JP2010084741A - 内燃機関の油中希釈燃料分離装置 - Google Patents

内燃機関の油中希釈燃料分離装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の潤滑オイルの劣化を抑制しつつ潤滑オイル中に含まれる燃料成分を効率よく分離できる油中希釈燃料分離装置を提供する。
【解決手段】本装置1は、内燃機関(エンジン2)の潤滑オイルを貯留するオイル貯留部(オイルパン3)と、オイル貯留部と内燃機関の被潤滑部とを連絡するオイル通路4と、オイル通路を構成する第1通路6に設けられ且つ第1通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部15を備えるクロスフロー濾過方式の第1燃料分離器14と、オイル通路を構成する第2通路7に設けられ且つ第2通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離し且つ第1燃料分離器の分離膜部の細孔径より小さな細孔径を有する分離膜部18を備えるクロスフロー濾過方式の第2燃料分離器17と、内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて第1通路及び第2通路のうちの一方の通路を導通させる通路切替手段(ECU30,3方向電磁弁11,12)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の油中希釈燃料分離装置に関し、更に詳しくは、内燃機関の潤滑オイルの劣化を抑制しつつ潤滑オイル中に含まれる燃料成分をエネルギー損失を低減して効率よく分離できると共に、燃料分離器ひいては装置の長寿命化を図ることができる内燃機関の油中希釈燃料分離装置に関する。
従来より、内燃機関の潤滑オイルの燃料成分の混入による希釈を抑制するため、その分離方法として、オイルを昇温させることにより燃料成分を気化させて分離する方法が知られている。(例えば、特許文献1及び2参照。)。
上記特許文献1には、内燃機関の潤滑回路内に設けられたオイルヒータにより、潤滑オイルの温度を上昇させて、潤滑オイルに混入した燃料や潤滑オイルに混入しようとする燃料のうち気化する燃料成分を増やすことが開示されている。
また、上記特許文献2には、オイルパン内の潤滑油を加熱するためのヒータをオイルパン底部に設けて潤滑油の温度調整を行い、燃料を気化させることが開示されている。
特開2004−190513号公報 特開2004−340056号公報
しかし、上記特許文献1及び2では、オイル中の燃料成分をヒータにて気化させているが、通常、内燃機関の運転時のオイル温度は最高でも130℃程度であり、この場合、オイル中の燃料成分の30%以上が残留してしまう。また、200℃程度まで昇温させればオイル中に含まれる燃料成分の略全量を気化させることができるが、この場合、オイル自体も劣化してしまうという問題が発生する。
しかも、いずれの場合も潤滑回路内のオイル全体を加熱するようにしているので、ヒータが大掛かりな構成になり、気化分離に必要なエネルギーも大きなものとなってしまう。
なお、上記特許文献1の技術は、筒内噴射型の内燃機関における副噴射に起因する潤滑オイルの燃料希釈を防止することを目的としている。現在、この副噴射はディーゼルエンジン(軽油の沸点:240〜360℃)で主に利用されており、上記特許文献1の技術をディーゼルエンジンに用いても燃料成分の大半は気化せずにオイル中に残留してしまう。仮に、上記特許文献1の技術をガソリンエンジン(ガソリンの沸点:35〜180℃)に用いても高沸点の燃料成分は気化せずにオイル中に残留してしまう。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、内燃機関の潤滑オイルの劣化を抑制しつつ潤滑オイル中に含まれる燃料成分をエネルギー損失を低減して効率よく分離できると共に、燃料分離器ひいては装置の長寿命化を図ることができる内燃機関の油中希釈燃料分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.内燃機関の潤滑オイルを貯留するオイル貯留部と、
前記オイル貯留部と前記内燃機関の被潤滑部とを連絡するオイル通路と、
前記オイル通路を構成する第1通路に設けられ、且つ、該第1通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部を備えるクロスフロー濾過方式の第1燃料分離器と、
前記オイル通路を構成する第2通路に設けられ、且つ、該第2通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離し且つ前記第1燃料分離器の分離膜部の細孔径より小さな細孔径を有する分離膜部を備えるクロスフロー濾過方式の第2燃料分離器と、
