JP2010086119A - Icカード・タグ用アンテナ回路構成体 - Google Patents

Icカード・タグ用アンテナ回路構成体 Download PDF

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Abstract

【課題】接着力が低下することなく、ブロッキングが生じるのを防止することができるとともに、接着層の誘電率を小さくすることによってQ値をより高めることが可能なICカード・タグ用アンテナ回路構成体を提供する。
【解決手段】ICカード・タグ用アンテナ回路構成体1は、樹脂フィルムの基材11と、基材11の両面上に形成されたアルミニウム箔の回路パターン層131と132とを備える。回路パターン層131と132の一部と、回路パターン層131、132の一部の間に介在する基材11と接着層12の一部がキャパシタを構成する。回路パターン層131と132は導通するように電気的に接続されている。接着層12は、ポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層121と、1質量%以上40質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる第2の接着層122とからなる。
【選択図】図2

Description

この発明は、一般的には、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体に関し、特定的には、非接触ICカード、万引き防止センサ等に代表されるRFID(Radio Frequency Identification)のためのアンテナ回路を備えたICカード・タグ用アンテナ回路構成体に関するものである。
近年、ICタグ、ICカード等の機能カードは、目覚しい発展を遂げ、盗難防止用タグ、出入者チェック用タグ、テレフォンカード、クレジットカード、プリペイドカード、キャッシュカード、IDカード、カードキー、各種会員カード、図書券、診察券、定期券等に使用され始めている。これらの機能カード用アンテナ回路構成体は、ポリプロピレン(PP)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の樹脂フィルムからなる基材と、基材の表面上に形成されたアルミニウム箔または銅箔の金属箔からなるアンテナ回路パターン層とから構成される。アンテナ回路パターン層は、基材の片面または両面に接着剤を介在して金属箔をドライラミネート法等によって接着した後、その金属箔にエッチング処理を施すことにより、基材の表面上に形成される。
上記のような構成の従来のアンテナ回路構成体とそれを備えた機能カード、アンテナ回路構成体の製造方法は、特開2004−140587号公報(特許文献1)、特開2002−7990号公報(特許文献2)に記載されている。
しかしながら、従来のICカード用アンテナコイル構成体では、製造工程において以下の問題があった。
ICカード用アンテナコイル構成体を製造した後、そのアンテナコイル構成体の上にICチップを装着するまで、アンテナコイル構成体は、互いに重ねられた状態で、または巻き取られた状態で運搬され、保管される。この際、アンテナコイル構成体の重ねられた部分が互いに密着する現象(ブロッキングという)が起こる。密着した部分は容易に分離できないため、アンテナコイル構成体が次工程に供給されると、ICカードの製造ラインが停止するというトラブルがあった。また、アンテナコイル構成体が重なったまま、次工程に供給されることによってICカードの不良品が発生するという問題があった。
ブロッキングが生じるのを防止するために種々のICカード用アンテナコイル構成体が、たとえば、特開2004−46362号公報(特許文献3)、特開2004−46360号公報(特許文献4)、特開2002−157564号公報(特許文献5)で提案されている。
なお、特開2007−48800号公報(特許文献6)には、合成樹脂フィルム、ポリウレタン系接着剤、エポキシ系樹脂層、電解銅箔からなる金属箔製回路パターンの順で積層一体化されてなるICカード用アンテナコイルが提案されている。
特開2004−140587号公報 特開2002−7990号公報 特開2004−46362号公報 特開2004−46360号公報 特開2002−157564号公報 特開2007−48800号公報
ICタグ、ICカード等の機能カードの普及とともに、一商品に複数のICタグが付着されたり、一人で複数のICカード型乗車券を所持したりすることは珍しくなくなってきている。したがって、誤動作を避けるために、RFID用アンテナの読み取り精度の向上が求められている。
ところで、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体においては、一般的に、樹脂フィルムからなる基材の両面に接着層を介在して回路パターン層が形成される。この場合、基材の一方表面の上にコイル状の回路パターン層が形成される。このコイル状回路パターン層が電子回路のコイルに相当し、同時に電磁波を受け取るアンテナの役割を果たす。また、コイル状回路パターン層と、その反対側で基材の他方表面に形成される回路パターン層と、樹脂フィルムからなる基材の一部と接着層の一部は、樹脂フィルムおよび接着剤を誘電体とするキャパシタの役割を果たす。このコイルとキャパシタの働きにより共振回路が形成される。
