JP2010085828A - 画像形成装置 - Google Patents

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将則 吉澤
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Abstract

【課題】画像形成装置の構成を変更させることなく、定着器を通過させずに濃度センサ校正用紙を濃度センサに読み取らせる。
【解決手段】画像形成装置は、定着器40の下流側に通じる第2の搬送路102を備える。濃度センサ60の校正動作モード時には、ジャム用紙取り出し口Pを介して第2の搬送路102内に挿入された校正用チャートを搬送ローラ55,54,52,53により、濃度センサ60の読み取り可能な位置に搬送させ、濃度センサ60で読み取られた濃度に基づいて濃度センサ60の校正を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の画像形成装置が普及してきている。このような画像形成装置では、画像の濃度や階調特性を維持するために、濃度測定用の画像を形成し、当該画像の濃度を濃度センサで検知し、その結果を画像形成条件にフィードバックしている。
各画像形成装置に備えられている濃度センサ毎のバラツキをなくすために、基準となる濃度センサ校正用紙を用いて濃度センサの校正を行っている。濃度センサ校正用紙は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色で段階的に濃度を変えたパッチ画像により構成されている。
電子写真方式の画像形成装置では、トナー像が形成された用紙に対して、定着器により加熱・加圧することで、画像の定着を行っている。上記濃度センサ校正用紙が定着器を通過すると、濃度センサ校正用紙上のパッチ画像の光沢度が変化してしまい、適正な校正を行うことができない。
そこで、定着器の下流位置にテストチャート(濃度センサ校正用紙)専用の給紙口を設け、この給紙口から濃度センサまでテストチャートを搬送する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。また、特許文献1には、定着後の用紙を排出するための排紙口がテストチャート専用の給紙口を兼ねており、排紙口からテストチャートを濃度センサまで逆流させる構成についても記載されている。
特開2005−64627号公報
しかしながら、POD(Print On Demand)機や大型の複写機等の比較的大型の画像形成装置の場合、上記従来技術のように濃度センサ校正用紙専用の給紙口を設けると、装置構成が大掛かりなものとなってしまい、実現性に乏しいという問題があった。
また、画像形成装置に複数の後処理機能を備えた後処理装置が設置されている場合等、用紙が定着器を通過してから排紙口に至るまでの経路が長い場合には、濃度センサ校正用紙を排紙口から逆流させることは困難であった。
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、画像形成装置の構成を変更させることなく、定着器を通過させずに濃度センサ校正用紙を濃度センサに読み取らせることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、定着器により定着処理された用紙を排出する第1の搬送路と、前記定着器の用紙排出方向下流側に設けられた濃度センサと、前記定着器の下流側において前記第1の搬送路に通じる第2の搬送路と、前記第2の搬送路に通じるジャム用紙取り出し口と、前記第1及び第2の搬送路内に存在する用紙を搬送する用紙搬送部と、前記濃度センサの校正動作モードを有する制御部と、を備え、前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記ジャム用紙取り出し口を介して前記第2の搬送路内に挿入された濃度センサ校正用紙を前記用紙搬送部により前記濃度センサの読み取り可能な位置に搬送させ、当該濃度センサで読み取られた濃度に基づいて当該濃度センサの校正を行う。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2の搬送路内に存在する用紙を検知するジャム検知センサを更に備え、前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記ジャム検知センサにより用紙の存在が検知された場合に、前記ジャム検知センサの出力信号の意味をジャム検知に代えて前記濃度センサ校正用紙の挿入検知と解釈し、前記濃度センサ校正用紙が挿入されたと判断した場合には、前記濃度センサの校正の開始を許可し、前記濃度センサ校正用紙が挿入されていないと判断した場合には、前記濃度センサの校正の開始を禁止する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、情報を通知する通知部を更に備え、前記制御部は、前記濃度センサ校正用紙が挿入されたと判断した場合には、前記濃度センサの校正が開始可能であることを前記通知部により通知させ、前記濃度センサ校正用紙が挿入されていないと判断した場合には、前記濃度センサの校正が開始不可能であることを前記通知部により通知させる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