JP2010082791A - 加工廃液処理装置のフィルターユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的メッシュの粗いフィルターであっても切削屑等の加工屑を確実に分離することができるとともに、フィルターの寿命を向上されることができる廃液処理装置のフィルターユニットを提供する。
【解決手段】加工装置の加工の際に供給する加工液に加工によって発生した加工屑が混入された加工廃液を処理する加工廃液処理装置のフィルターユニット4a,4bであって、筒状に形成された濾紙41と、筒状の濾紙41の外周を覆い側面に複数の開口を備えた筒体42と、筒状の濾紙41の下端を閉塞する底板43と、筒状の濾紙41の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口441を備えた天板44と、筒状の濾紙41内に投入された微粒子粉体400とからなるフィルター40と、フィルター40を収容する水槽45とを具備している。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物を切削する切削装置等の加工装置に付設され、加工時に供給される加工液の廃液を処理する加工廃液処理装置のフィルターユニットに関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。このように表面にデバイスが形成された半導体ウエーハをストリートに沿って切断することにより、デバイスが形成された領域を分割して個々の半導体デバイスを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のストリートに沿った切断は、通常、ダイサーと呼ばれる切削装置によって行われている。この切削装置は、半導体ウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削ブレードを備えた切削手段と、切削ブレードに加工水を供給する加工水供給手段を具備し、該加工水供給手段によって切削水を回転する切削ブレードに供給することにより切削ブレードを冷却するとともに、切削ブレードによる被加工物の切削部に加工水を供給しつつ切削作業を実施する。
上述したように切削時に供給された加工液にはシリコンや窒化ガリウム系化合物半導体を切削することによって発生する切削屑が混入される。この半導体素材からなる切削屑が混入された加工廃液は環境を汚染することから、加工廃液処理装置を用いて切削屑を除去した後に、再利用したり廃棄している。(例えば、特許文献1参照。)
特開2004−230527号公報
しかるに、加工廃液処理装置には切削屑を分離するための濾過フィルターが配設されているが、切削屑を確実に分離するためにはメッシュの細かいフィルターを用いる必要がある。切削屑を確実に分離することができるメッシュの細かいフィルターは高価であり、経済的に必ずしも満足し得るものではない。
このような問題を解消するために本出願人は、比較的メッシュの粗いフィルターであっても切削屑等の加工屑を確実に分離することができる加工廃液処理装置として、濾過フィルターを構成する筒状の濾紙内にシリカ等の微粒子粉体を投入した加工廃液処理装置を特願2007−270493号として提案した。
而して、上記特願2007−270493号として提案した加工廃液処理装置によって処理される加工廃液の流量はフィルターの処理能力より少ないので、フィルターの濾紙内に投入されたにシリカ等の微粒子粉体がフィルターの下部に沈殿してフィルターの下部に局部的に目詰まりが生じ、フィルターの寿命が短縮されるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、比較的メッシュの粗いフィルターであっても切削屑等の加工屑を確実に分離することができるとともに、フィルターの寿命を向上させることができる加工廃液処理装置のフィルターユニットを提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、加工装置の加工の際に供給する加工液に加工によって発生した加工屑が混入された加工廃液を処理する加工廃液処理装置のフィルターユニットにおいて、
筒状に形成された濾紙と、該筒状の濾紙の外周を覆い側面に複数の開口を備えた筒体と、該筒状の濾紙の下端を閉塞する底板と、該筒状の濾紙の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口を備えた天板と、該筒状の濾紙内に投入された微粒子粉体とからなるフィルターと、
該フィルターを収容する水槽と、を具備している、
加工廃液処理装置のフィルターユニットが提供される。
上記水槽は、上記フィルターの底板から筒体の外周面と隙間を設けて立設して形成された環状の外周壁によって形成されている。
また、上記水槽は、上記フィルターの筒状の濾紙の下端を閉塞する底板の外径より大きい外径を有する円形状の底壁と、該底壁の外周縁から立設して形成された環状の外周壁とによって形成されている。
上記微粒子粉体は、粒径が0.5〜2.0μmのシリカからなる。
本発明によれば、フィルターを構成する筒状の濾紙内に微粒子粉体が投入されているので、この微粒子粉体が筒状の濾紙の内面に付着し濾過効率が向上するため、加工廃液に混入している加工屑を確実に分離することができる。従って、メッシュの比較的粗い安価な濾紙を使用することが可能となる。
また、本発明によれば、フィルターを収容する水槽を具備しているので、フィルターによって濾過された加工水は水槽に流出して水槽を満たすため、フィルターは常に加工水によって満たされている状態となる。従って、フィルター内に投入されているシリカからなる微粒子粉体が全体に浮遊するので、筒状の濾紙が局部的に目詰まりを生ずることはない。