上記のように構成されるICカード・タグ用アンテナ回路構成体に求められる特性として、Q値がある。Q値は振動の状態を表す無次元数であり、次式で表される。
Q=ω0/(ω2−ω1)
ここで、ω0は共振ピーク周波数、ω2―ω1は共振ピーク半値幅である。
Q値が高いと振動が安定し、アンテナ回路構成体の読み取り精度が向上するため、Q値をより高めることが求められている。
また、Q値は次式でも表される。
Q=(1/R)×(L/C)0.5
ここで、Rは回路の電気抵抗値、Lは回路のインダクタンス、Cは回路の静電容量である。
回路パターン層の設計仕様が同じであれば、R(電気抵抗値)とL(インダクタンス)は一定であることから、C(静電容量)を低くすることによりQ値を高くすることができる。
このとき、C(静電容量)は次式で表される。
C=ε×(S/W)
ここで、εは対向する電極間に介在する誘電体の誘電率、Sは対向する電極の面積、Wは対向する電極間の距離である。
回路パターン層の設計仕様が同じであれば、S(対向する電極の面積)は一定であることから、W(対向する電極間の距離)を大きくするか、ε(対向する電極間に介在する誘電体の誘電率)を小さくすることによりC(静電容量)を低くし、Q値を高くすることができる。
W(対向する電極間の距離)を大きくするためには、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体の基材を構成する樹脂フィルムの厚みを大きくしたり、基材を複数の樹脂フィルム層で構成したりすればよい。しかしながら、近年、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体はより薄型化されたものが望まれており、基材を構成する樹脂フィルムの厚みとしては50μm以下のものが求められている。
さらに、キャパシタとして機能させるためには、両面の回路パターン層が導通するように接合されていることが必須である。両面の回路パターン層の接合の比較的一般的で安価な方法として、物理的または熱的に樹脂フィルム層を突き破り、かしめや溶接により両面の回路パターン層を直接接合する方法がある。その場合、樹脂フィルムの厚みが50μmを超えると、両面の回路パターン層の接合が困難となるおそれがあった。
そこで、基材を構成する樹脂フィルムの誘電率を小さくするためには、誘電率の低い樹脂からなるフィルムを採用すればよい。しかしながら、オレフィン系樹脂などの誘電率の低い樹脂はいずれも耐熱性に劣る。このため、樹脂からICカード・タグ用アンテナ回路構成体用基材への加工、基材の表面上の半導体チップの実装、カード化の加工などの製造工程にて付加される熱的な処理に耐えることができないという問題がある。このことから、一般的に耐熱性のあるポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンナフタレートが基材を構成する樹脂フィルムの材料として用いられている。
一方、接着層も樹脂フィルムとともにQ値に影響を及ぼしている。したがって、Q値を高くするために接着層の誘電率を小さくすることが求められている。また、接着層には、接着力が低下することなく、ブロッキングが生じるのを防止することが求められている。
そこで、この発明の目的は、接着力が低下することなく、ブロッキングが生じるのを防止することができるとともに、接着層の誘電率を小さくすることによってQ値をより高めることが可能なICカード・タグ用アンテナ回路構成体を提供することである。
本願発明者らは、接着層の誘電率を小さくするために種々検討した結果、以下のような知見を得た。
第1および第2の回路パターン層を形成する金属箔と基材を形成する樹脂フィルムとの間に介在する接着層としては、金属箔や樹脂フィルムとの接着力、初期タック性を含む作業性を考慮して、ポリウレタン系の接着剤を用いるのが一般的である。しかし、ポリウレタン系接着剤の誘電率は一般的に5以上と比較的高めである。そこで、基材側にポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層を配置し、回路パターン層側にポリウレタン系接着剤よりも誘電率が低い第2の接着層を配置すれば、ポリウレタン系接着剤のみで接着層を構成する場合に比べて、接着層全体の誘電率を低くすることが可能になることがわかった。その具体的な方法として、本願発明者らは、第2の接着層として誘電率が3程度のポリエチレンテレフタレート系樹脂を用いるのが最もよいことがわかった。
また、第2の接着層は、回路パターン層を形成した後に、回路パターン層が形成されていない箇所で露出する接着層の表面において、ポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層の表面を被覆することになるので、ブロッキングを防止することができる。
