JP2010085548A - 液晶装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
薄型化や低コスト化を図ることができる液晶装置、および液晶装置を備えた電子機器を提
供すること。
【解決手段】液晶装置100において、液晶パネル1とフレーム9の段部911とは両面
テープ28によって直接接着され、下偏光板42などの光学シート40は、フレーム9の
内側において段部911より低い位置に配置されている。両面テープ28の外周縁28e
は、液晶パネル1の外周縁1eと重なる位置にある。両面テープ28は、段部911から
フレーム9の内側に向けて張り出した張り出し部分281を備え、張り出し部分281の
表面は、液晶パネル1の裏面に接着し、張り出し部分281の裏面は下偏光板42の表面
側端部に接着されている。
【選択図】図1
Description
えた電子機器に関するものである。
、反射シート27、バックライト用の導光板6、複数枚の光学シート40、液晶パネル1
、上偏光板41が順に重ねて配置された構造になっており、複数枚の光学シート40にお
いて、最も液晶パネル側には下偏光板42が位置する。フレーム9Xは、金属フレーム9
2Xと樹脂フレーム91Xとから構成されており、樹脂フレーム91Xの内周には段部9
11が形成されている。従って、樹脂フレーム91Xの段部911によって、液晶パネル
1を支持することができる。また、裏面側の光学シート40のうち、最も液晶パネル1側
に位置する下偏光板42を液晶パネル1の裏面に接着剤層51により接着するとともに、
下偏光板42の裏面側と段部911との間に両面テープ28を配置すれば、両面テープ2
8および下偏光板42を介して液晶パネル1をフレーム9Xの段部911に固定すること
ができる。ここで、下偏光板42は、液晶パネル1よりサイズが小さく、下偏光板42の
外周縁は、液晶パネル1の外周縁より内側に位置している。
レーム9Xに液晶パネル1を固定した構造になっているが、液晶パネル1に接続されたフ
レキシブル基板(図示せず)を曲げた際の反力や、輸送中の振動、湿度変化などによって
、液晶パネル1がフレーム9Xの段部911から剥がれるという問題や段部911から浮
いてしまうなどの問題が発生することがある。かかる不具合は表示品位を低下させるので
、好ましくない。このため、フレーム9Xの上面に上金枠(図示せず)を被せ、かかる上
金枠で液晶パネル1をフレーム9Xとの間に挟持した構成を採用することが多い。
1の表面において上偏光板41から露出する端部とフレーム9Xの上端部とにかけて、ポ
リオレフィンやフッ素樹脂などの熱収縮性の固定部材を設けた構成が提案されている(特
許文献1参照)。
液晶パネル1をフレーム9Xとの間に挟持する上金枠を省略したいが、上金枠を省略する
と、液晶パネル1のフレーム9Xからの剥がれや浮きを防止することができない。特に、
液晶パネル1を小型化した場合や狭額縁化した場合、非表示領域や下偏光板42が小さく
なっているため、下偏光板42と両面テープ28との接着領域の幅寸法W11が狭くなっ
ている。このため、液晶パネル1を小型化した場合には、両面テープ28による液晶パネ
ル1の固定強度が小さくなるので、上金枠を省略するのが増々困難な状況にある。
を追加した構成は、それだけでもコストが増大する原因となるとともに、フレーム9Xの
上面と液晶パネル1の表面との高さ位置を合わせる必要があるという設計上の制約がある
。このため、熱収縮性の固定部材を追加した構成を採用することは困難である。
部分を省略したいという要求がある。例えば、下偏光板42と液晶パネル1とを接着する
接着剤層51は、10μm程度の厚さを占めているので、接着剤層51を省略することが
好ましいが、接着剤層51を省略すると、両面テープ28および下偏光板42を介して液
晶パネル1をフレーム9Xの段部911に固定することができなくなってしまう。
に固定することができるとともに、薄型化や低コスト化を図ることができる液晶装置、お
よび液晶装置を備えた電子機器を提供することにある。
裏面側外周縁を支持する段部が内周に形成されたフレームと、該フレームにおいて前記段
部より内側で前記液晶パネルの裏面側に重ねて配置された1乃至複数枚の光学シートと、
前記段部と前記液晶パネルとの間に配置されて前記段部と前記液晶パネルとを接着する両
面テープと、を有することを特徴とする。本発明において、「接着」とは「粘着」を含む
意味である。
直接接着されており、偏光板などといった光学シートを介して接着された構成になってい
ない。このため、液晶パネルの小型化や狭額縁化に伴って、偏光板などの光学シートのサ
イズが小さくなっても、液晶パネルと両面テープとを接着する領域が狭くなることはない
。それ故、液晶パネルを小型化しても液晶パネルをフレームに確実に固定することができ
るので、液晶パネルのフレームからの剥がれや浮きを防止することができる。従って、上
