において、前記整流部は、中央部の電池セルに隣接する流路を狭め、冷却時において、前記整流部は、両端部の電池セルに隣接する流路を狭める。この態様では、電池温度調節装置は、暖機時には、中央部の電池セルに隣接する流路を狭めることで両端部の電池セルに隣接した流路に対し積極的に温度調節媒体を流す。また、電池温度調節装置は、冷却時には、両端部の電池セルに隣接する流路を狭めることで中央部の電池セルに隣接した流路に対し積極的に温度調節媒体を流す。このようにすることで、電池温度調節装置は、暖機時では、低温になりやすい両端部の電池セルを優先的に暖機し、冷却時では、高温になりやすい中央部の電池セルを優先的に冷却することができる。
上記の電池温度調節装置の他の一態様は、冷却時と暖機時とで前記温度調節媒体が流れる流路が異なる。暖機時において、電池温度調節装置は、電池セルの最低温度を上げるため、低温である両端部の電池セルを優先的に暖機する必要がある。一方、冷却時において、電池温度調節装置は、高温である中央部の電池セルを優先的に冷却する必要がある。従って、電池温度調節装置は、暖機時と冷却時で温度調節媒体を流す流路を異ならせることで、電池セルを適切に暖機及び冷却することが可能となる。
上記の電池温度調節装置の他の一態様は、前記温度調節媒体の流動方向を制御する制御手段をさらに備え、前記整流部は、前記流動方向に従って前記温度調節媒体の流力により位置が移動し、前記制御手段は、冷却時と暖機時とで前記流動方向を変えることで、前記温度調節媒体が流れる流路を異ならせる。制御手段は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)であり、温度調節媒体の流動方向を制御する。整流部は、流動方向に従って温度調節媒体の流力により位置が移動する。そして、制御手段は、冷却時と暖機時とで温度調節媒体の流動方向を変える。このようにすることで、電池温度調節装置は、冷却時と暖機時とで温度調節媒体が流れる流路を変えることができる。
上記の電池温度調節装置の他の一態様は、前記整流部と電気的に接続し、前記整流部の位置を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、冷却時と暖機時とで前記整流部の位置を変えることで、前記温度調節媒体が流れる流路を異ならせる。この態様では、制御手段は、例えば、ECUであり、整流部と電気的に接続し、整流部の位置を制御する。そして、制御手段は、冷却時と暖機時とで前記整流部の位置を変える。このようにすることで、電池温度調節装置は、冷却時と暖機時とで温度調節媒体が流れる流路を変えることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
(全体構成)
図1は、第1実施形態に係る電池温度調節装置100の概略構成図を示す。なお、図中の実線矢印は空気の流れを示し、破線矢印は信号の入出力を示している。
電池温度調節装置100は、主に、吸入通路1と、ブロア2と、電池3と、電池温度センサ4と、収納ケース5と、排気通路6と、ECU10と、を備える。電池温度調節装置100は、例えば、ハイブリッド車両(HV車)や電気自動車(EV車)などに搭載される。
ブロア2は、キャビン(車室)の空気を吸入通路1から吸入して、当該空気を電池3に対して送風可能に構成されている。ブロア2は、ECU10から供給される制御信号S1によって動作などが制御される。電池3は、二次電池などで構成され、車両内の構成要素における電源として機能する。電池3は、後述するように、直列接続された複数の電池セルからなる。電池温度センサ4は、電池3の温度(電池温度)を検出可能に構成されたセンサであり、検出した電池温度に対応する検出信号S2をECU10に供給する。
収納ケース5は、電池3を収納するためのケースである。収納ケース5は、吸入通路1と、排気通路6とに接続する。吸入通路1上には、ブロア2が設置されている。吸入通路1は、ブロア2の駆動により発生した風(以後、「ブロア風」と呼ぶ。)を収納ケース5内に送る。排気通路6は、電池3を暖機または冷却したブロア風を収納ケース5外へ排出する。