さらに、基材側にポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層を配置し、回路パターン層側にポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる第2の接着層を配置しても、第1および第2の回路パターン層を形成する金属箔と基材を形成する樹脂フィルムとの間の接着力が低下することもない。
以上の知見に基づき、本発明のICカード・タグ用アンテナ回路構成体は次のような構成を備えている。
この発明に従ったICカード・タグ用アンテナ回路構成体は、樹脂フィルムからなる基材と、この基材の一方表面の上に接着層を介在して形成された、主成分として金属を含む電気導電体からなる第1の回路パターン層と、基材の他方表面の上に接着層を介在して形成された、主成分として金属を含む電気導電体からなる第2の回路パターン層とを備える。第1と第2の回路パターン層の少なくともいずれかがコイル状のパターン層を含む。第1の回路パターン層の一部と、基材を介して第1の回路パターン層の一部に対向する第2の回路パターン層の一部と、第1と第2の回路パターン層の一部の間に介在する基材および接着層の一部がキャパシタを構成する。第1の回路パターン層と第2の回路パターン層とは導通するように電気的に接続されている。接着層は、基材に接するように配置され、ポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層と、第1および第2の回路パターン層に接するように配置され、メラミン系架橋剤で熱架橋したポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる第2の接着層とからなる。第2の接着層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対して1質量%以上40質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したものである。
この発明のICカード・タグ用アンテナ回路構成体において、第2の接着層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対して1質量%以上20質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したものであることが好ましい。
また、この発明のICカード・タグ用アンテナ回路構成体において、第1と第2の回路パターン層はアルミニウム箔からなることが好ましい。
さらに、この発明のICカード・タグ用アンテナ回路構成体において、樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネートおよびポリイミドからなる群より選ばれた1種の樹脂からなることが好ましい。
以上のようにこの発明によれば、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体において、接着力が低下することなく、ブロッキングが生じるのを防止することができるとともに、接着層の誘電率を小さくすることができ、より高いQ値を実現することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の1つの実施の形態に従ったICカード・タグ用アンテナ回路構成体の平面図、図2は図1のII−II線の方向から見た部分断面図である。
図1と図2に示すように、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体の一例としてのICカード・タグ用アンテナ回路構成体1は、樹脂フィルムからなる基材11と、基材11の両面に形成された接着層12と、接着層12の表面上に所定のパターンに従って形成された、一例として主成分としてアルミニウムを含むアルミニウム箔からなる回路パターン層131、132とから構成されている。図1において実線で示されるように、基材11の一方表面の上に形成された第1の回路パターン層の一例としての回路パターン層131は、基材11の表面上に渦巻状またはコイル状のパターンで形成されている。図1において点線で示されるように、基材11の他方表面の上に形成された第2の回路パターン層の一例としての回路パターン層132は、基材11の裏面に配置される。基材11の表面に形成された回路パターン層131は、基材11の裏面に形成された回路パターン層132に、圧着部13aと13bのそれぞれで互いに電気的に導通するように接触している。この接触は、たとえば、超音波等を用いたクリンピング加工によって、基材11の両面に接着層12を介在して形成された回路パターン層131と132の一部同士を押圧することによって、接着層12、基材11を構成する樹脂を部分的に破壊し、両側の回路パターン層131と132の一部同士を物理的に接触させることにより達成されている。
