JP2010083701A - 光学ガラス、プレス成形用ガラス素材および光学素子 - Google Patents

光学ガラス、プレス成形用ガラス素材および光学素子 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラスの着色や、ガラス中の異物欠陥・残留物欠陥が抑制されると共に、従来よりもSb酸化物の含有量のより少ない光学ガラスを提供すること。
【解決手段】屈折率ndが1.65以上2.1以下、アッベ数νdが12以上34以下であり、ガラス成分として、Pを5質量%以上60質量%以下の割合で含むと共に、外割で、Sn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物が、下式(1)〜(3)を満たすように含むことを特徴とする光学ガラス。
・式(1) 0<A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)≦3.6
・式(2) 0<A(Sn)+A(Ce)≦3.5
・式(3) 0≦A(Sb)≦0.1
〔但し、上記式(1)〜(3)中、A(Sn)は、上記Sn酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Ce)は、上記Ce酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Sb)は、上記Sb酸化物の含有量(質量%)を表す。〕
【選択図】なし

Description

本発明は、光学ガラス、プレス成形用ガラス素材および光学素子に関する。
近年、撮像光学系の高機能化、コンパクト化に伴い、高屈折率・高分散タイプのガラス製の光学素子の需要が高まっている。このような光学素子に用いられる高屈折率・高分散タイプのガラスとしては、リン酸塩系ガラスが知られている(例えば、特許文献1〜6参照)。
特開2005−075665号公報 特開2005−206433号公報 特開2006−111499号公報 特開平08−104537号公報
このような光学素子に用いられるガラスでは、ガラスの着色や、ガラス中の残留泡、異物等の欠陥の存在は、製品不良となる。このため、ガラスの着色やガラス中の欠陥は抑制されることが必要である。特に、CCDや、CMOSなどのイメージセンサーに用いられる撮像光学系を構成する光学素子に用いられるガラスでは、より一層、ガラスの着色や、ガラス中の異物欠陥の抑制が求められている。
上述したガラスの着色は、リン酸塩系の高屈折率・高分散タイプのガラスに多量に含まれる高屈折率・高分散特性を付与する成分(例えば、TiO、Nbなど)が、ガラス融液中で、徐々に還元されることにより発生する。また、異物は、ガラス原料の溶解時に、例えば、溶融容器がガラス融液により侵蝕されることにより、容器の一部が微細粒子や破片としてガラス中に混入することなどにより発生する。それゆえ、ガラスの着色や異物欠陥の発生を抑制するためには、ガラス原料の溶解時間を短くすることが必要である。しかし、ガラス原料の溶解時間を短くすると、ガラス融液中の脱泡が不十分となり、残留泡欠陥が発生する。残留泡欠陥を抑制するために、通常は、ガラス原料中に、脱泡剤(清澄剤)としてSb酸化物が添加される(例えば、特許文献1等参照)。しかしながら、近年、光学素子に用いるガラスとして、ガラス中のSb酸化物の含有量のより少ないガラスが求められつつある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ガラスの着色や、ガラス中の異物欠陥・残留物欠陥が抑制されると共に、従来よりもSb酸化物の含有量がより少ない光学ガラス、並びに、これを用いたプレス成形用ガラス素材および光学素子を提供することを課題とする。
上記課題は以下の本発明により達成される。
すなわち、本発明の光学ガラスは、屈折率ndが1.65以上2.1以下、アッベ数νdが12以上34以下であり、ガラス成分として、Pを5質量%以上60質量%以下の割合で含むと共に、外割で、Sn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物が、下式(1)〜(3)を満たすように含む。
