JP2010090546A - 吊り下げ式作業床 - Google Patents

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Abstract

【課題】
組み立て作業や撤収作業を短時間で効率よく行うことができる吊り下げ式作業床を提供する。
【解決手段】
建物外周部から外壁に沿って吊り下げられて作業用の足場を提供する吊り下げ式作業床であって、上端が開放された外壁に掛止するための略逆J字状の掛止部を有する一対の床支持部材と、前記一対の床支持部材に両端が支持される作業用の足場を構成する床部材とを備え、前記床部材は、両端の支点及び中央部にヒンジを備えるとともに、ヒンジの回動を制限する回動制限機構を備えており、前記床部材の中央部を押し上げた際には正面視略W字状の折りたたみ状態となり、前記床部材の中央部を押し下げた際には前記回動制限機構により正面視略コ字状の使用状態が維持される吊り下げ式作業床。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に建物の外装部分の点検やメンテナンスを行う際に用いられる吊り下げ式作業床に関する。
建物の外装部分の点検やメンテナンス等を行う場合、新築工事と同様に建物周囲に足場を組むのが一般的である。しかし、対象となる建物が都市部に立地する住宅の場合、建物の周囲には、庭木、物置、エアコンの室外機等が存在することが多く、建物周囲の地盤面から立ち上げる足場を組み立てるには時間や費用がかさむだけでなく、条件によっては、足場を組み立てること自体が不可能な場合もあった。
そこで、従来より、ベランダの腰壁、屋上のパラペット、窓下の腰壁から吊り下げて使用する吊足場等と呼ばれる簡易な作業床が提案されていた。しかし、この種の吊足場であっても、立地や建物周囲の状況によっては建物の周囲の空地を利用して吊足場を引き上げることができないことがあった。
本件出願人は、特許文献1において、構成部材を細かなパーツに分解することができ、建物内の狭隘な廊下や階段を経由して上階の室内、ベランダ、屋上等に持ち運ぶのに都合のよい吊足場を提案している。
特開2008−2261号公報
しかし、このような構成の吊足場は、パーツ搬入後の組み立て作業や、点検・メンテナンス作業終了後のパーツの分解作業を行うことが必要であり、実際の点検・メンテナンス作業以外の付加的作業に手間と時間がかかるという問題があった。更に、建物内での組み立て作業や分解作業を行う為に、家具の移動や養生が必要になるなど居住者の日常生活に支障をきたすこともあった。
本発明の目的は、従来技術が有する前記のような問題を解決し、準備作業や撤収作業が極めて容易で、居住者が生活中の建物の外装の点検作業やメンテナンス作業にかかる時間が短縮され、更に居住者の日常生活への影響を極力抑制することができる吊り下げ式作業床を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る吊り下げ式作業床は、建物外周部から外壁に沿って吊り下げられて作業用の足場を提供する吊り下げ式作業床であって、上端が開放された外壁に掛止するための略逆J字状の掛止部を有する一対の床支持部材と、前記一対の床支持部材に両端が支持される作業用の足場を構成する床部材とを備え、前記床部材は、両端の支点及び中央部にヒンジを備えるとともに、ヒンジの回動を制限する回動制限機構を備えており、前記床部材の中央部を押し上げた際には正面視略W字状の折りたたみ状態となり、前記床部材の中央部を押し下げた際には前記回動制限機構により正面視略コ字状の使用状態が維持される吊り下げ式作業床である。
前記吊り下げ式作業床において、前記一対の床支持部材を両端の支点及び中央部にヒンジを備えた横連結部材で連結するとともに、前記床部材の中央部のヒンジと前記横連結部材の中央部のヒンジとを縦連結部材で回動自在に連結し、前記一対の床支持部が常に平行状態を維持し得るとともに、前記床部材と前記横連結部材の屈折及び伸展が同調するように構成するのが好ましい。
更に、前記横連結部材の中央部を、両端の支点よりもわずかに低くなるように構成するのが好ましい。