記ジャム検知センサ以外の他のジャム検知センサを更に備え、前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記他のジャム検知センサの機能をオフにする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、表示部を更に備え、前記濃度センサ校正用紙には、当該濃度センサ校正用紙を前記ジャム用紙取り出し口に挿入する向きを示す図形が描画されており、前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記図形が示す向きに従って前記濃度センサ校正用紙を挿入するよう前記表示部に表示させる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、表示部を更に備え、前記濃度センサ校正用紙には、当該濃度センサ校正用紙の表面及び/又は裏面を示す表裏情報が描画されており、前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記表裏情報に従って前記濃度センサ校正用紙を挿入するよう前記表示部に表示させる。
請求項1に記載の発明によれば、ジャム用紙取り出し口から濃度センサ校正用紙を挿入するので、画像形成装置の構成を変更させることなく、定着器を通過させずに濃度センサ校正用紙を濃度センサに読み取らせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ジャム検知センサの出力信号に基づいて、濃度センサ校正用紙の挿入を検知することができる。
請求項3に記載の発明によれば、濃度センサの校正が開始可能であるか否かを通知することができる。
請求項4に記載の発明によれば、他のジャム検知センサによるジャムの誤検知を防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、濃度センサ校正用紙が誤った向きで挿入されることを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、濃度センサ校正用紙の誤った面が濃度センサに読み取られることを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置1の概略構成を示す。図1に示すように、画像形成装置1は、本体部2、中継機3、後処理装置4を備える。画像形成装置1は、電子写真方式により画像形成を行うものである。
本体部2は、操作部13、表示部14、画像読取部15、給紙部20、画像形成部30、定着器40等を備える。
操作部13は、ユーザによる操作を受け付ける機能部であり、数字ボタンや開始ボタン、リセットボタン等の各種ボタン、表示部14と一体的に形成されたタッチパネルを備える。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、各種操作画面や処理結果等を表示する。
画像読取部15は、原稿から画像を読み取る機能部である。具体的には、光源から照射され原稿で反射した反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサにより読み取る。
給紙部20は、給紙トレイに収納されている用紙を画像形成部30に供給する。
画像形成部30は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色毎に、画像データに基づいて露光部から発せられるレーザビームにより感光体を露光走査して静電潜像を形成し、現像部によりトナーを感光体に吸着させる。そして、画像形成部30は、各色に対応する感光体から中間転写ベルトへとトナー像を転写し、中間転写ベルト上に重ねられた各色のトナー像を用紙に転写し、用紙上に画像を形成する。
定着器40は、定着ローラ41を備え、画像形成部30により画像が形成された用紙を加熱・加圧してトナーを定着させる。
中継機3は、本体部2と後処理装置4との間に設けられ、定着後の用紙を受け取り、当該用紙を後処理装置4に対して排出する。中継機3において、用紙が搬送される経路は複数設けられていてもよい。
後処理装置4は、中継機3から排出された用紙に対して、ステープル処理、パンチ処理、折り処理等の後処理を行う。また、後処理装置4は、後処理後の用紙を排紙トレイ5,6に排出する。
図2は、図1に示すXの部分の拡大図である。
第1の搬送路101は、定着器40により定着処理された用紙を排出する際に用いられる。定着器40の用紙排出方向下流側には、濃度センサ60が設けられている。また、定着器40の下流側において第1の搬送路101に通じる第2の搬送路102は、濃度センサ校正処理(図7及び図8参照)を行う際や、用紙を反転させる際に用いられる。第2の搬送路102に通じるジャム用紙取り出し口Pは、通常は、第2の搬送路102において紙詰まり(ジャム)が発生した場合に、用紙を取り出すためのものであるが、濃度センサ校正処理を行う際には、濃度センサ校正用紙(以下、校正用チャートという。)を挿入するための挿入口として使用される。また、第2の搬送路102には、用紙の有無を検知するジャム検知センサ71,72が設けられている。
