JP2010087982A - 撮像ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子保持部材のガイド部のガタ取りを確実に行い、撮像素子をスムーズに動かすことができ、さらに、撮像素子のセンタ位置を保持するための機構が簡単である撮像ユニットを提供する。
【解決手段】撮像ユニットは、CCD32と、該CCDを載置し、ガイド部を有するXYステージ33と、上記ガイド部と接触してXYステージ33を移動可能に支持するガイド支持部を有する固定ステージ31と、XYステージ33を二次元方向に移動させるコイル体37,38とを備え、XYステージ33には、移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁された永久磁石33gが配置され、固定ステージ31に配置され、付勢バネを介して配置されたクランプピン42と該クランプピンに巻回されたコイル46とは、永久磁石33gとの対向面に配置し、永久磁石33gと固定ステージ31とは隙間を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像素子を内蔵し、上記撮像素子の二次元方向の移動が可能な撮像ユニット、および、該撮像ユニットを内蔵する撮像装置に関する。
従来、撮像素子の二次元方向の移動が可能な撮像ユニットである像ふれ補正装置を用いた撮像装置に関して特許文献1に開示されたものは、レンズまたは撮像素子を搭載しガイド部を有する可動枠と、該ガイド部と接触して可動枠を移動可能に支持するガイド支持部を有する固定枠とを備えており、上記可動枠を駆動する駆動手段により該可動枠を上記固定枠に対して移動させて像ふれ補正する像ふれ補正装置である。この像ぶれ補正装置は、上記固定枠は磁性体を有し、上記可動枠は、上記磁性体に対応する位置に、該磁性体との吸引力により、該可動枠を上記ガイド部とガイド支持部とが接触する方向に付勢する付勢マグネットを備えている。またさらに、上記可動枠を上記撮像素子の露光期間以外に原点位置に強制的に保持するための原点位置強制保持機構を内蔵している。
また、特許文献2に開示されたステージ装置のロック機構は、例えば、デジタルカメラにおける手ぶれ補正装置(ステージ装置)において、撮像素子を支持するステージ板を非動作状態で固定支持基板に対してロックするロック機構に関するものであり、電磁石が非通電状態では、板バネで付勢された押圧部材に設けた摩擦接触部材と被押圧部材が弾性接触して上記摩擦接触部材と上記被押圧部材との間にステージ板の移動を阻止する摩擦力が発生している。上記電磁石に特定の方向の電流が通電されると、上記板バネがその付勢力に抗してロック解除用電磁石と吸着し、上記摩擦接触部材と上記被押圧部材が離間し、上記ステージ板の移動が許可される。
特開2008−051927号公報 特開2007−256561号公報
上述した特許文献1に開示された撮像装置の原点位置強制保持機構は、レバー等の複雑な機構部を必要とし、構成部品点数が多く、撮像装置の大型化を招く可能性がある。
また、特許文献2に開示されたステージ装置のロック機構は、希土類からなる永久磁石を必要とし、コスト的に不利であり、また、上記電磁石に流す電流により発生する熱で可動部周辺の温度上昇が問題になる。
本発明は、上述した問題を解決し、撮像素子保持部材のガイド部のガタ取りを確実に行い、撮像素子をスムーズに動かすことができ、さらに、撮像素子のセンタ位置を保持するための機構が簡単である撮像ユニット、及び、該撮像ユニットを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の撮像ユニットは、撮像素子と、上記撮像素子を載置し、ガイド部を有する撮像素子保持部材と、上記ガイド部と接触して上記撮像素子保持部材を移動可能に支持するガイド支持部を有し、磁性体を備えた固定支持部材と、上記撮像素子保持部材を上記固定支持部材に対して上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する二次元方向に移動させる電磁駆動手段と、上記撮像素子保持部材上の上記固定部材に備えられた上記磁性体に対向する位置に配され、上記撮像素子保持部材のガイド支持部を上記ガイド部と接触する方向に押圧する付勢磁石とを備えた撮像ユニットにおいて、上記撮像素子保持部材に配置される付勢磁石は、該撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁されており、上記固定支持部材には、弾性部材とコイルが固着された押圧部材が配置され、上記コイルは、上記付勢磁石とは対向する位置に配置し、上記付勢磁石と上記固定支持部材とは隙間を有する。
本発明の請求項2に記載の撮像ユニットは、撮像素子と、上記撮像素子を載置し、第一のガイド部を有する撮像素子保持部材と、上記第一のガイド部と接触して上記撮像素子保持部材を移動可能に支持する第一のガイド支持部と第二のガイド部を有する中間支持枠と、上記第二のガイド部と接触して中間支持枠を移動可能に支持する第二のガイド支持部を有し、磁性体を備えた固定支持部材と、上記撮像素子保持部材と中間支持部を上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する二次元方向に移動させる電磁駆動手段と、上記撮像素子支持部材上の上記固定部材に備えられた上記磁性体に対向する位置に配され、上記撮像素子保持部材のガイド支持部を上記ガイドと接触する方向に押圧する付勢磁石とを備えた撮像ユニットにおいて、上記撮像素子保持部材に配される上記付勢磁石は、上記撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁されており、上記固定支持部材には弾性部材とコイルが固着された押圧部材が配置され、上記コイルは、上記付勢磁石とは対向する位置に配置され、上記付勢磁石と上記固定支持部材とは隙間を有する。
