JP2010083230A - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置のスペースやコストの増加を抑えつつ、スムーズな発進が可能なハイブリッド駆動装置を提供すること。
【解決手段】エンジン1と自動変速機7の間の動力伝達経路にモータジェネレータ6を有し、ポンプインペラ2b、タービンインペラ2c、及びロックアップクラッチ2eを有する流体クラッチ2と、エンジン1からポンプインペラ2bへのトルク伝達と、ポンプインペラ2bからエンジン1へのトルク伝達とを選択的に行えるクラッチ機構(クラッチ3、ワンウェイクラッチ4の組み合わせ)と、ポンプインペラ2bと一体回転するとともに、自動変速機7、ロックアップクラッチ2e、及びクラッチ機構(クラッチ3)を作動させる油圧を生成するオイルポンプ5と、を備える。モータジェネレータ6は、ポンプインペラ2bと一体回転するように構成される。
【選択図】図1
【解決手段】エンジン1と自動変速機7の間の動力伝達経路にモータジェネレータ6を有し、ポンプインペラ2b、タービンインペラ2c、及びロックアップクラッチ2eを有する流体クラッチ2と、エンジン1からポンプインペラ2bへのトルク伝達と、ポンプインペラ2bからエンジン1へのトルク伝達とを選択的に行えるクラッチ機構(クラッチ3、ワンウェイクラッチ4の組み合わせ)と、ポンプインペラ2bと一体回転するとともに、自動変速機7、ロックアップクラッチ2e、及びクラッチ機構(クラッチ3)を作動させる油圧を生成するオイルポンプ5と、を備える。モータジェネレータ6は、ポンプインペラ2bと一体回転するように構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジン、流体クラッチ、モータジェネレータ、及び自動変速機を備えたハイブリッド駆動装置に関し、特に、エンジンから自動変速機までの動力伝達経路にオイルポンプが接続されたハイブリッド駆動装置に関する。
従来のハイブリッド駆動装置においては、エンジン、流体クラッチ、モータジェネレータ、及び変速機を備え、エンジンから自動変速機までの動力伝達経路に変速機用オイルポンプが接続されたものがある。例えば、特許文献1では、エンジンと可変ギヤ比を有するトランスミッションとの間に、当該トランスミッションの駆動軸と常時結合されモータとして及び発電機として運転可能な電気機械と、トランスミッション用油圧ポンプと、を備え、前記エンジンと前記トランスミッションとの間に、少なくとも1つの切換え可能な第1クラッチ装置とトルクコンバータとが配設されており、前記油圧ポンプは、前記トルクコンバータと結合されているパワートレインを備えたハイブリッド駆動装置が開示されている。
特許文献1に記載のハイブリッド駆動装置において、トルクコンバータに一般的なロックアップ機構付トルクコンバータを採用した場合、第1クラッチ装置に入力されるエンジントルク振動およびそれに起因するトルク共振を抑えることができない。振動や共振を抑えるためには、ロックアップダンパに加えて、エンジンと第1クラッチ装置との間に新たにダンパを追加しなくてはならない場合があり、そうすると取り付けスペースが増加し、コストの増加を招く。
また、第1クラッチ装置にノーマルオープンタイプ(OFF時に係合するタイプ)を採用した場合、電気機械(モータジェネレータ)が駆動できない状況において、エンジンを何らかの方法で始動したとしても第1クラッチ装置が開放状態であることでトランスミッション用油圧ポンプを駆動することができず、発進不能となる。
一方、第1クラッチ装置にノーマルクローズタイプ(OFF時に非係合になるタイプ)を採用した場合、EV(Electric Vehicle)走行における発進の過程では、まず電気機械(モータジェネレータ)の回転によってトランスミッション用油圧ポンプを駆動し、発生した油圧によってトランスミッション(変速機)でギヤ比を構成し、トルクコンバータで発進する方法が考えられるが、この時、第1クラッチ装置を係合させたまま電気機械(モータジェネレータ)が回転するため、エンジンも回転してしまい、エンジン側で特殊な対策を打たない限り大きなポンピングロスが発生する。また、十分な油圧が確保できた後に第1クラッチ装置を開放して発進したとしても、発進過程において多くの時間を要し、レスポンスに劣る。
本発明の主な課題は、装置のスペースやコストの増加を抑えつつ、スムーズな発進が可能なハイブリッド駆動装置を提供することである。
本発明の第1の視点においては、エンジンと自動変速機の間の動力伝達経路にモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置であって、前記エンジンの回転動力が入力されるポンプインペラと、前記ポンプインペラからの流体を受けて回転するとともに前記自動変速機に向けて回転動力を出力するタービンインペラと、前記ポンプインペラと前記タービンインペラとを断接可能に動力を伝達するロックアップクラッチと、を有する流体クラッチと、前記エンジンと前記ポンプインペラの間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルク伝達と、前記ポンプインペラから前記エンジンへのトルク伝達とを選択的に行えるクラッチ機構と、前記ポンプインペラと一体回転するとともに、前記自動変速機、前記ロックアップクラッチ、及び前記クラッチ機構を作動させる油圧を生成するオイルポンプと、を備え、前記モータジェネレータは、前記ポンプインペラと一体回転するように構成されることを特徴とする。
本発明の前記ハイブリッド駆動装置において、前記クラッチ機構は、前記エンジンと前記ポンプインペラの間の動力伝達を断接可能なクラッチと、前記クラッチと並列に配されるとともに前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルクのみを伝達するワンウェイクラッチと、の組み合わせとすることができる。
本発明の前記ハイブリッド駆動装置において、前記クラッチ機構は、前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルクのみ伝達する第1モードと、前記ポンプインペラから前記エンジンへのトルクのみ伝達する第2モードとに切替可能なツーウェイクラッチとすることができる。
本発明の第2の視点においては、エンジンと自動変速機の間の動力伝達経路にモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置であって、前記エンジンの回転動力が入力されるポンプインペラと、前記ポンプインペラからの流体を受けて回転するとともに前記自動変速機に向けて回転動力を出力するタービンインペラと、を有する流体クラッチと、前記エンジンと前記ポンプインペラの間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルク伝達と、前記ポンプインペラから前記エンジンへのトルク伝達とを選択的に行える第1クラッチ機構と、前記ポンプインペラと前記タービンインペラとを断接可能に動力を伝達する第2クラッチ機構と、前記ポンプインペラと一体回転するとともに、前記自動変速機、前記第1クラッチ機構及び前記第2クラッチ機構を作動させる油圧を生成するオイルポンプと、を備え、前記モータジェネレータは、前記ポンプインペラと一体回転するように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、エンジンのトルク振動は、流体に充満した流体と、一般的に配置されているロックアップダンパ(図示せず)によって減衰することができるため、ダンパ機構を2重に配置する必要がなく、取り付けスペースが小さく済み、またコストを抑えることができる。また、クラッチとロックアップクラッチの断接を組み合わせることで、どのような状況下においても、エンジン、モータジェネレータのいずれによってもオイルポンプを駆動することができ、モータジェネレータによる駆動力が望めない状況でも、即座に発進、走行することができる。また、発進時において、自動変速機を発進段にし、加えてロックアップクラッチをあらかじめ係合しておくことで、発進時における駆動力のロスを低減し、燃費を向上させることができる。