ECU10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備えて構成され、主に、キャビンの空気を電池3に送風することで電池3の暖機が行われるように、ブロア2に対して制御を行う(即ち、ブロア2に対して制御信号S1を供給する)。この場合、ECU10は、一例として、電池温度センサ4から供給される検出信号S2に基づいて、ブロア2を駆動させる。
(収納ケース内の構成)
次に、収納ケース5内の構成について具体的に説明する。図2は、収納ケース5内の上面図の一例である。図2に示すように、収納ケース5内には、電池セル3a乃至3jと、拘束プレート7と、整流板11と、が存在する。矢印は空気の流れを示す。
電池セル3a乃至3jは、収納ケース5内にブロア風が吸入通路1から流入する向きと等しい向きに所定の間隔で並べられている。即ち、電池セル3a乃至3jが並ぶ方向と、ブロア風の風向きとは平行である。電池セル3a乃至3jのうち、両端またはその付近に配列された電池セル(ここでは、電池セル3a、3b、3i、3j)を、以後、「両端部の電池セル」と呼び、両端部の電池セルより内側(中央寄り)に配置される電池セル(ここでは、電池セル3c乃至3h)を、以後、「中央部の電池セル」と呼ぶ。
電池セル3aと電池セル3bとの間には、空気が流通可能な流路9abが形成される。同様に、電池セル3b乃至3j間に、流路9bc乃至9ijが形成される。以後、両端部の電池セルに隣接する流路(ここでは、流路9ab、9bc、9hi、9ij)を、以後、「両端部の流路」と呼び、両端部の電池セルに隣接せず、中央部の電池セルに隣接する流路(ここでは、流路9cd乃至9gh)を、以後、「中央部の流路」と呼ぶ。
拘束プレート7は、電池セル3a乃至3jの位置を固定する部材である。拘束プレート7は、収納ケース5内で固定されている。拘束プレート7は、図2において図示しない金属性のバンド等により電池3を挟みこむように固定する。この形態の具体例について図3を用いて説明する。図3は、拘束プレート7によって固定された電池セル3a乃至3jの斜視図の一例である。図3に示すように、電池セル3a乃至3jは、2つの拘束プレート7の間に挟み込まれるように金属バンド7xによって固定されている。言い換えると、金属バンド7xは、拘束プレート7と電池セル3a乃至3jとを一括りにして縛るように、これらの外周に巻きついている。
整流板11は、風の向きを調節する板(プレート)である。本実施形態において、整流板11は、一端が収納ケース5に固定された状態で流路9abにブロア風を供給可能な位置に配置されている。即ち、整流板11aは、その固定されていない端部が流路9abの方向を向いている。
同様に、整流板11bは、流路9bcにブロア風を供給可能な位置に配置され、整流板11cは、流路9hiにブロア風を供給可能な位置に配置され、整流板11dは、流路9ijにブロア風を供給可能な位置に配置されている。即ち、整流板11a乃至11dは、流路9ab乃至9ijのうち、両端部の流路9ab、9bc、9hi、9ijにブロア風を積極的に(優先的に)供給するように配置される。
このようにすることで、電池温度調節装置100は、両端部の電池セル3a、3b、3i、3jを、中央部の電池セル3c乃至3hよりも、優先的に暖機することができる。これについて補足する。図4は、配列順に番号付けされた28個の電池セルに対する電池セルの番号(セル番号)と電池セルの温度(セル温度)との関係を示す。図4において、電池3は、各電池セルの温度のうち最低温度(以後、「電池セルの最低温度」と呼ぶ。)が−30℃から−10℃になるまで加熱されている。図4に示すように、両端部の電池セルの昇温が中央部の電池セルの昇温に比べ遅い。また、一般に、直列接続された電池セルの低温時での入出力性能(充電及び放電の性能)は、電池セルの最低温度に影響を受ける。従って、電池温度調節装置100は、両端部の電池セルを中央部の電池セルよりも優先的に暖機することで、電池セルの最低温度を効率的に昇温させ、電池セルの入出力性能を向上させることができる。