以下、本発明に従って構成された加工廃液処理装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には本発明に従って構成された加工廃液処理装置の要部斜視図が示されており、図2には図1に示す加工廃液処理装置の要部分解斜視図が示されている。
図示の実施形態における加工廃液処理装置は、加工廃液を収容する廃液タンク2と、該廃液タンク2に収容された加工廃液を送給するポンプ3と、該ポンプ3によって送給された加工廃液を濾過するための第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bを具備している。
廃液タンク2は、端壁に廃液流入口21を備えており、該廃液流入口21が図示しない切削装置等の加工装置に装備される加工廃液送出手段に接続される。この廃液タンク2の上壁に加工廃液を送給するポンプ3が配設されている。このように構成された廃液タンク2は、支持基台5の上面に配設される。
第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bは、それぞれフィルター40と、該フィルター40を収容する水槽45とからなっている。フィルター40は、筒状に形成された濾紙41と該濾紙41の外周を覆う筒体42と筒状の濾紙41の下端を閉塞する底板43と、筒状の濾紙41の上端を閉塞する天板44とを有している。フィルター40を構成する筒状の濾紙41は、放射状に複数折り畳まれて形成され、濾過面積が増大するように構成されている。なお、筒状の濾紙41は、例えば粒径が0.3〜0.4μm以下の粒子は通過することができるメッシュの比較的安価な濾紙が用いられている。この筒状の濾紙41の外周を覆う筒体42は、側面に複数の開口421が形成されている。また、上記筒状の濾紙41の上端を閉塞する天板44には、中央部に廃液導入口441が設けられている。このように構成された第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bのフィルター40には、筒状の濾紙41内に粒径が0.5〜2.0μmのシリカからなる微粒子粉体400が投入されている。
第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bを構成する水槽45は、図1および図2に示す実施形態においてはフィルター40を構成する底板43と一体的に形成されている。即ち、図1および図2に示す実施形態における水槽45は、フィルター40を構成する底板43から筒体42の外周面と隙間を設けて立設して形成された外周壁452によって形成されている。この水槽45を形成する外周壁452の上端は、筒体42の上端と略同じ高さ位置に形成されている。
次に、第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bを構成する水槽45の他の実施形態について、図3を参照して説明する。
図3に示す実施形態における第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bは、フィルター40と該フィルター40を収容する水槽45がそれぞれ別体によって構成されている。水槽45は、上記フィルター40を構成する筒状の濾紙41の下端を閉塞する底板43の外径より大きい外径を有する円形状の底壁451と、該底壁451の外周縁から立設して形成された環状の外周壁452とを有するカップ状に形成されている。図示の実施形態における水槽45の底板43の上面には、固定手段としての永久磁石453が装着されている。なお、水槽45を形成する環状の外周壁452の上端は、上記図1および図2に示す水槽45の外周壁452と同様にフィルター40を構成する筒体42の上端と略同じ高さ位置に形成されている。このように構成された水槽45にフィルター40を収容する際には、底板43の上面に装着された永久磁石453にフィルター40を構成する底板43を吸着させることによって固定する。このようにして水槽45にフィルター40を収容すると、フィルター40を構成する筒体42の外周面と水槽45を形成する環状の外周壁452の内周面との間には隙間が設けられる。
上述したようにフィルター40と水槽45とからなる第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bは、図1に示すように支持基台5に配設された廃液タンク2の上側に配置されたフィルターラック6に配設される。フィルターラック6は、図2に示すように矩形状に形成された底壁61と、該底壁61の両側縁から立設された側壁62、63と、底壁61の両端縁から立設された端壁64、65とからなっており、4本の支持柱66によって支持され、上記支持基台5に配設された廃液タンク2の上側に配置されている。フィルターラック6は、底壁61と側壁62、63および端壁64、65によって上記第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bによって加工屑が分離された濾過済み加工液を収容する加工液貯留槽60を形成している。そして、フィルターラック6を構成する底壁61には、加工液貯留槽60に貯留された濾過済み加工液を排出する排出口611が設けられている。なお、この排出口611は、図示しない加工装置に装備された加工液供給手段または廃棄手段に接続されている。また、フィルターラック6を構成する底壁61の上面には、上記第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bを支持するための第1の支持台67aおよび第2の支持台67bが配設されている。この第1の支持台67aおよび第2の支持台67b上に上記第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bが載置される。
