JP2010083057A - インクジェット記録用はがき - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のはがきは、紙支持体とインク記録層と光沢層とを有し、紙支持体が木材パルプを主成分とし、CSFが500ml以上700ml以下であり、かつ、紙支持体中にアルミノケイ酸塩若しくは焼成クレーのいずれか単品又はアルミノケイ酸塩と焼成クレーとの混合品を紙支持体全体の質量に対して1〜10質量%含有し、紙支持体の両面又は記録層の反対面だけにポリアクリルアマイドが片面乾燥塗工量0.5〜2.5g/m2の範囲で又はポリビニルアルコールと表面サイズ剤とを併用したサイズ液が片面乾燥塗工量0.2〜1.5g/m2の範囲で塗工され、かつ、インク記録層は乾燥塗工量が3〜15g/m2である。
【選択図】なし
Description
紙支持体は、木材パルプを主成分としてなるが、本発明の紙支持体の基紙(以下、単に「基紙」と記載することもある。)に用いられるパルプとしては、広葉樹漂白サルファイトパルプ(LBSP)、広葉樹漂白クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹漂白サルファイトパルプ(NBSP)、針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)、脱墨パルプなどが有利に用いられる。また、必要に応じて、木材パルプ以外に、非木材パルプ、合成パルプ又は合成繊維などを用いてもよい。
インク記録層に用いる顔料としては、合成非晶質シリカを主体として使用される(好ましくは、全顔料に対して80質量%以上)が、品質に支障をきたさない程度に次の顔料を併用できる。例えば、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト等の白色無機顔料はもとより、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料も使用することができる。
インク記録層上に光沢層を形成する方法としてキャストコート法が挙げられる。このキャストコート方法としては、ウエット法、リウエット法、ゲル化法等の公知の方法を適宜使用すればよい。光沢層を得るための塗工液の塗工方式は、特に限定されるものではなく、一般の塗工方式、例えば、ブレードコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、エアナイフコーター、ダイコーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコーター、チャンブレックスコーター、リップコーター、ロッドコーターなどの塗工方式を採用することができる。
<基紙の作製>
広葉樹漂白クラフトパルプ(解離ろ水度520ml)100部に対してカチオン化澱粉(ネオタック40T、日本食品加工社製)を1.0部、酸性ロジンサイズ剤0.2部、液体硫酸バンド1部及び平均粒子径10μm、かつ、比表面積50m2/gであるアルミノシリケート複合塩(チキソレックス17:日成共益社製)を灰分5%になるよう添加量を調整して配合した紙料を長網抄紙機にて抄紙し、坪量180g/m2の本発明用の基紙を製造した。
<サイズ液の調製>
ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ社製)とオレフィン系表面サイズ剤(SS2552、星光PMC製)とを1:0.10の比率で混合し、固形分濃度4%となるように水で調製しサイズ液を得た。
<サイズ液の塗工>
得られたサイズ液を基紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり1g/m2となるようにサイズプレスで塗工し、シリンダードライヤーで乾燥した。続いて、スチールカレンダーを用いて線圧40kg/cm、25℃、2ニップ1パスの条件で表面処理を行った。
<インク記録層用塗工液の調製>
合成非晶質シリカ(ニップジェルBY400:東ソーシリカ社製)100部に、水とpH調節剤として酢酸0.5部とを添加し、カウレス分散機で固形分濃度28%の顔料スラリーを調製した。この顔料スラリーにポリビニルアルコール15部(PVA−117:クラレ社製)、ポリエチレン酢酸ビニルバインダー35部(ポリゾールAD−13−50:昭和高分子社製)、及びインク定着剤15部(SR1001:田岡化学社製)を添加・攪拌し、更に水を添加し、固形分濃度が20%のインク記録層用塗工液を得た。
<インク記録層の形成>
得られた塗工液を通信面に乾燥塗工量が8g/m2となるようにエアナイフコーターで塗工し、エアドライヤーで熱風乾燥した。さらに、ソフトカレンダーを用いて線圧30kg/cm、25℃、2ニップ1パスの条件で表面処理を行った。ここでインク記録層を形成した後のガーレー透気度は、80秒であった。
<光沢層用塗工液の調製>
顔料として凝集体形状をもつコロイダルシリカ(HS−M−20、1次粒子径25nm、凝集体粒子径280nm:日産化学社製)100質量部、ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)、離型剤としてステアリン酸カルシウム(ノプコートC−104HS:サンノプコ社製)1質量部を用いて固形分濃度20%の光沢層塗工液を得た。
<光沢層の形成>
光沢層塗工液をエアナイフコーターで絶乾塗工量8g/m2となるように塗工し、次いで硼砂3%水溶液を塗布して凝固処理を行ったのち、得られた塗工層表面が湿潤状態にあるうちに表面温度100℃のキャストドラムに圧着し、実施例1のインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙に用いるパルプを解離ろ水度680mlの広葉樹漂白クラフトパルプとした以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩が灰分2%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩が灰分9%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩の代わりに焼成クレーを用い、焼成クレー(アンシレックス93:エンゲルハード社製、平均粒子径2.8μm、BET比表面積13.8m2/g)が灰分5%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩の代わりに焼成クレーを用い、焼成クレーが灰分2%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩の代わりに焼成クレーを用い、焼成クレーが灰分9%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩を灰分3%及び焼成クレーを灰分3%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩を灰分1%及び焼成クレーを灰分1%