次に、整流板11の構造について図2及び図5を用いて説明する。以後、両端部の電池セルのうち先にブロア風が到達する位置にある1または複数の電池セル(ここでは、電池セル3a、3bとする。)を、「第1端部の電池セル」と呼び、後にブロア風が到達する位置にある1または複数の電池セル(ここでは、電池セル3i、3jとする。)を「第2端部の電池セル」と呼ぶ。
図2に示すように、第1端部の電池セル3a、3bに隣接する流路にブロア風が流れるように配置された整流板11a、11bのうち、ブロア風の流入方向(図2の矢印の方向)に対し後方の整流板11bは前方の整流板11aよりも長い。より具体的には、整流板11bは、収納ケース5で固定される端部(端線)と、その端部の反対側の端部(端線)との距離Lb(以後、「整流板の長さ」と呼ぶ。)が、整流板11aの長さLaよりも長い。言い換えると、整流板11aの可動範囲により形成される円(扇形)の半径は、整流板11bの可動範囲により形成される円の半径よりも小さい。これにより、整流板11bは、整流板11aを通り抜けたブロア風を流路9bcに流すことができる。即ち、電池温度調節装置100は、整流板11aの長さLaと整流板11bの長さLbとを適切に設定することにより、流路9abに流れるブロア風の風量と、流路9bcに流れるブロア風の風量とを、調整することができる。なお、整流板11a、11bの長さと、流路9ab、9bcに流れる風量との関係は、例えば、実験または理論的に導出する。
同様に、第2端部の電池セル3i、3jに隣接する流路にブロア風が流れるように配置された整流板11c、11dのうち、ブロア風の流入方向に対し後方の整流板11dの長さは、前方の整流板11cの長さよりも長い。これにより、電池温度調節装置100は、流路9hiと流路9ijとにブロア風を流すことができる。
このように、整流板11a乃至11dの長さに差を設けることで、電池温度調節装置100は、両端部の流路9ab、9bc、9hi、9ijにブロア風を優先的に流すことができ、両端部の電池セル3a、3b、3i、3jを優先的に暖機することができる。なお、電池温度調節装置100は、整流板11a乃至11dの長さを調節することにより、両端部の電池セルの中でも端(外側)に位置する電池セルほど積極的に暖機してもよい。具体的には、電池温度調節装置100は、最も端に存在する流路9ab、9ijに流れるブロア風の風量を最も多くし、流路9bc、9hiに流れるブロア風の風量を、流路9ab、9ijに流れるブロア風の風量よりも少なく、かつ中央部の流路9cd乃至9ghよりも多くする。
また、本実施形態において、整流板11は可動式となっている。これにより、冷却時など両端部の電池セルを積極的に暖機する必要がない場合に、整流板11に起因するブロア風の不要な圧力損失を防ぐことができる。これについて、図5(a)を用いて説明する。図5(a)は、整流板11aの拡大図の一例を示す。図5(a)に示すように、整流板11aは、固定された端部11axを有し、端部11axを中心に反対側の端部11ayは弧を描くように(円状に)移動することができる。そして、整流板11aの近傍には、整流板11aの動きを制限するためのストッパ12が収納ケース5に固定されている。従って、整流板11aは、ストッパ12により可動範囲が制限される。また、本実施形態において、整流板11a乃至11dは、風力によりその位置が変動する。従って、整流板11aは、ブロア2が稼働していない状態で、例えば破線11xの位置に存在する。
さらに、整流板11aは、ブロア風により破線11xの位置からストッパ12と接触する位置へ移動するため、端部11ayが盛り上がるように曲折していてもよい。図5(b)は、整流板11aが曲折した端部11ayを有する場合の一例を示す。端部11ayが曲折することにより、整流板11aは、図5(b)のように横たわった状態であっても、吸入通路1から流入するブロア風を受ける面積が多くなる。これにより、整流板11aは、ブロア風の風力により、ストッパ12と接触する位置に移動することができる。なお、その代わりに整流板11は、電動式であってもよい。この場合、整流板11は、ECU10と電気的に接続し、ECU10の制御信号に基づき端部11axを中心に回転する。