本発明の実施形態1では、エンジン(図1、図5の1)と自動変速機(図1、図5の7)の間の動力伝達経路にモータジェネレータ(図1、図5の6)を有するハイブリッド駆動装置であって、前記エンジン(図1、図5の1)の回転動力が入力されるポンプインペラ(図1、図5の2b)と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)からの流体を受けて回転するとともに前記自動変速機(図1、図5の7)に向けて回転動力を出力するタービンインペラ(図1、図5の2c)と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)と前記タービンインペラ(図1、図5の2c)とを断接可能に動力を伝達するロックアップクラッチ(図1、図5の2e)と、を有する流体クラッチ(例えば、図1、図5のトルクコンバータ2)と、前記エンジン(図1、図5の1)と前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)の間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記エンジン(図1、図5の1)から前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)へのトルク伝達と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)から前記エンジン(図1、図5の1)へのトルク伝達とを選択的に行えるクラッチ機構(例えば、図1のクラッチ3とワンウェイクラッチ4の組み合わせ、図5のツーウェイクラッチ11)と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)と一体回転するとともに、前記自動変速機(図1、図5の7)、前記ロックアップクラッチ(図1、図5の2e)、及び前記クラッチ機構(例えば、図1のクラッチ3、図5のツーウェイクラッチ11)を作動させる油圧を生成するオイルポンプ(図1、図5の5)と、を備え、前記モータジェネレータ(図1、図5の6)は、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)と一体回転するように構成されている。
本発明の実施形態1では、エンジン(図1、図5の1)と自動変速機(図1、図5の7)の間の動力伝達経路にモータジェネレータ(図1、図5の6)を有するハイブリッド駆動装置であって、前記エンジン(図1、図5の1)の回転動力が入力されるポンプインペラ(図1、図5の2b)と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)からの流体を受けて回転するとともに前記自動変速機(図1、図5の7)に向けて回転動力を出力するタービンインペラ(図1、図5の2c)と、を有する流体クラッチ(例えば、図1、図5のトルクコンバータ2)と、前記エンジン(図1、図5の1)と前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)の間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記エンジン(図1、図5の1)から前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)へのトルク伝達と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)から前記エンジン(図1、図5の1)へのトルク伝達とを選択的に行える第1クラッチ機構(例えば、図1のクラッチ3とワンウェイクラッチ4の組み合わせ、図5のツーウェイクラッチ11)と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)と前記タービンインペラ(図1、図5の2c)とを断接可能に動力を伝達する第2クラッチ機構(図1、図5の2e)と、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)と一体回転するとともに、前記自動変速機(図1、図5の7)、前記ロックアップクラッチ(図1、図5の2e)、及び前記クラッチ機構(例えば、図1のクラッチ3、図5のツーウェイクラッチ11)を作動させる油圧を生成するオイルポンプ(図1、図5の5)と、を備え、前記モータジェネレータ(図1、図5の6)は、前記ポンプインペラ(図1、図5の2b)と一体回転するように構成されている。
本発明の実施例1に係るハイブリッド駆動装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るハイブリッド駆動装置の構成を模式的に示したパワートレイン図である。
図1を参照すると、実施例1に係るハイブリッド駆動装置は、エンジン1及びモータジェネレータ6の一方又は両方を駆動源として自動変速機7に回転動力を伝達する装置である。ハイブリッド駆動装置は、エンジン1と自動変速機7の間の動力伝達経路にトルクコンバータ2、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、変速機用オイルポンプ5、及びモータジェネレータ6を有し、制御系として制御ユニット8を有し、電源系としてバッテリ9を有する。
エンジン1は、燃料の燃焼により回転動力を出力する内燃機関である。エンジン1は、出力軸1aから回転動力を出力する。出力軸1aはトルクコンバータハウジング2aに固定されている。エンジン1は、インジェクタ(図示せず)からの燃料噴出量を調整(フューエルカットを含む)や、点火時期を調整する各種アクチュエータ(図示せず)を有し、エンジン回転数やエンジン水温を検出する各種センサ(図示せず)を有する。エンジン1は、燃料噴出量、点火時期等が制御ユニット8によって制御される。
トルクコンバータ2は、流体を介して回転動力を伝達する流体クラッチであり、トルク増幅作用を有するものである。トルクコンバータ2は、トルクコンバータハウジング2aと、ポンプインペラ2bと、タービンインペラ2cと、ステータ2dと、ロックアップクラッチ2eと、を有する。なお、トルクコンバータ2の代わりに、流体クラッチ(流体継ぎ手)として、トルク増幅作用のないフルードカップリングを用いてもよい。
