JP2010090577A - 電気錠システム - Google Patents

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Abstract

【課題】制御手段が簡単な構成により入力信号を判別し、該判別に基づき錠の状態を制御すること。
【解決手段】信号出力手段からの信号に応じて一回解錠信号と連続解錠信号をそれぞれ出力する無電圧接点出力手段と、この無電圧接点出力手段と信号線を介して電気的に接続する制御手段を有しかつ前記扉又は戸枠に設けられた電気錠とから構成され、前記制御手段は、その一回/連続解錠信号入力部が無電圧接点出力手段から「何らかの信号」を取得したときは、一回解錠信号がT時間内のワンショット信号であるか、それともT時間を越える連続解錠信号であるか判別し、該判別信号がワンショット信号である場合は錠の状態を施錠状態から一時的に解錠状態にした後再び自動的に施錠状態へと戻すように制御し、一方、判別信号が連続解錠信号である場合には、錠の状態を一時的に施錠状態から解錠状態に続ける電気錠システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気錠システムに関する。
特許文献1には、「扉に設けられた電気錠と、一方、扉以外の場所に設けられ、かつ該電気錠を遠隔制御する制御盤と、この制御盤を電気錠に通電金具等を介して接続する2本の配線とを備えた電気錠システムにおいて、電気錠側に互いに直列に接続された状態で2本の配線に接続される複数個のスイッチと、このスイッチに並列に接続されるツェナーダイオードとを設けると共に、制御盤側にスイッチング素子のトリガ入力部とツェナーダイオードとを互いに直列に接続した状態で前記2本の配線に接続することにより、電気錠側の複数個のスイッチの開閉状態を制御盤側のスイッチング素子で検知する電気錠システム」が開示されている。
この特許文献1に記載の発明の目的は、この種の電気錠システムでは、配線数が多いので(例えば合計6本の配線が必要)、電気錠側と遠隔制御する制御盤との接続を2本の配線でできるようにし、よって、配線に関する施工を簡単にすることである。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、配線数が少ないという利点があるものの、電気錠側はいわば被モニタ側に相当し、一方、遠隔制御する制御盤はモニタ側に相当することから、電気錠側の制御基板(制御手段)で、例えば一回解錠用の信号であるか否か、それとも連続解錠であるか否か、錠の状態ないし扉の開閉状態等を自己判断することができない。したがって、特許文献1に記載の発明は、配線数を含め、電気錠側のスイッチ構成を遠隔制御する制御盤の電気回路に対応させる必要があった。
また、特許文献2には、上記特許文献1に記載の基本的な電気錠システムを前提にして、電気錠側と遠隔制御する制御盤との間に扉内に配設した中継手段と共に制御手段を電気的に接続する事項が記載されており、前記扉内の中継手段は、前記遠隔制御する制御盤(信号出力手段側)から出力された施錠信号並びに解錠信号をそのまま電気錠側に出力すると共に、電気錠側の前記制御手段は、いわゆるリモコンからの電波信号(施錠信号又は解錠信号)を受信して、該電波信号の態様(施錠信号か、それとも解錠信号)に基づいて、そのまま電気錠に出力する構成である。
したがって、この特許文献2に記載の発明も、特許文献1に記載の発明と同様に、遠隔制御する制御盤側及び電気錠側の中継手段は、必ず、解錠信号のみならず施錠信号も電気錠に出力する必要があった。つまり、電気錠自体は、解除信号の態様、錠前の状態、扉の開閉状態等を自己判断することはなかった。
特開平10−325270号公報 特開平10−176446号公報
本発明の所期の目的は、電気錠システムは、普通一般に、扉又は戸枠に設けられた電気錠或電気ストライク(電気錠側)の制御手段への入力は、例えば建物の壁面に設けられた操作表示器、インターホーン、タイマー等の各種の外部機器に対応するように「専用口」にそれぞれ接続する必要があったので、配線施工が複雑であった(いわゆる配線数が多い)ことから、外部機器に対応する配線施工を極力なくすることである。