図2に示すように、回路パターン層131の一部(コイル状部分)と、基材11を介して回路パターン層131の一部に対向する回路パターン層132の一部と、回路パターン層131と132の一部の間に介在する基材11の一部と接着層12の一部がキャパシタを構成している。
基材11を構成する樹脂フィルムの材質は、耐熱性を有するものであれば特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド等が好適に使用される。
樹脂フィルムの厚みは、5μm以上50μm以下が好ましく、25μm以上38μm以下であるのがより好ましい。樹脂フィルムの厚みが5μm未満になると、基材11としての形状を維持することが困難となる。樹脂フィルムの厚みが50μmを超えると、基材11の両面に形成される回路パターン層131と132をクリンピング加工等によって接合することが困難になる。
回路パターン層131、132を形成するためのアルミニウム箔と、基材11としての樹脂フィルムとの間の接着層12は、基材11に接するように配置され、ポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層121と、回路パターン層131、132に接するように配置され、メラミン系架橋剤で熱架橋したポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる第2の接着層122とからなる。第2の接着層122は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対して1質量%以上40質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したものである。
このように、一般的に誘電率が5以上と比較的高いポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層121を基材11側に配置し、ポリウレタン系接着剤よりも誘電率が3程度と比較的低いポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる第2の接着層122を回路パターン層131、132側に配置すれば、ポリウレタン系接着剤のみで接着層12を構成する場合に比べて、接着層12全体の誘電率を低くすることが可能になることがわかった。
第1の接着層121は、エポキシ樹脂を含有するポリウレタン(PU)系接着剤を用いたドライラミネーションによるのが好ましい。エポキシ樹脂を含有するポリウレタン系接着剤としては東洋モートン社製AD506、AD503、AD76−P1等を採用することができ、硬化剤としては同社製CAT−10を接着剤:硬化剤=2〜12:1の比率で配合して使用すればよい。通常のエポキシ樹脂を含有しないポリウレタン系接着剤を用いた場合には、回路パターン層を形成するためのエッチング処理中や、ICチップを実装するときにデラミネーション(剥離)が生じやすくなる。これは、エポキシ樹脂を含有しないポリウレタン系接着剤が耐薬品性や耐熱性に劣るからである。
第2の接着層122は、回路パターン層131、132を形成するためのアルミニウム箔の一方の表面に接するように形成され、主成分がポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる。第2の接着層122の厚みは0.1mm以上5.0μm以下であるのが好ましい。第2の接着層122の厚みが0.1μm未満では、Q値を十分に向上させることができない。第2の接着層122の厚みが5.0μmを超えると、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体1の厚みが大きくなり、ICカード・タグのフレキシブル性が損なわれるおそれがある。
第2の接着層122の形成方法は、特に限定されるものではないが、刷毛塗り、ディッピング、ロールコーター、バーコーター、ドクターブレード、吹き付け、印刷等により行うことができる。特に、第2の接着層122の形成方法としては、グラビア印刷法が好適に採用される。
ポリエチレンテレフタレート系樹脂は、誘電率が低いが、熱には弱く、高温では変形や発泡を起こす場合がある。ICカード・タグ用アンテナ回路構成体1は、ICチップが搭載されるときに高温にさらされるため、第2の接着層122がポリエチレンテレフタレート系樹脂だけで形成されると、その温度条件によっては不具合を起こす場合がある。このため、ポリエチレンテレフタレート系樹脂にメラミン系架橋剤を添加し、焼付けまで至らない程度の温度で熱架橋させることによって、ポリエチレンテレフタレート系樹脂の耐熱性を向上させる。
この場合、メラミン系架橋剤としてはアルコール変性メラミン樹脂を用いるのが望ましい。アルコール変性メラミン樹脂としては、ブチル化メラミン樹脂、メチル化メラミン樹脂、メチル化メチロールメラミン樹脂、ブチル化メチロールメラミン樹脂等があるが、ポリエチレンテレフタレート系樹脂との反応性が良好なメチル化メラミンを用いるのがさらに望ましい。