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙中のアルミノケイ酸塩を灰分4%及び焼成クレーを灰分4%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙の両面にサイズ液を乾燥塗工量が片面当たり0.3g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙の両面にサイズ液を乾燥塗工量が片面当たり1.4g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤との混合比率を1:0.02としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤との混合比率を1:0.15としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液に使用する表面サイズ剤をオレフィン系表面サイズ剤からスチレン系表面サイズ剤(SS2562:星光PMC社製)に変更したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液に使用する表面サイズ剤をオレフィン系表面サイズ剤からASA系表面サイズ剤(SS2590:星光PMC社製)に変更したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液に使用するポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤との混合比率が1:0.10であるものを、ポリビニルアルコールとスチレン系表面サイズ剤とASAとの混合比率が1:0.05:0.05としたものに変更したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とをポリアクリルアマイド(ST5000:星光PMC社製)だけに変更し、かつ、基紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり0.6g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とをポリアクリルアマイドだけに変更し、かつ、基紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり2.4g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
インク記録層の乾燥塗工量が4g/m2としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
インク記録層の乾燥塗工量が14g/m2としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
記録層の反対面だけにサイズ液を乾燥塗工量が片面当たり0.3g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
記録層の反対面だけにサイズ液を乾燥塗工量が片面当たり1.4g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とをポリアクリルアマイド(ST5000:星光PMC社製)だけに変更し、かつ、記録層の反対面だけに乾燥塗工量が片面当たり0.6g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とをポリアクリルアマイドだけに変更し、かつ、記録層の反対面だけに乾燥塗工量が片面当たり2.4g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
インク記録層用の合成非晶質シリカ(ニップジェルBY400:東ソーシリカ社製)100部を90部とし、残りの10部を水酸化アルミニウム(ハイジライトH42M:昭和電工社製)としたこと以外は実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。
基紙に用いるパルプを解離ろ水度480mlの広葉樹漂白クラフトパルプとした以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理においてピットが多発し、品質に支障をきたした。
基紙に用いる解離ろ水度720mlの広葉樹漂白クラフトパルプとした以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、実機印刷でピック、剥けが多発し、印刷することができなかった。
基紙中のアルミノケイ酸塩が灰分0.5%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理においてピットが多発し、品質に支障をきたした。
基紙中のアルミノケイ酸塩が灰分11%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理において塗工層が脱落し、また実機印刷でブランケット汚れを起こし、印刷することができなかった。
基紙中のアルミノケイ酸塩の代わりに焼成クレーを用い、焼成クレーが灰分0.5%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理においてピットが多発し、品質に支障をきたした。
基紙中のアルミノケイ酸塩の代わりに焼成クレーを用い、焼成クレーが灰分11%となるように添加量を調整し配合したこと以外は実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理において塗工層が脱落し、また実機印刷でブランケット汚れを起こし、印刷することができなかった。
基紙中のアルミノケイ酸塩が灰分6%及び焼成クレーが灰分6%となるように添加量を調整し配合したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理において塗工層が脱落し、また実機印刷でブランケット汚れを起こし、印刷することができなかった。
基紙中のアルミノケイ酸塩及び焼成クレーを未使用としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、キャスト処理においてピットが多発し、品質に支障をきたした。
基紙の両面にサイズ液を乾燥塗工量が片面当たり0.1g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、実機印刷でピック、剥けが多発し、印刷することができなかった。