次に、上述した廃液タンク2に収容された加工廃液を上記第1のフィルターユニット4aおよび第2のフィルターユニット4bに送給するための加工廃液送給手段について、図4を参照して説明する。
図4に示す加工廃液送給手段7は、上記廃液タンク2に収容された加工廃液を送給するポンプ3と、該ポンプ3に接続された配管71と、該配管71と第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40の廃液導入口441および第2のフィルターユニット4bを構成するフィルター40の廃液導入口441とを接続する配管71aおよび71bと、該配管71と配管71aおよび71bとの間に配設された電磁切り換え弁72を具備している。この電磁切り換え弁72は、除勢(OFF)している状態では配管71と配管71aおよび71bとの連通を遮断しており、一方の電磁コイル72aを附勢(ON)すると配管71と配管71a が連通し、他方の電磁コイル72bを附勢(ON)すると配管71と配管71bが連通するようになっている。なお、配管71aおよび配管71bには、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40および第2のフィルターユニット4bを構成するフィルター40に送給される加工廃液の圧力を検出する第1の圧力検出手段73aおよび第2の圧力検出手段73bが配設されている。この第1の圧力検出手段73aおよび第2の圧力検出手段73bは、その検出信号を後述する制御手段に送る。
図4を参照して説明を続けると、図示の実施形態における加工廃液処理装置は、上記第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40および第2のフィルターユニット4bを構成するフィルター40に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段8を具備している。圧縮空気供給手段8は、圧縮空気源81と、該圧縮空気源81と上記加工廃液送給手段7の配管71aおよび配管71bと接続する配管82aおよび配管82bと、該配管82aおよび配管82bにそれぞれ配設された第1の比例電磁式リリーフ弁83aおよび第2の比例電磁式リリーフ弁83bとからなっている。
また、図示の実施形態における加工廃液処理装置は、上記圧力検出手段73a、73bからの圧力信号を入力し、上記ポンプ3、電磁切り換え弁72、第1の比例電磁式リリーフ弁83aおよび第2の比例電磁式リリーフ弁83bに制御信号を出力する制御手段9を具備している。この制御手段9は、上記支持基台5の上面に載置される。
図示の実施形態における加工廃液処理装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
廃液タンク2に収容された加工廃液を処理するに際しては、制御手段9は先ずポンプ3を作動するとともに、電磁切り換え弁72の一方の電磁コイル72aを附勢(ON)する。この結果、ポンプ3によって送給された加工廃液は、配管71、電磁切り換え弁72、配管71aおよび廃液導入口441を介して第1のフィルター4aを構成するフィルター40に導入される。第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40に導入された加工廃液は、筒状の濾紙41によって濾過され、再生された加工液となって筒状の濾紙41の外周を覆う筒体42の側面に形成された複数の開口421を通して水槽45に流出する。水槽に流出した濾過された加工液は、水槽45を満たすと外周壁452の上端から流出してフィルターラック6の加工液貯留槽60に落下する。なお、上記第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40によって濾過される加工廃液は、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40内に投入されているシリカからなる微粒子粉体400が筒状の濾紙41の内面に付着し濾過性能が向上するため、加工廃液に混入している加工屑を確実に分離することができる。従って、メッシュの細かい高価な濾紙を使用することなく加工屑を確実に分離することができる。また、フィルター40によって濾過された加工液は水槽45に流出して該水槽を満たすため、フィルター40内は常に加工廃液によって満たされている状態となる。従って、フィルター40内に投入されているシリカからなる微粒子粉体400が全体に浮遊するので、筒状の濾紙41が局部的に目詰まりを生ずることはない。
上述したように第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40および水槽40からフィルターラック6の加工液貯留槽60に流出した濾過された加工液は、加工液貯留槽60に形成された排出口611から図示しない加工装置に装備された加工液供給手段によって再循環されるか、廃棄手段を介して廃棄される。