メラミン系架橋剤はポリウレタン系接着剤と同程度の高い誘電率を有しているので、ポリエチレンテレフタレート系樹脂にメラミン系架橋剤を多量に添加すると、接着層12全体の誘電率を低くするという効果を減少させる結果となる。逆に、ポリエチレンテレフタレート系樹脂へのメラミン系架橋剤の添加量が少なすぎると、架橋される割合が不十分となり、ポリエチレンテレフタレート系樹脂の耐熱性を向上させる効果が減少してしまう。そのため、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対するメラミン系架橋剤の添加割合は1〜40質量%に限定され、1〜20質量%が望ましく、さらには3〜10質量%がより望ましい。
次に、この発明のICカード・タグ用アンテナ回路構成体の製造方法の1つの実施の形態について簡単に説明する。
まず、アルミニウム箔の一方の表面に、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対して1質量%以上40質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したものを塗布することによって、第2の接着層122を形成する。一方、樹脂フィルムからなる基材11の両面にポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層121を形成し、この第1の接着層121によって基材11の両面に、上記のアルミニウム箔の一方表面を固着する。このようにして、アルミニウム箔と基材11との積層体を準備する。
次に、アンテナコイルの仕様に従った所定の渦巻状パターンを有するようにレジストインク層をアルミニウム箔の表面上に印刷する。印刷後、レジストインク層の硬化処理を行なう。
そして、レジストインク層をマスクとして用いてアルミニウム箔をエッチングすることにより、回路パターン層131、132を形成する。
その後、レジストインク層を剥離する。最後に、回路パターン層131、132の所定領域にクリンピング加工等を施すことにより、図2に示すように回路パターン層131と132の一部に接触部または圧着部13a、13bを形成する。このようにして本発明のICカード・タグ用アンテナ回路構成体1が完成する。
この発明の製造方法において用いられるレジストインクは特に限定されないが、分子中に少なくとも1個のカルボキシル基を有するアクリルモノマーとアルカリ可溶性樹脂とを主成分とする紫外線硬化型レジストインクを用いるのが好ましい。このレジストインクは、グラビア印刷が可能であり、耐酸性を有し、かつアルカリによって容易に剥離除去することが可能であるので、連続大量生産に適している。このレジストインクを用いてアルミニウム箔に所定の回路パターンでグラビア印刷を施し、紫外線を照射して硬化させた後、通常の方法に従って、たとえば塩化第二鉄等によるアルミニウム箔の酸エッチング、水酸化ナトリウム等のアルカリによるレジストインク層の剥離除去を行なうことによって、回路パターン層を形成することができる。
分子中に少なくとも1個のカルボキシル基を有するアクリルモノマーとしては、たとえば、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクリロイルオキシプロピルフタル酸、2−アクリロイルオキシプロピルテトラヒドロフタル酸、2−アクリロイルオキシプロピルヘキサヒドロフタル酸等が挙げられ、これらのうち、単独のアクリルモノマー、またはいくつかのアクリルモノマーを混合したものを使用することができる。上記のアルカリ可溶性樹脂としては、たとえば、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−アクリル樹脂、ロジン−マレイン酸樹脂等が挙げられる。
レジストインクには、上記の成分の他に、アルカリ剥離性を阻害しない程度に通常の単官能アクリルモノマー、多官能アクリルモノマー、プレポリマーを添加することができ、光重合開始剤、顔料、添加剤、溶剤等を適宜添加して作製することができる。光重合開始剤としては、ベンゾフェノンおよびその誘導体、ベンジル、ベンゾイン、およびそのアルキルエーテル、チオキサントンおよびその誘導体、ルシリンPTO、チバスペシャリティケミカルズ製イルガキュア、フラッテリ・ランベルティ製エサキュア等が挙げられる。顔料としては、パターンが見やすいように着色顔料を添加する他、シリカ、タルク、クレー、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の体質顔料を併用することができる。特にシリカは、紫外線硬化型レジストインクを付けたまま、金属箔を巻き取る場合には、ブロッキング防止に効果がある。添加剤としては、2−ターシャリーブチルハイドロキノン等の重合禁止剤、シリコン、フッ素化合物、アクリル重合物等の消泡剤、レベリング剤があり、必要に応じて適宜添加する。溶剤としては酢酸エチル、エタノール、変性アルコール、イソプロピルアルコール、トルエン、MEK等が挙げられ、これらのうち、溶剤を単独、または混合して用いることができる。溶剤は、グラビア印刷の後、熱風乾燥等でレジストインク層から蒸発させることが好ましい。