金枠によって液晶パネルをフレームとの間に挟持しなくてもよいので、上金枠を省略する
ことができ、低コスト化を図ることができる。さらに、装液晶パネルとフレームの段部と
は両面テープによって直接接着されており、偏光板などといった光学シートを介して接着
された構成になっていない。このため、液晶パネルと偏光板とを接着剤層で固定する必要
がない。それ故、製造工程数を減らすことができるので、低コスト化を図ることができる
。しかも、液晶パネルと偏光板とを固定する接着剤層を省略できるので、その分、液晶装
置の薄型化を図ることができる。
した張り出し部分を備え、前記張り出し部分の表面は、前記液晶パネルの裏面に接着し、
前記張り出し部分の裏面は、前記1乃至複数枚の光学シートのうち、最も前記液晶パネル
側に位置する光学シートの表面側端部に接着されていることが好ましい。このように構成
すると、両面テープの張り出し部分によって、液晶パネルと、下偏光板などの光学シート
との固定を行なうことができる。
あるいは前記液晶パネルの外周縁より外側位置にあることが好ましい。かかる構成を採用
すると、液晶パネルと段部とが重なっている領域の幅方向の全体を、両面テープによる液
晶パネルとフレームとの接着領域として利用することができる。
光学シートは下偏光板である。
液晶パネル側に位置する光学シートとの間には透光性の充填材が充填されていることが好
ましい。このように構成すると、液晶パネルと光学シートとの間に空気層が介在しないの
で、界面での反射やニュートンリングの発生を防止することができる。
うに構成すると、バックライト装置からの光が漏れて出射されることを防止することがで
きる。
底部を備え、当該底部上に、反射シート、バックライト用導光板、および前記1乃至複数
枚の光学シートが順に重ねて配置されていることが好ましい。このように構成すると、フ
レームの底部に、反射シート、バックライト用導光板、および1乃至複数枚の光学シート
などを順次、落とし込んでいくことができるので、これらの部材をフレームの内側に配置
する作業を効率よく行なうことができる。
、パーソナルコンピュータなどの電子機器に用いられる。
いては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に
縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明では、図7に示す構成と対応が分りやすいよ
うに、共通する部材については同一の符号を付して説明する。
(液晶装置の全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る液晶装置の平面図、およびそ
の一部を拡大した平面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る液晶装置の分解斜
視図である。図3(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る液晶装置を、図1
のA1−A1′線、およびB1−B1′線に相当する位置で切断したときの様子を模式的
に示す断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る液晶装置を、図1のC1−C
1′線に相当する位置で切断したときの断面図である。なお、図1(a)、(b)には、
後述する両面テープ28の貼付範囲を右下がりの斜線が3本一組になって付されている領
域として示してある。また、図1(a)、(b)において、後述する下偏光板42の外周
縁は長い点線で示し、後述する段部911の内周縁は、一点鎖線で示してある。
、透過型あるいは半透過反射型の液晶パネル1と、この液晶パネル1の背面側に配置され
た照明装置8とを有しており、照明装置8および液晶パネル1は、平面矩形形状のフレー
ム9の内側に保持されている。フレーム9は、矩形枠状の樹脂フレーム91と、この樹脂
フレーム91を外側で支持する箱状の金属フレーム92とからなる。かかる構成のフレー
ム9は、樹脂フレーム91と金属フレーム92とを別体に形成した後、重ね合わせること
により構成することができる。また、フレーム9は、金属フレーム92をインサート成形
あるいはアウトサート成形することにより、樹脂フレーム91と金属フレーム92とを一
体に構成することもできる。本形態において、フレーム9は、ポリカーボネート樹脂など
からなる樹脂フレーム91と、金属フレーム92とのインサート成形品からなる。
位置する1つの側板部917aに切り欠き914が形成され、残り3つの側板部917の
内側(フレーム9の内周)に、液晶パネル1を上面で受ける段部911が形成されている
。本形態において、段部911は、4つの側板部917のうち、フレキシブル基板7の引
き出し側に位置する側板部917aを除く3つの側板部917の内周に連続して形成され
ている。樹脂フレーム91において、フレキシブル基板7の引き出し側に位置する側板部