・式(1) 0<A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)≦3.6
・式(2) 0<A(Sn)+A(Ce)≦3.5
・式(3) 0≦A(Sb)≦0.1
〔但し、式(1)〜(3)中、A(Sn)は、Sn酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Ce)は、Ce酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Sb)は、Sb酸化物の含有量(質量%)を表す。〕
また、本発明のプレス成形用ガラス素材は、本発明の光学ガラスからなる。
また、本発明の光学素子は、本発明の光学ガラスを含む。
本発明によれば、ガラスの着色や、ガラス中の異物欠陥・残留物欠陥が抑制されると共に、従来よりもSb酸化物の含有量がより少ない光学ガラス、並びに、これを用いたプレス成形用ガラス素材および光学素子を提供することができる。
<光学ガラス>
本実施の形態の光学ガラスは、屈折率ndが1.65以上2.1以下、アッベ数νdが12以上34以下であり、ガラス成分として、Pを5質量%以上60質量%以下の割合で含むと共に、外割で、Sn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物が、下式(1)〜(3)を満たすように含むことを特徴とする。
・式(1) 0<A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)≦3.6
・式(2) 0<A(Sn)+A(Ce)≦3.5
・式(3) 0≦A(Sb)≦0.1
〔但し、上記式(1)〜(3)中、A(Sn)は、上記Sn酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Ce)は、上記Ce酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Sb)は、上記Sb酸化物の含有量(質量%)を表す。〕
−屈折率ndおよびアッベ数νd−
本実施の形態の光学ガラスは、屈折率ndが1.65以上2.1以下、アッベ数νdが12以上34以下である。言い換えれば、本実施の形態の光学ガラスは、高屈折率かつ高分散特性を有するものである。ここで、より高い屈折率を得る観点から、屈折率ndは、1.8以上が好ましく、1.92以上がより好ましい。なお、屈折率ndは大きければ大きい方が好ましいが、高い屈折率を達成しつつ、その他の特性や製造性を両立させることができるガラス組成の選択が困難になるため、実用上は1.96以下である。また、高い分散性を得る観点から、アッベ数νdは25以下が好ましく、21以下がより好ましい。なお、アッベ数νdは小さければ小さい方が好ましいが、高い分散性を達成しつつ、その他の特性や製造性を両立させることができるガラス組成の選択が困難になるため、実用上は12以上である。
−ガラス成分−
本実施の形態の光学ガラスには、ネットワーク形成成分としてPが5質量%以上60質量%以下の割合で含まれることが必要であり、10質量%以上 30質量%以下が好ましく、20質量%以上27質量%以下がより好ましい。Pの含有量が5質量%未満では、失透してしまう。また、Pの含有量が60質量%を超える場合は、屈折率ndが低下し、アッベ数νdが増大してしまうため、高屈折率・高分散特性が得られない。これに加えて、ガラス転移温度が上昇するため、本実施の形態の光学ガラスを用いてプレス成形することが困難となる場合がある。
また、本実施の形態の光学ガラスには、屈折率ndを1.65以上2.1以下、アッベ数νdを12以上34以下の範囲に調整するために、高屈折率・高分散特性を付与する成分が含まれる。これらの成分としては、例えば、Nb、TiO、Bi、BaO、Ta、WO、ZnO、GeO、La、Y、Gd、In、TeO等が挙げられる。特に、高屈折率・高分散特性の確保が容易であることに加えて、その他の特性の両立も図りやすいことから、本実施の形態の光学ガラスには、Nb、TiO、Bi、BaO、Ta、WOおよびZnOからなる群より選択される1種以上の金属酸化物が60質量%以上80質量%以下の割合で含まれていることが好ましく、65質量%以上75質量%以下の割合で含まれていることがより好ましい。この金属酸化物の含有量が60質量%未満では高屈折率・高分散特性が得られなくなる場合がある。一方、含有量が80質量%を超えると、着色や失透などの問題が生じる場合がある。なお、これら金属酸化物は、1種類のみを用いる場合は、TiOのみ用いることが好ましく、少なくとも2種類を組み合わせて用いる場合は、NbおよびTiOを含む組み合わせ、NbおよびBiを含む組み合わせ、または、NbおよびBaOを含む組み合わせ、が好ましい。