次に、本実施形態における効果について補足する。図2に示すように、電池セルに隣接する流路に対して吸入通路1が交差する場合、吸入通路1から供給されるブロア風は、整流板11が設置されていない状態では、第1端部の電池セルに隣接する流路(ここでは、流路9ab、9bc)に特に流入しにくい。従って、この場合、第1端部の電池セルは、他の電池セルに比べ、ブロア2が駆動している暖機中であっても低温になりやすい。これに対し、第1実施形態における電池温度調節装置100は、整流板11a、11bを設け、その整流板の長さを適切に設定することで、流路9ab、9bcにブロア風を積極的に流し、第1端部の電池セルを中央部の電池セルよりも優先的に暖機する。これにより、電池温度調節装置100は、電池セルの最低温度を効率的に昇温させ、電池セルの入出力性能を向上させることができる。
なお、図2に示す電池温度調節装置100の構成は一例であり、本発明が適用可能な構成は必ずしもこれに限定されない。例えば、電池3は、10個の電池セル3a乃至3jから構成されていたが、より多く、またはより少ない電池セルにより構成されていてもよい。また、電池3が有する電池セルの総数等に基づき整流板11の設置する数を変更してもよい。例えば、本実施形態において、整流板11を4つ配置したが、これに限らず、流路9cd及び流路9ghにブロア風を供給可能な整流板11を別個に2つ配置してもよい。この場合、第1端部の電池セル側に新たに設置された整流板11の長さは、整流板11bの長さLbより大きく設定される。そして、電池温度調節装置100は、例えば、最も端に存在する流路9ab、9ijに流れるブロア風の風量を最も多くし、流路9bc、9hiに流れるブロア風の風量を次に多くし、流路9cd、9ghに流れるブロア風の風量を流路9bc、9hiに流れるブロア風の風量よりも少なく、かつ流路9de乃至9fgに流れるブロア風の風量よりも多くする。
(変形例)
上述の実施形態では、電池温度調節装置100は、キャビンの空気を利用してブロア2により電池3を暖機する風を生成していた。しかし、本発明が適用可能な構成はこれに限らず、例えば、電池温度調節装置100は、液体(水)などの流体により電池3を暖機してもよい。この場合、ブロア2の代わりにポンプ等が設置される。そして、電池温度調節装置100は、上述の実施形態と同様に、整流板11を設置することで、両端部の流路に優先的に流体を流すことができる。なお、この変形例は、以後の実施形態においても適用可能である。
[第2実施形態]
上述の実施形態では、両端部の流路の近傍に整流板11を設置することで、中央部の流路よりも両端部の流路に優先的にブロア風を流していた。これに対し、第2実施形態では、中央部の流路を塞ぐ整流板(以後、「遮風プレート」と呼ぶ。)を設置することで、電池温度調節装置100は、より両端部の流路にブロア風を流すのを促進することができる。
図6(a)は、第2実施形態における収納ケース5内の上面図の一例である。図6(a)に示すように、電池温度調節装置100では、整流板11の他に、複数の遮風プレート13が収納ケース5内に設置されている。遮風プレート13は、中央部の流路を塞ぐように設置されている。具体的には、図6(a)において、遮風プレート13aは、流路9cdを塞ぐように設置され、遮風プレート13bは、流路9deを塞ぐように設置され、遮風プレート13cは、流路9efを塞ぐように設置され、遮風プレート13dは、流路9fgを塞ぐように設置され、遮風プレート13eは、流路9ghを塞ぐように設置される。このようにすることで、電池温度調節装置100は、中央部の流路9cd乃至9ghにブロア風が流れない分、両端部の流路である流路9ab、9bc、9hi、9ijにより多くのブロア風を送ることができる。従って、電池温度調節装置100は、両端部の電池セルをより積極的に暖機することができる。
また、本実施形態において、遮風プレート13は、整流板11と同様に可動式である。具体的には、遮風プレート13は、電池セルに固定された端部を有し、固定された端部を中心に反対側の端部が円状に(弧を描くように)回転可能である。
