JP2010082366A - 遊技球のスクリュー式払出装置 - Google Patents

遊技球のスクリュー式払出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】遊技球の重力に起因するスクリューの回転負荷を軽減できる遊技球のスクリュー式払出装置の提供。
【解決手段】タンク1は遊技球の貯留空間Sを形成している貯留部2と、この貯留部2から突出して設けられスクリュー10を収容するスクリュー収容部20とを有する。スクリュー10はスクリュー収容部20に鉛直な姿勢で収容され貯留空間Sに対し露出している。スクリュー収容部20の下部および上部のそれぞれには払出用排出口および回収用排出口がそれぞれ設けられている。相反する2方向のうちの一方向へのスクリュー10の回転により遊技球をタンク1から払出用排出口23に搬送し、一方向とは逆向きの他方向へのスクリュー10の回転によりタンク1から回収用排出口に遊技球を搬送する。
【選択図】図1−1

Description

本発明は、タンクに貯留された遊技球をスクリューによりタンクの外に搬出して遊技球の払出しを行う遊技球のスクリュー式払出装置に関する。
従来の遊技球のスクリュー式払出装置において、タンクは弾球遊技機の背面上部に設けられていて、弾球遊技機の左右方向に長い形状を成している。タンクの底部の左右方向の一端には、タンクと同方向に長く上方向に開口した凹部が形成されている。スクリューはその凹部に略水平に倒れた姿勢で収容されていて、電動モータを駆動源として回転するようになっている。凹部の一端には、遊技球の排出口が設けられていて、この排出口にスクリューの搬送方向の前端部が挿入されている。凹部は上方向に開口しているため、遊技球はスクリューを上方から覆ってタンクに貯留される。スクリューが回転すると、遊技球はスクリューの螺旋羽により凹部内を排出口に向かって搬送されタンクの外に排出される。(特許文献1参照)
特開2007−175327号公報
前述した従来のスクリュー式払出装置において、スクリューはタンクの底部で略水平に倒れた姿勢で配置されている。このため、スクリューには、このスクリューの上方に積もった大量の遊技球の重力が真上から作用することになる。これによるスクリューの回転負荷は、電動モータの脱調の原因となる。電動モータが脱調すると、スクリューによる遊技球の搬送が一時的に滞るため、遊技球の払出数不足の原因になる。
そこで、スクリューを駆動する電動モータとして、スクリューの回転負荷よりも十分に大きなトルクを出力できるものを選択することが考えられる。しかし、電動モータは出力トルクが大きいほど外形寸法が大きく、外形寸法の大きな電動モータの使用はスクリュー式払出装置を大型化させることになるため、好ましくない。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、遊技球の重力に起因するスクリューの回転負荷を軽減できる遊技球のスクリュー式払出装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
〔1〕 本発明は、タンクに貯留された遊技球をスクリューにより前記タンクの外に搬出する遊技球のスクリュー式払出装置において、前記スクリューの設置姿勢が鉛直または略鉛直な姿勢に設定され、前記スクリューを相反する2方向に回転させることが可能な駆動装置と、前記タンクに設けられ前記スクリューの下部に対して前記スクリューの径方向に対向して位置する払出用排出口と、前記タンクに設けられ前記スクリューの上部に対して前記スクリューの径方向に対向して位置する回収用排出口とを備え、前記相反する2方向のうちの一方向への前記スクリューの回転により遊技球を前記タンクから前記払出用排出口に搬送し、前記一方向とは逆向きの他方向への前記スクリューの回転により前記タンクから前記回収用排出口に遊技球を搬送することを特徴とする。
この「〔1〕」に記載の本発明においては、スクリューの設置姿勢が鉛直または略鉛直な姿勢に設定されている。これにより、タンクに貯留された大量の遊技球の重力がスクリューに真上から作用しないようにすることができ、遊技球の重力に起因するスクリューの回転負荷を軽減できる。
また、「〔1〕」に記載の本発明においては、相反する2方向のうちの一方向へのスクリューの回転により遊技球を払出用排出口に搬送し、一方向とは逆向きの他方向へのスクリューの回転により遊技球を搬送する。これにより、タンクから遊技球を排出させる手段と、払出しのための遊技球の流れと回収のための遊技球の流れを切り換える手段とを、同一手段(スクリューと駆動装置)によって実現できる。
〔2〕 本発明は「〔1〕」に記載の発明において、前記タンクは、遊技球の貯留空間を形成する貯留部と、前記スクリューが前記貯留空間に対して露出した状態で収容されたスクリュー収容部とを備え、前記スクリュー収容部は、前記払出用排出口と、前記回収用排出口と、前記貯留空間に対して前記スクリューを露出させるとともに前記貯留部から前記スクリュー収容部内に遊技球を導入する導入口と、前記払出用排出口と前記回収用排出口の間において前記スクリューの軸方向に延び前記スクリューの軸周りの遊技球の回転を規制する回転規制部と、前記導入口の開口方向および前記スクリューの軸方向の両方に直交する方向における前記スクリューからの遊技球の脱落を防止する第1脱落防止部とを備え、前記導入口の上方には、前記スクリューから前記貯留空間側への遊技球の脱落を防止する第2脱落防止部が設けられたことを特徴とする。