本発明の請求項3に記載の撮像ユニットは、撮像素子と、上記撮像素子を載置し、鋼球が回転可能なボール保持部を有する撮像素子保持部材と、該鋼球と接触して上記撮像素子保持を移動可能に支持する摺動部を有する固定支持部材と、上記撮像素子保持部材を上記固定支持部材に対して上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する2次元方向に移動させる電磁駆動手段と、上記撮像素子保持部材には複数の鋼球保持部の鋼球を配置し、該鋼球と上記摺動部と、が接触する方向に押圧する付勢磁石とを備えた撮像素子ユニットにおいて、上記撮像素子保持部材には、上記撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁された付勢磁石が配置され、上記固定支持部材には、弾性部材を介して配置された押圧部材と、上記押圧部材に固着されたコイルは上記付勢磁石との対向する位置に配置し、上記付勢磁石と上記固定支持部材とは隙間を有する。
本発明の請求項4に記載の撮像ユニットは、請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像ユニットにおいて、上記付勢磁石は、着磁方向が異なる複数の永久磁石を平行に並べて配置する。
本発明の請求項5に記載の撮像装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像ユニットと、撮影レンズ光学系と、液晶表示装置とを有する。
本発明の請求項6に記載の撮像装置は、請求項5に記載の撮像装置において、当該撮影装置を持ち運ぶときに撮像素子保持部材をクランプする搬送ロック機構および像ふれ補正用コイルが非通電時に撮像素子保持部材をクランプする像ふれ補正クランプ機構をそれぞれ別に上記撮像ユニットに配置する。
本発明によれば、撮像素子保持部材のガイド部のガタ取りを確実に行うことが可能な撮像ユニット、及び、該撮像ユニットを用いた撮像装置を提供することができ、さらに、撮像素子のセンタ位置を保持するための機構が簡単である撮像ユニット、及び、該撮像ユニットを用いた撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の撮像ユニットを備えた撮像装置である一眼レフレフクス式デジタルカメラ(以下、カメラと記載する)の撮影レンズ光軸に沿った縦断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
本実施の形態のカメラ10は、カメラボディ1と、このカメラボディ1の前面側に交換可能に装填され、撮影レンズ3を備えたレンズユニット2とにより構成される。
カメラボディ1は、カメラ構成部材を収納する樹脂製の外装カバー3を有し、また、撮影レンズ21の光軸O上となる前面側位置に撮影レンズ21を含むレンズユニット2を交換自在に装填するためのリング状のマウント部4を備えている。また、画素カバー3には前面側から見て左側に撮影時等において操作者の右手により保持されるグリップ部3aが設けられる。このグリップ部3aの頂部には、レリーズボタン等の各種スイッチ、ボタン類が配されている。
カメラボディ1は、さらに図1,2に示すように、外装カバー3の背面側において光軸O上の位置にアクリル製のパネル表示窓5を有する液晶パネル6を備えている。この液晶パネル6は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等の各種情報を表示するTFT(Thin Film Iransistor)タイプの矩形状表示パネルである。また、外装カバー3には、撮影時に操作者が覗くファインダ窓7が設けられ、頂部には、外付けのフラッシュを取り付けるホットシュー8が配されている。
また、カメラボディ1は、図1に示すように、外装カバー3内の前面側に光軸O上に配役させたクイックリターンミラー9等のミラー部材を内蔵し、その下方にデフオーカス量を検出するAFセンサユニット11等を収納したミラーボックス12を備えている。また、ミラーボックス12のクイックリターンミラー9の背面側にフォーカルプレーンシャッタ13と、撮像素子等を備えた撮像ユニット15とが光軸Oに直交させて順次に配置されている。また、クイックリターンミラー9の背後にはサブミラー9aが配設され、サブミラー9aからの反射光をAFセンサユニット11に導くように光路設定されている。一方、クイックリターンミラー9の反射側光軸上には、ダハミラー16、接眼レンズ17等が配置されている。
さらに、カメラボディ1は、外装カバー3のグリップ部3aの内部に電池18を収納する電池収納室19を備えている。また、グリップ部3aの内部において、電池収納室19の背面倒には、カメラ全体の制御や画像処理、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための回路やSDRAM等のメモリ、電源回路等が搭載された回路基板(図示せず)が配設されている。