トルクコンバータハウジング2aは、エンジン1の出力軸1aと連結されるとともに、クラッチ3の一端と連結され、ワンウェイクラッチ4の一端と連結されている。
ポンプインペラ2bは、タービンインペラ2cに向けて油圧を送る羽根車であり、エンジン1の出力軸1aに連結されたトルクコンバータハウジング2aと、並列に配されたクラッチ3及びワンウェイクラッチ4を介して連結されている。ポンプインペラ2bは、変速機用オイルポンプ5及びモータジェネレータ6(ロータ)と常時固定されている。ポンプインペラ2bは、並列に配されたクラッチ3及びワンウェイクラッチ4を介してトルクコンバータハウジング2aと接続されており、トルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bへの駆動力はクラッチ3の係合/非係合にかかわらずワンウェイクラッチ4を介して常時伝達されるが、ポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジンク2aへの駆動力は、クラッチ3が係合時のみ伝達される。
タービンインペラ2cは、ポンプインペラ2bからの油圧を受けて回転する羽根車であり、自動変速機7の入力軸7aに連結されている。
ステータ2dは、ワンウェイクラッチ2fを介してトルクコンバータ2のケース2gに固定されている。
ロックアップクラッチ2eは、流体の滑りによる動力伝達ロスを避けるため、入力側のポンプインペラ2bと出力側のタービンインペラ2cとを両者の回転差が小さいときに直結して動力を伝達するクラッチである。ロックアップクラッチ2eは、油圧作動による摩擦材式湿式クラッチが望ましい。ロックアップクラッチ2eは、ポンプインペラ2bとタービンインペラ2cよりなる流体式伝達機構と並列に連結されており、一端がポンプインペラ2bに連結され、他端がタービンインペラ2cに連結されている。ロックアップクラッチ2eは、制御ユニット8によって断接(非係合/係合)が制御される。ロックアップクラッチ2eは、非係合時にはポンプインペラ2bとタービンインペラ2cの回転差を許容するが、係合時にはポンプインペラ2bとタービンインペラ2cを一体回転させる。なお、図示していないが、ロックアップクラッチ2eは、エンジントルク振動を吸収するダンパ(ロックアップダンパ)を有する。
クラッチ3は、トルクコンバータハウジング2aとポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6との間の動力伝達を断接(非係合/係合)する装置である。クラッチ3は、油圧作動による摩擦材式湿式クラッチが望ましい。クラッチ3は、一端がトルクコンバータハウジング2aに連結され、他端がポンプインペラ2bに連結されている。クラッチ3は、動力伝達経路上、ワンウェイクラッチ4と並列に配されている。クラッチ3は、制御ユニット8によって断接(非係合/係合)が制御される。
ワンウェイクラッチ4は、エンジン1(トルクコンバータハウジング2a)の駆動力がポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6の駆動力よりも大きいときにトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6に回転動力を伝達し、エンジン1(トルクコンバータハウジング2a)の駆動力がポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6の駆動力よりも小さいときにトルクコンバータハウジング2aとポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6とが空転するフリーホイールである。ワンウェイクラッチ4は、動力伝達経路上、クラッチ3と並列に配されている。
変速機用オイルポンプ5は、主に自動変速機7においてギヤ段の構成に用いられる摩擦要素(図示せず)を作動させる油圧を生成するポンプである。変速機用オイルポンプ5は、クラッチ3及びロックアップクラッチ2eを作動させる油圧も生成する。変速機用オイルポンプ5は、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6に常時固定されており、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6と一体に回転する。変速機用オイルポンプ5は、エンジン1が回転している時は出力軸1a、トルクコンバータハウジング2a、及びワンウェイクラッチ4を介して必ず回転し、モータジェネレータ6が回転している時は必ず回転するようになっている。
モータジェネレータ6は、発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる同期発電電動機である。モータジェネレータ6は、ポンプインペラ2b及び変速機用オイルポンプ5と常時固定されておりポンプインペラ2b及び変速機用オイルポンプ5と一体に回転する。モータジェネレータ6は、並列に配されたクラッチ3及びワンウェイクラッチ4を介してトルクコンバータハウジング2aと接続されており、トルクコンバータハウジング2aからモータジェネレータ6への駆動力はクラッチ3の係合/非係合にかかわらずワンウェイクラッチ4を介して常時伝達されるが、モータジェネレータ6からトルクコンバータハウジンク2aへの駆動力は、クラッチ3が係合時のみ伝達される。モータジェネレータ6は、制御ユニット8によって制御される。
自動変速機7は、発進操作、変速操作を自動的に行う変速機である。自動変速機7は、タービンインペラ2cの回転動力を入力するための入力軸7aを有する。自動変速機7は、ギヤ段を構成するための複数の遊星歯車を有し、遊星歯車の回転要素の断接を行う摩擦要素を有し、摩擦要素を作動させるための油圧回路を有する。自動変速機7は、油圧回路において、変速機用オイルポンプ5からの圧油が入力されており、油路を切り替えたり、油圧を調整する各種アクチュエータを有する。自動変速機7の油圧回路は、ロックアップクラッチ2e及びクラッチ3の作動に用いる圧油を切替可能かつ調圧可能に供給する。自動変速機7は、制御ユニット8によって制御される。
制御ユニット8は、エンジン1、ロックアップクラッチ2e、クラッチ3、モータジェネレータ6、及び自動変速機7の動作を制御するコンピュータである。制御ユニット8は、バッテリ9と電気的に接続されている。制御ユニット8は、アクセル開度センサ、シフト位置センサ、回転センサ等の各種センサと電気的に接続されている。制御ユニット8は、所定のプログラム(データベース、マップ等を含む)に基づいて制御処理を行う。制御ユニット8の制御動作については、後述する。
バッテリ9は、放電及び充電可能な2次電池であり、制御ユニット8と電気的に接続されている。
次に、本発明の実施例1に係るハイブリッド駆動装置の動作について図面を用いて説明する。図2〜図4は、本発明の実施例1に係るハイブリッド駆動装置の動作モードを示したトルクフロー図である。
(1)EV発進・EV走行モード