この「〔2〕」に記載の本発明において、タンクの貯留部に貯留された遊技球は、スクリュー収容部の導入口からスクリューの螺旋羽間に導かれる。この状態において、スクリューが回転すると、遊技球は回転規制部によりスクリューの軸周りの回転を規制されて、螺旋羽間に保持される。スクリューが相反する2方向のうちの一方に回転した場合、螺旋羽間に保持された遊技球は、螺旋羽により払出用排出口に搬送され、この払出用排出口からタンクの外に搬出される。遊技球が螺旋羽間に保持されてから払出用排出口に達するまでの間、導入口の開口方向およびスクリューの軸方向の両方に直交する方向におけるスクリューからの遊技球の脱落が第1脱落防止部によって防止される。
一方、スクリューが一方向とは逆向きの他方向に回転した場合、螺旋羽間に保持された遊技球は、螺旋羽により回収用排出口に搬送され、この回収用排出口からタンクの外に搬出される。この回収用排出口への遊技球の搬送時には、払出用排出口への搬送時と同様に、遊技球が螺旋羽間に保持されてから回収用排出口に達するまでの間、導入口の開口方向およびスクリューの軸方向の両方に直交する方向におけるスクリューからの遊技球の脱落が第1脱落防止部によって防止されるだけでなく、導入口の上方におけるスクリューから貯留空間側への遊技球の脱落が第2脱落防止部によって防止される。これにより、遊技球の回収用排出口への円滑な搬送を実現できる。
〔3〕 本発明は「〔1〕」に記載の発明において、前記タンクは、遊技球の貯留空間を形成する貯留部と、前記スクリューが前記貯留空間に対して露出した状態で収容されたスクリュー収容部とを備え、前記スクリュー収容部は、前記払出用排出口と、前記回収用排出口と、前記貯留空間に対して前記スクリューを露出させるとともに前記貯留部から前記スクリュー収容部内に遊技球を導入する導入口と、前記払出用排出口と前記回収用排出口の間において前記スクリューの軸方向に延び前記スクリューの軸周りの遊技球の回転を規制する回転規制部と、前記導入口の開口方向および前記スクリューの軸方向の両方に直交する方向おける前記スクリューからの遊技球の脱落を防止する脱落防止部とを備え、前記スクリューの設置姿勢は、前記貯留部側と反対側に傾斜した略鉛直な姿勢に設定されたことを特徴とする。
この「〔3〕」に記載の本発明においても、前述の「〔2〕」に記載の発明と同様にして、払出排出口への遊技球の搬送および回収用払出口への遊技球の搬送が行われるとともに、これらの搬送時のどちらにおいて、遊技球が螺旋羽間に保持されてから回収用排出口に達するまでの間、導入口の開口方向およびスクリューの軸方向の両方に直交する方向におけるスクリューからの遊技球の脱落が脱落防止部によって防止される。
特に「〔3〕」に記載の本発明は、スクリューの設置姿勢が貯留部側と反対側に傾斜した略鉛直な姿勢に設定されていることにより、回収用排出口への遊技球の搬送時に、スクリューから貯留空間側への遊技球の脱落を防止できる。
〔4〕 本発明は「〔1〕」〜「〔3〕」のいずれか1に記載の発明において、前記スクリューの螺旋羽の縁部には上方向に突起した突起部が設けられ、この突起部の上端と前記スクリューの軸棒との間隔は、遊技球の半径よりも大きく設定されたことを特徴とする。
この「〔4〕」に記載の本発明においては、回収用排出口への遊技球の搬送時に、螺旋羽の上面側で突起部とスクリューの軸棒との間に遊技球の一部が挿入された状態になるので、その遊技球は突出部により軸棒から離れる方向の移動を規制される。これにより、回収用排出口への遊技球の搬送時におけるスクリューからの遊技球の脱落を生じにくくすることができる。
本発明によれば、前述したように、遊技球の重力に起因するスクリューの回転負荷を軽減できる。また、払出排出口と回収用排出口の切換えのための特別な装置を設けずに、遊技球の払出しのための遊技球の流れと、回収の遊技球の流れとを切り換えることができる。
本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態について図1−1〜図1−5を用いて説明する。図1−1は本発明の第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置の主要部を弾球遊技機の左後斜め上方から見たときの斜視図である。図1−2は図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の上面図である。図1−3は図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の左側面図である。図1−4は図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の右側面図である。図1−5は図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の背面図である。