前記内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて、前記第1通路及び前記第2通路のうちの一方の通路を導通させる通路切替手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の油中希釈燃料分離装置。
2.前記オイル通路は、前記第1燃料分離器及び前記第2燃料分離器のうちの少なくとも一方の燃料分離器を迂回するように設けられるバイパス通路を更に有する上記1.記載の内燃機関の油中希釈燃料分離装置。
3.前記通路切替手段は、前記オイル通路の前記第1燃料分離器及び前記第2燃料分離器の上流側に設けられ且つ前記第1通路及び前記第2通路のうちの一方の通路を導通させる1又は2以上の電磁弁と、前記内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて該電磁弁を制御する制御装置と、を有する上記1.又は2.に記載の内燃機関の油中希釈燃料分離装置。
本発明の内燃機関の油中希釈燃料分離装置によると、潤滑オイルが低温である場合には、通路切替手段によって、その細孔径が比較的大きな分離膜部を有する第1燃料分離器が設けられた第1通路が導通され、この第1通路を流れる比較的高粘度の潤滑オイル中に含まれる燃料成分が第1燃料分離器で透過分離される。一方、潤滑オイルが高温である場合には、通路切替手段によって、その細孔径が比較的小さな分離膜部を有する第2燃料分離器が設けられた第2通路が導通され、この第2通路を流れる比較的低粘度の潤滑オイル中に含まれる燃料成分が第2燃料分離器で透過分離される。このように、潤滑オイルの温度、即ち粘度に応じて第1及び第2通路の導通状態を切り替えて、高粘度の潤滑オイル中に含まれる燃料成分の透過分離に適した第1燃料分離器と、低粘度の潤滑オイル中に含まれる燃料成分の透過分離に適した第2燃料分離器とを選択的に使用するようにしたので、内燃機関の潤滑オイルの劣化を抑制しつつ潤滑オイル中に含まれる燃料成分をエネルギー損失を低減して効率よく分離することができる。また、燃料分離器ひいては装置の長寿命化を図ることができる。
また、前記オイル通路が、バイパス通路を更に有する場合は、潤滑オイルの温度、即ち粘度に応じて第1通路、第2通路及びバイパス通路が切り替えられ、燃料成分の希釈が少ないより高温且つ低粘度の潤滑オイルをバイパス通路に流通させることができる。これにより、潤滑オイルの温度、即ち粘度に応じた燃料成分の更にきめ細かな分離制御を図ることができる。
さらに、前記通路切替手段が、電磁弁と、制御装置と、を有する場合は、制御装置により電磁弁が制御されて第1及び第2通路のうちの一方の通路が選択的に導通される。これにより、第1及び第2通路をより確実に切り替えることができる。
1.内燃機関の油中希釈燃料分離装置
本実施形態1.に係る内燃機関の油中希釈燃料分離装置は、以下に述べるオイル貯留部、オイル通路、第1燃料分離器、第2燃料分離器、及び通路切替手段を備える。
上記「オイル貯留部」は、内燃機関の潤滑オイルを貯留する限り、その構造、大きさ、形状、材質、設置形態、貯留形態、数量などは特に問わない。このオイル貯留部としては、例えば、内燃機関の本体の下部に設けられるオイルパン、内燃機関の本体とは別体に設けられるオイルタンク等を挙げることができる。
上記「オイル通路」は、上記オイル貯留部と内燃機関の被潤滑部とを連絡する限り、その構造、大きさ、形状、材質、設置形態、数量などは特に問わない。このオイル通路としては、例えば、配管、内燃機関の本体又は機構部に形成された通路、空間等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。
上記「第1燃料分離器」は、上記オイル通路を構成する第1通路に設けられ、且つ、第1通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部を備えるクロスフロー濾過方式の分離器である限り、その構造、大きさ、形状、材質、設置形態、分離形態、数量などは特に問わない。
上記第1燃料分離器の分離膜部の構造、大きさ、形状、材質、設置形態、数量などは特に問わない。この分離膜部の細孔径(平均細孔径)は、例えば、20〜50nm(好ましくは20〜30nm)であることができる。また、この分離膜部の厚さは、例えば、100nm以下であることができる。さらに、この分離膜部の材質としては、例えば、セラミック、樹脂、ゴム等を挙げることができる。
なお、上記クロスフロー濾過方式とは、流れの一部のみが濾材を通過する濾過方式を意味する。