また、ガラスの熔融温度およびガラスの液相温度(LT)を低下させることを目的として、本実施の形態の光学ガラスには、LiO、NaOおよびKOからなる群より選択される1種以上のアルカリ金属酸化物が含まれていることが好ましい。しかし、LiO、NaOおよびKOの合計含有量が10質量%を超えると目的とする高屈折率特性が得られなくなる場合がある。このため、LiO、NaOおよびKOの合計含有量は10質量%以下であることが好ましい。なお、LiOの好ましい含有量は0質量%以上3質量%以下であり、NaOの好ましい含有量は0質量%以上9質量%以下であり、KOの含有量は0質量%以上9質量%以下である。アルカリ金属酸化物としては、NaOのみ、KOのみ、または、NaOおよびKOが含有されていることが好ましく、KOのみ、または、NaOおよびKOが含有されていることがより好ましく、NaOおよびKOが含有されていることがさらに好ましい。
また、ガラスの液相温度(LT)を下げ、耐失透性を良くすることを目的として、本実施の形態の光学ガラスには、任意成分としてCaO、SrO、ZnOが適量含まれていてもよい。しかし、CaO、SrO、ZnOの含有量が過剰になると、目的とする高屈折率・高分散特性が得られなくなる場合がある。このため、CaO、SrOおよびZnOの含有量は、それぞれ0質量%以上6質量%以下の範囲、0質量%以上6質量%以下の範囲及び0質量%以上6質量%以下の範囲にすることが好ましい。
さらに、耐失透性を向上させることを目的として、本実施の形態の光学ガラスには、Bが適量含まれていてもよい。特にP、Nb及びTiOを含む光学ガラスにBが適量含まれる場合、耐失透性を著しく向上させることができる。なお、Bの含有量は特に限定されるものではないが、大きすぎると高屈折率特性が得られなくなる場合がるため、0質量%以上12質量%以下が好ましく、0質量%以上8質量%以下がより好ましい。
また、本実施の形態の光学ガラスには、SiO、ZrOが任意成分として含まれていてもよい。SiO、ZrOが光学ガラス中に少量含有されることにより、着色をより低減し、耐失透性を改善することができる。ただし、含有量が多すぎると目的とする高屈折率特性が得にくくなる場合がある。このため、SiOの含有量は、0質量%以上4質量%以下が好ましく、0質量%以上2質量%以下がより好ましく、ZrOの含有量は、0質量%以上4質量%以下が好ましく、0質量%以上2質量%以下がより好ましい。さらに、本実施の形態の光学ガラスには、La、Y、Gd、MgO、CsO等の成分も、本発明の目的を損なわない程度であれば添加可能である。
なお、以上に説明したSn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物を除く各種成分のより好適な配合割合としては、特に限定されないが、例えば、特許文献1〜6などに開示される光学ガラスと同様の配合割合を挙げることができ、具体的には、下記(1)〜(6)に示すガラス組成が挙げられる。
(1)質量%表示で、Pを10%以上32%以下、Nbを27%以上65%以下、BaOを10%以上30%以下、Bを0%以上12%以下、TiOを0%を超え20%以下、LiOとNaOとKOを合計量で0%以上10%未満の割合で含むガラス組成。なお、このガラス組成では、更に着色をより一層抑制できるという効果が得られる。
(2)必須成分としてP、Nb、TiOを、任意成分としてWO、Biを含み、これら成分の含有量が質量%表示で、Pが17%以上30%以下、Nbが30%以上、TiOが0%を超えかつ20%以下の割合で含み、且つ、重量比Nb/(Nb+TiO+WO+Bi) が0.11以上であるガラス組成。なお、このガラス組成では、更に着色をより一層抑制できるという効果が得られる。