本発明に係る吊り下げ式作業床は、両端の支点及び中央部にヒンジを備えるとともに、ヒンジの回動を制限する回動制限機構を備えた床部材を有しているので、床部材の中央部を押し上げた際には正面視略W字状の折りたたみ状態とすることができ、床部材の中央部を押し下げた際には回動制限機構によってヒンジの回動が制限され正面視略コ字状の使用状態を維持することができる。従って、吊り下げ式作業床を構成する部材を組み立てたり分解したりする必要がなく準備作業や撤収作業を短時間で効率よく行うことができ、また、建物内での組み立て作業や分解作業を行うスペースを確保する為に家具の移動や養生をする必要がなく、居住者の日常生活への影響を極力抑制することができる。
また、一対の床支持部材を両端の支点及び中央部にヒンジを備えた横連結部材で連結するとともに、床部材の中央部のヒンジと横連結部材の中央部のヒンジとを縦連結部材で回動自在に連結し、
一対の床支持部が常に平行状態を維持し得るとともに、床部材と横連結部材の屈折及び伸展が同調するように構成することで、一対の床支持部材を平行に保つ必要がなくなり、また、床部材、横連結部材のいずれか一方を押し上げる(あるいは押し下げる)ことにより双方を同時に屈折(あるいは伸展)させることができ、準備作業や撤収作業を更に短時間で効率よく行うことができる。
また、横連結部材の中央部を両端の支点よりもわずかに低くなるように構成することで、外壁に掛止する為に使用状態とした吊り下げ式作業床を一対の床支持部材を保持して持ち上げた際に、一対の床支持部材を接近させる方向に力が作用したとしても不意に折りたたまれてしまうことが防止でき、使用状態を維持したまま外壁に掛止することができるので、準備作業や撤収作業を更に短時間で効率よく行うことができる。
以下、図1〜4を用いて、本発明に係る吊り下げ式作業床の実施形態を説明する。図1は、本発明に係る吊り下げ式作業床の一実施例の使用状態での側面図、図2は同じく使用状態での正面図、図3は使用状態での床部材の平面図、図4は吊り下げ式作業床の折り畳み状態での正面図である。
図1に示す吊り下げ式作業床1は、ベランダの腰壁、窓下の腰壁、パラペット等上端部が開放された外壁に掛止し外壁に沿って吊り下げて使用するものであり、部材の取り外しや取り付けの必要がなく、組み立て作業や撤収作業を短時間で効率よく行うことができ、また、移動時にはコンパクトな折りたたみ状態にして、建物の内部の階段や廊下を経由して持ち運ぶことができるように構成したものである。そのために、該作業床は、略逆J字状の掛止部7と梯子状の側枠11とからなる一対の床支持部材2と、床支持部材2に対して回動自在に設けられた床部材3とを備える。
[床支持部材]
床支持部材2は、上端部が開放された外壁に掛止した状態で壁面に対し直角且つ起立した同一面上に各部材が構成されように設計されており、主に外壁に掛止する為の掛止部7と床部材を支持する為の側枠11とからなる。
(掛止部)
掛止部7は、主要部分が断面ロ字状の中空の鋼材からなり、外壁の内側に配置される第1垂下片5と、外壁の外側に配置される第2垂下片6と、第1垂下片5と第2垂下片6の上端を結合する水平片4とで、略逆J字状に構成されている。
水平片4の下面には、外壁の上端部と当接する板状の当接片16が設けられている。吊り下げ式作業床1を設置し、作業者が吊り下げ式作業床1に乗り込むと、吊り下げ式作業床1及び作業者の荷重のほとんどは、当接片16に作用し、腰壁の上端部に伝達される。当接片16を介した際の外壁上端部との当接面積は水平片4が直接当接した際の当接面積よりも大きくなるように構成されているので、前記荷重を分散して伝達し、外壁の上端部にアルミ製の手摺棒等比較的脆弱な部材が取り付けられている際に破壊や変形を防止することができる。
更に、当接片16の下面には、ブチルゴムシート等からなるクッション材が設けられている。このようなクッション材を設けることにより、外壁の上端部に傷が付くのを防止することができ、衝撃的荷重が作用した際の破壊や変形も防止することができる。
また、第2垂下片6と水平片4との接合部近傍には、命綱を係止するためのリング22が設けられており、リング22に作業者の体に装着された命綱を掛止することにより、より安全に作業を行うことができる。また、第1垂下片5の下端付近には、後述する壁狭持部8aが設けられている。
