JP2010085488A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受光信号のばらつきによる影響を抑制するように、受光信号のセンサ感度(上記受光感度を含む)を適切に調整することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、担持体13上に光を照射する投光部15A、及び、対象物からの反射光を受光し、その受光量に応じた受光信号S1を出力する受光部15Bを有するセンサ15と、受光信号に基づいて担持体上におけるマークの有無を判定する判定部40と、受光部からの受光信号を複数回取得し、それらの受光信号の平均的なレベルVAと目標レベルV3との近づき度合いを評価する評価部40と、マーク判定の際におけるセンサ15のセンサ感度を、評価部の評価結果に応じて調整する制御部40と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、例えば、用紙上における画像形成位置のずれ等を補正する機能を有するものがある。具体的には、レジストレーションパターンなど、複数のマークからなるパターンをベルト上に形成し、光学センサによりベルトに光を照射しつつ、その反射光を受光する。そして、この光学センサが出力する受光信号に基づき、ベルト表面とマーク表面との反射率(反射光量)の違いを読み取ることでマークの位置を判定し、その判定結果に基づいて画像形成位置のずれを補正する構成になっている。
ここで、例えばベルトの表面に傷や汚れが付くことがあり、その傷や汚れによって光が乱反射するためにベルト表面の反射率が下がり、マークの判定が正常にできなくなるおそれがある。そこで、従来より、ベルト上の反射状態を評価して、その評価結果に応じて光学センサでの受光感度を調整するものがある(特許文献1参照)。
特開2008−134333公報
ところが、ベルト表面の各位置によって傷や汚れの付着程度が異なれば、ベルト表面の反射率も各位置によってばらつき、これに伴って受光信号もばらつく。しかしながら、上記従来の構成では、そのような反射率のばらつきを考慮せずに、ある一時点での単発的な受光信号に基づきベルト上の反射状態を評価する構成である。このため、受光感度を調整しても、上記単発的な受光信号のレベル次第で、マークの測定精度がばらついてしまうという問題があった。
なお、ベルト表面に光を照射したときの受光信号のばらつきは、ベルト表面の反射率のばらつきに限らず、光学センサにおける投光量や光電変換率の変動など、他の要因によっても生じ得る。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、受光信号のばらつきによる影響を抑制するように、受光信号のセンサ感度(上記受光感度を含む)を適切に調整することが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の適用例1に係る画像形成装置は、担持体上にマークを形成する形成部と、前記担持体上に光を照射する投光部、及び、前記担持体及び前記マークからの反射光を受光し、その受光量に応じた受光信号を出力する受光部を有するセンサと、前記受光信号に基づいて前記担持体上におけるマークの有無を判定する判定部と、前記投光部の投光量、及び、前記受光部の受光感度のうち少なくとも一方を変えて、前記判定部による判定の際における前記センサのセンサ感度を変更する変更部と、前記担持体上、或いは、当該担持体とは異なる対象物上に前記投光部から光を照射し、前記担持体或いは前記対象物からの反射光を前記受光部が受光したときにおける前記受光部からの受光信号を複数回取得し、前記複数回の受光信号の平均的なレベルと、目標レベルとの近づき度合いを評価する評価部と、前記センサ感度を、前記変更部により前記評価部の評価結果に応じて調整する制御部と、を備える。
本適用例によれば、受光部からの受光信号を複数回取得し、これらの複数回の受光信号に基づき、これらの平均的なレベルと、目標レベルとの近づき度合いを評価し、その評価結果に応じてセンサのセンサ感度を調整するようにした。これにより、受光信号のばらつきによる影響を抑制するように、受光信号のセンサ感度を適切に調整することが可能である。
適用例2は、適用例1の画像形成装置であって、前記評価部は、前記複数回取得された受光信号について、目標レベルである、或いは、目標レベル以下または以上である条件を満たす第1割合が基準範囲内であるかどうかの判断に基づき前記近づき度合いを評価する構成である。
本適用例によれば、複数回の受光信号について、目標レベルであった、或いは、目標レベル以下または以上であった割合が基準範囲内かどうかを判断することにより、平均的なレベルと目標レベルとの近づき度合いを評価する。従って、受光信号の詳細なレベル変化を把握することなく、受光信号と目標レベルとの大小関係から、近づき度合いを比較的に容易に評価できる。
適用例3は、適用例2の画像形成装置であって、前記制御部は、前記評価部にて前記第1割合が前記基準範囲外であると判断された場合には、前記変更部により前記センサ感度を変更し、前記評価部は、前記センサ感度の変更後に、再度、前記近づき度合いを評価する構成である。
本適用例によれば、悪い評価であった場合、即ち、第1割合が基準範囲外であった場合には、センサ感度を変更して上記評価を繰り返す。これにより、上記近づき度合いを高くして受光信号のばらつきによる影響を抑制するように、センサ感度を適切に調整することが可能である。
適用例4は、適用例2または3の画像形成装置であって、前記制御部は、前記評価部で前記第1割合が前記基準範囲外であると判断されている場合において、前記第1割合と、前記条件を満たさない第2割合との大小関係が反転したことを条件に、前記第1割合に基づくセンサ感度の調整を終了する。
センサ感度を調整しても、第1割合が基準範囲内にならないことがある。そこで、本適用例では、第1割合と第2割合との大小関係が反転したことを条件に、第1割合に基づくセンサ感度の調整を終了するようにした。これにより、センサ感度調整が長期間繰り返されることを回避できる。