917の近傍は、段部911の途切れ部分915になっており、段部911が形成されて
いない。
4つの側板部927とを備えており、フレキシブル基板7の引き出し側に位置する1つの
側板部927aは、他の辺に位置する側板部927に比して高さ寸法が低くなっている。
金属フレーム92の底板部925には、矩形の開口部925aが形成されている。また、
金属フレーム92の側板部927は、フレキシブル基板7の引き出し側に位置する1つの
側板部927aを除いて、先端部分が折り返された構造になっている。
配置された対向基板12と、基板周縁部で素子基板11と対向基板12とを貼り合わせる
矩形枠状のシール材13とを備えており、素子基板11、対向基板12およびシール材1
3により形成された空間内に保持された液晶層14が保持されている。素子基板11は、
対向基板12の端部より突出する張り出し領域18を備えている。本形態において、素子
基板11および対向基板12はいずれも、基体がガラスなどの透光性の絶縁基板である。
um Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜からなる画素電極16や、画素スイ
ッチング素子、走査線やデータ線などの信号線(図示せず)などが形成され、画素電極1
6を覆うようにポリイミドなどからなる配向膜(図示せず)が形成されている。本形態に
おいて、液晶パネル1は、インプレンスイッチング(以下、IPS(In Plane Switching)
という)方式や、フリンジフィールドスイッチング(以下、FFS(Fringe Field Switc
hing)という)方式の液晶パネルであり、横電界により液晶層14を駆動する。従って、
素子基板11にはITO膜やIZO膜からなる共通電極17も形成されている。このため
、対向基板12において素子基板11と対向する第1面12aには、共通電極17が形成
されていない。IPS方式の場合、画素電極16と共通電極17が横方向で対向する構成
が採用され、FFS方式の場合、画素電極16および共通電極17は誘電体膜を挟んで上
下の異なる層に形成された構成が採用される。但し、図3(a)、(b)では、FFS方
式の場合もIPS方式と同様、画素電極16と共通電極17が横方向で対向するように模
式的に示してある。なお、対向基板12の第1面12aにはカラーフィルタ(図示せず)
などが形成されることもある。また、本形態の液晶装置100では、液晶パネル1がTN
(Twisted Nematic)方式、ECB(Electrically Controlled Birefringence)方式、あ
るいはVAN(Vertical Aligned Nematic)方式の液晶パネルとして構成される場合があ
り、この場合、素子基板11に画素電極16が形成され、対向基板12に共通電極が形成
される。
aとは反対側の第2面12bに上偏光板41が重ねて配置され、素子基板11では、対向
基板12と対向する第1面11aとは反対の第2面11bの側には、下偏光板42を含む
複数枚の光学シート40が重ねて配置されている。
の側から入射し、かかる入射光を光変調して対向基板12の側から出射して画像を表示す
る。
は、駆動用IC98が異方性導電フィルムなどにより実装されており、張り出し領域18
の端部には、フレキシブル基板7が接続されている。このため、外部から供給される各種
信号や電源を、フレキシブル基板7を介して液晶パネル1に入力することができる。フレ
キシブル基板7では、その本体部分78から帯状部分72が延びており、かかる帯状部分
72の先端部には、長手方向を液晶パネル1の幅方向に向けた光源実装部71が形成され
ている。光源実装部71には、照明装置8の点状光源3が実装されており、点状光源3に
は、フレキシブル基板7を介して光源駆動用電圧が供給される。フレキシブル基板7にお
いて、点状光源3が実装されている面側には、表面実装型のキャパシタなど電子部品35
も実装されている。本形態において、点状光源3は表面実装型の白色LEDであり、フレ
キシブル基板7の光源実装部71の面に対して平行な方向に出射光軸Lを向けて所定の間
隔で複数、実装されている。フレキシブル基板7は多層基板あるいは両面基板であり、光
源実装部71を点状光源3が実装されている側とは反対側からみたとき、点状光源3が実
装されている領域と平面視で重なる領域には、導電パターン742が形成されている。導
電パターン742はベタのグランドパターンであり、所定領域にわたって隙間なく一面に
形成されている。このため、導電パターン742は、点状光源3に対する遮光用、電磁シ
ールド用、あるいは放熱用に利用される。
照明装置8は、液晶パネル1の素子基板11に光放出面6aを向ける略矩形の導光板6
と、導光板6の端部6eに沿うように配置された白色LEDからなる複数の点状光源3と
を有している。また、照明装置8は、導光板6において光放出面6aとは反対側の裏面6
bに重ねて配置された反射シート27を備えている。さらに、照明装置8は、導光板6の