図2(A)を参照すると、EV発進・EV走行モードでは、ハイブリッド駆動装置がエンジン停止状態からの発進過程において、制御ユニット(図1の8)は、まず、モータジェネレータ6を回転させ、変速機用オイルポンプ5を駆動させる。制御ユニット(図1の8)は、変速機用オイルポンプ5により発生した油圧を用いて自動変速機7の発進段を構成する。モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2の流体を介して自動変速機7に伝達され、車両を発進させることができる。ほどなく、制御ユニット(図1の8)はロックアップクラッチ2eを係合させることで、モータジェネレータ6の駆動出力を、トルクコンバータ2の流体によるエネルギー損失を伴うことなく自動変速機7に伝達される。
図2(A)を参照すると、EV発進・EV走行モードでは、ハイブリッド駆動装置がエンジン停止状態からの発進過程において、制御ユニット(図1の8)は、まず、モータジェネレータ6を回転させ、変速機用オイルポンプ5を駆動させる。制御ユニット(図1の8)は、変速機用オイルポンプ5により発生した油圧を用いて自動変速機7の発進段を構成する。モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2の流体を介して自動変速機7に伝達され、車両を発進させることができる。ほどなく、制御ユニット(図1の8)はロックアップクラッチ2eを係合させることで、モータジェネレータ6の駆動出力を、トルクコンバータ2の流体によるエネルギー損失を伴うことなく自動変速機7に伝達される。
(2)エンジン始動・走行モード
図2(B)を参照すると、エンジン始動・走行モードでは、EV走行中(図2(A)参照)においてエンジン1による駆動力が必要な場合、制御ユニット(図1の8)は、クラッチ3を係合させることで、モータジェネレータ6の駆動力をクラッチ3を介してエンジン1へ入力させ、エンジン1をクランキングさせ、エンジン1を始動させる。これにより、従来のセルモータは不要となる。一方で、モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7にも入力され、車両走行のための駆動力としても働く。始動したエンジンの駆動力は、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、ロックアップクラッチ2eを介して自動変速機7に入力され、モータジェネレータ6の駆動力とともに車両を駆動する。
図2(B)を参照すると、エンジン始動・走行モードでは、EV走行中(図2(A)参照)においてエンジン1による駆動力が必要な場合、制御ユニット(図1の8)は、クラッチ3を係合させることで、モータジェネレータ6の駆動力をクラッチ3を介してエンジン1へ入力させ、エンジン1をクランキングさせ、エンジン1を始動させる。これにより、従来のセルモータは不要となる。一方で、モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7にも入力され、車両走行のための駆動力としても働く。始動したエンジンの駆動力は、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、ロックアップクラッチ2eを介して自動変速機7に入力され、モータジェネレータ6の駆動力とともに車両を駆動する。
(3)回生モード
図3(A)を参照すると、回生モードでは、エンジン作動での走行中(図2(B)参照)に駆動力の要求がなくなり(つまりアクセルオフ)、回生モードに移る過程において、制御ユニット(図1の8)は、クラッチ3を開放することで、エンジン1を停止することができる。これにより、車両より入力された逆駆動力は、ロックアップクラッチ2eを介してモータジェネレータ6に入力され、エンジン1に吸収されることなく回生することができる。なおかつ、エンジン停止によって燃費向上を図ることができる。
図3(A)を参照すると、回生モードでは、エンジン作動での走行中(図2(B)参照)に駆動力の要求がなくなり(つまりアクセルオフ)、回生モードに移る過程において、制御ユニット(図1の8)は、クラッチ3を開放することで、エンジン1を停止することができる。これにより、車両より入力された逆駆動力は、ロックアップクラッチ2eを介してモータジェネレータ6に入力され、エンジン1に吸収されることなく回生することができる。なおかつ、エンジン停止によって燃費向上を図ることができる。
(4)再加速モード
図3(B)を参照すると、再加速モードでは、回生モード(図3(A)参照)から再加速を行う場合、制御ユニット(図1の8)は、モータジェネレータ6を駆動させることで、モータジェネレータ6の駆動力はトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力され、再加速を行うことができる。このとき、必要に応じてクラッチ3を係合させることで、エンジン1を始動させ、エンジン1とモータジェネレータ6の両方の駆動力によって再加速することができる。
図3(B)を参照すると、再加速モードでは、回生モード(図3(A)参照)から再加速を行う場合、制御ユニット(図1の8)は、モータジェネレータ6を駆動させることで、モータジェネレータ6の駆動力はトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力され、再加速を行うことができる。このとき、必要に応じてクラッチ3を係合させることで、エンジン1を始動させ、エンジン1とモータジェネレータ6の両方の駆動力によって再加速することができる。
(5)エンジン発進モード
図4(A)を参照すると、エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ(図1の9)の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット(図1の8)は、発進過程においては、モータジェネレータ6を回転させることで、変速機用オイルポンプ5を駆動し、十分な油圧が確保できたのち、クラッチ3を係合させて、エンジン1を始動することができる。その後、エンジン1の駆動力は、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
図4(A)を参照すると、エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ(図1の9)の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット(図1の8)は、発進過程においては、モータジェネレータ6を回転させることで、変速機用オイルポンプ5を駆動し、十分な油圧が確保できたのち、クラッチ3を係合させて、エンジン1を始動することができる。その後、エンジン1の駆動力は、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
(6)EV発進不能モード
図4(B)を参照すると、EV発進不能モードでは、発進過程において、制御ユニット(図1の8)は、セルモータ(図示せず)によってエンジン1を始動させることで、エンジン1の駆動力がワンウェイクラッチ4を経由し、変速機オイルポンプ5に入力され、十分な油圧を確保し、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力される。これにより、モータジェネレータ6に頼ることなく、再発進が可能となる。