(側枠)
側枠11は、掛止部7同様に断面ロ字状の中空の鋼材からなり、掛止部7の第2垂下片6と連続した鉛直部材25と、鉛直部材25と平行な鉛直部材9と、該鉛直部材9、25を連結する複数の横桟10とを有して梯子状に構成されている。側枠11を梯子状に構成したことにより、建物から吊り下げ式作業床1への乗降作業を容易に行うことができる。
鉛直部材9、25夫々の下端部外側には床部材3の両端の支点を回動自在に支持するための固定片21を有する。また、鉛直部材25の下端付近にも、後述する壁狭持部8bが設けられている。
(壁挟持部)
掛止部7の壁狭持部8a、及び側枠11の壁狭持部8bは、使用状態における吊り下げ式作業床1全体の揺れや移動を防止する為に設けられたものであり、夫々、外壁に接する当接部17、ジャッキボルト18、手持ちハンドル19等からなるジャッキ機構を有している。吊り下げ式作業床1を外壁に掛止して吊り下げた後、手持ちハンドル19を回動させて、両当接部17を外壁の表面と裏面から押しつけて挟み込むことにより、吊り下げ式作業床1が外壁に固定される。
尚、ジャッキ機構は壁挟持部8a、8bのいずれか一方にのみ具備してもよいが、その場合、建物側(ベランダ等の床面)からの作業がしやすい掛止部7側の壁挟持部8aに具備するのが作業性がよく好ましい。
また、壁狭持部8bは、鉛直部材25に複数設けられていてもよく、また、第2垂下片6の、壁狭持部8aと対向する位置に設けられていてもよい。また、外壁に傷を付けることを防止するために、当接部17の外壁との接触面にはゴム等の弾性体からなる緩衝部材を設けるのが好ましい。また、ジャッキ機構による調整範囲を大きく設定することによって、適用可能な外壁の壁厚の範囲を広げることができる。
[床部材]
床部材3は、図3に示すように、複数の桟材12からなる2つの桟材群13と、2つの桟材群13どうしを床部材3の中央部で連結する第1連結軸14と、各桟材群13において複数の桟材12の連結軸側の端部どうしを結合する結合部材15と、各桟材群13において連結軸とは反対側の桟材12どうしを連結する第2連結軸21と、各桟材群13において桟材12どうしの間隔を保持するスペーサー23とで構成されている。
桟材群13を構成する各桟材12はアルミニウムからなる中空パイプ状の部材であり、床面となる上端面側には滑り止めの複数の溝を有する平坦な面が形成され、桟材12の長さ方向の両端付近の側面にはそれぞれ貫通穴が設けられている。
桟材12の一端(図3においては、床部材3の端部側の端)の貫通穴には、第2連結軸21が挿通され、さらに、第2連結軸21は、側枠11の固定片20の貫通穴に挿通され、床部材3の両端の第2連結軸21が側枠11の固定片20に対し回動自在に支持されることによってヒンジが形成されている。なお、第2連結軸21を桟材12の貫通穴に挿通する際には、隣接する桟材12どうしの間及び端部の桟材12と固定片20との間にはパイプ状のスペーサー23が介装されて、隣り合う桟材12どうしの間隔が一定に保持されるように構成されている。
一方の桟材群13を構成する桟材12と他方の桟材群13を構成する桟材12とは、他端の貫通穴の位置を一致させ互い違いに重なるように配置された上で貫通穴に第1連結軸14が挿通されており、第1連結軸14を中心として各桟材群13が互いに回動自在に連結されている。このような構成により床部材3の中央部にヒンジが形成されている。
それぞれの桟材群13において、桟材12の第1連結軸14で連結されている側の端部(図3においては、床部材3の中央部側の端)の上端面側は、鋼製のフラットバーからなる結合部材15によって互いに結合されている。
上記構成により、床部材3は、中央部を上方に引き上げた場合、一方の桟材群を構成する桟材が他方の桟材群を構成する桟材の間に入り込んで互いに干渉することなく、第1連結軸14を軸として「へ」の字に屈折することができ、吊り下げ式作業床1を全体として図4に示すような正面視略W字状の折りたたみ状態とすることができる。また、中央部を引き下げた場合、2つの桟材群13は正面視略一直線となった状態で、一方の桟材群13を構成する桟材12の上端面が他方の桟材群13の結合部材15の下面に当接することにより第1連結軸14を軸とした回動が制限された回動制限機構が形成されて、吊り下げ式作業床1を全体として図2に示すような正面視略コ字状の使用状態に保つことができる。