上記「第2燃料分離器」は、上記オイル通路を構成する第2通路に設けられ、且つ、第2通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離し且つ上記第1燃料分離器の分離膜部の細孔径より小さな細孔径を有する分離膜部を備えるクロスフロー濾過方式の分離器である限り、その構造、大きさ、形状、材質、設置形態、分離形態、数量などは特に問わない。
上記第2燃料分離器の分離膜部の構造、大きさ、形状、材質、設置形態、数量などは特に問わない。この分離膜部の細孔径(平均細孔径)は、例えば、5〜20nm(好ましくは10〜20nm)であることができる。また、この分離膜部の厚さは、例えば、100nm以下であることができる。さらに、この分離膜部の材質としては、例えば、セラミック、樹脂、ゴム等を挙げることができる。
なお、上記クロスフロー濾過方式とは、流れの一部のみが濾材を通過する濾過方式を意味する。
ここで、上記第1通路及び第2通路としては、例えば、(1)上記オイル通路を構成する主オイル通路に対して並列状に配設されている形態(図1参照)、(2)上記オイル通路を構成する主オイル通路に対して直列状に配設されている形態(図9参照)等を挙げることができる。
上記第1及び第2燃料分離器としては、例えば、金属製または樹脂製の筒状の分離器本体と、この分離器本体内に設けられ且つ分離器本体内を第1領域及び第2領域に仕切り更に上記分離膜部を有する分離部材と、を備え、この分離器本体には、第1領域にオイルを導入するオイル導入部、第1領域からオイルを排出するオイル排出部、及び第2領域から燃料成分を排出する燃料排出部が設けられている形態等を挙げることができる。
上記分離部材は、例えば、燃料成分を透過可能な多数の細孔を有する筒状の上記分離膜部と、この分離膜部の細孔径よりも大きな細孔径を持つ多数の細孔を有し且つ分離膜部を支持する支持体部と、を備えることができる。
上記支持体部による分離膜部の支持形態としては、例えば、(a)筒状の支持体部の内周側に筒状の分離膜部を支持してなる形態(図3参照)、(b)筒状の支持体部の外周側に筒状の分離膜部を支持してなる形態(図6参照)、(c)柱状の支持体部が複数の貫通孔を有しており、これら複数の貫通孔内のそれぞれに分離膜部を支持してなる形態(図8参照)等を挙げることができる。
上記分離部材は、例えば、筒状の分離器本体の軸心方向に沿う軸心を有する筒状又は柱状に形成されていることができる。この場合、上記第1及び第2領域等の仕切り形態としては、例えば、(1)第1領域が分離部材の内側の領域であり、第2領域が分離部材の外側の領域である形態(図2参照)、(2)第1領域が分離部材の外側の領域であり、第2領域が分離部材の内側の領域である形態(図5参照)等を挙げることができる。
上記(1)形態では、例えば、上記燃料排出部は、燃料を分離器本体の接線方向から排出するように設けられていることができる。これにより、第2領域内の燃料に旋回力が付与され、その旋回により第2領域の軸心側の圧力が遠心側の圧力より小さくなる。その結果、第1領域と第2領域との間の圧力差をより大きくすることができ、分離膜部に対する燃料の透過性を高めることができる。
上記(2)形態では、例えば、上記オイル導入部は、オイルを分離器本体の接線方向に導入するように設けられていることができる。これにより、第1領域内のオイルに旋回力が付与され、その旋回によりオイル中に含まれる比重の大きな金属粉等の異物が分離器本体の遠心方向に集積される。その結果、分離膜部の表面への異物の堆積を更に抑制できる。この場合、さらに、上記オイル排出部が、オイルを分離器本体の接線方向から排出するように設けられていることが好ましい。第1領域内のオイルにより強い旋回力を付与できるためである。
上記「通路切替手段」は、上記内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて、上記第1通路及び第2通路のうちの一方の通路を導通させる限り、その構造、大きさ、形状、材質、設置形態、切替形態、タイミング、数量などは特に問わない。
上記通路切替手段は、例えば、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の設定値未満であるときに上記第1通路及び第2通路のうちの第1通路を導通させ、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の設定値以上であるときに上記第1通路及び第2通路のうちの第2通路を導通させるように構成されていることができる。
上記設定値は、例えば、30〜50℃のうちの所定値又は所定範囲であることができる。