適用例5は、適用例2から4のいずれか1つの画像形成装置であって、前記受光信号が前記条件を満たしたときの前記変更部における前記センサ感度の制御値を複数回把握し、それら複数回分の制御値に基づき初期制御値を検索する初期値検索処理を実行する検索部を備え、前記評価部は、前記初期制御値にて前記第1割合に基づく判断を開始する。
本適用例によれば、初期値検索処理により、評価部による評価の開始時における、受光信号の平均的なレベルと目標レベルとの差のばらつきを抑制できる。
適用例6は、適用例5の画像形成装置であって、前記検索部は、前記初期値検索処理にて、前記受光信号が前記目標レベルよりも絶対値が小さい所定レベルに達した、或いは、前記所定レベル以上になったときにおける前記センサ感度の制御値を把握し、前記制御部は、前記評価部にて前記第1割合が前記基準範囲内であると判断された場合、その判断時における制御値を、前記目標レベル、前記初期制御値、前記所定レベル、当該所定レベルに対応する制御値に基づき変更し、前記平均的なレベルを前記受光部の飽和レベル側へ移行させる。
本適用例によれば、対象物や担持体表面の傷などによって受光信号に混入するノイズ成分の影響が低減される。しかも、第1割合が基準範囲内であるとの判断時における制御値を、目標レベル、初期制御値、前記所定レベル、当該所定レベルに対応する制御値に基づき変更し、平均的なレベルを飽和レベルに移行させるから、その移行後でも、適切なセンサ感度を維持することが可能である。
適用例7は、適用例1から6のいずれか一つの画像形成装置であって、前記担持体及び前記対象物としてのベルトと、当該ベルトを回転駆動する駆動機構と、を備え、前記評価部は、前記ベルトの回転駆動中に前記複数回の受光信号を取得する。
本適用例によれば、ベルト表面の反射率のばらつきに応じた受光信号を効率よく取得できる。また、例えば画像形成指令によりベルトが回転し始めてから、当該ベルト上にシート材が送られるまでの時間を有効に利用して、受光信号を取得することができる。
本発明によれば、受光信号のばらつきによる影響を抑制するように、受光信号のセンサ感度を適切に調整することが可能である。
次に本発明の一実施形態について図を参照して説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ1(本発明の「画像形成装置」の一例)の概略構成を示す側断面図である。プリンタ1は例えば4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナーを用いてカラー画像を形成する直接転写方式のカラープリンタである。図1の紙面左方向がプリンタ1の前方向(副走査方向 各図では符号Fで図示)であり、紙面奥行き方向がプリンタ1の左右方向(主走査方向)である。なお、以下の説明では、プリンタ1の各構成部品や用語を色ごとに区別する場合には、その構成部品等の符号末尾に各色を意味するK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を付すものとする。また、ブラックが「無彩色」の一例であり、イエロー、マゼンタ、シアンが「有彩色」の一例である。
プリンタ1は、ケーシング2を備えており、そのケーシング2内の底部には、複数のシート材3(具体的には用紙)を積載可能な給紙トレイ4が設けられている。給紙トレイ4の前端上方には給紙ローラ5が設けられており、この給紙ローラ5の回転に伴って給紙トレイ4内の最上位に積載されたシート材3がレジストレーションローラ6へ送り出される。レジストレーションローラ6は、シート材3の斜行補正を行った後、そのシート材3をベルトユニット11上へ搬送する。
ベルトユニット11は、一対の支持ローラ12A、12B間に環状のベルト13(本発明の「対象物、担持体」の一例)を張架した構成となっている。ベルト13は、ポリカーボネート等の樹脂材からなり、その表面は鏡面加工されている。このベルト13は、後側の支持ローラ12Bが回転駆動されることにより循環移動して、その上面に載せたシート材3を後方へ搬送する。ベルト13の内側には、後述する各プロセス部19K〜19Cの感光体28に対してベルト13を挟んで対向する位置に4つの転写ローラ14が設けられている。
さらに、ベルト13の下側には、ベルト13表面のマークの有無(位置)を判定するためのパターンセンサ15が設けられている。また、ベルトユニット11の下側には、ベルト13表面に付着したトナーや紙粉等を回収するクリーニング装置16が設けられている。
ベルトユニット11の上方には、4つの露光部17K,17Y,17M,17Cと、4つのプロセス部19K,19Y,19M,19Cとが前後方向に並んで設けられている。露光部17K〜17C、プロセス部19K〜19C及び既述の転写ローラ14を、それぞれ一つずつ含んで一組の画像形成部20(本発明の「形成部」一例)が構成されており、プリンタ1全体では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した4組の画像形成部20K,20Y,20M,20Cが設けられている。
各露光部17K〜17Cは、複数のLEDが一列に並んで設けられたLEDヘッド18を備えている。各露光部17K〜17Cは、形成すべき画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド18から、対向する感光体28の表面に一ラインごとに光を照射することで露光を行う。
各プロセス部19K〜19Cは、現像剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23を備え、その下側に供給ローラ24、現像ローラ25、層厚規制ブレード26等を備えている。トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給され、供給ローラ24と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ25上に供給されたトナーは、現像ローラ25の回転に伴って、層厚規制ブレード26と現像ローラ25との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