撮像ユニット15は、光学LPF(ローパスフイルタ)22と撮像素子であるCCD(Charge-Coupled Device)、または、AFE(アナログ・フロント・エンド)素子が内蔵されたCCD23を撮像面に沿って移動可能に支持する像ふれ補正装置、センタクランプ機構41、および、搬送クランプ機構51を備えたユニットからなる。
図3は、撮像ユニット15の分解斜視図である。図4は、撮像ユニット15の光軸Oを通りX方向に沿った断面図であって、センタクランプ機構のクランプピンが退避した状態(解放状態)を示す。図5は、センタクランプ機構のクランプピン周りの断面図であって、上記クランプピンが突出し、XYステージに係合した状態(センタリング状態)を示す。図6は、撮像ユニット15に配される永久磁石の配置を示す図である。図7は、撮像ユニット15における光軸O上の永久磁石35aと永久磁石33e1,33e2との間で働く力を示す図である。図8は、搬送クランプ機構まわりの断面図である。図9は、図8のB矢視図である。図10は、図8のC矢視図である。
なお、以下の説明にて撮影レンズ光軸Oと平行な方向をZ方向とし、Z方向の被写体側を前方とし、像側を後方(背面側)とする。また、Z方向を法線とする平面上にて互いに直交する図2の左右方向をX方向とし、上下方向をY方向とする。
撮像ユニット15には、搭載したカメラ側に不図示のふれ検出手段が設けられており、CCDを支持するXYステージのY方向とX方向の位置はそれぞれY位置センサであるホール素子とX位置センサであるホール素子により検出されるとともに、図示しない制御回路によりカメラのふれによるCCD撮像面上の像ふれを打ち消すように像ふれ補正装置によってCCD23が移動制御される。さらに、像ふれ補正クランプ機構であるセンタクランプ機構41によってカメラの電源スイッチのオン時、あるいは、ぶれ補正撮影モード時にて露光処理直後にXYステージ33が所定のセンタ位置に保持される。レリーズスイッチの一段目操作後の合焦動作終了時にセンタクランプ機構41のセンタ位置保持状態が解放され、ぶれ補正可能な状態になる。また、図8に示す搬送クランプ機構51により電源オフに状態ではXYステージ33がロック状態となり、携帯に都合のよい状態が得られる。
図3に示すように撮像ユニット15は、カメラボディ内部に固定支持される固定支持部材である固定ステージ31と、固定ステージ31に対してY方向に相対移動可能な中間支持枠であるYステージ32と、光学LPF22とCCD23が搭載され、Yステージ32に対してX方向に相対移動可能、言い換えると、固定ステージ31に対してX−Y平面上を相対的に移動可能な撮像素子保持部材であるXYステージ33とを備えている。
固定ステージ31は、中央領域に光軸O方向に貫通した開口部を有する枠体からなり、カメラボディのミラーボックス12に、例えば、放熱性のよい金属などの材質や熱伝導率の高い素材として炭素繊維などのフィラーが充填されたPC樹脂(ポリカボネート樹脂)やPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)からなるベース部材24を介して固定される。この固定ステージ31にはY方向に延びる第二のガイド支持部としての一対のガイド軸34a,34bがX方向に間隔を開けて設けられている。固定ステージ31には駆動磁石として、直方体形状の4個の永久磁石35a,35b,35c,35dが配置されている。この4個の永久磁石35a〜35dは一対のものが二組を形成する。一対の永久磁石35a、35bは、X−Y平面内でX方向に間隔を開けて平行に配置されている。一対のガイド軸34a、34bが一対の永久磁石35a、35bを貫通する構成とされている。また、一対の永久磁石35c、35dは、X−Y平面内でY方向に間隔を開けて配置されている。
また、固定ステージ31の底部には、永久磁石35a〜35dそれぞれに対応して、軟磁性金属部材からなる板状のヨーク部35e,35f,35g,35hが設けられている。ヨーク部35e〜35hは、永久磁石35a〜35dそれぞれの所定の位置に配置されていればよく、永久磁石35a〜35dそれぞれに直接固定されていてもよいし、永久磁石35a〜35dとは別に、例えば、ミラーボックス12側に固定されていてもよい。
また、ヨーク部35g,35hは、永久磁石35c,35dの底面と同じ大きさと形状の矩形の板となっている。一方、ヨーク部35e,35fは、永久磁石35a,35bの底面と同じ大きさと形状のヨーク部分とそこから延長されてそれぞれ永久磁石35a,35bの底面から固定ステージ31の中央領域にはみ出すように形成された延出部とからなる板となっている。また、永久磁石35a,35bの延出部はCCD23を挟んでその両側に位置するように配置されている。
Yステージ32は、中央領域に光軸O方向に貫通した開口部を有する矩形の枠体であり、X方向に延びる第一のガイド支持部としての一対のガイド軸36a、36bがY方向に間隔を開けて設けられている。さらに、Yステージ32にはY方向に間隔を開けて対向する一対のものが二組の第二のガイド部である軸受け形状のガイド軸穴32a,32a′および32b,32b′がX方向に間隔を開けて形成されている。各一対のガイド軸穴32a,32a′とガイド軸穴32b,32b′には固定ステージ31の一対のガイド軸34a,34bが摺動可能に嵌入している。これによりYステージ32がY方向に移動可能となる。