図1−1〜図1−5において、1は、弾球遊技機が設置された店の島設備に設けられた球循環システム装置によって、主に供給されることになる遊技球を貯留するタンクである。このタンク1は弾球遊技機の背面上部に設けられるものであり、弾球遊技機の左右方向に長い形状を成している。図1−1ではタンク1の右端部のみを示している。タンク1は、遊技球100(図1−3参照)の貯留空間Sを形成する貯留部2と、スクリュー10が貯留空間Sに対して露出した状態で収容されたスクリュー収容部20とを備えている。
スクリュー収容部20は、貯留部2の右側部の前後方向における中央部に右方向に突出して設けられている。また、このスクリュー収容部20は、上下方向に延びた形状を成していて、貯留部2の底部2aよりも下方に突出している。スクリュー10は、このスクリュー収容部20内で鉛直な姿勢を成すよう設置されている。スクリュー10の軸棒11の下端部および上端部のそれぞれには、軸棒11よりも小径の回転軸部11b,11aが突出して形成されている。下板部21には回転軸部11aが挿通される軸孔21aが設けられていて、上板部22には回転軸部11bが挿通される軸孔22aが設けられている。回転軸部11a,11bが軸孔21a,22aのそれぞれに挿通されていることによって、スクリュー10はスクリュー収容部20に回転可能に支持されている。
図1−4に示すように、スクリュー収容部20の右側下部には払出用排出口23が設けられている。スクリュー収容部20の右側上部には回収用排出口24が設けられている。スクリュー収容部20の左側部には、貯留空間Sに対してスクリュー10を露出させるとともに貯留部2からスクリュー収容部20内に遊技球を導入する導入口25が設けられている。なお、タンク1内の底面は、払出用排出口23に向かって下り勾配に傾斜して、貯留している遊技球100をスクリュー収容部20側へと誘導するようにしている。
図1−3,図1−4に示すように、スクリュー収容部20の右側部における払出用排出口23と回収用排出口24の間には、スクリュー10の軸周りの遊技球100(図1−3に示してある)の回転を規制する回転規制部26A,26Bが設けられている。回転規制部26A,26Bは両方ともスクリューの軸方向に延びた板状を成していて、互いに間隔27を隔てて位置している。その間隔27には、スクリュー10が左側から僅かに挿入されている。回転規制部26Aの左側の面とスクリュー10との位置関係は、図示してないが、回転規制部26Aによってスクリュー10の軸周りの遊技球100の回転が規制された状態において、鉛直方向に延びる遊技球100の中心線とスクリュー10の回転の中心線とを前後方向において重ならせる位置関係に設定されている。回転規制部26Bの左側の面とスクリュー10との位置関係も、図示してないが、回転規制部26Bによってスクリュー10の軸周りの遊技球100の回転が規制された状態において、鉛直方向に延びる遊技球100の中心線とスクリュー10の回転の中心線とを前後方向において重ならせる位置関係に設定されている。回転規制部26A,26B間の間隔27、払出用排出口23および回収用排出口24は互いに連続した開口部であり、全体でI字形の開口部を成している。
図1−5に示すように、払出用排出口23からは払出用通路30が延びている。この払出用通路30は弾球遊技機の前面下部に設けられた球受け皿(図示してない)に連通している。回収用排出口24からは回収用通路31が延びている。この回収用通路31は弾球遊技機の背面下部に設けられた出口(図示してない)を有し、この出口から排出された遊技球は、球循環システム装置へと回収されることになる。
スクリュー収容部20および回収用通路31の上方には、スクリュー10の駆動装置40が設けられている。この駆動装置40は、弾球遊技機の背面に設けられた制御装置(図示してない)によって駆動制御される正逆転可能な電動モータ41(例えばステッピングモータ)と、この電動モータ41の出力をスクリュー10の上側の回転軸部11bに伝達するかさ歯車42,43と備えている。電動モータ41の回転方向に応じてスクリュー10は相反する2方向のうちの一方向か、この一方向と逆向きの他方向かに回転することになる。なお、電動モータ41の出力をスクリュー10に伝達する手段はかさ歯車42,43に限らず、他の形態の歯車を用いたものや、プーリと伝動ベルトを用いたものなど、電動モータ41の出力をスクリュー10に伝達できるものであればよい。
タンク1の貯留部2に貯留された遊技球は、スクリュー収容部20の導入口25からスクリュー10の螺旋羽12間に導かれる。この状態において、スクリュー10が回転すると、遊技球100は回転規制部26Aまたは回転規制部26Bによりスクリュー10の軸周りの回転を規制されて、螺旋羽12間に保持される。スクリュー10が相反する2方向のうちの一方に回転した場合、螺旋羽12間に保持された遊技球100は、螺旋羽12により払出用排出口23に搬送され、この払出用排出口23からタンク1の外の払出用通路30に排出される。一方、スクリュー10が他方向に回転した場合、螺旋羽12間に保持された遊技球100は、螺旋羽12により回収用排出口24に搬送され、この回収用排出口24からタンク1の外の回収用通路31に排出される。