光放出面6aの側に、光学シート40として、矩形状の散乱板23、矩形状のプリズムシ
ート24、および矩形状のプリズムシート25を備えている。導光板6は、点状光源3か
ら出射された光を液晶パネル1の面内に均一に照射するためのものであり、アクリル樹脂
やポリカーボネートなどの透光性材料からなる。散乱板23は、表示画面内の光の輝度を
より均一化させるためのものである。プリズムシート24、25は、出射光の配向角を調
整し、正面の輝度を向上させるためのものである。
形成されており、その内壁の1つが、点状光源3から出射された光が入射する光入射部6
1aになっている。従って、フレキシブル基板7において、光源実装部71の点状光源3
が実装されている側の面が下向きとなるように帯状部分72を折り曲げて、導光板6の端
部6eに光源実装部71を重ねると、複数の点状光源3は各々、光出射面3aを光入射部
61aに向けて光源配置穴61に配置される。かかる状態を保持することを目的に、導光
板6の端部6eに沿っては、下面に粘着剤層が形成された遮光シート29が貼られている
。遮光シート29には、導光板6の光源配置穴61と平面視で重なる位置に矩形の開口部
291が形成されている。従って、遮光シート29の上にフレキシブル基板7の光源実装
部71を重ねると、開口部291を介して複数の点状光源3が各々、光源配置穴61に配
置される。
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る液晶装置を、図1のE1−E
1′線に相当する位置で切断したときの断面図、およびその拡大断面図である。
って、図1(a)、(b)、図2、図3(a)、(b)および図5(a)、(b)に示す
ように、樹脂フレーム91の側板部917に形成された段部911によって液晶パネル1
の裏面側外周縁を支持するとともに、段部911と液晶パネル1との間に両面テープ28
を配置する。
テープ28の表面側は、液晶パネル1に接着するとともに、裏面側がフレーム9の段部9
11に接着する。従って、本形態において、下偏光板42は、段部911の内周縁よりも
内側に入るサイズに形成されており、下偏光板42は、反射シート27、導光板6、散乱
板23、プリズムシート24、25と同様、段部911の内側で液晶パネル1の裏面側に
重ねて配置されている。この状態で、下偏光板42の表面は、段部911と略同等の高さ
位置にある。このため、液晶パネル1と下偏光板42との間には、両面テープ28の厚さ
に相当する隙間19が形成されており、かかる隙間19は空気層になっている。
テープ28は、下面側が白色あるいは銀色の反射面になっている一方、上面側は黒色の光
吸収面になっている。
で囲まれた領域よりもやや小さなサイズであり、液晶パネル1の外周縁1eと樹脂フレー
ム91の側板部917の内周面との間に隙間S1を隔てるように配置されている。また、
両面テープ28の外周縁28eは、液晶パネル1の外周縁1eと重なる位置にある。この
ため、両面テープ28の外周縁1eは、樹脂フレーム91の側板部917の内周面との間
に、液晶パネル1と同様、隙間S1を隔てている。
部911からフレーム9の内側に向けて張り出した張り出し部分281を備えている。か
かる両面テープ28の張り出し部分281の表面側は液晶パネル1の裏面に接着し、張り
出し部分281の裏面は、下偏光板42の表面側端部に接着されている。
もって液晶パネル1に接着し、幅寸法W3をもって下偏光板42に接着している。
状の開口部21を備えた枠状の額縁2によって覆われる。従って、開口部21に対応する
領域が、液晶パネル1から出射された表示光が通過する画像表示領域22となる。従って
、本形態において、両面テープ28の内周縁28fは、開口部21の内周縁(画像表示領
域22の外周縁)よりも外側に位置し、両面テープ28の内周縁28fと、開口部21の
内周縁(画像表示領域22の外周縁)との間には、平面視で約0.5mm程度のマージン
S5が確保されている。
1′線で切断したときの断面構成、および図1(a)のG1−G1′線で切断したときの
断面構成と同様である。このため、液晶装置100を、図1(a)のF1−F1′線で切
断したときの断面構成、および図1(a)のG1−G1′線で切断したときの断面構成に
ついては説明を省略する。
本形態の液晶装置100を組み立てるには、図2に示すように、まず、樹脂フレーム9
1の内側において、底板部925の上に反射シート27、導光板6、光学シート40(散
乱板23、プリズムシート24、25、および下偏光板42)を順次積層した後、導光板
6の端部6eを覆うように遮光シート29を重ねる。かかる遮光シート29については、
それ自身を両面テープとして導光板6の端部6eに接着した構成を採用してもよい。次に
、フレキシブル基板7において、光源実装部71の点状光源3が実装されている側の面が
下向きとなるように帯状部分72を折り曲げて、導光板6の端部6eに点光源3を配置す
