JP2010092105A - 同期制御装置,情報処理装置及び同期管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】切替/再同期制御回路14は、何れかのCPU6の同期遅れを検出すると、正常CPU6に割り込みを上げる。すると、正常CPU6は、再同期タイマレジスタ162による経過時間計測を開始させる。その後で、切替/再同期制御回路14は、全CPUに対してリセットを発行する。リセットされた各CPU6は、ファームウェアに従って起動する。その間に、再同期タイマレジスタ162によって計測された経過時間が上限時間に達したことがタイマ/上限時間比較回路161によって検出されると、切替/再同期制御回路14は、異常CPU6を停止させて、正常CPU6のみをリセットさせる。
【選択図】図1
Description
出力するが、何れかのCPUが故障した場合には、故障した当該CPUをシステムから切り離す一方、正常な残り一個のCPUに処理を続行させ、当該正常なCPUからの処理結果を外部出力する冗長CPUの技術が開発されている。
<ハードウェア構成>
先ず、当該サーバシステムのハードウェア構成を、図1乃至図3のブロック図を参照して説明する。
ファームウェア初期処理」)を、夫々実行する。
力されたアドレスが示す記憶位置に書き込むライト処理,及び、当該記憶位置から読み出したデータを読み込んでグローバルデータクロスバー4又は各CPU(0〜1)6へ送出するリード処理を実行する装置である。
0〜1)7の切替を行う。切替スイッチ17がCPUバス(0〜1)7の切替を行うことによって、例えばCPUバス(0)7又はCPUバス(1)7のうちのどちらを通じて発行された命令がグローバルアドレスクロスバー3に投入されるかが決まる。
ファームウェアハブ(FWH)15に格納されているファームウェアに基づいてReset
のファームウェア初期設定処理を実行するCPU(0〜1)6は、起動後にエラー指摘レジスタ20に同期不可フラグが設定されているか否かに基づいて、再同期処理を実行するか(同期不可フラグが設定されていない場合:S302〜)、単独で起動する(同期不可フラグが設定されている場合:S310〜)。そして、例えば、エラー指摘レジスタ20に格納されているその他のエラーの情報を獲得し、その情報をシステム制御/管理装置5に通知することで、システム管理者に障害情報を通知しても良い。
(S404)。かかるリセットを発行されたCPU(0〜1)6が、上述したように、初期処理(図4に示す「Resetのファームウェア初期処理」)を実行する。
<再同期処理>
次に、上述したノースブリッジ6の動作シーケンス及びファームウェアハブ(FWH)15に格納されているファームウェア(BIOS)に基づくCPU(0〜1)6による処理の流れを、図4乃至図6のフローチャートに基づいて、説明する。なお、これら各図において、αの列はノースブリッジ6の動作シーケンスを示し、βの列はファームウェア(BIOS)に基づくCPU(0〜1)6による処理の流れを示す。
ト後最初のS301において、CPU6は、エラー指摘レジスタ20に同期不可フラグが
設定されているか否かをチェックする。そして、同期不可フラグが設定されていれば処理をS310へ進めるが、同期不可フラグが設定されていなければ処理をS302へ進める。切替/再同期制御回路14がS202を実行することによってリセット発行した場合には、同期不可フラグは設定されていないので、S302以下の処理が実行されることになる。S310以下の処理は、便宜上、図5の説明をした後に行う。
2への退避が完了すると、正常CPU6は、処理をS110へ進める。
そして、スタート後最初のS301において、CPU6は、エラー指摘レジスタ20に同期不可フラグが設定されているか否かをチェックするが、この場合には、同期不可フラグが設定されているので、S310以下の処理が実行される。
そして、スタート後最初のS301において、CPU6は、エラー指摘レジスタ20に同期不可フラグが設定されているか否かをチェックするが、この場合には、同期不可フラグが設定されているので、S310以下の処理が実行される。
<実施形態による作用>
以上のように構成されたサーバシステムによると、冗長CPUを構成する二つのCPU(0〜1)6のうちの一方に同期遅れが生じたために、再同期処理を試みたにも拘わらず、その途中で同期外れが生じてしまった場合には、当該再同期処理のリトライすることとなるが、同期遅れの原因が深刻である為に再同期処理が何度も繰り返さるような場合であっても、再同期処理を開始してからの経過時間が再同期タイマレジスタ162によって計測されて、その経過時間が再同期上限時間設定レジスタ163に登録されている再同期処理時間上限に達したことがタイマ/上限時間比較回路161によって検出されると、同期遅れの生じた異常CPUに接続された異常CPUバスへのクロックが打ち切られ、以後、同期遅れの生じなかった正常CPUのみがリセットされるので、当該正常CPUの単独運用によって、早期の通常処理の再開が図られるので、通常処理が長期に亘って停止してしまう不都合を回避することができる。
(付記1)
第1の演算処理装置と第2の演算処理装置に接続される同期制御装置において、
計数を行うとともに、前記計数した計数情報を出力する計数部と、
所定のタイムアウト時間を保持するとともに、前記タイムアウト時間を出力するタイムアウト時間保持部と、
前記計数部が出力する前記計数情報と前記タイムアウト時間設定保持部が出力する前記タイムアウト時間を比較する比較部と、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、前記計数部を初期化して計数を開始させ、さ
らに、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる同期制御部を