払出し際の電動モータ41の制御は、前面側(遊技者と対峙する側)の遊技盤面に設けられた遊技領域において遊技球100が入賞口に入賞したことの検知を契機に開始される。この制御では、その入賞に対応する所定数の遊技球100が賞球として払出用通路30へと排出されるまで電動モータ41を例えば相反する2方向のうちの一方向に回転させる。払出用通路30への遊技球100の排出数は、電動モータ41(ステッピングモータ)のステップ数に基づいて計算される。本実施形態では電動モータ41の1回転につき遊技球が1つ払い出されるように設定されている。
回収の際の電動モータ41の制御は、遊技終了時などの所定タイミングで開始される。この制御では、電動モータ41を相反する2方向のうちの他方向に回転させる。この制御における電動モータ41の他方向への回転数は、貯留部2内の全ての遊技球100が回収用通路31に排出されるのに十分な回転数に予め設定されている。
図1−3に示すように、スクリュー収容部20には、導入口25の開口方向(左右方向)およびスクリュー10の軸方向の両方に直交する方向(前後方向)におけるスクリュー10からの遊技球の脱落を防止する第1脱落防止部50A,50Bが設けられている。第1脱落防止部50Aはスクリュー10と前方で対向して位置するスクリュー収容部20の内壁面から成っている。第1脱落防止部50Bはスクリュー10と前方で対向して位置するスクリュー収容部20の内壁壁面から成っている。第1脱落防止部50A,50Bはいずれも、スクリュー10の軸棒11との間に遊技球100を1つだけ挿入可能な間隔を隔てている。遊技球100が螺旋羽12間に保持されてから払出用排出口23に達するまでの間、および、遊技球100が螺旋羽12間に保持されてから回収用排出口24に達するまでの間、導入口25の開口方向およびスクリュー10の軸方向の両方に直交する方向におけるスクリュー10からの遊技球の脱落が第1脱落防止部50A,50Bによって防止される。
図1−1,図1−3に示すように、スクリュー10による遊技球100の回収用排出口24への搬送は、遊技球100を螺旋羽12により押し上げることにより行われるため、スクリュー10における上側の部分ほど遊技球100の脱落が懸念される。そこで、導入口25の上方には、スクリュー10の上部から貯留空間S側への遊技球の脱落を防止する第2脱落防止部51が設けられている。この第2脱落防止部51は板状に形成されていて、スクリュー10を挟んで回収用排出口24と対向して位置している。また、第2脱落防止部51の前後方向中央には、スクリュー10の貯留空間S側におけるスクリュー10の軸周りの遊技球の回転を許容する、スクリュー10の軸周りの円弧状に湾曲した板状の許容部51aを有する。
第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置によれば次の効果を得られる。
第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置においては、スクリュー10の設置姿勢が鉛直に設定されている。これにより、タンク1に貯留された大量の遊技球100の重力がスクリュー10に真上から作用しないようにでき、遊技球100の重力に起因するスクリュー10の回転負荷を軽減できる。
第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置においては、相反する2方向のうちの一方向へのスクリュー10の回転により遊技球100を払出用排出口23に搬送し、一方向とは逆向きの他方向へのスクリュー10の回転により回収用排出口24に遊技球を搬送する。これにより、タンク1から遊技球100を排出させる手段と、払出しのための遊技球100の流れと回収のための遊技球100の流れを切り換える手段とを、同一手段(スクリュー10と駆動装置40)によって実現できる。
第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置は、遊技球100の払出用排出口23への搬送時、遊技球100が螺旋羽12間に保持されてから払出用排出口23に達するまでの間、導入口25の開口方向(左右方向)およびスクリュー10の軸方向の両方に直交する方向(前後方向)におけるスクリュー10からの遊技球100の脱落を第1脱落防止部50A,50Bによって防止する。これにより、払出数不足を防止できる。
第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置は、遊技球100の回収用排出口24への搬送時、遊技球100が螺旋羽12間に保持されてから回収用排出口24に達するまでの間、導入口25の開口方向およびスクリュー10の軸方向の両方に直交する方向におけるスクリュー10からの遊技球100の脱落を第1脱落防止部50A,50Bによって防止するとともに、導入口25の上方におけるスクリュー10から貯留空間S側への遊技球100の脱落を第2脱落防止部51によって防止する。これにより、回収用排出口24への遊技球100の搬送を円滑に行うことができる。