なお、上記「潤滑オイルの温度」とは、オイル温度自体の他に、オイル温度と一定の相関関係を持つ物理量を含むものとする。この物理量としては、例えば、潤滑オイルの圧力、粘度、燃料希釈度、潤滑オイルを冷却する冷却水の温度、内燃機関を構成する部位の温度等を挙げることができる。ここで、例えば、オイル通路を流れる潤滑オイルの温度が約50℃でその圧力が約400kPaとなり、潤滑オイルの温度が約130℃でその圧力が約200kPaとなり、潤滑オイルの温度と圧力とは一定の相関関係を持っている。
上記通路切替手段は、例えば、上記オイル通路の第1燃料分離器及び第2燃料分離器の上流側に設けられ且つ第1通路及び第2通路のうちの一方の通路を導通させる1又は2以上の電磁弁と、内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて電磁弁を制御する制御装置と、を有することができる。この通路切替手段は、例えば、上記制御装置に電気的に接続され潤滑オイルの温度を検出する温度センサを更に有することができる。
上記実施形態1.の油中希釈燃料分離装置としては、例えば、上記オイル通路は、上記第1燃料分離器及び第2燃料分離器のうちの少なくとも一方の燃料分離器を迂回するように設けられるバイパス通路を更に有する形態を挙げることができる。
上記バイパス通路としては、例えば、(1)上記オイル通路を構成する主オイル通路に対して並列状に配設された第1通路及び第2通路のうちの一方に迂回してバイパス通路が設けられている形態(図1参照)、(2)上記オイル通路を構成する主オイル通路に対して直列状に配設された第1通路及び第2通路のそれぞれに第1バイパス通路及び第2バイパス通路が設けられている形態(図9参照)等を挙げることができる。
上記(1)形態では、例えば、上記通路切替手段は、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の第1設定値未満であるときに上記第1通路、第2通路及びバイパス通路のうちの第1通路を導通させ、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の第1設定値以上であり所定の第2設定値(第1設定値<第2設定値)未満であるときに上記第1通路、第2通路及びバイパス通路のうちの第2通路を導通させ、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の第2設定値以上であるときに上記第1通路、第2通路及びバイパス通路のうちのバイパス通路を導通させるように構成されていることができる。
上記(2)形態では、例えば、上記通路切替手段は、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の第1設定値未満であるときに上記第1通路、第2通路、第1バイパス通路及び第2バイパスのうちの第1通路及び第2バイパス通路を導通させ、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の第1設定値以上であり所定の第2設定値(第1設定値<第2設定値)未満であるときに上記第1通路、第2通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路のうちの第1バイパス通路及び第2通路を導通させ、上記内燃機関の潤滑オイルの温度が所定の第2設定値以上であるときに上記第1通路、第2通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路のうちの第1バイパス通路及び第2バイパス通路を導通させるように構成されていることができる。
上記第1設定値は、例えば、30〜50℃のうちの所定値又は所定範囲であることができる。また、上記第2設定値は、例えば、70〜90℃のうちの所定値又は所定範囲であることができる。
なお、上記「内燃機関の被潤滑部」としては、例えば、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、カムシャフト、駆動系等を挙げることができる。これらのうち、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン等のピストン周りを循環してオイル貯留部に戻される潤滑オイル中には、ピストンの気筒内壁面の隙間から漏れる比較的多くの燃料が混入している。一方、カムシャフト、駆動系等のヘッド周りを循環してオイル貯留部に戻される潤滑オイル中には殆ど燃料が混入していない。また、ピストン周りを循環する潤滑オイルは、通常、ピストンと気筒との隙間を介してオイル貯留部内に戻される。一方、ヘッド周りを循環する潤滑オイルは、通常、エンジンのシリンダブロック及びシリンダヘッドに形成されクランク室とヘッドカバー内の空間とを連絡する連絡路を介してオイル貯留部内に戻されたり、エンジンのチェーンケース又はベルトケースを介してオイル貯留部内に戻されたりする。