また、各プロセス部19K〜19Cは、表面が正帯電性の感光層によって覆われた感光体28と、スコロトロン型の帯電器29とが設けられている。画像形成時には、感光体28が回転駆動され、それに伴って感光体28の表面が帯電器29により一様に正帯電される。そして、その正帯電された部分が露光部17K〜17Cにより露光されて、感光体28の表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ25上に担持され正帯電されているトナーが感光体28表面の静電潜像に供給され、これにより感光体28の静電潜像が可視像化される。その後、各感光体28の表面上に担持されたトナー像は、シート材3が感光体28と転写ローラ14との間の各転写位置を通過する間に、転写ローラ14に印加される負極性の転写電圧によってシート材3上に順次転写される。トナー像が転写されたシート材3は、次に定着器31に搬送され、そこでトナー像が熱定着され、その後、そのシート材3は上方へ搬送され、ケーシング2の上面に排出される。
(プリンタの電気的構成)
図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。プリンタ1は、同図に示すように、CPU40、ROM41、RAM42、NVRAM43(不揮発性メモリ)、ネットワークインターフェイス44を備え、これらに既述の画像形成部20K〜20C、パターンセンサ15や、表示部45、操作部46、駆動機構47などが接続されている。
ROM41には、後述するセンサ感度調整処理など、このプリンタ1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU40は、ROM41から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM42またはNVRAM43に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス44は、通信回線を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続され、これにより相互のデータ通信が可能となっている。
表示部45は、液晶ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部46は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の入力操作が可能である。駆動機構47は、駆動モータ等を備え、ベルト13等を回転駆動させる。
(パターンセンサ)
図3は、パターンセンサ15の回路構成を示す図である。パターンセンサ15は、同図に示すように、ベルト13に向けて光を照射する投光素子51を有した投光回路15A(本発明の「投光部」の一例)と、ベルト13からの反射光を受光する受光素子52を有した受光回路15B(本発明の「受光部」の一例)と、受光回路15Bからの出力を基準レベルと比較する比較回路15Cとを備えている。
投光回路15Aは、LEDからなる投光素子51のカソード側を接地し、アノード側をスイッチ素子48及び抵抗53を介して電源ラインVccに接続した構成となっている。後述するセンサ感度調整処理や補正処理の際に、CPU40はPWM制御によって投光回路15Aの投光量を調整する。本実施形態では、CPU40は、上記スイッチ素子48にPWM信号(制御信号)を与えてオンオフさせつつ、当該PWM信号のPWM値(デューティ比 本発明の「制御値」の一例)を大きくすることで、投光量を増大させる構成になっている。投光量が変更されることで、ベルト13の反射率などが同一条件であるときの受光信号レベル(以下、「センサ感度」という)を調整することができる。このときCPU40は、本発明の「変更部」として機能する。
受光回路15Bは、フォトトランジスタからなる受光素子52のエミッタ側を接地し、コレクタ側を、抵抗54を介して電源ラインVccに接続した構成となっている。また、受光素子52のコレクタからは、ベルト13からの反射光の受光量に応じたレベル(電圧値)の受光信号S1が、ローパスフィルタ60を介して比較回路15Cに与えられる。本実施形態では、受光素子52は、受光量が多いほど、低いレベルの受光信号S1を出力する。また、ローパスフィルタ60は、例えばCRタイプやLCタイプであり、受光信号S1に含まれるスパイクノイズ等を低減する。
比較回路15Cは、オペアンプ55、抵抗56,57,58を備えて構成されている。オペアンプ55の負入力端子には、ローパスフィルタ60の出力が接続されている。オペアンプ55の出力端子は、プルアップ抵抗56を介して電源ラインVccに接続されると共に、CPU40に接続されている。オペアンプ55の正入力端子には、抵抗57,58からなる分圧回路の分圧電圧が、基準レベルとして与えられている。このような構成により、オペアンプ55は、負入力端子に入力される受光信号S1のレベルと、上記基準レベルとを比較し、その比較結果に応じた二値化信号S2をCPU40に出力する。具体的には、受光信号S1レベルが基準レベル以下のときに、二値化信号S2はハイレベルになる。
また、基準レベルは、CPU40により例えば抵抗58の抵抗値を変更することで、後述する補正処理時には、マーク判定用閾値VH(例えば1.5[V])に設定され、センサ感度調整処理時には、起動時レベルV1(例えば4.5[V])、第1レベルV2(例えば3[V] 本発明の「所定レベル」の一例)、第2レベルV3(例えば1[V])に設定される。
(画像形成位置のずれ補正処理、及び、判定用パターン)
プリンタ1は、例えば異なる色画像間におけるシート材3上の形成位置について、副走査方向のずれを補正するための「色ずれ補正処理」を行う。なお、本実施形態では、ブラックが基準色とされ、イエロー、マゼンタ、シアンが調整色とされ、基準色の画像形成位置を基準に、各調整色の画像形成位置を調整する。