XYステージ33は、Y方向に張り出す一対のコイル取付板部33a、33bとX方向に張り出す一対のコイル取付板部33c、33dとを有する。XYステージ33の中央部に光学LPF22とCCD23が固定されている。
光学LPF22は、XYステージ33の中央開口部前面部にゴム部材27を介して光軸O上に支持されている(図4)。
CCD23は、CCDプリント基板25に実装された状態でXYステージ33の上記中央開口部後方に支持されており、前面に保護ガラス24が装着されている。プリント基板25には、接続用フレキシブルプリント基板26が接続されている。
また、XYステージ33にはCCD23の撮像面と同じ側にX方向に間隔を開けて対向する一対の軸受け形状の第一のガイドであるガイド軸穴がY方向に間隔を開けて形成され、上記一対のガイド軸穴には、Yステージ32の一対のガイド軸36a、36bが嵌入し、X方向に摺動可能に軸支されている。XYステージ33は、固定ステージ31およびYステージ32によってX−Y平面に沿って移動可能に保持され、光軸Oと直交する平面上を移動する案内ステージとして機能する。また、固定ステージ31は、ミラーボックス12に対してベース部材24を介して固定支持され、カメラボディ1内で光軸Oに対して固定される。
また、XYステージ33の枠体底部には、ヨーク部35e,35fの延出部にZ方向で対向する位置、すなわち、その直上となる位置に付勢磁石である永久磁石33e,33fが設けられている。すなわち、永久磁石33eとヨーク部35eの延出部との組合せと、永久磁石33fとヨーク部35fの延出部との組合せとが、X軸方向に沿ってCCD23を介在して対を為している。また、永久磁石33eとヨーク部35eの延出部との組合せと、永久磁石33fとヨーク部35fの延出部との組合せは、各コイル体37,37′を結ぶ中心線、コイル体38,38′を結ぶ中心線に対して対称となるように配されている。
一対のコイル取付板部33a、33bにはそれぞれ偏平かつ渦巻き状の電磁駆動手段であるコイル体37,37′が貼り付けられている。コイル体37,37′は直列接続されている。一対のコイル取付板部33c、33dにはそれぞれ偏平かつ渦巻き状の電磁駆動手段であるコイル体38,38′が貼り付けられている。コイル体38,38′も同様に直列接続されている。
各コイル体37,37′は、それぞれ各永久磁石35c、35dを臨むように配されている。各コイル体38,38′は、それぞれ永久磁石35a、35bに臨むように配されている。一対のコイル体37,37′は、Y方向にCCD23を可動させるのに用いられ、一対のコイル体38,38′はX方向にCCD23を可動させるのに用いられる。このため、本実施の形態では、一対のコイル体37,37′は、第一コイルとして機能し、各永久磁石35c、35dは、第一永久磁石として機能し、一対のコイル体38,38′は、第二コイルとして機能し、各永久磁石35c、35dは、第二永久磁石として機能している。
ヨーク部35eと永久磁石35aとコイル体38の組合せ、および、ヨーク部35fのヨーク部分と永久磁石35bとコイル体38′の組合せによって構成される駆動部は、XYステージ33のX方向の駆動手段となる。また、ヨーク部35gと永久磁石35cとコイル体37の組合せ、および、ヨーク部35hと永久磁石35dとコイル体37′の組合せによって構成される駆動部は、Yステージ32およびXYステージ33のY方向の駆動手段となる。
また、XYステージ33の位置検出用の位置検出素子にはホール素子が用いられる。詳しくは、一対のコイル取付板部33a、33bの一方のコイル取付板部33bに位置検出素子としてのホール素子39aが配され、同様に一対のコイル取付板部33c、33dの一方のコイル取付板部33dにはホール素子39bが配されている。
図4には固定ステージ31、Yステージ32、XYステージ33が下から順に適正に配置された状態が示されている。ヨーク部35e,35fは、それぞれ永久磁石35a,35bのコイル体38,38′に対向する面とは反対側の面に固着されている。また、ヨーク部35e,35fは、それぞれ永久磁石35a,35bの底面と同じ大きさと形状のヨーク部分と、そこから延長されてそれぞれ永久磁石35a,35bの底面から固定ステージ31の中央領域にはみ出すように形成されたヨーク延出部とからなる。また、XYステージ33の枠体底部には、永久磁石33e,33fが設けられている。永久磁石33e,33fは、XYステージ33のガイド軸穴とガイド軸36a,36b間のガタ取り、さらに、ガイド軸穴32a,32a′と32b,32b′に対するガイド軸34a,34b間のガタ取りを行うことができる程度の付勢力を与える程度の大きさがあればよい。また、ヨーク部35e,35fのヨーク延出部それぞれは、少なくともXYステージ33の移動に伴って永久磁石33e,33fが移動する範囲の面積をもっていることが望ましい。