図6(b)は、遮風プレート13a、13bの近傍を拡大した図である。図6(b)に示すように、暖機時において、遮風プレート13aは、破線13axの位置から流路9cdを塞ぐように移動する。同様に遮風プレート13bは、破線13bxの位置から流路9deを塞ぐ位置へ移動する。遮風プレート13は、整流板11と同様に、ブロア風の風力により位置が変動する。その代わりに、整流板11を電動式とし、ECU10の制御信号に基づき回転動作するように構成してもよい。このように、遮風プレート13を可動式にすることで、電池温度調節装置100は、不要に流路を遮断することを防ぐことができる。
[第3実施形態]
上述の実施形態では、両端部の電池セルを積極的に加熱するため、両端部の流路にブロア風が流れるように整流板11や遮風プレート13を設置していた。しかし、電池3が加熱した場合には電池3の冷却が必要となる。この場合、中央部の電池セルほど高温になるため、両端部の流路よりも中央部の流路に対して優先的にブロア風を送る必要がある。そこで、第3実施形態においては、電池温度調節装置100は、風動式の整流板11及び遮風プレート13を備え、暖機時と冷却時とでブロア風の流動方向を変える。これにより、電池温度調節装置100は、暖機時と冷却時とでブロア風が流れる流路を異ならせ、電池3の暖機及び冷却の両方を適切に実行する。
図7は、第3実施形態における収納ケース5内の上面図の一例である。具体的には、図7(a)は、暖機時における収納ケース5内の状態を示し、図7(b)は、電池3の冷却時における収納ケース5内の状態を示す。
図7(a)及び図7(b)に示すように、収納ケース5内には、図6(a)と同様に、整流板11及び遮風プレート13が夫々配置されている。整流板11及び遮風プレート13は、ブロア風の風力により位置が変動する。具体的には、ブロア2は、ECU10の制御に基づき、暖機時に吸入通路1から収納ケース5へブロア風を流す。このときのブロア2の(プロペラの)回転方向を、以後、「正回転」と呼ぶ。そして、このとき、ブロア風の流動方向は、吸入通路1から排気通路6へと向かう方向になる。そして、整流板11は、ブロア風の流動方向に従い、ストッパ12と接触する位置に移動する。そして、遮風プレート13は、ブロア風の流動方向に従い、中央部の流路を塞ぐ位置に移動する。即ち、電池温度調節装置100は、ブロア2を正回転することで、ブロア風の風力(流力)により図7(a)に示すような状態になる。これにより、両端部の流路9ab、9bc、9hi、9ijにブロア風が集中して流れるため、電池温度調節装置100は、昇温が遅い両端部の電池セルを優先的に暖機することができる。
一方、冷却時では、ブロア2は、プロペラが正回転とは反対の回転(以後、「逆回転」と呼ぶ。)をするようにECU10により制御される。つまり、ブロア2は、収納ケース5から吸入通路1への風向きが生じるように逆回転する。その結果、冷却時でのブロア風の流動方向は、暖機時でのブロア風の流動方向と異なる。そして、整流板11は、ブロア風の流動方向に従って、ストッパ12と離れて収納ケース5内に横たわった状態に移行する。そして、遮風プレート13は、ブロア風の流動方向に従い、電池セルの側面と対向するように約180度回転する。即ち、電池温度調節装置100は、ブロア2を逆回転することで、ブロア風の風力により図7(b)に示すような状態に移行する。このようにすることで、冷却時において、ブロア風は、流路9ab乃至9ijへ流れる。即ち、ブロア風が流れる流路は、暖機時と冷却時とで異なり、中央部の流路も含まれる。従って、電池温度調節装置100は、冷却時では、中央部の電池セル3c乃至3hも冷却することが可能となる。
以上のように、電池温度調節装置100は、整流板11及び遮風プレート13を風動式にし、暖機時と冷却時とでブロア風の流動方向を変えることで、暖機時と冷却時とでブロア風が流れる流路を異ならせることができる。これにより、電池温度調節装置100は、電池3の暖機及び冷却の両方を適切に実行することができる。なお、電池温度調節装置100は、冷却時にブロア2を逆回転させる代わりに、排気通路6に別個のブロアを設置しておき、冷却時にECU10の制御に基づき駆動させてもよい。これによっても、電池温度調節装置100は、冷却時と暖機時とでブロア風の流動方向を変えることができる。