(3)必須成分として、P25、Bi23、Nb25、TiO2を含み、且つ、モル%表示で、P25を12%以上34%以下、Bi23を6%超かつ28%以下、Nb25をBi23含有量(モル%)の3倍未満、Li2Oを0%以上28%以下、Na2Oを0%以上16%以下含むガラス組成。なお、このガラス組成では、更に精密プレス成型に適しているという効果が得られる。
(4)質量%表示で、下記<a>〜<d>を同時に満たすガラス組成。
<a>P25:7%以上17%以下、B23:0.1%以上10%以下。
<b>Nb25:10%以上40%以下、WO3:3%以上30%以下、Bi23:11%以上55%以下、TiO2:0%以上10%以下、Ta25:0%以上15%以下。ただし、Nb25+WO3+Bi23+TiO2+Ta25:60%以上80%以下。
<c>MgO:0%以上5%以下、CaO:0%以上5%以下、SrO:0%以上5%以下、BaO:0.1%以上19%以下、ZnO:0%以上5%以下、ただし、MgO+CaO+SrO+BaO+ZnO:0.1%以上19%以下。
<d>Li2O:0%以上3%以下、Na2O:0%以上3%以下、K2O:0.1%以上6%以下。ただし、Li2O+Na2O+K2O:0.1%以上6%以下。
なお、このガラス組成では、更に、酸化鉛および酸化テルルを含まず、ガラス転移温度Tgが低く、モールドプレス成形に適しているという効果が得られる。
(5)質量%表示で、P25 5%以上60%以下、TiO2 5%以上25%以下、B23 0%以上20%以下、SiO2 0%以上30%以下、Nb25 0%以上60%以下、Ta25 0%以上20%以下、WO3 0%以上10%以下、Bi23 0%以上10%以下、ZrO2 0%以上5%以下、Al23 0%以上5%以下、MgO+CaO+SrO+BaO 0%以上20%以下、La23+Y23+Gd23 0%以上20%以下、ZnO 0%以上20%以下、Li2O 0%以上8%以下、Na2O+K2O 0%以上35%以下、ただし、Li2O+Na2O+K2O 0%以上35%以下、および上記各金属元素の1種または2種以上の酸化物の一部または全部と置換した弗化物の弗素(F)として合計0%以上8%以下含有するガラス組成物。なお、このガラス組成では、更にPbOを含まず、光線透過性により優れるという効果が得られる。
(6)質量%表示で、P2 5 17%以上32%以下、B2 3 1%以上12%以下、Nb2 5 30%以上56%以下、TiO2 3%以上16%以下、Li2 O 0%以上 5%以下、Na2 O 0%以上 5%以下、K2 O 0%以上14%以下、Li2 O+Na2 O+K2 O 1%以上14%以下の割合で含有し、且つ、TiO2 /(Nb2 5 +PbO)の重量比が0.1〜0.4であるガラス組成。なお、このガラス組成では、更にプレス成形による光学製品の製造に適した液相温度(LT)と耐失透性を有するという効果が得られる。
−Sn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物−
次に、外割で添加されるSn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物について説明する。まず、本願明細書において、Sn酸化物、Ce酸化物、Sb酸化物とは、これら酸化物を構成する金属元素の価数によらず、ガラス中に酸化物の状態で存在するものを意味する。例えば、Sn酸化物としては、SnO、SnO2などの態様が挙げられ、Ce酸化物としては、CeO2、Ce23などの態様が挙げられ、Sb酸化物としては、Sb23、Sb25などの態様が挙げられる。それゆえ、Sn酸化物の含有量A(Sn)とは、SnO、SnO2などの酸化物の合計量を意味し、Ce酸化物の含有量A(Ce)とは、CeO2、Ce23などの酸化物の合計量を意味し、Sb酸化物の含有量A(Sb)とは、Sb23、Sb25などの酸化物の合計量を意味する。
これら3種類の金属酸化物(以下、「添加剤」と称す場合がある)は、ガラス溶解時の清澄効果を高める作用を有する。これに加えて、光学ガラス中に、ガラス溶解時の還元反応によってガラスを着色する可能性のある成分(例えば、Nb、TiO、WO、Biなど)が含まれている場合には、その着色を抑制する作用も有する。なお、優れた清澄効果を有する金属酸化物としては、As酸化物が知られている。しかし、本実施の形態の光学ガラスでは、上述した3種類の添加剤を式(1)〜式(3)を満たすように用いることで清澄効果を確保するため、As酸化物を用いる必要が無い。