また、電気錠システムは、特許文献1及び特許文献2に記載のように、電気錠側の制御手段並びに電気錠を遠隔操作する制御盤の各制御機能を複雑化しなければならないことから、電気錠に関する専門的知識が要望されている。そこで、本発明の所期の目的は、「接点」のみによる錠の施・解錠が可能となるようにして、電気錠の制御手段の構成を簡単なものにし、よって、販売業者、施工業者等は、電気錠に関する専門的な知識がなくても良いようにすることである。
付言すると、電気錠の制御手段は、錠の状態を施錠状態から解錠状態にするための解錠信号を取得した際に、簡単な構成により、一回解錠信号又は連続解錠信号を判別し、該判別に基づき錠の状態を制御することである。また、電気錠側の制御手段と電気的に接続する無電圧接点出力手段を電気錠側に設けることにより、単純なスイッチ、タイマー等の電気的接続を可能にし、前記単純なスイッチ、タイマー等の信号出力手段により、錠の施・解錠を行うことができるようにことである。
本発明の電気錠システムは、扉又は戸枠に設けられかつ信号出力手段からの信号に応じて一回解錠信号と連続解錠信号をそれぞれ出力する無電圧接点出力手段と、この無電圧接点出力手段と信号線を介して電気的に接続する制御手段を有しかつ前記扉又は戸枠に設けられた電気錠或電気ストライクとから構成され、前記制御手段は、その一回/連続解錠信号入力部が前記無電圧接点出力手段から「何らかの信号」を取得したときは、前記一回解錠信号がT時間内のワンショット信号であるか、それともT時間を越える連続解錠信号であるか判別し、該判別信号がワンショット信号である場合は錠の状態を施錠状態から一時的に解錠状態にした後再び自動的に施錠状態へと戻すように制御し、一方、判別信号が連続解錠信号である場合には、錠の状態を一時的に施錠状態から解錠状態にするものの、該連続解錠信号のOFF信号を取得するまで錠の状態を解錠状態に保持し続けることを特徴とする。
(a)制御手段は、その一回/連続解錠信号入力部が扉又は戸枠に設けられた無電圧接点出力手段から「何らかの信号」を取得したときは、一回解錠信号がT時間内のワンショット信号であるか、それともT時間を越える連続解錠信号であるか判別する構成なので、制御手段に錠の複雑な制御機能(難しいプログラム)を持たせる必要がない。
(b)また、電気錠側に信号線(ラインも含む)を介して該電気錠の制御手段に電気的に接続する無電圧接点出力手段を設けたので、該無電圧接点出力手段に対して連続解錠信号用のタイマー、一回解錠信号用のインターホーン等の各種の信号出力手段(外部機器)を簡単に接続することができる。付言すると、「接点」のみによる錠の施・解錠が可能となることから、販売業者、施工業者等は、電気錠に関する専門的な知識がなくても良い。
(c)請求項2に記載の発明は、本発明を利用するために、例えば監視モニタを含む遠隔用の制御盤等を適宜箇所に配設した場合には、電気錠が前提条件(施錠状態)に復帰したか否かを確認することができる。
(d)請求項3に記載の発明は、セキュリティー上の観点から、想定される配線短絡等の不正解錠行為に対し、接点入力を有効又は無効にすることができる。
以下、図1乃至図6に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は、本発明の一実施例を示す電気錠システムで、特に、電気錠の施錠システムXの全体構成を概略的に示している。また、図2及び図3は実施化レベルの電気錠システムXの要部を示す。
図1乃至図3に於いて、1は電気錠或電気ストライク(電気錠側1A)、一方、2は電気錠或電気ストライク1と電気的に接続する無電圧接点出力手段、3、3Aは信号出力手段である。前記電気錠1は扉8の自由端部に、また、電気ストライク1は戸枠の横向き凹所にそれぞれ組み込まれる。
また前記無電圧接点出力手段2は扉8又は戸枠に設けられる。無電圧接点出力手段2は、望ましくは、電気錠1が扉8の自由端部に内装された場合には、電気錠1の錠箱(制御ボックス)の中か、又は扉の内部の適宜箇所、或いは通電金具に配設される。さらに、前記信号出力手段3の典型例は操作表示器であり、該操作表示器3は扉の壁面又は建物の壁面に設けられ、かつ一回解錠信号用スイッチ3a及び連続解錠信号用スイッチ3bをそれぞれ有する。