上記「内燃機関」としては、例えば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、バイオ燃料エンジン等を挙げることができる。したがって、上記実施形態1.に係る油中希釈燃料分離装置により分離される燃料としては、例えば、ガソリン、ディーゼル燃料、バイオ燃料等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、本実施例では、本発明に係る「内燃機関」として、燃焼室内に燃料噴射弁が配置され気筒内周面に直接燃料を噴射する直噴式エンジン(以下、単に「エンジン」とも略記する。)を例示する。
(1)油中希釈燃料分離装置の構成
本実施例に係る油中希釈燃料分離装置1は、図1に示すように、エンジン2の本体2aの下部に設けられるオイルパン3(本発明に係る「オイル貯留部」として例示する。)を備えている。このオイルパン3内には、オイル通路4の一端側に設けられた周知のオイルストレーナ5が配設されている。このオイル通路4の他端側は、エンジン2の各被潤滑部(例えば、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、カムシャフト、駆動系等)に連絡されている。
上記オイル通路4は、上流側(オイルストレーナ5側)の主オイル通路4aと、下流側(被潤滑部側)の主オイル通路4bと、これら両主オイル通路4a,4bの間に並列状に配設される第1通路6及び第2通路7と、第2通路7に迂回して設けられるバイパス通路8と、を有している。
上記主オイル通路4aには、エンジン2の駆動力により作動されオイルパン3内の潤滑オイルを各被潤滑部に圧送するオイルポンプ9が設けられている。また、主オイル通路4aのオイルポンプ9の下流側には、この主オイル通路4a内を流れる潤滑オイルの温度を検出する温度センサ10が設けられている。また、上記第1通路6及び第2通路7の上流側の連絡部には、後述のECUに作動制御される3方向電磁弁11が配設されている。また、第2通路7及びバイパス通路8の上流側の連絡部には、後述のECUに作動制御される3方向電磁弁12が配設されている。
上記第1通路6には、この第1通路6を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部15を備えるクロスフロー濾過方式の第1燃料分離器14が配設されている。この分離膜部15は、その細孔径が約30nmとされ、その膜厚さが約15μmとされ、その材質がセラミックとされている。また、上記第2通路7には、この第2通路7を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部18を有するクロスフロー濾過方式の第2燃料分離器17が配設されている。この分離膜部18は、その細孔径が約10nmとされ、その膜厚さが約15μmとされ、その材質がセラミックとされている。したがって、第1燃料分離器14の分離膜部15の細孔径は、第2燃料分離器17の分離膜部18の細孔径より大きな値に設定されている。
なお、上記第1通路6の第1燃料分離器14の下流側には逆止弁19aが設けられ、また上記第2通路7の第2燃料分離器17の下流側には逆止弁19bが設けられている。
上記第1及び第2燃料分離器14,17は、上述の分離膜部15,18以外の構成が略同じであるため、以下に第1燃料分離器14の構成について詳説し、第2燃料分離器17の構成の詳説は省略するものとする。
上記第1燃料分離器14は、図2に示すように、円筒状で金属製の分離器本体21を備えている。この分離器本体21の軸方向の両端側には、段差孔付きのリング部材22a,22bが取り付けられている。これら各リング部材22a,22bには円筒状のセラミックフィルタ23の両端側が支持されている。
上記セラミックフィルタ23は、分離器本体21内に本体21の軸心に沿って配置されている。また、このセラミックフィルタ23によって、分離器本体11内は、セラミックフィルタ23の内側の第1領域25と外側の第2領域26とに仕切られている。また、一方のリング部材22aの内周側によって、外部から第1領域25に潤滑オイルを導入するオイル導入部27が構成されている。また、他方のリング部材22bの内周側によって、第1領域25から外部へ潤滑オイルを排出するオイル排出部28が構成されている。また、分離器本体21の外周側には、セラミックフィルタ23で透過分離されて第2領域26を流れる燃料成分を外部へ排出する燃料排出部29が設けられている。この燃料排出部29は、エンジン2の吸気管32(図1参照)に連絡されている。