尚、上記構成においては使用状態において床部材に作用する鉛直下向きの荷重のすべてが結合部材15に作用することになるが、使用状態において各桟材12の下端と最下端の横桟10の上面とがちょうど接触するようにして、床部材に作用する鉛直下向きの荷重の一部を最下端の横桟10に負担させてもよい。
[横連結部材及び縦連結部材]
横連結部材24及び縦連結部材26は、一対の床支持部材2を常に平行に保つ為の部材であり、使用状態においては正面視「ハ」字状あるいは逆「ハ」字状になって吊り下げ式作業床1が不安定になるのを防止し、折りたたみ状態においては吊り下げ式作業床1をまとめて運搬や収納を容易にするものである。
横連結部材24は、フラットバー状の鋼材からなり、図2に示すように、一対の床支持部材2を相互に連結する部材であり、中央部にヒンジを有すると共に両端の支点が床支持部材2に対して回動自在に接合されて中央のヒンジを軸に屈曲自在に構成されている。また、横連結部材24の床部材3からの高さは、ほぼ作業者の腰の高さ(1.2m程度)になるように設定されている。
縦連結部材26は、横連結部材24と床部材3とを連結する部材であり、その上端が横連結部材24の中央のヒンジに回動自在に接合され、下端が床部材3の第1連結軸14に回動自在に接合されている。
上記の通り一対の床支持部材2が横連結部材24で相互に連結され、更に横連結部材24と床部材3が縦連結部材26で連結されているので、床部材3の屈折(あるいは伸展)と横連結部材24の屈折(あるいは伸展)が常に同調する。その結果、一対の床支持部材2を常に平行に保つことができるとともに、床部材3、横連結部材24のいずれか一方を押し上げる(あるいは押し下げる)ことにより双方を同時に屈折(あるいは伸展)させることができる。
また、横連結部材24は、使用状態においてヒンジが形成された中央部が両端の支点に比べ若干低い位置にあり、下方に凸の状態となるように構成されている。このような構成により、外壁に掛止する為に使用状態とした吊り下げ式作業床1を、一対の床支持部材2を保持して持ち上げた際に、一対の床支持部材2を接近させる方向に力が作用したとしても不意に折りたたまれてしまうことがなく、使用状態を維持したまま外壁に掛止することができる。
[斜めロッド]
吊り下げ式作業床1は、使用状態における作業者の転落事故防止の為に一対の斜めロッド27を有する。斜めロッド27は、横連結部材24と同様にラットバー状の鋼材からなり、図2に示すように、中央部にヒンジを有すると共に一端が側枠11の中間部に回動自在に接合され、他端が床部材3中央の第1連結軸14に回動自在に接合されている。
尚、斜めロッド27の下弦材27aには突起を有するストッパー28が設けられ、図2のような使用状態において、該ストッパー28が斜めロッド27の上弦材27bに当接し、斜めロッド27が「へ」の字状(上方向に若干凸の状態)に維持され、逆「へ」字状にはならないように構成されている。このような構成にすることにより、使用状態(図2)から折りたたみ状態(図4)にする際、斜めロッド27は自動的に上方向に凸となるように屈折するので、いちいち中央部付近を押し上げて上方向に屈折するように誘導する必要がなく容易に折りたたむことができる。
横連結部材24、縦連結部材26及び斜めロッド27は、一対の第2垂下片6を含む面と一対の鉛直部材9を含む面のいずれの面にも配置することができるが、作業性、安全性、運搬性の面から総合的に判断すると、鉛直部材9側にのみ設けるのが好ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る吊り下げ式作業床1は、構成する部材の組立作業や分解作業をする必要がないので、準備作業や撤収作業を短時間で効率よく行うことができる。また、建物内での組み立て作業や分解作業を行うスペースを確保する為に家具の移動や養生をする必要がなく、居住者の日常生活への影響を極力抑制することができる。
[床部材の他の例]