[第4実施形態]
第3実施形態において、電池温度調節装置100は、ブロア2を逆回転させ、ブロア風の流動方向を暖機時と変えることにより、電池3の冷却を実行していた。これに対し、第4実施形態の電池温度調節装置100は、冷却時に、ブロア2を正回転させることで逆回転の場合に比べより強いブロア風を生成し、かつ電気的に整流板を移動させることで中央部の流路にブロア風を優先的に流す。
図8は、第4実施形態における収納プレート5内の上面図の一例である。より具体的には、図8(a)は、暖機時における収納プレート5内の構成を示し、図8(b)は、冷却時における収納プレート5内の構成を示す。図8(a)及び図8(b)において、電池温度調節装置100は、電池セル3a乃至3j上に設置された整流板15ab乃至15ijを有する。整流板15ab乃至15ijは、電池セルに固定された端部を軸に動作可能な電動式のプレートであり、流路9ab乃至9ijに流れるブロア風の流通を調整する。以後、整流板15ab乃至15ijが流路9ab乃至9ijを塞いだ状態を、「整流板が流路を閉じた状態」であると表現し、整流板15ab乃至15ijが電池セルの並ぶ方向と所定の角度(例えば、30度乃至90度)を形成し、流路9ab乃至9ijにブロア風が流入可能な状態を「整流板が流路を開いた状態」であると表現する。
本実施形態において、整流板15ab乃至15ijは、ECU10の制御に基づき動作する。この仕組みの具体例を以下に説明する。電池温度調節装置100は、第1のアクチュエータ20と、第2のアクチュエータ21とを有する。そして、第1のアクチュエータ20は、中央部の流路の開閉を制御するための整流板15cd、15de、15ef、15fg、及び15gh(以後、「第1プレート群」と呼ぶ。)と、接続部20xを介して接続する。同様に、第2のアクチュエータ21は、両端部の流路の開閉を制御するための整流板15ab、15bc、15hi、及び15ij(以後、「第2プレート群」と呼ぶ。)と、接続部21xを介して接続する。そして、第1のアクチュエータ20は、ECU10の制御信号に基づき第1プレート群の開閉を制御する。第1のアクチュエータ20は、接続部20xを押し引きすることで、例えばブラインドシャッター等と同様の原理で第1プレート群の開閉を行う。同様に、第2のアクチュエータ21は、ECU10の制御信号に基づき第2プレート群の開閉を制御する。
そして、図8(a)に示すように、暖機時において、第1のアクチュエータ20は、中央部の流路を塞ぐように第1プレート群をそれぞれ閉じる。そして、暖機時において、第2のアクチュエータ21は、ブロア風が両端部の流路に流れるように第2プレート群をそれぞれ開く。このようにすることで、ブロア風は、暖機時において、両端部の流路に集中して流れる。従って、電池温度調節装置100は、特に低温な両端部の電池セル3a乃至3c、3h乃至3jを中央部の電池セル3d乃至3gより優先して暖機することができる。
一方、図8(b)に示すように、冷却時において、第1のアクチュエータ20は、ブロア風が中央部の流路に流れるように第1プレート群をそれぞれ開く。そして、冷却時において、第2のアクチュエータ21は、両端部の流路を塞ぐように第2プレート群をそれぞれ閉じる。このようにすることで、ブロア風は、冷却時において、中央部の流路に集中して流れる。即ち、冷却時にブロア風が流れる流路は、暖機時にブロア風が流れる流路と異なる。従って、電池温度調節装置100は、特に冷却時において適温(冷却時の目標温度)より高温となる中央部の電池セル3c乃至3hを両端部の電池セル3a、3b、3i、3jより優先して冷却することができる。