なお、上述したように第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40に加工廃液を導入する際には、制御手段9は圧縮空気供給手段8の第1の比例電磁式リリーフ弁83aを附勢(ON)するとともに、流出圧力が例えば1.5気圧になるように印加電圧を制御する。この結果、圧縮空気源81の圧縮空気が第1の比例電磁式リリーフ弁83aによって1.5気圧に減圧され、配管71bおよび廃液導入口441を介して第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40に導入される。従って、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40に導入され加工廃液には1.5気圧の圧力が作用することになる。この結果、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40内に投入されているシリカからなる微粒子粉体400は、筒状の濾紙41の内面に確実に付着するので、濾過効率が維持される。
以上のようにして、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40による加工廃液の処理を実施していると、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40の筒状の濾紙41の内側には加工屑が堆積する。筒状の濾紙41の内側に加工屑が堆積すると、加工液が筒状の濾紙41を通過しし難くなり、フィルターとしての機能が失われる。このように筒状の濾紙41の内側に加工屑が堆積すると、筒状の濾紙41内の圧力が上昇する。そして、筒状の濾紙41内の圧力が例えば2気圧になると、上記第1の圧力検出手段73aから出力される圧力信号を入力した制御手段9は、電磁切り換え弁72の他方の電磁コイル72bを附勢(ON)する。従って、配管71と配管71aの連通が遮断されて、配管71と配管71bが連通する。この結果、ポンプ3によって送給された加工廃液は、配管71、電磁切り換え弁72、配管71bおよび廃液導入口441を介して第2のフィルター4bを構成するフィルター40に導入される。また、制御手段9は、圧縮空気供給手段8の第2の比例電磁式リリーフ弁83bを附勢(ON)するとともに、流出圧力が例えば1.5気圧になるように印加電圧を制御する。この結果、ポンプ3によって送給された加工廃液は、第2のフィルターユニット4bを構成するフィルター40によって上記第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40と同様に処理される。
一方、制御手段9は、圧縮空気供給手段8の第1の比例電磁式リリーフ弁83aの流出圧力が例えば3気圧になるように印加電圧を制御する。この結果、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40の筒状の濾紙41の内側に滞留している加工廃液が、強制的に濾過されて筒状の濾紙41の外周を覆う筒体42の側面に形成された複数の複数の開口421を通してフィルターラック6の加工液貯留槽60に流出せしめられる。そして、第1の比例電磁式リリーフ弁83aの流出圧力が例えば3気圧になるように印加電圧を制御してから所定時間経過したならば、制御手段9は第1の比例電磁式リリーフ弁83aを除勢(OFF)する。このようにして、第1のフィルターユニット4aを構成するフィルター40の筒状の濾紙41の内側に滞留している加工廃液を排出したならば、このフィルターを廃棄し新しいフィルターと交換する。この間に加工廃液の処理は上述したように第2のフィルターユニット4bを構成するフィルター40によって実施されるので、加工装置の作業を中断する必要はない。
本発明に従って構成されたフィルターユニットを装備した加工廃液処理装置の要部斜視図。 図1に示す加工廃液処理装置の要部を分解して示す斜視図。 図1に示す加工廃液処理装置に装備されるフィルターユニットの他の実施形態を示す断面図。 本発明に従って構成された加工廃液処理装置の構成ブロック図。
符号の説明
2:廃液タンク
21:廃液流入口
3:ポンプ
4a:第1のフィルターユニット
4b:第2のフィルターユニット
40:フィルター
400:微粒子粉体
41:筒状の濾紙
42:筒体
421:複数の開口
43:底板
44:天板
441:廃液導入口
45:水槽
451:底壁
452:外周壁
5:支持基台
6:フィルターラック
60:加工液貯留槽
661:排出口
7:加工廃液送給手段
72:電磁切り換え弁
73a:第1の圧力検出手段
73b:第2の圧力検出手段
8:圧縮空気供給手段
81:圧縮空気源
83a:第1の比例電磁式リリーフ弁
83b:第2の比例電磁式リリーフ弁
9:制御手段

Claims (4)

  1. 加工装置の加工の際に供給する加工液に加工によって発生した加工屑が混入された加工廃液を処理する加工廃液処理装置のフィルターユニットにおいて、
    筒状に形成された濾紙と、該筒状の濾紙の外周を覆い側面に複数の開口を備えた筒体と、該筒状の濾紙の下端を閉塞する底板と、該筒状の濾紙の上端を閉塞するとともに加工廃液を導入する廃液導入口を備えた天板と、該筒状の濾紙内に投入された微粒子粉体とからなるフィルターと、
    該フィルターを収容する水槽と、を具備している、
    加工廃液処理装置のフィルターユニット。
  2. 該水槽は、該フィルターの該底板から該筒体の外周面と隙間を設けて立設して形成された環状の外周壁によって形成されている、請求項1記載の加工廃液処理装置のフィルターユニット。
  3. 該水槽は、該フィルターの該筒状の濾紙の下端を閉塞する該底板の外径より大きい外径を有する円形状の底壁と、該底壁の外周縁から立設して形成された環状の外周壁とによって形成されている、請求項1記載の加工廃液処理装置のフィルターユニット。
  4. 該微粒子粉体は、粒径が0.5〜2.0μmのシリカからなる、請求項1から3のいずれかに記載の加工廃液処理装置のフィルターユニット。
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