続いて、図5を用いて床部材3の他の実施形態を説明する。本実施形態では、図5(a)に示すように、桟材12として下端が開放されたコ字状断面の材料を使用し、桟材群13を構成する桟材12の外寸幅を、他方の桟材群13を構成する桟材12の内寸幅よりも若干小さく設定し、互いに重ね合わせられるようにしている。そして、桟材12の一方の端部は、図5(b)、(c)に示すように、両側面のみが突出した形状とし、両側面端部に第1連結軸14を挿通する貫通穴を設けている。貫通穴は、一方の端部どうしを水平にした状態で突合せて夫々の桟材群13を構成する桟材12の側面どうしが重なりあうとともに上面の端縁部どうしが当接し合った状態で位置が一致し第1連結軸14が挿通可能となるように位置決めがなされている。
桟材12をこのような構成とし、第1連結軸14を挿通することで床部材3が形成されている。そして、床部材3の中央部を押し上げた際には、図5(b)に示すように第1連結軸14を軸として「へ」の字に屈折させ、図4に示すような正面視略W字状の折りたたみ状態とすることができる。また、床部材3の中央部を押し下げた際には、図5(c)に示すように桟材12の上面の端縁部どうしの当接による回動制限機構でヒンジの回動が制限され、図2に示すような正面視略コ字状の使用状態が維持される。
尚、桟材12の幅は断面性能や支持スパンに応じて適宜設定することができる。即ち、桟材12の断面性能(使用する材料のヤング係数、桟材の高さ寸法や肉厚)が大きい場合や支持スパンが小さい場合には、桟材12の幅を広げてより少ない桟材12で床部材3を構成することができ、幅広の2つの桟材12のみで床部材を構成してもよい。また、隣り合う桟材12の間隔を一定に保つためにスペーサー23を介装してもよく、隣り合う桟材12を隙間なく並べて構成してもよい。
以上、本発明に係る吊り下げ式作業床について、実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。
実施形態に係る吊り下げ式作業床の側面図。 実施形態に係る吊り下げ式作業床の正面図(使用状態)。 実施形態に係る吊り下げ式作業床の床部材の平面図(使用状態)。 実施形態に係る吊り下げ式作業床の正面図(折りたたみ状態)。 床部材の他の実施形態を示す図。
符号の説明
1 吊り下げ式作業床
2 床支持部材
3 床部材
4 水平片
5 第1垂下片
6 第2垂下片
7 掛止部
8a、8b 壁狭持部
9 鉛直部材
10 横桟
11 側枠
12 桟材
13 桟材群
14 第1連結軸
15 結合部材
16 当接片
17 当接部
18 ジャッキボルト
19 手持ちハンドル
20 固定片
21 第2連結軸
22 リング
23 スペーサー
24 横連結部材
25 鉛直部材
26 縦連結部材
27 斜めロッド
27a 下弦材
27b 上弦材
28 ストッパー

Claims (3)

  1. 建物外周部から外壁に沿って吊り下げられて作業用の足場を提供する吊り下げ式作業床であって、
    上端が開放された外壁に掛止するための略逆J字状の掛止部を有する一対の床支持部材と、
    前記一対の床支持部材に両端が支持される作業用の足場を構成する床部材とを備え、
    前記床部材は、両端の支点及び中央部にヒンジを備えるとともに、ヒンジの回動を制限する回動制限機構を備えており、
    前記床部材の中央部を押し上げた際には正面視略W字状の折りたたみ状態となり、
    前記床部材の中央部を押し下げた際には前記回動制限機構により正面視略コ字状の使用状態が維持される吊り下げ式作業床。
  2. 前記一対の床支持部材を両端の支点及び中央部にヒンジを備えた横連結部材で連結するとともに、
    前記床部材の中央部のヒンジと前記横連結部材の中央部のヒンジとを縦連結部材で回動自在に連結し、
    前記一対の床支持部が常に平行状態を維持し得るとともに、前記床部材と前記横連結部材の屈折及び伸展が同調するように構成した請求項1に記載した吊り下げ式作業床。
  3. 前記横連結部材の中央部を、両端の支点よりもわずかに低くなるように構成した請求項2に記載した吊り下げ式作業床。
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