色ずれ補正処理では、図4に示す判定用パターンPを利用する。判定用パターンは、主走査方向に細長い各色のマーク50を有し、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順に並んだ4つのマーク50K〜50Cを一組として、複数組のマーク50を副走査方向に間隔を開けてベルト13上に配置したものである。
調整色の画像形成位置が、基準色の画像形成位置に対して副走査方向にずれると、調整色のマーク50Y〜50Cの位置と基準色のマーク50Kの位置との相対距離が変わる。そこで、各組ごとに、各調整色マーク50Y〜50Cの位置と基準色マーク50Kの位置との相対距離をそれぞれ算出し、全ての組における算出結果に基づき、各調整色ごとに、上記相対距離の平均値を算出する。そして、この平均値と所定の理想値との差を基準色に対する画像形成位置の副走査ずれ量とし、その副走査ずれ量を例えばNVRAM43に記憶する。そして、例えば外部のコンピュータからの画像形成指令に基づく通常の画像形成処理時には、この副走査ずれ量を相殺するように各調整色に対応する露光部17Y〜17Cが感光体28を露光するタイミングを調整する。
(受光信号と、目標レベルとの関係)
図5,6は、ベルト13上にマーク50が形成されていない場合と形成されている場合の受光信号S1の変化と、目標レベル、マーク判定用閾値VHとの関係を示すグラフである。同図において、実線のグラフG1は、上記判定用パターンPが形成されていないベルト13に対して投光回路15Aからの光を照射させたときの受光信号S1の変化を示す。二点鎖線のグラフG2は、判定用パターンPが形成されているベルト13に対して投光回路15Aからの光を照射させたときの受光信号S1の変化を簡略化して示す。
各図において、縦軸は受光信号S1のレベル(電圧値)を示し、紙面上方に向かうほど受光信号S1のレベルが高い(受光回路15Bの受光量は少ない)ものとし、横軸は経過時間、及び、ベルト13上の周方向における位置を示す。また、光反射率は、マーク50よりもベルト13表面の方が高い。以下、マーク50が形成されていないベルト13の下地に光が照射されているときの受光信号S1を「ベルト照射時の受光信号S1」といい、マーク50の表面に照射されたときの受光信号S1を「マーク照射時の受光信号S1」という。
上記色ずれ補正処理におけるマーク50の有無(位置)の判定は、ベルト照射時の受光信号S1レベルを基準とする、マーク照射時の受光信号S1レベルの相対的な変化に基づき行う。従って、判定精度を安定させるには、ベルト照射時の受光信号S1を、常に所定の目標レベル(本実施形態では第2レベルV3)に一定に保つことが好ましい。
ところが、図5,6のグラフG1に示すように、実際には、ベルト照射時の受光信号S1は変動する。主な原因としては、ベルト13表面の光反射率のばらつきが考えられる。ベルト13表面の光反射率を、ベルト13の全長に亘って均一にすることは難しく、製造ばらつき、ゴミ・埃・残存トナーなどの付着物の分布のばらつきなどによって不均一になるからである。また、他の原因としては、投光回路15Aからの投光量のばらつき(PWM値と投光量との間の相関関係の乱れ)、受光回路15Bの受光感度(光電変換率・増幅度)のばらつきが考えられる。これらのばらつきは、プリンタ1固有の回路特性のばらつきや、温度などの周囲環境変化などに基づき生じ得る。
ここで、従来構成のように、仮に、唯一1回のサンプリングタイミングでの単発的な受光信号S1が第2レベルV3を超えたことをもって、そのときの投光量制御のための上記PWM値を決定する場合を考える。この場合、図5のように、サンプリングタイミングがT1時点に到来したとすると、ベルト照射時の受光信号S1の最小値が第2レベルV3付近になるようなPWM値に決定され、その結果、ベルト照射時の受光信号S1の変化曲線G1は全体的に第2レベルV3を上回ることになる。即ち、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVA(例えばグラフG1の最大振幅の中心レベル、または、平均レベルなど)は、第2レベルV3を上回ることになる。そして、その分だけ、その平均的なレベルVAとマーク判定用閾値VHとの差が小さくなるので、色ずれ補正処理時において、ベルト照射時の受光信号S1がノイズ等によって少し変化するだけでも、マーク判定用閾値VHを上回ることになり、ベルト13上にマーク50が無いのに有ると誤判定してしまう可能性が高くなる。
一方、図6のように、サンプリングタイミングがT2時点に到来したとすると、ベルト照射時の受光信号S1の最大値が第2レベルV3付近になるようなPWM値に決定され、その結果、ベルト照射時の受光信号S1レベルの変化曲線G1は全体的に第2レベルV3を下回ることになる。即ち、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAは、第2レベルV3を下回ることになる。そうすると、その平均的なレベルVAとマーク判定用閾値VHとの差が大きくなるので、色ずれ補正処理時において、マーク照射時の受光信号S1がノイズ等によって少し変化するだけでも、マーク判定用閾値VH以上にならなくなり、ベルト13上にマーク50が有るのに無いと誤判定してしまう可能性が高くなる。
このように、単発的な受光信号S1に基づき、センサ感度(ベルト照射時の受光信号S1レベル)を調整する構成では、サンプリングタイミングの相違によって、マーク50の判定精度のばらつきが大きくなるという問題が生じる。このようなマーク判定精度のばらつきを抑制するためには、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差を極力小さくすることが必要である。そこで、本実施形態では、次述するセンサ感度調整処理を実行する。
(センサ感度調整処理)
図7から図9は、センサ感度調整処理を示すフローチャートである。CPU40が、このセンサ感度調整処理を実行することにより、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差を抑制するように投光回路15Aの投光量が調整される。なお、センサ感度調整処理は、例えば、プリンタ1の電源投入直後や、上記色ずれ補正処理の実行直前など、所定の条件が満たされた場合に実行される。また、このとき、CPU40の指示により駆動機構47が起動し、ベルト13が回転し始める。