以下に説明するように、この発明の実施例1〜6としてICカード・タグ用アンテナ回路構成体1の試料を作製した。また、実施例1〜6の試料と比較するために、以下に説明するように比較例1〜6の試料も作製した。
まず、各試料について、東洋アルミニウム株式会社製の厚みが20μmの一方のアルミニウム箔(JIS 1N30)の片面に、グラビア印刷法によって、以下の各材料からなる第2の接着層122を塗工した。
実施例1〜6と比較例2〜4の試料では、固形分比率で以下の表1に示すメラミン配合量になるように、ポリエチレンテレフタレート系樹脂である東洋紡績株式会社製のバイロン30SS(商品名)に、メチル系架橋剤である、メチル化メラミン樹脂:株式会社三和ケミカル製のニカラックMS001(商品名)および/またはブチル化メラミン樹脂:三井東圧株式会社製のユーバン20SE(商品名)を配合したものを第2の接着層122の材料として用いた。実施例5の試料では、メチル系架橋剤として、メチル化メラミン樹脂とブチル化メラミン樹脂を固形分比率で1:1の割合で配合したものを用いた。
比較例5、6の試料では、エポキシ樹脂である大阪印刷インキ製造株式会社製のオピコートESH(商品名)を第2の接着層122の材料として用いた。
比較例1の試料では、何も表面に塗工しないでアルミニウム箔をそのまま用いた。
実施例1〜6と比較例2〜6の試料では、上記の第2の接着層122の各材料を、トルエンとメチルエチルケトンを1:1で配合した混合溶剤にて適宜希釈した後、グラビア印刷法によってアルミニウム箔の片面に塗工した。その直後に10秒間熱風乾燥することによって、アルミニウム箔の片面に塗工膜を形成した。塗工膜の厚みは、溶剤を蒸発させた後の固形分の厚みが1μmになるように適宜調整を行った。
表1における塗工時の膨張シワについての評価は、この時点の各試料を用いて行った。
次に、各試料について、東洋アルミニウム株式会社製の厚みが30μmの他方のアルミニウム箔(JIS 1N30)の片面に、グラビア印刷法によって、上記の各材料からなる第2の接着層122を塗工した。
そして、第2の接着層122が塗工された厚みが20μmと30μmの一方と他方のアルミニウム箔を、基材11である厚みが38μmのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの両面に貼り合わせた。
この場合、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムとして東洋紡績株式会社製のE5200(商品名)を用いた。アルミニウム箔とポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムとの間に介在させる第1の接着層121のポリウレタン系接着剤として、ディーアイシー株式会社製のLX500(商品名)を10質量部とディーアイシー株式会社製のKW75(商品名)を1質量部の割合で混合し、この混合物を溶媒として酢酸エチルで希釈したものを用いた。上記の接着剤をグラビア印刷法によってポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの両面に塗工した。そして、表1に示す乾燥温度で各試料を熱風乾燥した後、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの両面に一方と他方のアルミニウム箔を貼り合せた。
比較例1以外の試料では、固形分が2g/mになるように上記の接着剤を塗工した。比較例1では、固形分が3g/mになるように上記の接着剤を塗工した。
以上のようにして、各試料について、以下の層構成を備えた積層体を作製した。
比較例1以外の試料 : 厚みが20μmのアルミニウム箔/第2の接着層122/第1の接着層121/ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(基材11)/第1の接着層121/第2の接着層122/厚みが30μmのアルミニウム箔。
比較例1の試料 : 厚みが20μmのアルミニウム箔/第1の接着層121/ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(基材11)/第1の接着層121/厚みが30μmのアルミニウム箔。
貼り合わせ後に硬化反応を促進させるために温度40℃で3日間エージングを行った。
表1に示す接着力の評価は、エージング後の各試料を用いて行った。
その後、上記で得られた各試料の積層体の両面にレジスト印刷を施した。
レジスト印刷された積層体において、レジスト印刷された部分以外のアルミニウム箔を塩酸水溶液に溶解させることにより、図1に示すようにアルミニウム箔からなる第1と第2の回路パターン層131と132を形成した。
表1に示すブロッキングの評価は、この時点の各試料を用いて行った。
得られた各試料の積層体の所定の位置で、具体的には図2に示す圧着部13a、13bにおいて、鋼鉄製の冶具をハンマーで打ち付けることにより第1と第2の回路パターン層131と132を導通させた。