ヨーク部35e,35fのヨーク延出部は、それぞれ永久磁石33e,33fにZ方向で対向する位置まで延びており、これにより永久磁石33e,33fと上記延出部の吸引力がXYステージ33を図中の下方向に付勢するように働き、XYステージ33の移動の際のXYステージ33のガイド軸穴とガイド軸36a,36b間のガタ取り、及び、Yステージ32の移動の際のガイド軸穴32a,32a′と32b,32b′に対するガイド軸34a、34b間のガタ取りを行うことができる。また、CCD23を挟んでX方向の両側に永久磁石33e,33f及びヨーク延出部を設けているので、XYステージ33のガイド軸穴とガイド軸36a,36b間、並びに、ガイド軸穴32a,32a′,32b,32b′とガイド軸34a、34b間に対する付勢力に片寄りが生じないため、確実なガタ取りができる。なお、本実施の形態ではCCD23を挟んでX方向の両側に永久磁石33e,33f及びヨーク延出部を設けたが、CCD23を挟んでY方向の両側に設けても良い。
図6に示すように厚さ方向に磁化された永久磁石35が接合された上下、左右の4組の永久磁石35a、35b、35c、35dがXY平面の左右上下対称の位置に磁性材料からなるヨーク部35e、35f、35g、35h上に配置されている。
紙面に対して垂直方向に磁化された永久磁石33e、33fがヨーク部35e、35f上に配置されている。以上が撮像ユニット15を組み立てた状態下における光軸方向から見たそれぞれの永久磁石の図である。永久磁石33a、33b、33c、33dは、着磁の向きを反対にして左右または上下方向に平行に配置された二つの永久磁石からなる。ここで、永久磁石33gのS極が永久磁石35aのS極と対向配置されている。また、永久磁石33bのN極は永久磁石33iのN極と対向して対向配置されている。なお、永久磁石35e、35fは、上下方向に2枚の永久磁石(図6の紙面に対して垂直方向に磁化されたS極およびN極を貼り合わせたもの)をヨーク部35e、35fに配置する等に置き換えることも可能である。このようにヨーク部に複数の永久磁石を配置するとX,Yステージ33に配置された永久磁石33g、33iとヨーク部35e、35fに配置された永久磁石35a、35bとの磁気回路からなる左右方向のそれぞれの反発力により磁気バランスが保たれ、XYステージ33上のコイル(37,38)への通電が遮断された状態において磁気力によるXYステージ33が左右方向への移動することがない。
図7は、光軸O上の永久磁石35aの永久磁石ピース35a1と永久磁石33e1,33e2との間で働く力を示す図であり、図7(A)のように、永久磁石35aの永久磁石33eに近い側である永久磁石ピース35a1の着磁の向きと永久磁石33e1の着磁の向きが同じときは互いに反発する力が働く。一方、図7(B)のように、永久磁石ピース35a1の着磁の向きと永久磁石33e2の着磁の向きが逆のときは吸引力が働く。
永久磁石33el,33e2のどちらか一方しかない場合、CCD23を搭載したXYステージ33に対して、永久磁石35aに吸引力または反発力のいずれか一方のみが働き、コイル体で発生させる像ふれ補正のために必要な力に余分にこの力が加わるため、補正制御性能の悪化やコイルの消費電流の増加を招いてしまうことになる。
そこで、永久磁石33eを永久磁石33e1,33e2からなるセットで逆向きの着磁部分となる永久磁石を持たせることにより、永久磁石35aに作用する永久磁石33eの反発力と吸引力がキャンセルされて、このような不要な力の発生を防ぐことができる。また、永久磁石33e1,33e2は材料が同じであれば、その大きさは同じであることが好ましい。
撮像ユニット15に備えられるセンタクランプ機構41は、像ふれ補正用コイルであるコイル体37,37′,38,38′の非通電時にXYステージ33をセンタ位置に保持するためのセンサクランプ機構である。このセンサクランプ機構41は、図4に示すように固定ステージ31の下部に装着されるヨーク部35eとXYステージ33との間に配されており、磁性体からなる押圧部材であるクランプピン42と、クランプピン42に巻回されるクランプコイル46と、圧縮コイルバネからなる弾性部材である付勢バネ45と、XYステージ33の背面側にテーパ状の係合穴33h、および、クランプコイル46の外周部に接近して配される永久磁石33gとからなる。
図5に示すようにクランプピン42は磁性体からなり、ヨーク部35eの中央延出部のピン穴にZ方向に摺動可能に貫通して支持されている。クランプピン42のXYステージ33側突出部にクランプコイル46が巻回され、XYステージ33側にテーパ先端部42aが設けられている。クランプピン42のヨーク部35eの延出部のピン穴を貫通した部分には、付勢バネ45が挿入され、E型止め輪43に付勢バネ45の後端部が当接している。また、クランプピン42の後方への移動位置は、E型止め輪44により規制されている。
永久磁石33gは、厚さ方向(X方向)に着磁されており、クランプコイル46の外周に一方の磁極面を接近させた状態としてXYステージ33の背面部に固着され、固定ステージ31側のヨーク部35eと僅かな隙間を有して配されている。
XYステージ33がCCD23の中心が光軸Oと一致するセンタ位置にあるとき、XYステージ33の係合穴33hは、クランプピン42の先端部42aと対向する位置にある。
センタクランプ機構41において、クランプコイル46に電流が流れていない状態では、クランプピン42は、図4に示すように付勢バネ45の付勢力によって後方側に移動しており、テーパ先端部42aは、XYステージ33の係合穴33hから脱出した状態、すなわち、XYステージ33がX−Y平面上を移動可能な状態(リリース状態)になっている。