通常の画像形成時には、定着器40により定着処理された用紙は、第1の搬送路101を搬送されて排出される。具体的には、定着ローラ41を通過した用紙は、搬送ローラ51,52,53により、排紙口Qを経て中継機3へと搬送される。
階調特性補正処理時には、画像形成部30により用紙上に補正用画像が形成され、定着器40により定着処理が行われる。補正用画像が形成された用紙は、定着ローラ41を通過した後、搬送ローラ51,52,53により中継機3へと搬送され、濃度センサ60により、補正用画像の濃度が読み取られる。そして、後述するCPU10(図6参照)により、補正用画像の濃度に基づいて画像形成部30における階調特性が補正される。補正用画像は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について、段階的に濃度を変えたパッチ画像により構成される。
両面に画像形成を行う場合には、片面の画像形成後、定着ローラ41を通過した用紙が搬送ローラ51,54,55により搬送され、反転機構により反転されて再度画像形成部30に供給される。用紙が搬送ローラ54,55に搬送されている途中でジャムが発生した場合、ジャム検知センサ71,72により、用紙の有無が検知され、用紙が留まっている位置が特定される。そして、ユーザにより、ジャム用紙取り出し口Pから用紙が取り出される。
濃度センサ校正処理を行う際には、ユーザにより、ジャム用紙取り出し口Pから校正用チャートが第2の搬送路102に挿入される。そして、校正用チャートの先端が搬送ローラ55まで挿入されると、ジャム検知センサ72により用紙の存在が検知され、CPU10により、校正用チャートが挿入されたと判断される。その後、ユーザがノブ56を回して手動で校正用チャートを搬送することにより、校正用チャートの先端が搬送ローラ54まで達すると、ジャム検知センサ71により用紙の存在が検知され、CPU10により、校正用チャートが十分に挿入されたと判断される。なお、ノブ56の回転に連動して、搬送ローラ54,55が回転し、校正用チャートが第2の搬送路102を図2において上向きに搬送されるようになっている。
校正用チャートは、搬送ローラ55,54,52,53により排紙口Qを経て中継機3へと搬送され、濃度センサ60により、校正用チャート上の校正用画像の濃度が読み取られる。そして、CPU10により、校正用画像の濃度に基づいて濃度センサ60の校正が行われる。校正とは、各濃度に対する濃度センサ60の読み取り結果を、基準の出力結果に合わせることをいう。校正用画像は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について、段階的に濃度を変えたパッチ画像により構成される。
図3に、校正用チャートの例を示す。校正用チャートには、予め色及び濃度が分かっている校正用画像が描画されている。校正用チャートには、校正用チャートをジャム用紙取り出し口Pに挿入する向きを示す図形61が描画されている。また、校正用チャートには、校正用チャートの表面を示す表裏情報62が描画されている。
濃度センサ校正処理を行う際には、画像形成装置1の本体部2の前面側のカバー(図示せず)を開き、図1に示す定着・通紙ユニット7を引き出す。図4は、定着・通紙ユニット7の斜視図である。図4に示すように、レバー8を矢印F1の向きに回転させ、矢印F2の向きに定着・通紙ユニット7を引き出す。
図5は、定着・通紙ユニット7を側面側から見た図である。ジャム用紙取り出し口Pから校正用チャートを矢印F3の向きに挿入しながら、ノブ56を矢印F4の向きに回転させて校正用チャートを定着・通紙ユニット7の内部(第2の搬送路102)に送り込む。
図6に、画像形成装置1の機能的構成を示す。図6に示すように、画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、操作部13、表示部14、画像読取部15、記憶部16、給紙部20、画像形成部30、定着器40、用紙搬送部50、濃度センサ60、ジャム検知部70、カバー開閉検知センサ80、引き出し検知センサ90等を備える。
CPU10は、ROM11に格納されている各種処理プログラムを読み出して、当該プログラムとの協働により画像形成装置1の各部の処理動作を統括的に制御する。ROM11には、画像形成装置1全体を制御するための各種処理プログラムが格納されている。RAM12は、CPU10により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
操作部13は、各種ボタンを有し、押下されたボタンの押下信号をCPU10に出力する。また、操作部13は、ユーザの指先やタッチペン等により当接されたタッチパネル上の位置を検出して、位置信号をCPU10に出力する。
表示部14は、CPU10から入力される表示信号の指示に従って、各種操作画面や処理結果等を表示する。
記憶部16は、不揮発性メモリやハードディスク等の記憶装置であり、画像読取部15により得られた画像データ等の各種データを記憶する。
用紙搬送部50は、第1の搬送路101や第2の搬送路102等の搬送路内に存在する用紙を搬送するための機能部であり、搬送ローラ51,52,53,54,55、ノブ56等を備える。
濃度センサ60は、用紙上に形成された画像の濃度を読み取り、読み取り結果をCPU10に出力する。階調特性補正処理の際には、濃度センサ60は、用紙上に形成された補正用画像の濃度を読み取る。また、濃度センサ校正処理の際には、濃度センサ60は、校正用チャート上の校正用画像の濃度を読み取る。