なお、電池温度調節装置100は、各整流板15ab乃至15ijの開閉量をそれぞれ段階的に変えてもよい。この場合、暖機時において、電池温度調節装置100は、例えば整流板15cd、15ghを完全には閉じず、開いた状態と閉じた状態の中間状態に移動させ、さらに整流板15de、15fgを上述の中間状態と閉じた状態とのさらに中間状態に移動させる。このようにすることで、電池温度調節装置100は、中央に位置する電池セル3e、3fを最も弱く暖機し、両端に位置する電池セル3a、3jを最も強く暖機するように、最も中央に位置する流路9efから最も端に位置する流路9ab、9ijまでのブロア風の風量を徐々に増やすことができる。即ち、電池温度調節装置100は、両端に位置する電池セル3a、3jから中央に位置する電池セル3e、3fまでを段階的に暖機することができる。冷却時においても同様に、電池温度調節装置100は、整流板15efから整流板15abまで、及び整流板15efから整流板15ijまでの状態を段階的に開状態、閉状態、及びその中間状態にする。これにより、電池温度調節装置100は、中央に位置する電池セル3e、3fを最も優先的に冷却し、両端に位置する電池セル3a、3jの冷却を最も弱めるように、中央に位置する電池セル3e、3fから両端に位置する電池セル3a、3jまでを段階的に冷却することができる。
[第5実施形態]
第4実施形態において、電池温度調節装置100は、複数のアクチュエータにより整流板15ab乃至15ijの開閉を調節していた。一方、第5実施形態に係る電池温度調節装置100は、所定の間隔でくり抜かれた(貫通した)空洞の窓を有し、かつ電池セルが並ぶ方向と平行にスライド可能な整流板を電池セルに沿うように1つ設置する。これにより、電池温度調節装置100は、1つのアクチュエータのみを使用して流路の開閉を行い、各流路の風量を調節する。
図9は、第5実施形態における収納プレート5内の上面図の一例である。具体的には、図9(a)は、暖機時における収納プレート5内の状態を示し、図9(b)は、冷却時における収納プレート5内の状態を示す。図9(a)に示すように、収納ケース5内にはスライド式プレート30が配置される。スライド式プレート30は、流路9ab乃至9ijの開閉を調節するための整流板である。スライド式プレート30は、アクチュエータ22と接続している。アクチュエータ22は、ECU10の制御信号に基づき、スライド式プレート30を電池セルの並ぶ方向と平行に押し引きする。
図10は、図9に示すスライド式プレート30を側面視した図である。具体的には、図10(a)は図9(a)に対応し、図10(b)は図9(b)にそれぞれ対応する。図10(a)、(b)に示すように、スライド式プレート30は、打ち抜かれた複数の窓(空洞部分)30xを有する。そして、図9(a)及び図10(a)に示すように、暖機時には、スライド式プレート30の窓30xと、流路9ab、9bc、9hi、9ijとが重なっている。即ち、第5実施形態に係る電池温度調節装置100は、暖機時に、両端部の流路にブロア風が流入可能に構成されている。そして、暖機時において、中央部の流路9cd乃至9ghは、スライド式プレート30により遮風される。このように、第5実施形態に係る電池温度調節装置100は、暖機時において、両端部の流路にブロア風を流すことができ、両端部の電池セルを積極的に暖機することが可能である。
一方、図9(b)及び図10(b)に示すように、冷却時では、スライド式プレート30は、アクチュエータ22により、吸入通路1の方向へ押し出されている。これにより、スライド式プレート30と、電池セル3a乃至3j及び流路9ab乃至9ijとの相対位置が変化する。具体的には、冷却時には窓30xと流路9bc乃至9ghとが重なっている。即ち、第5実施形態に係る電池温度調節装置100は、冷却時では、中央部の流路にブロア風が流入可能に構成されている。そして、両端部の流路9ab、9hi、9ij、9bcの一部、及び9ghの一部は、スライド式プレート30により遮風されている。このように、第5実施形態に係る電池温度調節装置100は、冷却時において、中央部の流路にブロア風を流すことができ、中央部の電池セルを積極的に冷却することが可能である。
なお、冷却時または暖機時におけるスライド式プレート30の位置は、図9、図10の場合に限らない。例えば、図9(a)及び図10(a)の位置から微量だけスライド式プレート30を移動させることで、暖機時においても、中央部の流路は完全に遮断されない。即ち、電池温度調節装置100は、暖機時において、両端部の電池セルを優先的に暖機しつつ、中央部の電池セルについても暖機することができる。同様に、冷却時では、スライド式プレート30を図9(b)及び図10(b)の位置から微量だけずらすことで、電池温度調節装置100は、中央部の電池セルを優先的に冷却しつつ、両端部の電池セルについても冷却することができる。