これら3種の添加剤の含有量は、既述したように式(1)〜式(3)に示す関係を満たすことが必要である。すなわち、A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)は、0質量%を超え3.6質量%以下であることが必要である。A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)が0質量%では、ガラス溶解時の清澄を促進できないため、残留泡欠陥が発生する。また、残留泡欠陥の発生を回避するために、ガラス原料の溶解時間を長くすると、異物欠陥が発生する。更に、ガラス溶解時の還元反応によってガラスを着色する可能性のある成分が、ガラス中に含まれる場合には、ガラスが着色してしまう。一方、A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)が、3.6質量%を超えると、添加剤がガラス中に溶け残り、異物欠陥となる上に、この異物が光の散乱源になる。これに加えて、添加剤自体による着色も生じる。さらに、Sn酸化物やCe酸化物を多量に用いている場合には、SnやCeが結晶核形成剤として機能し易くなる。このため、本実施の形態の光学ガラスが、プレス成形用ガラス素材などのように再加熱処理を経て光学素子として利用される場合には、失透してしまう場合がある。
また、式(2)に示されるように、A(Sn)+A(Ce)は0質量%を超え3.5質量%以下であることが必要である。A(Sn)+A(Ce)が、3.5質量%を超えると、添加剤がガラス中に溶け残り、異物欠陥となる上に、この異物が光の散乱源になる。これに加えて、添加剤自体による着色が生じる。さらに、SnやCeが結晶核形成剤として機能し易くなる。このため、本実施の形態の光学ガラスが、プレス成形用ガラス素材などのように再加熱処理を経て光学素子として利用される場合には、失透してしまう場合がある。
また、A(Sn)およびA(Ce)共に0質量%を超える(すなわち、Sn酸化物およびCe酸化物の双方を組み合わせて利用する)場合、Sn酸化物とCe酸化物を共存させることにより、高温域から低温域にわたり広い温度範囲でガラスの清澄効果を高めることができるためである。また、この結果、As酸化物を用いた場合や、Sb酸化物の含有量を式(3)に示すように0.1質量%以下に抑制せずに、これよりも多く用いた場合と比べても、本実施の形態に係る光学ガラスでは、優れた清澄効果を確保することが可能である。
このような効果が得られる理由についてはその詳細は不明であるが、本発明者らは以下のように推定している。まず、Sn酸化物は、高温で酸素ガスを放出し、ガラス中に含まれる微小な泡を取り込んで大きな泡にすることで浮上しやすくすることにより清澄を促す働きに優れている。これに対して、Ce酸化物は、低温でガラス中にガスとして存在する酸素をガラス成分として取り込むことにより泡を消す働きに優れている。このように、Sn酸化物とCe酸化物とでは、温度域に対する清澄効果を相互に補う関係にある。これに加えて、泡の大きさ(固化したガラス中に残留する泡(空洞)の最大径)が0.3mm以下の範囲において、Sn酸化物は比較的大きな泡も極小の泡も除く働きが強い。このためSn酸化物とともにCe酸化物を用いると、最大径が50μm以上0.3mm以下程度の大きな泡の密度が数十分の一程度にまで激減させることもできる。以上のことから、上述した効果が得られるものと推定される。
また、A(Sn)およびA(Ce)は、式(2)を満たすのであれば、その値は特に限定されず、各々0質量%を超え3.5質量%以下の範囲で任意に選択できる。しかし、上述した効果の発揮を目的としてSn酸化物とCe酸化物とを同時に用いる場合には、A(Sn)およびA(Ce)は、各々0質量%を超え3.5質量%未満の範囲が好ましい。なお、A(Sn)が3.5質量%を超えると、Sn酸化物がガラス中に溶け残り、異物として光散乱源になる。それゆえ、A(Sn)は、2.5質量%以下が好ましく、1.5%以下がより好ましく、1.0質量%以下がさらに好ましい。また、A(Ce)が3.5質量%を超えると、熔融容器を構成する耐火物や白金との反応が起こり、光学ガラス中の不純物濃度が増大する。これに加えて、このような不純物の増加は、得られた光学ガラスの表面状態に悪影響を与える。このため、金型を利用して光学ガラスを成形する場合には、光学ガラスと金型との反応も大きくなる。それゆえ、A(Ce)は、2.5質量%以下が好ましく、1.5%以下がより好ましく、1.0質量%以下がさらに好ましい。