ジャム検知部70は、用紙の搬送路に沿って設置されているジャム検知センサ71,72や他のジャム検知センサ(図示せず)により構成される。各ジャム検知センサは、設置されている位置における用紙の有無を検知して、検知結果をCPU10に出力する。
カバー開閉検知センサ80は、本体部2の前面側のカバーが開いているか閉じているかを検知して、検知結果をCPU10に出力する。
引き出し検知センサ90は、定着・通紙ユニット7が引き出されているか否かを検知して、検知結果をCPU10に出力する。
CPU10は、濃度センサ60の校正動作モード時に、ジャム用紙取り出し口Pを介して第2の搬送路102内に挿入された校正用チャートを用紙搬送部50(搬送ローラ55,54,52,53)により濃度センサ60の読み取り可能な位置に搬送させ、濃度センサ60で読み取られた濃度に基づいて濃度センサ60の校正を行う。
CPU10は、濃度センサ60の校正動作モード時に、ジャム検知センサ71,72により用紙の存在が検知された場合に、ジャム検知センサ71,72の出力信号の意味をジャム検知に代えて校正用チャートの挿入検知と解釈する。そして、CPU10は、校正用チャートが挿入されたと判断した場合には、濃度センサ60の校正の開始を許可し、校正用チャートが挿入されていないと判断した場合には、濃度センサ60の校正の開始を禁止する。また、CPU10は、校正用チャートが挿入されたと判断した場合には、濃度センサ60の校正が開始可能であることを表示部14に表示させ、校正用チャートが挿入されていないと判断した場合には、濃度センサ60の校正が開始不可能であることを表示部14に表示させる。
CPU10は、濃度センサ60の校正動作モード時に、ジャム検知センサ71,72以外の他のジャム検知センサの機能をオフにする。
CPU10は、濃度センサ60の校正動作モード時に、校正用チャートに描画されている図形61が示す向きに従って校正用チャートを挿入するよう表示部14に表示させる。また、CPU10は、濃度センサ60の校正動作モード時に、校正用チャートに描画されている表裏情報62に従って校正用チャートを挿入するよう表示部14に表示させる。
次に、画像形成装置1の動作について説明する。
図7及び図8は、画像形成装置1において実行される濃度センサ校正処理を示すフローチャートである。濃度センサ校正処理は、操作部13からの操作により、濃度センサ60の校正動作モードが指定された場合に実行される処理であり、CPU10とROM11に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、CPU10により、校正用チャートの挿入箇所のジャム検知センサ71,72以外の他のジャム検知センサの機能がオフにされる(ステップS1)。
次に、CPU10により、本体部2の前面側のカバーを開く旨の指示、定着・通紙ユニット7を引き出す旨の指示が表示部14に表示される(ステップS2)。ここで、CPU10により、カバー開閉検知センサ80の検知結果に基づいて、前面側のカバーが開かれたか否かが判断される(ステップS3)。前面側のカバーが開かれたと判断された場合には(ステップS3;YES)、CPU10により、引き出し検知センサ90の検知結果に基づいて、定着・通紙ユニット7が引き出されたか否かが判断される(ステップS4)。
ステップS3において、前面側のカバーが開かれていないと判断された場合(ステップS3;NO)、又は、ステップS4において、定着・通紙ユニット7が引き出されていないと判断された場合には(ステップS4;NO)、ステップS2に戻る。
ステップS4において、定着・通紙ユニット7が引き出されたと判断された場合には(ステップS4;YES)、CPU10により、ジャム用紙取り出し口Pから校正用チャートを挿入する旨の指示が表示部14に表示される(ステップS5)。この際、CPU10により、校正用チャートに描画されている図形61が示す向きに従って校正用チャートを挿入する旨の指示、校正用チャートに描画されている表裏情報62が本体部2の内側に向くように(図2において、第2の搬送路102内で校正用チャートの表面が右を向くように)校正用チャートを挿入する旨の指示が表示部14に表示される。
図9に、校正用チャートが挿入されていない場合に表示部14に表示される挿入指示画面141の例を示す。挿入指示画面141では、校正用チャートの挿入位置Aが示されるとともに、校正用チャートをジャム用紙取り出し口Pから挿入する旨の指示が表示されている。
ユーザは、ジャム用紙取り出し口Pを介して第2の搬送路102内に校正用チャートを挿入する。
次に、CPU10により、ジャム検知センサ71,72の検知結果に基づいて、校正用チャートが挿入されたか否かが判断される(ステップS6)。具体的には、ジャム検知センサ71,72において、用紙が存在しないことを示す検知信号がCPU10に出力された場合には、CPU10により、校正用チャートが挿入されていないと判断される。ジャム検知センサ72において、用紙が存在することを示す検知信号がCPU10に出力され、ジャム検知センサ71において、用紙が存在しないことを示す検知信号がCPU10に出力された場合には、CPU10により、校正用チャートが十分には挿入されていないと判断される。ジャム検知センサ71,72において、用紙が存在することを示す検知信号がCPU10に出力された場合には、CPU10により、校正用チャートが十分に挿入されたと判断される。