以上のように、第5実施形態に係る電池温度調節装置100は、ECU10の制御に基づきスライド式プレート30をスライドさせることで、ブロア風が流れる流路を調節することができる。具体的には、電池温度調節装置100は、暖機時にはブロア風を両端部の流路へ流通させることができ、冷却時にはブロア風を中央部の流路へ流通させることができる。従って、電池温度調節装置100は、暖機時及び冷却時のそれぞれの場合に、ブロア風を適切な流路へ流すことが可能となる。
電池温度調節装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る電池温度調節装置の収納ケース内の上面図の一例である。 拘束プレートにより固定された電池セルの斜視図の一例である。 電池セルの配列番号とそれに対応するセル温度との関係を示すグラフである。 整流板の近傍を拡大した図である。 第2実施形態に係る電池温度調節装置の収納ケース内の上面図の一例である。 第3実施形態に係る電池温度調節装置の収納ケース内の上面図の一例である。 第4実施形態に係る電池温度調節装置の収納ケース内の上面図の一例である。 第5実施形態に係る電池温度調節装置の収納ケース内の上面図の一例である。 第5実施形態に係るスライド式プレートの側視図の一例である。
符号の説明
1 吸入通路
2 ブロア
3 電池
4 電池温度センサ
5 収納ケース
6 排気通路
11、15 整流板
12 ストッパ
13 遮風プレート
20、21、22 アクチュエータ
30 スライド式プレート

Claims (7)

  1. 温度調節媒体が流入する収納ケースと、
    前記収納ケース内に所定の間隔で並べられた複数の電池セルと、
    前記収納ケース内に形成された複数の流路と、
    温度調節媒体の流れを調節する1または複数の整流部と、を備え、
    暖機時において、前記電池セルのうち中央部の電池セルに隣接する流路よりも、前記電池セルのうち両端部の電池セルに隣接する流路に温度調節媒体が多く流れるように前記整流部が配置されることを特徴とする電池温度調節装置。
  2. 前記収納ケースは、前記電池セルが並ぶ方向に沿って前記温度調節媒体が流入し、
    端部の電池セルに隣接する流路に前記温度調節媒体が流れるように配置された整流部のうち、前記温度調節媒体の流入方向に対し後方に位置する整流部は、前方に位置する整流部よりも長い請求項1に記載の電池温度調節装置。
  3. 前記整流部は、中央部の電池セルに隣接する流路を開閉する位置に設置され、
    暖機時において、前記整流部は、当該流路を狭める請求項1に記載の電池温度調節装置。
  4. 前記整流部は、中央部の電池セルに隣接する流路と両端部の電池セルに隣接する流路とを開閉する位置に設置され、
    前記整流部は、暖機時において中央部の電池セルに隣接する流路を狭め、冷却時において両端部の電池セルに隣接する流路を狭める請求項1に記載の電池温度調節装置。
  5. 冷却時と暖機時とで前記温度調節媒体が流れる流路が異なる請求項1に記載の電池温度調節装置。
  6. 前記温度調節媒体の流動方向を制御する制御手段をさらに備え、
    前記整流部は、前記流動方向に従って前記温度調節媒体の流力により位置が移動し、
    前記制御手段は、冷却時と暖機時とで前記流動方向を変えることで、前記温度調節媒体が流れる流路を異ならせる請求項5に記載の電池温度調節装置。
  7. 前記整流部と電気的に接続し、前記整流部の位置を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、冷却時と暖機時とで前記整流部の位置を変えることで、前記温度調節媒体が流れる流路を異ならせる請求項5に記載の電池温度調節装置。
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