JP2010083387A - 車両およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンの自立運転が要求された状態でPポジションへのシフト操作がなされたときには押し当てトルクTpkとロック用トルクTplとの方向を共に車両前進方向として大きさが大きい方のトルクを第2モータから駆動軸に作用させ(S190〜S210)、エンジンの負荷運転が要求された状態でPポジションへのシフト操作がなされたときには押し当てトルクTpkとロック用トルクTplとの方向を共に車両後進方向として大きさが大きい方のトルクを車両後進方向へのキャンセルトルクに加えたトルクを第2モータから駆動軸に作用させる(S240〜S260)。これにより、歯打ち音の発生の抑制とパーキングロック機構のギヤの噛み合わせとをより適正に行なうことができる。
【選択図】図2
Description
内燃機関と、
動力を入出力可能な発電機と、
車軸に第1のギヤ機構を介して接続された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との各軸に共線図上で前記駆動軸,前記出力軸,前記回転軸の順に並ぶようギヤによる3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、
前記駆動軸に第2のギヤ機構を介して接続されて動力を入出力可能な電動機と、
前記発電機および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、
前記車軸の回転に伴って回転する回転ギヤと該回転ギヤに噛み合うことにより前記車軸を回転不能に固定する固定部材とを有し、シフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに前記固定部材が前記回転ギヤに噛み合うよう作動する固定手段と、
前記内燃機関の無負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関が無負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両前進方向への前進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両前進方向への前進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が無負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関の負荷運転により前記駆動軸に作用するトルクをキャンセルするキャンセルトルクに対して前記内燃機関が負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両後進方向への後進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両後進方向への後進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクを加えたトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に第1のギヤ機構を介して接続された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との各軸に共線図上で前記駆動軸,前記出力軸,前記回転軸の順に並ぶようギヤによる3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に第2のギヤ機構を介して接続されて動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、前記車軸の回転に伴って回転する回転ギヤと該回転ギヤに噛み合うことにより前記車軸を回転不能に固定する固定部材とを有しシフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに前記固定部材が前記回転ギヤに噛み合うよう作動する固定手段と、を備える車両の制御方法であって、
前記内燃機関の無負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関が無負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両前進方向への前進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両前進方向への前進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が無負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関の負荷運転により前記駆動軸に作用するトルクをキャンセルするキャンセルトルクに対して前記内燃機関が負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両後進方向への後進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両後進方向への後進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクを加えたトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する、
ことを特徴とする。
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (3)
Claims (6)
- 内燃機関と、
動力を入出力可能な発電機と、
車軸に第1のギヤ機構を介して接続された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との各軸に共線図上で前記駆動軸,前記出力軸,前記回転軸の順に並ぶようギヤによる3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、
前記駆動軸に第2のギヤ機構を介して接続されて動力を入出力可能な電動機と、
前記発電機および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、
前記車軸の回転に伴って回転する回転ギヤと該回転ギヤに噛み合うことにより前記車軸を回転不能に固定する固定部材とを有し、シフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに前記固定部材が前記回転ギヤに噛み合うよう作動する固定手段と、
前記内燃機関の無負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関が無負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両前進方向への前進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両前進方向への前進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が無負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関の負荷運転により前記駆動軸に作用するトルクをキャンセルするキャンセルトルクに対して前記内燃機関が負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両後進方向への後進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両後進方向への後進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクを加えたトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備える車両。 - 請求項1記載の車両であって、
前記制御手段は、前記前進噛み合わせトルクとして経過時間に応じて前記前進押し当てトルクを超えて大きさが大きくなった以降に該前進押し当てトルクを超えて大きさが小さくなるトルクを用いると共に前記後進噛み合わせトルクとして経過時間に応じて前記後進押し当てトルクを超えて大きさが大きくなった以降に該後進押し当てトルクを超えて大きさが小さくなるトルクを用いて制御する手段である、
車両。 - 請求項1または2記載の車両であって、
前記制御手段は、前記内燃機関が運転停止された状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには、前記内燃機関を運転停止した状態で前記前進噛み合わせトルクが前記電動機から出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である、
車両。 - 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の車両であって、
前記制御手段は、前記前進押し当てトルクとして前記内燃機関が無負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構との全てにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクを用いると共に前記後進押し当てトルクとして前記内燃機関が負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構との全てにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクを用いて制御する手段である、
車両。 - 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の車両であって、
前記制御手段は、前記前進押し当てトルクとして前記内燃機関が無負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構との全てにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクを用いると共に前記後進押し当てトルクとして前記内燃機関が負荷運転されている状態で前記第2のギヤ機構におけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクを用いて制御する手段である、
車両。 - 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に第1のギヤ機構を介して接続された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との各軸に共線図上で前記駆動軸,前記出力軸,前記回転軸の順に並ぶようギヤによる3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に第2のギヤ機構を介して接続されて動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、前記車軸の回転に伴って回転する回転ギヤと該回転ギヤに噛み合うことにより前記車軸を回転不能に固定する固定部材とを有しシフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに前記固定部材が前記回転ギヤに噛み合うよう作動する固定手段と、を備える車両の制御方法であって、
前記内燃機関の無負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関が無負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両前進方向への前進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両前進方向への前進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が無負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の負荷運転が要求されている状態で前記シフトポジションが前記駐車ポジションに操作されたときには前記内燃機関の負荷運転により前記駆動軸に作用するトルクをキャンセルするキャンセルトルクに対して前記内燃機関が負荷運転されている状態で前記遊星歯車機構と前記第1のギヤ機構と前記第2のギヤ機構とのうち少なくとも1つにおけるギヤ同士の一方を他方に押し当てるためのトルクとして予め定められた車両後進方向への後進押し当てトルクと前記固定手段の固定部材を該固定手段の回転ギヤに噛み合わせるために経過時間に応じて大きさが変化するトルクとして予め定められた車両後進方向への後進噛み合わせトルクとのうち大きさが大きい方のトルクを加えたトルクが前記電動機から出力されて前記内燃機関が負荷運転されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する、
ことを特徴とする車両の制御方法。
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