図10に、校正用チャートが挿入されているが、挿入が不十分であった場合に表示部14に表示される挿入指示画面142の例を示す。挿入指示画面142では、ノブ56の位置Bが示されるとともに、校正用チャートを十分に差し込む旨の指示が表示されている。
ステップS6において、校正用チャートが挿入されていないと判断された場合には(ステップS6;NO)、CPU10により、濃度センサ60の校正開始が禁止され(ステップS7)、操作部13において開始ボタンが押されたとしても、操作は受け付けられない(ステップS8)。そして、CPU10により、濃度センサ60の校正が開始不可能であることが表示部14に表示され(ステップS9)、ステップS5に戻る。
ステップS6において、校正用チャートが挿入されたと判断された場合には(ステップS6;YES)、CPU10により、濃度センサ60の校正開始が許可され(ステップS10)、操作部13の開始ボタンが有効化される(ステップS11)。そして、CPU10により、濃度センサ60の校正が開始可能であることが表示部14に表示される(ステップS12)。
次に、図8に移り、CPU10により、定着・通紙ユニット7を戻す旨の指示、本体部2の前面側のカバーを閉じる旨の指示、開始ボタンを押す旨の指示が表示部14に表示される(ステップS13)。ここで、CPU10により、引き出し検知センサ90の検知結果に基づいて、定着・通紙ユニット7が元の位置に戻されたか否かが判断される(ステップS14)。定着・通紙ユニット7が元の位置に戻されたと判断された場合には(ステップS14;YES)、CPU10により、カバー開閉検知センサ80の検知結果に基づいて、カバーが閉じられたか否かが判断される(ステップS15)。カバーが閉じられたと判断された場合には(ステップS15;YES)、CPU10により、操作部13の開始ボタンが押されたか否かが判断される(ステップS16)。
ステップS14において、定着・通紙ユニット7が元の位置に戻されていないと判断された場合(ステップS14;NO)、ステップS15において、カバーが閉じられていないと判断された場合(ステップS15;NO)、又は、ステップS16において、操作部13の開始ボタンが押されていないと判断された場合には(ステップS16;NO)、ステップS13に戻る。
ステップS16において、操作部13の開始ボタンが押されたと判断された場合には(ステップS16;YES)、CPU10により、用紙搬送部50の搬送ローラ55,54,52,53が制御され、校正用チャートの搬送が開始される(ステップS17)。そして、校正用チャートが濃度センサ60の読み取り可能な位置まで到達すると、濃度センサ60により校正用チャート上の校正用画像が読み取られ、CPU10により、濃度センサ60で読み取られた校正用画像の濃度に基づいて、濃度センサ60の校正処理が実施される(ステップS18)。
以上で、濃度センサ校正処理が終了する。
以上説明したように、画像形成装置1によれば、ジャム用紙取り出し口Pから校正用チャートを挿入するので、従来の画像形成装置の構成を変更させることなく、定着器40を通過させずに校正用チャートを濃度センサ60に読み取らせることができる。このため、校正用チャートが加熱・加圧により劣化することがなく、精度良く濃度センサ60の校正を行うことができる。
また、ジャム検知センサ71,72の出力信号に基づいて、校正用チャートの挿入を検知することができる。また、校正用チャートが挿入されたか否かの判断に基づいて、濃度センサ60の校正が開始可能であるか否かを表示部14に表示することができる。
また、濃度センサ60の校正動作モード時には、ジャム検知センサ71,72以外の他のジャム検知センサの機能をオフにすることにより、他のジャム検知センサによるジャムの誤検知を防ぐことができる。
また、校正用チャートには、校正用チャートをジャム用紙取り出し口Pに挿入する向きを示す図形61が描画されているので、校正用チャートが誤った向きで挿入されることを防止することができる。また、校正用チャートには、表裏情報62が描画されているので、校正用チャートの誤った面が濃度センサ60に読み取られることを防止することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
例えば、ジャム用紙取り出し口Pは、定着器40の下流側において第1の搬送路101に校正用チャートを搬送できる位置のジャム用紙取り出し口であれば、いずれの位置のジャム用紙取り出し口を利用してもよい。
また、上記実施の形態では、校正用チャートが挿入されていない場合には、濃度センサ60の校正が開始不可能であることを表示し、校正用チャートが挿入されている場合には、濃度センサ60の校正が開始可能であることを表示することとしたが、画像形成装置1が音声を出力する音声出力部を備え、これらの情報を通知する際に、通知内容を音声にて出力することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、校正用チャートの表面に、校正用チャートの表面を示す表裏情報62が文字にて示されている場合について説明したが、図形により表面・裏面が識別可能とされてもよい。また、校正用チャートの裏面に、裏面であることを示す情報が描画されていることとしてもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