CPU40は、まずS1で比較回路15Cの基準レベルを起動時レベルV1に設定し、また、回数値Nをゼロに初期化する。次にS3でパターンセンサ15に異常が発生していないかを判断する。具体的には、二値化信号S2がローレベルかどうかを判断する。この時点では、CPU40は投光回路15Aに起動指令を与えていないので、正常時であれば、投光素子51は消灯しており、受光信号S1レベルは起動時レベルV1を上回っており、二値化信号S2はローレベルになり(S3:YES)、S5に進む。
これに対して、二値化信号S2がハイレベルであった場合(S3:NO)には、投光回路15Aや受光回路15Bなどで何らかの異常は発生しているとみなし、S13でエラー処理を実行し、本センサ感度調整処理を中止する。このエラー処理では、例えば表示部45にエラーメッセージ等を表示させたり、所定パターンで点灯させたり、エラー信号を外部機器に出力したりする。S5では、投光回路15Aに起動指令を与えて起動させて、S7で初期値検索処理を実行する。
(1)初期値検索処理
図8は、初期値検索処理を示すフローチャートである。本実施形態では、後述する割合調整処理(図7のS9)において、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差を抑制することを本格的に行うが、その前に初期値検索処理を行う。この初期値検索処理は、割合調整処理の開始時におけるPWM値の初期値(以下、「初期PWM値」という 本発明の「初期制御値」の一例)を検索するためのものである。具体的には、割合調整処理の開始時においてベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差のばらつきが極力少ないPWM値を検索し、これを初期PWM値として決定する。このときCPU40は、「検索部」として機能する。
CPUは、まずS31で、回数値Nに「1」加え、基準レベルを第1レベルV2に設定し、S33で二値化信号S2がローレベルかどうかを判断する。この時点では、投光回路15Aは起動しているものの、投光量は極めて低い。従って、正常時であれば、受光信号S1レベルは第1レベルV2を上回るため、二値化信号S2はローレベルになり(S33:YES)、S35に進むが、ハイレベルであれば(S33:NO)、何らかの異常が発生しているとして、図7のS13に進んでエラー処理を実行する。
S35では、PWM値を所定単位量分だけ増加して投光量を増大させて、受光信号S1を第1レベルV2に近づける。S37では、現在のPWM値が上限値以下であるかどうかを判断し、上限値を超えていれば(S37:NO)、図7のS13に進む。一方、上限値以下であれば(S37:YES)、S39に進む。
S39では、受光信号S1が第1レベルV2以下であるかどうかを判断する。具体的には、二値化信号S2がハイレベルになっているかどうかを判断し、ローレベルであれば(S39:NO)S35に戻り、ハイレベルであれば(S39:YES)、受光信号S1が第1レベルV2以下であるとして、S41に進む。S41では、S39にて二値化信号S2がハイレベルであると判断したときのPWM値を、第1PWM値D1として例えばNVRAM43に記憶し、S43で基準レベルを第2レベルV3に変更し、S45に進む。
S45では、二値化信号S2がローレベルかどうかを判断する。この時点では、基準レベルを第2レベルV3に変更した直後なので、正常時であれば、受光信号S1は第2レベルV3を上回るため、二値化信号はローレベルになり(S45:YES)、S47に進む。一方、ハイレベルであれば(S45:NO)、何らかの異常が発生しているとして、図7のS13に進んでエラー処理を実行する。
S47では、PWM値を所定単位量分だけ増加して投光量を増大させて、受光信号S1を第2レベルV3に近づける。S49では、現在のPWM値が上限値以下であるかどうかを判断し、上限値を超えていれば(S49:NO)、図7のS13に進む。一方、上限値以下であれば(S49:YES)、S51に進む。
S51では、受光信号S1が第2レベルV3以下であるかどうかを判断する。具体的には、二値化信号S2がハイレベルになっているかどうかを判断し、ローレベルであれば(S51:NO)S47に戻り、ハイレベルであれば(S51:YES)、受光信号S1が第2レベルV3以下であるとして、S53に進む。S53では、S51にて二値化信号S2がハイレベルであると判断したときのPWM値を、第2PWM値D2として例えばNVRAM43に記憶し、S55に進む。
S55では、回数値Nが所定回数Z(本実施形態ではZ=3)に達したかどうかを判断し、Z回未満であれば(S55:NO)、S31に戻り、Z回に達していれば(S55:YES)、S57でZ回分の第1PWM値D1の平均値D1A、及び、第2PWM値D2の平均値D2Aを例えばNVRAM43に記憶し、本初期値検索処理を終了する。平均値D2Aは次の割合調整処理の初期PWM値とされる。また、平均値D1Aは、飽和レベル移行時(図7のS11)に利用される。
なお、基準レベルを第2レベルV3に設定したときのように、投光回路15Aの投光量が多い場合には、PWM値と投光量との線形性が崩れるため、同一PWM値に対する投光量のばらつきが比較的に大きい。逆に、基準レベルを第1レベルV2に設定したときのように、投光量が少ない場合には、投光量のばらつきは比較的に小さい。このため、上記S57において、第1PWM値D1の平均値D1Aではなく、一の回の第1PWM値D1をNVRAM43に記憶し、これを飽和レベル移行時に利用してもよい。
要するに、この初期値検索処理では、基準レベルを第1レベルV2と第2レベルV3とに交互に切り替えつつ、受光信号S1が第2レベルV3に達したときのPWM値(第2PWM値D2)を取得し、そのZ回分の平均値D2Aを算出し、これに基づき割合調整処理の初期PWM値を決定するのである。その意義は次の通りである。