図4(B)を参照すると、EV発進不能モードでは、発進過程において、制御ユニット(図1の8)は、セルモータ(図示せず)によってエンジン1を始動させることで、エンジン1の駆動力がワンウェイクラッチ4を経由し、変速機オイルポンプ5に入力され、十分な油圧を確保し、クラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力される。これにより、モータジェネレータ6に頼ることなく、再発進が可能となる。
実施例1によれば、エンジントルク振動は、トルクコンバータ2に充満した流体と、一般的に配置されているロックアップダンパ(図示せず)によって減衰することができるため、ダンパ機構を2重に配置する必要がなく、取り付けスペースが小さく済み、またコストを抑えることができる。また、クラッチ3とロックアップクラッチ2eの断接を組み合わせることで、どのような状況下においても、エンジン1、モータジェネレータ6のいずれによっても変速機用オイルポンプ5を駆動することができ、モータジェネレータ6による駆動力が望めない状況でも、即座に発進、走行することができる。また、発進時において、自動変速機7を発進段にし、加えてロックアップクラッチ2eをあらかじめ係合しておくことで、発進時における駆動力のロスを低減し、燃費を向上させることができる。
本発明の実施例2に係るハイブリッド駆動装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例2に係るハイブリッド駆動装置の構成を模式的に示したパワートレイン図である。
実施例2に係るハイブリッド駆動装置では、実施例1におけるクラッチ(図1の3)及びワンウェイクラッチ(図1の4)を廃止し、その代わりに動力伝達方向を切り替え可能なツーウェイクラッチ11(切替式フリーホイール)を用いたものである。その他の構成は、実施例1と同様である。
ツーウェイクラッチ11は、エンジン1(トルクコンバータハウジング2a)のトルクをトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6にのみ伝達する第1モードと、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6のトルクをポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6からコンバータハウジング2aにのみ伝達する第2モードとに切替可能な切替式フリーホイールである。ツーウェイクラッチ11は、制御ユニット8によって第1モードと第2モードの切り替えが制御される。
次に、本発明の実施例2に係るハイブリッド駆動装置の動作について図面を用いて説明する。図6〜図8は、本発明の実施例2に係るハイブリッド駆動装置の動作モードを示したトルクフロー図である。
(1)EV発進・EV走行モード
図6(A)を参照すると、EV発進・EV走行モードでは、ハイブリッド駆動装置がエンジン停止状態からの発進過程において、制御ユニット(図5の8)は、まず、モータジェネレータ6を回転させ、変速機用オイルポンプ5を駆動させる。制御ユニット(図5の8)は、変速機用オイルポンプ5で発生した油圧を用いて自動変速機7の発進段を構成する。モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2の流体を介して自動変速機に伝達され、車両を駆動することができる。ほどなく、制御ユニット(図5の8)は、ロックアップクラッチ2eを係合することで、モータジェネレータ6の駆動出力を、流体損失を伴うことなく自動変速機7に伝達される。このとき、ツーウェイクラッチ11は、ポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達しない方向にセットする。
図6(A)を参照すると、EV発進・EV走行モードでは、ハイブリッド駆動装置がエンジン停止状態からの発進過程において、制御ユニット(図5の8)は、まず、モータジェネレータ6を回転させ、変速機用オイルポンプ5を駆動させる。制御ユニット(図5の8)は、変速機用オイルポンプ5で発生した油圧を用いて自動変速機7の発進段を構成する。モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2の流体を介して自動変速機に伝達され、車両を駆動することができる。ほどなく、制御ユニット(図5の8)は、ロックアップクラッチ2eを係合することで、モータジェネレータ6の駆動出力を、流体損失を伴うことなく自動変速機7に伝達される。このとき、ツーウェイクラッチ11は、ポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達しない方向にセットする。
(2)エンジン始動・走行モード
図6(B)を参照すると、エンジン始動・走行モードでは、EV走行中(図6(A)参照)においてエンジン1による駆動が必要な場合、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達をする方向に切り替えることで、モータジェネレータ6の駆動力がツーウェイクラッチ11を介してエンジン1へ入力され、エンジン1をクランキングさせ、エンジン1を始動することができる。これにより、従来のセルモータは不要となる。一方で、モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7にも入力され、車両走行のための駆動力としても働く。なお、エンジン始動後は、ツーウェイクラッチ11をトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bへ動力伝達する方向に切り替え、エンジン1の駆動力を自動変速機7に伝達する。
図6(B)を参照すると、エンジン始動・走行モードでは、EV走行中(図6(A)参照)においてエンジン1による駆動が必要な場合、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達をする方向に切り替えることで、モータジェネレータ6の駆動力がツーウェイクラッチ11を介してエンジン1へ入力され、エンジン1をクランキングさせ、エンジン1を始動することができる。これにより、従来のセルモータは不要となる。一方で、モータジェネレータ6の駆動力は、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7にも入力され、車両走行のための駆動力としても働く。なお、エンジン始動後は、ツーウェイクラッチ11をトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bへ動力伝達する方向に切り替え、エンジン1の駆動力を自動変速機7に伝達する。
(3)回生モード
図7(A)を参照すると、回生モードでは、エンジン作動での走行中(図6(B)参照)に駆動力の要求がなくなり(つまりアクセルオフ)、回生モードに移る過程において、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達しない方向に切り替えることでエンジン1を停止することができる。これにより、車両より入力された逆駆動力は、ロックアップクラッチ2eを介してモータジェネレータ6に入力され、エンジン1に吸収されることなく回生することができる。なおかつ、エンジン停止によって燃費向上を図ることができる。