第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置のスクリューは、図2−1,図2−2に示すスクリュー60に替えてもよい。図2−1は螺旋羽の縁部に突起部を設ける改良が施されたスクリューを示す図である。図2−2は図2−1のii−ii断面図である。
図2−1,図2−2に示すように、スクリュー60の螺旋羽12の縁部には、上方向に突起した突起部61が設けられている。この突起部61の突端とスクリュー60の軸棒11との間隔寸法Fは、遊技球100の半径寸法Rよりも大きく設定されている。これにより、回収用排出口24への遊技球の搬送時に、螺旋羽12の上面側で突起部61とスクリュー60の軸棒11との間に遊技球100の一部が挿入された状態になり、その遊技球100が突起部61により軸棒11から離れる方向の移動を規制されることになる。したがって、回収用排出口24への遊技球の搬送時におけるスクリュー60からの遊技球100の脱落を生じにくくすることができる。
また、螺旋羽12における突起部61の範囲は、螺旋羽12の下端から第2脱落防止部51に覆われる螺旋羽12の部分の手前までの範囲に設定されている。これにより、スクリュー60から回収用排出口24に向かう方向への遊技球の離脱が阻害されることはない。
なお、スクリュー10をスクリュー60に替えた場合でも、スクリュー10の場合と同様に、遊技球100が螺旋羽12間に保持されてから回収用排出口24に達するまでの間、導入口25の開口方向およびスクリュー60の軸方向の両方に直交する方向におけるスクリュー60からの遊技球100の脱落は第1脱落防止部50A,50Bによって防止され、さらに、導入口25の上方におけるスクリュー60から貯留空間S側への遊技球100の脱落は第2脱落防止部51によって防止される。したがって、スクリュー60の上部における螺旋羽12に突起部61が設けられていなくても、スクリュー60の上部からの遊技球100の脱落は防止される。
<第2実施形態>
第2実施形態について図3−1〜図3−5を用いて説明する。図3−1は本発明の第2実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置の主要部を弾球遊技機の左後斜め上方から見たときの斜視図である。図3−2は図3−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の上面図である。図3−3は図3−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の左側面図である。図3−4は図3−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の右側面図である。図3−5は図3−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の背面図である。なお、図3−1〜図3−5に示すもののうち、前出の図1−1〜図1−5に示したものと同等のものについては、図1−1〜図1−5に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置は、第1実施形態における第2脱落防止部51や改良されたスクリュー60の突起部61の代替えとして、スクリュー10の設置姿勢が貯留部2側と反対側(右側)に傾斜した略鉛直な姿勢に設定されている。スクリュー10の鉛直線に対する傾斜角度θは、スクリュー10を後方から見たときの螺旋羽12の縁部が水平な姿勢、または右側の部分ほど下がって位置する傾斜した姿勢になるよう設定されている。回転規制部26A,26Bもスクリュー10と同角度に傾斜している。なお、図3−5に示す傾斜角度θの一例は15°である。
第2実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置においては、スクリュー10の設置姿勢が貯留部2側と反対側(右側)に傾斜した略鉛直な姿勢に設定されている。これにより、タンク1に貯留された大量の遊技球100の重力がスクリュー10に真上から作用しないようにでき、遊技球100の重力に起因するスクリュー10の回転負荷を軽減できる。
