JP2010082683A - 加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワークWを載置して支持するワーク支持部4,6と、ワーク支持部4,6に対して往復移動するパンチ5とを備え、パンチ5に、往復移動の往路でワークWの側縁部Waに往復移動の方向と交差する向きの押圧力を加えるしごき部11aと、往復移動の復路でワークWの側縁部Waを切削する切削加工部11bとが設けられている加工装置。
【選択図】図3
Description
ワークを載置して支持するワーク支持部と、
前記ワーク支持部に対して往復移動するパンチと、を備え、
前記パンチに、前記往復移動の往路で前記ワークの側縁部に前記往復移動の方向と交差する向きの押圧力を加えるしごき部と、前記往復移動の復路で前記ワークの側縁部を切削する切削加工部とが設けられている点にある。
また、本発明の第1の特徴構成では、ワークをワーク支持部によって継続的に支持したままの状態で、同じパンチによる往路での押圧加工と復路での切削加工とが連続的に行われるので、往路での押圧加工から復路での切削加工の完了まで、ワークとパンチの位置関係が全く変化せず、そのため非常に高い寸法精度が得られる。
前記ボルスタと前記下型との間、及び、前記スライダと前記上型との間の少なくとも一方に弾性支持体が介装されており、
前記スライダを前記ボルスタへ近接させる加圧操作に伴う前記弾性支持体の収縮に基づいて前記往路が形成され、前記加圧操作の解除に伴う前記弾性支持体の伸張に基づいて前記復路が形成される点にある。
本発明による加工装置は、前工程において別の金型(不図示)によって剪断加工を終えたワークWを加工対象とする。図2に示すように、ワークWの端面Waには、前工程での剪断加工によってダレWpやバリWqなどの欠点が形成されている。本発明による加工装置は、これらの欠点を合理的に矯正することを目的とする。
図1に示すように、本発明による加工装置は、プレス機100と金型50とを有する。
プレス機100は、水平に延設された固定ベッド20と、固定ベッド20の上方で水平に延設されたスライダ21とを有する一般的なプレス機である。スライダ21はラム22を介して油圧機構またはギヤ伝導機構によって固定ベッド20に対して略鉛直な軸心Xに沿って上下駆動可能に設けられている。固定ベッド20の上面にはボルスタ23が固定されている。
下型1は、有底筒状の固定ダイス3と、固定ダイス3の内面に沿って上下に摺動移動可能な可動ダイス4と、概して軸心Xと平行に延びた筒状のパンチ5とを備える。上型2は平面視において可動ダイス4と類似した形状のストリッパ6を備える。可動ダイス4とストリッパ6とがワークWを載置して支持するワーク支持部となる。本実施形態ではワーク支持部はワークWを上下から挟着支持する可動ダイス4とストリッパ6とで構成されているが、ワークWを真空ポンプによって発生された負圧や強力な磁力によって吸引することで可動ダイス4及びストリッパ6のいずれか一方などに支持する構成の変形例も実施可能である。
このような構成とすることによって、スライダ21の下降及び上昇操作に基づいて、可動ダイス4とストリッパ6とで挟着支持されたワークWを、パンチ5に対して上下に往復移動させることが可能になる。
パンチ5は、筒状のパンチ本体10と、パンチ本体10の上縁部の内面に、径方向内側に突出するように取り付けられた環状加工部11と、前記上縁部から上方に延出されたヒール部12とからなる。環状加工部11とヒール部12とは、軸心X回りに切れ目無く連続して延びている。
環状加工部11の内面側には、往復移動の往路でワークWの端面Wa(側縁部の一例)に往復移動の方向と交差する向きの押圧力を加えるしごき部11aと、往復移動の復路でワークWの端面Waを切削する切削加工部11bとが設けられている。
環状加工部11は全周に渡ってパンチ本体10よりも硬度や靭性の高いハイス鋼などで形成されており、パンチ本体10に対してボルトなどによって着脱自在に取り付けられたカートリッジ式となっている。
切削加工部11bは、しごき部11aの鉛直に延びた下端部位と、この下端部位からパンチ本体10の鉛直な内面に向かって延び、パンチ5の内周面よりもさらに内径側に中心を有する概して円弧状の部位11Rとからなる。しごき部11aの鉛直に延びた下端部位と円弧状の部位11Rとは約90°の角度をなすことで、ここに切削刃を形成している。
尚、可動ダイス4には少なくとも2つの貫通孔(不図示)が形成されており、パンチ5の下部は、これらの貫通孔に挿通されてボルスタ23の上に固定される脚部(不図示)によって構成されている。
また、可動ダイス4には、プレス機100とは別に設けられた圧縮空気源からパンチ5の切削加工部11bの付近に向かって圧縮空気を送り込むための複数の通気路4cが軸心Xに対して傾斜した姿勢で形成されている。