本発明の実施の形態における画像形成装置の概略構成図である。 図1に示すXの部分の拡大図である。 校正用チャートの例を示す図である。 定着・通紙ユニットの斜視図である。 定着・通紙ユニットを側面側から見た図である。 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像形成装置において実行される濃度センサ校正処理を示すフローチャートである。 画像形成装置において実行される濃度センサ校正処理を示すフローチャートである。 校正用チャートが挿入されていない場合に表示部に表示される挿入指示画面の例である。 校正用チャートが挿入されているが、挿入が不十分であった場合に表示部に表示される挿入指示画面の例である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体部
3 中継機
4 後処理装置
5,6 排紙トレイ
7 定着・通紙ユニット
8 レバー
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 操作部
14 表示部
15 画像読取部
16 記憶部
20 給紙部
30 画像形成部
40 定着器
41 定着ローラ
50 用紙搬送部
51,52,53,54,55 搬送ローラ
56 ノブ
60 濃度センサ
61 図形
62 表裏情報
70 ジャム検知部
71,72 ジャム検知センサ
80 カバー開閉検知センサ
90 引き出し検知センサ
101 第1の搬送路
102 第2の搬送路
141 挿入指示画面
142 挿入指示画面
P ジャム用紙取り出し口
Q 排紙口

Claims (6)

  1. 定着器により定着処理された用紙を排出する第1の搬送路と、
    前記定着器の用紙排出方向下流側に設けられた濃度センサと、
    前記定着器の下流側において前記第1の搬送路に通じる第2の搬送路と、
    前記第2の搬送路に通じるジャム用紙取り出し口と、
    前記第1及び第2の搬送路内に存在する用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記濃度センサの校正動作モードを有する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記ジャム用紙取り出し口を介して前記第2の搬送路内に挿入された濃度センサ校正用紙を前記用紙搬送部により前記濃度センサの読み取り可能な位置に搬送させ、当該濃度センサで読み取られた濃度に基づいて当該濃度センサの校正を行う画像形成装置。
  2. 前記第2の搬送路内に存在する用紙を検知するジャム検知センサを更に備え、
    前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記ジャム検知センサにより用紙の存在が検知された場合に、前記ジャム検知センサの出力信号の意味をジャム検知に代えて前記濃度センサ校正用紙の挿入検知と解釈し、前記濃度センサ校正用紙が挿入されたと判断した場合には、前記濃度センサの校正の開始を許可し、前記濃度センサ校正用紙が挿入されていないと判断した場合には、前記濃度センサの校正の開始を禁止する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 情報を通知する通知部を更に備え、
    前記制御部は、前記濃度センサ校正用紙が挿入されたと判断した場合には、前記濃度センサの校正が開始可能であることを前記通知部により通知させ、前記濃度センサ校正用紙が挿入されていないと判断した場合には、前記濃度センサの校正が開始不可能であることを前記通知部により通知させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ジャム検知センサ以外の他のジャム検知センサを更に備え、
    前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記他のジャム検知センサの機能をオフにする、
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 表示部を更に備え、
    前記濃度センサ校正用紙には、当該濃度センサ校正用紙を前記ジャム用紙取り出し口に挿入する向きを示す図形が描画されており、
    前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記図形が示す向きに従って前記濃度センサ校正用紙を挿入するよう前記表示部に表示させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 表示部を更に備え、
    前記濃度センサ校正用紙には、当該濃度センサ校正用紙の表面及び/又は裏面を示す表裏情報が描画されており、
    前記制御部は、前記濃度センサの校正動作モード時に、前記表裏情報に従って前記濃度センサ校正用紙を挿入するよう前記表示部に表示させる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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