上記セラミックフィルタ23は、図3に示すように、多数の細孔を有する筒状の支持体部23aと、この支持体部23aの内周面に支持される円筒状の上記分離膜部15とを備える2層構造となっている。この支持体部23aは、その厚さが約2mmとされ、その細孔径が約10μmとされている。
ここで、エンジンに用いられるガソリン等の燃料は、その分子構造において、1つの分子あたり4〜13個程度の炭素原子を有しているが、オイルの場合、1つの分子あたり25個以上の炭素原子を有している。このような分子の構成の違いにより、燃料の分子径は分離膜部15の細孔の径よりも小さく、オイルの分子径は分離膜部15の細孔の径よりも大きいため、セラミックフィルタ23によりオイルに混合している燃料を分離することができる。そして、支持体部23aの細孔径は分離膜部15の細孔径と比較して極めて大きいので、分離膜部15を通過した燃料は、分離膜部15を通過するよりも小さい抵抗で、支持体部23aを通過することができる。
上記温度センサ10及び3方向電磁弁11,12は、図1に示すように、エンジン2の各種アクチュエータを制御するECU30(エレクトリック・コントロール・ユニット;本発明に係る「制御装置」として例示する。)に電気的に接続されている。このECU30は、温度センサ10の検出結果に基づいてオイル温度が所定の第1設定値(例えば、40℃)未満であるときに、第1通路6、第2通路7及びバイパス通路8のうちで第1通路6を導通させるように3方向電磁弁11,12を作動制御するようになっている。また、ECU30は、温度センサ10の検出結果に基づいてオイル温度が所定の第1設定値(例えば、40℃)以上であり所定の第2設定値(例えば、80℃)未満であるときに、第1通路6、第2通路7及びバイパス通路8のうちで第2通路7を導通させるように3方向電磁弁11,12を作動制御するようになっている。さらに、ECU30は、温度センサ10の検出結果に基づいてオイル温度が所定の第2設定値(例えば、80℃)以上であるときに、第1通路6、第2通路7及びバイパス通路8のうちでバイパス通路8を導通させるように3方向電磁弁11,12を作動制御するようになっている。
ここで、本実施例に係る上記ECU30、温度センサ10及び3方向電磁弁11,12によって、本発明に係る「通路切替手段」が構成されていると言える。
(2)油中希釈燃料分離装置の作用
次に、上記構成の油中希釈燃料分離装置1の作用について説明する。
なお、本実施例では、直噴式エンジン2を採用しているので、気筒内周面に付着した燃料が潤滑オイルに混ざりオイルパン3内の潤滑オイルが希釈され易い。特に、潤滑オイルの低温時(例えば、50℃以下)には潤滑オイル中の燃料の気化がほとんどなく希釈燃料が比較的多い状態となる。一方、潤滑オイルの高温時(例えば、約130℃)には潤滑オイル中の大部分の燃料が気化されて希釈燃料が比較的少ない状態となる。
エンジン2運転中において、温度センサ10によりオイル通路4を流れるオイル温度が検出され、その検出結果がECU30に入力される。そして、ECU30は、温度センサ10の検出結果に基づくオイル温度が所定の第1設定値(例えば、40℃)未満であるときに3方向電磁弁11,12を作動制御して、3つの通路6,7,8のうちで第1通路6を導通させる{図4(a)参照}。この第1通路6を流れる比較的低温且つ高粘度のオイルは、その細孔径が比較的大きな分離膜部15を有する第1燃料分離器14により燃料成分が透過分離される。その透過分離された燃料成分は第1燃料分離器14の燃料排出部29から排出されて吸気管32に送られることとなる。
また、ECU30は、温度センサ10の検出結果に基づくオイル温度が所定の第1設定値(例えば、40℃)以上であり所定の第2設定値(例えば、80℃)未満であるときに3方向電磁弁11,12を作動制御して、3つの通路6,7,8のうちで第2通路7を導通させる{図4(b)参照}。この第2通路7を流れる比較的高温且つ低粘度のオイルは、その細孔径が比較的小さな分離膜部18を有する第2燃料分離器17により燃料成分が透過分離される。その透過分離された燃料成分は第2燃料分離器17の燃料排出部29から排出されて吸気管32に送られることとなる。
なお、上記第2通路7を流れる比較的高温且つ低粘度のオイルは、その燃料成分の多くが気化分離されている。