る。その際、光源実装部71を遮光シート29に押し付け、固定する。その結果、照明装
置8が完成する。
b)、図3、図5(a)、(b)に示すように、液晶パネル1の裏面側に対して外周縁1
eに沿うように両面テープ28を貼った後、両面テープ28がフレーム9の段部911上
に重なるように、液晶パネル1を段部911の上に配置する。そして、液晶パネル1を段
部911に押し付けて、両面テープ28を段部911に接着する。その際、両面テープ2
8の張り出し部分281は、下偏光板42の上面に接着される。
1を段部911の上に配置してもよい。かかる方法を採用した場合も、液晶パネル1を段
部911に押し付けると、両面テープ28を液晶パネル1に接着することができるととも
に、両面テープ28の張り出し部分281は、下偏光板42の上面に接着される。
以上説明したように、本形態の液晶装置100では、液晶パネル1とフレーム9の段部
911とは両面テープ28によって直接接着されており、下偏光板42などといった光学
シート40を介して接着された構成になっていない。このため、液晶パネル1の小型化や
狭額縁に伴って、非表示領域や下偏光板42のサイズが小さくなっても、液晶パネル1と
両面テープ28とを接着する領域が狭くなることはない。
図7を参照して説明した構成を採用すると、段部911と下偏光板42との重なり幅に相
当する幅寸法W11をもって接着できるだけであるが、本形態によれば、図5に示すよう
に、段部911と液晶パネル1との重なり幅に相当する幅寸法W1をもって液晶パネル1
とフレーム9の段部911とを両面テープ28により接着することができる。従って、本
形態によれば、図7を参照して説明した構成に比較して、幅寸法W12に相当する分だけ
、幅広に液晶パネル1をフレーム9の段部911上に両面テープ28で接着することがで
きる。
あるため、液晶パネル1と段部911とが重なっている領域の幅方向の全体を、両面テー
プ28による液晶パネル1とフレーム9の段部911との接着領域として利用することが
できる。
実に固定することができるので、フレキシブル基板7を曲げたことに起因する反力や輸送
中の振動などの応力や、湿度変化に起因する応力が液晶パネル1に加わっても、液晶パネ
ル1がフレーム9Xの段部911から剥がれるという不具合や、液晶パネル1が段部91
1から浮いてしまうという不具合が発生しない。従って、上金枠によって液晶パネル1を
フレーム9との間に挟持しなくてもよいので、上金枠を省略することができ、低コスト化
を図ることができる。
れているため、液晶パネル1と下偏光板42とを接着剤層で固定する必要がない。このた
め、製造工程数を減らすことができるので、低コスト化を図ることができる。しかも、液
晶パネル1と下偏光板42とを固定する接着剤層を省略できるので、その分、液晶装置1
00の薄型化を図ることができる。
し部分281を備え、張り出し部分281の表面は、液晶パネル1の裏面に接着し、張り
出し部分281の裏面は、複数枚の光学シート40のうち、液晶パネル1側に位置する下
偏光板42の表面側端部に接着されている。このため、両面テープ28の張り出し部分2
81によって、液晶パネル1と、下偏光板42との固定を行なうことができる。
を備えている。このため、底板部925上に、反射シート27、バックライト用の導光板
6、および光学シート40を順次、落とし込んでいくことができるので、これらの部材を
フレームの内側に配置する作業を効率よく行なうことができる。
イト装置)からの光が光学シート40を介さずに液晶パネル1に入射することや、照明装
置8からの光が光学シート40や液晶パネル1を介さずに漏れてしまうことを防止するこ
とができる。
実施の形態1では、液晶パネル1と下偏光板42との間には、両面テープ28の厚さに
相当する空気層(隙間19)が形成されていたが、本形態では、かかる隙間19に透光性
の充填材、例えば、アクリル樹脂などの充填材を充填しておく。かかる構成によれば、液
晶パネル1と下偏光板42との間に空気層が介在しないので、界面での反射やニュートン
リングの発生を防止することができる。
実施の形態1では、フレーム9において段部911は、4つの側板部917の3つの側
板部917にわたって連続して延在している構成であったが、フレーム9において段部9
11が離間するように構成されている場合に本発明を適用してもよい。例えば、段部91
1が側板部917の長さ方向の途中部分のみ、あるいは角部分のみに形成されている場合
に本発明を適用してもよい。
実施の形態1では、両面テープ28の外周縁28eと液晶パネル1の外周縁1eと重な
る位置にあったが、両面テープ28の外周縁28eが液晶パネル1の外周縁1eより外側
に位置する構成を採用してもよい。
うち、最も液晶パネル1側に配置された光学シートが下偏光板42であったが、ポリマー
分散型液晶(PDLC/Polymer Dispersed Liquid Crystals)のように、偏光板を用い