即ち、次述する割合調整処理は、比較回路15Cの基準レベルを第2レベルV3に設定した状態で行うわけであるが、前述したようにベルト照射時の受光信号S1は変動している。このため、仮に、ある1時点で受光信号S1が第2レベルV3に達したときのPWM値を初期値として割合調整処理を行うと、その割合調整処理の開始時期によって、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差が大きくばらつく。その結果、割合調整処理の所要時間がばらつくことになり好ましく、場合によってプリンタの使用者を待たせる時間が長くなってしまう。
そこで、初期値検索処理を実行して上記第2PWM値D2の平均値D2Aを求め、この平均値D2Aを、割合調整処理の初期PWM値とすることで、割合調整処理の所要時間のばらつきを抑制し、円滑に割合調整処理を行うことが可能になる。
(2)割合調整処理
図9は、割合調整処理を示すフローチャートである。また、図10は、ベルト照射時の受光信号S1と、第2レベルV3との比較結果を示すグラフである。上記図5,6と共通する部分については当該図5,6と同様の意味である。
CPU40は、まずS71で、投光回路15Aの投光量制御のための上記PWM値を初期PWM値に設定し、第1カウンタC1、及び、第2カウンタC2をゼロに初期化する。次にS73で、図10に示すように、ある周期で複数回、二値化信号S2をサンプリングする。なお、この周期(例えば10[ms]、5[ms])、サンプリング回数(例えば100回、200回)は例えば操作部46での操作によって変更できる。また、ベルト13の全周における光反射率のばらつきによる影響を抑制するためには、ベルト13が1周以上、回転する間、サンプリングを行うことがより好ましい。
S75、S77では、上記サンプリング期間中における二値化信号S2がハイレベルであったとき(図中の「H」)の回数であるハイレベル回数、及び、ローレベルであったとき(図中の「L」)の回数であるローレベル回数のうち、少なくとも一方に基づき、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと、第2レベルV3との近づき度合いを評価する。このとき、CPU40は、本発明の「評価部」として機能する。
具体的には、全サンプリング回数に対するローレベル回数の割合であるローレベル割合(本発明の「第1割合」の一例)が50%に近づくほど、上記近づき度合いが高いと考えられる。そこで、本実施形態では、S75、S77で、そのローレベル割合が基準範囲(例えば40%〜60%)内にあるかどうかを判断する。ローレベル割合が基準範囲内であれば(S75:YES、且つ、S77:YES)、マークの判定精度に支障をきたさない程度に、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差を抑制できたとみなし、S79で現在のPWM値を、第3PWM値D3として例えばNVRAM43に記憶し、本割合調整処理を終了する。
ローレベル割合が基準範囲外の場合には、ローレベル割合が基準範囲内へと向かう方向に、即ち、受光信号S1の平均的なレベルVAが第2レベルV3に近づく方向に現在のPWM値を変更する。具体的には、ローレベル割合が基準範囲の上限値を超えている場合には(S75:NO)、S81で現在のPWM値を所定単位量分だけ減少させ、第1カウンタC1に「1」加えてS85に進む。ローレベル割合が基準範囲の下限値未満である場合には(S77:NO)、S83で現在のPWM値を所定単位量分だけ増加させ、第2カウンタC2に「1」加えてS85に進む。
S85では、割合調整処理中に、ローレベル割合とハイレベル割合(本発明の「第2割合」の一例)との大小関係が反転したかどうかを判断する。具体的には、第1カウンタC1、第2カウンタC2が共にゼロでないかどうかを判断する。例えば、ローレベル割合が上限値を超えている場合に(S75:NO)、S81でPWM値を減少させた結果、ローレベル割合が、基準範囲を超えて下限値未満になった場合(S77:NO)である。このような場合には(S85:YES)、ローレベル割合がいつまでも基準範囲内にならずに、上記大小関係の反転を繰り返すことを防止するために、S79に進み、この時点でのPWM値を第3PWM値D3とする。一方、上記大小関係が反転していない場合は(S85:NO)、S87に進む。
S87では、ローレベル割合が上限値を超えていた場合(S75:NO)の回数(第1カウンタC1)、及び、ローレベル割合が下限値未満であった場合(S77:NO)の回数(第2カウンタC2)の少なくとも一方が、所定回数X(例えばX=7)を超えたかどうかを判断する。所定回数X以下であれば(S87:NO)、S73に戻り、二値化信号S2のサンプリングを繰り返す。このとき、CPU40は、本発明の「制御部」として機能する。
一方、所定回数Xを越えていれば(S87:YES)、これ以上割合調整処理を進めても、ローレベル割合を基準範囲内にすることができる可能性が低いとして、図7のS13に進み、エラー処理を実行し、センサ感度調整処理を中止する。なお、基準範囲は、例えば操作部46での操作によって変更することができる。
(3)飽和レベル移行
投光回路15Aの投光量制御のためのPWM値を、上記割合調整処理(S79)で得られた第3PWM値D3に設定すれば、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAと第2レベルV3との差を所定範囲内にすることができる。しかし、当該平均的なレベルVAは、最終的には、受光回路15Bの飽和レベルV4(ほぼゼロ[v])に近づけることが好ましい。ベルト13表面の傷などによって受光信号S1に混入するノイズ成分の影響を低減することができるからである。
そこで、図7のS11では、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAを、飽和レベルV4側へ移行する。具体的には、当該平均的なレベルVAを、これと飽和レベルV4との差が、上記割合調整処理後の第2レベルV3との差と同程度になるレベルに変更するための最終PWM値DFを算出する。具体的には、上記第1PWM値D1の平均値D1A、第3PWM値D3、第1レベルV2、第2レベルV3、飽和レベルV4を次の式に代入して求める。