XYステージ33が光軸OとCCD23の撮像面中心とが一致するセンタ位置にあるとき、クランプコイル46に電流を流すと、永久磁石33g,クランプコイル46を通して磁路が形成され、クランプピン42が前方に突出し、テーパ先端部42aがXYステージ33の係合穴33hに嵌入し、係合状態となる。この係合状態では、XYステージ33は、上記センタ位置にクランプされる。
撮像ユニット15に備えられる搬送クランプ装置51は、図8,9に示すように固定ステージ31の下部に装着されるヨーク部35eとXYステージ33との間に配されている。そして、本装置は、磁性体からなる押圧部材であるロックピン52と、矩形状のロックコイル56と、弾性部材である板バネ55と、XYステージ33の背面側にテーパ状の係合穴33jと、XYステージ33の背面側にロックコイル56と接近した状態で配される永久磁石33iとからなる。
ロックピン52は、磁性体からなり、ヨーク部35eの中央延出部のピン穴にZ方向に摺動可能に貫通して支持されている。ロックピン52にはXYステージ33側先端にテーパ先端部52aと、ヨーク部35e側にフランジ部52bとが設けられ、ヨーク部35eの延出部のピン穴を貫通した部分にはE型止め輪53が装着されている。
板バネ55は、図10に示すように二股部を有しており、ヨーク部35eの中央延出部上に位置決めピン57で位置決めされ、ビス58によって固着されている。該二股部によりロックピン52のフランジ部52bを介してロックピン52をXYステージ33側に付勢する。
ロックコイル56は、ロックピン52のX方向側方に密着して装着されている。
永久磁石33iは、厚さ方向(X方向)に着磁された異極接合磁石からなり、ロックコイル56に一方の磁極面を接近させた状態でXYステージ33の背面部に固着され、固定ステージ31側のヨーク部35eと狭い隙間を有して配されている。
XYステージ33がCCD23の中心が光軸Oと一致するセンタ位置にあるとき、XYステージ33の係合穴33jは、ロックピン52の先端部52aと対向する位置にある。
搬送クランプ機構51において、ロックコイル56に電流が流れている状態では、ロックピン52は、永久磁石33i,ロックコイル56を通る磁力線によって後方側への力を受け、ロックピン52の先端部52aは、XYステージ33の係合穴33hから離脱した状態にあり、XYステージ33がX−Y平面上の移動可能な状態(リリース状態)になっている。
XYステージ33の位置が光軸OとCCD23の撮像面中心とが一致するセンタ位置にあるとき、カメラの電源オフによりロックコイル56の電流がカットされると、ロックピン52は、板バネ55の付勢力を受けて前方に突出し、テーパ先端部52aがXYステージ33の係合穴33jに嵌入し、係合状態となる。この係合状態では、XYステージ33は、上記センタ位置にロックされる。
上述した構成を有するカメラ10に内蔵される撮像ユニット15の搬送状態でのロック動作、および、ぶれ補正撮影モードにおけるセンタリング動作を含むぶれ補正動作について説明する。なお、以下の制御動作は、撮影者の指示に従ってカメラボディ1に内蔵されるCPUからなる制御部の制御のもとで実行される。
カメラ10の電源スイッチがオフの状態であって、例えば、カメラ携帯時には搬送クランプ機構51のロックコイル56の電流は、カットされており、XYステージ33は、光軸OとCCD23の撮像面中心とが一致するセンタ位置にあって、ロックピン52がXYステージ33の係合穴33jに嵌入し、X−Y平面上の移動が規制された保護状態(ロック状態)になっている。
そこで、カメラ10の電源スイッチがオンされると、ロックコイル56に電流が流され、ロックピン52がXYステージ33の係合穴33jから離脱し、搬送クランプ機構51によるXYステージ33のロックは、解放される。続いてセンタクランプ機構41のクランプコイル46に電流が流され、XYステージ33は、上記センタ位置に止まっているので、クランプピン42が係合穴33hに嵌入し、X−Yステージ33のセンタリング状態が保持される。このとき、コイル37,37′,38,38′は非通電状態にある。
レリーズスイッチの一段目操作で撮影レンズ21の合焦が終了したとき、クランプコイル46は非通電状態になり、クランプピン42がXYステージ33の係合穴33hから離脱し、XYステージ33はX−Y平面上の移動可能な状態(リリース状態)になる。同時にコイル37,37′,38,38′は通電状態になる。
引き続いてレリーズスイッチの二段目操作によって静止画露光が開始されると、同時にXYステージ33が手ぶれに基づく像の移動に追従制御される。静止画露光の終了と共にXYステージ33がコイル37,37′,38,38′への通電制御によりセンタ位置に復帰され、ついで、クランプコイル46への通電を行い、XYステージ33は、センタ位置に強制固定され、引き続き撮影待機状態となる。
その後、電源スイッチのオフ操作時にはXYステージ33は、上記センタ位置に移動した状態で搬送クランプ機構51のロックコイル56の電流がカットされ、ロックピン52がXYステージ33の係合穴33jに嵌入し、XYステージ33のX−Y平面上でロックされる。従って、カメラ携帯時、XYステージ33がX−Y平面上で移動しないように固定され、保護される。なお、電源スイッチのオフでは、センタクランプ機構41のクランプコイル46の電流もカットされ、クランプピン42は、係合穴33hから離脱している。