また、本実施例では、信号出力手段として、例えば建物の壁面等に設けられる連続解錠信号用のタイマー、一回解錠信号用のインターホーン等の各種の外部機器3Aも含まれる。これらの信号出力手段3、3Aは、ケーブル(通称、「配線」)6を介して電気錠側1Aの無電圧接点出力手段2に接点方式で接続可能である。なお、無電圧接点出力手段2は、例えば電源4、入力端子5等を備えている。もちろん、前記電源4は電気錠側1Aにではなく、建物の壁面等に設置した電源盤、無電圧接点出力手段2に接続コードを介して接続する電源であっても良い。要は無電圧接点出力手段2から電気錠側1Aの制御手段11で電気(電圧)を与えることができれば良い。
ところで、図1で示すように、電気錠1の無電圧接点出力手段2を電気的に接続する信号線(配線)6は、常時DC電源を電気錠1に供給する電源ライン6aと、二種類の解錠信号である「一回解錠信号」と「連続解錠信号」を電気錠1にそれぞれ与える二本又は1本の信号線6bと、電気錠1の自己情報出力部18からの自己情報(閉扉かつ施錠信号)を無電圧接点出力手段2に与える自己情報信号線6cと、さらに、電気錠1に対応して電文を図示しない制御盤側へ与える通信ポート13用の信号線6dで構成されている。
ここで、図2を参照にして、電気錠側1Aの電気的構成を説明する。本実施例では、錠は、扉8の自由端部に取付けられた電気錠1である。電気錠1は、例えば錠箱1a内に制御手段11を備えている。この制御手段11は、普通一般に「制御基板」と称されているが、いわゆるマイコン(マイクロコンピュータ)を主とする情報処理部である。したがって、制御手段11は、記憶部(ROM)12を有し、該記憶部12に格納されている情報(図6に記載の情報処理)、前記マイコン及び通信ポート13は制御手段11に対応している。
また、電気錠1は、電気錠側1Aに信号を受け取るために電源入力部14、一回/連続解錠信号入力部15をそれぞれ有する。前記電源入力部14は電源ライン6aを介して電気錠の制御手段11接続し、該電源入力部14を介して制御手段11に入力された電源(駆動信号)は、出力部16を介して電気錠内部の駆動部(アクチュエータ)17に送られる。
周知のように駆動部17の両端子には解錠信号又は施錠信号が与えられ、電気錠1の図示しないデッドボルトは錠箱1aのフロントから進退動してストライク(又は電気ストライク1)に係脱する。
さらに、電気錠1は、自己(ここでは電気錠1)が再び施錠状態へと戻ったことを条件として、制御手段11から無電圧接点出力手段2に自己情報(閉扉かつ施錠信号)を送るための自己情報出力部18を有している。加えて、前述した通信ポート13も備えている。
その他電気錠1は、図3で示すように公知の各種スイッチ(リードスイッチ19a、マイクロスイッチ19b)19を備えている。また、電気錠1は、接点入力式の有効/無効の切換えスイッチ20を有し、この有効/無効の切換えスイッチ20は、想定される配線短絡等の不正解錠行為に対し、接点入力を有効又は無効にするためのものである。
(2)発明の特徴部分
本発明の電気錠システムXは、電気錠(以下、「錠」とも言う。)1が常態では施錠状態であることを前提条件とすると共に、一回解錠信号用及び連続解錠信号用の信号線6bを二本にし、該電気錠1に設けた制御手段11は、前記信号線6bを介して一回/連続解錠信号入力部15が「何らかの信号」を取得した場合には、記憶部12に記憶されている「ワンショット信号」の情報(ピストルを一発撃ったようなT秒情報)を基準として一回解錠信号であるか、それとも連続解錠信号であるか判断し、該何らかの信号が一回解錠信号であると判別した場合には、電気錠1を一定時間(T秒+数秒)解錠状態にした上で、一定時間(例えば8秒間)経過後に再び自動的に施錠状態へと戻す点である。
しかして、前記「何らかの信号」には、本実施例では、「電文」も含まれ、制御手段11は、1本の解錠信号用の信号線6b及び一回/連続解錠信号入力部15、又は通信ポート用の信号線6d及び通信ポート13をそれぞれ介して「何らかの信号」を受け取ると、記憶部12にアクセスし、まず、「パルス」か「電文」を問い合わせる。
図4は、制御手段11がパルスの一例である一回解錠信号(ワンショット信号)を取得した場合の錠の状態、錠の状態における扉の状態及び「閉扉及び施錠信号」に関する説明図である。
前述したように、一回解錠信号(ワンショット信号)は、いわばピストルを一発撃ったようなT秒情報、例えば0.1秒というような非常に短い電圧信号である。図2で示した解除信号用の信号線6bは、「無電圧接点出力手段2」と電気的に接続されていることから、該信号線6bに一回解錠信号が流れると、該信号線6bは瞬間的に電圧が高く成る。図2の4個の矩形波は、合計4回の解除信号用が信号線6b及び一回/連続解錠信号入力部15を介して制御手段11に流れたことを示している。