図7(A)を参照すると、回生モードでは、エンジン作動での走行中(図6(B)参照)に駆動力の要求がなくなり(つまりアクセルオフ)、回生モードに移る過程において、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達しない方向に切り替えることでエンジン1を停止することができる。これにより、車両より入力された逆駆動力は、ロックアップクラッチ2eを介してモータジェネレータ6に入力され、エンジン1に吸収されることなく回生することができる。なおかつ、エンジン停止によって燃費向上を図ることができる。
(4)再加速モード
図7(B)を参照すると、再加速モードでは、回生モード(図7(A)参照)から再加速を行う場合、制御ユニット(図5の8)は、モータジェネレータ6を駆動させることで、モータジェネレータ6の駆動力はトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力され、再加速を行うことができる。このとき、必要に応じてツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達する方向に切り替えることで、エンジン1を始動させ、エンジン1とモータジェネレータ6の両方の駆動力によって再加速することができる。
図7(B)を参照すると、再加速モードでは、回生モード(図7(A)参照)から再加速を行う場合、制御ユニット(図5の8)は、モータジェネレータ6を駆動させることで、モータジェネレータ6の駆動力はトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力され、再加速を行うことができる。このとき、必要に応じてツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達する方向に切り替えることで、エンジン1を始動させ、エンジン1とモータジェネレータ6の両方の駆動力によって再加速することができる。
(5)エンジン発進モード
図8(A)を参照すると、エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ(図5の9)の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット(図5の8)は、発進過程においては、ツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達する方向に切り替え、モータジェネレータ6を回転させることで、少ない電力でエンジン1を始動することができる。エンジン始動後、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bに動力伝達する方向に切り替える。これにより、エンジン1の駆動力は、ツーウェイクラッチ11とトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
図8(A)を参照すると、エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ(図5の9)の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット(図5の8)は、発進過程においては、ツーウェイクラッチ11をポンプインペラ2bからトルクコンバータハウジング2aに動力伝達する方向に切り替え、モータジェネレータ6を回転させることで、少ない電力でエンジン1を始動することができる。エンジン始動後、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bに動力伝達する方向に切り替える。これにより、エンジン1の駆動力は、ツーウェイクラッチ11とトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
(6)EV発進不能モード
図8(B)を参照すると、EV発進不能モードでは、発進過程において、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bへ動力伝達する方向に切り替え、セルモータ(図示せず)によってエンジン1を始動させることで、変速機用オイルポンプ5が駆動し、十分な油圧を確保し、ツーウェイクラッチ11、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力される。これにより、モータジェネレータ6に頼ることなく、再発進が可能となる。
図8(B)を参照すると、EV発進不能モードでは、発進過程において、制御ユニット(図5の8)は、ツーウェイクラッチ11をトルクコンバータハウジング2aからポンプインペラ2bへ動力伝達する方向に切り替え、セルモータ(図示せず)によってエンジン1を始動させることで、変速機用オイルポンプ5が駆動し、十分な油圧を確保し、ツーウェイクラッチ11、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由して自動変速機7に入力される。これにより、モータジェネレータ6に頼ることなく、再発進が可能となる。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、ツーウェイクラッチ11を用いることで、実施例1よりもさらに取り付けスペースの削減を図ることができる。
本発明の実施例3に係るハイブリッド駆動装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施例3に係るハイブリッド駆動装置の構成を模式的に示したパワートレイン図である。
実施例3に係るハイブリッド駆動装置では、実施例1に係るハイブリッド駆動装置に、エンジン1、モータジェネレータ6、及び車両ともに停止中においても駆動することができる補助用電動オイルポンプ12を追加したものである。その他の構成は実施例1と同様である。なお、補助用電動オイルポンプ12は、実施例2に係るハイブリッド駆動装置に適用してもよい。
補助用電動オイルポンプ12は、電動によって駆動するオイルポンプである。補助用電動オイルポンプ12は、変速機用オイルポンプ5を補助するためのもので、変速機用オイルポンプ5と同様に、主に自動変速機7においてギヤ段の構成に用いられる摩擦要素(図示せず)を作動させる油圧を生成する。補助用電動オイルポンプ12は、クラッチ3及びロックアップクラッチ2eを作動させる油圧も生成する。補助用電動オイルポンプ12は、制御ユニット8によって制御される。
次に、本発明の実施例3に係るハイブリッド駆動装置の動作について説明する。
(1)EV発進・EV走行モード
EV発進・EV走行モードでは、車両が停止状態において、制御ユニット8は、まず、補助用電動オイルポンプ12を作動させ、補助用電動オイルポンプ12の油圧で自動変速機7を発進段に構成する。その後、発進過程において、制御ユニット8は、モータジェネレータ6を回転させ、モータジェネレータ6の駆動力をトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7に伝達され、車両を駆動することができる。また、この時、変速機用オイルポンプ5はモータジェネレータ6の回転によって駆動するので、補助用電動オイルポンプ12を停止することができる。このとき、あらかじめロックアップクラッチ2eを係合させ、モータジェネレータ6の駆動力を、ロックアップクラッチ2eを介して自動変速機7に入力することで、流体を介する場合と比べて燃費を向上させることができる。