更に、式(3)に示されるように、A(Sb)は0質量%以上0.1質量%以下であることが必要である。本実施の形態では、清澄剤としてSn酸化物やCe酸化物を用いることができるため、Sb酸化物の使用量を低減あるいはゼロにすることができる。Sb酸化物の含有量A(Sb)は0.1質量%以下であることが必要であり、0.05質量%以下であることが好ましく、0.01質量%以下であることがより好ましく、0.001質量%以下であることが更に好ましく、0質量%であることが最も好ましい。A(Sb)が、0.1質量%を超えた場合、Sb酸化物の使用量の低減が図れない。なお、A(Sn)+A(Ce)の値が少ない場合は、Sn酸化物やCe酸化物による清澄効果を補う意味で、Sb酸化物を用いてもよい。
−光学ガラスの製造方法−
本実施の形態の光学ガラスは、ガラス原料(バッチ原料と呼ばれるガラス化原料やカレット原料等)を熔解する熔解工程と、熔解して得られた熔融ガラスを清澄する清澄工程と、清澄した熔融ガラスを均質化する均質化工程と、均質化した熔融ガラスを流出して成形する成形工程とを経て作られる。このうち、清澄工程は均質化工程よりも高温で行われる。清澄工程では、ガラス中に積極的に泡を発生させて、ガラス中に含まれる微小な泡を取り込んで大きな泡にすることで浮上しやすくすることにより清澄を促す。一方、流出に向けてガラスの温度を低下させた状態では、ガラス中にガスとして存在する酸素をガラス成分として取り込むことにより泡を消す手法が有効である。
なお、ガラス原料として利用するSn酸化物としては、SnO2を利用することが好適である。SnO2は 高温で酸素ガスを効果的に放出するため、清澄効果を向上させることができるためである。
<プレス成形用ガラス素材>
次に、本実施の形態のプレス成形用ガラス素材について説明する。
本実施の形態のプレス成形用ガラス素材は、上述した本実施の形態の光学ガラスからなる。プレス成形用ガラス素材は、清澄した均質な溶融ガラスを鋳型に流し込んで成形し、得られたガラス成形体をアニールした後、切断もしくは割断してガラス片とし、このガラス片をバレル研磨して目的とするプレス成形品1個分の質量のガラス塊とすることにより得られる。こうして得られたガラス素材を加熱、軟化し、プレス成形、アニールし、研削、研磨することにより球面レンズ、プリズムなどの所望の光学素子を作ることができる。また、上記ガラス片を研削、研磨して表面を滑らかに仕上げ、精密プレス成形用のガラス素材とすることもできる。
<光学素子>
次に本実施の形態の光学素子について説明する。本実施の形態の光学素子は、上述した本実施の形態の光学ガラスを、研削、研磨、成型等により加工して得られるものである。このような光学素子としては、具体的には凸メニスカスレンズ、平凸レンズ、両凸レンズ、凹メニスカスレンズ、平凹レンズ、両凹レンズ、マイクロレンズ、レンズアレイなどの各種レンズ、プリズムなどを例示することができる。上記各種レンズは球面レンズ、非球面レンズに分類することができる。これら光学素子の表面には必要に応じて反射防止膜などのコートを施してもよい。
これら光学素子は、前述のプレス成形用ガラス素材を加熱、軟化してプレス成形し、得られた成形品をアニールした後、研削、研磨することにより得ることもできるし、精密プレス成形用ガラス素材を精密プレス成形し、必要に応じて非光学機能面を研削(例えば、レンズの心取り加工など)して得ることもできる。あるいは、清澄、均質化した溶融ガラスをプレス成形し、得られた成形品をアニールした後、研削、研磨することにより得ることもできる。
これらの光学素子は残留泡や溶解時の溶け残りなどの異物を含まず、着色が低減された光学ガラスを用いて作製されるため、高精細な撮像光学系、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視カメラ、車載カメラや、プロジェクタなどの投射光学系を構成する光学素子として好適である。