ない液晶装置に本発明を適用してもよい。
次に、上述した実施形態に係る液晶装置100を適用した電子機器について説明する。
図6(a)に、液晶装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示
す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての液晶装置100と本体部
2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002
が設けられている。図6(b)に、液晶装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携
帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに
表示ユニットとしての液晶装置100を備える。スクロールボタン3002を操作するこ
とによって、液晶装置100に表示される画面がスクロールされる。図6(c)に、液晶
装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を
示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、
並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。電源スイッチ4002を操作する
と、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶装置100に表示される。
スチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ
、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステ
ーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末などの電子機器などが挙げられる。そして
、これらの各種電子機器の表示部として、前述した液晶装置100が適用可能である。
明装置、9・・フレーム、23・・散乱板(光学シート)、24、25・・プリズムシー
ト(光学シート)、28・・両面テープ、41・・上偏光板、42・・下偏光板(光学シ
ート)、91・・樹脂フレーム、92・・金属フレーム、100・・液晶装置、281・
・両面テープの張り出し部分、911・・樹脂フレームの段部、917・・樹脂フレーム
の側板部、927・・金属フレームの側板部、
Claims (8)
- 液晶パネルと、
該液晶パネルの裏面側外周縁を支持する段部が内周に形成されたフレームと、
該フレームにおいて前記段部より内側で前記液晶パネルの裏面側に重ねて配置された1
乃至複数枚の光学シートと、
前記段部と前記液晶パネルとの間に配置されて前記段部と前記液晶パネルとを接着する
両面テープと、
を有することを特徴とする液晶装置。 - 前記両面テープは、前記段部から前記フレームの内側に向けて張り出した張り出し部分
を備え、
前記張り出し部分の表面は、前記液晶パネルの裏面に接着し、
前記張り出し部分の裏面は、前記1乃至複数枚の光学シートのうち、最も前記液晶パネ
ル側に位置する光学シートの表面側端部に接着されていることを特徴とする請求項1に記
載の液晶装置。 - 前記両面テープの外周縁は、前記液晶パネルの外周縁と重なる位置、あるいは前記液晶
パネルの外周縁より外側位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置
。 - 前記1乃至複数枚の光学シートのうち、最も前記液晶パネル側に位置する光学シートは
下偏光板であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の液晶装置。 - 前記液晶パネルと、前記1乃至複数枚の光学シートのうち、最も前記液晶パネル側に位
置する光学シートとの間には透光性の充填材が充填されていることを特徴とする請求項1
乃至4の何れか一項に記載の液晶装置。 - 前記両面テープは、遮光性両面テープであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか
一項に記載の液晶装置。 - 前記フレームは、前記1乃至複数枚の光学シートを裏面側で支持する底部を備え、
当該底部上に、反射シート、バックライト用導光板、および前記1乃至複数枚の光学シ
ートが順に重ねて配置されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の
液晶装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の液晶装置を備えていることを特徴とする電子機器
。
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