EV発進・EV走行モードでは、車両が停止状態において、制御ユニット8は、まず、補助用電動オイルポンプ12を作動させ、補助用電動オイルポンプ12の油圧で自動変速機7を発進段に構成する。その後、発進過程において、制御ユニット8は、モータジェネレータ6を回転させ、モータジェネレータ6の駆動力をトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7に伝達され、車両を駆動することができる。また、この時、変速機用オイルポンプ5はモータジェネレータ6の回転によって駆動するので、補助用電動オイルポンプ12を停止することができる。このとき、あらかじめロックアップクラッチ2eを係合させ、モータジェネレータ6の駆動力を、ロックアップクラッチ2eを介して自動変速機7に入力することで、流体を介する場合と比べて燃費を向上させることができる。
(2)エンジン発進モード
エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ9の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット8は、発進過程においては、補助用電動オイルポンプ12によって発生した油圧で予めクラッチ3を係合させておくことで、モータジェネレータ6の駆動力は、エンジン1に入力され、エンジン1を始動することができる。その後、エンジン1の駆動力はクラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ9の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット8は、発進過程においては、補助用電動オイルポンプ12によって発生した油圧で予めクラッチ3を係合させておくことで、モータジェネレータ6の駆動力は、エンジン1に入力され、エンジン1を始動することができる。その後、エンジン1の駆動力はクラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、補助用電動オイルポンプ12を配置することで、発進時において予め自動変速機7を発進段に構成したり、エンジン始動時において予めクラッチ3を係合しておくことで、応答性をさらに向上させることができる。
本発明の実施例4に係るハイブリッド駆動装置について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施例4に係るハイブリッド駆動装置の構成を模式的に示したパワートレイン図である。
実施例4に係るハイブリッド駆動装置では、実施例1に係るハイブリッド駆動装置に、エンジン1、モータジェネレータ6、及び車両ともに停止中においても、変速機用オイルポンプ5を補助的に駆動する補助用モータ13と、補助用モータ13(変速機用オイルポンプ5)の駆動力をポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6に伝達せず、かつ、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6と変速機用オイルポンプ5の間の動力伝達経路に配されたワンウェイクラッチ14と、を追加したものである。その他の構成は実施例1と同様である。なお、補助用モータ13及びワンウェイクラッチ14は、実施例2に係るハイブリッド駆動装置に適用してもよい。
補助用モータ13は、補助的に変速機用オイルポンプ5を駆動するモータである。補助用モータ13は、制御ユニット8によって制御される。
ワンウェイクラッチ14は、補助用モータ13(変速機用オイルポンプ5)の駆動力をポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6に伝達せず、かつ、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6の駆動力を変速機用オイルポンプ5に伝達するフリーホイールである。
次に、本発明の実施例4に係るハイブリッド駆動装置の動作について説明する。
(1)EV発進・EV走行モード
EV発進・EV走行モードでは、車両が停止状態において、制御ユニット8は、まず、補助用モータ13を作動させ、変速機用オイルポンプ5の油圧で自動変速機7を発進段に構成する。このとき、補助用モータ13から変速機用オイルポンプ5に入力された回転動力は、ワンウェイクラッチ14によって、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6に伝達されない。その後、発進過程において、制御ユニット8は、モータジェネレータ6を回転させ、モータジェネレータ6の駆動力をトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7に伝達され、車両を駆動することができる。また、この時、変速機用オイルポンプ5は、モータジェネレータ6の回転によってワンウェイクラッチ14を介して駆動するので、補助用モータ13を停止することができる。このとき、あらかじめロックアップクラッチ2eを係合させ、モータジェネレータ6の駆動力を、ロックアップクラッチ2eを介して自動変速機7に入力することで、流体を介する場合と比べて燃費を向上させることができる。
EV発進・EV走行モードでは、車両が停止状態において、制御ユニット8は、まず、補助用モータ13を作動させ、変速機用オイルポンプ5の油圧で自動変速機7を発進段に構成する。このとき、補助用モータ13から変速機用オイルポンプ5に入力された回転動力は、ワンウェイクラッチ14によって、ポンプインペラ2b及びモータジェネレータ6に伝達されない。その後、発進過程において、制御ユニット8は、モータジェネレータ6を回転させ、モータジェネレータ6の駆動力をトルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を介して自動変速機7に伝達され、車両を駆動することができる。また、この時、変速機用オイルポンプ5は、モータジェネレータ6の回転によってワンウェイクラッチ14を介して駆動するので、補助用モータ13を停止することができる。このとき、あらかじめロックアップクラッチ2eを係合させ、モータジェネレータ6の駆動力を、ロックアップクラッチ2eを介して自動変速機7に入力することで、流体を介する場合と比べて燃費を向上させることができる。
(2)エンジン発進モード
エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ9の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット8は、発進過程においては、補助用モータ13を駆動させ、変速機用オイルポンプ5によって発生した油圧で予めクラッチ3を係合させておくことで、モータジェネレータ6の駆動力は、エンジン1に入力され、エンジン1を始動することができる。その後、エンジン1の駆動力はクラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