本発明の加工装置による加工操作は、スライダ21の下降操作に基づく往路で行われる「しごき加工」と、スライダ21の上昇操作に基づく復路で行われる「切削加工」との連続的な実施によって実現される。
また、可動ダイス4の外周には、可動ダイス4の上面よりも径方向内側に引退した凹部4dが形成されている。スライダ21からの圧力が解除された状態において、この凹部4dの上端は、パンチ5の切削加工部11bと略対向するように配置されている。凹部4dは、パンチ5の切削加工部11bの下方に形成された凹部と協働して、切削屑を閉じ込めるための概して閉鎖された空間を形成している。この閉鎖空間Sは、切削屑のストリッパ6や可動ダイス4の表面への移動を規制し、同時に、圧縮空気の流路を制御することで切削屑を切削加工部11bから確実に落下させる役目を果たしている。
〈1〉図7に示すように、しごき部11aと切削加工部11bとを、別々に着脱自在なカートリッジ状に設けることも可能である。勿論、しごき部のみをカートリッジ状とする、或いは、切削加工部のみをカートリッジ状とする等の変形も可能である。また、しごき部11aと切削加工部11bは必ずしもカートリッジ状とする必要はなく、両部位がパンチ本体10と一体的に成形された構成としても良い。
2 上型(ワーク支持部)
4 可動ダイス(ワーク支持部)
5 パンチ
6 ストリッパ(ワーク支持部)
8 クッション(弾性支持体)
11 環状加工部
11a しごき部(押圧部)
11b 切削加工部
20 固定ベッド
21 スライダ
23 ボルスタ
100 プレス機
Wa ワークWの端面(側縁部)
W ワーク
Claims (4)
- ワークを載置して支持するワーク支持部と、
前記ワーク支持部に対して往復移動するパンチと、を備え、
前記パンチに、前記往復移動の往路で前記ワークの側縁部に前記往復移動の方向と交差する向きの押圧力を加えるしごき部と、前記往復移動の復路で前記ワークの側縁部を切削する切削加工部とが設けられている加工装置。 - 前記ワーク支持部は、プレス機のボルスタに支持された下型と、プレス機のスライダに支持された上型とを備え、
前記ボルスタと前記下型との間、及び、前記スライダと前記上型との間の少なくとも一方に弾性支持体が介装されており、
前記スライダを前記ボルスタへ近接させる加圧操作に伴う前記弾性支持体の収縮に基づいて前記往路が形成され、前記加圧操作の解除に伴う前記弾性支持体の伸張に基づいて前記復路が形成される請求項1に記載の加工装置。 - 前記しごき部が前記パンチに対して着脱自在なカートリッジ状に構成されている請求項1または2に記載のプレス加工装置。
- 前記切削加工部が前記パンチに対して着脱自在なカートリッジ状に構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載のプレス加工装置。
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JP2008257506A JP5382411B2 (ja) | 2008-10-02 | 2008-10-02 | 加工装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101254A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Sanei Kogyo:Kk | 打抜き体の製造方法 |
JP2019155436A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | トヨタ紡織株式会社 | 歯部を有する部品の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS606224A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 積層板打抜き金型 |
JPS6182937A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-26 | Nissan Motor Co Ltd | 中空素材の製造方法 |
JPS63303678A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-12 | Toyota Motor Corp | バリ取り方法 |
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- 2008-10-02 JP JP2008257506A patent/JP5382411B2/ja not_active Expired - Fee Related
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