DF=D3+(V4−V3)×{(D3−D1A)/(V3−V1)}
そして、投光量制御のためのPWM値を、最終PWM値DFに設定することにより、マーク50の判定精度などに支障をきたさない程度に、ベルト照射時の受光信号S1の平均的なレベルVAを、飽和レベルV4に近づけることができる。ここで、仮に、割合調整処理時に基準レベルを飽和レベルV4に設定すると、当該割合調整処理の実行が困難になるので、本実施形態では、飽和レベルV4よりも高い第2レベルV3にて割合調整処理を実行し、その後に、受光信号S1の平均的なレベルVAを飽和レベル(飽和レベルV4)に移行させるようにしている。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態によれば、あるセンサ感度下で、受光信号S1を複数回取得する。これらの複数回の受光信号S1は、種々の要因によってばらつくことがある。そこで、これらの複数回の受光信号S1について、目標レベル以下であったローレベル回数の割合が基準範囲内かどうかを判断することにより、上記複数回の受光信号S1の平均的なレベルVAと、目標レベルとの近づき度合いを評価することができる。そして、悪い評価であった場合、即ち、ローレベル回数の割合が基準範囲外であった場合には、センサ感度を変更して割合調整処理を繰り返す。これにより、上記近づき度合いを高くして受光信号S1のばらつきによる影響を抑制するように、パターンセンサ15のセンサ感度を適切に調整することが可能である。また、これにより、受光信号S1のばらつきによるマーク50の判定精度、ひいては色ずれ補正処理の精度の低下を抑制することが可能である。
なお、本実施形態では、上述したように、CPU40は、アナログ信号としての受光信号S1ではなく、二値化信号S2を受ける構成なので、CPU40は、受光信号S1と基準レベルとの大小関係は把握できるが、受光信号S1の詳細なレベル変化までは把握できない。従って、ローレベル割合に基づく割合調整処理により平均的なレベルVAと基準レベル(目標レベル等)との近づき度合いを評価する上記方法が、特に有意義である。
(2)また、ベルト13の回転中にセンサ感度調整処理を実行する。従って、ベルト13表面の反射率のばらつきに応じた受光信号S1を効率よく取得できる。また、例えば画像形成指令によりベルト13が回転し始めてから、当該ベルト13上にシート材3が送られるまでの時間を有効に利用して、受光信号S1の取得処理を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
(1)上記実施形態では、マーク50の位置を、マーク判定用閾値VHを横切る2つのタイミングの中心時点に対応する位置として判定したが、本発明の「判定部」はこれに限られない。中心時点以外の他の中間時点に対応する位置であってもよい。また、受光信号S1の信号波がピーク値に達した時点に対応する位置をマークの位置とする構成であってもよい。この構成では、信号波の波高値に基づき信号波の波形の相違を判断することが好ましい。また、マーク50の有無のみを判定する構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、投光回路15Aの投光量を変えることによりパターンセンサ15のセンサ感度を変更する構成としたが、本発明の「変更部」はこれに限られない。受光回路15Bでの受光感度(受光量と受光信号S1レベルとの変換率)を変更する構成であってもよい。例えば、受光回路15Bのオペアンプ55による増幅度を変更したり、図3における抵抗54の抵抗値を可変とし受光素子52における光電変換率を変更したりしてもよい。
(3)上記実施形態では、受光信号S1が目標レベル以下であったかどうかで受光信号S1の平均的なレベルと目標レベルとの近づき度合いを評価したが、本発明の「評価部」はこれに限られない。例えば受光信号S1を2つの上限レベル及び下限レベルと大小比較することにより、所定の目標レベル範囲内にあるかどうかに基づき評価してもよい。
(4)上記実施形態では、第1割合(ローレベル割合)が基準範囲内かどうかを判断したが、本発明の「評価部」はこれに限られない。例えば、第2割合(ハイレベル割合)が基準範囲外かどうかを判断してもよい。また、第1割合と第2割合との差が基準範囲内かどうかを判断する構成であってもよい。また、割合に限らず、例えば、所定時間内に、取得した受光信号が目標レベルである、或いは、目標レベル以下または以上である条件を満たした回数が、基準範囲内かどうかに基づき評価する構成であってもよい。
また、第1割合または第2割合の算出結果に応じてセンサ感度の制御値(上記投光制御のためのPWM値など)を変更して、受光信号S1の平均的なレベル及び目標レベルの間の差を所定範囲内にする構成であってもよい。具体的には、第1割合または第2割合と、受光信号S1の平均的なレベル及び目標レベルの間の差を所定範囲内にするための制御値の補正量との対応情報を、実験等により求めて例えばNVRAM43などのメモリに記憶しておく。そして、第1割合または第2割合の算出結果に対応する補正量をメモリから読みだして、制御値を補正するのである。
更に、例えばCPU40が、受光信号S1をA/D変換して信号波のまま取得する構成であれば、複数回の受光信号の平均的なレベルを算出し、その算出結果と目標レベルとの差に基づき近づき度合いを評価する構成であってもよい。
(5)上記実施形態では、複数回のPWM値の平均値を初期PWM値としたが、本発明はこれに限られない。例えば、複数のPWM値の中間値や、最大PWM値と最少PWM値の中心値などであってもよい。
(6)上記実施形態では、パターンセンサ15が二値化信号S2を出力する構成であったが、本発明はこれに限られない。CPU40が、受光信号S1をA/D変換して信号波のまま取得し、その信号波を基準レベルと比較する構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、補正処理として、異なる色画像間における副走査方向の形成位置のずれを補正する構成としたが、本発明はこれに限られない。例えば、主走査方向における画像形成位置のずれを補正するものや、同一色画像を構成する画像ライン間の形成位置間隔のずれを補正するものであってもよい。要するに、マークの判定結果に基づき画像形成位置を補正するものであればよい。