表1に示す相対Q値の評価は、導通後の各試料を用いて行った。
表1に示す各特性の評価は以下のようにして行った。
(塗工時の膨張シワ)
第2の接着層122をアルミニウム箔に塗工したときに、折れ込む膨張シワが発生した場合を「×」とし、それ以外を「○」とした。
(ブロッキング)
エッチング後の各試料の接着層12が露出している部分にて、接着層12同士が触れ合うように各試料を2枚重ね合わせ、1kg/cmの圧力を加えた状態で温度40℃で2日間保持した。その後、接着層12の塗工面の引っ付き状態を次の通り評価した。
接着層12同士の引っ付きが見られない:○
接着層12同士の引っ付きが見られるが、接着層12が剥がれることはない:△
接着層12同士が引っ付いて接着層12が剥がれる:×。
(接着力)
JIS K6854のT型剥離試験に準拠し、接着力(=剥離強度)を測定した。ただし、試験片の幅を15mmとした。各試料で測定された接着力がRFID用アンテナの一般的に必要な接着力である3.0N/15mm以上であるかどうかを評価した。
(相対Q値)
得られたICカード・タグ用アンテナ回路構成体1の各試料を、スペクトラムアナライザ(株式会社アドバンテスト製 品番U3751)を用いて、共振点より−3dBの地点でのQ値を測定した。得られたQ値は、比較例1で測定されたQ値を100としたときの相対値として百分率で表1に示す。なお、実施例1〜6と比較例1〜6の各試料においては、同じ仕様の回路パターン層として、図1に示す第1と第2の回路パターン層131と132を形成した。
得られた各試料の評価の結果を表1に示す。
Figure 2010086119
表1に示す結果からわかるように、実施例1〜6の試料では、接着力が低下することなく、ブロッキングが生じるのを防止することができるとともに、より高いQ値を実現することができることがわかる。
今回開示された実施の形態と実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は以上の実施の形態と実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものであることが意図される。
この発明の1つの実施の形態に従ったICカード・タグ用アンテナ回路構成体を示す平面図である。 図1のII−II線の方向から見た部分断面図である。
符号の説明
1:ICカード・タグ用アンテナ回路構成体、11:基材、12:接着層、121:第1の接着層、122:第2の接着層、131、132:回路パターン層、13a,13b:圧着部。

Claims (4)

  1. 樹脂フィルムからなる基材と、
    前記基材の一方表面の上に接着層を介在して形成された、主成分として金属を含む電気導電体からなる第1の回路パターン層と、
    前記基材の他方表面の上に接着層を介在して形成された、主成分として金属を含む電気導電体からなる第2の回路パターン層とを備え、
    前記第1と第2の回路パターン層の少なくともいずれかがコイル状のパターン層を含み、
    前記第1の回路パターン層の一部と、前記基材を介して前記第1の回路パターン層の一部に対向する前記第2の回路パターン層の一部と、前記第1と第2の回路パターン層の一部の間に介在する前記基材および前記接着層の一部がキャパシタを構成し、
    前記第1の回路パターン層と前記第2の回路パターン層とは導通するように電気的に接続されており、
    前記接着層は、前記基材に接するように配置され、ポリウレタン系接着剤からなる第1の接着層と、前記第1および第2の回路パターン層に接するように配置され、メラミン系架橋剤で熱架橋したポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる第2の接着層とからなり、
    前記第2の接着層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対して1質量%以上40質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したものである、ICカード・タグ用アンテナ回路構成体。
  2. 前記第2の接着層は、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に対して1質量%以上20質量%以下のメラミン系架橋剤で熱架橋したものである、請求項1に記載のICカード・タグ用アンテナ回路構成体。
  3. 前記第1と第2の回路パターン層はアルミニウム箔からなる、請求項1または請求項2に記載のICカード・タグ用アンテナ回路構成体。
  4. 前記樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネートおよびポリイミドからなる群より選ばれた1種の樹脂からなる、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICカード・タグ用アンテナ回路構成体。
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