制御手段11は一回解錠信号を取得すると、その都度、錠前を一定時間(T秒+数秒)解錠状態に制御する。ここでの「一定時間」とは、人が普通一般に出入りするのに十分な時間をいい、例えば8秒間である。錠の状態を示す矩形波の実線部分が一回解錠信号の矩形波のON側の実線部分よりも長いのは、錠の解錠状態を保持する時間の方が一回解錠信号の時間よりも長いことを意味する。また、錠の状態を示す3つ目の矩形波(図面上、一番右の波形)の幅が前二つの矩形波よりも長いのは、錠の解錠状態を保持している時間(設定時間)内に、再び制御手段11が一回解錠信号を取得したことを意味している。
錠の状態が解錠状態である場合、当然のことながら、扉を開くことができる。図4では、錠が解錠状態になった後、例えば解錠後の2秒後に扉が開き、そのまま一定時間の直前まで開放していたこと、換言すれば、扉が錠の解錠時間内に1度開閉があったことを示す。付言すると、2回目以降は一回解錠信号に基づき錠の状態が解錠状態になったものの、人為的に扉は開けられなかったことを示している。このように錠の状態が解錠状態である場合には、扉を開けようとすれば開けることができる。なお、本実施例でも、従来の実施例と同様に、制御手段11は、各種スイッチ19のマイクロスイッチ19bを介して扉の閉扉信号を取得することができる。
ところで、本実施例の電気錠1の制御手段11は、電気錠1が再び施錠状態へと戻ったことを条件として、自己情報出力部18を介して無電圧接点出力手段2に「閉扉かつ施錠信号」を与えることができるが、該「閉扉かつ施錠信号」の生成は、一回解錠信号及び錠の状態に対応している。
すなわち、制御手段11が、一回解錠信号があり、かつ錠の状態が施錠状態になったことを確認した後に、電気錠1(自己)の情報(閉扉かつ施錠信号)として、自己情報信号線6cを介して無電圧接点出力手段2に与える。図4では、合計3回の自己情報を制御盤側に与えたことを示している。
図5は、制御手段11がパルスの一例である連続解錠信号を取得した場合の錠の状態、錠の状態における扉の状態及び「閉扉及び施錠信号」に関する説明図である。本実施例で連続解錠信号の構成要素を加味している理由は、連続解錠信号も一回解錠信号と同様に錠の解錠状態に関して「一定時間」を得るための所要時間であるものの、例えば錠前の状態が解錠状態の場合に於いて、人が何度も出入りするために扉を複数回開け閉めする、人が頻繁に出入りする、宅配便等の受け取りのために扉を所要時間開ける、引越しのために長時間あける等の日常生活の経験則に照らして、電気錠1を一回解錠信号の場合よりも長い所要時間だけ解錠状態に保持した上で、例えば信号出力手段の操作釦の操作に基づき、制御手段11が連続信号を切断するOFF信号を取得した後に施錠状態へと戻すためである。なお、前記連続信号のOFF信号について、制御手段11は信号線6bの電圧が無電圧状態になったことで判別する。
図5の詳細説明は、図4のそれを援用するが、簡単に付言すると、一回解錠信号の場合と同様に、図2で示した信号線6bに連続解錠信号が流れると、該連続解錠信号は信号線6b及び一回/連続解錠信号入力部15を介して制御手段11に流れる。制御手段11は連続解錠信号を取得すると、その都度、錠を所要時間(T秒+分単位或いは時間単位)解錠状態に制御する。ここでの「所要時間」とは、例えば配便等を受け取るために扉を開けるのに十分な時間をいい、該例では1分間とか2分間である。錠の解錠状態を示す矩形波の実線部分が、図4のそれよりも長いのは、錠の解錠状態を保持する時間の方が一回解錠信号の時間よりもはるかに長いことを意味する。そして、扉の状態に於いて、例えば一回目の錠の解錠状態の時、扉が2回開閉したことを意味する。なお、自己情報出力部18から出力するタイミングは、一回解錠信号の場合と同様である。
図6は、電気錠1の制御内容を示すフローチャートである。図6を参照にして、さらに本発明の信号処理に関する具体的構成を説明する。
本実施例では、電気錠1は施錠状態であることを前提とする。したがって、電気錠1側の初期状態は、図4及び図5で示すように施錠状態かつ閉扉状態である。この初期状態は、図6のフローチャートの最後の施錠状態(前提状態)と同じである。そこで、今仮に、図1で示す信号出力手段3の操作釦の内、一回解錠信号用の操作釦3aを押すと、一回解錠信号は高い電圧となって信号線6bを介して電気錠側1Aに流れる。