さらに、ECU30は、温度センサ10の検出結果に基づくオイル温度が所定の第2設定値(例えば、80℃)以上であるときに3方向電磁弁11,12を作動制御して、3つの通路6,7,8のうちでバイパス通路8を導通させる{図4(c)参照}。このバイパス通路8を流れる極めて高温且つ低粘度のオイルは、その燃料成分の殆どが気化分離されている。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例では、オイル通路4を構成する第1通路6に、この第1通路6を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部15を備えるクロスフロー濾過方式の第1燃料分離器14を設け、オイル通路4を構成する第2通路7に、この第2通路7を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離し且つ第1燃料分離器14の分離膜部15の細孔径より小さな細孔径を有する分離膜部18を備えるクロスフロー濾過方式の第2燃料分離器17を設け、オイル温度に基づいて、第1通路6及び第2通路7のうちの一方の通路を導通させるようにしたので、潤滑オイルの温度、即ち粘度に応じて第1及び第2通路6,7の導通状態を切り替えて、高粘度の潤滑オイル中に含まれる燃料成分の透過分離に適した第1燃料分離器14と、低粘度の潤滑オイル中に含まれる燃料成分の透過分離に適した第2燃料分離器17とを選択的に使用することができる。その結果、エンジン2の潤滑オイルの劣化を抑制しつつ潤滑オイル中に含まれる燃料成分をエネルギー損失を低減して効率よく分離することができる。また、第1及び第2燃料分離器14,17ひいては装置1の長寿命化を図ることができる。
また、本実施例では、第1通路6及び第2通路7に加えて、第2通路7に迂回して設けられるバイパス通路8を備えてオイル通路4を構成したので、燃料成分の希釈が殆どない極めて高温且つ低粘度の潤滑オイルをバイパス通路8に流通させることができる。これにより、潤滑オイルの温度、即ち粘度に応じた燃料成分の更にきめ細かな分離制御を図ることができる。
さらに、本実施例では、オイル通路4の第1燃料分離器14及び第2燃料分離器17の上流側に電磁弁11,12を設け、ECU30によりオイル温度に基づいて電磁弁11,12を作動制御するようにしたので、第1及び第2通路6,7をより確実に切り替えることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、分離膜部15,18の細孔径の大きさが異なる2種類の燃料分離器14,17を備える油中希釈燃料分離装置1を例示したが、これに限定されず、例えば、分離膜部の細孔径の大きさが異なる3種類以上の燃料分離器を備えるものとしてもよい。
また、上記実施例では、オイル通路4に第1及び第2通路6,7を並列状に配設する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、図9に示すように、オイル通路4に第1通路6及び第2通路7を直列状に配設するようにしてもよい。
上述の場合、例えば、第1通路6に第1燃料分離器14を迂回して第1バイパス通路8aを設け、第2通路7に第2燃料分離器15を迂回して第2バイパス通路8bを設け、第1通路6と第1バイパス通路8aとの上流側の連絡部にECU30により作動制御される3方向電磁弁11を設け、第2通路7と第2バイパス通路8bとの上流側の連絡部にECU30により作動制御される3方向電磁弁12を設けることができる。これにより、上記実施例と略同様にして、このECU30により、温度センサ10の検出結果に基づくオイル温度が所定の第1設定値(例えば、40℃)未満であるときに3方向電磁弁11,12を作動制御して、4つの通路6,7,8a,8bのうちで第1通路6及び第2バイパス通路8bを導通させ{図10(a)参照}、温度センサ10の検出結果に基づくオイル温度が所定の第1設定値(例えば、40℃)以上であり所定の第2設定値(例えば、80℃)未満であるときに3方向電磁弁11,12を作動制御して、4つの通路6,7,8a,8bのうちで第1バイパス通路8a及び第2通路7を導通させ{図10(b)参照}、温度センサ10の検出結果に基づくオイル温度が所定の第2設定値(例えば、80℃)以上であるときに3方向電磁弁11,12を作動制御して、4つの通路6,7,8a,8bのうちで第1バイパス通路8a及び第2バイパス通路8bを導通させる{図10(c)参照}ことができる。
また、上記実施例では、第1領域25がセラミックフィルタ23の内側の領域であり、第2領域26がセラミックフィルタ23の外側の領域である燃料分離器14,17を例示したが、これに限定されず、例えば、図5及び図6に示すように、第1領域55がセラミックフィルタ53の外側の領域であり、第2領域56がセラミックフィルタ53の内側の領域である燃料分離器50としてもよい。この場合、分離器本体51に、潤滑オイルを分離器本体51の接線方向に導入するようにオイル導入部57を設けることが好ましい。第1領域55内のオイルに旋回力が付与され、その旋回によりオイル中に含まれる比重の大きな金属粉等の異物が分離器本体51の遠心方向に集積されるためである。さらに、分離器本体51に、潤滑オイルを分離器本体51の接線方向から排出するようにオイル排出部59を設けることが好ましい。第1領域55内のオイルにより強い旋回力を与え得るためである。