以下に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。但し、本発明は実施例に示す態様に限定されるものではない。
<ガラスの作製>
表1〜6に示すガラス組成の各々に、表7〜15に示す量の添加剤を外割で添加した組成を有するガラスが得られるようにリン酸塩、炭酸塩、硝酸塩、酸化物等を用いてガラス原料を調合した。続いて、このガラス原料を熔融容器(白金製坩堝またはシリカ坩堝)に投入して900〜1300℃の範囲で大気雰囲気中にて所定の時間熔融し、清澄、攪拌して均質化した。その後、この熔融したガラスを金型に流し込んで30℃/hrの降温速度で徐冷することによりガラス塊を得た。なお、ここで作製した32,916種のガラスについて、いずれのガラス塊も失透していないことが確認された。
次に、表7〜15に示す添加剤に、さらに0.03質量%(外割)のSbを添加したガラス、0.06質量%(外割)のSbを添加したガラス、0.10質量%(外割)のSbを添加したガラスについてもガラス塊を作製し、失透が認められないことを確認した。
<評価>
得られた131,664種の評価サンプルの残留泡欠陥、異物欠陥および着色について評価した。その結果、Sn酸化物、Ce酸化物の少なくとも一方を添加したサンプル、また、さらにSb酸化物を添加したサンプルについては、いずれも残留泡欠陥や異物欠陥が観察されず、また着色についても光学素子として問題無いレベルであることが確認された。これに対して、Sn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物のいずれも添加していないサンプルについては、残留泡欠陥や異物欠陥が観察されたり、光学素子として問題となるレベルの着色が確認された。
<評価方法および評価基準>
なお、残留泡欠陥、異物欠陥および着色の評価方法・評価基準は以下の通りである。
−残留泡欠陥−
得られたガラス塊を、表面が平坦且つ平滑となるように研磨して評価用サンプルを得た。次に、この評価サンプルの研磨面側から光学顕微鏡により、評価サンプルの深さ方向の任意の位置(ガラス内部)に焦点を合わせて残留泡欠陥の有無を観察した。なお、この時の観察倍率は100倍とした。
−異物欠陥−
得られたガラス塊を、表面が平坦且つ平滑となるように研磨して評価用サンプルを得た。次に、この評価サンプルの研磨面側から光学顕微鏡により、評価サンプルの深さ方向の任意の位置(ガラス内部)に焦点を合わせて異物欠陥の有無を観察した。なお、この時の観察倍率は100倍とした。
−着色−
得られたガラス塊を、厚みが5mmの板状に表面を鏡面研磨し、評価用サンプルを準備した。これを、別途準備した限度見本(光学素子として用いた場合に問題となるレベルのサンプル)と目視で着色度合の差を比較して、同程度の着色が観察される場合を問題ありとして判断した。
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Claims (3)

  1. 屈折率ndが1.65以上2.1以下、アッベ数νdが12以上34以下であり、
    ガラス成分として、
    を5質量%以上60質量%以下の割合で含むと共に、
    外割で、Sn酸化物、Ce酸化物およびSb酸化物が、下式(1)〜(3)を満たすように含むことを特徴とする光学ガラス。
    ・式(1) 0<A(Sn)+A(Ce)+A(Sb)≦3.6
    ・式(2) 0<A(Sn)+A(Ce)≦3.5
    ・式(3) 0≦A(Sb)≦0.1
    〔但し、上記式(1)〜(3)中、A(Sn)は、上記Sn酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Ce)は、上記Ce酸化物の含有量(質量%)を表し、A(Sb)は、上記Sb酸化物の含有量(質量%)を表す。〕
  2. 請求項1に記載の光学ガラスからなることを特徴とするプレス成形用ガラス素材。
  3. 請求項1に記載の光学ガラスを含むことを特徴とする光学素子。
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