上述したように本実施形態のカメラ10によれば、確実にガイド部のガタ取りを行って、撮像素子をスムーズに動かすことができ、さらに、簡単な構成を有するセンタクランプ機構41および搬送クランプ機構51を撮像ユニットに組み込むことによって撮像素子のセンタ位置保持を確実に行うことができる。
また、ガイド軸の押圧するために撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁された付勢磁石としての永久磁石を適用したことで、通電によるクランプコイルの発熱量を低減でき、CCD近傍の温度上昇を抑えることができる。
次に、上述した撮像ユニット15に適用されたガイド軸およびガイド軸穴に替わる変形例としてのボール受け機構について、図11,12を用いて説明する。
図11は、上記変形例のボール受け機構のZ方向に沿った断面図である。図12は、図11のD−D断面図である。
本変形例のボール受け機構60を適用する撮像ユニットは、中間支持枠であるYステージ32を不要とし、固定支持部材である固定ステージ31Aと撮像素子保持部材であるXYステージ33Aとを備えている。
固定ステージ31Aに対してXYステージ33Aは、ボール受け機構60を介してZ方向に圧接した状態でX−Y平面上を摺動可能に支持される。詳しくは、固定ステージ31Aには、その前面部にXYステージ33Aの移動範囲を規制する突起状ストッパ31Aa,31Abと、該ストッパの間に隙間δを設けて配される第二のガイド部材である摺動板63とが設けられている。摺動板63は、高周波焼き入れが施され、耐摩性を向上させたものである。また、摺動板63の外径φDの大きさは、XYステージ33Aの移動範囲による。また、図12に2点鎖線で示すように摺動板63の外形を矩形形状にすることも可能である。
XYステージ33Aには、その背面部に第一のガイド部材であるボール保持部材62と、該ボール保持部材に回転可能に保持される金属製のボール61が設けられている。また、XYステージ33Aには、CCD23とカメラボディ1のCCD制御部とを接続するためのフレキシブルプリント基板64が位置決めピン65と、ビス66により固着されている。
このボール受け機構60は、撮像ユニットに対して3組以上のものを固定ステージ31AとXYステージ33A間に配置する必要がある。
XYステージ33Aは、固定ステージ31Aに対してボール61を摺動板63に当接させた状態でX−Y平面に沿って移動可能に支持されるが、第一の実施形態の撮像ユニット15に適用したXYステージ33に装着される永久磁石33f,33eをXYステージ33Aにも装着し、永久磁石33f,33eによる吸引力によってXYステージ33Aと固定ステージ31Aを当接させ、Z方向にガタのない状態でXYステージ33Aをスライド移動させることができる。ボール61と磁気与圧による点接触する摺動板63との硬度がほぼ同一であり、滑らかなXYステージ33Aが可能となる。
なお、XYステージ33AのX−Y平面上の姿勢、すなわち、光軸O周りの回転成分は、コイル体37,37′および38,38′の電流値、および、電流方向を制御することによってコントロールされる。
本変形例のボール受け機構60を適用した撮像ユニットによれば、Yステージ、および、XYステージをX,Y方向にガイドするためのガイド軸およびガイド軸穴を不要とする簡単な構成からなり、さらに、ボール受け機構60のガタ取りを効率よく行うことができる。
また、上述した実施形態に基づいて、下記の構成を提案することもできる。すなわち、
(付記)
撮像素子と、
上記撮像素子を載置し、鋼球受部を有する撮像素子保持部材と、上記鋼球受部に支持された鋼球と接触して上記撮像素子保持を移動可能に支持する焼入れ処理した摺動部を有し、磁性体を備えた固定支持部材と、上記撮像素子保持部材を上記固定支持部材に対して上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する2次元方向に移動させる電磁駆動手段と、
上記撮像素子保持部材上の上記磁性体の対向する位置に配され、上記鋼球と上記摺動部とが接触する方向に押圧する付勢磁石と、
を備えたことを特徴とする撮像素子ユニット。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
上述のように本発明の撮像ユニットおよび撮像装置は、撮像素子保持部材のガイド部のガタ取りが確実、かつ、容易である装置として、また、撮像素子のセンタ位置を保持するための機構が簡単である装置として利用可能である。
本発明の一実施の形態の撮像ユニットを備えた撮像装置である一眼レフレフクス式デジタルカメラの撮影レンズ光軸に沿った縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のカメラに組み込まれる撮像ユニットの分解斜視図である。 図3の撮像ユニットの光軸Oを通りX方向に沿った断面図であって、センタクランプ機構のクランプピンが退避した状態(解放状態)を示す。 図4のセンタクランプ機構のクランプピン周りの断面図であって、上記クランプピンが突出し、XYステージに係合した状態(センタリング状態)を示す。 図3の撮像ユニットの固定ステージに配される永久磁石とヨーク部との平面図である。 図3の撮像ユニットにて永久磁石の間で働く力を示す図であって、図7(A)は、互いに反発する状態を示し、図7(B)は、互いに吸引する状態を示す。 図3の撮像ユニットに組み込まれる搬送クランプ機構周りの断面図である。 図8のB矢視図である。 図8のC矢視図である。 図3の撮像ユニットに適用されたガイド軸およびガイド軸穴に替わる変形例のボール受け機構のZ方向に沿った断面図である。 図11のD−D断面図である。