また、上記実施例では、分離器本体21内に1つのセラミックフィルタ23を設けてなる燃料分離器14,17を例示したが、これに限定されず、例えば、図7に示すように、分離器本体60内に複数(図中4つ)のセラミックフィルタ61を設けてなる燃料分離器62としてもよい。
また、上記実施例では、円筒状の支持体部23aの内周側に円筒状の分離膜部15,18を支持してなるセラミックフィルタ23を例示したが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、円柱状の支持体部64に形成された複数の貫通孔65のそれぞれに分離膜部66を支持してなるセラミックフィルタ67としてもよい。
さらに、上記実施例では、筒状のセラミックフィルタ23により分離器本体21内を第1及び第2領域25,26に仕切るようにしたが、これに限定されず、例えば、平板状の分離部材により分離器本体内を左右に隣接する第1領域及び第2領域に仕切るようにしてもよい。
内燃機関の潤滑オイル中に含まれる希釈燃料を分離する技術として広く利用される。特に、直墳式エンジンの潤滑オイル中に含まれる希釈燃料を分離する技術として好適に利用される。
実施例に係る油中希釈燃料分離装置を模式的に示す全体回路図である。 実施例に係る燃料分離器の縦断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 上記油中希釈燃料分離装置の作用を説明するための説明図であり、(a)は第1通路の導通状態を示し、(b)は第2通路の導通状態を示し、(c)はバイパス通路の導通状態を示す。 その他の形態の燃料分離器の縦断面図である。 図4のV−V線断面図である。 その他の形態の燃料分離器の縦断面図である。 その他の形態のセラミックフィルタの縦断面図である。 その他の形態の油中希釈燃料分離装置を模式的に示す部分回路図である。 上記油中希釈燃料分離装置の作用を説明するための説明図であり、(a)は第1通路及び一方のバイパス通路の導通状態を示し、(b)は第2通路及び他方のバイパス通路の導通状態を示し、(c)は両方のバイパス通路の導通状態を示す。
符号の説明
1;油中希釈燃料分離装置、2;エンジン、3;オイルパン、4;オイル通路、6;第1通路、7;第2通路、8;バイパス通路、8a;第1バイパス通路、8b;第2バイパス通路、11,12;3方向電磁弁、14;第1燃料分離器、15;分離膜部、17;第2燃料分離器、18;分離膜部、30;ECU。

Claims (3)

  1. 内燃機関の潤滑オイルを貯留するオイル貯留部と、
    前記オイル貯留部と前記内燃機関の被潤滑部とを連絡するオイル通路と、
    前記オイル通路を構成する第1通路に設けられ、且つ、該第1通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離する分離膜部を備えるクロスフロー濾過方式の第1燃料分離器と、
    前記オイル通路を構成する第2通路に設けられ、且つ、該第2通路を流れる潤滑オイル中に含まれる燃料を透過させて分離し且つ前記第1燃料分離器の分離膜部の細孔径より小さな細孔径を有する分離膜部を備えるクロスフロー濾過方式の第2燃料分離器と、
    前記内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて、前記第1通路及び前記第2通路のうちの一方の通路を導通させる通路切替手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の油中希釈燃料分離装置。
  2. 前記オイル通路は、前記第1燃料分離器及び前記第2燃料分離器のうちの少なくとも一方の燃料分離器を迂回するように設けられるバイパス通路を更に有する請求項1記載の内燃機関の油中希釈燃料分離装置。
  3. 前記通路切替手段は、前記オイル通路の前記第1燃料分離器及び前記第2燃料分離器の上流側に設けられ且つ前記第1通路及び前記第2通路のうちの一方の通路を導通させる1又は2以上の電磁弁と、前記内燃機関の潤滑オイルの温度に基づいて該電磁弁を制御する制御装置と、を有する請求項1又は2に記載の内燃機関の油中希釈燃料分離装置。
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