したがって、電気錠(自己)1は、まず、その一回/連続解錠信号入力部15を介して信号を取得する「信号入力?」の判別ステップS1に於いて、制御盤側2Aから高い電圧が流れてきたか否か(信号入力の有無)を判断する。制御手段11は、制御盤側2Aから高い電圧が流れてこない時は「NO」と判断して初期状態に戻る(施錠状態を保持)。
一方、一回/連続解錠信号入力部15が信号を受けた或いは通信ポート13が信号を受けた「Yes」の時は、判別ステップS2に於いて、「何らかの信号」が「パルス」か「電文」を判断する。前述したように、「何らかの信号(電圧又は電文)」には、本実施例では、「電文」も含まれ、制御手段11は、1本の解錠信号用の信号線6b及び一回/連続解錠信号入力部15、又は通信ポート用の信号線6d及び通信ポート13をそれぞれ介して「何らかの信号」を受け取ると、記憶部12に対して、まず、「パルス」か、それとも「電文」かを、問い合わせる。ここで制御手段11は、「何らかの信号」が「パルス」であると判別した場合には、ステップS3に移行する。
判別ステップS3に於いて、制御手段11は、パルスの幅が記憶部12に格納した「ワンショット信号」の情報を基準として、一回解錠信号である(T秒)か、それとも連続解錠信号である(T秒以上?)か判断する。
そこで、制御手段11は、「Yes(T秒以上)」と判断した時は、ステップS4に移行し、一方、「NO(T秒)」と判断した時は、ステップS5に移行する。ここでは、まず、一回解錠信号用の操作釦3aを押したことを前提としているので、ステップS5に移行する。
制御手段11は、ステップS5に於いて、図4で示したように、錠の状態を一定時間解錠状態に保持(制御)する。電気錠1が解錠状態になると、扉を開くことができるので、ステップS6では「扉開?」の有無を判断する。今仮に一回解錠になった際に扉が開いた「Yes」の時はステップS7に移行し、そこで扉が閉じたか否かを判断する。そして、ステップS7に於いて、扉が閉じた「Yes」の時は錠を自動的に施錠状態にし、「NO」と判断した時には、そので「ループ」を繰り返す。
一方、一回解錠になった際に扉が開かなかった「NO」の時は、ステップS8に移行し、一定時間(設定時間)経過したか否かを判断する。制御手段11は、錠が一回解錠状態になっている(デッドボルトが後退している)ので、設定時間経過したこと「Yes」を確認した後に、錠の状態を自動的に施錠状態に戻す(再び施錠へと制御)。
これに対して、今度は、図1で示す信号出力手段の操作釦の内、連続解錠信号用の操作釦3bを押すと、連続解錠信号は高い電圧となって信号線6bを介して電気錠側1Aに流れる。すなわち、一回解錠信号用の操作釦3aを押した場合と同じく、連続解錠信号も信号線6bを流れる。したがって、電気錠1は、まず、その一回/連続解錠信号入力部15を介して信号を取得し、以下の判別ステップS2及び判別ステップS3は前述した通りである。
判別ステップS3に於いて、制御手段11は、「Yes(T秒以上)」と判断した時は、ステップS4に移行し、錠は連続解錠状態と成る。この連続解錠状態は、前述したように「所要時間」であることから、判断ステップS9に移行する。例えば連続解錠信号用の操作釦3bを押した理由が引越しの場合には、所要時間は相当に長い時間なので、制御手段11は、その長い時間連続信号のOFF信号を待ち続ける。つまり、判断ステップS9では連続信号のOFF信号の有無を判別する。判断ステップS9に於いて、「NO」の時は、そので「ループ」を繰り返す。一方、「Yes」の時は判断ステップS10に移行して「閉扉?」の有無を確認する。判断ステップS10に於いて、「NO」の時は、判断ステップS9における「ループ」を繰り返す。一方、「Yes」の時は錠の状態を施錠状態に戻す(再び施錠へと制御)。
そして、本実施例では、さらに、一回解錠信号又は連続解錠信号のいずれであっても、電気錠1の制御手段11は、電気錠(自己)1が再び施錠状態へと戻ったことを条件として、自己情報出力部18及び自己情報信号線6cを介して「閉扉かつ施錠信号」を無電圧接点出力手段2に与える。したがって、本発明を利用すると、図示しない監視モニタを含む制御盤側は、電気錠1が前提条件に復帰したことを確認することができる。