有することを特徴とする同期制御装置。
(付記2)
前記同期制御装置はさらに、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置を初期化するとともに、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする付記1記載の同期制御装置。
(付記3)
前記同期制御装置はさらに、
同期遅れ情報保持部を有し、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記同期遅れ情報保持部に同期遅れ情報を格納する
ことを特徴とする付記1又は2記載の同期制御装置。
(付記4)
前記計数部は、
外部から前記同期制御装置に入力される第1のクロックに基づいて計数を行う
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の同期制御装置。
(付記5)
第1の演算処理装置,第2の演算処理装置,及びこれら第1及び第2の演算処理装置に夫々接続された同期制御装置を有する情報処理装置において、
前記同期制御装置が、
計数を行うとともに、前記計数した計数情報を出力する計数部と、
所定のタイムアウト時間を保持するとともに、前記タイムアウト時間を出力するタイムアウト時間保持部と、
前記計数部が出力する前記計数情報と前記タイムアウト時間設定保持部が出力する前記タイムアウト時間を比較する比較部と、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、前記計数部を初期化して計数を開始させ、さらに、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる同期制御部を有する
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記6)
前記同期制御装置はさらに、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置を初期化するとともに、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする付記5記載の情報処理装置。
(付記7)
前記同期制御装置はさらに、
同期遅れ情報保持部を有し、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記同期遅れ情報保持部に同期遅れ情報を格納する
ことを特徴とする付記5又は6記載の情報処理装置。
(付記8)
前記計数部は、
外部から前記同期制御装置に入力される第1のクロックに基づいて計数を行う
ことを特徴とする付記5〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
第1の演算処理装置及び第2の演算処理装置に夫々接続された同期制御装置により、これら演算処理装置の同期を管理する同期管理方法であって、
前記同期制御装置は、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、
前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、計数を開始し、
計数開始後の計数情報と所定のタイムアウト時間とを比較し、
前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる
ことを特徴とする同期管理方法。
(付記10)
前記同期制御装置は、さらに、
前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置を初期化するとともに、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする付記9記載の同期制御方法。
(付記11)
第1の演算処理装置と第2の演算処理装置に接続される同期制御装置において、
計数を行うとともに、前記計数した計数情報を出力する計数部と、
所定のタイムアウト時間を保持するとともに、前記タイムアウト時間を出力するタイムアウト時間保持部と、
前記計数部が出力する前記計数情報と前記タイムアウト時間設定保持部が出力する前記タイムアウト時間を比較する比較部と、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、前記計数部を初期化して計数を開始させるとともに、前記第1及び第2の演算処理装置に初期化を行わせ、さらに、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる同期制御部を有することを特徴とする同期制御装置。
(付記12)
前記同期制御部は、前記第1及び第2の演算処理装置の初期化が成った場合には、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする付記11記載の同期制御装置。
(付記13)
前記同期制御部は、前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、前記初期化を行わせる前に、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置に対して、その内部情報をメモリ上に移させた後に、前記第1及び第2の演算処理装置をリセットさせた上で、前記初期化を行わせ、
前記第1及び第2の演算処理装置は、前記メモリに移された内部情報を自身の内部に復元することによって前記初期化を行う
ことを特徴とする付記11又は12記載の同期制御装置。
(付記14)