(8)上記実施形態では、カラープリンタを例に挙げて説明したが、本発明の「画像形成装置」はこれに限られない。単色の画像のみを形成するプリンタ(例えばモノクロプリンタ)であってもよい。また、LED露光に限らず、他の発光素子やレーザ光源等を利用する他の電子写真方式や、インクジェット方式の画像形成装置であってもよい。
(9)上記実施形態では、いわゆる直接転写方式の画像形成装置において、シート材3を搬送するベルト13上にマークを形成することにより、マークの位置判定を行う構成としたが、本発明の「対象物、担持体」はこれに限られない。たとえば中間転写方式の画像形成装置において、形成部により中間転写ベルト上にマークを形成するものであってもよい。また、本発明は、例えばパターンセンサ15がその前面にシャッターを備え、当該シャッターが閉まった状態で投光回路15Aの投光量を調整する構成にも適用できる。具体的には、閉まったシャッターの内面に投光回路15Aから光を照射させ、その反射光を受光回路15Bにて受光させた状態で上記センサ感度調整処理を実行する。シャッターは開閉可能に構成されているため、その開閉によって位置がばらつき、その結果、受光信号がばらつくため、本発明を適用する意義がある。この場合、シャッターが本発明の「対象物」の一例である。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 パターンセンサの回路構成を示す図 判定用パターンを示す図 受光信号変化、目標レベル、マーク判定用閾値の関係を示すグラフ(その1) 受光信号変化、目標レベル、マーク判定用閾値の関係を示すグラフ(その2) センサ感度調整処理を示すフローチャート 初期値検索処理を示すフローチャート 割合調整処理を示すフローチャート ベルト照射時の受光信号と第2レベルとの比較結果を示すグラフ
符号の説明
1...プリンタ(画像形成装置)
13...ベルト(対象物、担持体)
15...パターンセンサ(センサ)
20...画像形成部(形成部)
15A...投光回路(投光部)
15B...受光回路(受光部)
47...駆動機構
60...ローパスフィルタ
50...マーク
40...CPU(判定部、変更部、補正部、評価部、検索部、制御部)
S1...受光信号

Claims (7)

  1. 担持体上にマークを形成する形成部と、
    前記担持体上に光を照射する投光部、及び、前記担持体及び前記マークからの反射光を受光し、その受光量に応じた受光信号を出力する受光部を有するセンサと、
    前記受光信号に基づいて前記担持体上におけるマークの有無を判定する判定部と、
    前記投光部の投光量、及び、前記受光部の受光感度のうち少なくとも一方を変えて、前記判定部による判定の際における前記センサのセンサ感度を変更する変更部と、
    前記担持体上、或いは、当該担持体とは異なる対象物上に前記投光部から光を照射し、前記担持体或いは前記対象物からの反射光を前記受光部が受光したときにおける前記受光部からの受光信号を複数回取得し、前記複数回の受光信号の平均的なレベルと、目標レベルとの近づき度合いを評価する評価部と、
    前記センサ感度を、前記変更部により前記評価部の評価結果に応じて調整する制御部と、を備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記評価部は、前記複数回取得された受光信号について、目標レベルである、或いは、目標レベル以下または以上である条件を満たす第1割合が基準範囲内であるかどうかの判断に基づき前記近づき度合いを評価する構成である。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記評価部にて前記第1割合が前記基準範囲外であると判断された場合には、前記変更部により前記センサ感度を変更し、
    前記評価部は、前記センサ感度の変更後に、再度、前記近づき度合いを評価する構成である。
  4. 請求項2または3に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記評価部で前記第1割合が前記基準範囲外であると判断されている場合において、前記第1割合と、前記条件を満たさない第2割合との大小関係が反転したことを条件に、前記第1割合に基づくセンサ感度の調整を終了する。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記受光信号が前記条件を満たしたときの前記変更部における前記センサ感度の制御値を複数回把握し、それら複数回分の制御値に基づき初期制御値を検索する初期値検索処理を実行する検索部を備え、
    前記評価部は、前記初期制御値にて前記第1割合に基づく判断を開始する。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記検索部は、前記初期値検索処理にて、前記受光信号が前記目標レベルよりも絶対値が小さい所定レベルに達した、或いは、前記所定レベル以上になったときにおける前記センサ感度の制御値を把握し、
    前記制御部は、前記評価部にて前記第1割合が前記基準範囲内であると判断された場合、その判断時における制御値を、前記目標レベル、前記初期制御値、前記所定レベル、当該所定レベルに対応する制御値に基づき変更し、前記平均的なレベルを前記受光部の飽和レベル側へ移行させる。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記担持体及び前記対象物としてのベルトと、
    当該ベルトを回転駆動する駆動機構と、を備え、
    前記評価部は、前記ベルトの回転駆動中に前記複数回の受光信号を取得する。
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