エンジン発進モードでは、車両停車時において、バッテリ9の電力が十分でなく、モータジェネレータ6による発進が不可能な場合(但し、エンジン1を始動させることが可能な場合)、制御ユニット8は、発進過程においては、補助用モータ13を駆動させ、変速機用オイルポンプ5によって発生した油圧で予めクラッチ3を係合させておくことで、モータジェネレータ6の駆動力は、エンジン1に入力され、エンジン1を始動することができる。その後、エンジン1の駆動力はクラッチ3、ワンウェイクラッチ4、トルクコンバータ2(流体又はロックアップクラッチ2e)を経由し、自動変速機7に入力され、発進することができる。
実施例4によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、補助用モータ13を配置することで、発進時において予め自動変速機7を発進段に構成したり、エンジン始動時において予めクラッチ3を係合しておくことで、応答性をさらに向上させることができる。
1 エンジン
1a 出力軸
2 トルクコンバータ(流体クラッチ)
2a トルクコンバータハウジング
2b ポンプインペラ
2c タービンインペラ
2d ステータ
2e ロックアップクラッチ(第2クラッチ機構)
2f ワンウェイクラッチ
2g ケース
3 クラッチ(第1クラッチ機構)
4 ワンウェイクラッチ(第1クラッチ機構)
5 変速機用オイルポンプ(オイルポンプ)
6 モータジェネレータ
7 自動変速機
7a 入力軸
8 制御ユニット
9 バッテリ
11 ツーウェイクラッチ
12 補助用電動オイルポンプ
13 補助用モータ
14 ワンウェイクラッチ(第2ワンウェイクラッチ)
1a 出力軸
2 トルクコンバータ(流体クラッチ)
2a トルクコンバータハウジング
2b ポンプインペラ
2c タービンインペラ
2d ステータ
2e ロックアップクラッチ(第2クラッチ機構)
2f ワンウェイクラッチ
2g ケース
3 クラッチ(第1クラッチ機構)
4 ワンウェイクラッチ(第1クラッチ機構)
5 変速機用オイルポンプ(オイルポンプ)
6 モータジェネレータ
7 自動変速機
7a 入力軸
8 制御ユニット
9 バッテリ
11 ツーウェイクラッチ
12 補助用電動オイルポンプ
13 補助用モータ
14 ワンウェイクラッチ(第2ワンウェイクラッチ)
Claims (9)
- エンジンと自動変速機の間の動力伝達経路にモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置であって、
前記エンジンの回転動力が入力されるポンプインペラと、前記ポンプインペラからの流体を受けて回転するとともに前記自動変速機に向けて回転動力を出力するタービンインペラと、前記ポンプインペラと前記タービンインペラとを断接可能に動力を伝達するロックアップクラッチと、を有する流体クラッチと、
前記エンジンと前記ポンプインペラの間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルク伝達と、前記ポンプインペラから前記エンジンへのトルク伝達とを選択的に行えるクラッチ機構と、
前記ポンプインペラと一体回転するとともに、前記自動変速機、前記ロックアップクラッチ、及び前記クラッチ機構を作動させる油圧を生成するオイルポンプと、
を備え、
前記モータジェネレータは、前記ポンプインペラと一体回転するように構成されることを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - 前記クラッチ機構は、
前記エンジンと前記ポンプインペラの間の動力伝達を断接可能なクラッチと、
前記クラッチと並列に配されるとともに前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルクのみを伝達するワンウェイクラッチと、
の組み合わせからなることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド駆動装置。 - 前記エンジン、前記モータジェネレータ、前記自動変速機、前記ロックアップクラッチ、及び前記クラッチの動作を制御する制御ユニットを備えることを特徴とする請求項2記載のハイブリッド駆動装置。
- 前記クラッチ機構は、前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルクのみ伝達する第1モードと、前記ポンプインペラから前記エンジンへのトルクのみ伝達する第2モードとに切替可能なツーウェイクラッチであることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド駆動装置。
- 前記エンジン、前記モータジェネレータ、前記自動変速機、前記ロックアップクラッチ、及び前記ツーウェイクラッチの動作を制御する制御ユニットを備えることを特徴とする請求項4記載のハイブリッド駆動装置。
- 前記オイルポンプとは別に設けられるとともに、前記自動変速機、前記ロックアップクラッチ、及び前記クラッチ機構を作動させる油圧を生成し、電動によって駆動する補助用電動オイルポンプを備え、
前記制御ユニットは、前記補助用電動オイルポンプの動作も制御することを特徴とする請求項3又は5記載のハイブリッド駆動装置。 - 前記オイルポンプを駆動する補助用モータと、
前記ポンプインペラと前記オイルポンプの間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記ポンプインペラから前記オイルポンプへのトルクのみ伝達する第2ワンウェイクラッチと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記補助用モータの動作も制御することを特徴とする請求項3又は5記載のハイブリッド駆動装置。 - 前記ロックアップクラッチは、前記エンジンのトルク振動を吸収するダンパを備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のハイブリッド駆動装置。
- エンジンと自動変速機の間の動力伝達経路にモータジェネレータを有するハイブリッド駆動装置であって、
前記エンジンの回転動力が入力されるポンプインペラと、前記ポンプインペラからの流体を受けて回転するとともに前記自動変速機に向けて回転動力を出力するタービンインペラと、を有する流体クラッチと、
前記エンジンと前記ポンプインペラの間の動力伝達経路に設けられるとともに、前記エンジンから前記ポンプインペラへのトルク伝達と、前記ポンプインペラから前記エンジンへのトルク伝達とを選択的に行える第1クラッチ機構と、
前記ポンプインペラと前記タービンインペラとを断接可能に動力を伝達する第2クラッチ機構と、
前記ポンプインペラと一体回転するとともに、前記自動変速機、前記第1クラッチ機構及び前記第2クラッチ機構を作動させる油圧を生成するオイルポンプと、
を備え、
前記モータジェネレータは、前記ポンプインペラと一体回転するように構成されることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
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