前記同期制御部は、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、更に、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止させるとともに、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置をリセットさせた上で、前記初期化を行わせ、
前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置は、前記メモリに移された内部情報を自身の内部に復元することによって前記初期化を行う
ことを特徴とする付記13記載の同期制御装置。
14 切替/再同期制御回路
15 ファームウェアハブ
16 再同期タイマ及びタイムアウト制御回路
18 リセット制御レジスタ
19 再同期制御レジスタ
20 エラー指摘レジスタ
161 タイマ/上限時間比較回路
162 再同期タイマレジスタ
163 再同期上限時間設定レジスタ
Claims (10)
- 第1の演算処理装置と第2の演算処理装置に接続される同期制御装置において、
計数を行うとともに、前記計数した計数情報を出力する計数部と、
所定のタイムアウト時間を保持するとともに、前記タイムアウト時間を出力するタイムアウト時間保持部と、
前記計数部が出力する前記計数情報と前記タイムアウト時間設定保持部が出力する前記タイムアウト時間を比較する比較部と、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、前記計数部を初期化して計数を開始させ、さらに、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる同期制御部を
有することを特徴とする同期制御装置。 - 前記同期制御装置はさらに、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置を初期化するとともに、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする請求項1記載の同期制御装置。 - 前記同期制御装置はさらに、
同期遅れ情報保持部を有し、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記同期遅れ情報保持部に同期遅れ情報を格納する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の同期制御装置。 - 前記計数部は、
外部から前記同期制御装置に入力される第1のクロックに基づいて計数を行う
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の同期制御装置。 - 第1の演算処理装置,第2の演算処理装置,及びこれら第1及び第2の演算処理装置に夫々接続された同期制御装置を有する情報処理装置において、
前記同期制御装置が、
計数を行うとともに、前記計数した計数情報を出力する計数部と、
所定のタイムアウト時間を保持するとともに、前記タイムアウト時間を出力するタイムアウト時間保持部と、
前記計数部が出力する前記計数情報と前記タイムアウト時間設定保持部が出力する前記タイムアウト時間を比較する比較部と、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、前記計数部を初期化して計数を開始させ、さらに、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる同期制御部を有する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記同期制御装置はさらに、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置を初期化するとともに、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。 - 前記同期制御装置はさらに、
同期遅れ情報保持部を有し、
前記計数部が計数を開始後、前記比較部が前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記同期遅れ情報保持部に同期遅れ情報を格納する
ことを特徴とする請求項5又は6記載の情報処理装置。 - 前記計数部は、
外部から前記同期制御装置に入力される第1のクロックに基づいて計数を行う
ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 第1の演算処理装置及び第2の演算処理装置に夫々接続された同期制御装置により、これら演算処理装置の同期を管理する同期管理方法であって、
前記同期制御装置は、
前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力を比較することにより、前記第1及び第2の演算処理装置の同期を監視し、
前記第1の演算処理装置と前記第2の演算処理装置の出力が一致しない場合に、計数を開始し、
計数開始後の計数情報と所定のタイムアウト時間とを比較し、
前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出したときには、同期遅れが発生した前記第1又は第2の演算処理装置のいずれかを停止させる
ことを特徴とする同期管理方法。 - 前記同期制御装置は、さらに、
前記計数情報と前記タイムアウト時間が一致することを検出した場合には、前記第1及び第2の演算処理装置のうち、前記同期遅れが発生していない方の演算処理装置を初期化するとともに、前記第1の演算処理装置の出力と前記第2の演算処理装置の出力の比較を停止する
ことを特徴とする請求項9記載の同期制御方法。
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