符号の説明
23 …CCD(撮像素子)
31 …固定ステージ(固定支持部材)
32 …Yステージ(中間支持部材)
32a,32a′,32b,32b′
…ガイド軸穴(第二のガイド部)
33 …XYステージ(撮像素子保持部材)
33e,33f
…永久磁石(付勢磁石)
34a,34b
…ガイド軸(ガイド支持部材,第二のガイド支持部材)
35e,35f
…ヨーク部(磁性体)
36a,36b
…(第一のガイド支持部)
37,37′,38,38′
…コイル体(電磁駆動手段)
41 …センタクランプ機構
(像ふれ補正クランプ機構)
42 …クランプピン(押圧部材)
45 …付勢バネ(弾性部材)
46 …クランプコイル
51 …搬送クランプ機構
52 …ロックピン(押圧部材)
55 …板バネ(弾性部材)
56 …ロックコイル(コイル)

Claims (6)

  1. 撮像素子と、上記撮像素子を載置し、ガイド部を有する撮像素子保持部材と、上記ガイド部と接触して上記撮像素子保持部材を移動可能に支持するガイド支持部を有し、磁性体を備えた固定支持部材と、上記撮像素子保持部材を上記固定支持部材に対して上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する二次元方向に移動させる電磁駆動手段と、上記撮像素子保持部材上の上記固定部材に備えられた上記磁性体に対向する位置に配され、上記撮像素子保持部材のガイド支持部を上記ガイド部と接触する方向に押圧する付勢磁石とを備えた撮像ユニットにおいて、
    上記撮像素子保持部材に配置される付勢磁石は、該撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁されており、上記固定支持部材には、弾性部材とコイルが固着された押圧部材が配置され、上記コイルは、上記付勢磁石とは対向する位置に配置し、上記付勢磁石と上記固定支持部材とは隙間を有することを特徴とする撮像ユニット。
  2. 撮像素子と、上記撮像素子を載置し、第一のガイド部を有する撮像素子保持部材と、上記第一のガイド部と接触して上記撮像素子保持部材を移動可能に支持する第一のガイド支持部と第二のガイド部を有する中間支持枠と、上記第二のガイド部と接触して中間支持枠を移動可能に支持する第二のガイド支持部を有し、磁性体を備えた固定支持部材と、上記撮像素子保持部材と中間支持部を上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する二次元方向に移動させる電磁駆動手段と、上記撮像素子支持部材上の上記固定部材に備えられた上記磁性体に対向する位置に配され、上記撮像素子保持部材のガイド支持部を上記ガイドと接触する方向に押圧する付勢磁石とを備えた撮像ユニットにおいて、
    上記撮像素子保持部材に配される上記付勢磁石は、上記撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁されており、上記固定支持部材には弾性部材とコイルが固着された押圧部材が配置され、上記コイルは、上記付勢磁石とは対向する位置に配置され、上記付勢磁石と上記固定支持部材とは隙間を有することを特徴とする撮像ユニット。
  3. 撮像素子と、上記撮像素子を載置し、鋼球が回転可能なボール保持部を有する撮像素子保持部材と、上記鋼球と接触して上記撮像素子保持部材を移動可能に支持する摺動部を有する固定支持部材と、上記撮像素子保持部材を上記固定支持部材に対して上記撮像素子に入射する光軸に対して直交する2次元方向に移動させる電磁駆動手段と、上記撮像素子保持部材には複数の上記ボール保持部の鋼球を配置し、該鋼球と上記摺動部と、が接触する方向に押圧する付勢磁石とを備えた撮像素子ユニットにおいて、
    上記撮像素子保持部材には、上記撮像素子保持部材の移動方向と平行な方向に磁束を発生する厚さ方向に着磁された付勢磁石が配置され、上記固定支持部材には、弾性部材を介して配置された押圧部材と、上記押圧部材に固着されたコイルは上記付勢磁石との対向する位置に配置し、上記付勢磁石と上記固定支持部材とは隙間を有することを特徴とする撮像素子ユニット。
  4. 上記付勢磁石は、着磁方向が異なる複数の永久磁石を平行に並べて配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像ユニット。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像ユニットと、
    撮影レンズ光学系と、
    液晶表示装置と、
    を備えた撮像装置。
  6. 当該撮影装置を持ち運ぶときに撮像素子保持部材をクランプする搬送クランプ機構、および、像ふれ補正用コイルが非通電時に撮像素子保持部材をクランプする像ふれ補正クランプ機構をそれぞれ別に上記撮像ユニットに配置したことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
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