なお、本発明はスクリュー10の設置姿勢が傾斜した姿勢であることと第2脱落防止部51や突起部61とが互いに完全な代替関係にあることに限定するものではなく、スクリュー10の傾斜と第2脱落防止部51や突起部61との組合せによってスクリュー10からの貯留空間S側への遊技球100の脱落を防止するものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置の主要部を弾球遊技機の左後斜め上方から見たときの斜視図である。 図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の上面図である。 図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の左側面図である。 図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の右側面図である。 図1−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の背面図である。 螺旋羽の縁部に突起部を設ける改良が施されたスクリューを示す図である。 図2−1のii−ii断面図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技球のスクリュー式払出装置の主要部を弾球遊技機の左後斜め上方から見たときの斜視図である。 図2−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の上面図である。 図2−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の左側面図である。 図2−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の右側面図である。 図2−1に示したスクリュー式払出装置の主要部の背面図である。
符号の説明
1 タンク
2 貯留部
2a 底部
10 スクリュー
11 軸棒
11a,11b 回転軸部
12 螺旋羽
20 スクリュー収容部
21 下板部
22 上板部
23 払出用排出口
24 回収用排出口
25 導入口
26A,26B 回転規制部
27 間隔
30 払出用通路
31 回収用通路
40 駆動装置
41 電動モータ
42,43 かさ歯車
50A,50B 第1脱落防止部
51 第2脱落防止部
51a 許容部
60 スクリュー
61 突起部
100 遊技球
S 貯留空間
F 間隔寸法
R 半径寸法
θ 傾斜角度

Claims (4)

  1. タンクに貯留された遊技球をスクリューにより前記タンクの外に搬出する遊技球のスクリュー式払出装置において、
    前記スクリューの設置姿勢が鉛直または略鉛直な姿勢に設定され、
    前記スクリューを相反する2方向に回転させることが可能な駆動装置と、前記タンクに設けられ前記スクリューの下部に対して前記スクリューの径方向に対向して位置する払出用排出口と、前記タンクに設けられ前記スクリューの上部に対して前記スクリューの径方向に対向して位置する回収用排出口とを備え、
    前記相反する2方向のうちの一方向への前記スクリューの回転により遊技球を前記タンクから前記払出用排出口に搬送し、前記一方向とは逆向きの他方向への前記スクリューの回転により前記タンクから前記回収用排出口に遊技球を搬送する
    ことを特徴とする遊技球のスクリュー式払出装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記タンクは、遊技球の貯留空間を形成する貯留部と、前記スクリューが前記貯留空間に対して露出した状態で収容されたスクリュー収容部とを備え、
    前記スクリュー収容部は、前記払出用排出口と、前記回収用排出口と、前記貯留空間に対して前記スクリューを露出させるとともに前記貯留部から前記スクリュー収容部内に遊技球を導入する導入口と、前記払出用排出口と前記回収用排出口の間において前記スクリューの軸方向に延び前記スクリューの軸周りの遊技球の回転を規制する回転規制部と、前記導入口の開口方向および前記スクリューの軸方向の両方に直交する方向における前記スクリューからの遊技球の脱落を防止する第1脱落防止部とを備え、
    前記導入口の上方には、前記スクリューから前記貯留空間側への遊技球の脱落を防止する第2脱落防止部が設けられた
    ことを特徴とする遊技球のスクリュー式払出装置。
  3. 請求項1に記載の発明において、
    前記タンクは、遊技球の貯留空間を形成する貯留部と、前記スクリューが前記貯留空間に対して露出した状態で収容されたスクリュー収容部とを備え、
    前記スクリュー収容部は、前記払出用排出口と、前記回収用排出口と、前記貯留空間に対して前記スクリューを露出させるとともに前記貯留部から前記スクリュー収容部内に遊技球を導入する導入口と、前記払出用排出口と前記回収用排出口の間において前記スクリューの軸方向に延び前記スクリューの軸周りの遊技球の回転を規制する回転規制部と、前記導入口の開口方向および前記スクリューの軸方向の両方に直交する方向おける前記スクリューからの遊技球の脱落を防止する脱落防止部とを備え、
    前記スクリューの設置姿勢は、前記貯留部側と反対側に傾斜した略鉛直な姿勢に設定された
    ことを特徴とする遊技球のスクリュー式払出装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、
    前記スクリューの螺旋羽の縁部には上方向に突起した突起部が設けられ、この突起部の上端と前記スクリューの軸棒との間隔は、遊技球の半径よりも大きく設定された
    ことを特徴とする遊技球のスクリュー式払出装置。
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