ところで、本実施例では付加的事項であるが、前述した判別ステップS2に於いて、「何らかの信号」を「電文」を判断する場合がある。このような場合には電文側のフローチャートへと移行する。電文側のフローチャートの具体的構成は、本発明の限定要件ではないので、その詳細は割愛する。なお、電文側のフローチャートは、少なくとも図示しない制御盤側(監視モニタも含む)の定期通信か否かの判別ステップS11、施錠コマンドか否かの判別ステップS12が含まれ、これらの各判別ステップS11、S12に於いて、「NO」の時は、それぞれ「ループ」を繰り返す。一方、「Yes」の時は、扉が閉扉状態である確認ステップS13を経て、錠の状態を施錠状態に保持する(仮に、解錠状態の時は再び施錠へと制御)。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、連続解錠信号のOFF信号は信号出力手段3に対する操作力に基づく。また、有効/無効の切換えスイッチ20は、想定される配線短絡等の不正解錠行為に対し、接点入力を有効又は無効にするためのものであるから、望ましくは加味すべき事項である。なお、図1では無電圧接点出力手段2を電気錠1の錠箱1aの外に配設したが、図7で示すように、電気錠1の錠箱1a内に、電気錠1の制御手段と共に、無電圧接点出力手段2Aを設けていても良い。また、電気錠1の制御基板は一つでも良いし、二つでも良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図6は本発明の最良の実施例を示す各説明図。図7は無電圧接点出力手段の他の配設例を示す概略説明図。
本発明の一実施例を示す電気錠システムの全体構成を示す概略説明図。 電気的構成を示す構成図。 実施化レベルの電気錠システムXの要部を示す構成図。 一回解錠信号時における錠の状態、扉の状態及び「閉扉及び施錠信号」に関する説明図。 連続解錠信号時における錠の状態、扉の状態及び「閉扉及び施錠信号」に関する説明図。 電気錠の制御内容を示すフローチャート。 無電圧接点出力手段の他の配設例を示す概略説明図。
符号の説明
X…施錠システム、1…電気錠或電気ストライク、1A…電気錠側、2、2A…無電圧接点出力手段、3、3A…信号出力手段、3a…一回解錠信号用スイッチ(操作釦)、3b…連続解錠信号用スイッチ(操作釦)、6…ケーブル(配線)、6a…電源ライン、6b…解錠信号用の信号線、6c…自己情報信号線、6d…通信ポート用の信号線、8…扉、11…制御手段、12…記憶部、13…通信ポート、14…電源入力部、15…一回/連続解錠信号入力部、16…出力部、17…駆動部(アクチュエータ)、18…自己情報出力部、19…各種スイッチ、20…有効/無効の切換えスイッチ。

Claims (3)

  1. 扉又は戸枠に設けられかつ信号出力手段からの信号に応じて一回解錠信号と連続解錠信号をそれぞれ出力する無電圧接点出力手段と、この無電圧接点出力手段と信号線を介して電気的に接続する制御手段を有しかつ前記扉又は戸枠に設けられた電気錠或電気ストライクとから構成され、前記制御手段は、その一回/連続解錠信号入力部が前記無電圧接点出力手段から「何らかの信号」を取得したときは、前記一回解錠信号がT時間内のワンショット信号であるか、それともT時間を越える連続解錠信号であるか判別し、該判別信号がワンショット信号である場合は錠の状態を施錠状態から一時的に解錠状態にした後再び自動的に施錠状態へと戻すように制御し、一方、判別信号が連続解錠信号である場合には、錠の状態を施錠状態から一時的に解錠状態にするものの、該連続解錠信号のOFF信号を取得するまで錠の状態を解錠状態に保持し続けることを特徴とする電気錠システム。
  2. 請求項1に於いて、電気錠の制御手段は、電気錠が再び施錠状態へと戻ったことを条件として、その自己情報出力部を介して「閉扉かつ施錠信号」を無電圧接点出力手段に与えることを特徴とする電気錠システム。
  3. 請求項1に於いて、制御手段には有効/無効の切換えスイッチが電気的に接続し、該切換えスイッチが無効の状態のときは、該制御手段はワンショット信号であるか、連続解錠信号であるか否かの判別をしないことを特徴とする電気錠システム。
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