基紙の両面にサイズ液を乾燥塗工量が片面当たり1.7g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、薬品費が高く、実使用はできなかった。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤との混合比率を1:0.007としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、インク記録層塗工後の透気度が123秒と高く、キャスト処理時にピットが多発した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤との混合比率を1:0.25としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、薬品費が高く、実使用はできなかった。
サイズ液に使用する表面サイズ剤をオレフィン系表面サイズ剤からアルキルケテンダイマー(SE2360:星光PMC社製)に変更したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、インク記録層塗工後の透気度が107秒と高く、キャスト処理時にピットが多発した。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とを、酸化澱粉(王子エースA:王子コーンスターチ社製)だけに変更し、かつ、基紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり1.5g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、実機印刷で紙剥けを起こし、印刷することができなかった。
インク記録層の乾燥塗工量が2g/m2としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、インクジェット印刷適性が劣り、滲みが発生した。
インク記録層の乾燥塗工量が17g/m2としたこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、操業時の塗工層の脱落、実機印刷でのブランケットの汚れが発生した。さらに、薬品費が高く、実使用はできなかった。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とをポリアクリルアマイド(ST5000:星光PMC社製)だけに変更し、かつ、基紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり0.4g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、実機印刷で紙剥けを起こし、印刷することができなかった。
サイズ液中のポリビニルアルコールとオレフィン系表面サイズ剤とをポリアクリルアマイド(ST5000:星光PMC社製)だけに変更し、かつ、基紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり2.6g/m2となるようにサイズプレスで塗工したこと以外は、実施例1に準じインクジェット記録用はがきを作製した。しかし、薬品費が高く、実使用はできなかった。
得られたインクジェット記録用はがきは、23℃−50%RHの恒温恒湿室で24時間調湿後、同環境下でそれぞれ次に示す方法に従って、評価を行った。
市販のフルカラーインクジェットプリンター(商品名:PM−900C、セイコーエプソン社製)を用いて写真画像を印刷し、画像細部のムラの他、境界部の滲み、発色の鮮やかさ等を目視観察してインクジェット印刷適性を評価した。
◎:優れている
○:良い(実用レベル)
△:やや劣る(実用下限レベル)
×:劣る(実用に適さない)。
実機印刷機によって宛名面側に郵便番号枠、切手貼り付け枠、又はテストパターンを印刷し、白抜け部、剥けなどのピックの有無及びブランケットの汚れの程度よって評価した。前記印刷強度評価は、次に示す要領によって記述することにした。
◎:実用レベル以上
○:実用レベル
△:一部印刷に支障あり(実用レベルでない)
×:印刷不可(実用レベルでない)。
薬品資材費、ピット発生、塗工層脱落等の生産性を総合して勘案し、評価した。前記経済性の評価は、次に示す要領によって記述することにした。
◎:採算レベル以上
○:採算レベル(実用レベル)
△:採算取れず(実用レベルでない)
×:採算取れず、不適(実用レベルでない)
インクジェット記録用はがきの光沢層を観察し、ピットの発生の有無及び塗工層の脱落の有無を、次の要領によって評価した。
◎:ピット発生がなく、塗工層の脱落もなく、実用レベル
○:ピットが若干見られる及び/又は塗工層の脱落が若干見られるが実用レベル
△:ピットが発生及び/又は塗工層の脱落があり(エッジ部分のみ)、実用レベルでない
×:ピットが多発及び/又は塗工層の脱落があり(全面)、実用レベルでない
Claims (5)
- 紙支持体と、該紙支持体上に形成され、かつ、合成非晶質シリカを主体とした顔料と接着剤樹脂とを含む少なくとも1層のインク記録層と、該インク記録層上に形成された光沢層と、を有するインクジェット記録用はがきであって、
(1)前記紙支持体が木材パルプを主成分とし、そのフリーネス(CSF)が500ml以上700ml以下であり、かつ、前記紙支持体中にアルミノケイ酸塩若しくは焼成クレーのいずれか単品又はアルミノケイ酸塩と焼成クレーとの混合品を前記紙支持体全体の質量に対して1〜10質量%含有し、
(2)前記紙支持体の両面又は前記記録層の反対面だけに、ポリアクリルアマイドが片面当たりの乾燥塗工量0.5〜2.5g/m2の範囲で塗工されるか又はポリビニルアルコールと表面サイズ剤とを併用したサイズ液が片面当たりの乾燥塗工量0.2〜1.5g/m2の範囲で塗工され、
(3)前記インク記録層は、乾燥塗工量が3〜15g/m2、
であることを特徴とするインクジェット記録用はがき。 - 前記インク記録層を設けた後のJIS P 8117:1998に従って測定した透気抵抗度(ガーレー)が50秒以上100秒以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用はがき。
- 前記紙支持体の表面に塗工するポリビニルアルコールと表面サイズ剤との混合比率がポリビニルアルコール:表面サイズ剤=1:(0.01〜0.20)であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用はがき。
- 前記表面サイズ剤がオレフィン系サイズ剤、スチレン系サイズ剤若しくはアルケニル無水琥珀酸の単独使用又はこれらの混合使用であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のインクジェット記録用はがき。
- 前記光沢層がキャストコート法によって形成されたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のインクジェット記録用はがき。
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2008
- 2008-10-01 JP JP2008255925A patent/JP4834709B2/ja active Active
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